都道府県市区町村
落書き帳

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[29045]2004年6月7日
みやこ♂
[42645]2005年6月29日
みやこ♂
[44409]2005年8月22日
烏川碧碧
[51577]2006年5月31日
YSK
[51584]2006年6月1日
みやこ♂
[51625]2006年6月3日
みやこ♂
[53792]2006年9月3日
ahokusa

[29045] 2004年 6月 7日(月)01:13:22【1】みやこ♂[みやこ] さん
日光国立公園
[27501]で 両毛人 さん が,[27527]で 月の輪熊 さん が日光国立公園の名称に尾瀬を加えてもよかろうに,と記述されています。ずっと気になっていましたが,ちょうど両毛人さんが尾瀬に行ってこられたとのこと,以下「日光国立公園の名称変更」について書いてみます。

現在ある28の国立公園のうち,指定後に名称が変更となったものを当初指定順に記せば,
雲仙(天草),霧島(屋久),阿蘇(くじゅう),十和田(八幡平),富士箱根(伊豆),大山(隠岐),秩父多摩(甲斐),足摺(宇和海),利尻礼文(サロベツ)の9つです。
各々( )内が追加された地域名です。このうち,区域拡張を伴わないのは,秩父多摩甲斐国立公園のただ一つです。これについては[27527]で 月の輪熊 さん がご指摘になったとおりです。

では,日光国立公園を見てみましょう。昭和9年に「国立公園第1期生」として当初の区域指定を受けて以降,大きく区域が変化したのは昭和25年に那須・塩原区域を加えた時だけです。つまり,尾瀬は当初から日光国立公園に含まれていました。
しかも,昭和初期の日本山岳会の会報を見ると,当時は「奥日光の尾瀬」という言葉が当たり前のように使われていたのがわかります。例えば,尾瀬を奥日光と呼んだ人の中には武田久吉博士がいます。尾瀬を広く一般に知らしめた人です。当時のアクセスは日光からが主だったようなので,こういうことになったのでしょう。

また,追加で取り込まれた那須・塩原地域については,大正~昭和期の国立公園選定にあたっても調査の対象とされたものの,実際には指定が見送られ,拡張に際しての昭和22年の審議会でも「準国立公園(後の国定公園)」という言葉が使われるほどに「日光に比べれば劣った地域」と扱われていました。実は武田博士はこの審議会の委員にもなっています。
つまり,日光があくまでも唯一の巨人であって,その他の地域は付帯のもの,という考えがあり,そのため日光国立公園の名称が変更にならなかった,といいますか変更する機会もなかったのだと言えるでしょう。
それほどまでに「日光」は大きな存在だったのですが,その後様々な要因によって相対的地位が低下し,現在に至ったわけです。様々な風景地が“発見”され,個別の地名が舞台に踊り出してきて「日光」の意味する地域が狭まってきた現在,最早一般的に「日光」という地名からイメージするのは「現在の日光市域の大部分」でしかないでしょう。
ですから「日光国立公園」の改称を求める意見には「ごもっとも」とうなずきたくなってしまいます。とはいえ私個人としては国立公園の名前は「日光」のままがいい,と根強く思っているのですけれどね・・・。

蛇足
現在,一般的には「いろは坂」を登り切ったらそこから「奥日光」だ,と言われているようです。しかし,私が学生のころは「竜頭の滝」が表と奥の境でした。つまり中禅寺湖までは表日光で戦場ヶ原からが奥日光だと。このように地域呼称は常に変化しているわけですが,それにしても尾瀬まで奥日光とは・・・。他に呼びようがなかったということなのでしょう。ちなみに日光国立公園の南隣には「前日光県立自然公園」というのがあります。これで奥・表・前と来たわけですが,残念ながら「裏日光」というのは聞きませんです(強いて言えば奥鬼怒温泉郷でしょうか)。
※ 恥ずかしいけど愛郷精神あふれる誤記を訂正
[42645] 2005年 6月 29日(水)00:27:32みやこ♂ さん
え?そんなことあるの?国立公園の分割
この間,栃木県の郷土紙「下野新聞」に,「日光国立公園の名称変更が求められた」という記事が載っていました。
下野新聞の該当ページは既に消されているようですので,別の地元HPにリンクを張ってみます。『日光国立公園の名称に“尾瀬”を追加?』←以下,このページから引用
◆群馬、福島、新潟3県の知事や有識者らで組織する「尾瀬保護財団」(理事長・小寺弘之群馬県知事)は17日に理事会を開き、日光国立公園の名称変更を求める要望書を環境省に提出することを決めた。

なるほど,当然の動きでしょうね。もう何年も前から尾瀬はビッグ・ネームです。
ちなみに我らが「サロン・グリグリ」でも,トーゼンこの件について話題にのぼっております。
国立公園の名称変更  尾瀬を巡って

しかし「分離する」って言い出すとは思わなかったなぁ・・・。
「・・・私としては日光と尾瀬は一体化していないと思っており、(国立公園の)分離も含めて考えている」と答えたという。(同HPより)
[44409] 2005年 8月 22日(月)12:15:41烏川碧碧 さん
個人的には、特段の意見があるわけではないのですが。
[42645] みやこ♂ さん
この間,栃木県の郷土紙「下野新聞」に,「日光国立公園の名称変更が求められた」という記事が載っていました。

[42656] 烏川
28日付けで、名称変更の要望書が提出されたということです。

の続報です。

上毛新聞*尾瀬単独で国立公園 「日光」から分離案
福島民報*単独で国立公園に/サミットで一致、要望へ/尾瀬
読売新聞*「尾瀬国立公園」分離独立、環境省局長が前向き
朝日新聞*国立公園名「尾瀬」単独で国要望へ

今般は、環境省の方から「分離」に積極的な発言が出たようです。

現在、日光国立公園のうち、尾瀬地域は、群馬・福島・新潟の3県にまたがる約25000ヘクタール。これだけでは、国立公園指定のための面積条件(30000ヘクタール)を満たさないのですが、福島県の会津駒ケ岳、田代山、帝釈山などを新たに編入することが考えられているとか。
[51577] 2006年 5月 31日(水)18:42:35【1】YSK さん
来夏に尾瀬国立公園
本日付上毛新聞の報道です。

尾瀬の単独国立公園化について、自民の党方針を検討していた自然環境保全に関する小委員会は30日、「来年七月下旬を目途に実現」を確認、「尾瀬国立公園」(仮称)が事実上決まった。環境相の諮問機関である中央環境審議会(中環審)にかけられるなどして正式決定する。国立公園を3万ヘクタール以上とする環境省の内規に沿って、周辺の国有林5千ヘクタールを含める案も浮上。単独化へ向けた具体的な手続きがスタートする。
 小委員会は、尾瀬の保護と利用のあり方など四つの議題について話し合った。環境省から自然環境局長らが出席し、小委員会の方針に従って最大限努力していく考えを示した。

尾瀬国立公園誕生への具体的な手続きがはじまったようですね。
[51584] 2006年 6月 1日(木)04:25:09みやこ♂ さん
実は,かなりびっくりしてます。
YSK さん,自然公園の話題に対し[51519]のレスをつけていただき,ありがとうございました。
そして同じく YSK さん[51577]「尾瀬国立公園」。
下野新聞にも出ていました。こちらの記事で気になったのは,分離する境界について小委員会委員長の「栃木県に失礼のないように」という発言と,「栃木・群馬両県境での分離も選択肢のひとつ」という見解です。
まるっきり,国立公園が道具として扱われていますねぇ。国立公園って,かたまった区域が大切なので,だからこそこれまでも複数の県に跨っているものが多いわけなんですが。それにかつて国立公園は「むやみに数を増やさないように」考えられていたのですよ。

県境を公園境になんかしたら,そりゃぁもう,「見え見え」じゃないですか。う~ん,なんだか急いでるなぁ。

「尾瀬国立公園」の初記録のようなものを挙げてみますと,
1 21世紀に指定された「初めての国立公園」
2 既存の国立公園から分立した「初めての国立公園」
3 他の国立公園と隣接する「初めての国立公園」
という感じでしょうか。

ところで下野新聞にも「(公園面積を)環境省内規の3万haにするため,5千haの国有林を追加」とありました(会津駒ヶ岳あたりでしょうか)。ということは,今のところ「尾瀬国立公園」にあてがわれている日光国立公園の面積は,約2万5千haということになります。
ちなみに日光国立公園の全面積は140,021haで,うち栃木県分は103,479haですから,差し引き36,542haが栃木を除く3県分の面積になります(ちなみに群馬県分は21,607ha)。2万5千haとの1万haの食い違いは,おそらく那須地域に接する福島県の甲子地域ではないでしょうか。それくらいはありそうです。
となると,栃木・群馬・福島・新潟の県境付近がそっくり「引っ越し」になりそうなのですが・・・。へえぇ,丸沼・菅沼や奥白根山の群馬県側は「尾瀬」になるんだ。ふぅ~ん・・・。
[51625] 2006年 6月 3日(土)02:53:32みやこ♂ さん
尾瀬国立公園の分立に想う(長文御寛恕)
わたくし,生粋の両毛人間です。栃木県民としての意識はかなり薄いと自覚しております。足繁く館林市や太田市に出没し,日光への往復も高速道路を使わないなら「今市経由」よりは「大間々経由」を選択します。ですから群馬県にはとても親近感を抱いており,もし佐野市を含む両毛地区が栃木県を離脱し,群馬県にお嫁入りするならそれだっていい,とさえ思っています(何かと迷惑でしょうが・・・「鶴舞う形」も崩れちゃうし・・・)。

[51585] YSK さん
栃木県が今回の事態になる前に「日光尾瀬国立公園」への改称をのんでいれば、今回のようなことには至らなかったのかもしれません。それだけ群馬県の尾瀬への思い入れは強いということなのかもしれません。小委員会委員長の谷津議員は、うちの選挙区(群馬3区)の選出だったりします・・・。
はて,改称について環境省から正式に栃木県に相談は来ていなかったと思います。新聞報道では気づきませんでした。尾瀬サミットで3県知事が盛り上がってそういう発言があり,それに対して日光市が「う~ん,ちょっとなぁ」とか返事をした,というのがわたくしの認識でした。
いずれにせよ,制度発足以来70年余も続いてきた「国と地域の協同関係」を一昨年国が一方的に破棄して以来,「国立公園行政は国のモノ」になっていますから,地域としては口をはさむことは難しいと思います。実際に,栃木県は態度を保留しているハズです。

[51590] 稲生 さん
富士箱根伊豆国立公園という立派な国立公園が1都3県にわたって存在していますよね。日光・尾瀬の両地域は一つの国立公園と存続することで相乗効果を発揮するということは,ないんでしょうか?
わたくしは「相乗効果を発揮するのは難しい」と思います。富士箱根伊豆国立公園の場合は,富士山の見える景観を軸として成り立っているように見えます。「富士景観を中心としてまとまった国立公園である」と言ってもいいかもしれません。
日光地域と尾瀬地域との間には,そこまで強力な接着剤はありません。公園区域も,利用のための動線が弱く(というかほとんどない)一体ではありません。それを強化するための大規模な開発も許されない環境下にあります。現実的に,経由する人を除いて栃木県から尾瀬を目指して入山する人は皆無でしょう。しかも両者は自然公園としての性格がかなり異なっているため,利用形態も全く違っていると言わざるを得ません(ただし,そのような国立公園は「日光」だけではありません)。
そんな両地域を一体として「日光」を冠した国立公園にした理由は,ここでは詳細に触れませんが,端的に言えば当時の担当官たちの考えによります。わたくしが今回の騒動(嫌な表現ですが,あえて記します)に今ひとつ釈然としない気分を抱いているのは,今回の登場人物が,パイオニアであった彼らの考えを理解せぬまま,あるいは知らぬままに,突っ走っている観があるからです。


国立公園第一期生である戦前の12公園で,設定当時に地名併記していたのは「富士箱根」と「吉野熊野」の2つだけでした。しかし残りの10公園のうち,半分の5公園が後に連称になっています。富士箱根も伊豆地域を加えて「富士箱根伊豆」と3地名併称となりました(3連称は他に「利尻礼文サロベツ」があるだけです)。つまりこれら,「連称公園の増加」という事実は,時代を経るに従って興味地の“発見”や勃興が続き,核心地が多極化していくのが当然であることを示しています(簡単に書けば,ですけど)。

ところで自然公園制度は,純粋に自然保護を目的としたものではありません。法の究極の目的は「国民の幸せ」ですし,そこに至る手段(そして中間目的)は「風景の保護と利用」であるからです。一見,相反する概念の「保護」と「利用」とが,同じ「目的」として同居しています。今から40年ほど前,公園内の自然破壊が話題になったのは,「保護」の意識が低く「利用」だけを単純に追求した結果であるといわれています。
自然保護のための法律は別にあります。「自然環境保全法」がそれです。しかしながら,同法(及び都道府県条例)に基づく区域指定面積は,全国土のわずか0.2%(自然公園面積は3種併せて14.21%)にしかすぎません。特に重要な自然地域を保護する,という意味しか果たしていないのです。
自然公園法の目的の解釈が,「“風景”の保護(と利用)」から「自然“景観”の保護」→「自然保護」へと変質し,公園区域が「自然保護の区域」として扱われるようになっていったのは,このような現状にもよるでしょう。振り子は利用から保護へ振れたのです。

昭和49(1974)年,北海道の利尻礼文国定公園が,サロベツ地区を含めて国立公園に昇格した時点で「もう新たな国立公園の区域指定はない」と言われていたそうです。ところが,昭和62(1987)年,「釧路湿原」が国立公園に指定されました。これは,世間の自然保護運動の高まりによるものです。それまでは,このような場所は,自然公園にはならなかった。なぜなら昔は湿原というものに価値を見いだしていなかった社会だったわけだし,その後も,もし国立公園に指定しても,中間目的の「風景の保護と利用」のうち,「保護に偏重する区域であった」からなんですね。しかしながら前述のとおり,そのころには目的の解釈が変質していた。そのために,このような国立公園が成立しえたわけです(今回の「尾瀬」国立公園は,どちらかといえば,こっちの類型に属するといえましょう)。
いずれにせよ,釧路湿原国立公園はかなり例外的な扱いで誕生したもので,全国的に類例の区域が少ないことから,「今度こそ最後だ,もうあり得ない」とまで言われたものでした。

そして今回。
まさか,既設の国立公園を二つに割って,新たな公園を生み出そうとは思いもよりませんでした。
「過去の常識」が通用しなくなっているということなのですね。

かつて国は,国立公園の新規指定に慎重でした(拡張含む)。「国立公園ブランド」を大切に考えていたのです。そういう過去の常識を通用させないこと自体が,いいことなのかどうなのかはわかりません。むろん「地域の誇りとする場所の名前を国立公園の名称にしたい」という思いはわかります。ただ「思い」です。どうやったって定量化できません。定量化できないモノの評価はきわめて困難ですから,あとは権限を有する人がエイヤッと決めるしかないわけです。だからその「エイヤッ」に筋が通っていないといけない,と思うのですね。時代や法解釈は変わっても,同一の法律上で動くからには「筋の一貫性」「素性の良さ」が求められると思うのです。それが「過去の常識」だと思うのです。「慣習」と言い換えても良いかもしれない。
今回,いままでの“慣習”を破ってまで分立を選択した以上,国は今後,似たような案件に振り回され,国立公園ブランドの安売りを拒めなくなるのではないか,と危惧します。
そもそも,談話にあったという「栃木県に迷惑をかけない」とはどういう意味なのでしょう。まるで後ろめたさの裏返しの表現ではありませんか。皮肉なことにこの表現が,日光国立公園成立及び拡張に,どれだけ深く強く栃木県が関係しているかという事実(ここでは詳しくは触れません)を物語っているような気がします。ご本人たちは意識していないかもしれませんが。

新聞では,観光目的の来訪者増加を期待する声が掲載されていましたが,いまや「国立公園」であるというだけで客を呼べる時代ではありません。最近は世界遺産でしょうか,それに替わるモノは。それにしても,ひととき話題になって一過性の集客があったとしても,それって長続きしません。何より新国立公園の核心地域である尾瀬ヶ原は,長いことオーバーユースが問題になっている地域です。これ以上集客を求める気持ちが理解できません。人混みの自然公園に行って,一体誰が自然を満喫できるというのでしょう。

丸沼・菅沼地域の帰属にも興味があります。もし公園境を県境に忠実に設定すると,奥白根山地域を含めた丸沼・菅沼地域が新公園の飛び地(に限りなく近いもの)になります。それを免れるためには相当広く拡張する必要があります。ここは残るんじゃないかな。
会津駒ヶ岳は燧ヶ岳に近いし,間違いなく拡張されるでしょう。武尊山も十分尾瀬に連坦しています。新公園に指定しても違和感ありません。間にある坤六峠の紅葉は,それはそれは美しいものです。


さてそれでは最後にわたくしの見解を。わたくしはあくまでも「日光国立公園」としての現状維持(名称変更・区域分割ともになし)を基本として考えます。しかし尾瀬の魅力や知名度に思いをいたせば,国立公園名に「尾瀬」を冠することもありうる話でしょう。積極的に支持はしませんが,ブザマに分割されるくらいなら「地名併記を選ぶ」と,そういう考えです。
筋論からいえば,設定権者である国に対して「尾瀬周辺地域の拡張をしつつ,“日光尾瀬国立公園”への改称で解決すべき課題である」といいたいのですけれどもねぇ。

たいへん長々と,失礼いたしました。本当は「なぜ尾瀬を含めて日光国立公園なのか」を強調しなくてはいけなかったのでしょうけれど。
[53792] 2006年 9月 3日(日)17:14:49ahokusa さん
雑記
ハロにちは。どうも、お久しぶりです。
ここ数日、このサイトをにぎわすような出来事が多々、起こっていますね。

(1)2016年夏季五輪国内候補地、東京に決定
この結果は皆さん、予想できていたのでは?
まあ、確かに大規模な祭典ですから、福岡より東京のほうが成功する確率は高いでしょうね、多分。
でも、なんとなく釈然としない私です。
早くも落選するのでは、という予想が大方を占めている2016年夏季オリンピックの国内招致。私も今回は不利だと思います。もともと、次回の2020年大会の招致を目指していたわけですから、福岡など招致を目指している地方都市の首長さんは今回のことを踏まえて、4年後の対決に備えてください。
打倒!大都市!!ahokusaは2020年夏季五輪の東京以外での国内開催を応援します。
ahokusaの最終意見:地方分権、地方分権と言っているけど、結局は東京にはまだ勝てないのね。

(2)尾瀬国立公園、来年正式に設立
一時期あれほど、話題になったのに、結果の発表は質素でした。
このサイトでも話題にのぼっていなくて意外です。
私は正しい判断だと思います。日光と尾瀬は別物ですよ、やはり。
それにしても、日光国立公園設立時は尾瀬がさほど有名ではなく、日光の奥座敷、付属地域という認識だったというのだから、歴史を感じますね。
ところで、尾瀬って、ラムサール条約登録湿地なんですよ。私としては“ユネスコの自然遺産の方が適切なのでは?”と思ったりもします。しかし、日光も文化遺産とはいえ、世界遺産に登録されているわけですから、分離・独立するには別の側面から世界的に価値のある地域として認められる必要があったのかも。そういうことを考えると、釧路湿原の事例もあるので、ラムサール条約登録は効果絶大でしょう。
(補足というなの余談:釧路湿原は周辺の開発などで湿地消滅の危機が一時期あり、周辺自治体は国に国立公園の設置を要求しましたが、国はなかなか設置してくれず、痺れを切らした周辺自治体はラムサール条約登録を申請。登録された後、国は釧路湿原の世界的価値を認め、釧路湿原国立公園を設置しました。いわば、釧路湿原国立公園は世界に言われて設置した国立公園なわけです。)
ahokusaの最終意見:これで尾瀬が世界的な観光地になるといいなぁ~と思います。

(3)新潟市・浜松市、来年4月政令指定都市に
これで政令指定都市は17になります。
はっきり言います。多いです!!というか、“もっと適切な都市があるのでは?”と思います。
こんなに政令指定都市が増える前(さいたま市誕生以前)、確か、このサイトだと思うのですが、政令指定都市をさらに区別しようという意見がありました。
その当時、私はそんな必要はないと思いました。
しかし、時は流れ、ここまで増えると私もその意見に賛成です。
(ここからはあくまで私の私的感情意見です。)
さいたま市の場合:(私の中での勝手なさいたま市のライバル都市)千葉市が政令指定都市になったのにさいたま市はなれないというのはちょっとかわいそうなので、容認。
静岡市の場合:行政区が3つって少なっ!!行政区が3つでもいいのなら、政令指定都市になれる街なんて全国にたくさんあるんじゃないの!?というわけで、否認。
堺市の場合:長年、政令指定都市を目指してきたんでしょう。下準備もばんたんですぐにでも移行できるらしいじゃない?15って数も切がいいちゃ、いいので政令指定都市はこれが最後というわけで、容認。
新潟市の場合:堺市で最後と言ったはずでしょ!!でも、北陸地区にも政令指定都市は1つ必要な気もするし、人口も北陸一なので容認。(でも、私は北陸一の都市は金沢だと思います。)
浜松市の場合:この指定は静岡市並に私には理解しがたい。静岡市ですら、認めていないのに、浜松市をどうやって認めろと?
同一府県に政令指定都市が2つあるのは、神奈川県と大阪府と福岡県。
神奈川県の横浜市は東京区部に次ぐ日本第二位の都市なので、当然。川崎市は京浜工業地帯の中核をなす都市で、東京区部と横浜市をつなぐ区域なので、人口も多いでしょうし、東京区部や横浜市に匹敵する権限を与えてもいいように思います。
大阪府は大阪市はいわば、東京区部、堺市は千葉市やさいたま市と考え、適切と判断。
福岡県の場合、福岡市は札幌市や仙台市、広島市と同様に地方の中心都市として適切。北九州市は指定当時は北九州工業地帯の中心都市として、川崎市同様の理由で妥当と判断。
では、静岡市と浜松市はどう納得しろと?
中京圏で考えろと?でも、中京圏って、静岡県は入らないよね、確か。
というわけで、否認。
(ちょっと過激な言い方ですが、私の心の声をそのままのかたちで書き込んでいます。いろいろ意見はあるでしょうが、この私的感情意見部分はこのまま受け入れていただけると、幸いです。)
<私的感情意見終了>
そもそも、政令指定都市の一般的な定義って何なんでしょう?
私は「政令指定都市=広域地方の中心都市」と考えています。なので、
北海道地方…札幌市
東北地方…仙台市
関東地方…東京区部
中部地方…名古屋市
近畿地方…大阪市
中国地方…広島市
九州地方…福岡市
は適切だと考えます。
中部地方は他の地方に比べ、やや広域なので、
北陸地方(新潟・富山・石川・福井)…新潟市
中央高地(山梨・長野・岐阜)…この地域は山梨・長野は関東と、岐阜は東海と結びつきが強いので、適当な都市はなし
東海地方(静岡・愛知)…名古屋市
に分けて考え、適当と思います。
また、三大都市圏内の街は発展するので、そのなかの中核をなす都市は妥当と考えます。すると
首都圏…さいたま市・千葉市・横浜市・川崎市
中京圏…分散型なのか、妥当な都市はなし
大阪圏…京都市・堺市・神戸市
は妥当です。
なので、静岡市と浜松市は私の中では政令指定都市しては不適合なのです。
私の勝手な決まりごとと関係なく、たぶん、世の中には政令指定都市の設置に積極的な地方自治体は多いと思います。
このサイトの情報だけでも、埼玉県南東部(草加市・三郷市・八潮市・吉川市・越谷市・松伏町)や静岡県富士裾野地域(沼津市・三島市・裾野市・御殿場市・伊豆の国市など)は政令指定都市を目指した合併協議があります。また、私が以前住んでいた神奈川県は第3の政令指定都市の構想(湘南市やさがみ市)があり、今住んでいる茨城県でもつくば市・土浦市を中核にした合併をしての政令指定都市構想があります。私の勝手な邪推ですが、岡山市や高松市、熊本市なども政令指定都市の構想があるように思えます。
確かに、正確な定義はは国の法令であって、それに適合すれば政令指定都市になるのは当然で、地方分権促進という面で私は政令指定都市が増えることはいいことだと思います。
しかし、“政令指定都市=大都市”や“政令指定都市=歴史的都市”と考え、政令指定都市に一定の風格を求める人は多いと思います。
皆さんの“政令指定都市の定義”を教えて下さい。
ahokusaの最終意見:できれば、四国に1つほしい。

いろいろなことを長々と書いて申し訳ありませんでした。
ではでは……


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