[51546] 千本桜 さん
私は土庄町へ2年間通勤経験もあり(
[46874]拙稿)、小豆島内も車で業務上走り回りました。よって、小豆島内は土地勘も(たぶん)メンバー随一あります。
【1】香川県土庄町の藩政村は、どのような合併を辿りながら現行土庄町に至ったかを教えてくださいますか。
こんな感じです。(すべて「小豆郡」)
年月日 | 新自治体名 | 対象自治体名 | 内容 |
M23(1890).2.15 | 土庄村 | 土庄村 | 村制 |
M23(1890).2.15 | 淵崎村 | 淵崎村,上庄村 | 新設/村制 |
M23(1890).2.15 | 大鐸村 | 肥土山村,笠ヶ滝村,黒岩村,小馬越村 | 新設/村制 |
M23(1890).2.15 | 四海村 | 伊喜末村,小江村,長浜村,滝宮村 | 新設/村制 |
M23(1890).2.15 | 北浦村 | 小海村,見目村,屋形崎村,馬越村 | 新設/村制 |
M23(1890).2.15 | 大部村 | 大部村,小部村 | 新設/村制 |
M23(1890).2.15 | 豊島村 | 家浦村,唐櫃村,甲生村 | 新設/村制 |
M31(1898).2.11 | 土庄町 | 土庄村 | 町制 |
S30(1955).4.1 | 土庄町 | 土庄町,淵崎村,大鐸村,北浦村,四海村,豊島村 | 新設 |
S32(1957).7.1 | 土庄町 | 土庄町,大部村 | 編入 |
藩政村が、そのまま現在でも大字になっています(豊島の大字は、昭和35年から「豊島家浦」「豊島唐櫃」「豊島甲生」に変更になりましたが)。
#小豆島(旧池田町・旧内海町も)は難読地名が多いです。上記の大鐸、大部、小部、甲生・・・読めますか?
【2】郵便番号を見ますと、土庄町淵崎などは域内が甲と乙に大別されています。それとは別に、土庄町には淵崎などの地名を冠しない甲・乙も存在します。土庄町甲と土庄町乙です。こちらの甲乙は本来なら土庄町土庄甲、土庄町土庄乙になるはずの甲・乙でしょうか。
上記【1】の回答でもお分かりのように、お見込みのとおり、土庄町の「大字なし地域」は、実質的には「土庄町土庄」です。場所としては、世界一狭い海峡としてギネスブックにも認定されている
土淵海峡から南西側(通称「前島」ともいう)が、「土庄町(大字なし)」地域です。
この「土庄町(大字なし)」地域では、通称では(郵便番号でも区分されている)「鹿島」「千軒」「柳」「小瀬」等と呼んでいます。
なお、土庄村の支村として鹿島村・大木戸村、支村的扱いとして家浦村・唐櫃村・甲生村があった、との記述がありますが、私はこの「支村」というものがよくわかっていません。
【3】Yahoo!地図情報で土庄町甲、乙を見ているのですが、私の住んでる地域では例のない区分けをしているようです。甲は人家のある所、乙は人家のない所と見ましたが、このように判断して良いのでしょうか。
コレは、私も詳細はわかりません。確かに、「甲」は街、「乙」は山、と聞いたような記憶はありますが定かではありません。現況は、おっしゃるとおりそういう区分けになっていますね。これは、私も他に例を知りません。地番をつけるときに、分けたとしか思えないのですが・・。
ちなみに、隣の「淵崎」は、市街地に「甲」があるのは承知していますが、「乙」がどこにあるのかは存じません。
【3】は十分答えになっていないので申し訳ありません・・・。