都道府県市区町村
落書き帳

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[67713] 2008年 12月 25日(木)22:27:19伊豆之国 さん
不適切な市代表駅
[67692]ペーロケさん
過去ログにもさんざん話題に上りましたが、そもそも、代表駅ってどうやって決めているんでしょうね
[67696]Issieさん
浦和か大宮か,と聞かれたら,私はやっぱり 浦和 に軍配を上げたいな
JTBの時刻表に出ている「市の代表駅」、私から見るとかなり疑問だと思うもの、「今市」理解できないものが結構あると思うのです。市の代表駅については、[49064]デスクトップ鉄さんの「市代表駅」という力作があり、JTBとの考え方の違いが興味深く見とれるのですが、私なりに「疑問に思う代表駅・変更すべき代表駅」について、次にいくつか書いてみたいと思います。

市名時刻表の代表駅変更案理由
志木市志木柳瀬川志木駅は志木市になくて新座市。志木駅はむしろ新座市の代表駅にふさわしい
四條畷市四条畷忍ヶ丘四条畷駅は四條畷市になくて大東市
横須賀市横須賀横須賀中央私鉄駅のほうがJR駅より明らかに繁栄([65342]
四日市市(JR)四日市近鉄四日市同上
日光市今市東武日光市役所は今市にあるが、大観光地の市名を冠する駅を([65342])。JR駅より優位
由布市庄内由布院鈍行しか止まらない市役所最寄り駅より駅の格でも明らかに上
橿原市畝傍大和八木近鉄の主要駅。利用客数その他で雲泥の差

‥などですが、私が特に疑問に感じているのは、合併によってできた新市で、乗降客数・駅の格(特急停車駅など)・駅周辺の繁栄度などで明らかに市の「顔」にふさわしい駅があるにもかかわらず、それを差し置いて、前記のいずれにおいても「格下」にしか思えない駅が「市役所の所在地」というだけで代表駅になっていることが見られることです([49004] ぺとぺとさん)。例示した由布市はその典型ですが、もし「市役所の最寄り駅」を取るとなると横浜市は関内に、京都市は地下鉄の京都市役所前駅ということになってしまいます([49064]デスクトップ鉄さん‥前出)。横須賀と四日市については、岡崎市の代表駅を名鉄東岡崎駅に変えたのならばこれらも当然変えるべきだと思います。
[68317] 2009年 1月 13日(火)18:48:33maki さん
第二十一回 全国の市十番勝負の感想&反省文(後編)
では、2日にまたがってしまいましたが、感想文の後編です。


問七:鉄道駅が一つだけの市(1社1駅、駅の所在地で判断)
解答 四條畷市(金メダル!!)

問題を見て最初に思いついたのは『JRの駅が一つの市』という共通項。
そうだと思って地図を確認し、四條畷市(片町線忍ケ丘駅)を解答。が、痛恨の見落とし。
「八潮(つくばエクスプレス)と伊勢原(小田急小田原線)にJRなんか通ってないじゃん…!」
そうだと気づいたのは想定解が残り少なくなってきたころでした…。
しかも、あれが共通項だったら三沢市も該当してたはず。
該当しない理由が分かったのは久喜市の場所を地図で見ていたら、
「ん、もしかして1つの鉄道会社だけなのか?久喜にはJRと東武が通ってるし。」
…というわけでした。金メダルを取れたのは嬉しいのですが、なんかすっきりしませんでした。
ちなみに、四條畷駅は大東市にありますよね。有名なものでは、「品川区にない品川駅」とか。
他にも、新座市にある志木駅(東武東上線)、海老名市にある厚木駅(小田急線・相模線)などがそうでしょうか(もっとも、海老名市は想定解ではありませんが)。
厚木市にある愛甲石田駅(同じく小田急線)、東村山市にある秋津駅(西武池袋線)はなかなかの盲点でしょうか。



問九:同一県内の市にのみ囲まれている市(海や大きな湖にも面していない)
解答 昭島市(37位)

問題市を見ても見当がつかなかった問題。
問三と同じく、アナグラムヒントで分かりました。
が、解答時に石岡市が霞ヶ浦に面していることをうっかり忘れていました。
何回も通っているのになんで忘れてたんだろう…!
大和市(神奈川県)が×なのは町田市(東京都)に面しているからですよね。
解答は居住地の東京から選びました。


問十:「か・が」で始まる市
解答 神栖市(23位)

真っ先に思いついたのは『「鹿」の字がある市』でしたが、明らかに想定解が少なすぎるので考え直し。
そのうち、問題市をぶつぶつ読んでいました。
「えーと…かづの、かしま、かぬま、かしま、かのや…はっ!?」
これは盲点でした。で、問一で誤答だった神栖市を解答。
しかし、分かった瞬間は蒲郡市が?でしたが。


*売り切れ3問  問八は分かりました。問二と問四はさっぱりでした。



今回のまとめ

総合成績は7勝5敗(第十八回と同じ)、正答数ランキング33位、メダルランキング8位と、
かなり調子が悪かった回でした。
それでも初の金メダル獲得は嬉しいのですが、やや不本意な結果に終わりました。
次回こそは完答したいけど、そうもいかなそうだな…。
ところで、通算の未正答県を数えたところ、残り32道府県でした。


あと、これは個人的なことなのですが、変換ミスが多かったですね。
「誤答数」を「五島数」とか、「調子」を「銚子」など。
あげくのはてに「並んで」を「奈良んで」と書いたり、「なんとまあ」を「南砺まあ」と変換ミスする始末。
全くお恥ずかしい限り。これからはちゃんと確認しないといけませんね。


「外出ネタ3つ(栃木・茨城・神奈川)」+「茨城への途中で思いついたネタ」は後日報告します。


グリグリさん、今回も楽しい問題をありがとうございました。
第二十二回もよろしくお願いします。
(参加できるかどうかは微妙ですが…)
[74082] 2010年 1月 31日(日)22:01:35hmt さん
四条畷問題 (1)俗字だった「条」が 当用漢字・常用漢字で表舞台に
[74077] KK さん  条と條
市では7年前から、正式名称である「四條畷」に表記を統一するよう要請し、現在ではJRの駅名だけが「四条畷」のままのままなのだそうです。ところが、JRでは、「駅名の変更には数億円かかる」として、市が費用を全額負担するなら、との立場。

この落書き帳で何度か言及された「大東市にある四条畷駅」ですが、四條畷市が 隣の市の駅 に対してまで 表記統一を要請していることには 驚きました。

最初に確認しておくと、“現代の国語を書き表すための漢字使用の目安”として定められた常用漢字表(昭和56年内閣告示第一号)にある文字は 「条」です。括弧に入れた(條)が添えてあり、明治以来行われてきた いわゆる康熙字典体の活字 との つながり が示されています。

諸橋大漢和辞典には、「条」は“「條」の俗字”とあり、出典「宋元以来俗字譜」が記されていました。
中世近世の日本でも実際に広く使われてきた字のはずですが、戦前までは「條」が正字とされてきました。
同様の事情は、台・広・浜・沢など多くの漢字にもあり、1946年よりも前に成立し各市は、当然のように旧字体を正式としていました。

戦後の 1946年に行なわれた国語改革施策により、従来「俗字」として扱われてきた平易な字体が、「当用漢字」の字体として表舞台に登場しました。いわば、正規の文字の座を獲得したわけです。
その結果、仙台市・広島市・帯広市・横浜市・浜松市・八幡浜市・新居浜市・浜田市・長浜市・金沢市・米沢市・藤沢市・岩見沢市などは、格別の名称変更手続きなしに、新字体を使うようになりました。

第5次吉田内閣時代のことですが、町村合併を機会に、地名をわかりやすくすることに考慮を払われるようにという 国語審議会会長からの建議(1953/10/8)がなされたことがあります。[15792](削除)で紹介されていたこの建議に挙げられていた例です。

むずかしい漢字の例:長崎県の豆酘(ツツ)村,鹿児島県の頴娃(エイ)町, 石川県の羽咋(ハクイ)村など
文字はやさしくても、読み方のむずかしい例:和歌山県の学文路(カムロ)村,愛知県の挙母(コロモ)市など
平易な地名を選んだ例:長野県「茅野町」は「ちの町」とかな書きした。東京都では区を合併した際「飛鳥区」「春日区」などの案を退けて「北区」「文京区」とした。

その少し後で 挙母市→豊田市 の改称がなされましたが、これはもちろん 地名平易化だけが動機ではありません[61759]

戦後間もない時代に仙台市・広島市・横浜市・金沢市など多くの都市の表記が当用漢字体になったことは先に記しましたが、実は 1958年になってから、旧字体の市町村を当用漢字の字体で表記することを可とする公式見解が出されています。

この件を詳細に説明した[15805]も削除されているので、[74061]では、[15836]中の引用に残った一部を紹介しておきました。
当用漢字から10年以上も経てからこの通達が出された理由は、おそらく不動産登記手続等において新字体を使っても有効であることを確認する必要が生じたためと推測します。

各都道府県知事宛の自治庁通知には別紙が添付されており、法務省と文部省とに確認した結果であることを示しています。【3項目のうち第1項のみ記す】
------------------------通知--------------------------
昭和33年4月21日 各都道府県知事宛 自治庁行政局長
市町村の名称の字体が当用漢字字体表にない従来の字体である場合において、当用漢字字体表の字体を用いて書き表わすこととしても、地方自治法第3条第3項の規定による名称変更に該当しないものである。
-------------------------別紙-------------------------
昭和33年3月13日 市町村の名称の書き表わし方の疑義について 自治庁行政局長
市町村の名称の字体が当用漢字字体表にない従来の字体である場合において、今後当用漢字字体表の字体を用いて書くことは、地方自治法第3条第3項に規定する市町村の名称の変更とはならないものと解するが、当用漢字字体表の取扱上の解釈はどうか。
回答(法務省民事局長心得)
貴見のとおり。
回答(文部省調査局長)
その文字が当用漢字表の範囲内のものであるときは、貴職の御見解のように取り扱つてさしつかえないものと解釈します。
--------------------------------------------------

余談ですが、文部省回答に「参考」として記された「公用文作成の要領」の中の「4 地名の書き表わし方について」の4項には、次のように記されています。
さしつかえのない限り、当用漢字字体表の字体を用いる。当用漢字表以外の漢字についても、当用漢字字体表の字体に準じた字体を用いてもよい。

“準じた字体”というのは、なかなか融通が利く言葉です。森鴎外[65968]の「鴎」や、剱岳[53057]の「剱」の類を許容するということでしょうか?
[74086] 2010年 2月 1日(月)14:15:11【1】hmt さん
四条畷問題 (2)後発の四條畷市が、「條」への統一を要望しても…
戦後の国語政策の一環としての地名平易化の動きを [74082]で紹介しました。
その反面、戦後に成立した市であるにもかかわらず、五條市・四條畷市は旧字体の「條」を使っています。
戦前派の三条市・西条市が当用漢字体を使っているのに、戦後生まれが「條」とは逆のようですが、五條町・四條畷町の固有名称部分を承け継いでいるだけなのでしょう。

[52747] Issie さん
「四條畷市」の前身の「四條畷村」の発足は1932年4月1日,「甲可村」からの改称ですね。(中略)恐らくは村域内(大字南野)にある 四條畷神社 にちなんで,昭和になってからわざわざ「四條畷」を称したものなのだろうと思います。

遡れば古代の条里制に由来する地名で、中垣内の一条から北に並行して寺川が二条、野崎が三条(合せて南条)、四条畷駅付近が四条、宮谷川以北が五条(合せて北条)と推定されるそうです(角川地名大辞典27巻p.1558)。
畷(なわて)とは、水田の中を条里にそって伸びる真っ直ぐな道(縄手道)のこと。

でも四条畷という地名が広く世に知られたのは太平記でした[52771]
高師直の足利勢に対し、南朝側は楠木正行(まさつら)が一旦は奇襲に成功。しかし、結局は敗れた四条畷の戦(1348年)。
この戦場は、南側にあった河内郡の四条(縄手町>枚岡市>東大阪市)とする説もありますが、讃良郡の四条が有力です。主要合戦場は現在の大東市域と推測されますが、四條畷市域にも及んでいたでしょう。

王政復古を果たした明治政府は、500年余前に短期間実現した建武の新政がらみで 忠義の働きをした楠木正成・正行父子を大いにたたえました。当地関連では、先ず 30坪ほどだった小楠公墓所を大拡張して巨大な石碑を建てました(1878)。更には神社の創建も認可し、明治23年(1890)に楠木正行を祭神とする 別格官幣社・四條畷神社 が飯盛山麓に鎮座しました。

神社認可の 1889年に施行された町村制。大阪府讃良郡(1896年から北河内郡)に 「四条村」が誕生 したのは、明治の楠公ブームにあやかったものでしょう。でも、四條畷神社が立地した隣村は「甲可村」でした。

条里制の三条だった 「野崎」という地名から連想されるのは 野崎観音・慈眼寺です。
近松門左衛門の「女殺油地獄」の舞台でもあり、♪屋形船で参ろ…という東海林太郎の「野崎小唄」でも知られます。この付近は、もともと大阪から深野池でつながる地帯でした。大和川付替[47413]の後は 寝屋川水系の水運が利用されました。

このように水運中心だった交通体系に変化をもたらしたのが 浪速鉄道【関西鉄道を経て 1907年国有化】でした。
明治28年(1895)に 大阪市の片町駅から四条村までが開通し、「四条畷駅」が作られました。初期には観音の縁日だけ臨時停車した野崎も 1912年からは常設駅になり、やがて自動車交通も発達して水運は衰えました。

公共施設に使われる「四条畷という地名」は、四条村の鉄道駅を皮切りに、中学校・郵便局・警察署・高等女学校と 甲可村内を含め 続々と増え、これらに追随した形で、1932年には甲可村が 「四條畷村」と改称 するに至りました。

この四條畷村が1970年に「四條畷市」になったのですから、後発もいいところですが、それでも、四條畷市からの要請に応じた大阪府条例【平成15年第81号】により、府立高校・保健所・警察署などが四条畷から四條畷に表記変更されたようです。[47077]にリンクされたニュース参照。
でも、四條畷市内にあるわけでもなく、四条村の時代から1世紀以上も「四条畷」を名乗っている片町線の駅に対して、「四條畷」に揃えてくれと要望するのはどうかな? というのが実感です。

[74082]で紹介した、国による地名平易化政策にも反することです。この政策自体も、現在どうなっているのか疑問ですが…

私としては、[74077] KK さんの意見
それにしても、「条」も「條」も、字としては同じですし、そんなにこだわらなくても、と部外者としては思ってしまいます。
にも共感しつつ、塩竈市[74061]のように、現実を見据えた「大人の態度」で 文字に接して欲しいと思うのでした。

最後にひとつ。
この記事は、一般地名としては「四条」と書き、自治体名は市区町村変遷情報の表記を用いました。
1889年の「四条村」も 大阪府市制町村制施行 により記載したのですが、念のため 1952年の町制・1956年の市制 を確認してみたら、四條村→四條町、四條町→大東市となっています。

“そんなにこだわらなくても” に共感しながら、実際の行動は違うことになりますが、こうなると他の資料を確認したくなります。
[69698] むっくん さんのリンクからコマを進めた 大阪府町村制施行時の 府令第17号 は「四條村」。
新旧対照市町村一覧改正新旧対照市町村一覧 も同様。

おやおや。公式の表記は正字の「四條村」だったようです。
それほど固いことを言わない私鉄時代の命名だったから、駅名に俗字の「四条畷」が使われたということか。

蛇足:宗谷本線の「旭川四条」駅は 「あさひかわよじょう」。
なお、旭川駅が「あさひがわ」だった国有鉄道時代も、旭川四条は濁らない「かわ」でした。
[74091] 2010年 2月 2日(火)19:21:37hmt さん
四条畷問題 (3)地名の漢字
[74087] 88 さん
#市区町村変遷情報の市制町村制施行時の情報(大阪府)は、実は一昨日(1月31日)に完成したばかりです。

そうでしたか。実は1月31日に閲覧した際、摂津・和泉の市町村があるのに、見ようと思った讃良郡四条村など、河内の市町村が入力されておらず、不思議に思っていたのです。まだ工事中だったのですね。

翌2月1日になり「入口」の讃良郡四条村を確認し、引き続き「出口」の北河内郡四條町【修正前の記載】を見て、“出入口表記の不統一[55926]”を知り、[74086]を書いたのでした。

この場合、“原則として 常用漢字で表記する”という 88 さんの編集方針(1) が示されていた[56275]わけですが、それが私の頭の中には入っておらず、今回の記事と修正により、改めてこれを認識しました。自治庁通知に関する記事[67802]も忘れていました。

官報情報検索サービスで検索できる限りでの、自治省告示等は、次のとおりです。まったく、一貫しておりません。

確かに一貫していません。混乱回避のためには、告示する自治省や、届出をする府知事の段階での一貫した事務処理を望みたいところです。
しかし、「当用漢字への置き換えを許容する」ものであっても、「置き換えなくてはならない」という性格のものではないので、法令上、すべて新字体で事務処理する義務はないものと思われます。

さて、四条村から四条町になった1952年には正式の「條」で届出がなされ、告示されました。
ところが、その四条町が大東市になり廃止された1956年には、普通に通用していた「条」で処理されたということは、単純に個別事務処理の問題ではないのかもしれません。

実は、この期間こそは、まさに昭和大合併が推進された期間であり、1953年の町村合併促進法成立を受けて、国語審議会から内閣総理大臣への建議「町村の合併によって新しくつけられる地名の書き表し方について」(昭和28年10月8日)がなされました。

文化庁の 国語シリーズNo.21 公用文の書き方資料集 の中の pdf資料 30/33頁に収録されており、[74082]でその一部を紹介していますが、合併を機会に平易な文字・読み方にしようとするものです。

大東市を置く告示が当用漢字の「条」で記され、四條畷町の方も、1961年の田原村編入時には「条」を使ったのは、昭和合併時代のこの流れに沿ったものであると解釈されます。

ところが、1970年の四條畷市成立の頃ともなると、漢字制限的な色彩を持つ当用漢字の支配力は衰えてきて、復古調の旧字体「條」が堂々とまかり通ることになりました。
その逆行現象を更に進めたのが、[74077]で紹介された近隣公共施設の旧字体化という要請なのでしょう。

参考までに、1946年11月16日 当用漢字表の「まえがき」からの抜粋
1 この表は、法令・公文書・新聞・雑誌および一般社会で、使用する漢字の範囲を示したものである。
1 この表は、今日の国民生活の上で、漢字の制限があまり無理なく行われることをめやすとして選んだものである。
1 固有名詞については、法規上その他に関係するところが大きいので、別に考えることとした。

約35年後、1981年10月1日 常用漢字表の「前書き」からの抜粋
1 この表は,法令,公用文書,新聞,雑誌,放送など,一般の社会生活において,現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安を示すものである。
2 この表は,科学,技術,芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない。
3 この表は,固有名詞を対象とするものではない。

「使用する漢字の範囲」から「目安」へとトーンダウンし、「漢字の制限」という言葉は消え、固有名詞は対象外とされました。

地名の漢字ということになると、当用漢字の時代から、建前としては無制限でした。
文化庁の 国語シリーズNo.26 国語問題問答第3集 の中に 地名の漢字についての Q&A があります。pdf資料 の 10/14頁。
-------------------むずかしい地名-------------------
【問】地名の漢字は自由ですか。ずいぶんむずかしい漢字や、むずかしい読み方がありますが。
【答】今日のところ、地名の漢字については何らの制限がありません。しかし、それも昔からのものはいたし方がないとして、これから新しくつけるものは、なるべく当用漢字表以内の字でまかなうようにというのが、その決定当時からの希望でありました。
これに続き、先に記した昭和大合併の際の国語審議会建議に言及し、その全文を引用しています。

昔から使われてきた漢字はしかたがないが、新しい地名はなるべく常用漢字にしたい。
しかし、ぜひ旧字体を使いたいという四條畷市の動きをを止めることもできない。
常識的ですが、こんな結論になるのでしょう。
[74098] 2010年 2月 3日(水)23:15:14hmt さん
四条畷問題 (4)駅名の漢字
[74094] KK さん
自治体の名称については、特に手続きすることなく新字体を使うようになったとのことですが、国鉄の駅名についてはどうだったのでしょうか。

石野哲:時刻表名探偵(1979)p.240より。
「条」は「條」の旧字体である。四条畷駅と五条駅の開業したのは戦前だから、鉄道公報は当然「條」で出ている。戦後の21年11月16日「当用漢字表」が告示されたが、これが新字体となるのは24年4月28日の「当用漢字字体表」の告示によってで、国鉄の駅名も、当用漢字にある漢字は、自動的に新字体に読み替えられた(公報を出し直してはいない)。
これに続いて、新字体以後の五條市と四條畷市とは、意識的に「條」の字で市名を決めたことになる と記載。

和久田康雄:私鉄史ハンドブック(1993)p.129より
浪速鉄道
1895.8.22 開業 片町-四條畷 8M05C

私鉄時代も四條畷だったようです。筆が滑って[74086]に記した “それほど固いことを言わない私鉄時代の命名だったから、駅名に俗字の「四条畷」が使われたということか。” は取り消します。
[78396] 2011年 5月 22日(日)00:55:04桜トンネル さん
第三十一回全国の市十番勝負の奮闘記(後編)&沼田市
それでは後編です。完答の望みをつなぐことのできたところから始まります。

●問二:福知山市【6位】([78073]) 2011 年 5 月 1 日 (日) 15:48:29
■単独の編入で郡を消滅させた市

この問題は類似問題を作っていたこともあり、もう見た瞬間に「編入合併関連や」とは思っていたんですよね。
「綾部市は一部編入しとったし、大田市は新設合併で無効や」ってことは開始10分ちょっとで全部わかっていたんですが、「最後の合併が編入合併」だと思っていたので、「神戸市」を放り込むも×。
まぁ、これも想定解数がいくらあるのかわからないですよね・・・実際、3分の1以上の市が該当しているのかな?
そこから「編入合併」というテーマはわかっていても、日付、曜日、編入した町村数など共通点はあまりなかったんですよね。
しかし、佐賀市と西尾市が3町を編入合併していたことが共通点だったので、そっち関係だと思って、同じく3町を編入した「福知山市」を解答すると正解(^^;。
結局本当の共通項が分かったのは第三ヒントでしたね。
確かに今まで「郡消滅」の観点がなかったんで、いつかは出るとは思っていたんですが、こんな風にして出されると分からなくなっちゃいましたね。
でも、福知山市が編入合併だったとは知らなかったです。
どこか福知山市は新設合併のような感じがしたこともあり、迷彩のつもりで福知山市を投入したんですけどね。
解答市の中で明石市や氷見市、五條市、会津若松市、敦賀市なんかはこの問題の中ではかなりお気に入りですね。
五條市を銀メダルの時点で解答できるのはすごいですよね。
どうしても平成の大合併のときの2村編入に目が行ってしまい、昭和の大合併のときの編入にはまったくマークしていなかったですし。

●問七:えびの市【銀メダル!!】([78085]) 2011 年 5 月 1 日 (日) 23:36:37
■ひらかなを含む市(市役所の郵便番号の大きい順)

この問題だって「ひらがな市が31市あるから、それが何かの順番に並んでいるんやろう」とすぐにわかりました。
しかし、それがあいうえお順でもなんでもなかったので、わけがわからなかったんですよね。
そして、大龍エクスプレスさんの解答からひらがな市であることは確信が持てました。
まぁ、なんとなく南から北へ行っているんじゃないか、ということも(^^;。
そこで、恒例のある秘策を行うと一発で郵便番号順に並んでいることがわかりました。
解答の順番通りに「えびの市」を解答しました。
なんともこの問題は「ひらがな市」はわかっていたのに並び方を解くのにかなり時間がかかってしまいましたね。
とはいえ、秘策を使って一発でわかるのならば、もっと早くすべきでしたね。
このあたりに頭が回っていないところがもう絶不調ぶりですよね。
それにしても、なんで郵便番号はこんな変わった並び方をしているんでしょうね?

なんとか4問を正解し、完答の望みもつないだうえに1位へと躍り出ました。

●問四:神戸市【金メダル!!!】([78093]) 2011 年 5 月 2 日 (月) 01:10:54
■「四」か「月」の文字が入る駅がある市

この問題は今日わかったばかりなんですよね(笑)。
実際、数字にはずっと引っかかっていたんですよね。
四街道市(四街道町)、大月市(七保町)、大東市(四条町)、松山市(三津浜町、五明村)などがありましたからね。
しかも隣接系も疑っていたんですよね。
しかしどちらも札幌市はなかったんで、この考えを捨ててしまったことがかなり痛かったですね。
僕はてっきり短期大学方面だと思っていました。
でも、四街道市は短期大学ではなく、もう大学になっているんですよね。
まぁ、その方面と考えていたんで、短期大学ではなくなったところも多くあり、短期大学も多い「神戸市」をひとまず投入しておこうと思うと正解(^^;。
この問題はヒントでも全然わからなかったですね。
時間がなかった関係もあるのですが、大東市と四條畷市がでてきた時点で「これもう絶対“四”関係しとうな」っては思っていたんですよね。
ちなみに「四條畷市がOタイプってなんでなんやろ?」と思っていたんですが、血液型だったんですね(^^;。
他には「市町村名に含まれる数字の月に合併した」とかも考えたのですが(これが意外と該当するんですよね)、まぁアナグラムで違うと分かったわけですね。
それで「3月の翌月」はわかったんですが、「4月がどうしたの?」って感じで全く分からなかったうえに、「駅名に4月」を「4月に駅名」と読み間違えて、4月に駅が設置されたところだと今日まで思っていました。
でもずっとしっくり来ていなかったので、もう1回調べてみようと思ったら、かなり遠回りもしながらやっとわかりました(^^;。
こんなに時間がかかるとは僕も思ってはいなかったですね(笑)。
まぁこのように複数該当するパターンは過去に何度も苦戦していますが、まさかここまで解くのに時間がかかるとは思ってもみなかったです。
お題ではなんとも札幌市にやられたという感じでしょうか。
解答も序盤は大都市ばかりで調べるのにはかなり大変でしたしね。

●問六:岡山市【4位】([78110]) 2011 年 5 月 2 日 (月) 14:45:29
■複数の市を含む合併を行った市(推計人口順)

この問題は大都市ばかりが並んでいた上に、解答も出ていなかったのでほうっておきました。
すると、問六の解答が出始めて、新潟市が出たあたりで「これは市の合併が関係しとうんちゃうか」とは思ったのですが、肝心の順番がわかりませんでした。
それで順番通りに検索をかけると、人口順が見つかったのでそれしかないだろうと。
とはいえ、このときはまだ市名の消滅のほうを考えていたので、なぜ37市になるのかわからずに「岡山市」を解答しました。
岡山市の使用は2009年7月開催の第二十三回以来となりました。
まぁこの時も4位だったんですが、今回2回目の使用となった下野市と岡山市ともに4位の解答だったことは偶然だったのかなぁ?

●総括

今回は10勝2敗(前回10勝2敗)、正答数ランキング1位(前回4位)、メダルランキング2位(前回1位)、メダル金2銀2(前回金6銅1)と前回と比べると少し成績が落ちてしまいました。
また今回は15回目の完答、16回目のメダル獲得、11回目のノーヒント完答となりました。
そして、合計メダルランキングでは白桃さんを追い抜かし単独2位に浮上しました。
さすがにこれ以上の上積みはかなりきついでしょうが、これからも少しずづ増やしていけるように頑張っていきたいと思います。
今回は予想問題を的中させるものの、金メダルを逃してしまった反動からか不調に陥ってしまいましたが、終盤の追い上げに成功し、トップでのゴールインはよかったです。
そして実は、これまで第十八回の大会から14大会連続で正答数ランキングは1ケタでフィニッシュしています。(完答かどうかは関係なし)
これは今までトップだったいっちゃんさんの12大会連続の記録を前回塗り変えていたのですが、感想文に書くのを忘れていました。
この記録もこれから続けられるように頑張りたいです。
また、4大会連続でメダルランキングは1位でしたが、今回は2位へとなり、記録が途切れてしまいましたが、また記録を続けられるように頑張ります。
まぁ、大学に入学して、1人暮らしを始めたので、環境が変わったり、パソコンの使い勝手がまだよくない中でここまで健闘できたのはまったく思ってもみなかったです。
今回は問四のこともありましたし、猛者の方々がゴールデンウィークで外出や用事などで忙しかったために参戦が遅れたことが大きく影響しているので、この結果は棚から牡丹餅だったことには違いないでしょう。
しかし、誤答数はあまり減らなかったですね。
完答した中では2大会連続で2つの誤答で終わらすことができましたが、やはり問二も問三ももうちょっと突き詰めてからではないと無理でしたね。
次回の参戦時も誤答数を減らすことにできるだけ重点を置いていきたいと思います。
とはいえ、次回の参加時も今回よりか悪い成績になってしまうでしょうが、できるだけ悪くならないように頑張りたいと思います。
ひとまず、次回参加時の目標も完答とメダル1個とします。
とはいえ、開催時期にもよりますが、テストがあるかもしれないですし、夏休みの最中かもしれませんので、もし参加したとしてもあまり時間を取れないでしょうし、テスト中ならば本格参戦も無理になってしまいますね。
また前回の感想文で
次回参加時の解答対象地域は「近畿・中国・四国シリーズ」で行こうと思います。(全部で3答県が10府県該当しています。)
と書いてありましたが、京都府、兵庫県、岡山県、山口県2回、高知県と6府県から解答することができました。
今回は新出題方法のほうからも岡山県や高知県を解答することができたのが大きかったようですね。
そこで、次回参加時の解答対象地域は「3答県の東日本シリーズ」で行こうと思います。(全部で3答県が7県該当しています。)
それでも解を探す順番は広島市=神戸市>東北>北陸>関東>その他の地域で行こうと思います。
まだ、西日本にたくさん残っているのですが、西日本はこれでしてしまうと3大会連続となってしまいますし、震災もありましたので、することにしました。
またメダル圏内ではメダルを獲得したことのない都道府県から解答すると決めているので、東北地方からの解答は少なくなってしまうかもしれないですが、できるだけ解答していくようにします。
この次の大会が終わったら、「3答県の西日本シリーズ」で行こうと思います。

十番勝負解答利用回数(都道府県版)

全体的に赤く染まってきました。これからはもっと黄色を減らしていけたらいいと思います。

※兵庫県に関しては10回使用、広島県に関しても8回使用、また愛知県と山口県に関しても6回使用ですが、ここに表示するために-5しています。よって見るときはこの4県には+5をしてください。

十番勝負解答利用回数(県庁所在地版)

※広島市に関しては8回使用、神戸市に関しても6回使用ですが、ここに表示するために-5しています。よって見るときは+5をしてください。

神戸市の使用で6回目となり、横浜市と岡山市の使用で、2回目となりました。

メダル獲得数

※兵庫県に関しては10個獲得、広島県に関しても6個獲得していますが、ここに表示するために-5しています。よって見るときは+5をしてください。

こちらは兵庫県が大台の2ケタに突入しました。また埼玉県では4個目のメダル、宮崎県では3個目のメダルとなっています。そして神奈川県での獲得によって、獲得のない県は残り5府県となりました。これで兵庫県のまわりばかりが残っているという結果になりました。

最後になってしまいましたが、今回もGWという大型連休の間中ずっと採点をしてくださったグリグリさんをはじめ、参加されたみなさんありがとうございました。次回もおそらく参加すると思うので、その時はよろしくお願いします。

また、今回の開催企画名にある通り、東北復興を祈るしかありません。東日本大震災の前からちょくちょく地震があったので、来るのではないかと思っていたら、まさかここまで大きい地震になるとは思ってもみませんでした。その後も東日本のいたるところで大きい地震があり、びっくりしています。最近は和歌山県でもあるので、ちょっと怖いですね。日本は地震がよく起きるところなので、これからも地震対策はちゃんとしていかなければなりませんね。

#運のいい市はまだ完成してないので、完成してから書き込みたいと思います。


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