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落書き帳

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[23213]2003年12月30日
hmt
[46237]2005年10月27日
今川焼
[46282]2005年10月29日
かすみ
[46307]2005年10月30日
hmt

[23213] 2003年 12月 30日(火)14:17:33hmt さん
地名数え唄
むかし、地名というか、各地の神社仏閣を詠み込んだ数え唄がありました。私が子供の頃に聞いたのはこんな歌詞でした。
一番初めは 一の宮
二は 日光の東照宮
三は 佐倉の宗五郎
四はまた 信濃の善光寺
五つ 出雲の大社(おおやしろ)
六つ 村々鎮守様
七つ 成田の不動様
八つ 八幡(やわた)の八幡宮
九つ 高野の弘法様
十で 東京招魂社

この後に、
これほど心願かけたれど/浪子の病いはなおらない/ごうごうごうごと行く汽車は/浪子と武夫の別れ汽車/ハンカチふりふりねえあなた/はーやく帰ってちょうだいな/泣いて血を吐くほととぎす

というような徳富蘆花の小説を題材とした続きがあることを知ったのは大人になってからでした。
この部分は、1898-99年に発表された「不如帰(ほととぎす)」が流行した後に、既存の数え唄に付加されたものかもしれません。
東京招魂社は明治2年創建で、10年後には靖国神社と改称されていますが、一般には「招魂社」の名で親しまれていた様子が、明治38年(1905)の「我輩は猫である」の記述からうかがえます。

ネットで検索してみると、ほぼ同様の歌詞で全国に広く知られていたようです。 http://www2g.biglobe.ne.jp/~gomma/kodomo2c.html の作者は、「日本わらべ歌全集(尾原昭夫著・柳原書店刊)」の掲載状況から、関東で作られて大阪にも広まったと考えていますが、富山の薬売りが広めたという説もあります。 http://hokuriku.yomiuri.co.jp/bunka/bun0425/bun0425.htm

このような唄の性格上、歌詞は変幻自在で、部分的な違いは多数あります。バリエーションに登場する地名・名所を拾い集めてみました。
2=日光中禅寺
3=讃岐の金比羅さん、桜の吉野山
4=四国の金比羅さん、吉野の八重桜
6=村々地蔵様
7=名古屋は城で持つ、長野の不動様
8=大和の法隆寺、山田の伊勢神宮
9=高野の金剛さん
10=東京明治神宮、東京二重橋、東京泉岳寺、東京心願寺、東京浅草寺、富山の招魂社

十で 富山の反魂丹/十一 いなかのお医者様/十二は 二宮金次郎… という富山バージョンを見ると神頼みの領域を越えて、なんでもありという感じです。 http://www.tkc.pref.toyama.jp/furusato/minyo/t00-3.html

「一番初めは一の宮」とは別に、こんな地名数え唄もありました。もっと古そうな感じですが、東京があるので、やはり明治以後か。
伊勢、伊勢、い~せ。
新潟、新潟、いせ、にぃがた~。
堺、堺、いせ、にぃがた、さかい。
四国、四国、いせ、にぃがた、さかい、しこく~。
江州、江州、いせ、にぃがた、さかい、しこく、ごうしゅう。
武蔵、武蔵、いせ、にぃがた、さかい、しこく、ごうしゅう、むさし~。
名古屋、名古屋、いせ、にぃがた、さかい、しこく、ごうしゅう、むさし、なごや。
八幡、八幡、いせ、にぃがた、さかい、しこく、ごうしゅう、むさし、なごや、や~はた。
九州、九州、いせ、にぃがた、さかい、しこく、ごうしゅう、むさし、なごや、やはた、きゅうしゅう。
東京、東京、いせ、にぃがた、さかい、しこく、ごうしゅう、むさし、なごや、やはた、きゅうしゅう、と~おきょう。

これもバリエーションがあり、 http://www008.upp.so-net.ne.jp/karugamo/zakki/zakki.html ではイタリア、ニッポン、上海、四国、豪州、武蔵、名古屋、やはた、九州、東京 となっていました。
[46237] 2005年 10月 27日(木)21:54:49【1】今川焼 さん
一番はじめは一宮♪…
十番勝負の方はアナグラムは解けたとは思うのですが、そこからさっぱり前へ進まないので、地名コレクションの話題でも。

まかいのさん、○宮コレクション拝見しました。

「一宮」は、その地方の代表的な神社付近にある地名らしく、自治体名や駅名にも採用されているところが多いですね。しかし、表をぼーっ見ていると、もっと自治体名や駅名にもあったような…。と思ったら以下の3町が最近の合併によって姿を消していました。(地図上からは消えても地元ではこれまで通り普通に地名として使われているとは思いますが)

兵庫県宍粟郡一宮町→宍粟市(一宮町○○)
兵庫県津名郡一宮町→淡路市
熊本県阿蘇郡一の宮町→阿蘇市(一の宮町○○)

上のように、宍粟市と阿蘇市の住所の頭には旧町名が冠されていますので、一応地名の一部には「一宮・一の宮」が残っていることになります。まぁそのあたりの採否は、編集者の裁量ということになりますが。

それから未出の「一宮」のうち駅名にあるのが次の2つ。

北陸鉄道 加賀一の宮駅(石川県白山市白山町)
高松琴平電鉄 一宮駅(香川県高松市一宮町)

加賀一の宮は白山比め神社由来なのでしょうけど、近くに一の宮大橋とか、一ノ宮保育所はあるものの地名にはなっていませんねぇ。琴電の一宮駅のある高松市の一宮町の方は、未掲載のようです。

駅名といえば表を見ていてピンときたのは、下関市の一の宮町。1975年の山陽新幹線開通までは、新下関駅は長門一ノ宮駅でした。ところで、駅名の表記が「一宮」だったか「一ノ宮」だったか調べていたらこんな店舗案内のページがあってびっくり。(下の方の交通機関のところを注目)まさか30年前に消えた駅名をまちがえて記したとも思えず、地元では在来線部分を「長門一宮駅」と呼ぶ言い方があるのでしょうか。

それともう一つ、
「三ノ宮(さんのみや)船井郡瑞穂町」は、10月1日から「船井郡京丹波町」となっています。

いろいろ注文をつけましたが、○宮コレクション期待していますのでがんばってください。
[46282] 2005年 10月 29日(土)19:16:54かすみ さん
地名数え唄&?な唄
[46237] 今川焼さんのタイトル、「一番はじめは一宮♪…」
関連した話題ですが、以前にhmtさんが地名数え唄について触れられている[23213]
再度見ていました。
三が…父のは「桜の咲く頃に」に変身しています。←地名ちゃうや~ん。

富山の薬売りが広めたという説もあります。

父の記憶によると、富山の薬売りがおまけとして子供に配った紙風船の遊び歌だったそうです。
しかし当時小さな子どもですから歌詞の覚えズレはありそうですね。(笑)


父は他にも妙な歌を小さいときに教えてくれました。
人の名前をおちょくった物騒な(爆)唄です。

例えば、かすみの場合は。。。

♪「か」~は「か」がつく「か」んやの「か」んすけ
 「か」って「か」られて「か」り殺された~

「か」は名前の頭文字を入れます。「き」だと、とても恐ろしい唄になりますが、
字によってはかなり意味不明な唄にもなります。( ̄- ̄;
[46307] 2005年 10月 30日(日)15:21:11hmt さん
数え唄の中の地名
[46282] かすみ さん
[46237] 今川焼さんが「一番はじめは一宮♪…」という歌詞を使った「○宮コレクション」とは無関係ですが、[23213]hmtを思い出してもらったので、少々補足を…

高島俊男:「お言葉ですが…〈6〉イチレツランパン破裂して」に、
イチレツランパンと同じフシで一世代上にあたるのが、「一番はじめは一の宮」ではじまる手毬唄(数え唄)である。
とありましたが、私の記憶では “同じフシ” ではないのですね。

「一番はじめは…」は、こんなフシ ですが、「一裂談判破裂して」の方は、「道は六百八十里」や「父上母上いざさらば」という日露戦争関連の歌の替え歌でした。
確かに 「一番はじめは…」のフシでも歌えますから、高島さんの兵庫県相生ではそのように歌っていたのでしょう。

本題の「数え唄の中の地名」という観点で見ると、高島さんが各地(7道府県)の「イチレツランパン…」の11番以降の歌詞をまとめた表では、次のような地名が登場します。

11 インドのおしゃかさま(香川県)
12 日光東照宮(栃木県)
13 讃岐の石の下(茨城県)、寒いは北海道(兵庫県、香川県)
14 信濃の善光寺(北海道)、四国の金毘羅さん(青森、栃木、茨城、大阪、兵庫各府県)
16 ロシヤの大戦争(北海道、青森県、茨城県)
20 東京二重橋(北海道、大阪府、兵庫県)、日本万々歳(茨城県)

インドやロシヤという外国が登場するのが目新しいところですが、国内の地名は、[23213]の1~10番に出てきた地名とかなり重複しています。


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