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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[19000]2003年8月12日
太白
[19039]2003年8月15日
グリグリ
[19045]2003年8月15日
ペーロケ
[19049]2003年8月15日
グリグリ
[19206]2003年8月23日
グリグリ
[19315]2003年8月26日
ペーロケ

[19000] 2003年 8月 12日(火)13:36:34【3】太白 さん
忘れられた飛び地:アメリカ/ポイントロバーツ
[16469] Issie さん
土地の所有関係が「飛び地」を生んだ,という例になるのでしょうね。

 政治的な妥協の結果として人為的に境界が設定され、結果、飛び地ができた例をひとつ挙げたいと思います。
 アメリカがカナダとの間で持つ飛び地をご存知でしょうか(飛び地の定義はさておき:笑)。アラスカ…は簡単に思いつきますが、他にもあります。

 アメリカ・カナダ国境の西半分は、北緯49度線に沿って真っ直ぐ引かれていますが、その西端、バンクーバーの南に、バンクーバー島へのフェリーが発着するツワッセンという町があり、さらに南の半島が「ワシントン州ポイントロバーツ(Point Roberts)」として、小さいながらアメリカの飛び地になっています。位置関係については以下のHPの地図が分かりやすいと思います。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Desert/6062/world/uscanada2.htm

 18世紀以降、スペインやイギリスの船が周辺の探検にやってきましたが、この場所に定住する者はなく、この地の帰属が確定し飛び地となったのは19世紀の話です。

 独立後のアメリカはミシシッピー川を越えて、西へ西へと領土拡張(購入や割譲)を続けていました。これに対し、イギリス(当時のカナダは英領)も、バンクーバー島のビクトリア(現在はブリティッシュコロンビア州の州都)を拠点として、毛皮の交易活動を中心に利害関係を有していました。

 19世紀半ばになると、西部開拓の進行に伴い、両国の国境を画定する必要がでてきたわけですが、アメリカ側は、従来、ロッキー山脈以東で確定していた、北緯49度線を延長する形で国境が設定されるべきだと主張しました。地図を見るとわかりますが、この案は北緯49度をまたいでいるバンクーバー島を二分し、しかもイギリスの一大拠点であるビクトリアがアメリカ領になるということで、イギリスには受け入れがたいものでした。イギリスは妥協として、「大陸部分では北緯49度を国境とするが、バンクーバー島はイギリス領とする」との案を提示し、結果的に合意にいたりました。

 その際、大陸側の国境を直線的に設定する結果、ポイントロバーツが飛び地になるという点について、考慮が払われたのか、ちょっと調べてみましたが、「飛び地問題」がまともに検討されたという形跡はないようです。通信事情や交通事情も悪く、測量も完全ではない当時、遠く離れたワシントンやロンドンの外交官には、49度線延長に伴い飛び地が生ずることさえ気づかなかったというのが真相だと思います。仮に知っていたとしても、アメリカ側は領土が増える分に文句ないでしょう。イギリス側はビクトリア確保が交渉で譲れない一線で、人も住まない岬など、どうでもよかったでしょうけど。

 この結果、ポイントロバーツは北緯49度以南ということで、アメリカ領となり、現在に至ったわけです。
(参考) http://www.pointroberts.com/history.htm

 このポイントロバーツ、飛び地好きとしては非常に興味そそられるところであり、先日、「アメリカなのでガソリンが安いから」という大義名分で実際に行って来ました。人口750人、ガソリンスタンドが数軒(安いのでカナダからの客が結構いました)、スーパーが1軒、カジノ(古いパチンコ屋といった雰囲気)が1件といったところで、基本的には海に面したコテージが立ち並ぶ、静かな村という風情でした。アメリカなので、ものの値段などはドル表示でしたが、カナダドルも通用します。

(追加)
P.S. [18999] 般若堂そんぴん さん
 999とかお好きですね(笑)
[19039] 2003年 8月 15日(金)08:57:22オーナー グリグリ
Re:忘れられた飛び地:アメリカ/ポイントロバーツ
[19000] 太白 さん
忘れられた飛び地:アメリカ/ポイントロバーツ
へぇ~って感じです。興味深い話をありがとうございます。
世界には、岬や半島の突端だけの地域が沢山あり、小さい頃から何でこんな地域ができたのか不思議に思っていたものです。多くは、港を中心に栄えた都市の他国による領有という歴史がありますが、ポイントロバーツのような成り立ちは他に類を見ないでしょう(ちがうかな)。

ところで、半島コレクションを整備していたときに気づいたのですが、半島の一部が飛び地になっている自治体がいくつかあったことです。思い出しながら探してみたのですが尾道市の例しか探せませんでした。尾道市の浦崎地区(旧浦崎村)が沼隈半島の一部であり、尾道市本体(?)とは陸続きではありません。これは合併による産物ですが、この手の事例は今後の合併で増えるのでしょうか。この話、飛び地の議論の中ですでに話されていたらすみません(尾道市の例は飛び地と言っていいのかな)。
[19045] 2003年 8月 15日(金)10:45:21ペーロケ[utt] さん
グリグリさんへレス
[19038]グリグリさん
ところで北海道でも同じような使い方が沖縄ほどではないにしてもあると思いますが、どうなんでしょう。
 北海道では「本土」という言い方を聞いたことありませんね。むしろ、「内地」が一般的でした。私もこの自虐的な言い方は好きではありませんが。。。(紅葉橋さん、NSさん、三丁目さん、そうですよね??)

同じように、四国、九州、あるいは、離島などではどうなんでしょう。
 少なくとも四国では、四国の外を総称する言い方はありませんね。本州は本州、九州は九州と呼んでいました。本州に対する劣等感は全く感じませんし、例えば香川県民は、高松は岡山にはない個性的な街だぞーって感じで堂々としていますしね!!もちろん他の県民もそうです。だから一層、北海道で「内地」という呼び方に強い違和感を感じずにはいられませんでした。

[19039]尾道市の浦崎地区(旧浦崎村)が沼隈半島の一部であり、尾道市本体(?)とは陸続きではありません。これは合併による産物ですが、この手の事例は今後の合併で増えるのでしょうか。
 滋賀県の高月町・湖北町あたりがなかなかファンキーなスポットですよ(笑)。あとは、半島かどうか分かりませんが、鹿児島市も桜島の東半分を擁していますね。
 あと橋で繋がっている場合が許されるのであれば、大飯町、土佐市、岡山市あたりが該当しますね。(広島市と宮津市はこの際入れるべきか。。。)

[19042]なるほどねぇ。私なんかは高田郡なんだから高田市の方がすっきりしていいんじゃないって勝手に思いますが。
 確かに、名称が決まる前の協議会では、住所を書くときに「安芸」をつけるのがめんどくさいなどの議論がされていたようです。そう言えば、「八幡市」は、確か北九州市となる前にも存在していましたよね?なので、「高田市」という名称も、前に存在した「高田市」に遠慮する必要は全く無いのですが、その前提であっても、「安芸高田」が「高田」より20%も多い得票で、これを覆すのは難しい、といった判断で決まったようです。ここばっかりは、「安芸」を付けたいといった住民の総意というべきでしょうか。。。
[19049] 2003年 8月 15日(金)13:05:14オーナー グリグリ
葛籠尾半島
[19045] utt さん
滋賀県の高月町・湖北町あたりがなかなかファンキーなスポットですよ(笑)。
そうです、そうです。ここでした。葛籠尾半島を琵琶湖に見つけたときに、湖北町と高月町、とくに湖北町のごく一部が半島の先端にあるのを発見して、まさにファンキーだなぁと思ったのでした。ファンキー、言い得て妙です(f^^;。ちなみに、湖北町の公式HPの地図にはこの部分は無視されています。高月町のHPでは一応描かれています。
[19206] 2003年 8月 23日(土)01:06:49オーナー グリグリ
葛籠尾半島(続き)
[19045] utt さん
滋賀県の高月町・湖北町あたりがなかなかファンキーなスポットですよ(笑)。
[19049] でもフォローしたのですが、このファンキーなスポットの誕生経緯は、葛籠尾半島は陸上アクセスよりも湖上アクセスの方が良かったということでしょうか。若狭湾のいくつかの半島でも同じような状況があるように思います。そう言えば10年近く前になりますが、下北半島の仏ヶ浦に車で行ったことがあるのですが、途中の山道は行き交う車もほとんどない未舗装道路でとても難儀した記憶があります。ところが仏ヶ浦に着いてみると、観光船でやって来た観光客が大勢いて違和感を感じたものでした。半島の半島という名前たる所以でしょうか。
[19315] 2003年 8月 26日(火)00:09:51ペーロケ[utt] さん
ファンキーな半島
[19206]グリグリさん
このファンキーなスポットの誕生経緯は、葛籠尾半島は陸上アクセスよりも湖上アクセスの方が良かったということでしょうか。
 そう言えば古代、京都から北陸へ行くには、大津から琵琶湖を船で渡って長浜あたりで下船するのが一般的なルートだったようですね。特に琵琶湖あたりは、陸路が整備されていない時代から、船運がかなり発達していたようですね。
 しかし、私は他にも大きな理由があるかなって思います。すなわち、高月町はともかく、湖北町は先端だけ、人も住め無さそうな地形ですよね。岬そのものは、あまり有用ではないと思われますが、その有用ではない不便な地域を領有するためには、それ相応の利益があったからでしょう。その利益の一つとしては、例えば「沖の鳥島」みたいに、その半島の先端を領有することで、領主さんはその水域の漁業権を得ていた、と考えるのはいかがでしょうか??

http://www.mapion.co.jp/c/f?el=136/09/12.263&scl=250000&pnf=1&uc=1&grp=all&nl=35/26/40.084&size=500,500


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