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落書き帳から選び抜いた珠玉の記事集

「町」と「村」音読み、訓読み、どっちが多数派?

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記事数=21件/更新日:2004年7月25日/編集者:オーナー グリグリ

○○市は、すべて「○○し」と読みますが、「町」と「村」については、「まち」と「ちょう」、「むら」と「そん」と、音読みと訓読みの両方が存在します。その分布に規則性はあるのでしょうか?

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[259]2001年5月25日
YSK
[265]2001年5月27日
グリグリ
[355]2001年9月3日
かず
[356]2001年9月6日
miki
[373]2001年9月9日
ケン
[375]2001年9月10日
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[379]2001年9月12日
f
[380]2001年9月12日
f
[382]2001年9月14日
かず
[383]2001年9月14日
miki
[384]2001年9月14日
Issie
[2421]2002年8月5日
ただの地理好き
[2423]2002年8月5日
まがみ
[2426]2002年8月6日
Fero
[2428]2002年8月6日
Issie
[2432]2002年8月7日
YSK
[2435]2002年8月7日
でるでる
[2442]2002年8月7日
Issie
[3307]2002年9月24日
うるう
[3313]2002年9月24日
うるう
[28707]2004年5月28日
YSK

[259] 2001年 5月 25日(金)00:01:04【1】YSK さん
「町」と「村」の読み方について
最近このHPを見つけました。いろいろな情報を楽しみながら拝見
しておりますそこで、皆さんのお知恵をお借りしたく、書き込みをいたします都道府県とは関係ないのですがu町」と「村」
が場所によって「まち」だったり、「ちょう」だったり、「むら」
だったり、「そん」だったりすることには、何か歴史的な背景が
あるのでしょうか?
概ね、東日本=「まち」・「むら」、西日本=「ちょう」・「そ
ん」(ただし、「そん」は沖縄県や岡山県など一部にのみ存在)
という傾向にあるようですが、例外的に、北海道はすべて「ちょう」
(森町を除く)、福岡県はすべて「まち」(遠賀町を除く)などと
なっており、宮城県のように「まち」と「ちょう」がほぼ拮抗して
いる県もあります何かおわかりの方轄穽います長々とすみませんでした。
[265] 2001年 5月 27日(日)11:08:59オーナー グリグリ
Re:「町」と「村」の読み方について
YSKさんへ
「町」と「村」の読み方については、どこかの資料に詳しい記述があったのですが、どの資料だったか思い出せません。
・「日本の地名がわかる事典」(1998年7月) 浅井建爾 日本実業出版社
・「日本の地理がわかる事典」(1997年3月) 浅井建爾 日本実業出版社
・「日本地理の雑学事典」(1995年6月) 浅井建爾 日本実業出版社
上記のいずれかだと思うんですが、全部図書館で借りてきた本なので(f^^;
今は確認できません。どなたかわかりますか?
歴史的な背景とかについては記述がなかったように記憶していますが。
[355] 2001年 9月 3日(月)19:43:31かず さん
マチ?チョウ?
はじめまして!
地図が好きで好きで、地理マニアを自称していたのですが、
ここに来てびっくり!再勉強しなくては!。
ということで、質問なのですが、
市町村の「町」の中で、
○○町を「マチ」と読んだり「チョウ」と読んだり
町によって様々ですよね。
千葉県に住んでいたとがあるのですが、
千葉県を含め関東地方はだいたい「マチ」と読みますよね。
あと、たしか静岡県は「チョウ」と読んでいたような気がします。
私は北海道で生まれ育って、今も北海道なのですが、
北海道内ではほとんど「チョウ」と読み、「マチ」と読むのは
森町だけだと思います。
これって、いつ誰が決めるのかなってのが、
10年来疑問だったのですが、
どなたかご存じですか?
[356] 2001年 9月 6日(木)16:39:04miki さん
「まち」と「ちょう」について
島根県の六日市町と掛合町、山梨県の西桂町はいずれも「まち」でしたが、「ちょう」に変更しています。
このように「まち」や「ちょう」などの読み方を誰が決めるのかは、多分町村が決めるのではないかと思います。
余談ですが、広島県のように豊町だけが「まち」で、ほかは「ちょう」という所もありますしね...。
[373] 2001年 9月 9日(日)10:46:00ケン さん
まちとちょう、むらとそん
まちとちょう、むらとそんの読み方がすべてそろっている県
広島県
佐賀県
大分県
以上です。
静岡県の森町はまちです。
[375] 2001年 9月 10日(月)18:07:23Issie さん
Re:マチ?チョウ?
こういうページも作ってあります。

http://www.tt.rim.or.jp/~ishato/tiri/data/matimura.htm
全国都道府県別「町村」読み方分布表

市町村コードが導入された1969年4月1日現在の町村名で
「まち/ちょう」「むら/そん」の読み方を数えてみました。

ただ,作成後数箇所で元データの間違い(←私の間違い)がみつかっているので,ごくわずかの数え間違いがあります。
近いうちに訂正版をアップするつもりでいます。

ご参考までに。
[379] 2001年 9月 12日(水)21:35:06f さん
Re:マチ?チョウ?
http://www.post.yusei.go.jp/newnumber/down_2.htm
のデータを元に平成13年7月1日現在版で数えてみました。
ちょう まち そん むら
全国 1253 735 80 486
北海道 153 1 0 24
青森 1 33 0 25
岩手 20 10 0 16
宮城 38 21 0 2
秋田 0 50 0 10
山形 1 26 0 4
福島 0 52 0 28
茨城 0 46 0 17
栃木 0 35 0 2
群馬 0 33 0 26
埼玉 0 39 0 10
千葉 0 43 0 5
東京 0 5 0 8
神奈川 0 17 0 1
新潟 0 56 0 35
富山 0 18 0 8
石川 0 27 0 6
福井 22 0 0 6
山梨 29 8 0 20
長野 1 35 0 67
岐阜 55 0 0 30
静岡 48 1 0 4
愛知 47 0 0 10
[380] 2001年 9月 12日(水)21:35:53f さん
Re:マチ?チョウ?
続きです。
三重 47 0 0 9
滋賀 42 0 0 1
京都 31 0 0 1
大阪 10 0 0 1
兵庫 66 0 0 0
奈良 20 0 0 17
和歌山 36 0 0 7
鳥取 31 0 4 0
島根 35 6 0 10
岡山 56 0 12 0
広島 66 1 5 1
山口 37 0 5 0
徳島 37 1 8 0
香川 38 0 0 0
愛媛 44 0 0 14
高知 25 0 4 15
福岡 1 64 0 8
佐賀 28 9 1 4
長崎 66 4 0 1
熊本 0 63 2 18
大分 5 31 1 10
宮崎 28 0 7 0
鹿児島 73 0 4 5
沖縄 16 0 27 0
[382] 2001年 9月 14日(金)01:13:59かず さん
Re:マチ?チョウ?
みなさん数々の情報ありがとうございます。
とても参考になりまた。
Issieさんのページの分布表、考察もとてもわかりやすくまとめられていて
興味深く読ませてもらいました。
ちなみに、北海道の町に関して「まち」が2つになっていましたね。fさんが数えられたものもそうですが私も1つだと思うのですが、たぶんIssieさんのページのデータが1969年ということなので、以後合併、編入された町の中に「まち」と読む町があったのだろうと思いますがちなみにどこなのでしょう?
道産子としてとても気になるのです。
[383] 2001年 9月 14日(金)16:57:44miki さん
382へのレス。
それなら尻岸内町です。
現在の恵山町ですね。
名称変更の際、「まち」を「ちょう」に変更したみたいですが...。
私はそこまではよく知りません。m(_ _)m
[384] 2001年 9月 14日(金)20:49:47Issie さん
恵山町
そう,そう。
miki さんの仰るとおり,問題の場所は旧尻岸内町,現恵山町です。

私が1969年現在のデータをまとめたのは,単に標本数が多いからです。
誰にでも明らかなように,この30年間で「町村」の数は確実に減っていますからね。
各都道府県の動向を考えるにはできるだけ標本数が多い方がいいに決まっていますから,「できるだけ古いデータを」というわけで1969年現在のデータで数えたわけです。
でも,この30年間に少なくない町が「まち」から「ちょう」へ,あるいはその逆の改称をしています。ですから,当時の数字と今の数字に違いがあるのは当然なのです。
[2421] 2002年 8月 5日(月)22:56:22ただの地理好き さん
町と村
 「OO町」・「OO村」の読み方は何か法則でもあるのでしょうか?簡単に調べてみると「OO町」は大方、東日本で「OOまち」、西日本で「OOちょう」となっているようです。そして「OO村」はこれも大方、東日本で「OOむら」、西日本で「OOそん」となっているようです。同じ都道府県でも「まち」「ちょう」もしくは「むら」「そん」が混交しているところもあるので、どうなっているのかさっぱりですが。
[2423] 2002年 8月 5日(月)23:04:59まがみ さん
>2421
> ただの地理好きさん

「まち」「ちょう」「むら」「そん」の読み方について、東日本は「まち」「むら」、西日本は「ちょう」「そん」の読み方が多くなっている、というのはその通りです。でも、例えば福岡県や熊本県では「まち」が多かったりなどといった例外もあります。結局は、歴史的な経緯でそう呼ばれるようになった、というような理由ではないでしょうか?

[375]のIssieさんの書き込みが参考になります。
[2426] 2002年 8月 6日(火)07:41:03Fero さん
まち・ちょう、むら・そん
では、○○町長や○○村長も
○○まちちょう
○○ちょうちょう、
○○むらちょう
○○そんちょう、
となるのでしょうか?これは少し違和感を感じますが…
○○町役場、○○村役場に関しては、
○○まちやくば
○○ちょうやくば、
○○むらやくば
はよく聞きますが、
○○そんやくば
だけは少し変な感じがします。
町村に住んでいる方は本当に まち・ちょう、むら・そん を使い分けているのでしょうか?
[2428] 2002年 8月 6日(火)09:43:58Issie さん
Re:まち・ちょう、むら・そん
自治体の名前が「まち/ちょう」「むら/そん」のいずれであるかにかかわらず,首長は「ちょうちょう」「そんちょう」と読むのが普通の習慣ですね。
ただ,法律では「市町村長」と漢字で表記してあるだけで“かな”は振られていませんから,もしかしたら読み方は決まっていないのかもしれません。決まってなければ,習慣に従うのでしょうね。
「町立」「村立」も自治体名にかかわらず,「ちょうりつ」「そんりつ」と読むのが普通です。

歴史のお話。
江戸時代に民政の末端を担当したのは「町役人」(町名主・町年寄など)・「村役人」(名主・庄屋など)ですが,用語としては「村役人」は「むらやくにん」としか読みません。けれども「町役人」は「ちょうやくにん」「まちやくにん」の両方があります。実際には役人の呼称も含めて,藩によってまちまちですが。
(現代の時代劇では「お役人様」はたいてい武士ですが,町役人・村役人は武士ではなく町人または百姓身分の人たちです。)

「町役場」には「まちやくば」「ちょうやくば」の両方が行われるけれども,「村役場」に「そんやくば」という読み方が行われていなさそうなのは,この辺りと関わりがあるかもしれません。
「役場」という呼称は,江戸時代の言葉を引き継いだものと思われますから。
[2432] 2002年 8月 7日(水)00:33:58YSK さん
薮塚本町
 町、村などの読み方が話題になっていますが、群馬県の薮塚本町の場合は、町長を呼ぶ場合、「やぶづかほんまちちょうちょう」と呼び、「やぶづかほんちょうちょう」とは呼ばないようです。
 これは、薮塚本町が、藪塚村と本町村の合体によってできた町だからであると聞いたことがあります。
 同じような例に新潟県六日町や長崎県鹿町町などがありますが、これらの場合はどのように首長を呼ぶのでしょうか。
[2435] 2002年 8月 7日(水)01:34:02でるでる さん
鹿町町
鹿町町にいる親戚によると、鹿町町の場合は「しかまちちょうちょう」と呼んでいるそうです。また1958年(昭和33)までは鹿町町の名称は「しかまちちょう」ではなく、「ししまちちょう」だったそうです。
[2442] 2002年 8月 7日(水)10:39:40Issie さん
別子銅山
初めは別子山村側にありました。やがて採掘の中心は北側,現在の新居浜市側に移りました。
銅山の最盛期には別子山村も賑わっていたそうなのですが,閉山後激減してしまいました。

>町長を呼ぶ場合、「やぶづかほんまちちょうちょう」と呼び

うちのお隣りの神奈川県津久井郡城山町(しろやままち)だと
 城山町役場:しろやままちやくば
 城山町町長:しろやままちちょうちょう
 城山町議会:しろやまちょうぎかい
 城山町立湘南小学校:しろやまちょうりつしょうなんしょうがっこう
てな感じですかね。
「しろやまちょうちょう」ってのは,あまり聞いた気がしないような。

>群馬県新町や長野県信州新町、佐賀県大町あたりでも同様の話はあり得るかな。

「信州新町」は元々「新町」と呼ばれていた町が“明治の大合併”で「水内(みのち)村」になり,“昭和の大合併”で「久米路村」,1955年に「信州新町」となっています。
「大町市」は1954年に市になるまでは,町村制施行以前から「大町」ですね。
新潟県の「十日町市」は「十日町村」→「十日町」という段階を経ています。
「六日町」も「六日町村」から出発していますね。今のところ実現の可能性はなさそうですが,次は「六日町市」となることでしょう。

>「ZENKOJI Temple」と「ZENKO Temple」の何れが正しいか

私は Zenkoji Temple に一票。「寺」がついて初めて完全な名前と考えるから。でも,Zenko だけでも独立した意味があるから,Zenko Temple もありかな。
「新町」は迷うことなく Simmachi Town ですね。「新:Shin」だけでは意味をなさないからです(そんな「単語」はないでしょ)。同じ理由で「荒川」は Ara River ではなく,Arakawa River の方がいいと考えます。
(私,本当はヘボン式は支持しません。「新町」は Sinmati と表記したい。)
[3307] 2002年 9月 24日(火)06:18:17うるう[ゆっ] さん
久しぶりの書き込みです2
ど~もです。皆さんお久しぶりです。2ヶ月くらいたつかな、覚えてる~?(笑)こちらもいろいろありましてなかなか、書き込みできませんでいた。
最近、地元の県立図書館で、『昭和25年 国勢調査報告 第1巻 人口総数』というものをコピーしてきたんですが、以前町村の読みについて話題になったと思いますが、昭和25年当時の町村読み分布について報告します。まず町から
~~~~~~~~~~~~~~~~
都道府県--ちょう--%---まち---%
北海道----68---90.67----7----9.33
青森県-----0----0.00---31--100.00
岩手県-----0----0.00---32--100.00
宮城県----16---34.04---31---65.96
秋田県-----0----0.00---51--100.00
山形県-----0----0.00---30--100.00
福島県-----0----0.00---64--100.00
茨城県-----0----0.00---53--100.00
栃木県-----0----0.00---37--100.00
群馬県-----0----0.00---40--100.00
埼玉県-----0----0.00---49--100.00
千葉県-----0----0.00---80--100.00
東京都-----0----0.00---18--100.00
神奈川県---0----0.00---34--100.00
新潟県-----0----0.00---51--100.00
富山県-----0----0.00---29--100.00
石川県-----0----0.00---35--100.00
福井県-----0----0.00---16--100.00
山梨県----19--100.00----0----0.00
長野県-----0----0.00---34--100.00
岐阜県----56---98.25----1----1.75
静岡県----38---79.17---10---20.83
愛知県----77--100.00----0----0.00
三重県----35--100.00----0----0.00
滋賀県----24--100.00----0----0.00
京都府----24---96.00----1----4.00
大阪府----37--100.00----0----0.00
兵庫県----63--100.00----0----0.00
奈良県----30--100.00----0----0.00
和歌山県--30--100.00----0----0.00
鳥取県----23--100.00----0----0.00
島根県-----0----0.00---33--100.00
岡山県----69--100.00----0----0.00
広島県----54---87.10----8---12.90
山口県-----0----0.00---30--100.00
徳島県----40--100.00----0----0.00
香川県----21--100.00----0----0.00
愛媛県-----0----0.00---35--100.00
高知県-----0----0.00---36--100.00
福岡県-----6----9.84---55---90.16
佐賀県-----1----4.35---22---95.65
長崎県----27---60.00---18---40.00
熊本県-----0----0.00---40--100.00
大分県-----0----0.00---37--100.00
宮崎県----23--100.00----0----0.00
鹿児島県--48--100.00----0----0.00

全国-----829---44.17-1048---55.83
~~~~~~~~~~~~~~~~
ちょい表に凝ってみました。幾分見やすくなったでしょう。
この表は、私が手作業で作った上に、半世紀も前の資料だけあって誤記もあるかもしれないので正確さは保障できないです。なお、沖縄県は、この資料に載っていなかったので、後で、調べ直します。

この50数年間の間に、福井県、山口県、愛媛県、高知県では、すべての市町村が『まち』から『ちょう』へ変わっています(ほとんどが合併時によるものだと思うが)。また岩手県、山梨県、静岡県、島根県も結構多くの町が『まち』から『ちょう』へ変わっています。全体傾向としては『まち』が減少傾向で『ちょう』が増加傾向といったところでしょうか。地図で比べれると、分かりやすいかも。後日、村の方も書きます。
[3313] 2002年 9月 24日(火)16:14:00うるう[ゆっ] さん
『むら』と『そん』
村の方です
~昭和50年10月1日~~~~~~~~~
都道府県--むら----%---そん----%
北海道----187--100.00----0----0.00
青森県----130--100.00----0----0.00
岩手県----191--100.00----0----0.00
宮城県----144---99.31----1----0.69
秋田県----174--100.00----0----0.00
山形県----188--100.00----0----0.00
福島県----313--100.00----0----0.00
茨城県----311--100.00----0----0.00
栃木県----128---98.46----2----1.54
群馬県----152--100.00----0----0.00
埼玉県----266--100.00----0----0.00
千葉県----222--100.00----0----0.00
東京都-----64---98.46----1----1.54
神奈川県---75--100.00----0----0.00
新潟県----330--100.00----0----0.00
富山県----182--100.00----0----0.00
石川県----141--100.00----0----0.00
福井県----146--100.00----0----0.00
山梨県----180--100.00----0----0.00
長野県----340--100.00----0----0.00
岐阜県----233--100.00----0----0.00
静岡県----235--100.00----0----0.00
愛知県----131--100.00----0----0.00
三重県----244--100.00----0----0.00
滋賀県----140--100.00----0----0.00
京都府----134---84.28---25---15.72
大阪府-----99--100.00----0----0.00
兵庫県----278---99.64----1----0.36
奈良県----104---95.41----5----4.59
和歌山県--170--100.00----0----0.00
鳥取県------0----0.00--145--100.00
島根県----208--100.00----0----0.00
岡山県------0----0.00--293--100.00
広島県-----88---31.43--192---68.57
山口県----133--100.00----0----0.00
徳島県------0----0.00---89--100.00
香川県-----75---52.82---67---47.18
愛媛県----199--100.00----0----0.00
高知県----133--100.00----0----0.00
福岡県----213--100.00----0----0.00
佐賀県-----95---97.94----2----2.06
長崎県-----71---64.55---39---35.45
熊本県----280--100.00----0----0.00
大分県----174--100.00----0----0.00
宮崎県------1----1.72---57---98.28
鹿児島県---37---54.41---31---45.59
~~~~~~~~~~~~~~~~~

東日本では、50年の間に『そん』は消えしまいました。西日本では『そん』の勢力が拡大しています。山口県では全て『むら』から『そん』に変わっています。その他、北部九州も『むら』だけだった県が、『そん』『むら』混合になってたりします。
[28707] 2004年 5月 28日(金)21:16:10YSK[両毛人] さん
Re:町と町(ちょうとまち)
[28701]notoさん
はじめまして。
町と町(ちょうとまち)もしくは村と村(そんとむら)これの読み方の違いはどうしてあるのですか?誰がきめるのですか?

この問題につきましては、「落書き帳アーカイブズ」内に関連する過去の書き込みをまとめてあります。

「町」と「村」音読み、訓読み、どっちが多数派?
http://uub.jp/arc/arc12.html

ご覧いただけると分かりますように、現在自治体名としての「町」と「村」の読み方がそれぞれ2種類ずつあるのは、それぞれの地域の実状によって、現在の形になった、としか言えないのだと思います。住所で「本町」がある場合、地域によっては「ほんちょう」と読んだり、または「ほんまち」と読んだりすると思うのですが、このことと同じなのではないかと思います。誰が決めるのか、ということについても難しい問題で、条例等で明確に決められたケースもあるでしょうし、これまでの経緯から何となくそう呼ばれてそれが継続しているケースもあるのでしょう。

町と村の読み方に、ある程度の地域性があるのは確かで、ご指摘のとおり石川県(お隣の富山県も同じですね)ではすべての町は「まち」と読むわけですが、これも歴史の流れの中で結果的にそうなっているだけとみなすのが妥当ではないかと思います。

こんど合併で誕生する石川県の能登町(ちょう)
合併協議会のホームページに掲載されている協議資料(昨年12月17日の協議会の議事録)を参照しますと、この町を「まち」と読むか「ちょう」と読むかについての協議がなされたことが分かります。

http://www.noto-yanagida-uchiura.jp/circum/pdf/kaigiroku10.pdf
(pdfファイルです)

内容を要約すると、協議会委員が事務局側に対し、新町名が「能登」になったものの「町」を「まち」と読むか、「ちょう」と読むかについての見解を質し、事務局側は以下のような見解を述べています。

(1)石川県下ではすべて「まち」と読む。何もふり仮名をつけない場合、慣用的には「まち」と読まれる土壌はあるだろう。その延長で、公募結果を発表する時、「のとまち」として発表した。
(2)石川県庁に確認したところ、県としては読み方をこれにしなさい、ということはないとのこと。
(3)このまま何もしなければ、「まち」と読まれる雰囲気はあるので、読み方については協議会で協議して決めていただきたい。

この報告の後、「まち」とするか「ちょう」とするかの協議が行われ、その結果、行政的な呼称としては「ちょう」とすることが決定されました。そこで理由に挙げられていたのは、柳田村に上町(かんまち)という住所があり、能登町上町(のとまちかんまち)では「まち」が重なってしまうが、「のとちょうかんまち」であれば自然に聞こえるので、「ちょう」ではいかがか、という意見でした。この意見を複数の委員が賛意を示し、「のとまち」がよいという意見も特に出なかったので、「ちょう」という決定を見たようです。この場合、協議会によって「ちょう」の読みが選定され、合併議案を議会が議決することによってそれが正式に決定をみる、という流れになります。この場合、決めたのは協議会なのでしょうか、議会なのでしょうか、どっちでしょうね・・・。

まあ、この「まち」か「ちょう」かは行政的には1種類に定めていても、日常的に使う場合は、その町を示すことが明らかであれば、「まち」でも「ちょう」でも間違いではないと思いますね。

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