都道府県市区町村
落書き帳

���H�W��

… スポンサーリンク …


記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[88174]2015年7月19日
じゃごたろ
[88179]2015年7月19日
k-ace
[88203]2015年7月20日
hmt
[88260]2015年7月23日
hmt
[88270]2015年7月23日
futsunoおじ
[88280]2015年7月24日
hmt
[88454]2015年7月31日
じゃごたろ

[88174] 2015年 7月 19日(日)17:27:45じゃごたろ さん
中津川林道
こんにちは、じゃごたろです。

本日ちょっと佐久方面に行ってきました。さてそこを走行している際に遭遇した案内標識についてです。南から北に向かってここに設置された案内標識なのですが、道なり右に行った先がどのように表記されていたが想像できますか?

クイズではないのでその答えを書きますが、一つは「川上村役場」。行き先に「役場」と明記していることもあまり多くないのですが、もう一つはなんと「秩父」でした。まあタイトルでピンとくる方もあったかもしれません。確かにこの先県道に出て、県道をずっと東に行ってそこから三国峠を目指し、中津川林道(現在は市道らしいですね。Wikipediaより)を通れば秩父には行きますが、ここでそれを表記するのかよ? と思わずつっこんでしまいたくなりました。知らない人がこんなことまともに信じて行ったら大変な目にあうだろうなと思ってしまった次第です。
[88179] 2015年 7月 19日(日)17:59:37k-ace さん
Re:中津川林道
[88174]じゃごたろさん
昨年、野辺山訪問ついでに長野県南佐久郡川上村の信濃川上駅で下車しておりますが、その近くのここで同様の案内標識を見ています。その写真がこちら。南から左折(西)すると、小諸、川上駅(信濃川上駅)、右折(東)すると、秩父、梓山となってます。その下に、町田市自然休暇村、三鷹市川上郷自然の村、武蔵野市立自然の村は右折と東京都の市名が並び、ここは一体どこなんだ?と思わせます。
[88203] 2015年 7月 20日(月)18:35:18hmt さん
長野・埼玉県境の道
[88174] じゃごたろさん
長野県南佐久郡川上村内で遭遇した案内標識の表記が、「川上村役場」と「秩父」であったとのこと。

線路は続くよどこまでも という歌がありますが、道路の行く先も「どこまでも」続いており、役場も秩父も間違いではない。
しかし、設置場所も考慮した上で、利用者にとり適切な案内なのだろうか? そういう問いかけですね。

設置場所は村内の主な集落を結ぶ 村営バスが通る県道から少し外れた交差点です。
設置位置から判断すると、「役場」という言葉が最も適切な案内機能を果たしているように思われます。
役場付近の地名は「大深山」なのでしょうが、村外からの訪問者にこの付近が「川上村」であり、この道を進めば村内の中心集落に至ることを教えている「川上村役場」の方が役に立ちます。

問題の「秩父」。この道を東に進めば確かに秩父に通じる道路があるにしても、この案内でよいのか?
ドライバーが「秩父」という言葉から受け取るのは、「秩父山地」ではなく、秩父盆地の中心にある市街地なのでしょう。
市街地を意味する「秩父」に行くならば、有名な悪路らしい 中津川林道 [46698]よりも、遠回りになっても 雁坂トンネルが選択肢になる。
こちらも トンネル開通前には 酷道 だったようですが[36094]

道路の案内標識は、この道がどこに続いているかという単純な地理的情報ではなく、ドライバーが道を選ぶための情報である。このような趣旨を込めた指摘であると理解しました。

折角の機会なので、落書き帳メンバーによる 三国峠越え を紹介しておきます。
futsunoおじさんは、40年以上前に「旧・中津川林道」を3~4回は通過。
バイク乗りの ただけんさん も、10数年前?
じゃごたろ さんは、11年前に 長野県から埼玉県への越境に成功。
JOUTOU さんも、その2年後には 念願の三国峠越え。 所要11時間 通過自治体数は 実に 57。

[88179] k-ace さん
信濃川上駅で同様の案内標識…右折(東)すると秩父、梓山となっています。その下に、町田市自然休暇村、三鷹市川上郷自然の村、武蔵野市立自然の村は右折と東京都の市名が並び、ここは一体どこなんだ?と思わせます。

梓山というのは、三国峠越えの林道に入る手前、県道の終点付近の集落ですが、少し戻った秋山から南下すると川端下(かわはけ)という集落があります。武蔵野市立自然の村は、この川上村最奥部の集落の先にあります。

hmtは、この川端下という地名に記憶がありました。戦時中に親しんだ岩波書店「少国民のために」シリーズの1冊『トンネルを掘る話』。
急病のわが子を秩父の病院に連れてゆく父親と、十文字峠で会った話が紹介されていたのですが、それが川端下の人でした。

千曲川沿いに下った岩村田【佐久市】の病院という選択肢もあったが、「時間的に有利と聞いて秩父を選んだ」という山越えの理由が記されていました。
十文字峠 は現在でも山道です。県境の交通路
救急医療体制は現在でも完備とは言い難いでしょうが、一応は救急車の恩恵に浴している私達からは、想像もできない時代だったのでした。
[88260] 2015年 7月 23日(木)14:00:25hmt さん
月まで3km
[88203]に続いて 道路案内標識 の話題です。
さいたま市広報課のブログに、面白い写真がありました。
2014さいたま市ユーモアフォトコンテスト の最優秀賞 「ムーンロード」。

天竜川の河口から30km、佐久間ダムで有名なこの川の中でも最も下流に位置する 船明(ふなぎら)ダム湖
東岸を遡る国道152号から分かれて 伊砂(いすか)橋を渡り 西岸を北上する県道360号。
なかなかの難読地名ですね。地理院地図

それはさておき、3km先にある「月」という集落を示す標識。

実は一昔前、「トリビアの泉」放送後に写された 画像 もあったのですが、矢印の先に「本物」を写し込んだ今回の作品は、さすがでした。
[88270] 2015年 7月 23日(木)23:47:23futsunoおじ さん
Re:長野・埼玉県境の道
[88174] じゃごたろ さん
[88203] hmt さん

futsunoおじさんは、40年以上前に「旧・中津川林道」を3~4回は通過。

40年前はまだ車を持っていなかったので35年前以降が正しいでしょうね。この付近では「ぶどう峠」も数回は通っていますが「十石峠」(R299)は残念ながら通っていません。当時の道路地図には「国道とは名ばかり」とあったので関心はあったのですが。
徒歩では埼玉・山梨県境をほぼ縦断して十文字峠から川上村(宇宙ステーションへ行っている油井さんの出身地とのこと)へ下りています。(このあと小海線信濃川上駅から帰京)

[88174]の案内標識の「秩父」についてですが単純に考えれば大滝村が秩父市などと合併(2005年)して新・秩父市になったことで、元は「大滝」とあった案内が「秩父」に書き換えられただけのように思うのですがいかがでしょう。
[88280] 2015年 7月 24日(金)20:35:05【2】hmt さん
道路案内標識に使われる地名
[88270] futsunoおじ さん
[88174]の案内標識の「秩父」についてですが単純に考えれば大滝村が秩父市などと合併(2005年)して新・秩父市になったことで、元は「大滝」とあった案内が「秩父」に書き換えられただけのように思うのですがいかがでしょう。

確かに、市町村合併によって、道路案内標識の地名が 影響を受けるケースは存在すると思います。
極端な事例ですが、合併の結果「大宮← →浦和」という標識が「さいたま← →さいたま」になってしまい、ビックリしたという記事もありました。[37066]
私の考えでは「さいたま市」は「行政管理用の名称」であり、「地名」としての「浦和」や「大宮」に取って代わるような性格のものではないのですが、現実には道路標識の行先をわざわざ「さいたま」に書き換えてしまい、人々を困惑させる結果になったのでした。
この件については 行政苦情救済推進会議で検討が行なわれ、一応は解決しました。[42974]

本題に戻り、川上村の村道?に設置された標識にあった「秩父」という行先地名。
これは、合併前には「大滝」だったのでしょうか?
「さいたま」の例を見ると、案内標識に記す地名は 自動的に「市町村名」で決まってしまうようにも思われるのですが、本当にそうでしょうか?
川上駅近くの標識の実例[88179]を見ると「梓山」が使われています。これは字名でしょう。
「川上駅」や「川上村役場」にしても市町村名ではないし、市町村名に限定されているとは思われません。

「大滝村」という標識だったのならば、村の消滅後には改める必要があるかもしれません。
しかし、「大滝」という地名ならば そのままの形で残して差し支えないし、「奥秩父に通じる山道」であるという情報も残せます。

そんなことを考えているうちに、案内標識に記される地名を決めるルールが気になり、国土交通省のサイトを調べてみたところ、案内標識のしくみ-1(案内標識に表示される地名) というページがあり、4つのルールが示されていることを知りました。

何はともあれ、ルール2 経路案内に用いる地名はあらかじめ決められています を見ましょう。

経路案内に用いられる地名は、
1.基準値【おおむね1県1都市】、
2.重要地【地方生活圏の中心都市など】、
3.主要地【二次生活圏の中心になっている市や町など】、
4.一般地【2、3以外の市町村、その他沿道の著名な地点など】であり、

「各都道府県において表示される基準地・重要地・主要地一覧表(平成19年3月末時点)」 が示されています。
8年も前なのが少し気になりますが、内容は極めて具体的で 参考になります。

埼玉県を見ると、早速「さいたま」が登場して市町村名なのかと思わせますが、「大宮」「浦和」も健在です。記載位置が最後になっているのは、前記苦情救済の結果追加された結果かもしれません。「さいたま」と「浦和」は同じ位置を呼び分けています。

東京都を国道1号に沿って眺めると、道路元標[65682]のある日本橋[75365]を始めとして、大手町、日比谷、祝田橋、桜田門、赤羽橋、五反田、馬込 と著名な地点が並んでいます。
重要地・主要地とは道路交通上のポイントであり、特別区名など自治体名とは明らかに違う捉え方であることが読み取れます。

勝沼バイパスのイラストを見ると、鷺堂に「主要地点標識」があります。
右方、勝沼町に入った地点にある市町村標識(カントリーサイン)が「自治体名」を示しているのと違い、こちらは「地名」です。でも、前記の表に示された主要地点は「笛吹」ですね。「鷺堂」は一宮町時代の主要地点名で、更新されていないのかもしれません。

一般地とは表外の地名で、「川上村役場」「梓山」など適宜選んだ地名を使うことができるようです。

このような地名が記された案内標識は、ルール1に示された3種類あり、ルール3 の方法で地名が表示されるとのこと。

[88179]k-aceさんが、信濃川上駅近くの交差点手前で記録した 案内標識の写真 を見ると、距離が示されておらず、交差点手前なので「108系標識」ですね。
【追記】
ここで、いきなり聞き慣れない言葉を使ってしまいましたが、ルール1示された説明文によるものです。
「交差点手前」という表現については、[88294]で指摘されたような問題がありましたが、「交差点を通過する手前から見える位置にある」と解釈してください。
もっとも、その後で 案内標識のしくみ-2の使用区分を見たら、大きな交差点に使われる標識のようなので、今回のケースのような小さな交差点で使われている標識を 108系としたのが正しいか否か自信がなくなりました。
詳しくは、『道路標識設置基準・同解説』 (日本道路協会)という本に書いてあると思いますが、読んでいません。【追記終】

国土交通省の説明は、幹線道路【ルール3に記された3分類に該当する道】を対象としているようなので、これに該当しない村道では 少し様子が違うようです。しかし、上段の「小諸」と「秩父」が遠距離にある「重要地」であり、下段の「川上駅」と「梓山」が近距離にある「一般地」であることは理解できました。

[88174]で挙げられた標識の「秩父」が、合併前の「大滝」を形式的に修正したものだったのか、どのような位置付けで記されていたのか、私には詳しいことは判りません。

しかし、信濃川上駅前の標識と同様に、遠距離にある「重要地」という位置付けでドライバーを秩父に案内していたのならば、「まともに信じて行ったら大変な目にあうだろうな」という感想を持たれたのは当然という気がします。
道路利用者から 標識の改善についての意見については、意見箱 が設けられているそうです。ご参考まで。
[88454] 2015年 7月 31日(金)13:18:25じゃごたろ さん
秩父
こんにちは、じゃごたろです。
毎日毎日暑いですね。これだけ暑いとどこかに出かけようという気も失せてしまいます。

先日の[88174]を書き込みましたが、それに対してレスをいただきましてありがとうございました。

まずは
[88270] futsunoおじ さん
元は「大滝」とあった案内が「秩父」に書き換えられただけのように思うのですがいかがでしょう。
私が示した道路は比較的新しいもので、それは考えづらいです。確か「大滝」の上に「秩父」のパッチが当てられた標識ではなくて、最初から「秩父」として作られた標識のようでした。

[88179] k-ace さん
信濃川上駅で下車しておりますが、その近くのここで同様の案内標識を見ています。
そのような場所にはありましたか。

先の書き込みでは写真を撮影していなかったのですが、実は別の場所で撮影した案内標識に「秩父」が表記されているものがありました。それはここで、でその案内標識の画像がこれです。これは県道68号の起点から東へ向かう道路についての標識です。

ちなみに[88203]でhmt さんは
梓山というのは、三国峠越えの林道に入る手前、県道の終点付近の集落ですが
と書き込まれていましたが、実はそれは逆で、この県道の名前は「梓山海ノ口線」といい、川上村「梓山」が起点で南牧村「海ノ口」が終点になっています。この県道の命名規則に関しては以前[70793]で書き込んでいますので、興味があるかたはご覧ください。

で本題にもどりますが、梓山に設置されたこの案内標識には「秩父」「三国峠」「中津川林道」と見事な並びがみられます。この標識もあとからパッチを当てられて「秩父」にしたものではないことから、以前から「秩父」に行くことができる道路として案内されていたものと思います。

[88203]でhmt さん
設置場所も考慮した上で、利用者にとり適切な案内なのだろうか? そういう問いかけですね。
そうですね。秩父まで行けることは間違いないのですが、悪路として知られる中津川林道を通っていくことが適当かどうかということをふと思ったしだいです。この路線は秩父まで一本の路線というわけではありませんし。

と思っていたら別の案内標識もありました。それがこれです。ちょっと画像は小さいですが、これは国道299号を西に向かってここで撮影したものです。国道299号はこれまた有名な「十国峠」を越えていく路線ですが、川上村との違いは秩父市まで国道299号が通っている一つの路線だということです。

まあこれの状況から考えて、南佐久から東へ行くと秩父に着くというのは、比較的当たり前に考えられていることなのかもしれないということでした。


… スポンサーリンク …


都道府県市区町村
落書き帳

パソコン表示スマホ表示