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落書き帳から選び抜いた珠玉の記事集

新潟県六日町は六日と呼ばれる?ほか

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記事数=9件/登録日:2003年3月22日/編集者:あっちゃん


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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[11612]2003年3月22日
パルフィア
[11615]2003年3月22日
白桃
[11619]2003年3月22日
Issie
[11630]2003年3月22日
まがみ
[11632]2003年3月22日
miki
[11644]2003年3月22日
あっちゃん
[11649]2003年3月22日
seahawk
[11657]2003年3月22日
白桃
[11660]2003年3月22日
ken

[11612] 2003年 3月 22日(土)01:57:40パルフィア さん
新潟県六日町の正式町名は何?
 新潟県南魚沼郡の六日町って、町の名前は「六日」なのでしょうか。それとも隣の十日町市のように、本来は「六日町町」なのかなあ?どなたか明解な答えを教えてください。

HP 越後のギフチョウ
[11615] 2003年 3月 22日(土)02:40:14【1】白桃 さん
六日町、十日町
[11612]パルフィアさん
新潟県南魚沼郡の六日町って、町の名前は「六日」なのでしょうか。それとも隣の十日町市のように、本来は「六日町町」なのかなあ?
正式には「六日」ですね。十日町は市制時に名称変更をしたわけです。十日から十日町に。同じような例が大町市と原町市です。でも、六日より六日町の方が馴染みがあるので、六日町が市になって「南魚沼市」を名乗らないとしたら、「六日市」ではなく、「六日町市」になるでしょうね。ところで、佐賀県の大町は「大」町ではなくて、「大町」町だからややこしい。
[11619] 2003年 3月 22日(土)11:04:23Issie さん
新潟県中魚沼郡十日町村
[11612]パルフィア さん
[11615]白桃 さん
[11617]太白 さん
新潟県南魚沼郡の六日町って、町の名前は「六日」なのでしょうか。

自治体の名前を「固有地名+市町村」と考えるなら,白桃さんの言われるとおり「六日+町」と解釈するべきなのでしょうね。
ただ,地名としては全体で一続きの「六日町」と考えたほうが自然なように思います。
これは川の名前の「荒川」「早川」「大川」などを,「荒+川」「早+川」「大+川」と区切ってしまうと不自然に感じられるのと同様に。

「六日町」の場合,“町”になる以前は「六日町村」という呼称でした。
「十日町」は,「十日町村」→「十日町」→「十日町市」と変化しています。

向日市も市制施行時に「町」を取って、駅名だけ残ったのでしょうか…。

これも本来は「向日町(むこうまち)」というのが当該の町(集落)の名前なのだろうと思います。これが1889年の町村制施行で「向日町」という自治体として発足したときに「向日+町」という“分析”が行われて,1972年に“市”になるとき,語尾だけを「市」に取り替えて「向日市」となったけれども,国鉄の方はこの改称にはお付き合いしなかった,ということなのでしょう。

「六日町」が「六日」になって,「向日町」が「向日」になる,というのは何か変な気もするのですが,実はこの現象は町村制施行に向けての明治の大合併の際に各地で起きています。
多くの自治体で合併以前の旧町村が“大字”に編成されているのですが,その際,語尾の「町」「村」を外すことが一般的に行われました。
「大野村」なら「大字大野」というように。ただし,「六日町」「新町」「大村」のように語尾を残してそのまま大字名となったところも少なくないのですが。
でも,やはり“律儀”な自治体ではこの原則に従って「佐村」→「大字佐」,「新町」→「大字新」という形で語尾をとってしまっています。

茨城県岩井市には「三」と書いて「みむら」と読む大字があります。
これは明治の大合併で前身の「猿島郡七重村」が編成されたとき,旧村の1つである「三村」を大字とするにあたって原則に従って「村」を外して「三」としたけれども,「み」では何となく落ち着かなくて“読み”だけは「みむら」とした,ということではないかと考えています。

住居表示の実施に当たって名古屋市が代表的な繁華街の「栄町」を「栄」に変えたことが地名に関心を持つ人の間で話題になったりもしたのですが,実はこういうことはかなり以前からあったのですね。
[11630] 2003年 3月 22日(土)13:15:15【3】まがみ さん
はむら・むこう
[11619]Issie さん
東京都西多摩郡にあった「羽」(はね)という村も同様ですね。多分もともとは「羽村」と呼ばれていたのでしょうが、「町」「村」という語尾をとるという“原則”に従って字名は「羽」だけになりましたが、町制施行の際には「羽町」とはならず「羽村町」となり、最近になって市制施行(羽村市)となりました。

現在でも羽村市に羽という町名があります。


[11617]太白 さん
東海道線の京都-大阪間に「向日町」という駅がありますが、
新京阪鉄道(現・阪急京都線)に駅名にその昔「高槻町」「茨木町」「西向日町」「東向日町」という駅がありました。京阪は伝統的(?)に、市の中心駅には「○○市」と名づける傾向があるようで、高槻町の中心駅に「高槻町」、茨木町の中心駅に「茨木町」と付けたのも納得できます。(拙稿[4789]でも言及)

その後、高槻市の市制施行、茨木市の市制施行で「高槻市」「茨木市」と改称しましたが、「西向日町」「東向日町」の両駅はなぜか向日市の市制施行の際に「町」だけがとれて現駅名になっています。ただ、向日市内の官公署には未だに「町」を付けたものが多く、例えば、向日町警察署、向日町郵便局、向日町競輪場などがあります。

ついでにいえば西向日駅と東向日駅の位置関係は東西ではなく、南北です。西向日駅からまっすぐ北へ行ったところに東向日駅があり、さらに北上すると洛西口駅です。一駅挟んで京都側には西京極駅もあります。“西”だ“東”だと駅名には付いていますが、全部南北方向に並んでいます。地図を見ないで行くと変な方向に行ってしまいます。
[11632] 2003年 3月 22日(土)13:44:59【1】miki さん
神村
[11631]ゆうさん
福山市神村(かむら)町という住所がありますが、これも以前は「神村」という集落だったようです。
そうです。
1954.3.31に合併で松永市(1966.5.1 福山市と合併で消滅)になるまで存在したそうです。
[11644] 2003年 3月 22日(土)15:19:12あっちゃん[実は小学生] さん
〇〇+川 〇〇+島
六日町関連の書き込み、僕も前から気になっていたことで、大変興味深いです。
同じようなケースで、和歌山県では南部町・南部川村、古座町・古座川町(どちらも隣接)なんて地名になっています。
これはびっくりしました。要するに、川をつけるかつけないかということですね。
また、伊豆諸島の地名で見ると、神津島村、御蔵島村などは島がついていますが、八丈町、三宅村などはついていません。
[11649] 2003年 3月 22日(土)16:45:53seahawk さん
六日町関連、衝撃的レス
[11644]実は小学生さん
六日町があれば十日町市がある。たしかにやたらと不思議なことだらけですね。
実は小学生さんの挙げていたほかにも青森県に十和田市と十和田湖町があるんですが、これも仲間だと思います。
十和田市は昭和30年2月に三本木町、大深内村、藤坂村が合併して三本木市として市制を施行しました。そして、十和田湖への入り口の町ということから昭和31年10月に十和田市に市名を変更します。
十和田湖町は明治16年に法量村、奥瀬村、沢田村が合併。頭文字をとって法奥沢村を名乗りました。昭和6年に十和田村に村名を改称して、昭和30年に町制を施行しました。そして、町制施行20周年の昭和50年に十和田湖町となったのです。
ですから、昭和31年から昭和50年まで「十和田」という名称の自治体が隣り合っていたということになるのです。今の北海道釧路市と釧路町みたいですね。十和田湖の湖畔にある十和田湖町は「十和田町」を名乗るのは当然のように思いますが、十和田市が「十和田」を名乗ってしまったことで、十和田湖町にとってはかなり迷惑だったかもしれません。
そして、秋田県にも十和田町(現・鹿角市)があったので、「十和田」の名称争いは激しかったのかもしれませんね。

実は小学生さんが挙げてくださった和歌山県南部町・南部川村や、古座町・古座川町などの成立した歴史を調べてみるとおもしろいかもしれません。

[11645]太白さん
過去ログを読んでいたら、偶然にも、少なくとも出身中学も同じであることが判明しました。ひょっとしたら、すぐ近所に住んでいたかも知れません。
えっ!?それは本当ですか?こんな偶然が起こるとは驚きです。あの紫色のジャージの中学ですよね?これはすごい!
ちなみに自分の住所はMt.Y Southなんですが、太白さんは住所はどちらなんでしょうか?
[11657] 2003年 3月 22日(土)17:58:19白桃 さん
何か容喙、九日、十日町
タイトルは気にしないで下さい。
[11644]実は小学生さん
伊豆諸島の地名で見ると、神津島村、御蔵島村などは島がついていますが、八丈町、三宅村などはついていません。
新島村なんかは「新村」なんかに出来ないから、つい最近まで「新島本村」でしたね。自治体のネーミングは、その土地の慣習や語呂、語感的なものも大きく作用していると思いますので、深く考えると眠れなくなるだけですから、白桃はあまり気にしないようにしております。

 話は少しそれますが、砺波市の中心部は出町でした。津市にならぶ漢字一文字、かな一文字の自治体で、1950年国勢調査人口は6868人でした。これは、昭和の大合併期に出来たインフレ市の核となった旧自治体の中でも、少ない方ですね。(1950年国勢調査時点で15000人を超えている町=自治体が周辺部と合併して市制施行をし、その市の中心部となっているのが通常でした。)これは、礪波平野の形態(散村)と関係しているのだと思いますが。
 十日町で思い出したのですが、三次市に十日市地区があります。ここは十日市町時代の1950年国調人口が11181人で、三次町の9579人を凌駕しております。また三田市の旧「三田」町と旧「三輪」町にも同じような現象がみられます。いずれも川を挟んだいわゆる双子都市(ツインシティ)なんですね。米国でいえば、ミネアポリスとセントポールの関係ですかね。だんだん、話がどこにいっているのやら自分でもわからなくなってきました。あしたは自主的休日出勤です。
[11660] 2003年 3月 22日(土)18:41:19ken さん
岩井市 三
[11619]Issie さん
他、六日町スレッド?関連の皆様
茨城県岩井市には「三」と書いて「みむら」と読む大字があります。
流山市の「加」「木」などは、元「加村」、「木村」や、ですが、字としての読みは「か」「き」ですよね。

P.S.
実は今日、明日で、自宅の引越をしてまして(すぐ近くですが)、パソコンに向かってると、「ちょっと、お父さん、この忙しいのに、何やってんの!」と罵声を浴びるため、疎筆となります。
実際、こんなことしてる場合じゃないんですが。

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