都道府県市区町村
落書き帳

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[55066]2006年11月11日
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[92638]2017年1月26日
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[92654]2017年1月28日
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[92688]2017年2月6日
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[92693]2017年2月8日
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[55066] 2006年 11月 11日(土)09:09:04【2】デスクトップ鉄 さん
十番勝負の解の使用状況
*13回終了時点のデータに変更しました。静岡市が正答市2位タイ、豊田市が12位タイにランクアップしました。

[55017] k-ace さん
十番勝負の解の使用状況ランキング(○○市が何回使われたかが分かるもの)があるといいな…(無理なら無理でいいです)。
私も興味があったのでExcelでデータベース化してしまいました。

正答問題誤答
那覇市17京都市7金沢市11
静岡市16十和田市6浜松市10
京都市16横浜市6高松市8
仙台市15岡山市6神戸市7
富山市15佐倉市5松山市7
広島市15金沢市5唐津市7
大阪市14名古屋市5岡山市6
神戸市14伊勢市5東広島市6
岡山市14大阪市5北九州市6
横浜市13松山市5福岡市6
大津市13鹿児島市5長野市5
名古屋市12札幌市4大津市5
豊田市12三沢市4西宮市5
高松市12一関市4豊岡市5
尾花沢市11山形市4和歌山市5
福島市11沼田市4三次市5
郡山市11相模原市4下関市5
日光市11大津市4東かがわ市5
大和市11和歌山市4熊本市5
上越市11北九州市4札幌他25市4
新潟市11福岡市4
福岡市11宮古島市4
前橋市10青森他35市3
さいたま市10
三郷市10
千葉市10
富士市10
高島市10
山口市10
土佐清水市10

正答は、第13回終了時点の延べ3137市(同一問題で同一回答者による複数の正答を含む)。政令指定都市や県庁所在地が上位にランクされています。15政令市のうち11市が10回以上でベスト30にランクされ、これに堺と北九州が9回、札幌と川崎が8回で続いています。その中で、尾花沢、土佐清水の健闘は注目すべきでしょう。

問題となった市は、13回分で延べ650市。やはり大都市が多いが、十和田、佐倉が上位にいるのがが注目されます。正答市と問題市の合計のトップは京都市の23回。すべての想定解が回答されたわけではありませんが、京都が対象となる共通項が一番多かったということになります。これに岡山が20、横浜と大阪が19で続いています。

誤答市はのべ835。特に大都市が多いということはありません。ある共通項があるような...なお、正答と誤答を合計した総回答数のトップは神戸で21、金沢、岡山、高松が20。
[55137] 2006年 11月 13日(月)20:29:26デスクトップ鉄 さん
難問ランキング
十番勝負の解の使用状況のランキングのために作成したデータベースで、いろんなピボットテーブルを作り、楽しんでいます。単純に、誤答率(誤答/総回答)が問題の難易度を示す指標とすれば、過去13回の難問ランキングは次のとおりになります。

順位問題正答誤答誤答率共通項
103-054969.2%アナグラム読みの村がある市
203-045758.3%交会点(経度・緯度とも00分00秒になる地点)を持つ市
312-08323451.5%複数の郡(4つ以上)からできた市
412-10404251.2%問一から問九の問題になっている
502-068850.0%同音異字の市町村が3種類以上ある市
609-10201847.4%鳥の文字が入る鉄道駅がある
706-057646.2%江戸時代以前に建造された五重塔がある
813-06262245.8%読みが「六文字」
903-105444.4%鈴木市長
1009-08312342.6%都道府県庁から直線距離で最も近い市役所がある(当該都道府県庁所在地の市役所は除く)
1011-01312342.6%市制施行日が土曜日

これに対して、誤答がひとつもなかった問題が17問あり、そのなかで01-04(市制施行日が1月1日の市)が最多の39個の正答に対し誤答ゼロでした。これが最も簡単な問題だったのでしょうか。

今回の問六は誤答が相次ぎましたが、上記のとおり難問ランキング第8位に入りました。[55117]でEMMさんご指摘のとおり、東西南北の訓読みで始まる市も想定解数が31で、問題の5市だけではどちらか共通項か判別できません。私も、まさかこんな単純な問題ではないだろうと思いながら、北名古屋市と答えて×。しかし、問六単独では複数の解があっても、問一から十までに隠されていた共通ヒントから、出題者が意図した共通項にたどり着くので、暴動には至らなかったのです。

十問を通した誤答率は、前回が31.5%と最高でした。今回は21.5%で6位と、難易度は中程度だったようです。

順位正答誤答誤答率
11230213931.5%
231184427.2%
31132411726.5%
4933610924.5%
572466821.7%
6132897921.5%
783769219.7%
851493117.2%
961813717.0%
10103736214.3%
1141762914.1%
1221511911.2%
13111697.2%

ちなみに、第13回の問題の誤答率は、問六の45.8%、通算8位以下、問七が28.2%で33位、問三27.5%、35位、問五19.4%、64位、問九17.1%、68位、問一16.7%、69位、問四16.2%、73位、問八12.1%、83位、問ニ11.1%、86位、問十8.3%、98位と続きます。ただし、想定解残り2市でかろうじてクリヤーした問十が最も簡単だったという実感はありません。別の指標を考える必要がありますね。
[55238] 2006年 11月 19日(日)08:55:12デスクトップ鉄 さん
続・難問ランキング
[55137] で誤答率による難問ランキングを示しましたが、
想定解残り2市でかろうじてクリヤーした問十が最も簡単だったという実感はありません。別の指標を考える必要がありますね。
と必ずしも実感と一致するものではありませんでした。そこで、過去ログを調べてみると、難易度の指標として正答までのレス数(JOUTOU さん)や所要時間(稲生 さん)が提案されています。レス数には誤答も関係していると思われるので、13回の十問について誤答率と銅メダル獲得までの所要時間を比較してみました。

問題誤答率順位所要時間順位
問一16.7%51 16:40:432
問ニ9.1%90 04:49:506
問三27.5%30 12:05:375
問四16.2%60 01:14:139
問五19.4%40 14:16:574
問六44.7%10 00:54:0810
問七28.2%21 20:53:381
問八9.4%80 02:38:357
問九12.1%70 02:09:128
問十8.3%101 06:19:583

誤答率でトップだった問六が所要時間では最短とまったく逆の結果となった問題もありますが、問七は誤答率2位、所要時間1位でどちらの指標からも難易度が高かったといえるでしょう。解釈はいろいろあるでしょうが、誤答率は一般人にとっての難易度、所要時間は上級者にとっての難易度といえるかもしれません。

13回全130問の誤答率と銅メダルまでの所要時間をそれぞれ偏差値をとって相対化し、相関係数を計算すると0.452となり、ある程度の相関関係はあるようです。なお、所要時間を銅メダルまでの時間でなく、10位や20位までの所要時間としたほうが別の結果が出たかもしれませんが、銅メダルまでとしたのは、初期は想定解数が少なく、また順位が変動しない限り回答の追加や訂正を認めていたため、正確な所要時間が得られないためです。また、誤答率は、正答数から同一回答者の2回目以降の正答を除き、誤答数からも問題や既回答と一致した誤答を除きました。これらは、問題の難易度と関係しないと判断したためです。

誤答率と銅メダルまでの所要時間のそれぞれの偏差値を単純平均した総合難問ランキングは次のとおりです。皆さんの実感とあっているでしょうか。

順位問題誤答率時間総合共通項
111-0166.68197.19081.936市制施行日が土曜日
209-0866.68187.61877.150都道府県庁から直線距離で最も近い市役所がある(当該都道府県庁所在地の市役所は除く)
309-1069.99677.12273.559鳥の文字が入る鉄道駅がある
411-0763.34079.49371.417市制施行日が祝日(振替休日も含む)
503-0585.16755.81770.492アナグラム読みの村がある市
612-1071.82266.85069.336問一から問九の問題になっている
703-0258.81076.28367.546銀座がある(住所として)
803-1067.96666.82867.397鈴木市長
903-0477.60553.21765.411交会点(経度・緯度とも00分00秒になる地点)を持つ市
1010-1053.02776.09664.5612005年に任期満了による市長選挙が行われた(無投票当選も含む)
--------------------
2713-0668.13042.01255.071読みが「六文字」
3013-0756.69751.05853.878「第七」小学校または中学校がある
5213-0356.20844.31450.261都道府県境で「三市」と接している
5713-0148.69050.19149.441問一から問九の問題になっている
7013-0550.55544.76447.660市名誕生日が「五月」
8513-1042.90748.06445.486「十」の文字が入る鉄道駅がある
8813-0448.37742.08145.229同一都道府県内の「四市」に共通文字がある
9513-0945.53642.27043.903人口が「九万人」台である(2005年国勢調査速報値)
10413-0243.43342.82043.126都道府県で面積が「二番目」に広い
10613-0843.63042.37043.000「八」の文字が入る市町村に隣接する
--------------------
12101-0337.12443.93240.5282つ以上の都道府県に接している市
12208-0339.05241.98140.517「~市駅」がある(~は市の名前でその市域にある)
12303-0737.12443.82140.473JRの線名になっている(完全一致)
12410-0238.70142.10940.405合併予定がある(官報告示済み)
12510-0938.73841.98240.360都道府県で面積が最大
12602-0337.12443.30340.213北緯35度線に引っかかる市
12702-0937.12443.10140.112都道府県で一番南にある市
12802-0237.12442.94740.036区と同一名の市
12802-0437.12442.94740.036高速道路(高速自動車国道)間のジャンクションがある市
12802-0837.12442.94740.036空港のある市
[55268] 2006年 11月 21日(火)07:30:30【1】デスクトップ鉄 さん
難問の類型
[55246] いっちゃん さん
Top10中7問一致しました。
難問分析にご協力いただきありがとうございました。いっちゃんさんにとっての難問は、下表のとおり、所要時間の要素による難問のようです。

問題総合誤答率所要時間
111-0181.93666.6811097.1901市制施行日が土曜日
209-0877.15066.6811087.6182都道府県庁から直線距離で最も近い市役所がある
309-1073.55969.996677.1224鳥の文字が入る鉄道駅がある
411-0771.41763.3401379.4933市制施行日が祝日
703-0267.54658.8102376.2836銀座がある
803-1067.39767.966966.82810鈴木市長
1010-1064.56153.0274476.09672005年に任期満了による市長選挙が行われた
1409-0661.46160.9791861.94314東京の地下鉄の駅名に含まれる
4007-0751.65044.2428759.05720複数の町だけで新設合併してできた
5106-0950.27248.6906651.85436大相撲幕内力士出身地

これに対して、トップ10の中で、いっちゃんさんが難問としなかった次の3問は、いずれも誤答率が上位の問題です。

問題総合誤答率所要時間
503-0570.49285.167155.81725アナグラム読みの村がある市
612-1069.33671.822466.8508問一から問九の問題になっている
903-0465.41177.605253.21732交会点を持つ市

いっちゃんさんの実感からは、「所要時間は上級者にとっての難易度の指標」という仮説が裏付けられているように見えますが、これは一般人にとってもあてはまるのかもしれません。

[55242] オーナー グリグリさん

コメントいただきありがとうございました。

共通項に紛れがないような場合、共通項そのものの難易度により所要時間は長くなっても、誤答すら出にくいと考えると誤答率は高くならない場合もあったようです。
たしかに、誤答率が高い問題は難易度が高いとはいえそうですが、誤答率が低ければ難易度が低いとは限りません。誤答率と難易度の関係を、誤答が頻出するメカニズムから分析する必要がありそうです。
[78443] 2011年 5月 28日(土)15:22:43デスクトップ鉄 さん
第31回十番勝負問四
[55137][55238][55268]で第13回までの十番勝負の難問分析を、誤答率と銅メダルまでの所要時間を指標にして行いました。「所要時間は上級者にとっての難易度の指標」という仮説をたてましたが、出題者や上級回答者の実感とあっていたようです。

さて、第31回の問四です。銅メダルまでの所要時間は10日2時間33分9秒で、第11回問一(市制施行日が土曜日)の11日5時間14分36秒に続き、計31回310問中第2位の超難問という結果になりました。類似の過去問と比べると
問題共通項所要時間順位
09-10鳥の文字が入る鉄道駅がある7 03:39:018
13-10「十」の文字が入る鉄道駅がある1 06:19:5879
17-07「城」の入る駅がある市(ロープウエイ駅は除く)0 01:00:27242
と学習効果が働き、回を追うごとに所要時間が短かくなってきました。ぺとぺと さん([78441])が言われたように
既に何名かの方が言及されていますが、要素が複数になると途端に難易度が増しますね。
ということでしょうか。そこで、複数の要素を含む過去問についても調べてみましたが、
20-01「石」または「川」の入る市0 15:42:45124
20-02「長」または「野」の入る市0 13:50:21138
22-03「岡」か「山」の文字が入る市0 00:18:42280
で、24時間以内にメダルが売り切れています(ここでも第22回問三には学習効果が見られます)。出題者が問四を難問とは考えていなかったというのは実感だと思います。

なぜ出題者の意図とは別に超難問になってしまったか。二者択一と駅名の複合問題であることに加えて、固有名詞の「石川」、「長野」や「岡山」に対し、普通名詞の「四月」に気づきにくかったという面もあったと思います。問題中に「四」街道市と大「月」市として示されていたのですが。なお、市名に「月」が含まれている市は、大月だけというのは意外でした。

今回の十番勝負は、四天王といわれた方々が自発的にハンディキャップ制を導入されたためか、メダル獲得者が分散されたようです。いつもながら、すべて良問で、ヒントも適切だったと思います。グリグリさんに回答の楽しみ(苦しみ)を味わってほしいとも思うのですが、これは無理ですね。
[79232] 2011年 8月 22日(月)22:19:18デスクトップ鉄 さん
第32回十番勝負問五
問五の「都道府県で一番南に市域がある市」は、第2回(2004年7月)問九の「都道府県で一番南にある市」とまったく同じ問題でした。第2回問九は、問題の5市と回答の19市(すべて正答)の24市しか示されていませんが、茨城、栃木、千葉、石川、岐阜、静岡、兵庫、和歌山、鳥取、高知、長崎の11県が今回の問五と異なっています。

茨城(取手→神栖)、栃木(小山→栃木)、千葉(館山→南房総)、石川(小松→白山)、岐阜(羽島→海津)、兵庫(洲本→南あわじ)、鳥取(倉吉→鳥取)、長崎(福江→五島)の8県は、市町村合併の結果最南端の市が変更になったもの。

他の3県が違うのは、当時は、離島を対象外にしていたためのようです。静岡・御前崎(下田)、和歌山・新宮(田辺)、高知・土佐清水(宿毛)となっていました。福江市は、離島を含まず、本島の福江島だけでも、野母崎町が未編入だった長崎市より南にあったのですね。
[80164] 2012年 1月 19日(木)22:48:41デスクトップ鉄 さん
第三十三回十番勝負難易度
悪戦苦闘した第33回十番勝負ですが、難易度を銅メダルまでの所要時間と誤答率*で調べてみました。
問題所要時間同偏差値同順位誤答率同偏差値同順位総合偏差値総合順位
33-010 00:05:0643.93266.9%43.224143.5272
33-020 00:11:2243.93130.0%37.729840.8327
33-031 21:58:5154.46136.0%66.52460.436
33-040 04:49:3244.920115.4%50.013947.5169
33-050 18:46:2348.111529.8%61.53954.866
33-060 03:19:4544.62086.1%42.624743.6270
33-070 06:20:5845.318412.8%48.016346.6182
33-084 12:33:5068.72113.9%48.815558.840
33-090 05:10:4645.01988.6%44.621944.8237
33-100 00:11:0243.93148.8%44.821444.3248
* 誤答/(正答+誤答) 誤答は、既出市、問題市を除く

銅メダルまでの所要時間からは問八がこれまでの330問中上位10%にはいる難問でしたが、問三など誤答率による難易度のほうが高かったといえます。誤答5回という不名誉な記録を作ってしまい、[55238]で提示した
誤答率は一般人にとっての難易度、所要時間は上級者にとっての難易度といえるかもしれません。
を自ら実証してしまったかたちです。

過去4回の難易度(10問の単純平均)を比較すると、次の通りです。
所要時間同偏差値同順位誤答率同偏差値同順位総合偏差値総合順位
300 04:59:3438.8337.9%37.43338.133
311 08:54:4052.6109.1%39.42746.022
320 05:14:5838.9329.0%39.32939.132
330 19:20:4545.91913.8%47.41746.720
第30回以降の中で今回の難易度は、誤答率では最も高く、所要時間では31回についで2位でした(第31回は問四の「四月」が平均所要時間を押し上げたためです)。

私が今回苦戦したのは、第30回から始まった順位問題がなく、10問すべてが通常の問題だったことも理由の一つです。第30-32回の通常問題と順位問題の平均難易度を比較してみました。
所要時間順位誤答率順位通常問題順位問題
300 04:59:34337.9%330 09:13:487.6%0 00:45:208.3%
311 08:54:40109.1%272 04:00:0810.2%0 13:49:128.0%
320 05:14:58329.0%290 08:53:1110.5%0 01:36:457.6%
第30回の誤答率を除くと、通常問題のほうが難しかった。これは問題市の順位づけがヒントになっているためでしょう。第34回はぜひ順位問題を復活してほしいと思います。
[80172] 2012年 1月 21日(土)09:55:40デスクトップ鉄 さん
第三十三回十番勝負問三
今回の総合難易度(銅メダルまでの所要時間と誤答率のそれぞれの偏差値の平均)のトップは問三。共通項に気がつくと、絶妙の出題でした。問題市は距離の短い5市、非該当市は想定解と僅差の3市で、解決の糸口がフェアに提示されていました。
それなのに誤答率が高かったのは、想定解数が46で、問題市に京都と木津川が含まれていたためですね。私を含めて、多くの解答者が県境隣接問題だろうとミスリードされてしまったようです。ところが実際は46=47-1で、第9回の問九と同様の各都道府県庁からの距離の問題だった。EMMさんが白石市を解答した[79954]でつぶやかれた
この問を語る上で結構重要な市だと思うのですが。
にもっと注意を払うべきでした。

問三の出題市はトップ5で、順位問題と同じ制約を課していたわけです。距離の短い順に並べて順位問題とすれば、共通項は見つけやすくなったでしょうが、順番に解答市を探すのが大変で、難易度はむしろ高くなっていたかもしれません。
国土地理院の距離と方位角の計算で、経緯度を入力して計算した結果は次のとおりでした。
市役所県庁距離(m)市役所県庁距離(m)市役所県庁距離(m)
1木津川奈良5,83517池田兵庫26,72732天童宮城44,394
2大津京都9,05918東かがわ徳島27,05833四国中央高知46,739
3京都滋賀9,16319加賀福井27,65134曽於宮崎47,798
4大川佐賀9,23520結城栃木28,91835愛媛48,838
5尼崎大阪11,63821白石福島31,02336富士宮山梨49,239
6一宮岐阜12,09522岩国広島33,69037養父鳥取49,275
7和光東京12,82123三郷千葉33,78538都城鹿児島50,939
8清瀬埼玉13,90424常滑三重34,34139阿蘇大分55,739
9阪南和歌山16,216-白石山形34,71740大館青森63,153
10境港島根18,05725島原熊本34,76441益田山口64,108
11玉野香川19,06326仙北岩手36,19042富士吉田静岡68,594
12本庄群馬20,05027高松岡山36,83143喜多方新潟79,970
13町田神奈川20,99728真岡茨城40,42044八幡平秋田88,019
14小矢部石川23,52829妙高長野42,02445むつ北海道197,195
15羽島愛知24,14030天草長崎43,65746奄美沖縄299,556
16鳥栖福岡26,64431七尾富山44,312
なお、白石市については、[78884]の【問六から問十に関する注意事項】
11. 共通項の順位において同一市が複数回現れる場合、二回目以降は解答対象外として飛ばします。
のルールにより、ダブりません。

ところで、[80154]グリグリさんの
富山県庁にもっとも近い七尾市と二番目に近い羽咋市の差は、僅か11mです。
ですが、計算はどのようにされたのでしょうか。私が上記サイトで計算した結果は、富山県庁から七尾市役所は44,312m、羽咋は44,435mで、123mの差がありました。一方、愛知県庁から羽島市役所(24,140m)と桑名市役所(24,164m)の差は、わずか24mでした。また、[80167] かぱぷう さんの
マピオンのキョリ測で羽咋市役所と七尾市役所を比べたら羽咋市市役所の方が近くなってしまったんですよね…
というように、サイトによる計算結果のばらつきもあるようです。

日本の東西南北端点の経度緯度の都道府県庁、市役所の経緯度は、秒単位で表示されています。経度1秒で約25m、緯度1秒で約30m、経度緯度ともに1秒ずつで約40mの距離がありますから、前記の順位表もメートル単位までの精度はありません。だから、距離を掲載しているサイトがない限り、問三を順位問題とすることはできないのでしょうね。
[80181] 2012年 1月 22日(日)09:54:50【1】デスクトップ鉄 さん
Re: 順位問題
[80180] グリグリさん
コメントありがとうございます。

順位問題に対する皆さんの賛否や感想を頂ければ幸いです。とくに反応がないようでしたら、次回も通常問題で考えたいと思います。
順位問題は、共通項がわからない限り、解答できないか、誤答になります。したがって、想定解数が多い問題で、大都市を答えるまぐれ当たりを排除することができます。これが順位問題の最大のメリットだと思います。

個人的にも順位問題と相性がよいのです。過去獲得した金メダル、銀メダルは各1個ですが、いずれも順位問題でした。第32回の問七
読みの五十音順に並べた場合、各音の最初の市
では、甲斐市を答え、k-aceさんと17秒差で、金メダルでした。第31回問六
複数の市を含む合併を行った市(推計人口順)
は、新潟市を答えましたが、らるふさんに1分39秒遅れ金メダルを逃しました。このスピード感も順位問題なればこそです。

5問が難しいなら、2-3問でも順位問題にしていただきたいと思います。
[80212] 2012年 1月 25日(水)20:47:03【2】デスクトップ鉄 さん
Re: 順位問題
[80181]
順位問題は、共通項がわからない限り、解答できないか、誤答になります。したがって、想定解数が多い問題で、大都市を答えるまぐれ当たりを排除することができます。
と書きましたが、検証してみると、想定解数と大都市の正答数との相関関係はないことがわかりました。

想定解数及び未解答の該当市が示されている第21回以降の問題(*1、*2)のうち、順位問題で全市が該当する第30回問六、問十及び第32回問八を除く126問(合計想定解数:6,622)について検証しました。その結果、大都市は想定解数における占拠率(大都市が正答となる確率)は高いが、想定解数と大都市の正答数との相関関係はない(すなわち想定解数が多くなっても大都市が正答になる確率は増えない)ことが判明しました。
*1 第15回は全問想定解終了で、未答該当市なし。第32回問十は、想定解数なし。
*2 未解答市がすべて示されていない問題についても、共通項により全未解答該当市を調査し、追加した。

検証は、全市を人口によって次の3グループ、各10市に分けて行いました。
大都市:横浜、大阪、名古屋、札幌、神戸、京都、福岡、川崎、さいたま、広島
中都市:花巻、三条、新発田、三原、伊勢原、島田、坂戸、江南、筑紫野、泉佐野
小都市:串間、津久見、宮津、熊野、尾花沢、安芸、西之表、珠洲、室戸、歌志内
大都市は人口上位10市、中都市は人口10万人強の258位から267位までの10市。小都市は人口順に選ぶと北海道が5市となってしまうので、各県1市としました。
結果は次の通り。
大都市中都市小都市
問題市44187
正答市1647757
未答該当市391211
合計24710875
占拠率3.73%1.08%0.75%
相関係数0.22150.22970.1993

このように、正答になる確率は人口が多い市ほど高くなることがわかります。しかし、後述するように市によるばらつきがあります。
次に相関係数を見ると、想定解数と正答率との相関係数はどのグループも0.2台で、相関関係も、グループ間の有意差もほとんどありません。

市ごとの該当数を次に示します(問題市、正答市、未答市の合計)。
大都市中都市小都市
横浜28花巻11串間5
大阪30三条6津久見3
名古屋29新発田13宮津7
札幌22三原10熊野14
神戸22伊勢原6尾花沢6
京都30島田10安芸3
福岡24坂戸6西之表4
川崎21江南3珠洲8
さいたま18筑紫野9室戸5
広島23泉佐野6歌志内5
2478060
大都市と中都市との間には、逆転現象が見られませんが、中都市と小都市はかなりばらつきがあります。熊野市が14で中都市の新発田市よりも多いというのは、西端、南端問題が3問(30-04、30-09、32-05)あり、県境隣接問題も3問あったため。

また大都市の特徴として、全10市が該当する問題が5問あったこと。
23-01複数の衆議院小選挙区がある市
27-05JRの駅が13駅以上ある市(臨時駅・休止駅を含む)
32-06人口◯万人台で人口がもっとも少ない市(推計人口順)
32-092010年度住みたい街ランキングベスト100の市(住みたい順)
33-10Jリーグのクラブ所在地がある市
ほかに、9市該当する問題が2問、8市が該当する問題が3問あります。
23-08夜景100選がある市8
24-02女子大学(四年制)のキャンパスがある市9
29-05観覧車がある市8
31-01列島縦断新幹線の駅がある市(東北・東海道・山陽・九州)8
33-09他の市の市名駅がある市9
この10問中に順位問題が2問ありますが、一般問題で問題市やメダルを獲得した市に大都市が並んでいるときは、ほかの大都市を解答するとまぐれあたりになる可能性が高い、といえそうです。

追記:データ集計に誤りがあった(第15回から第24回のデータに未答市が反映されていなかった)ので、21回以降のデータに改めて、訂正しました。
[80865] 2012年 5月 17日(木)20:40:08【1】デスクトップ鉄 さん
第34回十番勝負難易度分析
前回に続き、銅メダルまでの所要時間と誤答率*による第34回十番勝負の難易度分析です。
問題所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
34-010 21:01:3548.711026.7%59.25454.075
34-020 02:11:3544.42310.0%37.930541.1332
34-030 00:46:3444.12717.1%43.623943.8268
34-040 02:33:5844.52243.8%40.928042.7294
34-051 20:36:5454.2657.1%43.623948.9137
34-060 21:08:0148.81094.2%41.227545.0236
34-070 00:50:4644.126722.2%55.77549.9121
34-081 07:17:2151.1810.0%37.930544.5251
34-090 01:18:0644.22516.7%43.225143.7274
34-100 00:21:4044.03019.7%45.620844.8244
* 誤答/(正答+誤答) 誤答は、既出市、問題市を除く

[80766]で出題者が
今回は、際立った難問はなかったようで、比較的順調に正答が集まっています。
とおっしゃったように、総合偏差値が50を超えたのは問一しかなく、これは誤答率が高かったためです。所要時間では問五と問八の偏差値が50を超え、難しかったといえます。

回ごとの総合難度(10問の単純平均)は、次のとおり34回中22位でした。しかし、所要時間は27位、誤答率が14位と大きな差が出ました。[55238]で提示した仮説が正しければ、上級者にとっては易しく、一般人には難しい出題だったといえます。

所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
11 06:09:3551.6128.6%38.23244.925
21 15:45:0856.4810.8%42.22649.315
32 02:21:4861.7630.2%75.7168.72
40 22:47:2447.91715.1%49.61648.716
52 13:01:4967.0414.0%47.61757.37
61 02:31:2449.71417.4%53.51251.611
70 20:04:4446.51821.0%59.8553.210
80 08:14:3040.62916.4%51.81346.223
92 16:30:1868.8323.2%63.6466.23
102 18:41:5169.9213.4%46.71958.36
113 05:34:5475.3125.4%67.4371.41
121 07:09:5652.11126.6%69.5260.85
130 15:24:1744.22219.2%56.61050.414
142 11:55:0266.5519.2%56.6961.64
150 05:27:1039.23212.0%44.22341.730
160 17:10:3145.12112.5%45.12045.124
170 12:53:0242.92520.6%59.1751.013
181 01:28:1949.21520.9%59.6654.48
190 09:07:4641.02819.0%56.31148.717
200 15:21:3244.22320.5%59.0851.612
210 07:08:4140.0309.0%39.12939.531
220 12:33:4242.72611.4%43.22443.029
231 17:40:0457.3715.4%50.21553.89
240 13:21:5143.22412.0%44.32243.726
250 18:21:1545.72010.1%40.92843.328
261 09:43:0753.4911.4%43.12548.218
270 06:16:5739.6318.9%38.83139.232
281 00:57:4049.01612.4%44.82146.920
291 02:54:1049.9138.1%37.43343.727
300 04:59:3439.0347.9%37.13438.034
311 08:54:4053.01010.7%41.92747.419
320 05:14:5839.1339.0%39.03039.133
330 19:20:4546.21913.8%47.41846.821
340 11:40:3342.32715.8%50.81446.522

今回は順位問題が復活しましたが、順位問題が登場した第30回以降の一般問題と順位問題の平均難易度を比較してみます。
一般問題順位問題
所要時間誤答率所要時間誤答率
300 09:13:48 7.6%0 00:45:208.3%
312 04:00:0813.4%0 13:49:128.0%
320 08:53:1110.5%0 01:36:457.6%
340 14:14:07 9.0%0 10:59:118.5%

順位問題のほうが難易度が低いという傾向は変わりませんでしたが、その差がかなり接近しました。順位問題は、これまで人口、面積、経緯度、郵便番号等の数値を対象にしていましたが、今回の問六は、人口の実数ではなく、較差による順位だったことに惑わされました。私は、これまで順位問題との相性がよく、[80164]でその復活をお願いしたわけです。今回も順位問題については、ノーヒントで解答できましたが、「順位問題も甘くはないですよ」と出題者がつぶやいているのが聞こえるようです。

なお、[80852]で あきすて さんが指摘されましたが、第三ヒント解答が「人工比較」となっています。
[80884] 2012年 5月 20日(日)21:06:48【2】デスクトップ鉄 さん
第34回十番勝負の出題傾向
[80865] で第34回十番勝負の難易度分析を行い、順位問題が一般問題に比べ難易度が低いという傾向は変わらないが、その差がかなり接近したと報告しました。これは、出題者が順位問題の復活に当たり、その難易度を高めたためと推察しているのですが、もうひとつ、今回の特徴的な出題傾向を指摘してみたいと思います。

それは、大都市を想定解から外す傾向です。まだ、問三の未答市が出揃っていませんが、横浜市と大阪市が、全787市が該当する問六を除き、まったく想定解に含まれていません。横浜、大阪を冠するジャンクションまたはインターチェンジはないから、問三からも外れているでしょう。また問六も横浜市は最後の、大阪市は786番目の解答になります。その他の人口百万以上の大都市で、名古屋は2問(問2と問10)、以下札幌は1、神戸2、福岡1(問3?)、京都市1、川崎市0、さいたま2、広島3、仙台1という結果でした。

[80212] で、「大都市は想定解数における占拠率(大都市が正答となる確率)が高い」と指摘しました。第21回から前回第33回までの想定解数の上位と下位をあげると次のとおりです(消滅市を除く。長久手市は第33回開始後市制施行)。
出題回答未答出題回答未答
浜松市335199長久手市0000
富山市3241414久居市0000
名古屋市307185芦別市1001
京都市306213伊達市(北)1100
岡山市3014124五所川原市1010
横浜市286193羽生市1010
相模原市2813114野々市市1100
静岡市2821610羽曳野市1010
仙台市274212竹原市1001
大阪市263221須崎市1010
福岡市252221紋別市2020
熊本市250196黒石市2020
広島市241167遠野市2110
松山市241194長井市2020
北九州市247134南陽市2020
豊田市233137行方市2011
神戸市237151袖ケ浦市2011
札幌市225116小千谷市2110
大崎市223154多治見市2002
秋田市222146名張市2020
新潟市221183湖南市2011
呉市221147御坊市2011
長崎市222146府中市(広)2020
青森市213153南国市2110
高崎市21696田川市2101
川崎市212136福津市2002
飯田市215124宇城市2011
大津市212154日向市2002
姫路市211164
高松市212163
*順位問題で、全市が該当する第30回問8、問10、第32回問8、及び想定解数が示されていない第32回問10を除く

横浜が6位タイ、大阪が10位と、上位には政令指定都市を中心に、大都市が並んでいます。一方、過去想定解が1問しかなかった五所川原が今回だけで2問になりました(野々市も)。今回の大都市排除傾向は、やはりまぐれ当たり対策の意図的なものと推察しますが、いかがでしょうか。
[81804] 2012年 9月 7日(金)21:21:10デスクトップ鉄 さん
第35回十番勝負難易度分析
恒例の銅メダルまでの所要時間と誤答率*による第35回十番勝負(一般コース)の難易度分析です。こんな分析をしても、成績向上にはつながらないのですが。

問題所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
35-010 00:55:3944.22703.0%40.429742.3315
35-020 01:19:1144.32566.1%42.825843.5287
35-030 00:12:3444.03303.2%40.529342.3318
35-040 00:23:3844.03088.6%44.822644.4258
35-050 01:21:2944.32549.4%45.521444.9246
35-060 12:01:0846.816225.0%58.16452.497
35-071 14:24:5252.97320.5%54.49753.781
35-080 02:42:5744.62233.1%40.429442.5310
35-090 01:34:5344.32506.3%43.025743.6284
35-100 00:34:1744.12923.1%40.429442.3317

総合偏差値が50を超えたのは、問六、問七の2問だけ。概して難易度は低かったようです。回ごとの総合難易度(10問の単純平均)は、次のとおり35回中33位で同じ傾向ですが、問題が易しくなったというより、解答者の実力が向上したという見方もできます。

所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
11 06:09:3552.1128.6%39.53245.824
21 15:45:0856.8810.8%43.32550.015
32 02:21:4862.0630.2%75.4168.72
40 22:47:2448.41715.1%50.41549.416
52 13:01:4967.3414.0%48.51757.97
61 02:31:2450.31417.4%54.11252.211
70 20:04:4447.11821.0%60.2553.710
80 08:14:3041.32816.4%52.51346.922
92 16:30:1869.0323.2%63.8466.43
102 18:41:5170.1213.4%47.61858.86
113 05:34:5475.4125.4%67.5371.41
121 07:09:5652.61126.6%69.5261.05
130 15:24:1744.82119.2%57.11051.014
142 11:55:0266.7519.2%57.2961.94
150 05:27:1039.93212.0%45.22242.628
160 16:35:1645.42012.6%46.31945.823
170 12:53:0243.62420.6%59.5751.513
181 01:28:1949.81520.9%60.0654.98
190 09:07:4641.72719.0%56.81149.317
200 15:21:3244.82220.5%59.4852.112
210 07:08:4140.7299.0%40.32840.530
220 12:33:4243.42511.4%44.22343.827
231 17:40:0457.7715.6%51.21454.59
240 13:21:5143.82312.2%45.62144.725
250 04:53:1739.6355.9%35.13537.335
261 09:43:0753.8911.4%44.22449.018
270 06:16:5740.3308.9%40.02940.232
281 00:57:4049.51612.4%45.82047.721
291 02:54:1050.5138.1%38.73344.626
300 04:59:3439.7347.9%38.53439.134
311 08:54:4053.41010.7%43.02648.219
320 05:14:5839.8339.4%40.82740.331
330 19:20:4546.71914.3%49.01647.920
340 09:16:5141.8268.8%39.83140.829
350 05:57:0440.2318.8%39.93040.133

*誤答率=誤答/(正答+誤答) 誤答は、既出市、問題市を除く。正答は、初期に認められていた同一解答者の再回答を除く

[81803] グリグリさん
ちなみに、以下の変遷情報の検索結果から拾い出したのですが漏れてしまったようです。お詫びして訂正いたします。
「八」の文字を含む自治体の変遷情報抽出結果
私も同じ検索をしたのですが、松原市を見落としていました。未解答市をすべて発表していただいたおかげで、漏れのチェックができました。
[81837] 2012年 9月 12日(水)21:39:14【1】デスクトップ鉄 さん
十番勝負:解答市の選択
十番勝負の個人記録集に、解答者の正答市重複率が発表されています。満遍なく選択している人と、特定の市に偏って解答している人と二極分化しているようです。
解答に選択されやすい市、されにくい市を調べてみました。未解答市が明らかになっている第21回から第35回の130問(30、31、32、34回の順位問題計20問を除く)中、正答市は4539、未解答市は1558、平均解答率*は74.4%でした。*正答市/(正答市+未解答市)
解答率は、市によるばらつきが大きく、解答率30%以下の市が21市、うち一度も解答されなかった市が10市ありました。
市名解答機会正答市解答率市名解答機会正答市解答率市名解答機会正答市解答率
石狩市500.0%由布市200.0%豊後大野市8225.0%
鉾田市400.0%芦別市100.0%登別市4125.0%
胎内市300.0%姶良市100.0%和光市4125.0%
下呂市300.0%守谷市6116.7%鴨川市4125.0%
上尾市200.0%江別市5120.0%井原市4125.0%
秦野市200.0%滝川市5120.0%須坂市7228.6%
竹原市200.0%市川市13323.1%三原市10330.0%
石狩市は、5回の解答機会がありながら一度も解答されませんでした。13回解答機会があった市川市が解答されたのは、3回だけでした。

一方、解答率100%の都市が148市ありました。このうち、8回以上の解答機会があって、全問解答された市は次の20市です。
大阪市2323100.0%南足柄市99100.0%亀山市88100.0%
三好市1515100.0%吹田市99100.0%いなべ市88100.0%
金沢市1414100.0%松阪市99100.0%東かがわ市88100.0%
十和田市1010100.0%阿波市99100.0%西条市88100.0%
阿南市1010100.0%氷見市88100.0%宿毛市88100.0%
四国中央市1010100.0%射水市88100.0%鳥栖市88100.0%
むつ市99100.0%かほく市88100.0%
大阪市は、解答機会が23回あり、全問解答されました。四国の市が20市中7市含まれているのが興味深いところ。

解答機会が20回以上あった市は23あり、解答率順に並べると次のとおり。
大阪市2323100.0%大津市201785.0%秋田市231669.6%
福岡市232295.7%熊本市262181.8%呉市221568.2%
京都市272592.6%高知市221881.8%浜松市291965.5%
仙台市242291.7%長崎市211781.0%福島市201365.0%
高松市211990.5%一関市201680.0%豊田市201365.0%
横浜市252288.0%新潟市221777.3%静岡市301963.3%
松山市221986.4%名古屋市251976.0%富山市321650.0%
青森市201785.0%広島市251872.0%
福岡市は、今回の問八が解答されていれば、大阪市と並んで23問全問解答を継続していました。解答機会のトップは32回の富山市、2位は30回の静岡市ですが、解答率はともに高くありません。

県別の解答率の上位・下位各10県は次のとおりです。四国の突出ぶりと西高東低の傾向がうかがえます。
1徳島676191.0%38富山1087569.4%
2香川766990.8%39茨城19913869.3%
3石川968790.6%40福島1339269.2%
4愛媛958488.4%41大分1077267.3%
5三重1069084.9%42岐阜16210967.3%
6高知756384.0%43長野15410366.9%
7奈良847083.3%44北海道20513666.3%
8佐賀776483.1%45秋田1067066.0%
9京都12410383.1%46山梨1137263.7%
10沖縄826882.9%47千葉22714162.1%

第20回までは、未解答市が公開されておらず(初期は想定解数も示されていない)、今から全未解答市を調べるのは結構大変です。もしデータが残っていて、公表していただけるなら、ぜひ分析に加えたいと思います。
[82025] 2012年 10月 29日(月)21:56:01デスクトップ鉄 さん
続・十番勝負:解答市の選択
[81837]で、十番勝負の解答に選択されやすい市、されにくい市について、第21回以降のデータを分析しました。そのなかで
第20回までは、未解答市が公開されておらず(初期は想定解数も示されていない)、今から全未解答市を調べるのは結構大変です。もしデータが残っていて、公表していただけるなら、ぜひ分析に加えたいと思います。
と書いたところ、ぐりぐりさんから第1回からの「共通項虎の巻」を送って頂きました。この「虎の巻」でも初期の出題のなかには想定解数が明示されていないものがあり、出題当時の想定解の探索作業を行いましたが、平成の大合併の時期にまたがっていて、この作業はかなり難航しました。まだもれがあるとは思いますが、この辺で打ち切り、[81837]と同様の分析結果を公開します。

対象は、第1回から第35回の330問(30、31、32、34回の順位問題計20問と第35回の入門編を除く)。正答市は10166、未解答市は4485、平均解答率=(正答市/(正答市+未解答市))は69.4%でした。なお、第1回問一の採点の誤り(長門市が正答になっているが、山口県内の最小人口は当時も美祢市)を訂正して計算しています。

解答率は、市によるばらつきが大きく、うち一度も正答にならなかった市が15市ありました。すべて消滅市または新設市。(以下の表において●:出題市、◎:解答市、○:未答市、*消滅市、#:新設市)
解答機会想定解
黒磯市*1 0 1 1 2
姶良市#1 0 1 1 2
尾西市*0 0 1 1 1
北条市*0 0 1 1 1
野々市市#2 0 0 0 2
川内市*2 0 0 0 2
長久手市#1 0 0 0 1
小野田市*1 0 0 0 1
新湊市*1 0 0 0 1
武生市*1 0 0 0 1
岩槻市*0 0 0 0 0
豊栄市*0 0 0 0 0
松任市*0 0 0 0 0
東予市*0 0 0 0 0
具志川市*0 0 0 0 0
岩槻市、豊栄市、松任市、東予市、具志川市は、出題を含めて一度も想定解に入らずに消滅しました。

解答率30%以下の市は22市、このうち21市が消滅市または新設市で、35回の出題全期間中存続していたのは駒ヶ根市だけ(解答機会9回、解答2回、解答率22.2%)。解答率30%台は、守谷市(4/13=30.8%)、江別市(4/12=33.3%)、石狩市(4/12=33.3%)、横手市(5/15=33.3%)、御坊市(3/9=33.3%)、田川市(4/12=33.3%)、留萌市(5/14=35.7%)、戸田市(5/14=35.7%)、岩倉市(5/14=35.7%)、東大和市(7/19=36.8%)、上尾市(3/8=37.5%)、小千谷市(3/8=37.5%)、尾張旭市(3/8=37.5%)、豊前市(5/13=38.5%)と続きます。

一方、解答率100%の都市が34市あり、こちらも消滅市が7市(新津市、新井市、白根市、浜北市、上野市、中村市、加世田市)、新設市が15市含まれています。8回以上の解答機会があって、全問解答された市は次の15市です。
解答機会想定解
鳥栖市6 17 0 17 23
東かがわ市4 16 0 16 20
四国中央市4 16 0 16 20
宿毛市2 14 0 14 16
つくばみらい市#1 14 0 14 15
鈴鹿市1 14 0 14 15
沼田市4 13 0 13 17
南あわじ市#1 13 0 13 14
南城市#2 12 0 12 14
桜川市#1 11 0 11 12
浅口市#0 11 0 11 11
南房総市#2 10 0 10 12
吉野川市#1 9 0 9 10
善通寺市0 9 0 9 9
南国市2 8 0 8 10
新設市が健闘していることと、四国の市が15市中6市を占めていることが注目されます。

都道府県別解答率の上位下位それぞれ10県をリストしました。
順位解答機会想定解解答率
1香川18 148 23 171 189 86.5%
2石川42 176 33 209 251 84.2%
3高知16 156 30 186 202 83.9%
4愛媛21 170 39 209 230 81.3%
5徳島17 126 30 156 173 80.8%
6兵庫52 425 121 546 598 77.8%
7宮城36 220 72 292 328 75.3%
8栃木28 186 61 247 275 75.3%
9鳥取16 82 27 109 125 75.2%
10沖縄29 145 48 193 222 75.1%
--------
38千葉64 382 208 590 654 64.7%
39埼玉63 394 215 609 672 64.7%
40東京46 296 163 459 505 64.5%
41山口39 190 105 295 334 64.4%
42岩手26 146 81 227 253 64.3%
43長野42 220 123 343 385 64.1%
44島根18 121 70 191 209 63.4%
45熊本24 157 95 252 276 62.3%
46北海道61 353 235 588 649 60.0%
47大分17 152 104 256 273 59.4%
前回書いた、「四国の突出ぶり」は変わりませんが、「西高東低の傾向」は必ずしもあたっていませんでした。

最後になりましたが、十番勝負にも参加されていたハンブルガーさんのご冥福をお祈りします。
[82036] 2012年 10月 31日(水)21:33:53デスクトップ鉄 さん
十番勝負:正答、解答機会、想定解
[82029] 白桃 さん
[82025]デスクトップ鉄さんの記事を見ていて、どうして東かがわ市は“新設市”ではないのか?と思っていたら、十番勝負が開始された2004年7月3日には既に市になっていた、という意味だったのですね。
定義せずに使ってしまいましたが、おっしゃるとおりです。「新設市」は第1回開催以降生まれた市、「消滅市」はその後(市名が)亡くなった市です。いずれも第1-35回の一部期間しか存在せず、330問すべての対象ではなかったという意味で使いました。この期間存在した市は845市あり、全期間通して存在しているのが646市、新設市が146市、消滅市が53市です。ちなみに、新設市のなかでは、五島市が310問で最大の出題対象、長久手市が15問で最少。消滅市は、鳩ヶ谷市が305問で最大、福江市が20問で最少です。

[82025]では、解答に選ばれやすい市、選ばれにくい市を解答率という観点から分析しました。今回は解答市の絶対数を分析対象にします。次の表は正答数の順位でソートしたもの。なお、解答機会=◎+○、想定解=●+◎+○、率は出題数に対するそれぞれの比率です。正答数の30位までと各指標の上位30位にはいる市をリストし、漏れている政令指定都市を参考に掲げました。

出題数解答機会同順位解答機会率同順位想定解同順位想定解率同順位
1京都市33016521668120.6%184125.5%1
2大阪市33012501464219.4%376223.0%2
3福岡市330649453816.1%9591017.9%11
4仙台市3301048553816.1%963919.1%10
5横浜市3301445954716.4%868720.6%7
6高松市3308438511115.5%12591017.9%11
7広島市3307422163319.1%470621.2%6
7松山市3308429511115.5%12591017.9%11
9静岡市3307412061518.5%668720.6%7
10名古屋市33015401757617.3%7723 21.8%3
10新潟市33044010501415.2%155418 16.4%19
12富山市3309392463319.1%4723 21.8%3
12岡山市33023399481714.5%18715 21.5%5
14大津市33073812501415.2%155715 17.3%16
15神戸市33012376432613.0%285516 16.7%17
15姫路市3304378452113.6%234924 14.8%26
17長崎市33063616521015.8%115813 17.6%14
17浜松市33083614501415.2%155813 17.6%14
17北九州市33012367432613.0%28551616.7%17
20金沢市33011353383811.5%41492414.8%26
21上越市33023413471914.2%20492414.8%26
21高知市3305347413412.4%36463713.9%39
23秋田市33023120511115.5%12532016.1%21
23青森市33073113442213.3%24512215.5%24
23川崎市33073111423012.7%32492414.8%26
23長岡市33043111423012.7%32463713.9%39
27熊本市33063018481714.5%18541816.4%19
27鹿児島市330103012423012.7%325221 15.8%22
27豊田市33063014442213.3%24502315.2%25
30福島市33022918471914.2%20492414.8%26
30鳥取市33052915442213.3%24492414.8%26
--------------
36千葉市33042716432613.0%28473214.2%34
36山口市33032715423012.7%32454013.6%42
41大崎市#2304266326413.9%22366315.7%23
45長野市33032519442213.3%24473214.2%34
70佐賀市33022221432613.0%28454013.6%42
75山形市330102118393711.8%39492414.8%26
79福江市*20022479220.0%2479920.0%9
--------------
35札幌市330122455114910.6%53473214.2%34
36堺市3305278354910.6%53405112.1%55
64さいたま市330823831719.4%76395311.8%57
150相模原市33021179261067.9%120473214.2%34

[80212] で、「大都市は想定解数における占拠率(大都市が正答となる確率)が高い」と指摘しました。今回の分析結果はこれを裏付けています。京都市が正答数、解答機会数、解答機会率、想定解数、想定解率の五冠王に輝きました。以下、政令指定都市、県庁所在地が続いていますが、政令指定都市のなかで、札幌市、さいたま市、相模原市、堺市が各指標の30位以内に入っていません。とくに人口第4位の札幌市の低迷振りが注目されます。

京都市の解答機会率20%超ということは、出題直後に全問京都市を解答すれば、金メダルが2個取れるということになります。しかし出題者もその辺は心得ておられ、[80884]で指摘したように、第34回は大都市を想定解から外す対策を採られたようです。
[82177] 2012年 11月 15日(木)00:23:49デスクトップ鉄 さん
十番勝負同一・類似問題
五番勝負も一段落したようなので、十番勝負の想定解分析を続けます。

十番勝負には、同一・類似問題が結構出題されています。甲子園出場校は3回、地方大会準優勝校は2回出題されていますが、当然その都度想定解が異なります。その他の問題でも市町村合併等により、想定解は出題の都度変化しました。隣接問題からそのような例を紹介します。

「八」の字自治体隣接市は、過去3回出題されています。
05-082005/01/01「八」の字を含む自治体に接している市
13-082006/10/29「八」の文字が入る市町村に隣接する
35-H2012/08/13「八」の入る市に隣接する市(湖上隣接は除く)

次の表の記号は、[82025] と同じです。なお第35回問Hは八の字市に隣接なので、町隣接を付け加え、△で示しています。
05-0813-0835-H隣接自治体変更事由
盛岡市八幡平市2005/09/01八幡平市市制施行。2006/01/01盛岡市が玉山村を編入
二戸市八幡平市2005/09/01八幡平市市制施行。2006/01/01二戸市が浄法寺町と合併
能代市八竜町→八峰町2006/03/20八竜町→三種町。2006/03/27八峰町新設
鹿角市八幡平市2005/09/01八幡平市市制施行
仙北市#八幡平市2005/09/01八幡平市市制施行。2005/09/20仙北市市制施行
酒田市八幡町2005/11/01八幡町→酒田市
古河市八千代町2005/09/12古河市が総和町、三和町と合併
石岡市八郷町2005/10/01八郷町→石岡市
結城市八千代町
下妻市八千代町
笠間市八郷町2005/10/01八郷町→石岡市
つくば市八郷町2005/10/01八郷町→石岡市
常総市#八千代町2006/01/01水海道市が石下町を編入、常総市に
筑西市#八千代町2005/03/28下館市が明野町ほかと合併、筑西市に
坂東市#八千代町2005/03/22岩井市が猿島町と合併、坂東市に
草加市八潮市
三郷市八潮市
千葉市八千代市、八街市
船橋市八千代市
佐倉市八千代市、八街市
東金市八街市
旭市八日市場市2006/01/23八日市場市→匝瑳市
習志野市八千代市
印西市八千代市
白井市八千代市
富里市八街市
山武市#八街市2006/03/27山武市市制施行
昭島市八王子市
町田市八王子市
日野市八王子市
福生市八王子市
多摩市八王子市
あきる野市八王子市
相模原市八王子市2006/03/20相模原市が津久井町、相模湖町を編入
南砺市#八尾町2005/04/01八尾町→富山市
長野市八坂村2005/01/01長野市が大岡村を編入。2006/01/01八坂村→大町市
大町市八坂村2006/01/01八坂村→大町市
茅野市八千穂村2005/03/20八千穂村→佐久穂町
大垣市安八町
瑞浪市八百津町
羽島市安八町
恵那市八百津町
美濃加茂市八百津町
可児市八百津町2005/05/01可児市が兼山町を編入
瑞穂市安八町
飛騨市八尾町2005/04/01八尾町→富山市
近江八幡市八日市市2005/02/11八日市市→東近江市
八日市市近江八幡市
野洲市#近江八幡市2004/10/01野洲市市制施行
東近江市#近江八幡市2005/02/11八日市市→東近江市
京都市八幡市、八木町2006/01/01八木町→南丹市
亀岡市八木町2006/01/01八木町→南丹市
城陽市八幡市
京田辺市八幡市
大阪市八尾市
枚方市八幡市
松原市八尾市
柏原市八尾市
藤井寺市八尾市
東大阪市八尾市
西脇市八千代町2005/11/01八千代町→多可町
加西市八千代町2005/11/01八千代町→多可町
鳥取市八頭町2005/03/31八頭町新設
松江市八雲村2005/03/31八雲村→松江市
雲南市八雲村2005/03/31八雲村→松江市
大洲市八幡浜市
西予市八幡浜市
久留米市八女市2006/10/01八女市が上陽町を編入
筑後市八女市
うきは市#八女市2005/03/20うきは市市制施行。2010/02/01八女市が星野村を編入
みやま市#八女市2007/01/29みやま市市制施行
山鹿市八女市2010/02/01八女市が立花町を編入
宇城市#八代市2005/01/15宇城市市制施行
日田市八女市2010/02/01八女市が矢部村、星野村を編入
糸満市八重瀬町2006/01/01八重瀬町新設
豊見城市八重瀬町2006/01/01八重瀬町新設
南城市#八重瀬町2006/01/01南城市市制施行、八重瀬町新設
545660

隣接市でなくなったのは、相手が消滅したものと自分が消滅したものとがあります。新たに隣接したケースは、「八」の字自治体がが新設されたもののほか、自分から相手に近づいていったものと、相手が近寄ってきたものとがあります。相模原市は、津久井町、相模湖町を編入して八王子市と境界を接することになりました。日田市は、矢部村、星野村を編入した八女市のほうが近寄ってきた例です。能代市のように隣接していた八竜町が合併により三種町となって途絶えた1週間後に、八森町、峰浜村が合併し八峰町が新設され、隣接が復活した例もあります。なお旧八森町とは境界を接していませんでした。

「八の字」隣接問題は、想定解数はあまり変化がありませんが、次回以降は想定解数が大きく減少した例と、増加した例を紹介します。
[82187] 2012年 11月 17日(土)12:16:17【2】デスクトップ鉄 さん
十番勝負同一・類似問題(2)
[82177]
次回以降は想定解数が大きく減少した例と、増加した例を紹介します。
と予告しました。まず、大きく増加した例です。複数県隣接市も、過去3回出題されています。
01-032004/07/032つ以上の都道府県に接している市
22-012009/04/18複数の都道府県に隣接する市(架橋隣接も含む)
27-042010/04/03複数の都道府県に隣接する市(離島,架橋,海底トンネル隣接も含む)

表に示すように、市域拡大により、第1回の35市から、第22回78市、第27回82市と2倍以上に増加しました。隣県に接していなかった高山市が、一挙に4県と隣接したのが注目されます。
01-0322-0127-042004年隣接その後隣接変更事由
一関市宮城、秋田
八幡平市#青森、秋田2005/09/01市制施行
栗原市#岩手、秋田2005/04/01市制施行
大崎市#秋田、山形2006/03/31古川市ほかが合併新設
湯沢市岩手、山形2005/03/22雄勝町と合併
鹿角市青森、岩手
福島市宮城、山形
喜多方市山形、新潟2006/01/04山都町と合併
古河市栃木、埼玉
栃木市茨城、群馬、埼玉2010/03/29藤岡町を編入
日光市群馬福島2006/03/20栗山村と合併
大田原市福島、茨城2005/10/01黒羽町と合併
高崎市埼玉、長野2006/01/23倉渕村、新町を編入
太田市栃木、埼玉
秩父市東京群馬、山梨、長野2005/04/01大滝村と合併
加須市茨城、栃木、群馬2010/03/23北川辺町と合併
三郷市千葉、東京
幸手市茨城、千葉
松戸市埼玉、東京
野田市茨城、埼玉
川崎市千葉、東京
相模原市東京山梨2006/03/20津久井町を編入
新発田市山形、福島
糸魚川市富山、長野
魚沼市#福島、群馬2004/11/01市制施行
富山市長野、岐阜2005/04/01大山町と合併
南砺市#石川、岐阜2004/11/01市制施行
白山市#富山、福井、岐阜2005/02/01松任市ほかが合併新設
大野市石川、岐阜
山梨市埼玉、長野2005/03/22三富村と合併
南アルプス市長野、静岡
上野原市#東京、神奈川2005/02/13市制施行
伊那市山梨、静岡2006/03/31長谷村と合併
大町市富山、岐阜
大垣市三重、滋賀2006/03/27上石津町を編入
高山市富山、石川、福井、長野2005/02/01荘川村、上宝村を編入
恵那市長野、愛知2004/10/25上矢作町と合併
海津市#愛知、三重2005/03/28市制施行
静岡市山梨、長野
浜松市長野、愛知2005/07/01水窪町を編入
豊田市長野、岐阜2005/04/01稲武町を編入
愛西市#岐阜、三重2005/04/01市制施行
桑名市岐阜、愛知2004/12/06多度町、長島町と合併
上野市*滋賀、奈良2004/11/01→伊賀市
熊野市奈良、和歌山
いなべ市岐阜、滋賀
伊賀市#滋賀、京都、奈良2004/11/01上野市ほかが合併新設
長浜市福井、岐阜2010/01/01余呉町を編入
甲賀市#三重、京都2004/10/01市制施行
高島市#福井、京都2005/01/01市制施行
京都市滋賀、大阪
京田辺市大阪、奈良
南丹市福井、滋賀、大阪、兵庫2006/01/01市制施行
枚方市京都、奈良
河内長野市奈良、和歌山
篠山市京都、大阪
宍粟市#鳥取、岡山2005/04/01市制施行
奈良市京都三重2005/04/01月ヶ瀬村を編入
五條市大阪、和歌山
生駒市京都、大阪
橋本市大阪、奈良
新宮市三重奈良2005/10/01熊野川町と合併
鳥取市兵庫、岡山2004/11/01国府町、用瀬町、佐治村を編入
益田市山口広島2004/11/01匹見町を編入
新見市鳥取広島2005/03/31神郷町と合併
美作市#兵庫、鳥取2005/03/31市制施行
庄原市鳥取、島根、岡山2005/03/31西城町と合併
廿日市市島根、山口
岩国市広島島根2006/03/20錦町と合併
鳴門市兵庫、香川
三好市#香川、愛媛、高知2006/03/01市制施行
高松市岡山徳島2005/09/26塩江町を編入
観音寺市徳島、愛媛2005/10/11大野原町と合併
四国中央市徳島、香川、高知
八女市熊本、大分2010/02/01矢部村を編入
唐津市福岡、長崎2005/01/01浜玉町と合併、2009/04/18鷹島肥前大橋開通
人吉市宮崎、鹿児島
山鹿市福岡、大分2005/01/15菊鹿町と合併
日田市福岡、熊本2005/03/22中津江村を編入
竹田市熊本、宮崎
小林市熊本、鹿児島
えびの市熊本、鹿児島
大口市*熊本、宮崎2008/11/01→伊佐市
伊佐市#熊本、宮崎2008/11/01大口市ほかが合併新設
357882

01-03は、想定解数が明示されておらず、架橋隣接等の注記がありませんが、連続性を考えて川崎市、鳴門市が含まれているものとしました。なお、[82025]
対象は、第1回から第35回の330問(30、31、32、34回の順位問題計20問と第35回の入門編を除く)。正答市は10166、未解答市は4485、平均解答率=(正答市/(正答市+未解答市))は69.4%でした。
と書きましたが、01-03の未解答市から川崎、鳴門両市に加え、福島、新発田、竹田の計5市が漏れていました。正答市は10166、未解答市は4490となります(解答率は0.1%単位では変化がありません)。

訂正
[82197] 桜通り十文字 さんのご指摘により訂正
[82200] k-ace さんのご指摘により訂正。南丹市の滋賀県、大阪府が漏れていたのを訂正
[82219] 2012年 11月 20日(火)20:49:34【3】デスクトップ鉄 さん
十番勝負同一・類似問題(3)
同一・類似問題の想定解の変化を追跡する第3回は、想定回数が103から27に激減した、非市隣接の問題。
01-082004/07/03他の市と隣接していない市
02-102004/07/17町にのみ接している市
35-F2012/08/13他の市に隣接していない市(架橋隣接は隣接としない)

第2回問二は、町のみ隣接で、村と隣接している市、他の自治体とまったく隣接していない市が含まれていません。それぞれ、△と□で表示しました。
01-0802-1035-F現在の隣接市変更事由
函館市北斗市2006/02/01北斗市市制施行
釧路市
帯広市
北見市網走市2006/03/05北見市が端野町、常呂町と合併
網走市北見市同上
留萌市
稚内市
紋別市
士別市名寄市2005/09/01名寄市が朝日町と合併
名寄市士別市同上
根室市
弘前市つがる市2005/02/11つがる市市制施行
八戸市
三沢市
むつ市
盛岡市花巻市2006/01/01花巻市が大迫町と合併
八幡平市2006/01/10盛岡市が玉山村を編入
宮古市2010/01/01宮古市が川井村を編入
宮古市盛岡市、花巻市、遠野市2010/01/01宮古市が川井村を編入
久慈市
一関市栗原市2005/04/01栗原市が市制施行
陸前高田市、気仙沼市、登米市2005/09/20一関市が花泉町、大東町、室根村と合併
奥州市2006/02奥州市が市制施行
二戸市八幡平市2006/01/01二戸市が浄法寺町と合併
石巻市登米市、東松島市2005/04/01石巻市が河北町、桃生町、北上町と合併し、登米市、東松島市が市制施行
古川市*2006/03/31→大崎市(合併・新設)
秋田市由利本荘市、潟上市、大仙市、北秋田市2005/03/22由利本荘市、潟上市、大仙市、北秋田市が市制施行
仙北市2005/09/20仙北市が市制施行
能代市北秋田市2006/03/21能代市が二ツ井町と合併
本荘市*2005/03/22→由利本荘市(合併・新設)
男鹿市潟上市2005/03/22潟上市が市制施行
湯沢市由利本荘市、新庄市2005/03/22湯沢市が雄勝町と合併、由利本荘市が市制施行
横手市2005/10/01横手市が増田町、十文字町と合併
新庄市湯沢市2005/03/22湯沢市が雄勝町と合併
白河市
原町市*2006/01/01→南相馬市(合併・新設)
相馬市南相馬市、伊達市2006/01/01原町市ほかが合併南相馬市に、伊達市が市制施行
古河市結城市、坂東市2005/09/12古河市が総和町、三和町と合併
加須市、久喜市2010/03/23加須市が北川辺町と合併、久喜市が栗橋町と合併
栃木市2010/03/29栃木市が藤岡町を編入
石岡市土浦市、下妻市、つくば市2005/10/01石岡市が八郷町と合併
かすみがうら市2005/03/28かすみがうら市が市制施行
桜川市2005/10/01桜川市が市制施行
小美玉市2006/03/27小美玉市が市制施行
沼田市日光市2005/02/13沼田市が利根村を編入
桐生市2005/06/13桐生市が黒保根村を編入
渋川市2006/02/20渋川市が赤城村、子持村、小野上村と合併
みどり市2006/03/27みどり市が市制施行
前橋市2009/05/05前橋市が富士見村を編入
渋川市前橋市、高崎市、沼田市2006/02/20渋川市が赤城村、子持村、小野上村と合併
秩父市飯能市2005/01/01飯能市が名栗村を編入
山梨市、塩山市→甲州市2005/04/01秩父市が大滝村と合併
藤岡市2006/01/01藤岡市が鬼石町を編入
銚子市旭市2005/07/01旭市が海上町、飯岡町と合併
神栖市2005/08/01神栖市が市制施行
館山市南房総市2006/03/20南房総市が市制施行
勝浦市鴨川市2005/02/11鴨川市が天津小湊町と合併
いすみ市2005/12/05いすみ市が市制施行
村上市鶴岡市、胎内市2008/04/01荒川町、朝日村、山北町と合併
糸魚川市上越市2005/03/19糸魚川市が能生町と合併
妙高市2005/04/01新井市が妙高高原町、妙高村を編入、妙高市と改称
佐渡市
かほく市
敦賀市高島市2005/01/01高島市が市制施行
長浜市2010/01/01長浜市が余呉町を編入
小浜市高島市2005/01/01高島市が市制施行
飯田市静岡市、浜松市2005/10/01飯田市が上村、南信濃村を編入
大町市高山市2005/02/01高山市が上宝村を編入
富山市、松本市2005/04/01富山市が大山町と合併、松本市が安曇村を編入
安曇野市2005/10/01安曇野市が市制施行
長野市2006/01/01大町市が八坂村を編入
黒部市2006/03/31黒部市が宇奈月町と合併
高山市白山市、大野市、大町市、飛騨市、郡上市、下呂市2005/02/01高山市が丹生川村、清見村、荘川村、宮村、久々野町、朝日村、高根村、国府町、上宝村を編入
富山市、松本市2005/04/01富山市が大山町と合併、松本市が奈川村、安曇村を編入
下田市
御前崎市菊川市2005/01/17菊川市が市制施行
掛川市2005/04/01掛川市が大東町と合併
牧之原市2005/10/11牧之原市が市制施行
松阪市津市2005/01/01松阪市が三雲町と合併
彦根市東近江市2005/02/11東近江市が能登川町を編入
米原市2005/02/14米原市が市制施行
長浜市米原市2005/02/14米原市が市制施行
敦賀市、高島市2010/01/01長浜市が余呉町、西浅井町を編入
洲本市南あわじ市2005/01/11南あわじ市が市制施行
淡路市2005/04/01淡路市が市制施行
養父市豊岡市、朝来市、宍粟市2005/04/01豊岡市が日高町、出石町と合併、朝来市、宍粟市が市制施行
有田市海南市2005/04/01海南市が下津町と合併
御坊市
田辺市新宮市2005/10/01新宮市が熊野川町と合併
新宮市田辺市同上
鳥取市津山市2005/02/28津山市が加茂町、阿波村と合併
倉吉市真庭市2005/03/31真庭市が市制施行
益田市廿日市市2004/11/01益田市が匹見町を編入
萩市2005/03/06萩市が田万川町と合併
浜田市2005/10/01浜田市が三隅町と合併
岩国市2006/03/20岩国市が錦町と合併
大田市出雲市2005/03/22出雲市が佐田町、多伎町と合併
江津市2005/10/01大田市が温泉津町と合併
津山市鳥取市2005/02/28津山市が加茂町、阿波村と合併
真庭市2005/03/31真庭市が市制施行
因島市*2006/01/10→尾道市(編入)
江田島市#2004/11/01江田島市が市制施行
萩市益田市、山口市2005/03/06萩市が田万川町、旭村と合併
長門市2005/03/22長門市が三隅町と合併
美祢市2008/03/21美祢市が美東町と合併
柳井市光市2004/10/04光市が大和町と合併
岩国市2006/03/20岩国市が由宇町、周東町と合併
観音寺市四国中央市2005/10/11観音寺市が大野原町、豊浜町と合併
三豊市2006/01/01三豊市が市制施行
三好市2006/03/01三好市が市制施行
伊予市大洲市2005/04/01伊予市が双海町と合併
室戸市
飯塚市直方市、田川市、筑紫野市、宮若市2006/03/26飯塚市が筑穂町、穂波町、庄内町、頴田町と合併
嘉麻市2006/03/27山田市が稲築町、嘉穂町と合併嘉麻市新設
甘木市*2006/03/20→朝倉市(合併)
豊前市中津市2005/03/01中津市が耶馬溪町を編入
古賀市福津市2005/01/24福津市が市制施行
宮若市2006/02/11宮若市が市制施行
佐賀市福岡市、大川市、前原市→糸島市、唐津市、小城市2005/10/01佐賀市が諸富町、大和町、富士町、三瀬村と合併
神埼市2006/03/20神埼市が市制施行
唐津市多久市、伊万里市、佐賀市2005/01/01唐津市が、厳木町、相知町、北波多村、肥前町と合併
糸島市2010/01/01前原市が二丈町と合併糸島市新設
長崎市諫早市2005/03/01諫早市が多良見町、飯盛町と合併
西海市2005/04/01西海市が市制施行
佐世保市松浦市、西海市2005/04/01佐世保市が吉井町、世知原町を編入、西海市が市制施行
島原市雲仙市2005/10/11雲仙市が市制施行
南島原市2006/03/31南島原市が市制施行
福江市*2004/08/01→五島市(合併・新設)
平戸市松浦市2005/10/01平戸市が田平町と合併
対馬市
壱岐市
五島市#2004/08/01福江市ほかが合併新設
八代市宇城市2005/08/01八代市が東陽村、泉村と合併
本渡市*2006/03/27→天草市(合併・新設)
山鹿市菊池市2005/01/15山鹿市が菊鹿町と合併
日田市2005/03/22日田市が中津江村を編入
八女市2010/02/01八女市が立花町を編入
牛深市*2006/03/27→天草市(合併・新設)
菊池市山鹿市2005/01/15山鹿市が菊鹿町と合併
阿蘇市、日田市2005/03/22菊池市が旭志村、泗水町と合併、日田市が中津江村、上津江村を編入
合志市2006/02/27合志市が市制施行
上天草市宇城市2005/01/15宇城市が市制施行
天草市2006/03/27本渡市、牛深市ほかが合併天草市新設
日田市中津市2005/03/01中津市が山国町を編入
うきは市、山鹿市、菊池市、阿蘇市2005/03/22日田市が前津江村、中津江村、上津江村を編入
朝倉市2006/03/20甘木市、朝倉町が合併朝倉市新設
八女市2010/02/01八女市が立花町を編入
佐伯市臼杵市、津久見市2005/03/03佐伯市が上浦町、弥生町、本匠村と合併
豊後大野市2005/03/31豊後大野市が市制施行
延岡市2006/02/20延岡市が北方町、北浦町を編入
竹田市阿蘇市、大分市、豊後大野市、由布市2005/04/01竹田市が荻町、久住町、直入町と合併
由布市2005/10/01由布市が市制施行
杵築市豊後高田市、宇佐市2005/10/01杵築市が大田村、山香町と合併
国東市2006/03/31国東市が市制施行
延岡市佐伯市2006/02/20延岡市が北方町、北浦町を編入
日向市
西都市宮崎市2006/01/01宮崎市が佐土原町を編入
名瀬市*2006/03/20→奄美市(合併・新設)
指宿市鹿児島市2004/11/01鹿児島市が喜入町を編入
国分市*2005/11/07→霧島市(合併・新設)
西之表市
奄美市#2006/03/20名瀬市ほかが合併新設
平良市*2005/10/01→宮古島市(合併・新設)
石垣市
名護市
宮古島市2005/10/01平良市ほかが合併新設
南城市#2006/01/01南城市が市制施行
10310327
第1回、第2回には架橋隣接についての注記がありませんが、連続性の観点から、複数県隣接問題とは逆に架橋隣接は対象としていません。そのため、02-10出題当時平戸市は田平町と平戸大橋で、生月町と生月大橋でつながっていましたが、○ではなく□となります。また、唐津市の隣接市に鷹島肥前大橋でつながった松浦市を含めていません。

複数県隣接で取り上げた高山市は、市隣接でも一日にして一挙に8市と隣接した(訂正)のが注目されます。これに対し、沼田市は、5回にわたって5市と隣接しました。「八」の字隣接と同様、自分が相手に近づいたものと、相手が近寄ってきたものとがあります。「八」の字隣接でもとりあげた日田市は7市と隣接しましたが、うきは、山鹿、菊池、阿蘇の4市にみずから近づき、中津、朝倉、八女の3市は相手が近寄ってきました。

訂正:高山市の8市隣接は、2005/02/01の白山市、大野市、大町市、飛騨市、郡上市、下呂市と2005/04/01の富山市、松本市の2段階でした。
[82275] 2012年 11月 29日(木)19:53:50デスクトップ鉄 さん
十番勝負同一・類似問題(4)
十番勝負同一・類似問題の想定解の変化を追跡してきました。隣接問題を3回にわたってとりあげましたが、今回は十番勝負の定番となっている消滅市問題です。次の通り過去5回出題された最多問題です。
04-032004/08/09過去に消滅した市名を持つ市(市制施行日の消滅は除く)
07-052005/05/05編入または新設合併で他の市を消滅させ自らの市名が残った
31-062011/04/30複数の市を含む合併を行った市(推計人口順)
34-102012/04/28合併、改称で市名を消滅させた市(当日改称を除く)(消滅日順)
35-G2012/08/13複数の市を含む合併を行った市

このうち、04-03と34-10が同一問題で、市名を消滅させたすべての市が想定解になります。07-05、31-06、35Gは、その部分集合。31-06と35-Gは、単独改称及び1市+町村の合併で新市名が誕生したケース(△で表示)を含まず、07-05はこれに加えて、複数市の合併で新市名を採用したケース(□)を含みません。
04-0307-0531-0634-1035-G消滅市名消滅日・事由
函館市亀田市1973/12/01編入
十和田市三本木市1956/10/10改称
むつ市大湊田名部市1960/08/01改称
奥州市#水沢市, 江刺市2006/02/20新設
仙台市泉市1988/03/01編入
大崎市#古川市2006/03/31新設
由利本荘市#本荘市2005/03/22新設
大仙市#大曲市2005/03/22新設
会津若松市若松市1955/01/01編入/改称
いわき市平市, 磐城市, 勿来市, 常磐市, 内郷市1966/10/01新設
南相馬市#原町市2006/01/01新設
常総市#水海道市2006/01/01編入/改称
ひたちなか市那珂湊市, 勝田市1994/11/01新設
筑西市#下館市2005/03/28新設
坂東市#岩井市2005/03/22新設
日光市今市市2006/03/20新設
那須塩原市#黒磯市2005/01/01新設
さいたま市浦和市, 大宮市, 与野市2001/05/01新設
岩槻市2005/04/01編入
川口市鳩ヶ谷市2011/10/11編入
蓮田市「2点しんにょう」から「1点しんにょう」2011/01/04改称
ふじみ野市上福岡市2005/10/01新設
柏市東葛市1954/11/15改称
匝瑳市#八日市場市2006/01/23新設
香取市#佐原市2006/03/27新設
あきる野市秋川市1995/09/01新設
西東京市田無市, 保谷市2001/01/21新設
新潟市新津市, 白根市, 豊栄市,2005/03/21編入
長岡市栃尾市2006/01/01編入
妙高市#新井市2005/04/01編入/改称
上越市高田市, 直江津市1971/04/29新設
佐渡市両津市2004/03/01新設
射水市#新湊市2005/11/01新設
白山市#松任市2005/02/01新設
越前市#武生市2005/10/01新設
甲州市#塩山市2005/11/01新設
長野市篠ノ井市1966/10/16新設
千曲市更埴市2003/09/01新設
静岡市清水市2003/04/01新設
浜松市天竜市, 浜北市2005/07/01編入
富士市吉原市1966/11/01新設
名古屋市守山市1963/02/15編入
一宮市尾西市2005/04/01編入
豊田市挙母市1959/01/01改称
津市久居市2006/01/01新設
伊勢市宇治山田市1955/01/01編入/改称
伊賀市上野市2004/11/01新設
東近江市#八日市市2005/02/11新設
京都市伏見市1931/04/01編入
舞鶴市東舞鶴市1943/05/27新設
東大阪市布施市, 河内市, 枚岡市1967/02/01新設
姫路市飾磨市1946/03/01新設
たつの市#龍野市2005/10/01新設
出雲市平田市2005/03/22新設
岡山市西大寺市1969/02/18編入
倉敷市児島市, 玉島市1967/02/01新設
尾道市因島市2006/01/10編入
福山市松永市1966/05/01新設
下関市赤間関市1902/06/01改称
周南市徳山市, 新南陽市2003/04/21新設
山陽小野田市#小野田市2005/03/22新設
鳴門市鳴南市1947/05/15改称
松山市北条市2005/01/01編入
西条市東予市2004/11/01新設
四国中央市川之江市, 伊予三島市2004/04/01新設
四万十市#中村市2005/04/10新設
北九州市門司市, 小倉市, 若松市, 八幡市, 戸畑市1963/02/10新設
豊前市宇島市1955/04/14改称
嘉麻市#山田市2006/03/27新設
朝倉市#甘木市2006/03/20新設
糸島市#前原市2010/01/01新設
五島市福江市2004/08/01新設
天草市#本渡市, 牛深市2006/03/27新設
大分市鶴崎市1963/03/10新設
鹿児島市谷山市1967/04/29新設
薩摩川内市#川内市2004/10/12新設
霧島市#国分市2005/11/07新設
いちき串木野市#串木野市2005/10/11新設
南さつま市#加世田市2005/11/07新設
奄美市#名瀬市2006/03/20新設
伊佐市#大口市2008/11/01新設
那覇市首里市1954/09/01編入
沖縄市コザ市1974/04/01新設
うるま市#石川市, 具志川市2005/04/01新設
宮古島市#平良市2005/10/01新設
想定解3821378438
総計3855818484

消滅市問題の想定解も、平成の大合併により2004年から12年の8年間で、38から84に増加しました。この84市は次のように分類できます。
A複数市合併・旧市名26函館市、仙台市、日光市など
B複数市合併・新市名12奥州市、いわき市、ひたちなか市など
C単独改称8十和田市、むつ市、柏市など
D1市+町村・新市名38

Dの1市+町村合併(編入)で新市名を採用した市が多いというのが平成大合併の特徴です。平成大合併以前は、会津若松市(1955年若松市+7村)、伊勢市(1955年宇治山田市+4村)、沖縄市(1974年コザ市+美里村)とあきる野市(1995年秋川市+五日市町)しかなかったのに、平成大合併で一挙に34市も誕生しました。周辺町村に配慮した結果、郡名や複合市名が採用されたもの。

その結果、市名と中心駅名のかい離という現象が生じました。合併に際し新市名を採用した50市(複数市合併を含む)のうち40市に駅が存在しますが、市名と一致する駅があるのは、会津若松、いわき、那須塩原、香取、千曲、伊勢(市)の6市だけです。会津若松は、市の改称に先立ち1917年に若松駅から改称されていた。いわきは、合併後28年を経て改称したもの。那須塩原駅は1982年新幹線開業時に東那須野から改称したもので、駅名由来市名という見方もできます。香取は、郡名を市名としたが、以前から香取駅が存在していた(但し中心駅は佐原)。千曲は新市成立後駅が新設されたもの。伊勢市は市名改称の4年後、1959年に駅名も改称し「市駅」となった。その他の34市の中心駅は、旧市時代の駅名を名乗っています。
[82755] 2013年 1月 18日(金)20:04:42デスクトップ鉄 さん
十番勝負と駅伝
[82550] 白桃 さん
今回も問7→6→5→4→3→2と軽快に飛ばしてみたものの、2日目にはいり、バタッと足が止まってしまいました。

十番勝負って、駅伝に似ていますね。12回採点時までにゴールした17名の中継点(採点時)ごとの順位です。

12345678910
1おがちゃん5111111111
2k-ace 8992222222
3桜トンネル 2223333333
4EMM7888810101544
5鳴子こけし-----19191055
6白桃 1345555666
7まつもとしろくま--17171744577
8油天神山131815991191698
9伊豆之国91111131317179129
10まりんぶる~ 3456688131710
11いっちゃん-----1414111411
12星野彼方12131415151818121512
13デスクトップ鉄14143446671013
14BEAN15161616162121211315
15大龍エクスプレス 67711111515181919
16いたがさき----20774814
17深夜特急11151818182020201818

1区でトップだった白桃さんは2区以降順位を下げましたが、それでも6位入賞でまとめるあたりはさすがです。まつもとしろくまさんといたがさきさんは、それぞれ6区で13人抜きの健脚を見せました。デスクトップ鉄は3区で区間賞(3問正答)と健闘したものの後続ランナーがブレーキを起こし、いつもの定位置でのゴールでした。
[82778] 2013年 1月 21日(月)22:05:49デスクトップ鉄 さん
第36回十番勝負難易度分析
恒例の銅メダルまでの所要時間と誤答率(問題、既出を除く)による第35回十番勝負(一般コース)の難易度分析です。まず過去5回の総合難易度を比べると次の通り。
平均所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
320 05:14:5839.6 349.5%41.1 2940.4 34
330 19:20:4546.7 2016.1%52.1 1349.4 17
340 13:50:0743.9 248.3%39.1 3241.5 31
350 05:57:0439.9 329.4%40.9 3040.4 33
360 22:56:4048.5 176.9%36.8 3442.6 29
今回特徴的なのは、銅メダルまでの平均所要時間は長かったが、誤答率が低かったことです。その結果、所要時間と誤答率の偏差値を単純平均した総合難易度は36回中29位、過去5回中2位と低位でした。

問題別の難易度は次の通り。
問題共通項所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位偏差値順位
36-0180市の人口ランキング2 18:14:4759.5 42 8.6%44.0 244 51.8 113
36-0244市の誕生日0 01:38:5744.3 254 3.1%38.9 313 41.6 337
36-0365読みが三文字の市名0 01:35:4344.3 255 3.1%38.9 313 41.6 338
36-0454海上架橋0 00:23:0344.0 318 11.8%47.0 207 45.5 241
36-0533人口減少1万人以上0 17:31:5948.1 124 12.5%47.7 196 47.9 200
36-0635旧中山道0 01:58:5544.4 245 3.2%39.0 311 41.7 335
36-0747市域の東端0 00:15:2044.0 336 8.8%44.2 241 44.1 283
36-0847スマートIC0 04:03:3444.9 213 3.0%38.8 318 41.8 330
36-0947編入2回2 22:45:1960.6 36 12.1%47.3 203 54.0 83
36-1047入門コースの問題2 16:58:5859.2 44 3.0%38.8 318 49.0 170

総合順位では、難易度の高いほうから問九、問一、問十、問五、問四、問七、問八、問六、問二、問三の順でした。[82549] で出題者は、
問一>>問九>問五>問二=問四=問八>問三=問十>問七>問六
と、問十と問七が易しく、問二が難しいと想定されていたようです。問二が易しくなったのは、
[82772] で白桃 さん から
デスクトップ鉄さんの「大網白里」のおかげで銅。
と指摘されたように、メダルに目がくらみ駆け引きを考えなかったデスクトップ鉄に責任がありそうです。国立市あたりを応えていたら、別の展開になっていたかもしれません。

問九、十については、過去に類似問題があります。
12-1045問一から問九の問題5 01:41:3572.6 16 31.3%65.2 24 68.9 14
13-0156過去の十番勝負で「問一」の問題1 16:40:4353.5 73 50.0%82.7 4 68.1 15
24-06516回以上編入合併2 00:43:2455.4 62 11.1%46.4 217 50.9 124
問十は出題者が想定したほど易しくなかったが、学習効果が働き、前二問と比べると難易度はかなり下がりました。今回難易度トップの問九は、第24回問六に比べ、所要時間、誤答率とも難易度が上がりました。
[83517] 2013年 5月 18日(土)08:28:50【2】デスクトップ鉄 さん
第37回十番勝負難易度分析
恒例の銅メダルまでの所要時間と誤答率(問題、既出を除く)による第37回十番勝負(一般コース)の難易度分析です。問題別の難易度は次の通り。
問題共通項所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
37-0147ローマ字表記順で都道府県の最初0 00:16:2644.0 339 3.4%41.0 304 42.5 332
37-0247ローマ字表記順で都道府県の最後0 01:03:3344.2 280 6.7%43.6 262 43.9 292
37-0347市役所の高度が都道府県で一番高い0 11:05:2846.6 179 6.9%43.8 256 45.2 251
37-0448市域の最高点が都道府県で一番高い0 18:39:0948.3 125 3.7%41.2 299 44.7 263
37-0548「三」を含むJR駅1 23:26:2455.0 64 0.0%38.1 334 46.6 200
37-0643国勢調査の人口増加率が5%以上0 00:49:2744.2 291 6.7%43.6 262 43.9 296
37-0740三文字目が「し」0 00:18:0944.0 334 6.9%43.8 256 43.9 291
37-0878ひらがなだけの市に隣接0 01:42:3544.4 259 6.9%43.8 256 44.1 281
37-0998市のみの衆議院小選挙区8 01:50:0389.2 4 16.7%51.7 127 70.5 18
37-1022自由が丘・自由ケ丘0 20:01:0648.6 119 5.6%42.7 277 45.7 231
やはり問九の難易度が高く、所要時間で370問中4位、総合難易度も18位に入りました。
[83489] グリグリ さん
ここまで難問になるとは予想できませんでした。秋田市、金沢市、福山市の問題市(単独で小選挙区)と、田原市(豊橋市と)四国中央市(新居浜市、西条市と)の問題市で共通項への手掛かりはかなりあるのではと思ったのですが。
秋田、金沢、福山組と田原、四国中央組とは市の性格が異なり、共通項にはなかなかたどりつけません。非該当市が示されず、想定解数が多いことも難易度が高くなった理由でしょう。私はまず「フェリー港」が思い浮かび、岡山、徳島の誤答でいったん断念したものの、「別の市区名を含む」([83493] 桜トンネルさん)と二股をかけ、大阪市で誤答になりました。「運も実力のうち」と言いますが、高萩市を正答にしてしまった桜トンネル さんには脱帽です。
過去の類問、第21回問一「複数の衆議院小選挙区がある市」は、総合難易度が328位とかなり易しい問題でした。今回も、「単独で衆議院小選挙区を構成する市」だったら、人口規模が共通項への手掛かりになり、難易度は低かったでしょう。所要時間難易度第2位の第31回問四の「"四"か"月"の文字が入る駅がある市」は物議をかもしましたが、問題市に複数の要素があると、超難問化する傾向があります。
(参考)
23-0182複数の衆議院小選挙区がある市 00 00:17:2744.0 335 3.7%41.2 299 42.6 328
31-0440「四」か「月」の文字が入る駅がある市10 02:33:09100.6212.9% 48.7 169 74.610

回別の難易度は次のとおりです。なお、誤答率を以前の各回各問の誤答率の平均から、10問の総解答の誤答率に変更しました。
平均所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
11 06:09:3552.0 127.7%37.8 3444.9 24
21 15:45:0856.9 812.2%45.4 2251.2 13
32 02:21:4862.3 626.8%70.4 166.3 3
40 22:47:2448.2 1914.1%48.8 1848.5 20
52 13:01:4967.8 416.3%52.4 1560.1 6
61 02:31:2450.2 1515.8%51.6 1650.9 14
70 20:04:4446.9 2020.9%60.3 653.6 10
80 08:14:3040.8 3017.1%53.8 1447.3 23
92 16:30:1869.5 323.2%64.1 466.8 2
102 18:41:5170.6 213.7%48.0 1959.3 7
113 05:34:5476.2 126.2%69.2 272.7 1
121 07:09:5652.5 1126.1%69.1 360.8 5
130 15:24:1744.5 2420.4%59.4 751.9 12
142 11:55:0267.2 519.9%58.6 962.9 4
150 05:27:1039.4 3412.1%45.4 2342.4 31
160 17:30:0745.6 2317.5%54.4 1350.0 17
170 12:53:0243.2 2719.4%57.8 1150.5 15
181 01:28:1949.6 1619.9%58.6 1054.1 9
190 09:07:4641.3 2920.1%58.9 850.1 16
200 15:21:3244.5 2521.5%61.3 552.9 11
210 07:08:4140.3 319.7%41.3 2840.8 32
220 12:33:4243.0 2812.1%45.3 2444.2 27
231 17:40:0457.9 718.4%56.0 1256.9 8
240 13:21:5143.4 2612.5%45.9 2144.7 25
250 04:53:1739.1 376.3%35.3 3737.2 37
261 09:43:0753.8 911.9%44.9 2549.4 18
270 06:16:5739.8 329.9%41.6 2740.7 33
281 00:57:4049.4 1713.2%47.2 2048.3 21
291 02:54:1050.3 148.2%38.7 3244.5 26
300 04:59:3439.2 368.2%38.7 3338.9 36
311 08:54:4053.4 1010.8%43.1 2648.2 22
320 05:14:5839.3 359.7%41.1 2940.2 34
330 19:20:4546.5 2115.8%51.6 1749.0 19
340 17:45:2445.7 229.5%40.9 3043.3 29
350 05:57:0439.7 339.4%40.8 3140.2 35
360 22:56:4048.3 187.0%36.6 3542.5 30
371 05:31:1451.7 136.5%35.7 3643.7 28
所要時間難易度が問九のため大きく順位を上げ、総合難易度も過去3回に比べ上昇しましたが、誤答率は一貫して低下し、37回中36位になりました。解答に慎重になったのか、参加者が減少し上級者の比率が高まったためでしょうか。
[83529] 2013年 5月 20日(月)20:17:03デスクトップ鉄 さん
第37回十番勝負出題傾向
[80884] 「第34回十番勝負の出題傾向」で、大都市を想定解から外す傾向を指摘しました。大都市外しは第35回には一旦途絶えましたが、36回、37回と復活しました。過去4回の100万都市の解答機会(想定解数-問題数)の推移は次のとおりです。
34回35回36回37回1-37回計解答機会率出題機会
札幌市0100369.7%370
仙台市23115915.9%370
さいたま市12203710.0%370
横浜市03105615.1%370
川崎市02114913.2%370
名古屋市24016216.8%370
京都市04117119.2%370
大阪市02006617.8%370
神戸市11114712.7%370
広島市32126818.4%370
福岡市04105815.7%370
11市計9289760915.0%4070
解答機会計410491465461916527
11市シェア2.2%5.7%1.9%1.5%3.7%
第34回に続き、横浜、大阪は完全に外されました。広島が2問、名古屋、京都等が1問ずつありますが、いずれも結果的に該当しただけで、大都市が共通項となる問題ではありません。第23回問一(複数の小選挙区)は、正答に大都市が含まれますが、今回の問九は中都市または小都市だけです。まぐれ当たり防止対策の意図的なものと推察しますが、いかがでしょう。
一方、今回解答機会数3以上が11市あり、うち三好市と東かがわ市が4問です。
34回35回36回37回1-37回計解答機会率出題機会
三好市0104269.6%270
東かがわ市2204225.9%370
八幡平市0003155.2%290
米沢市0203287.6%370
田村市0003144.4%320
北茨城市1113154.1%370
日光市1003369.7%370
沼田市0103174.6%370
三鷹市0003154.1%370
武蔵村山市0003164.3%370
河内長野市1113256.8%370
回によってばらつきがありますが、東かがわ市がコンスタントに解答機会を与えられている(第36回は問題1)のも意図的でしょうか。
解答率100%の市は20ありますが、うち10市は消滅市。正答数二桁は次の6市ですが、東かがわ市が鳥栖市を抜いてトップになりました。
出題機会問題正答未答解答機会率
東かがわ市370 5 22 05.9%
鳥栖市370 6 21 05.7%
沼田市370 4 17 0 4.6%
鈴鹿市370 2 14 0 3.8%
善通寺市370 0 13 0 3.5%
吉野川市340 1 11 0 3.2%
[83538] 2013年 5月 22日(水)19:43:10デスクトップ鉄 さん
十番勝負:47市問題
第37回十番勝負の出題傾向として、47都道府県から1市選択する問題(47市問題)が問一から3題続いたことがあげられます(問三は石川県の新旧2市を正答とした結果、48市に)。過去に出題された47市問題は次の21問(第30回の問九は問四を順位問題にしたもの)。
問題共通項所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
01-01人口最少0 10:14:1146.41845.3%42.428444.4274
01-05面積最大1 21:08:2654.5670.0%38.133446.3208
02-09最南端0 06:11:4445.42030.0%38.133441.8356
04-08人口第二位0 11:49:3346.71754.2%41.529344.1279
04-10五十音順で最初の読み0 15:08:3147.51473.7%41.229944.3275
08-08五十音順で最後の読み0 10:42:2446.51828.7%45.222945.8221
10-09面積最大0 00:45:2044.12962.3%40.033042.1352
13-02面積第二位0 04:49:5045.12159.1%45.622245.3240
15-04人口密度最大0 00:34:0944.130911.4%47.419045.8224
18-03最北端0 00:26:5844.131912.5%48.317446.2212
21-01県庁から最遠の市役所0 00:36:3944.130419.2%53.810749.0152
22-04都道府県の人口密度に一番近い1 04:11:5850.59114.3%49.814950.2127
30-04最西端0 00:24:1544.13237.7%44.424144.2277
30-09最西端(西から順)0 00:13:0844.034820.5%54.89849.4140
31-09面積最小(面積の大きい順)0 00:16:1644.03418.6%45.123144.6270
32-05最南端0 00:28:0044.13165.7%42.827543.4307
33-02五十音順で二番目0 00:11:2244.03530.0%38.133441.1367
36-07最東端0 00:15:2044.03468.8%45.322644.7266
37-01ローマ字表記順で最初0 00:16:2644.03393.4%41.030442.5332
37-02ローマ字表記順で最後0 01:03:3344.22806.7%43.626243.9292
37-03市役所の標高が最高0 11:05:2846.61796.9%43.825645.2251
同一の共通項の問題が複数回出題されています(ただし、正答はその都度異なる)。総合偏差値が50を超えたのは第22回の問二だけで、47市問題は比較的難易度が低いことが解ります。
第1回の問一、問五はかなり易しい問題ですが、銅メダルまでの所要時間が長かったのは、解答者が少なかったことと、出題時刻が真夜中の午前3時だったことが影響しているのでしょう。

各県1市ではないが類似問題として、次の3問があります。
問題共通項所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
09-0847都道府県庁から最近の市役所(所在市以外)9 06:41:3895.9 3 42.6%72.9 14 84.4 3
33-0346都道府県庁から最近の市役所(当該都道府県外)1 21:58:5154.7 66 38.0%69.1 19 61.9 32
37-0448市域の最高点が都道府県で一番0 18:39:0948.3 125 3.7%41.2 299 44.7 263
09-08は、滋賀県が2市で、京都府が0。33-03も他県の市の問題で、白石市が山形県と福島県に該当したため想定解は46。37-04は宮崎県内の市域の最高点が2市の境界にあり48となったもの。47市問題と異なり難易度は高く、09-08は総合難易度第3位の超難問でした。

想定解を47としたカモフラージュ問題(偽47市問題)が次のとおり出題されています。
問題共通項所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
02-04高速自動車国道間のジャンクション0 05:26:5945.2 207 0.0%38.1 334 41.7 357
13-04同一都道府県内「四市」に共通文字0 01:14:1344.3 272 16.2%51.4 140 47.8 179
15-05ご当地ナンバー0 00:18:1444.0 333 7.5%44.3 243 44.1 278
19-01同一都道府県内の6つ以上の市と隣接1 07:17:3851.3 86 22.2%56.3 76 53.8 85
19-027つ以上の市と隣接1 05:32:4950.9 89 19.1%53.8 108 52.3 104
19-03市名誕生日が1800年代0 00:16:3344.0 338 10.6%46.8 195 45.4 238
19-04過去も含め特例市に指定0 00:19:2344.0 329 10.6%46.8 195 45.4 237
19-06同音同名の町がある0 00:17:2044.0 336 14.3%49.8 149 46.9 192
19-07ご当地ナンバーが使える0 00:08:4444.0 361 4.7%41.9 289 43.0 314
19-08市を含む合併時に新市名を採用0 00:15:2644.0 344 26.3%59.6 56 51.8 113
19-09市名の読みの末尾2文字を除くと別の市0 09:05:3446.1 191 36.4%67.8 23 56.9 53
19-10市名の読みの先頭2文字を除くと別の市0 06:14:5545.4 202 27.6%60.6 48 53.0 92
20-06市以下の住所に「長野」という地名0 14:31:5347.4 151 22.9%56.8 72 52.1 107
34-08同じ月日に市制施行した市が他にない1 07:17:2151.3 87 0.0%38.1 334 44.7 264
36-08スマートICがある0 04:03:3444.9 218 3.0%40.6 314 42.8 321
36-09市制施行後別々の日に編入2回2 22:45:1960.5 37 12.1%48.0 181 54.2 78
36-10入門コースの問題2 16:58:5859.1 45 3.0%40.6 314 49.9 135
第19回は10問中9問の想定解が47でしたが、すべて偽47市問題。第36回も問七から問十まで想定解47の問題が並びましたが、問七を除き偽47市問題でした。
問題市に同一都道府県の市がダブっていないので(20-06と順位問題の34-08を除く)、47市問題と見分けがつきません。また、上級者が問題市、既出市と異なった県の市を回答して出題者に協力するため、偽47市問題と判断するのに時間がかかり、難易度はかなり高くなっています。
[84424] 2013年 11月 10日(日)10:24:25【1】デスクトップ鉄 さん
クイ図難易度分析
第2回が終了したクイ図の難易度分析です。十番勝負の難易度分析と同様、所要時間は銅メダルまでの所要時間、誤答率は問題と既出の誤答を除いた数値です。
[84273]で出題者が
第一回は初日で五問すべてのメダルが確定するなど、初回と言うこともあり難易度が低かったと思われます。今回はその点を踏まえ難易度を高くしていますので、じっくり問題に取り組んでいただければと思います。
と予告した通り、難易度は大幅に上がりました。
所要時間誤答率解答者完答者(ヒント前)
10 01:15:168.7%2622(18)
20 14:30:4717.5%2313( 7)
問題別にみると
問題共通項所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位偏差値順位
1-1147観覧車0 00:39:2345.420 80.00%42.162 843.791 9
1-247隣の都道府県庁にもっとも近い市区町村0 01:22:1245.872 610.34%49.311 447.591 5
1-349市と町と村が接する都道府県境界点0 01:30:3145.960 57.41%47.281 546.620 7
1-432回文読み駅0 00:26:5145.287 916.67%53.680 349.484 4
1-547都道府県人口重心(2010年国勢調査人口)0 02:17:2146.455 37.41%47.281 546.868 6
2-11200電子基準点0 01:18:0145.828 75.26%45.799 745.814 8
2-235郵便番号の下4桁がぞろ目の郵便局0 01:36:2946.023 418.18%54.727 250.375 3
2-347国会議事堂と都道府県庁の直線距離の中間点2 01:35:5976.437 10.00%42.162 859.300 2
2-4322013年度LPGAツアーコースのNo.18ホール(グリーン)0 19:41:3757.484 248.15%75.435 166.460 1
2-583「五輪」地名0 00:21:4845.234 100.00%42.162 843.698 10
と、総合難易度で問四が1位、問三が2位となりました。問四は誤答率によるもの、問三は所要時間によります。問三は同じ座標系の第1回問五に比べ大きく難易度をあげました。
問一の電子基準点は未知の回答者が多かったようですが(私も航空写真ではなんだかわからず問題の足立区一ツ家まで出かけました)、同じ物体系の第1回問一(観覧車)に比べ難易度がそれほど高くならなかった。所要時間が2倍かかっているのですが、第2回問三が突出しているため、まだサンプル数が少ない偏差値が大きな差とならなかったためでしょう。

追記:第1回の誤答率に誤答(既出)を含めていたのを訂正しました。
[85032] 2014年 1月 30日(木)20:58:17【1】デスクトップ鉄 さん
第38回十番勝負
第38回十番勝負の結果を反映して十番勝負問題分析を更新しました。10題合計の回別難易度では、出題者が判定したように、これまでの最難回となりました。しかし、個別問題では問八が総合難易度7位、問五が第10位に入りましたが、すべてが超難問というわけではなかったようです。銅メダルまでの所要時間ではこれに加え問一と問九の4問がベストテンに入ったのですが、誤答率がそれほど高くなかったためです。難しすぎて、誤答すらできなかったとすれば、銅メダル所要時間と誤答率による総合難易度を見直す必要がありますが、[85028] 白桃 さんの
最後に負け惜しみ:冷静になって振り返れば、そんなに難しい問題はなかった!!!
というのが上級者の実感かもしれません。

難易度はさておき、今回の10問はすべて良問だったと思います。すべてがこれまで比較的難易度が低かった47市問題([83538] 参照)だったのに、これほど苦しむとは。出題者は[83539]
十番勝負も回を重ねて次回は第三十八回となります。毎回出題のマンネリ化を防ごうと知恵を絞っていますが、さすがにネタも枯渇気味です。
と書かれましたが、新基軸でマンネリを打破されたと思います。とくに問一と問十は秀逸でした。それなのに恐縮ですが、二つばかり注文を。

一件目は、私がメダルの可能性に慌ててしまい、既に誤答と判定された市を答えてしまった問三。[84869]
問三の福山市は正答ですか?
と質問したのは、わかったつもりの共通項が違っていたためです。私が想定した共通項は、農林水産省都道府県別統計書の各県の最初にあるエクセル表「農林業経営体数」にある農林業経営体数または農業経営体数(販売農家数)で、別解でした。出題者の共通項である総農家数とは次のように異なりますが、問題市の属する青森、長野、鳥取、徳島、沖縄の各県は三つとも同じなので、判定できません。
総農家数農林業経営体農業経営体
北海道旭川市旭川市旭川市
青森弘前市弘前市弘前市
岩手一関市一関市奥州市
宮城登米市登米市登米市
秋田横手市横手市横手市
山形鶴岡市鶴岡市鶴岡市
福島いわき市郡山市郡山市
茨城つくば市つくば市つくば市
栃木宇都宮市宇都宮市宇都宮市
群馬高崎市前橋市前橋市
埼玉加須市加須市加須市
千葉香取市香取市香取市
東京八王子市町田市町田市
神奈川横浜市横浜市横浜市
新潟新潟市新潟市新潟市
富山富山市富山市富山市
石川七尾市金沢市金沢市
福井福井市福井市福井市
山梨北杜市笛吹市笛吹市
長野長野市長野市長野市
岐阜岐阜市岐阜市岐阜市
静岡浜松市浜松市浜松市
愛知豊田市豊橋市豊橋市
三重津市津市津市
滋賀長浜市東近江市東近江市
京都福知山市京都市福知山市
大阪堺市堺市堺市
兵庫姫路市丹波市丹波市
奈良奈良市奈良市奈良市
和歌山紀の川市紀の川市紀の川市
鳥取鳥取市鳥取市鳥取市
島根出雲市出雲市出雲市
岡山岡山市岡山市岡山市
広島福山市東広島市東広島市
山口山口市山口市山口市
徳島阿南市阿南市阿南市
香川高松市高松市高松市
愛媛松山市松山市松山市
高知高知市高知市高知市
福岡久留米市八女市久留米市
佐賀唐津市唐津市唐津市
長崎諫早市諫早市諫早市
熊本熊本市熊本市熊本市
大分大分市宇佐市宇佐市
宮崎都城市都城市都城市
鹿児島鹿児島市鹿屋市鹿屋市
沖縄宮古島市宮古島市宮古島市
共通項の判定は出題者の専権事項とは承知していますが、非該当市として奥州市、八女市などを加えていただいたら完璧だったと思います。

もう一つは、出題市に倉吉市が入っていなかったこと。鳥取県4市の人口によって定数10をドント式で割り当てると、倉吉市に1問割り当てられるのです。境港市を1減らして問七を
夕張市、清瀬市、珠洲市、倉吉市、宮古島市
という出題にしてもよかったのではないかと思います。
[85040] 2014年 2月 1日(土)10:59:40【2】デスクトップ鉄 さん
十番勝負:解答者分析
十番勝負の解答者は特定の市に集中して答える人と、多くの市を分散して答える人と二極化しています。各解答者の傾向は正答数ランキングの正答市重複率で見ることができます。上位4名では、いっちゃんさんと今川焼さんが分散派、白桃さんとEMMさんが集中派といえるでしょう。かぱぷうさんと深夜特急さんは、重複率が2を超え、極端な集中派です。

それでは解答者各氏がどの市を答えているかを分析してみました。集中派の多くが出身地、居住地を選択しているようです。
解答者正答解答者正答
1福岡市かぱぷう331福岡かぱぷう136
2金沢市EMM262石川EMM77
3岡山市白桃203千葉まりんぶる~75
4大阪市深夜特急194大阪深夜特急69
5高知市がっくん165千葉運び屋A68
6白山市星野彼方156高知がっくん64
7北九州市かぱぷう147愛知8849
8千葉市運び屋A138岡山白桃47
8広島市桜トンネル139富山EMM46
8奈良市深夜特急1310香川白桃44
8東かがわ市白桃1311兵庫深夜特急43
12京都市深夜特急1212北海道おがちゃん40
13南砺市EMM1112兵庫今川焼40
13高島市らるふ1112奈良深夜特急40
15松山市がっくん1015神奈川ぺとぺと38
15土佐市がっくん1016愛媛がっくん37
15下関市かぱぷう1017兵庫小松原ラガー35
15春日市かぱぷう1018静岡8833
15常総市らるふ1018徳島がっくん33
15上越市らるふ1020大阪今川焼32
15高松市白桃10
福岡市のかぱぷうさんと金沢市のEMMさんの上位2名は、県別でも上位2位を占めました。まりんぶるーさんや今川焼さんは市の選択では分散派ですが、特定の県の市を多く答えているようです。

次に各解答者の正答数における特定の市・県のシェアを見てみます。正答数50以上の解答者を対象としています。
解答者シェア正答総数解答者シェア正答総数
1福岡市かぱぷう11.0%332991千葉運び屋A48.2%68141
2松山市ペーロケ10.9%6552福岡かぱぷう45.5%136299
3鶴岡市般若堂そんぴん9.4%6643千葉まりんぶる~34.9%75215
4平戸市でるでる8.8%91024埼玉geo33.3%1957
5足利市G8.1%6745山形般若堂そんぴん32.8%2164
6山形市花笠カセ鳥7.9%5636福岡cody32.7%1855
7米沢市般若堂そんぴん7.8%5647埼玉Hiro_as_Filler31.1%1961
8金沢市EMM7.6%263408広島ピーくん30.2%1963
9大阪市深夜特急7.1%192689神奈川みかちゅう29.3%2482
10唐津市中島悟6.7%57510大阪深夜特急25.7%69268
11仙台市花笠カセ鳥6.3%46311埼玉でるでる24.5%25102
11安芸高田市ピーくん6.3%46311長崎でるでる24.5%25102
13浜松市YASU6.3%46413栃木G24.3%1874
14岡山市白桃5.8%2034514静岡YASU23.4%1564
15高知市がっくん5.4%1629515広島美濃織部23.1%1252
16熊谷市geo5.3%35716石川EMM22.6%77340
16浜松市geo5.3%35717愛知8822.3%49220
18大津市リトル5.2%59718高知がっくん21.7%64295
19白山市星野彼方5.0%1529819千葉烏川碧碧21.7%1360
20前橋市烏川碧碧5.0%36020愛知U-421.5%28130
かぱぷうさんは、総正答数の1割以上を福岡市に、半分近くを福岡県の市に集中して答えています。

最後は、各市の総正答数における解答者のシェアです。正答数10以上の市を対象に集計しました。
解答者シェア正答総数解答者シェア正答総数
1常総市らるふ66.7%10151石川EMM37.7%77204
2飯塚市かぱぷう64.3%9142福岡かぱぷう37.5%136363
3金沢市EMM61.9%26423高知がっくん35.6%64180
4福岡市かぱぷう61.1%33544富山EMM26.3%46175
5能美市EMM58.3%7125香川白桃24.9%44177
6小矢部市EMM54.5%6116奈良深夜特急24.7%40162
7東かがわ市白桃52.0%13257徳島がっくん22.6%33146
8白山市星野彼方51.7%15298岡山白桃20.0%47235
9香美市がっくん50.0%8169愛媛がっくん18.5%37200
9筑紫野市かぱぷう50.0%61210福井EMM17.8%29163
9平戸市でるでる50.0%91811千葉まりんぶる~17.2%75436
12土佐市がっくん47.6%102112大阪深夜特急14.3%69484
13岡山市白桃46.5%204313石川星野彼方14.2%29204
14春日市かぱぷう45.5%102214香川がっくん13.6%24177
14糸島市かぱぷう45.5%51115長崎でるでる12.1%25207
16南砺市EMM44.0%112516秋田右左府11.9%23193
17敦賀市EMM42.9%92117神奈川ぺとぺと11.0%38345
18高知市がっくん42.1%163818京都深夜特急11.0%29264
19奈良市深夜特急41.9%133119北海道おがちゃん10.4%40385
20久留米市かぱぷう40.9%92220徳島なると金時10.3%15146
県では四国が目立ちます。想定解分析(都道府県別)の解答選択率(正答数/正答数+未答数)の上位5県のうち4県を四国が占めるのですが、がっくんさん、白桃さん、なると金時さんと強力な解答者がいるためでしょう。

[85034]
夕張市、清瀬市、珠洲市、倉吉市、宮古島市
の共通項は、「都道府県で高齢者比率の最も高い市」でした(参照URL)。問七の外国人を高齢者に代えると、倉吉市を出題できたというわけです。
宮古島市は高齢者比率が沖縄県で最高ですが、県内最低の秋田市や山形市よりも低いのですね。
[85051] 2014年 2月 2日(日)15:14:25【2】デスクトップ鉄 さん
問題難易度別金メダル獲得数
[85048] オーナー グリグリさん
難易度を下げると共通項に新規性を出すのがなかなか難しいですし、仮に一部の問題でそれが実現できたとしても、有力解答者によるメダル奪取が開始直後から始まってしまうのではないかと思います。
上級解答者のメダル獲得数と問題の難易度との関係を分析しました。第38回までの合計380問を総合難易度によってE難度からA難度まで5グループに分け、各グループの76問における上級者の金メダルシェアを調べてみました。
難度上位5名シェア上位10名シェア
E2026.3%3242.1%
D3343.4%4863.2%
C2836.8%4457.9%
B2938.2%4356.6%
A3242.1%4964.5%
合計14237.4%21656.8%
上位5位は金メダル17個以上、上位10名は14個以上の獲得者です(個人記録集メダルランキング)。難度が低くなるほど上級者のシェアが高まるという傾向が覗えます。したがって、「有力解答者によるメダル奪取が開始直後から始まってしまう」という認識は正しいと思います。
もう一つデータを紹介します。金メダル1個の解答者が私を含めて21人いますが、この21人が金メダルを獲得した問題を難度ごとに集計したものです。
E911.8%
D45.3%
C33.9%
B33.9%
A22.6%
合計215.5%
このデータはもっと明確です。A難度の2名からE難度の9名まで増加しています。高難度ほど一般解答者が金メダルを獲得する可能性が高いといえます。
というわけで
次回の十番勝負では、難易度を落とすのではなく、ヒントを早いタイミングから(例えば二日目あるいは三日目から)小出しにすることで、思考の行き詰まり感を防げるのではないかなと考えました。如何でしょうか。
には大賛成です。
[86276] 2014年 8月 12日(火)20:23:34【1】デスクトップ鉄 さん
十番勝負想定解分析:「モノ」外しと大都市外し
十番勝負の共通項は、市の自然的・人文的事象(A)、市に存在するもの(B)と市名そのもの(C)に大別されるようです。Aは人口、面積、位置(経緯度、境界、標高など)や市制施行・合併など市を特徴づけるコトです。Bは交通施設、建造物、景観地など有形のモノが主流ですが、字町丁名など無形のモノもあります。そしてCは文字どおり市のナマエで、表記と読みが対象になります。この3種類が重なり合う共通項もありますが、割り切って第1回から39回までの問題を分類すると次のとおりです。
コトモノナマエコトモノナマエ
171221541
242422532
332523532
434324541
553225622
633426514
761327622
816328343
953229433
1045130910
1162231532
1254132622
1362233541
1453234523
1563135433
1654136631
1745137523
1862238802
1970339802
2034319910586
通算するとコト、モノ、ナマエがほぼ2:1:1の比率となっていますが、特徴的なのは、38回、39回と続けて「モノ」を共通項とする出題がなかったことです。37回の2題のうち問十は「自由が丘」という地名で、有形物は問五の「三の字が付くJRの駅」が最後の出題です。

なぜこんな分析をしたかというと、[80884][83529] で指摘した十番勝負の想定解から大都市を外す傾向を検証するためです。この傾向は第34回に顕在化し、第35回はもとに戻りましたが、第36回に復活し今回まで継続しています。36回以降の百万都市の想定解数の推移は次のとおりです。
総数3637383936-39
札幌市4900000
仙台市7521407
さいたま市4920024
横浜市7320103
川崎市5711103
名古屋市8302215
京都市9321205
大阪市8300314
神戸市6211305
広島市7712115
福岡市6510102
札幌は36回以降一問も想定解に含まれず、今回は札幌に加え、仙台、横浜、川崎、京都、神戸、福岡が完全に外されました。大都市には多様なモノが数多く存在し、「モノ」を共通項にした出題は大都市が想定解に含まれる可能性が高くなります。第8回の問四(国立大学のキャンパス(学部)がある)は百万都市のうち川崎を除く10市が、物議をかもした第31回の問四(「四」か「月」の文字が入る駅がある市)では、さいたま、名古屋、福岡を除く8市が想定解に含まれました。これに対し「コト」と「ナマエ」は、都市の規模との相関はなく、中立的です。

出題者は、まぐれ当たりを排除する目的で意識的に「モノ」を共通項から外したのか、または想定解から大都市を外した結果、「モノ」を共通項とする出題が減少したのではないかと推察されます。このまま「モノ」の出題がなくなるのはつまらないので、都市の規模に関係ない「モノ」か、大都市を出題市とすることにより復活してほしいと思います。

ちなみに、36-39の4回で8問以上の想定解に該当したのは、中小都市で、相模原以外に政令都市はありません。富山は、京都に続き大阪と並んで想定解数第2位に躍進しました。
鳥取市61214310
相模原市6022239
富山市8312339
三好市3204419
鶴岡市4121328
つくば市4813228
秩父市4402428
富士吉田市3212328
長野市5911428
美濃加茂市2030328
東近江市4033028
五條市3222228
岩国市4321328
高松市6812238
東かがわ市3014308
佐世保市4721238
四国の市が優遇されていると感じるのは、気のせいでしょうか。
[86309] 2014年 8月 19日(火)23:05:17【3】デスクトップ鉄 さん
十番勝負難易度分析:ヒントの効果
[86302] オーナー グリグリさん
今回の偏差値は48.9ということで、平均を下回っています。狙い通り、問題そのものの難易度は高くても、ヒントの早出しによって難易度を下げることができました。
検証してみました。第1ヒント呈示時間と、平均銅メダル獲得時間、最初の十問完答時間、ヒント呈示後のメダル数を回ごとに比較すると、次のとおりです。
ヒント呈示銅メダル十問完答
108 14:39.0701 06:09:3501 14:04:440 00
209 17:47.3901 15:45:0804 16:20:310 00
305 12:25.3202 02:21:4805 14:32:530 01
404 15:39.4800 22:47:2401 09:53:220 00
505 16:42.4602 13:01:4903 23:13:150 00
603 04:13.5701 02:31:2402 03:31:560 00
704 00:22.2900 20:04:4403 18:25:240 00
804 01:54.0800 08:14:3001 10:35:470 00
907 03:52.0002 16:30:1808 20:25:480 11
1006 20:36.2902 18:41:5106 16:45:510 12
1112 00:35.4703 05:34:5411 01:33:420 12
1208 15:06.4701 07:09:5604 18:13:360 00
1305 01:03.1000 15:24:1701 18:53:170 00
1405 11:59.1202 11:55:0207 03:11:030 12
1506 11:17.1300 05:27:1001 15:03:220 00
1604 08:22.3800 22:24:1901 10:42:050 00
1706 12:06.3000 12:53:0202 04:45:280 00
1808 12:35.4701 01:28:1901 16:57:230 01
1905 15:44.5700 09:07:4601 05:32:490 00
2006 11:05.5300 15:21:3201 01:06:390 00
2106 21:33.5200 07:08:4101 17:07:100 00
2206 16:01.2300 12:33:4203 04:48:050 00
2307 10:42.4101 17:40:0403 23:35:260 02
2403 12:03.2200 13:21:5102 20:55:120 01
2502 12:44.3500 04:53:1701 00:32:330 00
2607 21:00.3601 09:43:0702 22:07:590 00
2707 01:00.0200 06:16:5700 17:57:590 00
2806 23:59.5901 00:57:4003 05:35:360 01
2908 10:00.1501 02:54:1003 06:16:210 00
3007 19:00.4600 04:59:3400 19:20:150 00
3106 12:00.1501 08:54:4001 17:45:270 11
3205 23:00.0700 05:14:5801 23:48:380 00
3306 18:54.4800 19:20:4501 23:16:070 00
3409 02:53.1201 10:31:4400 22:51:010 00
3507 00:00.3800 05:57:0401 00:22:380 00
3607 13:15.4200 22:56:4002 08:39:500 00
3706 21:00.0401 05:31:1406 21:52:020 11
3809 23:17.2905 11:56:2611 02:42:521 13
3903 00:03.4701 08:42:4803 02:56:352 22
ヒント呈示時間と銅メダル獲得時間、十問完答時間との相関係数はそれぞれ、0.435、0.488で高くありません(銅メダル獲得時間と十問完答時間との相関係数は0.864)。解答が出尽くした後ヒントが提示されることがほとんどだったためでしょう。十問完答者が出る前にヒントが出たのは、第3、9、14回と第37-39回の6回にすぎません。

今回のヒント呈示は第25回に続き2番目に早く、問九、問十のメダルはすべてヒント呈示後のものです。最難解だった前回のヒント呈示は第11回に続き2番目に遅く、ヒント呈示後に5個のメダルが出ました。もし今回のようにヒント呈示が早かったら、銅メダル獲得時間も完答所要時間もここまで遅くならなかったでしょう。

このように十番勝負の難易度は、さまざまな要素からなりたっています。過去問の学習効果もその一つですが、今回の問六と同じ問題の第27回の問十を比較すると
問題想定解数共通項所要時間同偏差値誤答率同偏差値総合偏差値
27-1042平成の大合併で複数回合併を行った市0 00:02:2344.05.1%42.343.2
39-0646平成の大合併以降複数回合併した市0 00:21.5344.16.3%43.243.7
と、若干難易度が上がりました。回ごとに参加者も変わり、同じ参加者でも解答環境が変化しています。第27回当時(2010年4月)の方が平成の大合併の記憶が新しかったということもあるかもしれません。というわけで、十番勝負の難易度分析は同じ回の十問間の分析にとどめておくのが適当なのかもしれません。

# 十問完答時間のデータに誤りがあり、[87179] グリグリさんの許可を得て、訂正しました。(2015/01/20)
[87177] 2015年 1月 20日(火)09:13:06デスクトップ鉄 さん
第40回十番勝負難易度分析
昨日、第40回十番勝負の結果を反映して十番勝負問題分析を更新しました。難易度について若干コメントします。

[87165]で出題者が書かれたとおり、今回の総合難易度は偏差値36.3で40回中もっとも易しかったといえます。銅メダルまでの平均所要時間は35位でしたが、誤答率(問題市、既出市を除く)が3.6%と最低だったためです。また十問完答所要時間は06:13:48(k-ace さん)で、これまでの最短、第27回の17:57:59(桜トンネル さん)を大幅に短縮し、新記録になりました。なお、[86309]の十問完答時間のデータは誤っていました。グリグリさん、今から修正できないでしょうか。

問題別では、総合難易度で最難問だった問五が過去の400問中187位、易しかった問四は394位でした。それぞれの指標での各問の順位は次のとおりです(1が易しく、10が難しい)
銅メダル誤答率総合正答順
問14125
問28676
問33887
問41111
問5109109
問65134
問77568
問899910
問96143
問102652
正答順は、同じ回の10問の比較しかできませんが、新たな難易度の指標として導入しました。今回の十問完答者は28名いますが、最初に正答した問題に1点、最後に正答した問題に10点を与えます(同時に複数の問題を正答したときは合計が55点になるように配分。例えば、1回目に2問正答した場合はそれぞれ1.5点、一発完答は各問に5.5点)。点数が大きくなるほど難易度が高くなります。平均順位は上表のとおりですが、回答者ごとに個別にみるとかなりばらついています。
問1問2問3問4問5問6問7問8問9問10
1272214
1.5413
21121356
2.5111221
3141152
3.5111111
4412315223
4.511111111
52421221221
5.55533553333
61132231
6.51111
734523442
7.512111
82222542
8.51111
933311641
9.51211131
101103
平均順位5.616.296.522.707.364.936.687.484.133.32
問1は非常にばらつきが大きく、1点(最初の正答)が2名いるのに、9.5点(9問目と10問目の同時正答)も1名います。問2と問3も同様で、濁音と清音に気づくかどうかで、極端に難易を分けたといえます。問9のばらつきも大きかった。
これに対し、問4は1点が7名で、一発完答の3名を除き、全員が5答までに正答しました。問5は、2答目に正答した人もいますが、28名中10名が最後に回答しました。問8を最後に回答した人は3名しかいませんが、平均回答順位は問5を上回り、この指標では今回の最難問になりました。
[87197] 2015年 1月 22日(木)19:03:46【2】デスクトップ鉄 さん
第40回十番勝負想定解分析
[87177]の難易度分析に続いて、第40回十番勝負の想定解分析です。

第40回の想定解数は3問が最大で、二戸市、山形市、長岡市、甲府市、静岡市、堺市、茨木市、大阪狭山市、真庭市、美作市、三次市、四万十市、福岡市、宮崎市の14市でしたが、西高東低の傾向は変わりません。14市のうち8市が政令指定都市と県庁所在地以外の市ですが、想定解から大都市を外す傾向は若干弱まりました。第36回以降百万都市の想定解数の推移は次のとおりです。
総数3637383940
札幌市4900000
仙台市7721402
さいたま市4920020
横浜市7420101
川崎市5711100
名古屋市8502212
京都市9321200
大阪市8500312
神戸市6411302
広島市7812111
福岡市6810103
60112818513
これは、第38、39回と途絶えていた、市に所在する「モノ」を共通項にした問題が復活したことと関係があると思います。第39回十番勝負のあとの[86276]で指摘したように「モノ」が共通項になると、大都市が想定解に含まれる可能性が高くなります。今回、「モノ」問題は問四、問六、問八と鉄道関係で3題出題され、福岡の3問中2問、名古屋、大阪、神戸の各2問中1問、横浜、広島の各1問が該当します。

その中で札幌は第35回以降全く想定解から外れています。問一と問二の共通項が「濁音+半濁音」だったら、久々に想定解入りしたのですが。

# [87179] グリグリさん ありがとうございました。[86309]は訂正しました。
# [87165] グリグリさん 問七:
町村のみを明確にするために、三原市に隣接する竹原市などを該当しない市として提示すべきでした。
これは、市の隣接市も該当すると想定解数が40を大きく超えますから、非該当市は必要なかったと思います。
[87214] 2015年 1月 26日(月)21:54:30【1】デスクトップ鉄 さん
十番勝負記録いろいろ
十番勝負の各種記録です。

■最後のメダル
[86995] まつもとしろくまさん
[86968]で、自身4度目の「最後のメダル」頂けました。
最後のメダル獲得者を調べてみました。白桃さんが5回(16、18、27、33、34)で1位。以下、2位は4回で、EMMさん(6、9、10、20)とまつもとしろくまさん(24、28、35、40)の2名。4位は、おがちゃんさんの3回(22、30、39)。5位は2回で、いっちゃんさん(1、5)、ぺとぺとさん(13、17)と桜トンネルさん(19、37)の強豪3名に並んでデスクトップ鉄(31、32)がはいります。第31回の問四(「四」か「月」の文字が入る駅がある市)で銅メダルを取り、3位で完答したのは記憶に残っていますが、第32回の問二(アナグラム読みの市区町村郡がある市)は全く忘れていました。このような「ナマエ」問題でなぜメダルが取れたのか不思議です。
なお、メダル売り切れまでの最短は第19回問一(同一都道府県内の6つ以上の市と隣接する市、桜トンネルさん)の1日7時間17分38秒、最長は第38回問五(都道府県で市長選挙が一番最近あった市、鳴子こけしさん)の11日0時間37分57秒でした。

■一発完答所要時間
[87198] N さん
今回は距離が短かった(=平易な問題が多かった)ので駑馬でも駿馬に一泡吹かせられたのかなぁ、と思っています。
これは逆だと思います。[85051] で指摘しましたが、難易度が低くなるほど上級者の金メダルのシェアが高まるという傾向があります。平易な問題を短時間でコンスタントに回答するのが上級者といえます。
[87187] 白桃 さんが
ところで、このエヌ号は次回のレース、本命に押されるのでは・・・
とおっしゃったとおりだと思います。
ちなみに一発完答者は第40回までに延べ15名いますが、Nさんの所要時間1日9時間14分14秒は、これまで最短だった第32回のいっちゃんさんの記録を大幅に短縮しました。一発完答は、十番勝負に遅れて参加した解答者がまとめて答えるというのが一般的なパターンですが、*はヒント呈示前の完答です。
解答者所要時間
4001 09:14:14*
32いっちゃん03 02:35:50*
30KK04 20:23:45*
30らるふ06 12:55:16*
198806 13:14:31
40k_ito06 13:24:15
32深夜特急10 15:41:59
32がっくん12 13:26:23
358812 23:33:18
328812 23:48:43
40ソーナンス13 03:01:49
288813 06:29:44
36菊人形13 12:42:26
308813 21:48:42
39スカンデルベクの鷲14 02:59:31

■金メダル所要時間
[87207] 伊豆之国 さん「問六について」
この記事を作成するに当たっては、デスクトップ鉄 さんのこちらのサイトも参照させていただきました。
こういうページを掲載しているデスクトップ鉄にとって久しぶりに金メダルを取るチャンスだったのですが、銀メダルにとどまりました。1答目に答えたのに、3答目の回答の桜トンネルさんに先を越されてしまいました。桜トンネルさんのスタートダッシュはいつもながらすごいです。
金メダル獲得所要時間を調べてみました。桜トンネルさんは、惜しくも1位は逃しましたが、トップ10の半数を占めました。4位までは出題後1分以内、10位までは2分以内のの回答です。問題を読み、答を見つけ、「まずプレビューで確認」し、「これですぐ書き込む」という手順をなぜこんな短時間にできるのでしょう。
問題解答者所要時間共通項総合難易度順位
31-08スカンデルベクの鷲00:00:23市長のツイッターがある市(最初のツイート順)271
33-01桜トンネル 00:00:34「辰・龍・竜」の文字が入った郵便局がある市281
15-02白桃00:00:522007年春の選抜出場校の所在市272
29-06桜トンネル00:00:55市名が銀行名に使われている市305
27-10桜トンネル00:01:03平成の大合併で複数回合併を行った市400
30-10桜トンネル00:01:13男性が多い市(男性比率の高い順)(2005年国勢調査データによる)125
23-03星野彼方00:01:18第91回全国高校野球選手権大会出場校の所在市335
17-04k-ace00:01:23寝台特急「あかつき」が通過する市114
28-01桜トンネル00:01:31日本の渚100選がある市383
23-01いっちゃん00:01:58複数の衆議院小選挙区がある市298
最長も桜トンネルさんで、総合難易度3位の第38回問九(都道府県で最も孤立する市)の9日23時間36分47秒でした。

# [87216] おがちゃんさんのご指摘を受け、第32回を第30回に変更
[87222] 2015年 1月 28日(水)19:18:42【2】デスクトップ鉄 さん
十番勝負解答者分析
もう1回だけ、十番勝負ネタにおつきあいください。第38回十番勝負後の[85040]で書いた解答者分析をその後の2回のデータを加えて、アップデートします。
多くの市を万遍なく答える分散派と特定の市に集中する集中派の二極分化の傾向は変わりません。分散派の筆頭はいっちゃんさんです。総正答数387で365市を答えていて、それも鳥取県が5答、他県は7-9答と、各県に分散しています。

特定の解答者の回答が集中している上位20市は次のとおりです。シェアAはその市の総正答数のうち当該解答者のシェア、シェアBは解答者の総正答数のうち当該市のシェアです。
順位解答者正答シェアAシェアB
1福岡市かぱぷう3663.2%11.3%
2金沢市EMM2863.6%7.8%
3大阪市深夜特急2138.2%7.3%
4岡山市白桃2044.4%5.5%
5高知市がっくん1642.1%5.2%
6白山市星野彼方1550.0%4.7%
6北九州市かぱぷう1534.1%4.7%
8東かがわ市白桃1350.0%3.6%
8奈良市深夜特急1341.9%4.5%
8千葉市運び屋A1337.1%9.2%
8広島市桜トンネル1327.7%4.6%
12南砺市EMM1246.2%3.3%
12京都市深夜特急1221.4%4.2%
14土佐市がっくん1150.0%3.6%
14高島市らるふ1139.3%4.8%
15常総市らるふ1066.7%4.4%
15春日市かぱぷう1045.5%3.1%
15下関市かぱぷう1030.3%3.1%
15上越市らるふ1025.0%4.4%
15松山市がっくん1021.3%3.3%
15高松市白桃1020.8%2.7%
トップのかぱぷうさんは、福岡市の総正答数57の63%を占め、自身の総正答数319の11%を福岡市に投入しています。第38回終了時点より3増加しました。
このような特定の解答者が集中する市に対し、万遍なく回答を集めている市があります。一人一回しか答えていない市を正答数順に挙げると次のとおりです。
順位正答数
1ひたちなか市21
2大田市20
2えびの市20
4栗原市19
4大阪狭山市19
6稚内市18
7北杜市17
7藤井寺市17
7宮古島市17
10釧路市16
10鹿嶋市16
10御前崎市16
10豊川市16
10栗東市16
10西都市16
各県別のトップ解答者は次のとおりです。
解答者正答シェアAシェアB
北海道おがちゃん41 10.0%18.6%
青森なると金時11 6.4%3.1%
岩手いっちゃん8 4.8%2.1%
宮城くは12 4.8%4.2%
秋田右左府23 11.1%19.8%
山形般若堂そんぴん21 10.3%32.8%
福島菊人形11 4.7%32.4%
茨城今川焼18 4.7%4.8%
栃木G18 8.0%24.3%
群馬おがちゃん17 8.2%7.7%
埼玉でるでる25 5.1%24.5%
千葉まりんぶる~78 17.1%33.2%
東京伊豆之国24 6.7%10.5%
神奈川ぺとぺと41 11.5%15.2%
新潟EMM29 8.2%8.1%
富山EMM49 27.1%13.6%
石川EMM80 38.3%22.2%
福井EMM29 17.6%8.1%
山梨いっちゃん8 4.4%2.1%
運び屋A8 5.7%
むじながいり8 11.1%
長野せいこう15 5.9%28.8%
岐阜8821 7.1%9.5%
静岡8833 9.1%15.0%
愛知8849 9.6%22.3%
三重今川焼12 5.6%3.2%
滋賀らるふ18 7.0%7.9%
京都深夜特急30 11.2%10.4%
大阪深夜特急76 14.8%26.4%
兵庫深夜特急46 9.1%16.0%
奈良深夜特急41 24.1%14.2%
和歌山いっちゃん8 5.8%2.1%
鳥取いっちゃん5 5.3%1.3%
今川焼5 1.3%
桜トンネル5 1.8%
鳴子こけし5 2.4%
島根いっちゃん8 5.6%2.1%
なると金時8 2.3%
岡山白桃47 18.8%12.9%
広島ピーくん24 8.2%28.9%
山口かぱぷう22 9.5%6.9%
徳島がっくん33 21.9%10.8%
香川白桃45 24.1%12.3%
愛媛がっくん40 19.4%13.1%
高知がっくん66 34.7%21.6%
福岡かぱぷう143 37.3%44.8%
佐賀中島悟13 8.0%17.3%
長崎でるでる25 11.5%24.5%
熊本かぱぷう12 6.7%3.8%
大分かぱぷう13 7.5%4.1%
宮崎いっちゃん9 5.7%2.3%
鹿児島8815 6.5%6.8%
沖縄くは12 6.9%4.2%
EMMさんは北陸4県、深夜特急さんは近畿4県、白桃さんは岡山と香川、がっくんさんは香川を除く四国3県、かぱぷうさんは、福岡及び周辺3県を制覇しています。この5大名は正答数のトップ10に入るのに、未踏(答)県があります。白桃さんは和歌山、EMMさんは徳島、がっくんさんは愛知に軍を進めていません。深夜特急さんは、岩手,秋田,山形,福島,栃木,群馬,山梨,鳥取,岡山,徳島,香川,長崎,大分の13県、かぱぷうさんは青森,秋田,栃木,福井,奈良,和歌山,島根,徳島,愛媛,高知の10県が未踏です。白桃大名とがっくん大名の領国の四国に、他の集中派大名が踏み入れていないのは、相互不可侵条約でもあるのでしょうか。
分散派のいっちゃんさんが岩手、山梨、和歌山、鳥取、島根、宮崎の6県で首位を占めている(山梨、鳥取、島根は複数同順位)のも興味ぶかいです。これらの県に有力大名がいないためでしょう。

# [87218] オーナー グリグリさん
これは、市の隣接市も該当すると想定解数が40を大きく超えますから、非該当市は必要なかったと思います。
そう言っていただけるとほっとします。もう少し微妙であれば該当しない市があった方が良いと言うことだと思いますが、その当たりのさじ加減が難しい。
「大きく」にはあまり意味を込めていませんでした。想定解数で共通項が特定できれば、非該当市の提示は不要という趣旨です。しかし、想定解数が出題後訂正されることもあり、微妙なときは非該当市が必要かもしれませんね。

# 「万遍なく」なのに、万遍派とするのはおかしいことに気づき、集中派と対比するために、分散派に変更。
オーナー グリグリさん [85040]も変更したいのですが、また一時解除していただけませんか。
[87230] 2015年 1月 30日(金)21:13:31【3】デスクトップ鉄 さん
続・十番勝負解答者分析
[87225] スカンデルベクの鷲さん
こちらの記事には、参加回数が多くないせいか、名前が出てませんが、茨城の市を15回使用しているようなのでとりあえず茨城を制圧して一大名として(?)戦国の十番勝負に臨みたいと思います_(-_-
茨城県は群雄割拠しています。首位の今川焼さんの18回を、KKさんが17、運び屋Aさんが16、らるふさんとスカンデルベクの鷲さんが15で追っています。続いて加賀百万石の領主が14と、徳川御三家の一角を占めようと狙っています。
メンバー紹介によると、スカンデルベクの鷲さんは、居住地、出身地ともに、ひたちなか市だそうですね。[87222]で書いたように、ひたちなか市は一人一回しか答えていない市のトップで21の正答がありますが、スカンデルベクの鷲さんは未答なのですね。これはかなり珍しいと思います。

[87222]の解答者分析にスカンデルベクの鷲さんが出てこないのは、参加回数が多くないというよりも、分散派(正答数159、正答市数148、重複率1.07)だからでしょう。前回のデータは、おもに集中派を特徴づけるデータでした。前記事で終わるつもりでしたが、分散派が上位を占めるデータを紹介します。47都道府県完答者は、スカンデルベクの鷲さんを含め18名いますが、すべて重複度1.27以下の分散派です。
正答数順位解答者正答数正答市数重複度
1いっちゃん3873651.06
2今川焼3743451.08
5なると金時3553141.13
7星野彼方3182931.09
9k-ace2972831.05
12桜トンネル2832331.21
13油天神山2762631.05
15KK2522461.02
16まりんぶる~2351851.27
18伊豆之国2281831.25
21鳴子こけし2091981.06
26まつもとしろくま1671661.01
27スカンデルベクの鷲1591481.07
28むっくん1461251.17
31デスクトップ鉄1401351.04
35JOUTOU1221161.05
39ヌオ109971.12
41あきすて99961.03
正答数99、正答市数96で47都道府県を完答した解答者もいます。まつもとしろくまさんは、2回正答した市が静岡市しかなく、重複度1.01です。デスクトップ鉄も分散派で、今回問三で大野市を答え、福井県を最後に47都道府県完答を達成しました。

次は、分散派と集中派の両グループが含まれるデータです。都道府県内の全市完答者は次の10名います。
解答者重複度県数完答県
今川焼1.088富山,福井,滋賀,京都,兵庫,奈良,鳥取,岡山
がっくん2.033徳島,香川,高知
EMM2.012富山,石川
なると金時1.132鳥取,徳島
星野彼方1.092石川,鳥取
いっちゃん1.061宮崎
白桃1.551香川
桜トンネル1.211鳥取
油天神山1.051鳥取
鳴子こけし1.061鳥取
1位の今川焼さんは8県完答し、29市の兵庫県を含んでいます。4市の鳥取県は6名が完答しており、うち3名の完答県は鳥取だけです。
分散派にも二つのタイプがあります。いっちゃんさんは、市も県も万遍なく答えていますが、今川焼さんは特定の県の集中度が高いです。しかし正答市は分散しており、各府県の正答数トップである、福井県のEMMさん、滋賀県のラルフさん、京都府、兵庫県と奈良県の深夜特急さん、岡山県の白桃さんが達成していない、府県内全市完答です。
各県別のトップ解答者では、まりんぶる~さんが千葉県37市のうち大網白里市だけ未答、かぱぷうさんが福岡県28市のうち宮若市だけ未答です。どちらも解答機会が5回と少ないのですが、宮若市は第30回問八、大網白里市は第39回問四がともに未答のまま残されており、完答のチャンスがあったのに惜しかった。いずれ完答することになるでしょうが。

# [87227] オーナー グリグリさん
[85040]も変更しました。ありがとうございました。
[87286] 2015年 2月 13日(金)22:31:24【3】デスクトップ鉄 さん
戦国市盗り合戦
[87241]で白桃さんから、十番勝負解答者の正答した市をポイント化し、市の領主を決める「十番勝負市とり合戦ゲーム」の提案があり、[87243]で予告したように集計作業を行ないました。その後グリグリさんを交えて3人で検討した結果、構想(妄想)はどんどんエスカレートし、本日「戦国市盗り合戦」としてリリースしました。どうぞお楽しみください。なお、集計に間違いがあるかもしれません。気づかれた方は申告していただければ、訂正いたします。

予想どおり集中派の白桃さんとEMMさんの熾烈な戦いとなり、白桃さんが50市の、EMMさんが48市の領主となりました。EMMさんが領主で、白桃さんが領主狙い(次点)の市が4、その逆が2あり、結構相手の領地にも進出しています。白桃さんはまた高岡市を制してEMMさんの富山県全市制覇を阻止し、白桃さんの香川県全市制覇はがっくんさんが三豊市を制して阻止しました。

領民数(獲得市の総人口)でトップに立ったのが、神戸市、広島市を含む43市を手中に収めた桜トンネルさん、第2位は福岡市、北九州市ほか30市のかぱぷうさんでした。以下、白桃さん(岡山市など)、ぺとぺとさん(相模原市など)、EMMさん(金沢市など)と続きます。深夜特急さんは大阪市、京都市、堺市の獲得石高トップですが、いずれも必要石高に達せず、「領主狙い」にとどまっています。京都と堺はあと3ポイント、大阪は6ポイントなので、いずれトップに立つでしょう。

白桃さんが[87241]で提案したルール
1.第一に優先されるのは、勿論、その市で正解したポイントが最も高い者
2.ポイントが同じ場合は、その市の正答数が多い者(例:銅1・普通1より、普通3を優先する)
3.正答数が同じ場合は、十番勝負の全正答数の少ない者(これによって、たまに参加する者でも容易に領地が得られる)
のうち、3番目は協議の結果「最後の正答者」に変更しました。最初のルールだと、十番勝負開始当初数回だけ参加した解答者が獲得することが多く、目的にそぐわない結果になりました。ルール変更により、新たな参加者でも領主となることができます。今回初参加のNさんは、江南市を獲得しました。領主は固定したものではなく、各回の結果によって交代(下剋上、移封)があります。今後十番勝負開催ごとに、再集計して更新します。

必要石高に達した解答者がいない49市は、領主不在となりました。多くは、政令都市や県庁所在地ですが、2ポイント(万石)で領主になれる人口10-20万の中都市も含まれています。第41回以降これらの市で銅メダルを獲得すれば、初代領主になることができます。また、全員1万石の市が78市あり、これらの市は次回以降の正答者が奪取することができます。

# かぱぷうさんのお名前を訂正。失礼しました。領民数トップの方々について追記。
[87303] 2015年 2月 16日(月)20:34:09【5】デスクトップ鉄 さん
戦国市盗り合戦・展開予想
間違いの指摘も一段落したようなので、[87286] の分析の続きです。

[87291]で白桃さんは「専守防衛をめざし」、[87292]でおがちゃんさんは「地域問わず領主を狙えそうなところからもっとガツガツ行こう」と宣言しています。戦国市盗り合戦のスタートによって、解答者の集中派・分散派の傾向が変化するかもしれません。初参加者でも正答数1で領主になれるというのが大きいです。ポイントと正答数が同じ場合は、最後の正答者が獲得するというルールは、実はグリグリさんのアイデアでした。十番勝負の活性化を意識された提案だったと思います。

有力大名の領国を見ると、圧倒的に優位にある領国がある一方、かろうじて制覇している領国もあることがわかります。次の表は領国数トップ20の大名の、領主狙いとの獲得石高の差を示したものです。
大名領国0123456-1011-
白桃50111587423
EMM48813834552
桜トンネル45111936312
ぺとぺと3913844532
k-ace31886441
かぱぷう3067432233
いっちゃん297886
がっくん2965732231
なると金時25812311
くは2295431
まりんぶる~2178312
今川焼203743111
おがちゃん19355321
881969211
深夜特急185513211
まつもとしろくま1837521
星野彼方16432511
KK134432
伊豆之国126321
スカンデルベクの鷲113341
油天神山104321
白桃さんが領主となった50市のうち、領主狙いと11万石以上の差をつけている領国が岡山、善通寺、東かがわの3市ありますが、同じ石高の領国が11市、1万石差で迫られている領国が15市あるというように読みます。白桃さんの専守防衛宣言は、次回にも失う可能性のある領国を意識されたものだと思います。

領主狙いとの石高差が大きいのは、かぱぷうさんの福岡市がトップで、44万石の差をつけています。以下、EMMさんの金沢市43万石、白桃さんの岡山市36万石、桜トンネルさんの神戸市31万石、広島市29万石と続き、このあたりはほぼ永久に安泰といえるでしょう。しかし、勢力範囲でも僅差で迫られている市のほうが多いのです。領国数維持のためには、あくまでもこれらの市を防衛するか、他国に進出するかの選択をせまられています。

集中派の有力大名は、大阪市、京都市、堺市の領主狙いの深夜特急さんを除いて、思い入れのある大都市をすでに手中に収めています。現在領主不在の大都市を獲得できるかは、出題者の出題傾向にかかっています。想定解分析で何度か指摘した大都市外しの傾向が気になるところです。おがちゃんさんが領主狙いの札幌市は、第35回問五を最後に全く想定解から外れており、答えたくても答えられない状況にありました。また横浜市の領主決定はおそらく最後になるでしょうが、それまで十番勝負を続けていただきたいと思います。

# [87305]おがちゃんさんと[87307]k-aceさんのご指摘に基づき訂正。また、札幌市外しは「第35回以降」ではなく、「第35回問五を最後に」に訂正。
[87410] 2015年 3月 18日(水)19:33:39【1】デスクトップ鉄 さん
戦国市盗り合戦の新ルール
[87402]で戦国市盗り合戦の新ルールがアナウンスされ、「誤答(問題市・既出市を除く)した領国を1万石減点」した結果が公開されました。新ルールによる上位者の領国の変化を分析します。なお、「なし」「あり」は誤答による減点の有無、集中度は正答数ランキングの正答市重複率で、各領主の集中派・分散派傾向を示す指標として示しました。
領主集中度獲得石高領国数領国石高領国化率
なしあり減少率なしありなしありなしあり
白桃1.55 59550714.8%5044-6 304248-56 51.1%48.9%-2.2%
いっちゃん1.06 5134992.7%29312 961026 18.7%20.4%1.7%
桜トンネル1.21 61147122.9%4540-5 259229-30 42.4%48.6%6.2%
EMM2.01 55546915.5%4847-1 342302-40 61.6%64.4%2.8%
今川焼1.08 4814496.7%20211 9089-1 18.7%19.8%1.1%
なると金時1.13 4524099.5%2523-2 6963-6 15.3%15.4%0.1%
k-ace1.05 4354056.9%3130-1 120116-4 27.6%28.6%1.1%
星野彼方1.09 43638212.4%16160 84851 19.3%22.3%3.0%
ぺとぺと1.36 4143788.7%39390 168163-5 40.6%43.1%2.5%
がっくん2.03 3543248.5%29301 169160-9 47.7%49.4%1.6%
油天神山1.05 3343165.4%10122 38468 11.4%14.6%3.2%
KK1.02 3213084.0%13141 50511 15.6%16.6%1.0%
くは1.23 3273018.0%22231 65672 19.9%22.3%2.4%
深夜特急2.20 3133004.2%18191 93930 29.7%31.0%1.3%
かぱぷう2.17 36228022.7%3028-2 208165-43 57.5%58.9%1.5%
まりんぶる~1.27 2782683.6%2120-1 6762-5 24.1%23.1%-1.0%
まつもとしろくま1.01 2612571.5%18180 67670 25.7%26.1%0.4%
伊豆之国1.24 2442401.6%12131 34395 13.9%16.3%2.3%
らるふ1.57 2452286.9%9101 57592 23.3%25.9%2.6%
881.49 2262107.1%19190 58580 25.7%27.6%2.0%
おがちゃん1.36 33019939.7%1918-1 8780-7 26.4%40.2%13.8%
suikotei1.23 1991961.5%660 22220 11.1%11.2%0.2%
鳴子こけし1.20 23118818.6%660 16160 6.9%8.5%1.6%
MasAka1.31 1701681.2%98-1 2521-4 14.7%12.5%-2.2%
スカンデルベクの鷲1.07 20616718.9%11110 36360 17.5%21.6%4.1%
白桃さんは、[87400]で嘆かれたように、ルール変更で領国を6国減らしました。「領地召し上げは、自分がまいた種=“五島列島”によるものですが」とおっしゃっていますが、新ルールの領国獲得の要素は誤答率だけではありません。

上位25名のうち領国数が減ったのは白桃さんのほか9名、領国数を増やしたのも9名と拮抗しています。いっちゃんさんと油天神山さんは2国増やしました。お二人とも誤答率が低いのですが、共通しているのは分散派であることです。集中派が領国を減らし(または大きく増やさない)、分散派が領国を増やす(または大きく減らさない)傾向が覗えます。思い入れがある市を解答する集中派は誤答の可能性も高まるのに対し、分散派は正答市だけでなく誤答市も分散し、獲得市に影響しないのが理由と思われます。これは分散派のデスクトップ鉄としては、歓迎する方向です。

ところがそう単純ではないのです。EMMさんとかぱぷうさんは、白桃さんよりも誤答による獲得石高の減少率が大きく、集中度も高いのですが、新ルールによって失った領国は、それぞれ1国と2国だけです。これは、EMMさんの金沢市(48→36)、南砺市(24→22)、敦賀市(17→17)や、かぱぷうさんの福岡市(46→36)、北九州市(19→12)、飯塚市(13→11)など、誤答しても領主狙いに盗られることがない、圧倒的に大きい石高を獲得している領国が多いからでしょう。

したがって、新ルールのもとで領国を増やすには、徹底的に集中度を高め、思い入れのある市を死守するか、分散派に徹し、必要石高の小さい市を狙う(移封は甘んじる)かの両極に分かれることになります。
[87438] 2015年 3月 30日(月)18:57:24【1】デスクトップ鉄 さん
戦国市盗り合戦の領主変遷
グリグリさんのデータベースと連動したプログラムと、白桃さんの市町村人口データによって、 戦国市盗り合戦の第1回から第40回までの領国編と領主編が完成しました。この間の領主の変遷を見ると、非常に興味深いです。

第1回に領主が誕生した市は75市ありますが、うち新津市や塩山市など7市は消滅しました。久喜市、三原市、飯塚市の3市は、市町村合併などで領民数が増加、必要石高不足で領主不在となりました。第40回まで途切れることなく領主が存在した市は残りの65市です。なお、三原市と飯塚市は、いったん領主不在となったあと、三原市は人口減により、飯塚市は集中派大名が獲得石高を増加させ、領主が復活しました。

第1回から第40回まで領主が途切れていない65市のうち、領主が交代していない領国が古河市、つくば市、深谷市(以上YSKさん)、新発田市(Gさん)、岡崎市(むじながいりさん)、豊田市(M.K.さん)、善通寺市(白桃さん)、日向市、西都市(以上いっちゃんさん)と9市あります。ほかに嘉麻市も前身の山田市から40回連続してyamadaさんが領主となっています。惜しかったのは、白桃さんの観音寺市で第6回だけまなちゃんさんが同じ獲得石高で領主となっています。

これらの市の領主はすべて、第1回のメダル獲得者(豊田市は金メダル2個)です。やはり領主となるのに、メダルの効果は大きいといえます。新発田市、善通寺市と観音寺市を除くと、領主の獲得石高は第1回から増加していません。深谷市と西都市の領主は3万石、日向市は2万石で領国を維持しています。これらの市を解答する大名は結構いるのですが、第1回のメダルよりきれいな色のメダルが出ていないのです。また、これらの領国に思い入れのある集中派大名がいなかった(善通寺市と観音寺市だけは、白桃さんが小刻みに石高を増加させています。新発田市はGさんが1万石加えました)ことも、領主が交代しなかった理由といえます。

40回連続して領主が存在する65市のうち、獲得石高がずっと1万石で推移しているのは、陸前高田市、東根市、東御市、御坊市の4市しかありません。現領主は、陸前高田市が11代目、東根市が10代目と、領主が頻繁に交代していますが、東御市と御坊市はまだ3代目です。東御市は、解答機会(想定解数-出題市数)が7問しかなく、うち4問が第30回に集中したこと(正答数3)、御坊市の解答機会は9問ありましたが、解答選択率が低く正答数が3しかなかったことが理由です。陸前高田市と東根市の解答機会はともに21問、解答選択率はそれぞれ52.4%、47.6%でした。

# 領主が交代していない市から漏れていた新発田市を追加。
[87451] 2015年 4月 5日(日)10:41:51【2】デスクトップ鉄 さん
領主の在位期間
[87441] 白桃 さん
戦国市盗り合戦で20期連続で領主を務めると、永世永代永久の「名誉領主」と認定され、オーナーからその地の名産品が贈られるという話を聞きました。
「4月1日」の投稿に今頃まともに反応するのもナンですが、「20期連続」というのはハードルが低すぎると思います。[87438]で40期連続領主が交代していない市が9市あると書きましたが、YSKさんの石岡市と太田市が漏れていて、11市になりました。39期連続も、紋別市(般若堂そんぴん)、本庄市(烏川碧碧)、館山市(烏川碧碧)、袖ケ浦市(いっちゃん)、御前崎市(般若堂そんぴん)、知多市(BANDALGOM)、大津市(千本桜)、泉佐野市(今川焼)、豊岡市(今川焼)、竹田市(じゃごたろ)、石垣市(M.K.)と11市です。また一人の領主しか領国としていない現存市は、上記の22市を含めて186市あります(ほかに消滅市が大曲市、原町市、岩井市など14市)。
やはり名誉領主は「40期以上」くらいにしないと、安売りになるでしょう。なお、名誉本因坊や名誉棋聖にならって「現役で60歳以上に達したときまたは引退時に」名乗れる称号とすると、現時点では多くが名誉領主候補の地位にとどまります。
一方、もっとも頻繁に領主が交代した市は、徳川将軍と並ぶ15代の鹿嶋市です。第2位は12代で、登米市、栗原市、富岡市、妙高市、藤井寺市、田辺市、新宮市、伊万里市、水俣市の9市です。

過去40回に領主が存在した市は延べ2,798市あり、これに在位期間を乗じると23,555市・期となり、平均在位期間は8.4期です。在位期間が500市・期以上の領主は、次の13名です。
解答者市・期平均在位期間現領国維持率
いっちゃん137811811.7 3126.3%
白桃13389613.9 4647.9%
EMM11167814.3 4659.0%
今川焼10209810.4 2121.4%
なると金時8601038.3 2423.3%
ぺとぺと8047810.3 3848.7%
がっくん7616212.3 3048.4%
かぱぷう6015311.3 2852.8%
885464911.1 1938.8%
KK544757.3 1418.7%
桜トンネル526648.2 4062.5%
くは505657.8 2335.4%
k-ace501717.1 3042.3%
総計2355527988.4
多くの市を解答する分散派が、一度でも獲得した領国が多いことがわかります。平均在位期間と領国維持率(第40回終了時の領国数と、過去領主となったことがある領国数の比率)は、集中派が高く、分散派が低いという結果が出ました。
分散派の指標である、一度でも獲得した領国数も、何らかの表彰対象とすべきでしょう。
[87954] 2015年 6月 26日(金)21:49:37【1】デスクトップ鉄 さん
Re: 戦国市盗り合戦 領国別 獲得石高ランキングと解答記録・領主変遷
[87945]でリリースされた戦国市盗り合戦の獲得石高ランキングと解答記録・領主変遷は素晴らしいです。十番勝負分析の意欲がますます高まります。

[87947] 白桃 さん
「専守防衛」が基本、と以前に申し上げましたが、その「専守防衛」も昨今ではなにかと論議を呼んでいます。それはともかく、以下の領国には侵略することはありません。
(中略)
以上を念頭に、獲得に向け既に143市を「優先市」に指定しております。
保有石高トップ、領国数トップタイの地位に満足せず、領国をもっと増やそうとおっしゃっているようですね。

全開催回一覧で回ごとの領主数を見ると、第23回終了時点の99名が最大です。当時領主が存在した領国は、687市でしたから、領主1名あたりの領国数は、6.94で7を割っていました。その後寡占化が進行し、第39回終了時点には、領主が84名まで減少し、平均領国数は8.76に増加しました。第40回終了時は、領主が87名、平均領国数8.47と、寡占化傾向が若干反転したところです。

次の表をご覧ください。領国数10以上の23名の領主について、領国石高とその領国に必要な石高の関係を示したものです。倍率は必要石高に対し、何倍の領国石高を有しているか、過剰石高は必要石高を何万石上回っているかを示しています。言ってみれば、無駄打ちの数で、同じ市を何度も解答する集中派ほど、高くなります。
#領主領国数領国石高必要石高倍率過剰石高
1白桃46252713.55 181
2EMM46299674.46 232
3桜トンネル40229782.94 151
4ぺとぺと38162622.61 100
5いっちゃん31102422.43 60
6k-ace30116373.14 79
7がっくん30158493.22 109
8かぱぷう28165672.46 98
9なると金時2464262.46 38
10くは2367272.48 40
11今川焼2189243.71 65
12まりんぶる~2062331.88 29
13深夜特急1993432.16 50
14881958252.32 33
15まつもとしろくま1867242.79 43
16おがちゃん1880253.20 55
17星野彼方1790233.91 67
18KK1451192.68 32
19伊豆之国1339221.77 17
20油天神山1246182.56 28
21スカンデルベクの鷲1136123.00 24
22むじながいり1151182.83 33
23らるふ1059183.28 41
倍率及び過剰石高ともに、EMMさんの4.46倍、232万石が最大です。個別にみても、南砺市は必要石高1万石に対し22万石を有し22倍(領主狙いの4.4倍)、必要石高5万石の金沢市に36万石と31万石も過剰(領主狙いとの差も31万石)になっており、それぞれの第1位を占めています)。白桃さんは、全体で倍率が3位、過剰石高が2位。個別には、東かがわ市の16倍(領主狙いの2.67倍)、岡山市の23万石過剰(領主狙いとの差25万石)が最大で、EMMさんには及びません。

白桃さんのような集中派の上級解答者が、領国数を増やすために分散派に転向することは、戦国市盗り合戦の趣旨に反しますよ。ラストポイント制もそうですが、できるだけ多くの解答者に領主となるチャンスを与えることにより、十番勝負を活性化するというのがもともとの趣旨でした。白桃さんにおかれましては、「専守防衛」のお言葉どおり、現在の領国基盤をますます強固にすることに専念され、今後とも無駄打ちに勤められるようお願いする次第です。
[88027] 2015年 7月 5日(日)11:34:22【2】デスクトップ鉄 さん
戦国市盗り合戦:分散派と集中派
戦国市盗り合戦の領国獲得は、[正答数-誤答数+メダルプレミアム]で計算される保有石高がベースになります。一般的には領国数は保有石高に比例するはずですが、スピカさんのように、保有石高3万石で1国の領主がいる一方、むっくんさんは、113万石保有しているのに領国がありません。保有石高が必ずしも領国数につながらないのは、選挙において得票数が必ずしも議席数に比例しないことと似ています。一票の格差や小選挙区制による死票といった問題が、戦国市盗り合戦にもみられます。

次表は、保有石高上位20名の解答者の領国数と保有石高との関係を示したものです。
解答者保有石高(A)領国数(B)領国あたり保有石高(A/B)正答市重複度
白桃5074611.0 1.553
いっちゃん4993116.1 1.060
桜トンネル4714011.8 1.215
EMM4694610.2 2.011
今川焼4492121.4 1.084
なると金時4102417.1 1.131
k-ace4053013.5 1.049
星野彼方3821722.5 1.085
ぺとぺと378389.9 1.364
がっくん3243010.8 2.033
油天神山3161226.3 1.049
KK3081422.0 1.024
くは3022313.1 1.229
深夜特急3001915.8 2.198
かぱぷう2802810.0 2.170
まりんぶる~2682013.4 1.270
まつもとしろくま2571814.3 1.006
伊豆之国2401318.5 1.239
らるふ2281022.8 1.572
882101911.1 1.486
表の領国あたりの保有石高は、領国獲得の効率度を示します。正答市重複度が2を超える集中派は、EMMさん10.2、がっくんさん10.8、かぱぷうさん10.0と、効率的に保有石高を領国獲得に結びつけています。一方、効率が悪いのは、油天神山さん 26.3、星野彼方さん22.5、KKさん22.0、今川焼さん21.4と分散派が多いです。ぺとぺとさん9.9、らるふさん22.8と、中間派が両極に分かれたのは別の要素からだと思いますが、未解明です。なお領国数0のむっくんさんも、重複度1.168の分散派です。

というわけで、十番勝負正答数のトップ2で、分散派の両巨頭である、いっちゃん さん([87997])と今川焼 さん([87998])から、「これまで戦国市盗り合戦にはあまり興味がなかった」という発言があったわけです。しかし、領主ごとの領国別獲得石高一覧表のリリースによって、「多くの市を一度は獲得したい」という分散派にとっての楽しみが生まれたようです。これは分散派の端くれであるデスクトップ鉄も、この企画がはじまったときから考えていたことでした。

そこで、保有石高上位5名とむっくんさんについて、「元領主」を含む延べ領国数で効率度を調べてみました。
解答者保有石高(A)延べ領国数(B)A/B
白桃507985.2
いっちゃん4991214.1
桜トンネル471726.5
EMM469766.2
今川焼4491054.3
むっくん113225.1
効率度のばらつきが少なく、かなり保有石高比例的になりましたが、分散派の方が効率的といえます。[87954]で「集中派は無駄打ちが多く、領国数をさらに増やすには分散派に転向する必要がある」と指摘したとおりの結果になりました。

というわけで、ぐりぐりさんにお願いです。領主編のトップページに、「元領主」国数の欄を追加していただけないでしょうか。また、解答者ごとの領国別獲得石高一覧表で、元領主のマークがついている市は、開催回の途中に領主となった市も含まれています。三日天下どころか一秒天下の領主もカウントされているわけですが、元領主は各回終了時点の領主に限定すべきではないでしょうか。ご検討いただければ幸いです。
[88619] 2015年 8月 11日(火)20:14:39【1】デスクトップ鉄 さん
第41回十番勝負難易度分析
[88596]で想定解が確定したので、一昨日十番勝負研究所の各ページを更新しました。第41回の結果を反映したほか、難易度分析(開催回別)に十問完答所要時間を追加しました。まずは、難易度について若干コメントします。

第41回の総合難易度は、最も易しかった前回からは若干難しくなりましたが、易しい方から9位でした。銅メダル所要時間は32位と難かしかっのですが、誤答率が4.2%と前回の3.6%に続いて低かったのが順位を押し上げています。なお完答所要時間も29位でかなり難しかったといえるので、近年解答者が慎重になり、誤答率が低下したことが難易度に影響しています。

問題別に難易度を見ると
問題銅メダル誤答率総合正答順
問一3641
問二5973
問三8156
問四9797
問五6135
問六71089
問七1051010
問八4868
問九1112
問十2124
と、やはり問七が最難問だったといえますが、指標によってかなりバラツキがあります。ここでも問三、五、九、十の4問に誤答(問題市、既答市を除く)がなく、誤答率の難易度における有効性に疑問を抱かせる結果となりました。

正答順は、第41回までの410問の絶対比較はできませんが、開催回ごとの相対的難易度の指標として前回から導入したものです。10問完答者(30名)が最初に正答した問題に1点、最後に正答した問題に10点を与えます(同時に複数の問題を正答したときは合計が55点になるように配分。例えば、1回目に2問正答した場合はそれぞれ1.5点、一発完答は各問に5.5点)。点数が大きくなるほど難易度が高くなります。

今回の解答者ごとの正答順位は次のとおり。
問一問二問三問四問五問六問七問八問九問十合計
11120010026224
1.531000000116
2551011014523
2.500000000000
3375230014227
3.500001001002
4234410131423
4.5120111111110
5423864144440
5.500110200004
6026232330425
6.5011113111010
7030263116224
7.500101010014
8012225330119
8.500000000000
9104615652232
9.500000000000
100121241240127
平均2.53 4.10 5.85 6.15 5.77 7.17 8.35 6.25 4.08 4.72 55.0
標準偏差2.78 1.89 1.92 2.22 1.80 1.87 2.95 1.61 2.12 1.61 12.50
標準偏差は平均値に対するバラツキを示しています。最難問だった問七のバラツキが最も大きかった。30名中12名が最後に、6名が9答目に正答しましたが、4答目に正答した人もいます。問一は正答順では最も易しかった問題ですが、最初に正答した人が11名いた一方、8答目の人もいて、問七に次いでバラツキが大きかった。前回も解答者によるバラツキが大きかったと書きましたが、今回はそれを上回りました(第40回の合計の標準偏差は8.89、今回は12.50)。

これは、今回金メダル獲得者が8名いたことにも表れています。これまでの41回中金メダルの獲得者が最も多かったのは第15回の10名で、10問の金メダリストがすべて異なっていました。これに続くのが8名で、今回を含めて12回ありますが、第37回に8名が獲得した後、5名、4名、4名と寡占傾向が続いていたので、久々の金メダル分散になりました。
[88624] 2015年 8月 12日(水)08:31:47デスクトップ鉄 さん
続・第41回十番勝負難易度分析
開催回別の難易度につながる指標をもう少し紹介します。難易度分析の指標として採用している銅メダル平均所要時間を、十問完投、最初の金メダル、最後の銅メダルと比較してみました。

銅平均十問完答解答者最初の金解答者最後の銅解答者
11 06:09:35261 14:04:4412YSK0 01:11:2038M.K.2 14:00:0919いっちゃん
21 15:45:08334 16:20:3133いっちゃん0 00:53:5835千本桜4 07:13:1524M.K.
32 02:21:48355 14:32:5335千本桜0 02:05:3641ペーロケ6 23:34:0430稲生
40 22:47:24181 09:53:229いっちゃん0 00:57:3136yamada2 19:04:2820むじながいり
52 13:01:49373 23:13:1531むじながいり0 00:59:4537今川焼4 17:17:2726いっちゃん
61 02:31:24232 03:31:5620EMM0 00:39:2033むじながいり2 03:31:5618EMM
70 20:04:44173 18:25:2430いっちゃん0 00:07:4727白桃3 11:47:4823中島悟
80 08:14:3091 10:35:4710いっちゃん0 00:09:5529今川焼0 22:47:315YUTA
92 16:30:18388 20:25:4839白桃0 01:58:1040YSK9 06:41:3838EMM
102 18:41:51396 16:45:5136いっちゃん0 00:21:5531太白7 00:01:1631EMM
113 05:34:544011 01:33:4240運び屋A0 00:02:3415BEAN11 05:14:3641BEAN
121 07:09:56274 18:13:3634suikotei0 00:02:3716KK5 01:41:3527YASU
130 15:24:17151 18:53:1717EMM0 00:14:5730白桃1 20:53:3815ぺとぺと
142 11:55:02367 03:11:0338ぺとぺと0 00:40:5134油天神山6 19:11:0029運び屋A
150 05:27:1041 15:03:2213ぺとぺと0 00:00:524白桃1 00:05:017かぱぷう
160 22:53:57191 10:42:0511いっちゃん0 00:08:3828いっちゃん0 23:17:596白桃
170 12:53:02122 04:45:2821星野彼方0 00:01:239k-ace2 03:30:5017ぺとぺと
181 01:28:19221 16:57:2314桜トンネル0 00:02:2714k-ace7 03:32:2333白桃
190 09:07:46101 05:32:498白桃0 00:04:4819白桃0 07:17:381桜トンネル
200 15:21:32141 01:06:397ぺとぺと0 01:15:0539星野彼方 1 02:51:2010EMM
210 07:08:4181 17:07:1015ぺとぺと0 00:02:5917ペーロケ0 21:08:083KAZ-D
220 12:33:42113 04:48:0526ヌオ0 00:02:2313KK2 01:57:2316おがちゃん
231 17:40:04343 23:35:2632EMM0 00:01:188星野彼方 7 21:39:2035実那川蒼
240 13:21:51132 20:55:1223桜トンネル0 00:05:1621EMM1 12:39:4512まつもとしろくま
250 04:53:1711 00:32:336白桃0 00:06:2424なると金時0 15:28:372ヌオ
261 09:43:07302 22:07:5924ヌオ0 00:06:4525KK2 22:14:3821伊豆之国
270 06:16:5770 17:57:592桜トンネル0 00:01:036桜トンネル1 01:23:519白桃
281 00:57:40213 05:35:3627桜トンネル0 00:01:3110桜トンネル7 00:05:4932まつもとしろくま
291 02:54:10243 06:16:2128白桃0 00:00:555桜トンネル7 11:08:5534MasAka
300 04:59:3420 19:20:153白桃0 00:01:137桜トンネル0 22:03:554おがちゃん
311 08:54:40291 17:45:2716桜トンネル0 00:00:231スカンデルベクの鷲10 02:33:0939デスクトップ鉄
320 05:14:5831 23:48:3819ぺとぺと0 00:02:0912おがちゃん1 00:57:568デスクトップ鉄
330 19:20:45161 23:16:0718おがちゃん0 00:00:342桜トンネル4 12:33:5025白桃
341 10:33:47310 22:51:014まりんぶる~0 00:05:3123桜トンネル1 20:36:5414白桃
350 05:57:0451 00:22:385桜トンネル0 00:04:3518桜トンネル1 14:24:5213まつもとしろくま
360 22:56:40202 08:39:5022おがちゃん0 00:06:5026桜トンネル2 22:45:1922k-ace
371 05:31:14256 21:52:0237白桃0 00:02:0111星野彼方 8 01:50.0336桜トンネル
385 11:56:264111 02:42:5241星野彼方0 00:35:2232おがちゃん11 00:37.5740鳴子こけし
391 08:42:48283 02:56:3525まつもとしろくま0 00:05:1722桜トンネル5 03:48.5928おがちゃん
400 06:01:1960 06:13:481k-ace0 00:05:0820くは1 04:24:4211まつもとしろくま
411 10:48:07323 11:36:4929白桃0 00:00:503白桃8 01:50:0337k_ito
銅メダル平均との相関係数は、十問完答が0.866、最初の金メダルが0.392、最後の銅メダルが0.772で、最初の金との相関度が低いほかは、ほぼ同じ傾向にあります。

十問完投と最初の金の相関係数は0.314で高くないのですが、今回白桃さんが最初の金メダルと十問完答の2冠を獲得しました。第19回に続き2回目の快挙で、ほかに2冠を獲得したのは、第27回、第28回、第35回の桜トンネルさんしかいません。最後の銅メダルを含めた3冠を獲得した解答者は一人もいません。白桃さんの問九の金メダルは開始後50秒で、歴代3位です。

十問完答と最後の銅の相関係数は0.784ですが、両者を比べてみると興味深い。十問完答が最後の銅よりも早かったのが26回、銅が早かったのが14回(第5回のEMMさんは同時=最後の銅メダルで完答)で、メダルが売り切れないうちに十問完答した回が多いのです。今回の白桃さんの完答所要時間は、最後の銅メダルよりも4日14:13:14早く、これは歴代3位でした。1位は第31回の桜トンネルさんの8日08:47:42、2位も第18回の桜トンネルさんので5日10:35:00で、ここでも両者の強さが際立っています。

というわけで、今回は白桃さんの圧勝といえます。自ら発案した市盗り合戦に関する問題が出題され、ほくそ笑んだことと思われますが、これをばねに、金2個、銀3個、銅1個を獲得しました。市盗り合戦のお先棒を担いだデスクトップ鉄は、[87960]のオーナーの発言
出題者からは市盗り合戦の状況を加味して、想定解や出題市を意識したりコントロールするつもりはありません。
を「戦国市盗り合戦に関連する出題はしない」と、早とちりしてしまいました。やっと共通項に気付き、初代領主狙いのため分散派の禁を犯して二度目の昭島市を解答した[88449]
オーナーの発言を信じていたのに。
とつぶやいたわけです。[87960]を読み返してみると、必ずしも出題を否定しているわけではありませんね。[88603]でぺとぺと さんが書かれた通りです。
[88637] 2015年 8月 13日(木)08:37:50デスクトップ鉄 さん
第41回十番勝負想定解分析
[88619][88624]の難易度分析に続いて、第41回十番勝負の想定解分析です。

第41回の想定解数は合計747、全市が該当する順位問題があった第30回、第32回、第34回を除くと最大となりました。問七が213あったことが大きいですが、最小も問三の39で、参加したほぼ全員が十問完答できるよう配慮されていました。今後もこのレベルを維持していただきたいと思います。

4問の加須市、境港市、松江市、宇部市、熊本市、うるま市、宮古島市7市が最大で、あいかわらず西高東低の傾向が続いています。3問は稚内市など32市で、政令指定都市と県庁所在地が8市含まれており、想定解から大都市を外す傾向は弱まりました。しかし盛岡市は3問すべてが出題市に含まれ、解答機会がなく、初代領主を目指した解答者にとっては残念な出題になりました。また、36回以降想定解から外れていた札幌市が復活(1問)しましたが、解答はありませんでした。

[86276]で指摘したように市に存在する「モノ」が共通項になると、大都市が想定解に含まれる可能性が高くなります。今回、「存在」問題は問一、問四、問七、問九と4題出題されましたが、そのうち問七と問九は「不存在」問題でした。セブンイレブンの問七からは大都市が外れ、領主の問九には多くの大都市が含まれる対照的な結果になりました。なお、JR西日本はセブンイレブンと提携し、駅のKioskの転換を進めており、和歌山県、鳥取県、島根県などのセブンイレブンがない市は今後解消されると思います。

解答選択率100%の現存市は、滝沢市、沼田市、白岡市、鈴鹿市、東かがわ市、南国市、鳥栖市の7市あります。このうち白岡市、鈴鹿市、東かがわ市、鳥栖市は今回も各1問出題され、それぞれ解答がありました。東かがわ市は27問連続解答が続いていますが、第40回、41回と白桃さん以外が回答し、白桃さんのシェアは50%を割りました。
[88647] 2015年 8月 14日(金)21:24:47デスクトップ鉄 さん
都道府県ごとの総領主
[88541]オーナー グリグリさん
都道府県の総領主については元々の構想の中に入っており、都道府県の市部人口(東京都は特別区部の人口を除く)をそのまま市盗り合戦と同じルールに適用するのがシンプルで分り易いだろうと考えています。メダル加算を除いて正答数だけで判定する考えもありますが、やはり同一ルールにして、あくまでもメダルも含めた石高狙いを重視する方が良いだろうと考えています。
自分でも興味があり、オーナーはお忙しそうなので、エクセルで集計してみました。解答者全員のデータを集計するのは大変なので、まず保有石高100万石以上の40名について、市の保有石高を都道府県別に集計しました。[87222]で示した第40回終了時点の県別正答数トップ者のうち、この40名の中に含まれない解答者については、当該県のみ集計し、40名の数字と比較しました。おそらくこれでカバーできていると思いますが、抜けがありましたら、ご指摘ください。なお、必要石高に達しない県のみ、領国石高のトップを領主狙いとして記しています。

都道府県領民数必要石高総領主領国石高領主狙い領国石高
北海道4,398,939 44おがちゃん59
青森1,021,666 11なると金時17
岩手1,057,607 11鳴子こけし10
宮城1,914,438 20くは13
秋田937,849 10右左府18
山形900,156 10般若堂そんぴん18
福島1,536,339 16k-ace17
茨城2,648,082 27EMM22
栃木1,736,316 18ぺとぺと13
群馬1,681,763 17白桃16
埼玉6,729,224 68MasAka23
千葉5,985,587 60まりんぶる~92
東京4,151,178 42伊豆之国26
神奈川8,801,561 89ぺとぺと58
新潟2,233,229 23EMM50
富山980,943 10EMM68
石川1,007,081 11EMM103
福井689,855 7EMM44
山梨717,363 8むじながいり12
長野1,679,061 17せいこう13
岐阜1,726,069 18ぺとぺと25
静岡3,465,707 358833
愛知7,044,938 718849
三重1,592,886 16桜トンネル17
滋賀1,339,230 14深夜特急18
京都2,481,534 25深夜特急34
大阪8,666,622 87深夜特急81
兵庫5,279,826 53今川焼72
奈良1,091,374 11深夜特急43
和歌山757,730 8桜トンネル18
鳥取424,923 5桜トンネル16
島根624,115 7いっちゃん14
岡山1,808,093 19白桃66
広島2,657,589 27桜トンネル27
山口1,350,458 14かぱぷう25
徳島572,273 6がっくん36
香川827,018 9白桃74
愛媛1,264,285 13がっくん46
高知602,300 7がっくん60
福岡4,437,098 45かぱぷう128
佐賀690,421 7k-ace15
長崎1,239,439 13でるでる29
熊本1,445,863 15かぱぷう12
大分1,115,924 12k-ace15
宮崎929,756 10桜トンネル16
鹿児島1,475,567 15白桃18
沖縄1,100,321 12くは13
必要石高のハードルが高く、群雄割拠の関東は、千葉県以外領主不在です。大阪府は、次回にも深夜特急さんが獲得しそうですね。

デスクトップ鉄十番勝負研究所・分析記事集を作成し、研究所トップページからリンクしました。この記事も追加します。
[88663] 2015年 8月 17日(月)19:57:23デスクトップ鉄 さん
第41回十番勝負解答者分析
難易度分析、想定解分析に続いて、解答者分析です。戦国市盗り合戦開始後初めての十番勝負でしたが、参加者36名、完答者30名で第40回にくらべてそれぞれ5名、2名増加しました(これまでの最多は、参加者が第22回の65名、完答者が第19回と第28回の36名)。また、第40回終了時点に領国がなかったk_itoさんが5市、hamatsuさんが4市を獲得し、戦国市盗り合戦による十番勝負の活性化の狙いは成功したといえるでしょう。

戦国市盗り合戦により、解答者の解答傾向が大きく変化しました。総じていえば、分散派から集中派への転向です。次の表は今回完答した30名の、正答市重複度と領国数の変化を示したものです。
解答者正答数正答市数重複度同(40回)正答市増加領国数同(40回)領国増加
いっちゃん3973751.059 1.060 102931-2
今川焼3843531.088 1.084 821210
白桃3752381.576 1.553 351465
EMM3701792.067 2.011 047461
なると金時3653231.130 1.131 92024-4
かぱぷう3291472.238 2.170 032284
星野彼方3283031.083 1.085 101417-3
がっくん3151522.072 2.033 230300
k-ace3072901.059 1.049 732302
深夜特急2981312.275 2.198 022193
くは2942331.262 1.229 225232
桜トンネル2932371.236 1.215 440400
油天神山2862731.048 1.049 101012-2
ぺとぺと2801991.407 1.364 138380
まりんぶる~2451871.310 1.270 224204
伊豆之国2381891.259 1.246 61113-2
鳴子こけし2192081.053 1.056 101165
BEAN1831501.220 1.201 634-1
まつもとしろくま1771761.006 1.006 1018180
スカンデルベクの鷲1691561.083 1.074 814113
デスクトップ鉄1501451.034 1.037 101174
ソーナンス1461291.132 1.115 746-2
JOUTOU1321191.109 1.052 31385
ピーくん93741.257 1.186 4642
k_ito49391.256 1.182 6505
naidesu43411.049 1.031 901-1
まるか28251.120 1.125 9000
海ダイ27261.038 1.000 9101
hamatsu23191.211 1.000 6404
20201.0001.00010211
重複度2.0を超える極端な集中派のEMMさん、かぱぷうさん、深夜特急さんは、今回の正答市数増加がゼロで、全て既正答市から回答し、重複度がさらに増加しました。この3名と同じ集中派の白桃さんは、いずれも領国数を増やしました(がっくんさんは、±0)。また、分散派からの離脱を表明されたJOUTOU さん([88592])、スカンデルベクの鷲 さん([88620])とk-ace さん([88651])の3名も、そろって領国を増加しました。

30名中重複度を下げたのは、9名しかいません(Nさんは1.000で同じ。まつもとしろくまさんは小数点4位でマイナス)。また、全て既正答市以外から選択し、正答市数を10市増加したのは7名です。このいずれかの基準を満たす分散派9名のうち、領国数を増加させたのは、鳴子こけしさん、Nさんとデスクトップ鉄だけです。鳴子こけしさんが今回領主となった5市は、全て1万石の領国でした。デスクトップ鉄も今回6市獲得し、2市失って、純増4市でしたが、青梅市を除くといずれも1万石の領国。分散派にとって、下剋上と移封は避けられないのです。

[88166]
アノ市を答えればアノ県初の領国獲得となったのですが、アノ市は既正答市なので断念。やはり魂(ポリシー)を売ってまで領国を狙うのは性に合いません。あくまで正答市数に拘ります。
と宣言されたいっちゃん さんと、星野彼方さん、油天神山さんは、分散派の矜持を保って、領国数を減らしました。しかし既獲得領国数は、いっちゃんさんが125市でトップです。[88027] で書いたように、ぜひ領主編に「元領主」国数を追加していただくようお願いします。
[88677] 2015年 8月 18日(火)20:49:08【2】デスクトップ鉄 さん
正答数と保有石高
[88664] k-ace さん
福島県、佐賀県、大分県の領主らしいのですが、メダルの関係でたまたまなんでしょう。福島県はメダル4(金1銀2銅1)、佐賀県はメダル3(金2銀1)、大分県はメダル2(金2)。大分県は金2(=10)とその他5で領主?
そうなんです。k-ace さんの正答数は、福島県が8(5位)、佐賀県が5(7位タイ)、大分県が7(4位タイ)と決して多くないのですが、メダルが石高を押し上げ、総領主になっています。

正答数トップと領国石高トップが異なっている県が次のとおり15ありますが、メダル効果によるところが大きいです。またオウンゴールで石高を減らしている方もいます。
都道府県総領主(*領主狙い)領国石高正答数トップ正答数正答市数
北海道おがちゃん59おがちゃん4122
青森なると金時17なると金時1210
岩手*鳴子こけし10いっちゃん87
宮城*くは13くは135
秋田右左府18右左府2311
山形般若堂そんぴん18般若堂そんぴん219
福島k-ace17菊人形118
茨城*EMM22今川焼2019
栃木*ぺとぺと13G188
群馬*白桃16おがちゃん179
埼玉*MasAka23でるでる2519
千葉まりんぶる~92まりんぶる~8336
東京*伊豆之国26伊豆之国2413
神奈川*ぺとぺと58ぺとぺと4415
新潟EMM50EMM3111
富山EMM68EMM4910
石川EMM103EMM8311
福井EMM44EMM308
山梨むじながいり12いっちゃん88
運び屋A86
むじながいり84
長野*せいこう13せいこう169
岐阜ぺとぺと25882111
静岡*8833883315
愛知*8849884924
三重桜トンネル17今川焼1414
滋賀深夜特急18深夜特急198
京都深夜特急34深夜特急319
大阪*深夜特急81深夜特急7923
兵庫今川焼72深夜特急4720
奈良深夜特急43深夜特急4110
和歌山桜トンネル18いっちゃん87
深夜特急84
鳥取桜トンネル16桜トンネル74
島根いっちゃん14いっちゃん98
岡山白桃66白桃4913
広島桜トンネル27ピーくん2610
山口かぱぷう25かぱぷう227
徳島がっくん36がっくん348
香川白桃74白桃478
愛媛がっくん46がっくん4310
高知がっくん60がっくん6711
福岡かぱぷう128かぱぷう14926
佐賀k-ace15中島悟137
長崎でるでる29でるでる259
熊本*かぱぷう12かぱぷう128
大分k-ace15かぱぷう136
宮崎桜トンネル16いっちゃん99
鹿児島白桃1888156
沖縄くは13くは147
[88595] N さん
初参加した前回からクイ図、ペアシティと続けてきたヒント前一発完答は途切れてしまいましたが、懲りずに今後も狙っていきます。
#目標は三重県の市だけでヒント前一発完答&完答順1着!
一発完答で三重県の複数市の領主と、総領主になったらすごいですね。一発完答にこだわらず、メダル争いに参入されたら、次回に確実に達成できると思います。

# 表を追加
[88682] 2015年 8月 19日(水)08:05:00【2】デスクトップ鉄 さん
十番勝負関連フォロー
[88679] N さん
「三重県の市だけで」のハードルが意外と高いかもしれません。
気になって過去開催回の想定解を軽く調べてみたのですが、これを達成できる可能性は今まで一度もなかったようです。
第38回は、三重県の市だけで解答することができました。この回は、全十問が「47(+)市問題」で、想定解に全47都道府県の市が最低1市含まれていました。三重県のほか、秋田県、埼玉県、新潟県、富山県、京都府、奈良県、和歌山県、島根県、広島県、山口県、香川県、愛媛県、長崎県、熊本県、鹿児島県の市は問題市に含まれず、全問同一県の市を解答する機会がありました。しかし、全十問同一県から答えた解答者はいません(白桃さんの香川県は4問)。

[88678] オーナー グリグリさん
カムバック賞の定義次第でしょうね。十番勝負研究所長、いかがでしょうか。
デスクトップ鉄は、第16回を最後に連続13回参加せず、第30回で復帰しました。JOUTOUさんの不参加は9回連続なので、却下です。

[88681] オーナー グリグリさん
「元領主」の国数を数える際に消滅市の扱いを決める必要があります。
私が「元領主」国数の追加を要望したのは、[88019] いっちゃん さんの「分散派にも光を」によります。現在参加している、また今後参加するだろう分散派に何らかのモチベーションを与える指標がほしいと思ったからです。消滅市は考慮せず、現市名になった以降の「元領主」をカウントすればよいと思っていました。
[89861] 2016年 1月 24日(日)21:39:43【1】デスクトップ鉄 さん
第42回十番勝負-解答の選択
第42回十番勝負の結果を反映してデスクトップ鉄十番勝負研究所の難易度・想定解分析ページを更新しました。詳細な分析結果はあらためて書き込みますが、一つだけ特徴的なことを紹介します。

第2回から第41回まで25問の解答機会があり、解答選択率が100%だった鳥栖市の連続解答記録が途絶えました。今回想定解となった問三と問七の2問のうち、問三の解答がなかったためです。これにより現存市で、解答選択率100%を維持しているのは、東かがわ市(28問)、沼田市(20問)、鈴鹿市(18問)と南国市(4問)の4市だけとなりました。このうち鈴鹿市と東かがわ市は、今回それぞれ1問出題され、連続解答記録を伸ばしましたが、東かがわ市(問三)は35の正答中30番目にm#さんが解答したもので、危ういところでした。

この解答傾向には戦国市盗り合戦が影響しています。鳥栖市の領主石高は5万石、東かがわ市に至っては16万石です。領地狙いの解答者がこれらの市を避けるのもやむをえません。逆に言えば、現領主は安心して新領地開拓に向かえるのです。戦国市盗り合戦開始直後は「専守防衛に徹する」とおっしゃっていた、領国石高300万石を超す大大名は、今回領国を5増やしました。問三についても、現領国の石高積み増しはせず、かっての領国を解答し、奪回されました。

[89852] 白桃さん
[89857]グリグリさん
領主が不在になった領国を再度同じ領主が獲得したときは「二代目領主」となること、了解しました。

#タイトル変更
[89877] 2016年 1月 25日(月)22:12:53【1】デスクトップ鉄 さん
第42回十番勝負-難易度分析
第42回十番勝負の難易度分析です。回別にみると総合難易度は、42回中7位(1位は全10問を「47+市」問題で統一した第38回)。銅メダル所要時間は第38回に次ぐ2位でしたが、誤答率が41位と易しい方から2番目だったためです。十問完答所要時間は、第38回、第11回に次ぐ3位でした。問題別では、問六の総合難易度が16位で、今回の最難問。銅メダル所要時間は第11回問一(市制施行日が土曜日)に次ぐ2位でした。易しかったのは問三で、総合難易度386位でした。

ヒント呈示が第38回の9日23:17:29にくらべて、8日20:59:59と、1日強早かったことも難易度を下げた理由だと思います。ヒント呈示後のメダルは、第38回の4個(金1、銅3)に対し、5個(金1、銀2、銅2)でした。誤答率が回を重ねるごとに低落傾向にあることと、メダル獲得所要時間がヒント呈示時間に左右されることを考えると、回をまたがる難易度分析には限界があります。その意味で、同一回の問題ごとの難易度分析として、第40回から行っている十問完答者の解答順による難易度を以下に示します(同時に複数の問題を解答した場合は平均し合計が55になるように調整)。
順位問1問2問3問4問5問6問7問8問9問10合計
10018010000423
1.501200000014
2111030581525
2.500000000000
3320110256323
3.510000000214
4120512113521
4.5223221212118
5251320511323
5.5221221111114
6610371421025
6.5211231002012
7400212310316
7.500011000002
8140114200114
8.5120225123018
9322314222021
9.501010002116
10030118134021
169181.571.5182164235157153170.5111.51595
平均5.83 6.26 2.47 6.28 5.66 8.10 5.41 5.28 5.88 3.84 55
標準偏差1.61 1.39 4.09 1.35 1.61 2.22 1.68 2.04 1.61 1.74 8.32
平均順位は、問六が8.1で最難問で、問三が2.47でもっとも易しく、順当な結果となりました。しかし問六は、最後に解答した人が8人いた一方、4位も2名。一方問三は29人中18人が最初の解答で、バラツキが小さかった。

出題者は[89443]で問題別難易度を
問二=問十>問六>問四=問五=問七>問一=問八>問三=問九
と想定されましたが、
問六>問二=問四>問一=問五=問九>問七=問八>問十>問三
となり、出題者の想定はかなり外れました。とくに問十の難易度は想定よりもかなり低く、問九は高かったといえます。

出題者が[89443]でおっしゃったように、問題市の選択で難易度を上げたというのはそのとおりでした。その共通項にとってより特徴的な市を問題市とすることによって、難易度は下がります。最難問だった問六の問題市に蕨市が含まれていたら、もっと簡単だったでしょう。もう一つは迷彩による難問化です。出題者は「市区町村隣接関係一覧」ページの作成中、八から始まる5市がすべて政令指定都市に、それも1行政区のみに隣接していることを発見して、問八を思いついたのでしょうね。「政令区を含む市区町村隣接関係一覧」は、推理小説のように解決への手がかりをフェアに残しておく布石だったわけですが、まんまとしてやられました。おっしゃるように全十問の共通項はきわめてオーソドックスで、とくに問六は新型の「47+市」問題で、良問だったと思います。
[89892] 2016年 1月 29日(金)21:07:57【2】デスクトップ鉄 さん
第42回十番勝負-解答者分析
戦国市盗り合戦は第40回十番勝負の終了後最初の集計が行なわれましたが、領主はその後開催された2回の大会でかなり変化しました。下表は、第42回終了時点の領国保有者のうち、41回と42回に参加した39名の各指標を示したものです(第42回終了時点の数値、△は第40回終了時点との差を示す)。
領主領国数(A)保有石高(B)正答市重複度領国あたり保有石高(B/A)
白桃5610552451.591 0.038 9.86 -1.16
EMM493505362.099 0.088 10.31 0.11
ぺとぺと435404261.422 0.058 9.40 -0.55
桜トンネル411501301.252 0.037 12.22 0.44
k-ace355435301.071 0.022 12.43 -1.07
かぱぷう313302222.291 0.121 9.74 -0.26
がっくん28-2343192.057 0.024 12.25 1.45
まりんぶる~277288201.349 0.079 10.67 -2.73
いっちゃん24-7527281.060 0.000 21.96 5.86
深夜特急245319192.333 0.135 13.29 -2.50
くは22-1320181.277 0.048 14.55 1.42
今川焼210467181.092 0.008 22.24 0.86
まつもとしろくま191287301.005 -0.001 15.11 0.83
おがちゃん180198-11.366 0.000 11.00 -0.06
なると金時17-7429191.130 -0.001 25.24 8.15
スカンデルベクの鷲176197301.098 0.024 11.59 -3.59
KK162318101.056 0.032 19.88 -2.13
デスクトップ鉄147157211.032 -0.005 11.21 -8.21
星野彼方13-4402201.080 -0.005 30.92 8.45
伊豆之国130263231.285 0.046 20.23 1.77
鳴子こけし137207191.065 0.009 15.92 -15.41
JOUTOU135172241.145 0.093 13.23 -5.27
油天神山8-4336201.046 -0.003 42.00 15.67
ピーくん7389171.262 0.076 12.71 -5.29
k_ito7759211.283 0.101 8.43
BEAN51171201.223 0.022 34.20 -3.55
ソーナンス5-1144181.164 0.049 28.80 7.80
せいこう5362191.268 0.112 12.40 -9.10
4336261.071 0.071 9.00 -1.00
海ダイ4436201.057 0.057 9.00
穴子家3214371.088 0.012 47.67 -88.33
遠州太郎33991.111 3.00
みかちゅう2-185111.309 0.047 42.50 17.83
林檎侍1-16061.370 0.062 60.00 33.00
naidesu1047141.061 0.030 47.00 14.00
hamatsu1133201.269 0.269 33.00
桜通り十文字11411.043 -0.002 4.00
領国数増加の1位は白桃さんで、46市から56市に領国を10増やしました。2位タイは、7市増やしたまりんぶる~さん(20→27)、デスクトップ鉄(7→14)、鳴子こけしさん(6→13)とk_itoさん(0→7)の4名。以下、6位(+6)スカンデルベクの鷲さん、7位タイ(+5)ぺとぺとさん、k-aceさん、深夜特急さん、JOUTOUさんと続きます。一方、いっちゃんさんとなると金時さんが7市、星野彼方さんと油天神山さんが4市、それぞれ領国を減らしました。
[88663]に書いたように、市盗り合戦は集中派が有利とのことで、分散派から転向する解答者が続出しました。今回初参加の遠州太郎さんを除く36名中、29名が正答市重複度を増加させています(増減なしが1名)。重複度が減少した6名のなかに、領国数を大きく減らしたなると金時さん、星野彼方さんと油天神山さんの分散派が含まれています。しかし分散派のデスクトップ鉄は重複度を低下(20の正答すべてを新たな市で解答)させながら、領国を倍増しました。また、正答市重複度(集中度)が高まったのに、領国を減らしたいっちゃんさん(重複率:1.0599→1.0603)やがっくんさんの例もあります。
正答市重複度よりも、領国獲得の効率性の指標となる「領国あたり保有石高」の方が領国数増加の指標として有効のようです。領国を5以上拡大した9名(40回時点で領国のなかったk_itoさんを除く)はすべて、領国あたり保有石高を減少させ、獲得効率を高めました。「領国あたり保有石高」の指標の有効性については、あらためて書きます。

[89867] 白桃 さん
(とは言いつつ、地味に専守防衛に徹します。デスクトップ鉄さん、信用してください。^j^)
上述した領国数増加トップの実績に加え、[89887] の書き込みを読むと、まったく信用できません。
[89904] 2016年 1月 30日(土)21:07:03【3】デスクトップ鉄 さん
十番勝負-解答者分析(2)
筆者は[88027]で戦国市盗り合戦の保有石高が多い回答者が必ずしも領国を獲得していないことについて、
保有石高が必ずしも領国数につながらないのは、選挙において得票数が必ずしも議席数に比例しないことと似ています。一票の格差や小選挙区制による死票といった問題が、戦国市盗り合戦にもみられます。
と書きました。この戦国市盗り合戦と選挙とのアナロジーを検討します。
一票の格差は、1領国を獲得するのに1万石から38万石まで最大38倍の格差があることに表れています。また、戦国市盗り合戦は1国1領主の小選挙区ですから、死票が大きくなります。死票には領主以外が投じた石高と、領主が必要以上に投じた石高(無駄撃ち)の2種類があります。
[89892]で「領国あたり保有石高」の変化が領国数の増減を示す指標として有効であると書きましたが、より正確には「領国石高」を領国数で除した「平均領国石高」が有効です。領主以外が投じた死票は、「領国化率」を100%から差し引いた「非領国化率」に等しくなります。無駄撃ちについては、領主の領国石高と領主狙いの石高(領主狙いの石高が必要石高より少ないときは、必要石高)との差を「超過領国石高」とします。厳密には領主狙いと同じ石高では領主になれないこともありますが、計算を単純化するためこのように定義しました。「領国石高」から「超過領国石高」を差し引いた数値を「有効領国石高」とし、「有効領国石高」の「保有石高」に対する比率を「有効領国化率」とします。
[89892]で比較した37名について、これらの指標を下表に示します。
領主領国数領国あたり保有石高領国石高平均領国石高超過領国石高有効領国石高有効領国化率
白桃569.86 3125.57 12718533.51%
EMM4910.31 3356.84 16616933.47%
ぺとぺと439.40 1884.37 7411428.22%
桜トンネル4112.22 2325.66 9014228.34%
k-ace3512.43 1313.74 597216.55%
かぱぷう319.74 1805.81 819932.78%
がっくん2812.25 1595.68 669327.11%
まりんぶる~2710.67 792.93 166321.88%
いっちゃん2421.96 863.58 37499.30%
深夜特急2413.29 1225.08 398326.02%
くは2214.55 753.41 324313.44%
今川焼2122.24 914.33 424910.49%
まつもとしろくま1915.11 723.79 314114.29%
おがちゃん1811.00 804.44 295125.76%
なると金時1725.24 533.12 21327.46%
スカンデルベクの鷲1711.59 563.29 243216.24%
KK1619.88 623.88 164614.47%
デスクトップ鉄1411.21 241.71 61811.46%
星野彼方1330.92 796.08 45348.46%
伊豆之国1320.23 483.69 133513.31%
鳴子こけし1315.92 262.00 32311.11%
JOUTOU1313.23 665.08 234325.00%
油天神山842.00 405.00 16247.14%
ピーくん712.71 142.00 21213.48%
k_ito78.43 142.00 01423.73%
BEAN534.20 244.80 10148.19%
ソーナンス528.80 102.00 285.56%
せいこう512.40 142.80 21219.35%
49.00 92.25 4513.89%
海ダイ49.00 51.25 0513.89%
穴子家347.67 51.67 142.80%
遠州太郎33.00 41.33 0444.44%
みかちゅう242.50 73.50 344.71%
林檎侍160.00 44.00 135.00%
naidesu147.00 44.00 048.51%
hamatsu133.00 11.00 013.03%
桜通り十文字14.00 11.00 0125.00%
平均領国石高の領国数5以上のトップは、デスクトップ鉄でした。[89896] k_itoさんと同様、1万石で獲得可能な市に解答を集中したためですが、メダルが少ないこととともに、領主決定ルールの「最後に正答した解答者」の恩恵を受けており、トップとして褒められたものではありません。1万石で獲得できる市は、回を追って減っており、今後も分散派として領国を拡大できるかはなはだ疑問です。
「超過領国石高」のトップは、EMMさん(+166)で、金沢市(+38)や南砺市(+17)など他を圧倒しています。このうち金沢市には戦国市盗り合戦開始後も2万石積み増しています。2位は白桃さん(+127)ですが、岡山市(+23)、善通寺市(+10)、東かがわ市(+10)などEMMさんほど多くなく、市盗り合戦では新領地開拓につとめています。第40回終了時点には領国数トップの46で並んでいた両雄は、第41回は白桃さん、第42回はEMMさんが最初に十問完答し健闘していますが、「超過領国石高」の差が領国数増加の明暗を分けたといえるでしょう。3位は桜トンネルさん(+90)、4位はかぱぷうさん(+81)で、それぞれ広島市(+20)、神戸市(+14)と、福岡市(+22)の超過石高が大きいです。
「有効領国化率」の10%以下には、第40回以降領国数を減らした解答者が多く含まれており、この指標の有効性がうかがえます。

#「超過領国石高」の厳密性を高めるため、定義を「領主の領国石高と領主狙いの石高(領主狙いの石高が必要石高より少ないときは、必要石高)との差」に変更し、表と解説の数値を改訂した。
[91216] 2016年 8月 15日(月)21:46:36【1】デスクトップ鉄 さん
第43回十番勝負 難易度分析
十番勝負研究所の各ページを更新し、第43回十番勝負の結果を追加ました。今回は、問Dが一般コース以上に難しかったという感想があったので、十番勝負入門コースの難易度分析をリリースしました。十番勝負入門コースの問題別難易度において、43回問Dの総合難易度は、第38回問K(都道府県で総画数が最も少ない市)に次いで2位に入りました。また回別総合難易度は、第38回を抜いて第1位。Takashiさんが問Dの銅メダルを最後に完答しましたが、この完答所要時間は、10日 01:52:07で断トツの1位でした。問D以外の問題もおしなべて難しかったといえます。

一般コースの難易度は、比較的低かった。問四が総合難易度100位で最難問、以下問三(136位)、問十(150位)、問五(152位)と続きます。問三、四、五の3問は、銅メダル所要時間は変わらず(Nさんが一発完答で銅メダルを獲得)、誤答率で差が付きました。回別でみると、総合難易度32位、完答所要時間19位という結果でした。

指標ごとの難易度は次のとおりです。
銅メダル:問四=問三=問五>問六>問八>問十>問一>問九>問七>問二
誤答率:問十>問四>問九>問三>問一>問八>問五>問二>問七>問六
総合難易度:問四>問三>問十>問五>問八>問九>問一>問六>問二>問七
完答者回答順:問三>問四>問六>問九>問五>問八>問十>問七>問一>問二
誤答率で問十がトップになったのは、確信犯的誤答を重ねたデスクトップ鉄の責任ですが、これについては想定解分析で改めて書きます。

完答者回答順は、回答者が何問目に正答したかを示すもので、同時回答は合計が55になるよう調整しています(一発完答は各5.5点)。上記は平均値ですが、次のようなバラツキがあります。
問一問二問三問四問五問六問七問八問九問十合計
11200001311027
1.512000000104
2610100513522
2.500001001002
3820150232225
3.5212012211012
4200132422319
4.511001101016
5532154544841
5.5111111112212
6302223363529
6.5100211111210
7113312441222
7.500120100004
8005364220123
8.500211201108
9007432025023
9.5002411002010
10005605013121
12066.5252247186.5218.5141179191158.51760
個数32323232323232323232320
平均3.75 2.08 7.88 7.72 5.83 6.83 4.41 5.59 5.97 4.95 55
標準偏差2.29 4.52 2.06 1.67 1.86 1.45 1.83 1.57 1.42 2.21 10.38

ところで、今回国勢調査の人口変動問題が10問中3問も出題されました。これは、酒よりも(と同じくらい)人口が好きな某研究所長の優遇ではないでしょうか。
[91240] 2016年 8月 18日(木)20:14:42デスクトップ鉄 さん
第43回十番勝負 解答選択率
十番勝負研究所の想定解分析に解答選択率という項目があります。解答機会(想定解-問題市)のうち正答された比率で、解答されやすい市を示す指標です。第42回終了時点で解答選択率100%の現存市は、東かがわ市(28問)、沼田市(20問)、鈴鹿市(18問)と南国市(4問)の4市だけになりました。第43回は、東かがわ市が問題市になっただけで、いずれも解答機会がありませんでした。

出題者は、[90787]
今回は、領国獲得を目指した解答が非常に多く見られました。
と書かれました。これを解答選択率を用いて検証します。

戦国市盗り合戦が開始された後の第41回-43回の3回で、解答選択率100%の市は196市あります。最高は坂出市の6問、次いで米子市が5問で、4問が12市。196市のうち41市が第40回終了時点で領国石高1万石だった市です。その時点で領国石高1万石の市は84市ありましたから、その半数近くがその後3回の十番勝負で出題されれば常に解答されたことになります。

一方この84市の解答選択率が、1-40回と41-43回でどのように変化したかを見ます。
正答未答解答選択率全市の解答選択率
1-40回69648958.7%68.1%
41-43回1094371.7%52.5%
想定解数の増加により全体の解答選択率が低下した中で、84市の解答選択率は著しく増加しました。その結果、この84市の正答109のうち90(82.6%)が領主交代に結び付きました。湖南市と泉南市は、それぞれ4問正答で領主が4回交代し、領主交代寄与率100%となりました。出題者の意見で導入した「最後に正答した解答者」を領主とするラストポイント制が十番勝負を活性化したことがよくわかります。なお84市中、伊達市、矢板市、犬山市、赤穂市、福津市の5市は1問も出題されませんでした。また北本市は2問出題されたのに正答がなく、1問解答機会があった北斗市など9市も、正答がありませんでした。

分散派のデスクトップ鉄は、41回以降未答の石高1万石市を解答するというポリシーで臨んできました(このポリシーにこだわりすぎて、第43回問十で誤答を連発)。その結果、第40回終了時点の7市から、第41回11市(+6-2)、第42回14市(+5-2)、第43回15市(+5-4)と領国が増加しましが、回を重ねるごとに失った市が増えています。他の解答者も1万石市の解答を意識した結果といえます。今回領国の石狩市とみやま市が正答されたものの、いずれも解答者が以前誤答していて、領主交代とならなかったのはラッキーでした。やはり分散派には限界があり、次回以降は未答市にこだわるポリシーの変更を余儀なくされています。
[92638] 2017年 1月 26日(木)08:50:23【2】デスクトップ鉄 さん
十番勝負問九
まだ十番勝負研究所を更新できていませんが、問九の難易度は、銅メダル所要時間(6日9時間56分39秒)が23位、誤答率(40%)が17位で、総合難易度はこれが加重されて15位でした。一桁台を予想したのですが、そこまでの難問ではなかったようです。ただし一桁台の超難問は第23回までに集中しており、第24回以降の最難問になりました。

問九には多くの物言いがついていますが、私にとっては「目から鱗」の出題でした。三豊市が該当と判明した後の対応(後述します)を除いては、大きな問題はなかったと思います。第32回の問四が類問で、想定解は25市が共通します。第32回問四の「その市だけに隣接する市町村がある市(同一都道府県内で架橋隣接も含む)」を「その市と都道府県境で同県内の一市町村を囲む市」と読み替え、これを複数の市町村に変更し、海岸線条件を加たのが今回の問九です。ヒントの「複数でも構わない」、「三つで囲んでいる」、「海と県境と」は、共通項をフェアに示しています。

接している県が少なく、海岸線が長い長崎県や愛媛県などに、多数の自治体を囲む該当市が多く存在します。同じ4府県と接している大阪府と富山県を比較すると、大阪府は5市、富山県は1市と、県境の形によって該当市の数に差が出ることがわかります。まさに「幾何学問題」でした。

一つだけ気になったのは、正答となった霧島市が取り囲む「自治体群」は、鹿児島市の場合大隅半島につながる桜島だけで、本体の薩摩半島側が含まれていないことです。長崎県の平戸市も本土だけで平戸島は含まれません。「自治体」の用語は適切でしょうか。

問題は、[92464] MasAka さんが指摘したように、「該当しない市」が訂正された場合の対応に統一ルールがないことです。やはり、第四十三回の問七と同様、出題者による既答扱いに統一すべきであると思います。多忙な出題者はそこまで検討する余裕がなく、一度決めたことは変更できなくなったものと思います。入門編の出題や市盗り合戦の対応を含めて出題者の負荷はかなり高まっていると思います。出題者の負荷軽減策については、別に提案します。

追記:「出題者の負荷軽減策」と書きましたが、出題者が負荷を感じているかどうかわからないので、差し控えます。
[92654] 2017年 1月 28日(土)13:03:55【1】デスクトップ鉄 さん
第44回十番勝負難易度分析
落書き帳で報告するのが遅れましたが、一昨日、十番勝負研究所の関連ページを更新しました。まずは、難易度についてコメントします。
[92638]で書いたように、問9が総合難易度で15位にランクされましたが、その他の問題は問一が96位に入ったほかは、すべて3ケタの順位でした。回別では、銅メダル所要時間が4位でしたが、誤答率が29位で、総合順位は11位でした。完答所要時間は9位。
44回の問題別難易度は、
銅メダル問9>問1>問2>問3>問7>問4>問5>問10>問6>問8
誤答率問9>問1>問3=問5>問2=問7>問4=問10>問6>問8
総合問9>問1>問3>問2>問7>問5>問4>問10>問6>問8
完答者回答順*問9>問3>問4>問1>問2>問7>問10>問5>問6>問8
と、どの指標でも最難問が問9、最易問が問8で、似たり寄ったりの結果でした。

私が最初に正答した問1の難易度が高かったのが意外でした。この問題の共通項は、33回問4の「同一音で始まる町村に隣接する市」から村を除外したものですが、銅メダル所要時間が大きく増加し、難易度をあげています。
問題銅メダル誤答率総合偏差値順位
33-040 04:49:3219.5%52.3126
44-016 08:34:3215.9%53.996
何人かの方が指摘されている「ユネスコの無形文化遺産」の別解トラップが効いたためでしょうか。
なお、[80154]に記載の第33回問4の未答想定解から、大館市、由利本荘市と上山市が抜けていました。当時は上山市と川崎町は非隣接との認識だったのかもしれませんが、想定解分析の第33回問4にこれら3市を追加して、再集計しました。

ほかにもトラップらしきものが見られました。問3は、出題の5市がすべて「初代領主が現領主の市」でした。非該当の
能美市も同じですが、他はすべて金メダルで領主交代しているので、その辺を考えていたら、ぺとぺとさんが日進市を解答され、違っていることがわかりました。また、問4も別解(あえて書きません)の伊万里市を回答したところ、運よく正答になりました。正しい共通項がわかったのは、ヒントがでたあとでした。

*完答者回答順は、29名の完答者の回答順に、各問の難易度を十問合計が55になるように数値化したもの。
問1問2問3問4問5問6問7問8問9問10合計
白桃2894365110755
星野彼方9561024718355
ぺとぺと1092854716355
桜トンネル8651021947355
鳴子こけし3.53.5983.53.53.57103.555
海ダイ7481063519255
デスクトップ鉄19.56582439.5755
深夜特急9678145210355
油天神山8193246510755
4.54.54.594.54.54.54.5104.555
かぱぷう8109314567255
EMM8435769110255
くは959255519555
JOUTOU5782.52.52.52.5691055
なると金時8107342619555
Takashi4678215310955
スカンデルベクの鷲768.58.5435210155
BEAN2.568.562.52.58.56102.555
MasAka5.55.55.55.5105.55.55.515.555
遠州太郎77572.5942.510155
今川焼5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
まりんぶる~57.597.5263.51103.555
がっくん6.526.56.56.526.52106.555
伊豆之国96.586.5425110355
k_ito8637254110955
k-ace5493218710655
穴子家449944449455
やましろ5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
ソーナンス5555555510555
179.5169196.5181114112.5158.595.5254.51341595
[92669] 2017年 1月 31日(火)22:51:50デスクトップ鉄 さん
十番勝負:難易度と金メダリスト
十番勝負研究所の難易度分析(開催会別)に、金メダル占有度という指標を導入しました。第44回十番勝負の金メダリストは計7名。白桃さんが3個、桜トンネルさんが2個、5名が1個ずつ獲得しました。金メダル占有度は、メダリストごとのメダル数の2乗和で、18(=3^2+2^2+1^2*5)となります。10個の金メダルを一人が独占すると100(=10^2)、10人に分散すると10(=1^2*10)になります。これまでの最高は、第30回の46で、桜トンネルさんが6個、EMMさんが3個、がっくんさんが1個と、3人で占有したとき。一方第15回は、金メダルが10人に分散し、占有度は10でした。

第38回終了後の[85051] で、難易度別の金メダル獲得の分析を行い、低難度ほど上級解答者が、高難度ほど一般解答者が獲得する確率が高いと結論付けました。これを44回終了時点のデータにアップデートします。
金メダル獲得数によって解答者をグループ化し、難易度(銅メダル確定時間と誤答率の総合難易度によって全40問を88問ごとに5等分し、易しい方からからA難度~E難度とした)ごとの金メダル獲得数を集計しました。
金メダル数人数メダル総数ABCDE
20以上517336(20.8%)40(23.1%)37(21.4%)36(20.8%)24(13.9%)
10-191014031(22.1%)28(20.0%)28(20.0%)31(22.1%)22(15.7%)
5-985412(22.2%)10(18.5%)10(18.5%)9(16.7%)13(24.1%)
3-410364(11.1%)7(19.4%)6(16.7%)7(19.4%)12(33.3%)
27143(21.4%)1(7.1%)2(14.3%)0 (0.0%)8(57.1%)
123232 (8.7%)2 (8.7%)5(21.7%)5(21.7%)9(39.1%)
6344088(20.0%)88(20.0%)88(20.0%)88(20.0%)88(20.0%)
金メダル20個以上の上級解答者5名は、A難度からD難度までほぼ同じ比率で金メダルを獲得していますが、E難度のメダルが少ない。10-19個の10名もほぼ同様の傾向です。一方、金メダル2個の7名は、14個のメダルのうち半数以上をE難度でとっています。金メダル1個の23名も、E難度の金メダルが最も多く、今回最高難度の問九で初めての金メダルを獲得したMasAkaさんのほか、9名が獲得しています。
低中難度の問題で金メダルを確実に獲得するのが上級解答者で、高難度の問題については一般解答者もチャンスがあるといえます。

もう一つ、金メダル確定時間が短い方からA難度~E難度に分類した金メダル獲得数を示します。
金メダル数人数メダル総数ABCDE
20以上517346(26.6%)40(23.1%)31(17.9%)23(13.3%)33(19.1%)
10-191014029(20.7%)29(20.7%)33(23.6%)27(19.3%)22(15.7%)
5-98547(13.0%)7(13.0%)14(25.9%)18(33.3%)8(14.8%)
3-410364(11.1%)5(13.9%)4(11.1%)11(30.6%)12(33.3%)
27141(7.1%)4(28.6%)4(28.6%)2(14.3%)3(21.4%)
123231(4.3%)3(13.0%)2(8.7%)7(30.4%)10(43.5%)
44088(20.0%)88(20.0%)88(20.0%)88(20.0%)88(20.0%)
似たような結果になりましたが、総合難易度と金メダル確定時間難易度の相関係数は0.4でそれほど高くありません。二つの要素をマトリックス(行が金メダル確定時間、列が総合難易度)で示すと次のようになります。
ABCDE
A2534177588
B24142318988
C151421251388
D18199212188
E6718174088
8888888888440
金メダル確定時間が早い88位までの問題のうち、総合難易度のA難度が25問、B難度が34問ですが、E難度の問題も5問含まれているのです。ちなみにこの5問は次のとおりです。
問題共通項解答者所要時間総合難易度
07-05編入または新設合併で他の市を消滅させ自らの市名が残った白桃0 00:07:4760.15
11-09隣の都道府県庁所在地に隣接するBEAN0 00:10:3755.07
18-01「富士」の付く郵便局のある市(「冨士」は対象外)今川焼0 00:11:2457.01
34-01熊の付く市町村を含む市(市制町村制以降の市町村)k-ace0 00:08:3255.64
39-03県内と県外の各々1つの市と隣接する市桜トンネル0 00:05:1755.16
このマトリックスで、金メダルランキング1位、2位の桜トンネルさんと白桃さんのデータを比較すると興味深いです。
桜トンネルA B C D E 計 白桃 A B C D E 計 
A61263128A32117
B332311B4132111
C441211C123
D1225D14510
E347E1335416
1421126962911714647
桜トンネルさんは、62個の金メダルのうち、A難度とB難度の問題を中心に確定時間88位以内に28個(10位以内に5個)を獲得しています。短距離のスプリンター型といえるでしょう。一方白桃さんは、金メダル47個のうち確定時間ラスト88位までのメダルが16個と最多で、その過半がD・E難度の問題です。マラソンランナー型といえます。
[92675] 2017年 2月 4日(土)10:49:46デスクトップ鉄 さん
戦国市盗り合戦の攻防
[92674]で白桃さんが戦国市盗り合戦開始後の解答市の選択傾向について分析されました。当研究所も「想定解分析」の数値を用いて、[91240]で十番勝負開始時点で領国石高1万石だった市の解答選択率が上昇したことを報告しました。大都市の解答選択率は、相対的に低下していますが、第44回終了時点のデータによって別途書き込みます。

その前に、第42回終了後に[89892][89904]で分析した領国の増減の指標について、第44回終了時点のデータでアップデートします。表は、領国を保有する、第44回に参加した解答者33名の各指標です。
領主領国数△43回△40回領国あたり保有石高平均領国石高超過領国石高有効領国石高有効領国化率
1白桃52-1611.46 5.92 13517356.17%
2桜トンネル5181110.92 5.75 10219165.19%
3EMM50-1410.50 7.10 17318251.27%
4ぺとぺと402210.65 4.73 8010957.67%
5k-ace37-3712.54 3.76 617856.12%
6かぱぷう33159.94 6.03 9110854.27%
7まりんぶる~3131110.00 3.42 248277.36%
8深夜特急261713.00 5.46 4110171.13%
9がっくん25-1-514.52 6.40 699156.88%
11今川焼22-1122.09 4.05 404955.06%
12デスクトップ鉄216148.38 1.86 93076.92%
13スカンデルベクの鷲19-2812.00 3.63 224768.12%
14くは17-2-519.94 4.06 323753.62%
15JOUTOU172911.29 4.18 215070.42%
16星野彼方160-126.94 5.50 454348.86%
17まつもとしろくま16-1-218.94 3.94 293453.97%
18伊豆之国161317.63 3.94 164774.60%
19鳴子こけし1631014.69 3.00 74185.42%
21なると金時14-3-1031.93 3.36 182961.70%
24k_ito101107.70 1.90 019100.00%
25BEAN81423.50 4.25 132161.76%
27油天神山70-551.43 5.43 191950.00%
29右左府60-218.50 3.00 61266.67%
31せいこう61411.17 2.83 31482.35%
326159.67 2.67 51168.75%
33遠州太郎6265.00 1.67 1990.00%
34MasAka50-336.20 3.00 7853.33%
35ソーナンス50-132.60 2.60 5861.54%
38ピーくん50121.00 3.80 51473.68%
43海ダイ4-1413.75 1.00 04100.00%
44全角2文字4344.00 1.75 07100.00%
46穴子家31254.33 2.33 3457.14%
66naidesu1-1064.00 4.00 04100.00%
△43回と△40回は、それぞれ第43回、第40回終了時との領国の増減を示します。領国あたり保有石高と平均領国石高は、保有石高と領国石高を領国数で割ったもので、領国獲得の効率を示す指標です。超過領国石高は領主の領国石高と領主狙いの石高(領主狙いの石高が必要石高より少ないときは、必要石高)との差で、無駄打ちの指標です。有効領国石高は領国石高から超過領国石高を差し引いたもの、有効領国化率は有効領国石高の領国石高に対する比率です。

[92674]で白桃さんは、
金沢、福岡、広島、岡山、神戸、高知、奈良、千葉の8市の領主交代は半永久的にないでしょう。
と書かれました。いずれも超過領国石高が大きい市で、金沢41、福岡23、広島20、岡山23、神戸14、高知12、奈良12、千葉7です(ほとんどが必要石高との差で、領主狙いとの差はもっと大きい)。その他の市では、南砺、白山(各17)、善通寺、東かがわ、飯塚、平戸(各10)も、獲得は難しいでしょう。ただし、東かがわは出題されれば、必ず解答される解答選択率100%の市ですが、領主は第38回問九を最後に解答せず、領主以外の解答者によって選択率100%が維持されています。
超過領国石高の最大は、金沢や南砺の領主EMMさんの173万石で、有効領国化率は33名中最低の51.27%です。白桃さんとともに領国数トップタイの46でスタートしたが、領国増加に差が出ているのはこのためでしょう。

一方、第40回時点からもっとも領国を増やしたのは、デスクトップ鉄で7市から21市と14市増加し、3倍になりました。桜トンネルさんとまりんぶる~さんが11、鳴子こけしさんとk_itoさんが10で続いています。とくにk_itoさんはゼロからのスタートで、10市を獲得しました。k_itoさんとデスクトップ鉄の共通点は、領国あたり保有石高と平均領国石高が低いこと。領国数10以上の解答者では二人だけ、平均領国石高が2を割っています。また両名に鳴子こけしさんを加えた3名は、超過領国石高が10以下です。とくにk_itoさんは、超過領国石高0、有効領国化率100%です。かなりの綱渡りをしていることになりますが、このあたりに領国数増加の要因がありそうです。
デスクトップ鉄の平均領国石高が低いのは、1万石の市が21市中12を占めているためですが、[91240]
やはり分散派には限界があり、次回以降は未答市にこだわるポリシーの変更を余儀なくされています。
と書いたように、今回は和泉、南さつまと2回目の市を解答し、正答市重複度が1.037から1.047に増加しました。
[92688] 2017年 2月 6日(月)07:24:58【2】デスクトップ鉄 さん
続・十番勝負問九
[92638] の続きになりますが、私は[92687]MasAka さんと同様、問九を良問として評価します。
[92685]白桃さんの
共通項をことばで表す努力を怠らないでください。
については、ご自身の
「その市の境界線と、連続する海岸線と、一種類の都道府県境界線、の3つの線でその市が属する都道府県のその市以外の領域を囲む市」
できちんと定義されています。もう少し簡潔にするなら、
「一都府県内の一定の領域を、隣接する一都府県との境界線及び連続する海岸線とともに囲む当該都府県の市」
で、いかがでしょう。

追記:
[92689] 白桃 さん
ただ、これだと屁理屈ですが、[92641]で書いたように自市を一周しても条件に反しない市(例:東かがわ)もあるので、
「同一都府県にあって隣接する一定の領域を、一つだけの都府県との境界線及び連続する海岸線とともに囲む市」
としてはどうでしょうか?
「一都府県内の一定の領域(東かがわ市)」を「当該都府県の市(東かがわ市)」が囲むということはないと思いますが、「同一都府県にあって隣接する一定の領域」が気に入ったので採用します。もっと屁理屈ですが、もし佐賀市と唐津市が合併すると、玄界灘と有明海の海岸線は、長崎県を介して連続しているので、連続する海岸線と長崎県境とともに、佐賀県西部の領域を囲むことになります。したがって「連続する海岸線」は「県境によって分断されない海岸線」とすべきだと気が付きました。ということで、
「同一都府県にあって隣接する一定の領域を、他の一都府県との境界線及び県境によって分断されない海岸線とともに囲む市」
ではいかがでしょう。

[92681] オーナー グリグリさん
十番勝負研究所の分析結果や分析を基にした記事へ少なからず影響を与えてしまい申し訳ありません。
難易度分析においては、問題市と既答市の誤答は誤答率の計算から除外していますが、参考記録扱いとした8件の誤答は誤答率に反映し、難易度分析は変更しません。

やはり今回の問題は出題者の負荷が過大になっていることに起因していると思うので、[92638] で書くのをやめた負担軽減策を二つ提案します。
一つは入門コースの廃止または縮小です。出題と採点、ヒントの呈示などに倍の時間がかかっていますが、所期の目的は達したと思います。第44回では、入門コースに参加した22名のうち、17名が一般コースにも参加し、そのうち11名が先に一般コースを解答した参入者です。第43回は一般コースと連動した出題に意味がありましたが、一般コースからの参入によって問Aが売り切れ、本来の入門コースの解答者が完答できないという事態を招きました。入門コースを全廃しないまでも、年2回のうち1回の開催にしてもよいのでは。また、一般コースからの参入の解禁は、メダルの売り切れとともに、一般コースの完答を条件とすべきだと思います。
もう一つは、初期にはやっていたようですが、完答者がでた後の採点を、完答者に委ねることです。完答後は、手をこまねいて領国が奪われるのを見ているしかない(誤答によって転がり込む場合もありますが)ので、協力してもらえると思います。採点者に共通項と想定解を明示することになるので、今回のようなミスが早く見つかるメリットもあるのではないかと思います。
いかがでしょうか。
[92693] 2017年 2月 8日(水)21:10:11デスクトップ鉄 さん
第44回十番勝負想定解分析
第44回十番勝負の想定解分析の特記事項は、2問出題された東かがわ市が解答選択率(正答数/解答機会数)100%の連続記録を更新して30問に伸ばしたことと、市制施行初めての十番勝負で富谷市が出題されなかったことでしょう。

[92675]で予告した、戦国市盗り合戦開始前後の解答選択率の変化を、必要石高によって市を5種類に分けて比較します。下の2行は第40回終了時点の領国石高1万石の市と領主不在の市です。左が1-40回、右が41回以降の数値です。
必要石高市数出題機会解答機会数解答機会率解答選択率出題機会解答機会数解答機会率解答選択率
10万石以上135200 743 14.3%77.4%520 80 15.4%53.8%
5-9万石3313200 1437 10.9%69.8%1320 214 16.2%55.6%
3-4万石6325200 2127 8.4%68.6%2520 333 13.2%55.6%
2万石15260190 3547 5.9%67.3%6080 597 9.8%56.3%
1万石530199760 9764 4.9%67.5%21170 1385 6.5%49.5%
合計791303550 17618 5.8%68.2%31610 2609 8.3%52.4%
1万石領国8431010 1185 3.8%58.7%3360 187 5.6%70.6%
領主不在5220700 1778 8.6%66.9%2080 286 13.8%64.3%
領国石高が1万石だった市が解答選択率を58.7%から70.6%に増加しただけで、他はすべて減少しています。しかし41回以降は想定解と解答機会が増加し、総解答選択率が68.2%から52.4%に低下したため、単純な比較はできません。そこで解答選択率の相対的変化を見るために、41回以降については補正解答選択率(解答選択率*解答機会率/1-40回の解答機会率)によって、戦国市盗り合戦開始前後を比較します。

必要石高市数1-40回解答選択率41回以降解答選択率同補正解答選択率倍率
10万石以上1377.4%53.8%57.9%0.748
5-9万石3369.8%55.6%82.8%1.186
3-4万石6368.6%55.6%87.0%1.267
2万石15267.3%56.3%93.8%1.394
1万石53067.5%49.5%66.2%0.981
合計79168.1%52.4%74.9%1.100
1万石領国8458.7%70.6%102.8%1.750
領主不在5266.9%64.3%103.0%1.540
補正解答選択率では、必要石高10万石以上の大都市と1万石の小都市が減少し、2万石から8万石までの中都市が増加しています。また、40回時点で領国石高が1万石の市と領主不在の市はともに増加しました。必要石高1万石の市が減少したなかで、領国石高1万石の市が増加したのは、獲得しやすい市が集中的に解答されたためです。しかし、大都市の選択率が低下しているのに、大都市が多い領主不在の市の選択率が増加しているのは、矛盾しているようにみえます。そこで、領主不在だった52市について、必要石高ごとに比較します。

必要石高市数1-40回解答選択率41回以降解答選択率同補正解答選択率倍率
10万石以上876.8%54.5%53.0%0.690
5-9万石1566.6%61.2%86.0%1.292
3-4万石1771.4%71.4%142.9%2.000
2万石860.3%74.2%255.0%4.228
合計5266.9%64.3%103.0%1.540
必要石高が少ないほど解答選択率が増加し、10万石以上の市は低下しています。とくに2万石の市の解答選択率は、4倍以上に上昇しています。ここでも戦国市盗り合戦を意識した解答者が獲得しにくい市を敬遠する傾向がうかがえます。

必要石高10万石以上の領主不在市を個別にみると次のとおりです。
必要石高1-40回解答選択率41回以降解答選択率同補正解答選択率倍率
札幌市2066.7%25.0%27.8%0.417
仙台市1185.9%60.0%46.9%0.545
さいたま市1376.3%25.0%26.3%0.345
横浜市3879.3%62.5%86.2%1.087
川崎市1574.0%57.1%80.0%1.081
名古屋市2471.9%57.1%62.5%0.870
京都市1576.7%25.0%13.7%0.179
大阪市2878.6%100.0%71.4%0.909
解答選択率が増加したのは、横浜市と川崎市だけです。京都市の選択率が著しく低下しているのが注目されます。大阪市は、解答機会率が増加したため、解答選択率が相対的に低下しましたが、41回以降の解答選択率は100%です。5問すべて深夜特急さんが解答し、領主まであと4万石にせまりました。

なお41回以降解答選択率100%の市は147市あり、領国石高1万石だった市が34市、領主不在だった市は12市です。領国石高1万石の34市は、鹿島市を除きすべて領主交代がありました。2回以上交代した市が15市あり、湖南市と泉南市は4回交代しています。領主不在の12市のうち、小樽市、松戸市、昭島市、茅ヶ崎市、一宮市、西尾市、八尾市、別府市、鹿屋市は領主不在を解消しました。西尾市は、40回までの解答選択率66.7%に対し、41回以降の補正解答選択率が444.4%と6.67倍になりました。

[92691] 白桃 さん
「同一都府県にあって隣接する一定の領域を、他の一都府県との境界線及び分断されない海岸線とともに囲む市」
ではどうですか。


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