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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[2522]2002年8月12日
グリグリ
[51837]2006年6月21日
EMM

[2522] 2002年 8月 12日(月)09:07:55オーナー グリグリ
口能登
[2518]で「口能登」という表現を使いましたが、これはかなり昔から使われている名称のようです。口能登に対して、中能登、奥能登があるようですが、私は中能登はあまり馴染みがありません。奥能登は一番一般的でしょう。輪島市、鳳至郡、珠洲市、珠洲郡を奥能登と総称するのが一般的と思われますが、鳳至郡門前町も奥能登と呼ぶのはちょっと抵抗があるように思います。口能登は奥能登に対して普通に使っています。この場合の口能登は奥能登でない地域という意味ですが、HPを検索で調べてみると、口能登は外浦地域(能登半島の富山湾側を内浦と呼び、日本海側を外浦と呼びます)の門前町あたりまでを指すような説明もありました。その口能登に対して内浦側の七尾市と鹿島郡一帯を中能登と呼ぶようです。しかし私の記憶の範囲では地元では中能登はあまり使わないように思います。どなかたか詳しい方がいらっしゃいましたらご教授をお願いします。
[51837] 2006年 6月 21日(水)01:40:34EMM さん
能登関係レス
[51810] 北の住人さん
これに比べると能登半島([51797]Issieさん)は湾の内と外なので単純そうですが、そうでもないようで、旧内浦町は内浦地域(こんな使い方をするのでしょうか?)のごく一部ということになりそうです。
内浦町は1958年に松波町が改称したことにより生まれた町名で、昭和の大合併に際して広域地名である「内浦」が町名として採用されたものであります。
ただ、松波町が最後に合併したのは1955年の話で、それから3年も経った後に改名しています。
その具体的な理由は分かりませんが、一度宇出津町などと合併して能都町となった後に分離して松波町と合併し直した小木地区から何らかの働きかけがあったものと思われます。

では能登半島の内浦・外浦がどこまでを指すのか?と考えると、これまた難しいものがあります。
大まかな話で行くと外浦は日本海側、内浦は富山湾側を指しますが、その境目がはっきりしている訳ではありません。
外浦はごつごつした荒々しい感じの海岸線、内浦は比較的なだらかな優しい感じの海岸線…と言われていますが、どの辺で浜の雰囲気が変わるかと考えると珠洲市の須須神社付近になります。
でもそこではっきりと名称が分かれる訳ではありません。須須神社を通り越してから海岸線が南を向くあたりの間で何となく外浦から内浦に変わる…そんな感じでしょうか。
一方、反対側の端は、と言うとこれまた難しい。
一番範囲の広い用法は、外浦が能登半島の日本海側全面、内浦が同じく富山湾側全面…と言うことになります。
例えば富来町商工会のHP中に「富来町は石川県のと半島外浦の、ちょうど真ん中にあります。」とあります。これはまさに「外浦=能登半島の日本海側全面」と捉えた表現です。
おそらくこれが本来の用法なのだろうと考えます。
ところが、色々なHPを見ていくとかなり限定された部分のみを外浦海岸・内浦海岸としているものが多数あります。
(短いところで行くと外浦海岸は輪島~珠洲(禄剛崎付近?)、内浦海岸は珠洲~能登町あたりまでを指すように書いてある場合があります)
このような場合、男性的なイメージ・女性的なイメージが顕著なエリアを特に指していると思われるものと、輪島・能登金剛・和倉温泉・穴水湾など個別で取り上げられるスポットを除外して残った部分を指しているのでは?と思われるものがあるようです。

ちなみに内浦地域・外浦地域という言い方は私は聞いたことがないのですが、ネット検索してみると用いられることもあるようです。
あくまで「そう言う事例も多少はある」という程度の数しかありませんでしたが。
(検索結果「内浦地域」「外浦地域」)

数年前に買った石川県のガイドブックには「奥能登」「中能登」という表現があり([5517]オーナー グリグリさんでは「口能登」も)、能登も切り口がいろいろですね。
「奥能登」「中能登」「口能登」に関しては「つかんぼやと」の掲示板で一度詳しく書いているのですが、あちらのログがすでに流れているので、改めて触れてみたいと思います。
内浦・外浦は基本的に海岸線とその沿岸の地域を指す言葉であるのに対し、奥能登・中能登・口能登は内陸部まで含めた地域区分として使われている言葉です。
3区分として用いられる場合と、2区分(奥能登と口能登、あるいは奥能登と中能登)として用いられる場合があります。
いずれの場合もきっちりと境界線が引かれて用いられていた訳ではありませんが、おおむね次のような区分であったようです。

○2区分の場合は旧富来町or旧志賀町~旧中島町付近より南が口能登(場合によっては同じエリアを中能登と言う場合もあり)、それより北が奥能登
○3区分の場合は羽咋市以南(場合によっては旧志賀町・旧鹿西町・旧鹿島町付近まで含むことも)が口能登、七尾市・鹿島郡・羽咋郡北部が中能登、穴水町・旧門前町以北が奥能登

どこが境目になるかはふらつきがありますが、現在では県の出先機関(農林総合事務所、土木事務所)の名称としても使用されており、この場合は境目がきっちりと分かれます。
(七尾市・鹿島郡・羽咋市・羽咋郡が中能登農林・中能登土木、輪島市・珠洲市・鳳珠郡が奥能登農林・奥能登土木の管轄となっています。能登南部の事務所の名称が口能登でなく中能登になったのは、事務所が七尾市に置かれているからだと思われます。)

(恥ずかしながら、能登は輪島のあたりかと思ってました。中心は七尾だったとは。氷見には行った事ありますが、西側の石川県側は能登なので、能登半島に行ったことになる?)
大海川が加賀と能登の境目だったはずなのですが、それよりやや南に当たる能登有料道路高松SA(道の駅高松)に能登国の入り口である旨書かれたでっかい看板(能登の夏祭りで使用される奉燈…キリコの形を模したもの)が設置されていたりします。
七尾はかつては能登国府があったり、能登国守護の居城があったり、明治初期には県庁所在地だったりという風に長らく能登の政治の中心地であった町です。
それと氷見ですが、能登国には入りませんが、能登半島には入ります。能登国定公園には氷見も含まれています。




余談1:
毎夏、「釣りバカ日誌」の映画が公開されてますよね。
毎回毎回ロケ地を変えながらシリーズが続けられていますが、この夏公開の「釣りバカ日誌17」のロケ地は能登半島と金沢。
その関係による諸処の大人の事情(?)により私の職場では全員がそれぞれ前売り券を2枚以上買わなければならないことになってしまいました。
誰かに譲ろうかと思ってもなかなか「くれ」と言う人もいないので、とりあえず1枚は自分で使うか、と思ったらいつから公開か分からない。
(もらった前売り券はロケ地特別版で、公開日が書いてない…)
公開日を調べるためにネット検索したら公式HPが引っかかってきたのですが、そこに書かれていた副題(これまた前売り券には書いていなかった)を見て目が点になりました。
「あとは能登なれ ハマとなれ!」と来たもんだ。
思わず「白桃さんが一杯やりながら考えたコピーか?」と思ってしまいました(爆)


余談2:
先日沖縄に行った際に、那覇の国際通りで「能登の海」という居酒屋があるのが目に入りました。
「沖縄でそれは無かろうに」と思ったのですが、あとから調べてみると何とこの店、那覇市内にしかないチェーン店(と言っても2店舗だけみたいですが)だそうです。う~む。


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