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落書き帳

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[59224]2007年6月18日
EMM
[59236]2007年6月18日
グリグリ
[59254]2007年6月19日
EMM

[59224] 2007年 6月 18日(月)18:06:00EMM さん
「田と畑」「蓮と蓮根」関係レス
レスしたい内容が分散しているので、散文的なレスになることをご容赦ください。


[59203] YSKさん
あのあたりはハスの栽培地域ですね。つっこませていただくのはたいへん恐縮ですが、レンコンが栽培されているのは畑ではなくて「水田」です。「畑」とは通常水を引き込まない耕地のことを指すようですよ(参考:拙稿[57348])。

[59206] かすみさん
ただ表現としては、蓮田と書いても一般にはピンと来ない気がするので普段は畑表記にしています。じゅんさいも本来は「じゅんさい田」ですよね。
新聞記事や自治体サイトでも使われていますしそこまで厳密に捉えておりません。ということでご了承下さい・・・。^^;

[59208] YSKさん
コメントありがとうございます。しかしながら、万人が見ることができる場所では、事情を知らない人も見ることができますので、レンコンが田んぼで作るものであることをご存知なのであれば、やはりそういう表現をしたほうが良いのではないかと感じます。「蓮田」が馴染みがないとお感じであれば、「レンコンの田んぼ」などと表現してもよいと思います。

金沢市の北部もレンコンの産地ですが、基本的には「レンコン田」でした。
ただ、「レンコン畑」(ただし言い方は「れんこんばた」)という人もいました(私もたまに使う)し、別にどっちだからどう、と言われることはありませんでした。
確かにことばの意味としては「水を張るのが田」「水を張らないのが畑(または畠)」なのですが、「水稲の植えられているのが田」「それ以外のものが植えられているのが畑」ととらえている人もいるようですし、「何を植えようと水田として使いうるところであれば田」ととらえる人もいる(そのためか「麦田」「豆田」という表現もされる)ので、どれが正当なのか、そもそもどれかが正当だと決めるのが良いことなのか、私にはよく分かりません。
あと、専門分野的には田も畑もひっくるめて指す「圃場」(公文書では「ほ場」)と言う言葉もあったりして、私はその場合に応じて田・畑・圃場を使い分けてます。

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[59209] 油天神山さん
 ところで皆さん、レンコンのことを「ハス」と言いますか? 私は「ハス」は植物の名称であって食べ物の名前じゃないだろう、と思っていたのですが、大阪市のど真ん中で生まれ育った妻が「ハスの天ぷら」と言うのを聞いてちょっと驚いたのです。これは地域的なものか、それとももっと個人的な、ぶっちゃけて言えば「誤用」か、どっちだろう。

[59210] inakanomozartさん
たしかに「ハス」というのは、本来植物名かもしれませんが、私の個人的イメージでは「レンコン」というと、田んぼから採ったばかりの泥のついたような状態を連想してしまいます。
調理されたものは「ハス」で、この場合「蓮」という漢字は思い浮かべません。
また、花は「ハスの花」です。(レンゲはレンゲソウの意味で使ってしまう。)

[59211] じゃごたろさん
植物全体としては「蓮」、「蓮」の根っこだから「蓮根」。蓮田が、「レンコン」を目的として栽培しているのでしょうが、「レンコン」が栽培されているのではなく「蓮」が栽培されている。

[59213] 千本桜さん
調理されたレンコンを食べているとき、ハスを食べているという認識はありませんが、これは地域性なのでしょうか。

まず、可食部を「ハス」と言うか「レンコン」と言うか、これは地域差があるようです。
石川では「レンコン」として売っていますが、新潟時代の近所のスーパーではすべて「ハス」となっていました。
全国的な分布はがどうなのか、は分かりませんが…

あと、植物全体をどう呼ぶか、これも地域差がある可能性があります。
石川では「ハス」単体で使われることはそう多く無いようです。食用として使われるものは植物全体も「レンコン」、主に切花として使われるものは「花バス」と言われます。
あと、「ハス」が使われるのは部分的な名称としてかなぁ…「蓮の実」「蓮の葉」「蓮の花」。

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[59213] 千本桜さん
水稲を陸稲に替えたら地目も「田」から「畑」に変更しなければならないのか、などなど分らないことが色々あります。
不動産登記上の話は[59220]リトルさんより書き込みがありましたが、私は農林水産省の統計上の扱いの話をば。
とは言っても統計の種類によって変わってくる可能性があるのですが、「耕地及び作付面積統計」というそのものズバリの項目を扱った統計の注意書きから抜粋すると、田は
「たん水設備(けい畔など)とこれに所要の用水を供給しうる設備(用水源・用水路)を有する耕地をいう。」
、畑は
「田以外の耕地をいう。」
となっています。
でもこれだと畑作物の植わった転作田はどうなるの?と言うのが分からない。
ところが田はさらに普通田と特殊田に分かれており、普通田は
「水稲の栽培が可能な状態である田をいう。」
、特殊田は
「普通田以外の田をいう。(水稲以外のたん水を必要とする作物(れんこん等)の栽培を基本とする田をいう。)」
とありました。
これからすると、「栽培のどこかのステージで湛水する必要の作物が植わっている圃場」が田、と言うことになっている…と取れます。
ちなみに畑も普通畑・樹園地・牧草地に分かれており、それぞれ
「畑のうち、樹園地及び牧草地を除いたもので、通常、草本生作物、苗木などを栽培するものをいう。」
「畑のうち、果樹、茶などの木本性作物を1a以上集団的(規則的、連続的)に栽培するものをいう。なお、ホップ円、バナナ園、パインアップル園及びタケノコの栽培を行う竹林を含む。」
「畑のうち、牧草の栽培を専用とする畑をいう。」
となっています。
と言うことで、竹林はタケノコを商業的に採取しているところならば畑(樹園地)です。
ハスの生えている沼は、自生しているものを採取しているという扱いで田畑のうちには入らないのではないでしょうか??
(あと、レンコンの地下茎はある程度水を抜かないと掘れるものではないので、沼に生えてるもので収穫しているとなるとせいぜい花くらいじゃないでしょうか??ところでハスじゃ無くってスイレンだった、って事は…千本桜さんなら無いと思いますが…)

なお、この統計は1年のうちの決められた時期に決められた地点の圃場の状況を調査して集計しているようなので、年度によって田畑転換があった場合はそれに応じて数字が移動しています。
一方、不動産登記の方は地主が申請する必要があるはずですよね?
手数料もかかるはずですし、畑として使っていても「田に戻しうる」場合は地目を田のまま使い続けている場合も多いんじゃないでしょうか。
不動産売買情報の土地売買のところを見ていると、地目が「田」になっているのに写真ではどう見ても家庭菜園だったり、下手すると埋め立てて駐車場になってたり…というのも見かけますし…

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以下おまけ。

[59214] 油天神山さん
「ぶっちゃける」は多分「ぶちまける」か「打ち明ける」から出たと思われ、決して新しい言葉ではなさそうですが、最近の若者言葉として「ぶっちゃけ」が多用(濫用と言ってもいいかも知れません)されているようです。
 うちの娘も時に「ぶっちゃけありえな~い!」などと言うので、「何を抜かしとるんじゃ」と思うのですが、どうかすると[59209]のように自分で使っていたりするので、汗顔の至りです。
元々は[59221]きまぐれさんのおっしゃるとおり乱暴な言葉だったのでしょうが、時代が下ってややくだけた会話で使われる様になった、てな感じですかね。
それでもそんなにあちこちで多用されるような言葉ではなかったはずなのですが、数年前とあるテレビドラマの主人公が「ぶっちゃけ○○」というのを連発したことから急に広まったようです。
でも、油天神山さんのお子さんが「数年前のテレビドラマなんか見てない」様なお年だとすると、そのドラマのちょっと後に始まったテレビアニメの影響かもしれません。
ドラマは終わって数年たってますが、アニメはシリーズ化して今でも続いているので、波及効果はアニメの方が大きいかも。
私はどちらも見ていないので深い話はできませんが、ドラマは「木村拓哉 ぶっちゃけ」、アニメは「ぶっちゃけありえな~い」(「~」を必ず入れて検索するのがポイント)で検索すると具体的なところに行き当たることでしょう。
……って、「見てないはずの奴が何でそんなところまで知ってるんだ?」って突っ込んじゃ、ダメ、ダメ♪
[59236] 2007年 6月 18日(月)22:38:59オーナー グリグリ
ハス(蓮)とレンコン(蓮根)
[59209] 2007 年 6 月 18 日 (月) 05:45:28【2】 油天神山 さん
私は「ハス」は植物の名称であって食べ物の名前じゃないだろう、と思っていたのですが、大阪市のど真ん中で生まれ育った妻が「ハスの天ぷら」と言うのを聞いてちょっと驚いたのです。
[59210] 2007 年 6 月 18 日 (月) 06:28:00 inakanomozart さん
[59211] 2007 年 6 月 18 日 (月) 06:44:15【2】 じゃごたろ さん
[59213] 2007 年 6 月 18 日 (月) 07:36:08 千本桜 さん
他、多くの皆さんが反応されていますが、

ハス(蓮)とレンコン(蓮根)の話題に首を突っ込ませてください。

私の子供時代には金沢近郊で蓮根栽培が盛んだったことから、煮〆(煮しめ)として普通に蓮根が食卓に上りました。シャリっとした歯応えと糸を引く様が面白く大好きな食材の一つでした。故郷を離れてからはなかなか美味しいレンコンに出逢えていません。その頃は「レンコン(蓮根)」でしたね。ハス(蓮)と言えば「蓮の花」の方を連想します。仏壇など仏事などでも蓮の花は馴染みでしたから(浄土真宗の影響が強いかな)。

その後、結婚したあとのおせち料理に「酢ばす」が出てきてハス(蓮)を食品名に使う例を知りましたが、これ以外には思い当たりません。「ハスの天ぷら」ではなく「レンコンの天ぷら」がフィットしますね、私は。
#ハスの天ぷらだと蓮の花を揚げたのかなんて思ってしまいそうです(f^^;

>EMMさんへ
金沢のレンコンというと八田みみずの八田辺りが産地だと思っていたのですが、調べてみると、旧小坂村が産地だったんですね。それとも小坂村周辺として八田も産地に含まれているのでしょうか。
[59254] 2007年 6月 19日(火)01:37:31EMM さん
地元ネタ2題
[59236] オーナー グリグリ様
金沢のレンコンというと八田みみずの八田辺りが産地だと思っていたのですが、調べてみると、旧小坂村が産地だったんですね。それとも小坂村周辺として八田も産地に含まれているのでしょうか。
加賀れんこんの概要については金沢市農産物ブランド協会と言う団体が作っているいいね金沢 加賀野菜と言うHP中のれんこんの説明ページが分かりやすいです。
栽培が始められた江戸時代は大樋町付近での栽培だったので「大樋れんこん」、明治に入り小坂村内で広く栽培されるようになり「小坂れんこん」、後に県外出荷される分は「加賀れんこん」とも呼ばれるようになっています。
小坂村内でも元々は小坂・三池・神宮寺・大衆免(現・元町付近)・浅野と言ったあたりが主な栽培地だったのですが、金沢の市街地が拡大するにつれて浅野川に近い方はレンコン田が無くなっていき、その代わりに小坂村でも北の方…現在の千坂小学校校下の方に広がっていったようです。
それでも長らく小坂町・三池町が栽培の中心だったのですが、小坂町はここ20年ほど、三池町にしてもここ10年ほどの間にレンコン田が激減してしまい(かろうじて0ではない)、旧小坂村域での現在の栽培の中心は横枕町・金市町・千木町付近…丁度金沢東インターの周辺…となっています。
現在は旧小坂村以外の地域…薬師谷とか、才田とか、津幡町とか…にも広まっていますし、小坂地区の農家が河北潟に出耕作もしていたりもするので、「小坂れんこん」という名称はあまり使われなくなり、出荷箱は全て「加賀れんこん」となっています。
八田町は…産地としては挙げられてませんね。でもレンコン田が1~2枚ぐらい有るのは見た記憶があります。多分作られ始めてからそんなに経ってないんじゃないかと。
私の子供時代には金沢近郊で蓮根栽培が盛んだったことから、煮〆(煮しめ)として普通に蓮根が食卓に上りました。シャリっとした歯応えと糸を引く様が面白く大好きな食材の一つでした。故郷を離れてからはなかなか美味しいレンコンに出逢えていません。
現在こちらで作られている品種は‘支那白花’と言う品種で、歯ごたえよく、デンプン質が多くて粘りが強く、味は天下一品…と言われています。
(他の品種と食べ比べたことがないのでどの程度なのか分かりませんが)
この品種は昭和40年代に‘支那蓮種’と言う品種から選抜育成されたと言うことで、グリグリさんの子供時代だとギリギリ品種の切り替わりの境目頃かもしれません。
そう言えば手持ちの資料に千葉県でもこの品種でレンコンを作って居るところがあるようなことを書いてあったのですが、原稿がちょっと前のものなので今でも作っているかどうかは分かりません。
その後、結婚したあとのおせち料理に「酢ばす」が出てきてハス(蓮)を食品名に使う例を知りましたが、これ以外には思い当たりません。「ハスの天ぷら」ではなく「レンコンの天ぷら」がフィットしますね、私は。
石川だと酢れんこんですね。
他の料理でも「れんこんのみそ汁」とか「蓮根羹」とかとにかく「れんこん」なのですが、唯一「はす」が使われる料理がありました。
それは「はす蒸し
なぜこれだけが「はす」なのかは謎。他から入ってきた料理法なのかも???

#余談ですが、グリグリさんの文中にチラッと出てくる「八田みみず」。
何者かをご存じの方はほとんどいらっしゃらないと思いますが、このハッタミミズというのは体長60cm~1mも有る長~いミミズで、日本では金沢市八田町付近の水田にしか生息していません。
同種のミミズはフィリピンやインドネシアなど東南アジアに生息しているそうで、江戸時代の加賀の豪商・銭屋五兵衛が東南アジアと密貿易を行う中で持ち込んでこの地に定着したのでは?と言う説もありますが、具体的なところは不明です。(参考ページ

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[59238] オーナー グリグリ様
とくに石川県の場合、地元の会話においても加賀、能登は頻繁に使われます。出身地や居住地などを特定する場合に、石川県よりも加賀や能登の方が頻度高く使われる、もしくは意識して使うような気がします。
加賀と能登を比較した場合も、加賀よりも能登の方がこの傾向が強いでしょう。加賀は加賀市を特定する場合にはまず使いません。加賀市を特定する場合は加賀市ですが、日常的にはあまり使わないと思います(大聖寺、動橋など主要地域名を使う)。能登は半島名からの特定のように思われるかもしれませんが、地元の感覚では旧国名ですね。
今でもそんな感じです。特に能登の人、中でも奥能登方面の人と接していると感じますね。
加賀方面は「加賀と金沢で更に分けられる場合がある」「加賀市という名称もある程度定着してきてして、加賀…で加賀市を指すような会話も時になされる(とは言ってもやはり大聖寺、山代、山中、橋立、塩屋、…と言った旧町村名を使う方が多いような。動橋は使われる頻度が低くなってるかも…)
そりゃ性格的には「石川県の下位区分の地域割り」的な使われ方になってますし、その境目は旧国境と違ってかほく市と羽咋郡の間になっちゃってますし、どうにかすると衆議院選挙の選挙区の関係で河北郡・かほく市が「中間地域」的な扱われ方することもありますが、それでもなお石川県における「加賀」「能登」は旧国を引きずったものである、と捉えて良いと思います。
この場合の「能登」が「能登国」か「能登半島」か、と言うのも問われるだろうと思いますが、地形的に能登半島に入る氷見市はあくまで「越中」で、「能登」ではない…と言うのが石川の人間の感覚ですので、やはり「能登」は「能登国」由来の地域区分なんですね。
でもこれ以上のことは…上手く言葉で説明できないんですが、とにかく石川県における「加賀」「能登」という地域区分は「県>旧国」でもあり「県<旧国」でもあるとしか言いようが無いです。
この辺の感覚は、何というか、石川の人間、特に能登の人と直に接してもらって感じてもらうしかない…と言ったところでしょうか。

#でも旧国が隣県と跨る形にならなかったからこそ今でも旧国を引きずっている、と言うことなんでしょうね、多分。

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おまけ。
[59252] ぺとぺとさん
この重複、EMMさんに[59207]でやんわりと指摘されるまで全く気付いていませんでした。せっかく、関連記事をまとめていただいたのに恐縮至極です。。。
白状しますと、[59161]は中身を見落としてました。
[59205]を見ていろいろと調べているうちに、「そう言えば軽井沢だかどっかあっちの方の物件の投稿記事を見て回りを見渡していたら何か見つけたのを書いてなかったぞ」というのを思い出して[59207]の後半を書き足したのでありました(汗)。


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