[62201] futsunoおじ さん
[62206] ひぃ さん
北信越ベースボール・チャレンジ・リーグ(北信越BCL)の観客動員数についてのコメントがありましたが、四国アイランドリーグ(四国IL)のこの3年間の観客動員数は、以下のとおりです。あわせてホームの県及び県庁所在地人口をも併記してみました(単位:人、人/試合)。
参考資料
観客数・・・
Olive Guyners DATA Lab.の順位表(各年度のチームデータ)。四国アイランドリーグの
公式HPとは微妙に相違。
県の人口、県庁所在地の人口・・・
都道府県のプロフィール、
市区町村のプロフィールより、いずれも2006年10月1日現在の推計人口。
| 2005年計 | 同 /試合 | 2006年計 | 同 /試合 | 2007年計 | 同 /試合 | 県人口 | 県庁所在地人口 |
香川オリーブガイナーズ | 51,433 | 1,142 | 45,145 | 1,003 | 72,144 | 1,603 | 1,009,328 | 418,196 |
愛媛マンダリンパイレーツ | 71,506 | 1,625 | 49,785 | 1,106 | 55,064 | 1,223 | 1,459,988 | 515,060 |
高知ファイティングドッグス | 30,283 | 672 | 22,448 | 510 | 25,307 | 562 | 789,688 | 332,317 |
徳島インディゴソックス | 38,317 | 851 | 27,474 | 610 | 45,761 | 1,016 | 804,849 | 267,145 |
計 | 191,539 | 1,070 | 144,852 | 809 | 198,276 | 1,101 | 4,063,853 | 1,532,718 |
ちなみに、各年の優勝チームは次のとおりです。
2005(H17) | 高知FD(一シーズン制) |
2006(H18) | 前期:高知FD、後期:香川OG、総合優勝:香川OG |
2007(H19) | 前期:香川OG、後期:香川OG、総合優勝:香川OG |
北信越BCLの発表資料を見て4チームとも並べると、チーム順位順に並べると以下のとおりです。
| 2007年計 | 同 /試合 | 県人口 | 県庁所在地人口 |
石川ミリオンスターズ | 39,807 | 1,106 | 1,171,791 | 454,795 |
富山サンダーバーヅ | 72,175 | 2,005 | 1,109,205 | 421,389 |
信濃グランセローズ | 68,659 | 1,907 | 2,189,094 | 378,241 |
新潟アルビレックスBC | 77,080 | 2,141 | 2,419,889 | 812,631 |
計 | 257,721 | 1,790 | 6,889,979 | 2,067,056 |
県人口、県庁所在地人口とも概ね四国の1.5倍ですが、四国ILに比べると、1年目から順調なスタートを切ったと思います。
四国ILの観客数に関して、私が知る限りのことを書きます。
○香川OG
今年の後半は球団が無料チケット(通常は1試合1,000円)を大量に配布していました。入場料無料でも、物品や飲食物の販売で元が取れるらしいです(球団関係者からのまた聞き)。
○愛媛MP
松山市の坊ちゃんスタジアムの球場使用料が高いため、2007年はホームゲームの多くを旧東予市、西条市、新居浜市、今治市、宇和島市などで分散で開催しました。松山市という大票田を逃すのは大きいですが、県内の小都市での開催は地元から熱心にバックアップされる側面もあります。ちなみに、四国ILの観客数1試合での過去最高記録8,232人を出したのは今年9/29(土)の坊ちゃんスタジアムでした。
○高知FD
プロ野球NPBのキャンプ地のメッカで野球が盛んであるにもかかわらず、ナイター設備のある球場が地元に一つもありません。このため、平日はもちろん、真夏の土日もデーゲームとなるため、特に夏場は観客数が少なく、選手にも負担がかかります(他の3球団のホームゲームは春の土日はデーゲーム、春の平日と夏秋はナイターが多い)。
○徳島IS
蔵本球場(徳島市)と鳴門球場が主なホーム球場ですが、蔵本は徳島市中心部で住宅地にも隣接しており、そのためかナイターが17時開始のため、平日は観客の出足が鈍いです。もっとも、チームは2年連続最下位(しかも今年は19連敗も)が響いているでしょうが。
四国ILも激動の時代で、来年は福岡と長崎の2チームを加えて「四国・九州アイランドリーグ」になることが明らかにされたばかりです(
公式HPの資料(PDFファイル)。将来構想として四国・九州に中国を加え16チームをも見据えていると記載)。また、その少し前ですが、経営難で最悪の場合は存続も危ぶまれていた高知FDは、新たな経営体制が確立しました(
公式HPの資料(PDFファイル))。ちなみに、高知FDの新球団代表兼GMは、阪神タイガース藤川球児投手の兄(兄弟バッテリーで甲子園を沸かせた)。来年は北信越BCリリーグも群馬・福井の2チームを加えて6チームとのこと。
四国ILの創立者で現在はコミッショナーの石毛宏典氏は、北信越BCLのオフィシャルプログラム(2007.5.25付け発行)で次のように述べています。
私の夢は「一県一球団」です。高校野球の大人版のような地域リーグの全国大会をいつか開催したいと考えています。
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昨日から世間ではNPBの日本シリーズ(中日VS北海道日本ハム)が始まり、テレビ中継をご覧になった方も多いと思いますが、私はそれには見向きもせず、四国ILと北信越BCLの独立リーグ日本一決定戦(グランドチャンピオンシップ(GCS))、香川オリーブガイナーズVS石川ミリオンスターズ第3戦を見ていました(観客数3,111人、結果は
こちら)。
なお、この速報は、(私も含めて)速報隊と呼ばれる人たちが球場で観戦しながら携帯電話を使ってイニングごとの経過を入力し、球場へ行けない人も居ながらにして試合経過・速報がわかるようになっています。このGCSに限らず、レギュラーシーズンやNPBとの交流戦でも同様に速報しています。選手の家族(四国外の遠方に住んでいることがほとんど)にも、重宝がられているようです。NPBにも似たようなサイトがあるのかもしれませんが、この四国ILでは、まず100%の確率で誰かが対応可能でにあり、大半で全球速報しています(得点経過はもちろんストライク・ボールのカウント、さらには球速も)。
私の携帯電話のパケット代がかさむのは、本落書き帳の閲覧とこの四国IL速報が要因です(実際には定額契約していますが)。
この速報と言い、もちろん都道府県市区町村・落書き帳といい、
携帯電話から落書き帳の閲覧・書き込みを行うなど、時代を先取りする側面も持ち合わせている。
88のメンバー紹介よりですが、この手の世界に詳しくはありませんがメリット・楽しみを享受していることは確かです。