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[92042] 2016年 12月 5日(月)02:14:07MasAka さん
自治体越えの地名
本日の留萌本線留萌~増毛間廃線のニュースから増毛町の地図を見て気が付いたのですが、増毛町とそれに隣接する石狩市にまたがる自治体越えの地名があるのを見つけました。コレクション未収録のようですので情報提供しておきます。

雄冬(おふゆ):石狩市浜益区雄冬/増毛郡増毛町雄冬

調べてみると、陸続きなのに1990年代前半まで航路があったほど道路状況が劣悪な陸の孤島だったそうで……。

あと、同コレクション中、北海道の上から2番目の「神楽」の読み仮名が間違っているのと、一番下の「ヌプパシュナイ/ヌッパシュナイ」の読み仮名と区分の欄が逆になっていますので修正をお願いします。
[91816] 2016年 10月 23日(日)01:54:53【1】MasAka さん
第五回クイ図五番勝負・感想
最終日からの参加ということで問二は売り切れ。残り4問の勝負となりました。基本的にヒント頼みでの解答です。

問一(読みが「や」で終わる高速道路のインターチェンジ/出入口):福岡県宮若市(23位)
第二ヒントに従い、Wikipediaで「やインターチェンジ」と検索(Wikipediaのインターチェンジの記事は読み仮名が振られているので「や」をつけて検索)。検索結果を上から見ていき、未解答のものを探していったところ、若宮ICが最初に見つかりました。この若宮IC、10年ほど前に[49773]かぱぷうさんの記事などで話題になった、ちょっとマヌケな出口案内標識があることで有名(?)ですね。あと、[91811]でみかちゅうさんが指摘されている共通項の表現については私も同意見です。「高速道路“等”」などとすべきではないでしょうか。

問三(夜景百選のビューポイント):茨城県つくば市/茨城県石岡市(23位)
これも第二ヒントに従い、「百選」にお題や既解答の場所をキーワードに含めてGoogle検索。夜景100選が難なくヒット。[91808]の共通項発表記事で言及されていますが、第二十三回全国の市十番勝負の問八と同じ共通項ですね。この問題は残りの想定解が十分あるので選択肢は多かったのですが、やはり元つくば市民としてはこの解答しかないかなと。なお、選定対象地点は正しくは「筑波山・表筑波スカイライン」でワンセットであり、さらにつくば市と石岡市の2市にまたがることから、解答にあたりその表現方法を若干迷いました。結局、両市境のところに「表筑波スカイライン」の文字が書かれている場所を狙うことで意図は理解されるだろうと考え、あの場所になりました。

問四(富士見坂):香川県丸亀市(22位)
こちらは第三ヒントから「富士見坂」でGoogle検索。Wikipediaに富士見坂の項目がありましたが、いずれも関東周辺。他の解答を見ても関東周辺に偏っているのでここは変化球を狙いに行きました。そこで、次にマピオンで富士見坂という地名を検索してみると、ここで香川県丸亀市がヒット。「富士見坂団地」という名前の団地があるということがわかりました。確かにここは讃岐富士の近くだからと妙に納得。後は坂(道路)の名称として「富士見坂」を示すものがないかを探したところ、ストリートビューで「綾歌富士見坂」という看板があるのを確認。解答はこの看板が出ている場所を狙いました。私以外の解答は関東甲信越・静岡に集中しましたが、それ以外の地域にも富士見坂はあるのかと思って調べてみると、北海道釧路市に富士見坂桜ヶ岡通を見つけました。富士見という地名もありますが、ここでいう富士は阿寒富士のことでしょうか。

問五(「五差路」の表示名がある交差点):山梨県笛吹市(22位)
最後も第三ヒントに従ってマピオンで「五差路」を検索し、出てきた交差点で既出解と重なっていないものを探す作業でした。ほとんどが既出解で選択肢は限られていましたが、まだ笛吹市の長塚五差路が残っていたことから、「困った時の笛吹市」ということでここを解答(笛吹市は私が戦国市盗り合戦において数少ない領主となっている市)。一昨年行われた第11回オフ会会場だった石和びゅーほてるからは約2.4km、徒歩30分の位置にあります。ちなみに私、ここの交差点は以前通ったことありますね。ストリートビューで交差点の表記を確認した際、見覚えのあるキャッチコピーを掲げているクリーニング屋が映っていたので(笑)。ところで、共通項は交差点に「五差路(五叉路)」と書かれているのが条件ということで、最初はストリートビューを見ると交差点に一応「五叉路」と書いてあるこんな場所を選んでみたらどうなるかとも思ったのですが、さすがにそこまでの冒険はやめました。なお、前記したストリートビューで工事中になっている箇所は現在、その名もズバリ「五叉路」という施設になっています。
[91807] 2016年 10月 22日(土)17:50:50MasAka さん
第五回クイ図五番勝負解答
例によって終了間際での参加です……。

問一:福岡県宮若市
問三:茨城県つくば市/茨城県石岡市
問四:香川県丸亀市
問五:山梨県笛吹市
[91476] 2016年 9月 22日(木)12:03:37【1】MasAka さん
ローマ字
[91470]じゃごたろさん
もう一例あげるとすると「群馬県」があります。これも規則通りなら"gumma"となるのですが、実際は"gunma"となっています。

「規則通り」とおっしゃっていますが、ローマ字のつづり方の内閣訓令・告示(いわゆる訓令式)によれば、そえがきに「はねる音「ン」はすべてnと書く」とあるので、「Gunma」も内閣の定めた規則通りのつづりとなっています。

群馬県がローマ字表記に訓令式に則った「Gunma」を採用していることについては、群馬県の公式サイト内「群馬(ぐんま)のローマ字表記について」に記されています。一次ソースは不明ですが、[34753] たけもとさんの書き込みによると、ヘボン式(Gumma)を採用した場合、病気の名前と同じつづりになってしまうことを避けているという説があるようです。

もともと訓令式は日本語をラテン文字で表すためのガイドラインとして制定されたもので、50音の体系的には整っている方式であることから日本人には理解しやすいのですが、これを英語として発音した場合に日本語との乖離が大きい音もあり(富士を「Huzi」と書くと「ヒュジ」のようになる)、外国人向けに地名などの固有名詞を案内する際はヘボン式のほうが有利です。

翻って、国土地理院による地名のローマ字表記の方法を調べてみると、国土地理院時報にそのまんま「地名のローマ字表記」というタイトルの論文がありました。それによると、ヘボン式を正式に採用したのは2004年11月11日(国土地理院長達第34号)からだそうで、比較的最近まで訓令式が採用されていたようです。なお、ヘボン式の採用が原則となっても、国土地理院が作成する地図及び地名集における地名等のローマ字表記に関する規程及び同細則の解釈及び運用では、第1項の(1)で
はねる音(撥音)「ん」は、全て「n」と書く
とあり、ここだけはヘボン式と異なる扱いをしています。群馬県が公式に「Gunma」を採用している以上、それに合うようにしたのかも知れません。

ところで、「某○○~」の話で思い出しましたが、某鉄道某線や西鉄某線の某駅は昔は某市にあったのですが、10年ほど前の合併によって今は某市の名前がなくなってしまいましたね(←この「某」は伏せる意味ではないです。だって全然伏せてないですから(笑))。
[91459] 2016年 9月 21日(水)01:52:51MasAka さん
ひぜんやは何階建て?(たぶん9階建てでいいような気がします)
[91457]伊豆之国さん、建築の専門家の視点からの解説ありがとうございました。建築基準法では階数の数え方が明確に定められているのですね。そしてそれが階数の数え方の難しさを生み出していることもわかりました。

「階」の数え方では、傾斜地とか崖地に建てられている建物についても厄介です。詳しい説明は省きますが、よく崖地に建っているホテルなどで、「玄関が3階にある」とか「地階にも客室がある」と言った例を見かけることがあり、「基準法上は○階でも、そのホテルでは△階と称している」と言うのもあるようです。

今回の公式オフ会の会場となった「ひぜんや」はまさにこのタイプの建物で、玄関が5階に位置する構造でした(ひぜんや公式サイト「館内案内」の立面図参照)。幸い、建物によって階が異なるということはないのでそれほどの複雑さはありませんでしたが。そういえば、第6回公式オフ会の会場だった岡山・苫田温泉「乃利武」はこの写真にあるように、同じ階の中で階段の上り下りがあった記憶があります(なお、もっと鮮明な図がないかと乃利武の公式サイトを探そうと思ったら、何と2013年に自己破産申請により閉館していたことが判明。嗚呼……)。

なお、ひぜんや公式サイトの立面図には記載がありませんが、館内に掲示されていた全館案内図(写真は撮ってあるので、後でオフ会記録ページに載せてもらえると思います)では9階建ての数竒屋丸の屋上部分のエレベーター機械室に「R1F」(屋上1階)、そのエレベーター機械室の上には「PHRF」(塔屋屋上階)の階数が振られていました。数竒屋丸エレベーター機械室のフロアは数字の1を付けずに単なるRF(屋上階)でも良さそうな気がしますが、PHRFと区別するためなのでしょうか。元から一般客の出入りができない場所なので、ここに階数を振っても宿泊客への案内としては意味をなさない気がしますね。
[91441] 2016年 9月 20日(火)00:56:25MasAka さん
オフ会間隙企画・浦安市の正解は?
[91440]桜トンネルさん

[91435]白桃さんの「浦安市:11」が不正解になっていますが、新庁舎実施設計概要版(その1)では地上11階建てになっています(2-2 建築計画などに記載)。この11階には機械室がありますが、これは階数に含めないという解釈でしょうか。ちなみに、[91436]で私が書いた「もう少し経てば32~」というのも最上階の機械室エリアを含めているので、これを踏まえると31になるのかなと(参考:「横浜市市庁舎移転新築工事の基本設計」(概要))。いずれにせよ、数年後には神戸市から1位を奪うことになりそうですが。

それはさておき、解答にあたって考えたことは、市町村合併の際に役所の中枢機能を各庁舎に部門別に分散させている自治体もあるので(2010年以前のつくば市などが典型例)、本庁直轄組織(支所や現業部門等、出先機関ではない部署)が存在する建物で線引きするのが合理的と解釈しました。ちなみに、アイランドタワー内に市役所の課が入ったのは今回調べて初めて知りました。昨年まではそんなのなかったはず、と当該ページの作成年を見たら2016年になっていたので、やはり今年からのようです。

横浜市の例があることを知っていれば、市長室のある庁舎基準や本庁舎のみなどの条件にしたんですが…。

「市長室のある庁舎基準」だと、高岡市のように本庁舎福岡庁舎の両方に市長室があるといった例があるので、これも正解が一意に定まらなかったり……。
[91437] 2016年 9月 19日(月)20:22:57MasAka さん
Re: オフ会に参加できない方のために
オフ会から帰ってきたので解答してみます。

横浜市:8 (別解17)

横浜市の場合、現時点ではこのように答えるのが妥当な気がします。ただ、もう少し経てば32に一本化されるはず。
[90568] 2016年 6月 8日(水)02:01:13MasAka さん
さわやかな風吹き渡る 狭山ヶ丘の木のみどり
[90541]グリグリさん
私も横浜非公式オフ会メーリングリストに加えてください(いつものアドレスで可です)。確定ではないですが前向きに参加を検討しています。

さて、[90566]伊豆之国さんの記事に出てくる「狭山」。私の生まれた場所が所沢市狭山ヶ丘で、3歳までは西狭山ヶ丘に住んでいました(伊豆之国さんの記事では狭山ヶ丘と東狭山ヶ丘しか挙げられていませんが、ちゃんと「西」もあります)。

この狭山ヶ丘という地名は1967(昭和42)年に誕生した、まだ半世紀にも満たない比較的新しい地名です([62980]拙稿)。西武鉄道池袋線の狭山ヶ丘駅が旧駅名の三ヶ島村駅から改称されたのが1933(昭和8)年ですが、当時の三ヶ島村に「狭山ヶ丘」という地名はありませんでした。駅名改称のきっかけは常磐線の三河島駅と紛らわしいから、という説が有力なのですが、狭山ヶ丘という駅名の由来は公表されている文献がないのでよくわかりません。おそらく、狭山丘陵の近くに(と言っても歩けば小一時間以上かかりますが)位置することから、鉄道会社が洒落て名付けたのではないかと推測します。

また、入間についても触れられていますが、こちらも狭山市に入間野小学校があるのに対して、入間市には狭山小学校があったりするので、おそらく広域的な地名を両市で仲良く(?)分け合っているのでしょう。航空自衛隊入間基地は、敷地自体は両市にまたがっていますが住所としては狭山市ですね(第9回全国の市・十番勝負問一[46756] )。

少なくとも、狭山ヶ丘に関しては駅名由来の地名ですので、自治体越えの地名には当てはまらないと思います。

#ちなみに、タイトルは出身小学校の校歌の歌い出しです。
[90520] 2016年 5月 20日(金)00:08:05MasAka さん
「都道府県の石」ページの誤字
さっそく都道府県プロフィールのページに「県の石」を追加していただきましたが、香川県の岩石「讃岐石」(サヌカイト)のふりがなに誤りを見つけました(×さぬきがん→○さぬきいし)。修正をお願いいたします。なお、讃岐石は「讃岐岩」と呼ばれることもあるので、「さぬきがん」という言葉自体は間違いではありません。

讃岐石と言えば、昨年9月に京都で行われたアジア応用地質学シンポジウムのオープニングセレモニーで、讃岐石の生演奏が披露されていました(写真が小さくて見づらいですが)。美しい音色を奏でるこの石は、海外からのシンポジウム参加者にとっても興味深いものであったようです。
[90505] 2016年 5月 12日(木)02:07:49MasAka さん
県の石
[90502]白桃さん
香川県の化石、コダイアマモは名前こそ「モ」(藻)がついていますが、実は植物化石ではないのでは?と言われている化石です(参考)。それはさておき、阿讃山脈という言い方は初めて知りました。確かに香川県と徳島県の県境をなす山脈なので、こちらのほうが適切な名称かと思いますが。

[90503]hmtさん
[90501]に引用されていた[86292]みのるさんの記事には 別名で紹介されていました。

別名と書かれていますが、千葉石はあくまでも千葉石であって、当該記事でみのるさんが紹介したトベルモリー石とは全く別の鉱物です。トベルモリー石が最初に発見されたのはスコットランドです(参考)。この鉱物も千葉石と同じく、その名称は地名から取られたものです。千葉石はこんな形をしており、その違いは一目瞭然です。なお、単斜トベルモリー石というのはトベルモリー石と鉱物組成は同じで結晶構造が異なるものを指します。

千葉県は地質時代名にも「チバニアン」が採用される可能性があるとのことで、日本の地質学上ますます重要な地域になりそうです。余談ですが、私の学生時代の研究フィールドも千葉県でした。

日本地質学会のサイトにおける配列は、異なる順番になっているのが気になります。

これは日本地質学会の支部組織の成り立ちが関係しているのではないかと思われます。県の石詳細の配列はこの支部組織に掲載されている都道府県の順番とほぼ同じです(なぜか中国・九州だけ異なりますが)。たとえば、東北支部の欄で岩手よりも秋田が先に来ているのも、秋田大学には当時全国唯一であった鉱山学部(現・理工学部)があり、おそらく学問的な力が強かったのでは……などと考えてしまいます。

もう1つ、地質分野に関する学会である日本応用地質学会の支部組織における県の並べ方や地域の分け方も独特で(一般社団法人日本応用地質学会規則の第102条)、北陸支部は新潟1県のみで構成され、一般に北陸地方とされる富山・石川・福井が中部支部のエリアになっていたりします。ちなみに日本応用地質学会は関東甲信地区に支部がないため、これらの都県は学会規則に記されていません。
[90501] 2016年 5月 11日(水)01:44:43MasAka さん
「県の石」発表
過去、落書き帳でも少し話題に上がった([86280] [86281][86292])「県の石」が、5月10日の地質の日に合わせて日本地質学会から発表されました。

「県の石」発表(一般社団法人日本地質学会)

ざっと見た感じ、有名どころとそうでないところの差が大きいような気がします。意外だったのが兵庫県で、石材として全国的に有名な御影石(花崗岩)が選ばれると思いきや玄武洞の玄武岩でした。
[90482] 2016年 5月 5日(木)16:10:11MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負・感想
昨年に引き続き2度目のペアシティ七番勝負参戦となりました。全問解答はその時以来約1年ぶりです(その間の全国の市十番勝負は不参加、クイ図五番勝負は1問のみの解答)。というわけで今回の感想を。

問二(2つの市名をつなぐと駅名になるペア):川西市/池田市(15位)
お題のペアの並びと、皆さんの解答ペースの速さで駅名だろうと。ついこの間の3月に研修で川西池田駅を訪れていたため、そのまま川西市と池田市のペアを解答。なお、「AB駅」という駅名で、A市とB市の所属する県が異なる場合、通常AはA市あるいはその周辺地域にある自治体名や地区名を指し、一方のBは市名ではなく、B市と異なる場所であることを区別するためにAという文字を冠していることから、本来のB市とは全く別の場所にあるというパターンがほとんどですが、この川西池田駅は互いに隣接する兵庫県川西市と大阪府池田市の両方に由来するという珍しいケースではないでしょうか。同一県内なら燕三条や上越妙高など(いずれも新潟県)の例がありますが。

問一(1市のみに隣接する市を含むペア):七尾市/氷見市(4位)
お題とメダル獲得のペアから隣接系であろうと考え、地図と隣接関係一覧を眺めているうちにひらめきました。昨年のオフ会開催地及びその後に訪問した氷見市と七尾市(解答順序は逆)で解答。昨年のオフ会参加者の誰かがもっと早くこのペアで解答されていても良さそうですが、とりあえずいただいておきました。

問七(五十音同一行のあ段とお段で読みが始まる隣接する市のペア):狛江市・川崎市(11位)
これも隣接系というところまではすぐにわかったのですが、その後はしばらく考え込みました。正答ペアを眺めているうちにいずれも同じ子音で始まっていることに気づきましたが、それだけでは33ペアよりも多くなってしまいます。ここで平仮名に直してみて、ようやく共通項がひらめきました。あとは解答市ペアを探すだけですが、自宅(住民票上の住所地)のある川崎市がちょうど「あ段」で始まっていたので「こ」で始まる市がないかと考えたところ、そういえば多摩川の向かいが狛江市だったことを思い出したのでそのペアで解答しました。狛江市は自宅から都内に出る時によく通ります(といっても実質3ヶ月間しか住んでいないので数回程度ですが……)。

問六(小学校各学年で習う漢字だけからなる市のペア):大町市・大村市(18位)
比較的簡単な名前の市が並んでいたのと、最近の落書き帳の話題から共通項にはヒント前に難なくたどり着きました。1月に行われた第四十二回十番勝負問一の類題ですね。ここは安直に小学校1年生で習う漢字から「大町」「大村」をチョイス。

問三(函館市と北斗市の合計人口に近いペア):廿日市市・山口市(23位)
ここから忙しくなってきたのでヒント頼みに。ヒントに従ってまずは人口を合計してみると、これで良さそうなことが判明したので後はペア選び。このペアシティ七番勝負開催前に、私の知り合いが6月から東京から山口に引っ越されるという話を聞いたので、それを記念して(?)山口市を入れたペアで解答。

問四(函館市と北斗市の合計人口密度に近いペア):三沢市・あわら市(19位)
これもヒントから共通項がわかったのですが、想定解数は多いものの、どうやって条件に合うペアを見つけるのかが難問でした。検証している時間もないので、とりあえず函館・北斗の2市を合わせた人口密度に近い市どうしのペアを適当に当てはめてみて、条件に合えばそれを解答するという方針にしました。それでも自分にゆかりのある場所で解答できたらと思っていたところ、七戸町在住時代は列車に乗る時に幾度となく行った三沢市と、今後仕事でよく行くことになると思われるあわら市のペアがちょうど当てはまりました。

問五(隣接する2つの市に隣接する町が5町のペア):狭山市・飯能市(21位)
最後は「北海道新幹線開業記念」の意図に逆行し(?)、ここはわざと南のほうから答えようと思ったのでとりあえず鹿児島や熊本あたりで探していて、最初は八代市・宇城市と答えたのですが、その際に既出解チェックを「八代市・宇城市」のみで検索し、逆の「宇城市・八代市」では検索しなかったために、投稿時点では既出解であることに気づいていませんでした。次なる方針として、共通項は2市合計で5町隣接と言いつつ、1市のみで5町と隣接してもう1市は隣接ゼロという選択をする解答者は少ないと予想した(その時点で三笠市・夕張市を答えた[90333]おがちゃんさんのみ)ので、これに該当するペアを探してみようということで地元埼玉から飯能市・狭山市を解答。実際、[90457]海ダイさんのデータを見ても、隣接数5町&0町のペアで解答したのはこの2件のみでしたね。

さて、[90225]にも書きましたが、先月から転勤により生活スタイルが大きく変わりました。しかし、こういう企画に参加できる時があれば今後もなるべく参加していけたらいいなと思っています。
[90402] 2016年 4月 22日(金)01:59:03MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
終わったと思ったら既出解だったので再答します。

問五:狭山市・飯能市
[90401] 2016年 4月 22日(金)01:56:14MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問五:八代市・宇城市

最後は連投で。
[90400] 2016年 4月 22日(金)01:30:25MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問四:三沢市・あわら市
[90386] 2016年 4月 21日(木)02:02:51MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問三:廿日市市・山口市
[90304] 2016年 4月 13日(水)22:33:57MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問六:大町市・大村市
[90293] 2016年 4月 13日(水)01:09:52MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問七:狛江市・川崎市
[90249] 2016年 4月 11日(月)01:37:17MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問一:七尾市/氷見市
[90225] 2016年 4月 10日(日)00:54:50MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問二:川西市/池田市

近況ですが、今月から大阪市に転勤&在住になったので、まずは関西地方の市のペアから選んでみました。2000年4月~2002年3月の京都市以来、14年ぶりの関西です(こっそり居住地を書き換えておいたら、いつの間にかメンバー紹介文も変更されてましたね。仕事の早さに脱帽です)。
[90139] 2016年 3月 30日(水)01:39:23MasAka さん
年代層序区分の命名法
[90133]般若堂そんぴんさん
チバニアンという言葉がニュースになっていますね.「千葉時代」を意味するラテン語だそうですが,これ,もしかしたらかなりおかしいのではないか,という気がします.

国際的な年代層序区分の命名法の概略はこちらに載っています(PDF、英語)。該当する箇所には
In English, the adjectival form of the geographic term is used with an ending in “ian” or “an”.
とあり、最後に「ian」か「an」をつけることが規定されています。これにならうと「Chiban」でも良さそうなのですが、「チバン」だと名前が短すぎて語呂が悪いので、さらにianを重ねたのではないでしょうか。命名にあたって地名等の地理的用語を由来とする場合、「ian」か「an」で終わることだけが定められていて、それより前の名前をどうアレンジするかについては厳密な規定がありませんので。なお、調べてみるとラテン語の「anni」という単語は「年」を表すそうなので(ラテン語は全くわからないのであまり突っ込まないでください)、それも意識している可能性が考えられます。

ところで、2015年8月5日付産経新聞の記事などでは「チバシアン」という表記も見られますが、いつの間にか「チバニアン」に統一されていたようです。こうなってしまったのはもしかしたら妖怪のせいなのかも知れません(笑)。
[89340] 2015年 12月 24日(木)23:38:47MasAka さん
3つ以上の自治体にまたがる構造物
集中砲火(?)を浴びた[89328]のグリグリさんのトンネル隣接の提案ですが、「坑口を介した隣接」という形ではなく、もう少し範囲を広げて「3つ以上の自治体にまたがる構造物」という観点で見れば話のタネになるのではないかと思いました。

土木構造物は線状に長いため、海峡線(北海道新幹線)青函トンネルや上越新幹線榛名トンネル・中山トンネルなどをはじめ、長大トンネルを探せば該当するものは多そうです。一方、ビルなどの建築構造物だとほとんどなさそうです。すぐに思いついたのは大阪(伊丹)空港ターミナルビルですが(関空の敷地も3自治体にまたがっていますが、全てにかかっている建物はなし)。

なお、土木構造物はトンネルのほかに橋もありますが、普通の川や海をまたぐ橋はともかく、高架橋の場合はどこからどこまでを1つの橋とみなすかが難しいという問題がありますね。工事の設計図面では明確に「ここからここまでが○○高架橋」と明示され、完成後の構造物にはその名称が書かれた銘板が取り付けられるので現地を確認すれば明らかになるのですが。

[89330]k-aceさん
地下鉄のトンネルの入り口、出口も含まれるわけで、何が何だか意味不明なものになるのは簡単に想像できますが。例:東京メトロ東西線の西葛西駅(江戸川区)~中野駅(中野区)。江戸川区と中野区がトンネル隣接といってるもんですよ。

地下鉄の場合、非開削工法(シールド工法等)の場合は工事用立坑の間どうし(概ね駅間に相当)を1本のトンネルと扱うことがほとんどであり、実際には複数のトンネルの集合体であることから、比喩としてはあまり良くないですね。たとえば、厳密には地下鉄ではありませんが、つくばエクスプレスの秋葉原~南千住間の地下トンネル区間は駅間ごとに台東トンネル、寿トンネル、三ノ輪トンネルの3本のトンネルに分かれています。ただ、管理上の必要性か何なのかはわかりませんが、りんかい線の東臨トンネルのように複数の地下トンネル(台場トンネル(一部)、品川埠頭トンネル、天王洲トンネル、東品川トンネル、東大井トンネル、第1広町トンネル、第2広町トンネル)をまとめて1つのトンネルの名前に変更してしまうケースがあります。まぁ、人が造ったものなので、結局人がどう名付けるかという話になりそうですが。
[89305] 2015年 12月 19日(土)15:35:26【1】MasAka さん
反対語コレクション
反対語コレクションの「男女」に、茨城県つくば市の男女(みなの)川がない!と思ったのですが、よく見ると
■調査範囲
(1) マピオン地図の検索により見つかった住所地名、(2) 地理院地図の検索により見つかった地名
により、いずれの地図にも採録されていない地名だったのですね(地理院地図だと川を示す線の表示はありますが)。平安時代に陽成院(陽成天皇)が「筑波嶺の峰より落つる男女川~」という小倉百人一首に撰ばれている歌を詠んでおり、1000年以上の歴史がある由緒ある川にしては意外でした。

この男女川、ストリートビューにより客観的に現地の存在を確認できますので(最近はこんな登山道まで見られるようになっているとは驚きです)、ストリートビューに写っている看板や銘板等で地名の実在が確認できれば、これもコレクションに掲載するというのはいかがでしょうか。

【1】書込訂正:以下、自分がこの[89305]を書いている間に[89304]で解決したようですが、そのまま残しておきます。

さて、上の文で登山道という言葉を使ったついでですが、議論になっている「登下」に関しては[89302]Nさんの意見と同様で、これは反対語に含めて良いのではないでしょうか。Nさんの挙げた例のほかに、沢登り・沢下りという対の言葉もあります。コレクション収録の決め手として「意味が対向しているか」という趣旨に照らし合わせれば、「上・登・昇」⇔「下・降」は任意の組み合わせ(3×2=6通り)を全て認めて良いと考えます。基本的には「上と下」、「昇と降」がペアになりますが、そこに「登」が例外的に「下」と「降」両方の反対語になるような感じがします。

ちなみに、Nさんは
下りる(おりる)・・・高いところから低いところへ移動する(地点の移動に重点)
降りる(おりる)・・・乗物から出る、地位から退く
と整理していますが、政権から退くことを「下野」(しもつけ……ではありません(笑))と言いますので、地位から退くという意味では「下」も「降」も使っていることになりますね。また、乗物から出るというのも、確かにバスは「降車」(車内に降車ボタンはあるけど下車ボタンとは言わない)、飛行機も「降機」ですが、一方で列車や船の場合は「下車」「下船」が基本的に使われます。言葉は時代とともに変わっていくものですので、和語(訓読み)の発音が同じで意味もほとんど似ている言葉を長く使っているうちに、このような曖昧さが生じているのでしょう。
[89269] 2015年 12月 11日(金)00:40:49MasAka さん
三県境の看板のその後
[89266]グリグリさん
田んぼの真ん中の草に覆われた用水路が交わる地点に地元の人が建てた手作り看板がありましたが、観光資源として活かそうという構想ですね。

この三県境を紹介する看板ですが、一昨年(2013年8月)、この地を再訪した時にはすでになくなっていました(正確には立て札の部分だけが残されていて、説明書きがはがされていました)。これと同様に、道の駅きたかわべの展望台にあった案内板もなくなっていたのです。その時、なぜなくなってしまったのか不思議に思っていたのですが、もしかしたらこの境界問題が絡んでいたのかも知れませんね。
[89216] 2015年 11月 28日(土)23:01:39MasAka さん
レスもろもろ
[89203]白桃さん
新高岡駅は新幹線の駅舎から外に出たところに城端線の駅舎があったこと。
[89209]デスクトップ鉄さん
ほかには、新花巻と三河安城がそうですね。在来線どうしでは、浜川崎も。かつては石巻、尼崎(尼崎港支線との乗継)も改札外だった。
[89211]Nさん
在来線だと折尾もそうですよね。
[89215]伊豆之国 さん
かつては「宇美」駅も仲間でした([75180] )…。

北陸新幹線の佐久平駅と飯山駅、九州新幹線の新鳥栖駅、筑後船小屋駅と新八代駅なども在来線とは駅舎が別……というか改札口が異なりますね(=直接の乗り換え改札がない)。整備新幹線では在来線と直角に近い角度で交わる場合、在来線部分の管理が引き続きJRのままであっても改札口を別にするケースが多いです。例外は新青森駅くらいでしょうか。

このような同一駅での改札外乗り換え、東京メトロの駅だと結構ありそうな気がします。

[89210]Nさん
さっそくの項目追加ありがとうございました。仕事の速さに脱帽します。

なお、所在のわからない橋とされている神流町の万場斜張橋(ことのぎ橋)ですが、調査した限りは神流町内にこいこい橋(こいのぼり橋)以外の斜張橋は見当たりませんでした。日本橋梁建設協会の耐候性鋼橋梁実績データベースを見ると、神流町付近には位置が不明確な橋梁として2橋が表示されますが、発注者・施工者・鋼重が同一で、橋長もほぼ同じであることからデータが重複していることが考えられます。記載されている年度が異なるのは、おそらく竣工(構造物本体の完成)した年度と供用(交通を一般に開放)した年度の差ではないでしょうか。100m級の橋なら少々粗い画像でも存在がわかるはずなので、私は日本橋梁建設協会のデータに誤りがあると推測します。ちなみに「ことのぎ」は手書きの「こいのぼり」を見誤った可能性も……。

[89213]グリグリさん
大境バス停のビュー(下り・上り)では、バス待合所はあるのですがバス停標識はなく、待合所にもバス停名表示がありません。

これは現地を確認済ですが、大境バス停の標柱は待合所の中にあります。下りはストリートビューから見づらいのですが、この位置から紅白のポールの上にうっすらと半分だけ見えています(ボカシがかかっているのでよーく見てください)。上りはこの位置からだとその存在がはっきりとわかります。
[89207] 2015年 11月 27日(金)23:53:14MasAka さん
Re: 九殿浜バス停
[89204] グリグリさん

かつての加越能バス公式サイトの時刻表では氷見市街地を過ぎると「阿尾の浦温泉」、「泊」、「岩井戸温泉」、「九殿浜」、「女良小学校」(現・中田口)、「脇」しかバス停留所の記載がないですね(参考:インターネットアーカイブの時刻表)。主要バス停のみの記載であることから、それらの間に位置するバス停の状況については不明です。

なお、こちらの個人ブログに2012年1月時点の路線図の写真が載っています。ただし字が細か過ぎて読めませんが、バス停名の文字数だけで判断してもその時点では大境バス停と九殿浜バス停は別になっていることがわかります(写真中、九殿浜バス停にあたるはずのバス停名の文字数が多く見えるのはたぶん副停留所名であるひみのはな前を併記していると推測)。

ひみのはなができる前は、現在の大境バス停は九殿浜バス停であったのを、ひみのはなができてそちらを九殿浜バス停にして、元の九殿浜バス停を大境バス停に変更したのかもしれません。

ひみのはながオープンしたのは2006年だそうですので(参考)、それ以前はもしかしたらそうなっていた可能性はあると思います。しかし、インターネットアーカイブでその前後の時刻表の変化を調べてみても、その証拠となるような時刻・所要時間変更はありませんでした。両バス停間は約750mあるので、もし移設があったとすれば1分程度の時刻変更が考えられますから、少なくともインターネットアーカイブに時刻表が残っている2002年に遡っても大境バス停と九殿浜バス停は現在と同様の位置関係にあったと思われます。

なお、私は「地図作成者のミスでは?」と思っています。おそらく九殿浜バス停は従来からひみのはなの前身である国民年金健康保養センター時代からそのアクセス停留所として存在し、宿に来る観光客への便宜を図るためにそちらは案内所等で配布する時刻表に載せており、一方、大境バス停は地元住民がメインに使うものなので、そちらは停留所の標柱に貼ってあるものを見ろ、とバス会社が考えていたのかも知れません。これを現地調査をしていない地図屋が主要バス停しか載っていない資料をもとにバス停の位置を地図に載せるにあたり、時刻表に載せるくらいだから集落に近い方が主要なバス停だろうと勘違いし、大境を九殿浜にしてしまった……というストーリーを考えてみたのですが。

まぁ、バス会社に問い合わせればおそらく一発で答えがわかるのでしょうけど、こうやっていろいろと妄想するのが楽しいわけで(笑)。
[89199] 2015年 11月 27日(金)00:37:48MasAka さん
斜張橋の進化形
徳島市内で吉野川を渡河する県道に、2012年4月に開通した「阿波しらさぎ大橋」(東環状大橋)という橋があります。この橋はケーブルイグレット橋という世界初(現時点で唯一)の構造をもった橋です。

最大の特徴は、桁の部分より上は斜張橋としての性質をもち、それより下はケーブルトラスト橋(斜張橋を上下ひっくり返したような見た目の橋。名前のとおり構造的にはトラス橋に近い)としての性質をもつというハイブリッドな構造の橋です。ケーブルイグレット橋の解説に「斜張橋」という言葉が使われていることから、基本的な設計思想としては斜張橋に近いですが、適用範囲としては道路橋における斜張橋とエクストラドーズド橋の中間を狙ったものではないかと思います。鉄道橋だとエクストラドーズド橋の採用例が増えてきていますが、道路橋の場合、長大スパン(支間長)となる橋で何らかの理由で主塔高さを抑えなければならない場合に、エクストラドーズド橋よりも有利なのかも知れません(橋梁工学の専門家でないのでよくわかりませんが……)。

なお、もしこの橋が第四回クイ図五番勝負問一の解答として出てきたら正誤判定がどうなるのか微妙なところですが、設計思想は斜張橋から派生しているので正答扱いでいいのではないでしょうか、というのが個人的意見です。

ところで、新幹線の橋梁で斜張橋が採用されているのは北陸新幹線の第二千曲川橋梁(上田ハープ橋)しかありません。新幹線鉄道橋の場合、高速走行時の安全性を確保するため軌道の変位量の制限が厳しいのですが、建設当初から走行する列車の荷重によって橋桁がたわむ懸念があったということです(列車の荷重は自動車の荷重よりはるかに大きい)。実際、軌道のメンテナンスは大変なようです(参考)。そんなわけで、長大スパン化が可能でより桁のたわみを抑えられるエクストラドーズド橋の鉄道橋への設計手法が確立された後は採用されなくなってしまいました。斜張橋の形は美しいので地域のランドマーク的な存在になりますが、鉄道に限ってはオペレーション側にとってのデメリットが多く、おそらく新幹線で今後採用される可能性はきわめて低いと思われます。
[89194] 2015年 11月 26日(木)23:07:30【1】MasAka さん
第12回公式オフ会に参加して
今年もオフ会に参加させていただきました。会場入りする前と解散後の話も含めて今回のオフ会について記しておきます。

昨年の開催地(山梨県笛吹市)は自宅からかなり近い場所だったということもあり、移動時間に余裕があったことからかなりひねくれたルート([86790] 参照)で行きましたが、今年は富山県氷見市と遠くなったため、おとなしく北陸新幹線を利用します。新高岡駅で下車し、わくライナーという路線バスで氷見へと向かいました。

ひみ番屋街(道の駅)でバスを降り、ちょっとだけ市内散策。道の駅のすぐ目の前には比見乃江大橋(斜張橋)が架かっています。市内散策後、九殿浜を経由する脇方面行の路線バスに乗ろうと氷見中央バス停に行ったら、ちょうど白桃さんに遭遇しました。ちなみにこのバス停、地元出身の漫画家、藤子不二雄(A)先生の作品である「笑ゥせぇるすまん」の主人公、喪黒福造の像があります。

さて、乗ったバスの先客であったスナフキんさんによると、今回のオフ会会場となっている宿がある九殿浜の手前に位置する大境という集落に、大境洞窟住居跡という国指定の史跡があり、1つ前のバス停で降りてそこを調査するということをおっしゃっていました。「洞窟」と聞けばつい職業病が出てしまうもので(笑)、時間にまだ余裕もあったことから調査に同行することに。新第三紀中新世の堆積岩(シルト質岩)に出来た空洞に人が住んでいたということのようです。

その後は海岸沿いの遊歩道経由で宿へ。果樹園には柑橘類が実っており、スナフキんさんがそこで作業していた方に「これ何ですか?」と聞いたところ「伊予柑」という答えが返ってきました。富山県でも伊予柑がなるのか、と感心。また、途中にはなぜか鉄道関係の標識がたくさん置かれている畑があり、これにスナフキんさんが食いついてました(笑)。きっと畑のオーナーがその筋の人なのかも知れません。こうして現地調査は終了し、16時10分過ぎに宿に到着しました。宴会前の良い運動になったと思います。そして宿泊部屋に入った後、宴会開始までまだ余裕があったので、先に温泉に入浴。温泉成分表によると海岸沿いの温泉によくあるナトリウム-塩化物泉とありましたが、飲泉場で実際にお湯を飲んでもそれほど塩味はしませんでした。

18時から一次会。席決めは今回もくじ引きでしたが、自分が引いた席は入口から一番遠い奥側の席(グリグリさんの真正面)で、参加者数が異なるのでくじの番号は違うものの、昨年と同じ位置でした。しかもその左隣がHiro_as_Fillerさんで、これも昨年と一緒。ちなみに、かすみさんも昨年と同様入口に一番近い席(自分とは対角線上)で、やはり同じ位置関係になっており、自分の向かい側にいる方々の写真を撮っていて「昨年とあまり構図が変わらないなー」などと思ってしまいました。なお、今年は奥側の席の後ろに金屏風がありましたが、かつて2年続けてそこの席に当たったことがある小松原ラガーさんは残念ながら(?)今回は金屏風の前にならず(笑)。

一次会恒例の近況報告では、私事ですがこの場で入籍報告を。オフ会で結婚を公にしたのはこれで3人目だそうで。なお、オフ会の開催日は11月22日で「いい夫婦の日」であり、新婚(しかも3連休)で嫁さんを放ってこんな所に来ていて大丈夫なのかと思われそうですが、結婚が決まったのはオフ会の日程と場所が確定した後ということで(つまりは超スピード婚でした)、これだけは前から約束している予定だから行かせて欲しい、と頼んでおいたのです。

続いて二次会。デスクトップ鉄さんプレゼンツの「全国のJR駅四番勝負」([89158])、すでにアルコールが回っていたというのもあり、その場で答えるには非常に難易度の高い問題でしたが(共通項はわかっても駅名が出てこない)、何とか1問だけ銀メダルをゲット。また、グリグリさんによる写真・地図から地名等を当てるクイズも、解答権(くじ引きによる)が一番最後になってしまったということもあり、知っている場所は先に解答権を持っている方々にあらかた答えられてしまいました。辛うじて何とか1問、今落書き帳でホットな話題になっている(?)橋の問題を答えられただけでした。なお、航空写真から地名を当てる問題のうち、空港が写っているものが2つあったのですが、その2箇所の空港とも今年使ったばかりなのに、なぜか解答が思い浮かびませんでした。

翌朝はチェックアウト後に氷見沖クルージングに参加しました。オフ会開催前の段階の天気予報では微妙な感じの天候が予想されていましたが、当日は朝日も拝めるなど、いい方向に予報が外れてくれて良かったです。前日の出発直後、オフ会参加者用メーリングリストに宛てて
(ここはかすみさんの晴れ女パワーに期待しています(笑))
と書いておいたのですが、まさに期待通りでした。とは言え、若干風が強いようで実際には「氷見沖」のクルージングとはならず、ルートが変更されて港内だけを巡る短縮バージョンに。それでもカモメやトンビと戯れるなど、船の上で楽しく過ごせました。

クルージング終了後、大多数の人は車に分乗してそれぞれ(帰宅も含め)別の目的地へ、私を含むそのまま氷見に残ったメンバー数名はプレミアム宿泊券に付属していた余った分の周遊券を活用し、乗船場の目の前にあったひみ漁業交流館・魚々座(ととざ)を30分ほど見学してから各自三々五々に散っていきました。

完全に散り散りになった後、私は前日も乗った「わくライナー」に再び乗車して和倉温泉に立ち寄り。そういえばバス乗車中、携帯のエリアメールが鳴ったので何事かと思ったのですが、志賀原発の防災訓練だったようです。総湯で一っ風呂浴び、温泉街で昼食を食べた後、歩いて和倉温泉駅に向かう途中にイソライト珪藻土記念館を見つけたので、列車の時刻まで30分以上あったことから、入館無料ということもあり見学することに。前日の洞窟もそうですが、ついつい職業病が(笑)。

そして和倉温泉駅からのと鉄道で穴水まで行き、そこから路線バスに乗り換え、最後は道の駅(?)から飛行機に乗って横浜に帰ってきました。なお、飛行機に乗れる道の駅はもう1ヶ所、北秋田市にあるようです。

というわけで、今回も充実したオフ会だったと思います。グリグリさんを始め、参加者のみなさんありがとうございました。これで通算9回参加したことになり、次回参加できれば10回目の大台に乗ります。前述したように自由気ままな独身ではなくなったことから「いつでも参加OK!」という体制ではなくなりましたが、ディープな話題で盛り上がれる貴重な機会ですので、今後もできるだけ参加したいと考えております。

【1】[89201]千本桜さんの指摘により修正。というかオフ会二次会でのクイズの高知空港の件(確か星野彼方さんが誤答)もあったので、投稿前に確認して直したつもりだったのに。
[89162] 2015年 11月 25日(水)22:52:55MasAka さん
橋の写真
Nさん宛ての事務連絡です。

斜張橋コレクションで、いくつか橋の写真へのリンクを張られていますが、「土木ウォッチング」というサイトにも橋の写真がいくつか載っていますので、お使いになられてはいかがでしょうか(サイトの利用規約に「リンクは自由に行っていただいてかまいません。」とありますので、リンクは問題ないです)。

あと、コレクションで詳細不明とされている青森斜張橋は、おそらくここではないかと思います(SEEE協会のデータと橋長がほぼ一致)。

余談ですが、個人的には橋長(橋全体の長さ)だけでなく最大支間長(橋台and/or橋脚間の長さのうち最大のもの。主径間ともいう)のデータも併記されているとよりいいかな、と思いました。最大支間長が長いほど技術的に設計施工が難しい橋であり、橋の規模を知る指標の1つになります。

以上、ご参考までに。
[89114] 2015年 11月 21日(土)01:36:16MasAka さん
斜張橋の情報に関するNさんへのレス
[89104]の問一想定解一覧で所在地不明となっていた橋、私のほうでもいろいろと調べていたのですが、もうすでに全て特定完了しちゃいましたね。落書き帳メンバーの情報収集力には脱帽します。

[89112]Nさん
私は橋の専門家ではないので判断できませんが、迎春花橋が桃花台にあることは間違いなさそうなので、いただいた情報を迎春花橋として[89104]に反映しました。

まつもとしろくまさんが[89111]で情報提供した橋ですが、迎春花橋で間違いないでしょう。橋梁年鑑データベースの迎春花橋のデータと比較すると橋長と支間割(橋台・橋脚の設置間隔)がほぼ一致しています(Googleマップの距離測定による)。また、最大支間長(支間割の長さのうち最長のもの、主径間ともいう)が30m弱と短い上に(車両が通る斜張橋の場合はもっと長い支間長になるのが普通)、総鋼重量が115tとかなり軽いことから、おそらく歩行者専用の橋であることが考えられるためです。

ちなみに、自分もこの橋を探していて、ググったところ迎春花は黄梅(梅とつくが実際はジャスミンの仲間)とも言うらしいので(実際には迎春花橋の迎春花とはコブシの意でしたが)、もしかしたら黄梅に関係ある場所にあるかも知れないと思って検索して出て来たものの1つがこれでした。しかし、近くにあった大城小学校前交差点の歩道橋が普通の桁橋だったので、この辺ではないとあきらめてました。実はそこからわずか1kmくらいしか離れていない場所にあったとは。何となく金沢サブセンター歩道橋の場所探しに通じるものがあります(笑)。

その金沢サブセンター歩道橋と言えばNさんが[89108]
横浜の歩道橋の名前が「サブセンター歩道橋」なのがいまだに腑に落ちません(苦笑
とおっしゃっていますが、たぶん団地の中でその中心となる地区(センター)以外に、衛星的な位置付けのショッピングセンターを設置した区画を「サブセンター」と呼んでいたのではないかと考えています。当該地区(金沢シーサイドタウン)の場合、金沢センターシーサイドが文字通り「センター」としてあり、その北と南にそれぞれある並木マートビアレヨコハマがいずれも「サブセンター」という扱いになっているのではないでしょうか(あくまで推測の域を出ませんが)。ちなみに、横浜で今でもサブセンターを名乗っている施設として、野庭サブセンターなるものがあります。

また、[89109]
トゥインクルと呼ばれる伊勢湾岸道の橋ですが、これらはエクストラドーズド橋ですよね?
ですが、確かに他の資料をあたるとエクストラドーズド橋ですね(実際の形状を見てもそうですし)。橋梁年鑑データベースはおそらく発注機関から情報をもらって入力していると思いますが、情報提供担当者(必ずしも橋の専門家ではない)が分類を間違えたんでしょうかね。
[89105] 2015年 11月 19日(木)00:31:09MasAka さん
Nさんによる問一の想定解(斜張橋リスト)の補足情報
[89104]Nさん
以下の2つも橋梁年鑑データベースにありましたが、当該地点のストリートビューを見る限り、斜張橋とは思えないものでした。おそらく架け替えられたのだと思います。

斜張橋は比較的新しい形式の橋なので、そうすぐに架け替えられることはないはずです。というわけで、正しい場所を探し出しました。Googleマップへのリンクを張っておきます。

No所在地橋の名前
325神奈川県横浜市金沢サブセンター歩道橋
326長野県松川町まつかわ大橋
[89094] 2015年 11月 16日(月)00:35:43MasAka さん
斜張橋(クイ図・五番勝負問一について)
クイ図・五番勝負、この所いろいろと多忙のため、結局問一しか答えられなかったMasAkaです。その共通項は「斜張橋」ということでしたが、[89076]で解答した時に物言いをつけました。すなわち、「斜張橋」の定義に従っていない解答が正答とみなされていたことについてです。

採点のやり直しにより銀メダルはく奪となった今川焼さんの解答[88949]京都府亀岡市)は、保津橋を指し示していますが、この橋の形式は斜張橋ではなく「エクストラドーズド橋」と呼ばれるものです。私は橋の設計については専門家ではありませんが、仕事で取り扱うこともあるものなので、私が知りうる範囲で説明したいと思います。

斜張橋もエクストラドーズド橋も、主塔の部分からケーブルが斜めに伸びているので、一見同じような橋に見えますが、両者の設計の考え方は大きく異なります。古典的な橋の形式は大別すると瀬戸大橋などに見られる「吊り橋」(主塔の上に渡したケーブルで下の桁を吊るタイプの橋)と、多くの橋で採用されている「桁橋」(橋桁そのものが全ての荷重に耐えるタイプの橋)に分けられます。

このうち、斜張橋はケーブルで桁を支える、いわゆる「吊り橋」の思想がもとになってできた橋です。一方のエクストラドーズド橋は基本的に桁本体のみで橋の構造を保っていますが、これだと桁の中央部が重力でたわんで(下に下がって)しまうため、桁の中にPCケーブル(強い引っ張りの力に耐え得る特殊な鋼材でできたケーブル)を入れ、それをピンと横方向(実際には多少斜め上方向になっていますが)に引っ張ることでたわみを抑える仕組み(要するに桁の補助をする)なので、これは「桁橋」の思想に近い橋となっています。よって、設計上は異なる形式の橋とみなされます。

両者の見分け方ですが、斜張橋の場合は「主塔が高い」「斜めのケーブルの間隔が広く、桁に対してほぼ等間隔に近い配置」「桁の厚さが比較的薄い」などといった特徴があり、対するエクストラドーズド橋の場合は「主塔が低い」「斜めのケーブルの間隔が狭く、水平に近い角度で配置」「桁の厚さが斜張橋に比べると相対的に厚い」などといった特徴があります。

また、鳴子こけしさんの解答[89063]群馬県東吾妻町)は、第二吾妻川橋りょうを指し示していますが、これは「斜版橋」と呼ばれるものです(2文字目は何となく「板」のような気もしますが正式名称としては「版」だそうです)。これは斜張橋ないしエクストラドーズド橋のケーブルの部分をコンクリートの板で覆ったタイプで、グリグリさんはこれを[89077]で「肺魚」と表現しましたが、これはコンクリート板を剥がし、「解剖」して判断すべきものです。つまり、コンクリート板の中に入っているケーブルの配置によって、斜張橋タイプとエクストラドーズド橋タイプの2つがあるわけです。

そこで、第二吾妻川橋りょうについて調べてみると、工事を行った鹿島建設のWebサイトに建設中の写真が掲載されていました。これを見る限りはエクストラドーズド橋の特徴を有しているように見えます。また、プレストレスト・コンクリート建設業協会の斜版橋に関する資料(PDF)には「特徴はエクストラドーズド橋とほぼ同じ」「斜張橋とけた橋の中間的構造特性」という記載と、その施工例に第二吾妻川橋りょうが含まれていることから、これはエクストラドーズド橋タイプの斜版橋と判断しました。参考までに、斜版橋のさらに進化した形として「フィンバック橋」と呼ばれるものがあります。これは斜版橋の主塔がさらに低くなり、桁と一体化して魚の背びれ(Fin Back)のようなとんがった出っ張りがある橋で、北陸新幹線の姫川橋りょうなどに採用例があります([89076][89077]ではエクストラドーズド橋を「鯨」にたとえていましたが、実はこっちが「魚」に近かったんですね(笑))。

一方、斜張橋としての構造を持つ斜版橋と呼べるものは、私が[89076]で解答した岩手県岩泉町の小本川橋りょうなどが挙げられます。もっとも、現在このタイプの橋は斜版橋と呼ばれることはなく、基本的には斜張橋そのものとされています(よって、「斜版橋」と言えばエクストラドーズド橋の仲間)。余談ですが、斜張橋を世界で初めて鉄道橋に適用したのはこの小本川橋りょうと言われています(参考)。それまでは設計荷重の小さい道路橋にだけ採用されていたそうです。

なお、橋を検索するには日本橋梁建設協会の橋梁年鑑データベースがおそらく国内で最も充実していると思います。ただし、エクストラドーズド橋など新しい構造の橋がなぜか検索できないなど、まだまだ不十分な点はあります。試しに橋梁形式を「斜張橋」にして検索してみたところ、221件がヒットしました。おそらくデータベース未登録の橋もあると思いますので、本問の想定解数は「少なくとも221以上」ということになりそうです。
[89076] 2015年 11月 12日(木)01:04:28MasAka さん
第四回クイ図・五番勝負解答
クイ図初参戦。

問一:岩手県岩泉町

物言いですが、この問題、これを取り扱っている者から言わせてもらうと、第二ヒントの解答が「同形式である」とあり、お題の場所がそのヒント通りいずれも同形式に統一されていることを踏まえれば、今川焼さんが[88949]で答えて銀メダルを獲得された京都府亀岡市と、グリグリさんが「想定外」([89066])とおっしゃった鳴子こけしさんの[89063]での群馬県東吾妻町はいずれも誤答です。たとえるなら、「鯨は魚の仲間である」と言っているようなものです。これらをそのまま正答扱いとするのであれば、少なくとも第二ヒントは撤回すべきでしょう。
[88926] 2015年 10月 24日(土)16:51:58MasAka さん
トクだ値の補足
私もオフ会に向け、往復の交通手段を確保しました。往路は北陸新幹線はくたか号で、そして復路は飛行機、しかも能登空港(のと里山空港)発の便です。一昨年の松江オフの時は往路であえて萩・石見空港行きの便を利用しましたが、今回もマイナー地方空港利用です。なお、富山空港の夕方発の便は残り30席を切っている模様ですので(残席表示が「△」)、空路で帰られる方も早めに予約したほうが良いかも知れません(私が利用する能登便はまだ余裕があります)。

[88925]スナフキんさん
ただ、JRも考えたもので、使い勝手のよい列車にトクだ値設定はしてないんですよね。先述の2階建て8+8=16両編成の「とき」にも設定がなく、続行の各駅鈍足便「たにがわ」にあるという…客の足元、しっかり見てます(汗

これだけだと誤解を生みそうな文章なので補足しますが、「トクだ値」は基本的に全ての列車に設定されています。しかし、上越新幹線の場合はその設定対象区間が(Max)とき号では浦佐駅以北、(Max)たにがわ号では越後湯沢駅以南と明確に分かれているということですね。長距離利用者への配慮ということだと思います。

なお、「トクだ値」の内方乗車(きっぷ券面に記載されている乗車駅より先(下車駅方面)にある途中の駅から乗車すること)は可能です。従って、「お先にトクだ値」(30%または35%割引)の浦佐駅発のきっぷを買い、越後湯沢駅から乗車するという手があります(普通の「トクだ値」(10%または15%割引)では割引率が小さいため損です)。ただし、当然ながらこれができるのは浦佐駅に停車する列車のみに対象が限られますので、その点は注意しないとなりません。
[88876] 2015年 10月 10日(土)00:14:34MasAka さん
改札口の数の数え方
前回の十番勝負に参加できなかったのでかなり久々に投稿するMasAkaです。

[88871]むっくんさん、[88872]いろずーさん
結論から言うと三越前駅の改札口の数は5ヶ所です(三越前駅構内図)。

いろずーさんはここで議論されている「連絡改札口」の意味を取り違えています。ここでは「A社の路線からB社の路線に乗り換えるといった異なる会社間での乗り換えの時に、改札口の外に出ないで直接A社の改札内エリアからB社の改札内エリアに入れる改札口」のことです(たとえばJR高田馬場駅の西武新宿線のりかえ口(構内図))。いろずーさんが言われている連絡改札というのは、同じ会社の路線を乗り継ぐ際、ホームが離れているなどして改札口を一旦出なければならない場合、引き続き同じ会社の路線を乗ったとみなせるように設定された改札機のことなので、全く別物です。

ところで、複数の会社で改札口を共用している場合はどうやってカウントすれば良いのでしょうか?たとえば北千住駅の場合、つくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道)を除いた3社の改札は、
JR東日本管理(構内図、改札口名には便宜的にJRを付する):2ヶ所(JR北改札口、JR南改札口)
東京メトロ管理(構内図、改札口名はJR構内図による):4ヶ所(千住警察署方面改札、西口駅前広場方面改札、駅ビル(ルミネ)方面改札、千住ミルディス方面改札)
東武管理(構内図):3ヶ所(東武スカイツリーライン北改札口、東武スカイツリーライン中央改札口、東武スカイツリーライン南改札口)
の計9ヶ所あるのですが、この9ヶ所の改札口は改札内エリアで相互に行き来が可能であり、JRの改札口としては2ヶ所だけれども、実際の旅客は9ヶ所の改札口が利用できます。この場合、改札口の数は2ヶ所と数えるべきか、9ヶ所と数えるべきかは意見が分かれるところでしょう。

しかし、会社ごとにカウントする方式だと、たとえば寄居駅(構内図)の場合はJR・東武・秩父鉄道の3社が乗り入れているのに改札口が1ヶ所しかなく(ただし東武東上線との連絡通路にあるIC専用簡易改札機を除く)、出改札業務は秩父鉄道1社がまとめて管理しています。そうなると、JRと東武の改札はゼロという不自然なことになってしまうことから、複数の会社の路線が乗り入れている駅では改札内でつながっていれば全てをまとめてカウントするのが妥当かな、と思います(北千住駅の場合はJRも東京メトロも東武も全て9ヶ所、寄居駅の場合JRも東武も秩父鉄道も全て1ヶ所と数える)。また、複数の異なる駅名の駅が改札内でつながっている場合(東京メトロの赤坂見附駅と永田町駅(構内図)など)は、合わせて1つの駅とみなしてカウントすべきだと思います。

もう1つ、京王線と小田急線の新宿駅も悩ましい点があります。JRから見て西側にあるこの両線、新宿駅東口方面へのアクセスの利便性を確保するため、それぞれ連絡改札口を通じてJR中央東口改札から入出場できる特例があります(京王新宿駅構内図小田急新宿駅構内図)。そして、他のJR改札(無印の「東口」など)からの入出場はできません。京王線・小田急線にとってJR連絡改札口は単なるJR線への乗り換えだけではなく、改札外エリアに出るための中間改札の意味も合わせ持っているわけです(新幹線のりかえ改札口を経て、在来線改札口から出場するのと同じようなもの)。この場合、京王線あるいは小田急線の改札口の数にJR中央東口をそれぞれの路線の改札口の数に含めるか否かという問題があります。これも上記に従い、改札内でつながっているとみなして、これもカウントすべきであろうと考えます(ただし、もちろんJRとの連絡改札口はカウントしない)。

あと、JR原宿駅の臨時口(年末年始の初詣期間中のみ営業する明治神宮側の臨時ホームにある改札口)のような改札口の扱いもどうするかといったところですが(構内図には描かれていない)、年に数日だけとはいえ、営業実績のある臨時改札口はカウントして良いかなと。

……などと勝手に考えてしまったのですが、こういうのは一定の基準を設けておかないと混乱の元になりそうなので、問題提起の意味で書き込んでみました。
[88033] 2015年 7月 6日(月)23:21:51MasAka さん
函館の夜景
[88032]白桃さん
ただいま函館です。
函館競馬は負けたけど夜景は美しかったです。

私は昨日の午前中まで函館におりましたので、ちょうど入れ違いだったのですね。

函館はこれまで何度も訪れていますが、夜の函館山にはまだ登ったことがなく、一昨日土曜日の晩に初めて函館の夜景を見ることができました。先月放送されたNHK「ブラタモリ」において「函館の夜景はなぜ美しいのか?」を検証していましたが、この番組を見てしまったおかげで「ぜひ一度は夜景を見ておかないと」と思い、当日行われていた飲み会の二次会の誘いを振り切って函館山行きの最終バスに飛び乗ったというわけです。

ちなみに、函館山から望む函館の夜景の中に「ハート」が見えるという話を聞いたので、一体どんな風な物が見えるのかと思って調べてみたら「なーんだそんな事か」と拍子抜けしてしまいました(笑)。
[87868] 2015年 5月 29日(金)16:02:54MasAka さん
インドのアスファルト舗装道路
[87861]山野さん
ニューデリーでは「アスファルト」が溶解しているとか。(気温が50度近くに達している模様)
道路が溶けるってどんな暑さなんでしょうか?

昨年の夏に日本でいう猛暑日を連日のように現地で経験していた私ですが(1ヶ月以上の間、ほぼ毎日最高気温38~39℃くらいでした)、さすがに40℃超という日はなかったですね。

気温が45℃くらいになると、路面温度はそれより少なくともプラス10~20℃くらいにはなっていそうです。アスファルトは、通常およそ50℃を超えると軟化してしまいますので、軟化点を超える温度になっていることは間違いないでしょう。インドのような夏に猛暑となる場所では軟化点の高い製品を使うべきですが、実際にはあまり品質のよい材料が使われていないようで、夏場に軟化してしまったと思われる、轍が出来ている道路をあちこちで見かけました。

ちなみに、アスファルト舗装材というのはアスファルト(瀝青)と骨材(砂利)の合材ですが、インドの舗装道路に使われているアスファルト舗装材はどうも骨材の量が少ないように見えました。つまりアスファルト分が多く、熱でドロドロになりやすいと言えます。
[87852] 2015年 5月 23日(土)02:49:35MasAka さん
多摩川の渡し&新幹線
[87794]hmtさん
数年前の落書き帳[66785]で 稲田堤の渡し船に言及したところ、JOUTOU さんからレポート[66847][66888]を頂いています。
それは現地スタッフからの 聞き取り調査でしたが、貸しボート屋が臨時営業していた渡し船は、当時から10年ほど前【現在から十数年前】に廃止されたとのことでした。
(中略)
これを総合すると、20世紀末年頃に廃止されたようであり、Wikipediaには、この廃止情報が反映されていないのではないでしょうか?

情報ありがとうございました。なんと、現存していなかったんですね……。ただし、廃止時期については21世紀に入ってからのようです。ある個人のサイトにこの渡し舟の乗船記が掲載されていましたが、その中に「21世紀に突入しても」という文言があり、ページの更新日が2001年9月29日、本文の記載から乗船日は5月の連休から40日後という所から推測すると、少なくとも2001年6月の時点では営業していたと考えられます。なお、1989年10月撮影の空中写真では鉄橋の下流の右岸側、小屋の正面に船着き場らしきものが見えていますが、2001年12月撮影の空中写真ではそのような物は見えないので、2001年の下半期あたりに廃止になったと考えられます。

ちなみに、廃止理由は2001年3月に策定された多摩川水系河川整備計画による河川改修工事のようです。同サイトの資料にある「河川整備の現状と課題」(PDF)4ページにある図-1-2-1によると、ちょうどこの京王閣競輪場の前後(河口から27kmあたり)が現況流下能力に対し戦後最大規模の洪水流量が上回る狭隘な区間(ピンク色に着色)であったことから、計画初期の段階からこの箇所では工事が始められていたようです。

余談ですが、同じくWikipediaに掲載されている東急ゴルフ場の渡しについても、東急ゴルフパークたまがわの公式サイトによると今年の4月1日から東京側からの利用が不可となったこと、またそれに先立つ3月22日に東京側クラブハウスを閉鎖した旨の告知がされていることから、こちらも2ヶ月ほど前に廃止になったと考えられます。

[87819]グリグリさん
JRが新幹線と営業として一般的に言っているのは、山形新幹線、秋田新幹線を含む範囲とするのが自然

これはJRが(罰則規定がないのをいいことに)法律を無視し、在来線区間を勝手に「新幹線」と呼んでいるだけなんですけどね。鉄道業界においては監督官庁よりもJRのほうが強いことの表れの1つでしょう(中央リニア新幹線着工も国がJRに押し切られた感じですし)。新幹線は本来「線路構造物」・「システム」・「車両」がセットになったものを指すことから、車両だけを指して新幹線と呼ぶのは、Webページのことだけを指してインターネットと呼ぶのと同じようなものです。

「車両だけ新幹線」が想定解に含まれるなら、逆に成田空港付近の線路(成田市土屋付近~成田空港駅間)はもともと「成田新幹線」として建設されたので、それなら成田市/横須賀市という「路盤だけ新幹線」な解もアリなのではないかとか、もしフリーゲージトレインが実用化されていたとして、それでつばさ171号のように在来線区間のみを走る列車が設定された場合は(当然この場合は狭軌のまま)それも想定解に入るのかとか、いろいろ考え始めると夜も眠れません(ウソ)。
[87787] 2015年 5月 17日(日)01:21:34MasAka さん
第三回ペアシティ七番勝負・感想
今回初参加となりました。十番勝負の解答ポリシーは「残り想定解が少なくなった問題を掃除する」ですが、こちらの解答ポリシーはペアシティだけに「2問ずつ答える」で(ただし、たぶん今回限り)。

問一(新幹線ダイヤの「発駅市/着駅市」):福岡市/春日市(19位)
福岡市/春日市は新幹線車両を使った在来線扱いの博多南線の運行ダイヤです。逆方向の春日市/福岡市を含めて想定ペアには入れていませんでしたが、敢えて解答する方がいれば正答として対応する予定でした。
これはお題の市に山形市/新庄市が入っている時点で当然福岡市/春日市は正答だと判断しました。そもそも山形発新庄行つばさ171号は、新幹線区間を全く通らないことから単なる在来線(奥羽本線)の特急であり、同列車の特急料金は在来線の料金が適用されています。というわけで、新幹線車両を使った在来線扱いの区間である博多南線も当然含まれると思ったわけです。しかし、あくまでも新幹線は「主たる区間を列車が二百キロメートル毎時以上の高速度で走行できる幹線鉄道」(全国新幹線鉄道整備法第二条)であり、ミニ新幹線は新幹線の仲間ではないというのが法律上の考え方です。一方、スーパー特急は新幹線という名前がついていませんが、設計最高速度は200km/hなので、これは新幹線の仲間になります(ただし現実に営業線になった例はありません)。というわけで、「ミニ新幹線含む」という線引きそのものにあまり納得しておりません。逆に、在来線区間でも見た目が新幹線ならOKというのであれば、宇和島市/四万十市(JR四国予土線で0系新幹線電車を模した鉄道ホビートレインの運行区間)も想定解に含めて良いのでは?実際に「日本一遅い新幹線」として紹介しているニュース記事もありますし。

問二(隣接する市で人口差が1万人以下):川越市/所沢市(13位)
いずれも隣接市であり、ペアとなっている市を見ると何となく規模が似ているなぁ、と思いました。というわけで、ここは高校の通学先であった川越市と、私の出身地である所沢市のペアで解答。一時期所沢市は川越市の人口を超えた時期がありましたが、再び逆転されてしまったのが残念です。調べてみると2009年10月頃に抜き返されたようなので、これはきっとNHK朝の連続テレビ小説「つばさ」(2009.3~2009.9放送)効果で川越人気が高まったのではないかと勝手に思っています(そんなわけない?)。

問三(村のみでつながる):秩父市・大月市(15位)
問二のように隣接してはいないものの、微妙に位置が近い市同士がペアになっていることから、ペアとなっている市に共通する何かが隣接しているのではないかと地図を眺めて共通項がひらめきました。なお、解答はオレンジ色の着物の人と水色の着物の人が登場する、日曜夕方のテレビ番組とは特に関係ないと思います(笑)。

問四(市の鳥が同じ):国分寺市・香美市(6位)
唯一の1桁順位での正答。お題や既解答でペアになっている市の規模や位置同士がかなりバラバラなので、とりあえず市のシンボルあたりから調べ始めてみたらまさにドンピシャでした。昨年、インド滞在時に良く飲んでいたビールの銘柄が「キングフィッシャー」(カワセミの英語名)だったので、カワセミを市の鳥にしている市を選ぼうと思いました。この解答翌々日に四国出張があり、その中で訪れる香美市が該当していたのでそれを解答。ペアのもう片方は、半年前に制定されたばかりの(参考)、私が年に1度は訪れる機会のある国分寺市を。
ところで、
最後の方はカワセミが人気でした。
とのことですが、これはたまたま解答が集中したのか、もともとカワセミを指定している市が多いのか、興味のあるところですね。

問五(読みの最初と最後が反対):白石市・志布志市(24位)
第一アナグラムヒントを解凍するより先に、ペアの市を見ていて何となくしりとりっぽい感じがしたので共通項がひらめきました。ここでは同じ音をできるだけ多く重ねてみようと「し」で始まり「し」で終わるペアを解答に選びました。「市」を含めると「し」が6つ。口に出して読むと変なリズム感があります。

問六(面積合計1,000km2):糸魚川市・勝山市(16位)
第一ヒントが出てやっとひらめいた問題でした。これは想定解数が多いことから、今回の七番勝負が「北陸新幹線金沢開業記念」ということで、1問は北陸新幹線沿線の都市を入れて解答しようといろいろ探した結果、北陸新幹線糸魚川駅がある糸魚川市のペアとなる市が勝山市であることが判明。両市とも北陸地方にあり、かつ日本の地質学的に重要な都市であることから(糸魚川…ひすい・フォッサマグナ西縁、勝山…恐竜化石)、個人的には美しいペアで解答できたと自己満足。

問七(定期船で行ける):羽島市・一宮市(24位)
港のある市ばかりが目立つので、おそらく船関係の共通項であろうとあたりを付けました。最初は自分が乗ったことのある航路で答えようと思い、その時点で未解答として唯一残っていたのが宿毛市・佐伯市(宿毛フェリー)。しかし、解答状況を見てみると、それまでの皆さんの解答が全て海上航路ということに気づきました。お題のペアにはわざわざ琵琶湖の「彦根市・長浜市」もあることから、何も解答を海に限定することはありません。そこで、変化球解答として、川の渡し舟で該当するものはないかと探して出てきたのが愛知県営西中野渡船(中野の渡し)でした。渡し舟のうち、2市を結ぶ定期航路としてはこれが唯一のようです。多摩川の両岸、川崎市と調布市を結ぶ通称・競輪場の渡しは不定期航路(競輪開催日のみ運航)なので、これは該当しないペアですね。

さて、次回は7月に十番勝負が行われるということで、参加できる余裕があるかどうかはまだわかりませんが、とりあえず楽しみにしております。
[87751] 2015年 5月 13日(水)22:34:16MasAka さん
東京都を通過する西武池袋線についての補足
[87750]デスクトップ鉄さん
東久留米・所沢間を通して乗車すれば、上り下りにかかわらず4回東京都を通過します。

ここでの議論は経県値から派生したものですので、単に東京都の区域を通過するということではなく、経県値的に東京都が「通過」(1点)とカウントされるための条件としての話だと私は認識していました。よって、東京都を通過扱いとするには乗降する駅がいずれも東京都外になければならないという考えであり、東久留米は東京都内にある駅のため、東京都を通過する路線(区間)には当たらない、と思っていました。

[87746]で星野彼方さんの[87745]記事へのレスとして述べたのは以上の考え方に基づいたものであり、西武池袋線単独でそれが可能なのは所沢駅→秋津駅のみ(秋津駅ホームで所沢市内の位置に止まる上り電車の車両に乗車し、秋津駅では必ず北口(所沢市側)から出場)となります。それ以外では秋津駅構内で必ず東京都内を歩くことになるので東京都「接地」になる、というわけです。おそらく星野彼方さんが「反則気味」と表現したのはこのことではないかと思っているのですが、いかがでしょうか。
[87746] 2015年 5月 12日(火)21:52:59MasAka さん
東京都を通過する列車
[87742]デスクトップ鉄さん
私もリストの漏れを見つけました。
JR武蔵野線の東所沢~新座間(東京都清瀬市)と、京王相模原線の京王稲田堤~若葉台間(東京都稲城市)です。

[87745]星野彼方さん
西武池袋線はちょっと反則気味ですが。
これ、可能なのが上り線(池袋方面)のみで、しかも乗る車両を選ばないと失敗しそうです(笑)。
[87662] 2015年 5月 3日(日)02:15:20MasAka さん
第三回ペアシティ七番勝負解答
明日(正確には今日)から出かけるので最後のお片付け。

問七:羽島市・一宮市

こんな所にあるとは意外だった。
[87647] 2015年 5月 2日(土)15:10:41MasAka さん
第三回ペアシティ七番勝負解答
問五:白石市・志布志市
問六:糸魚川市・勝山市
[87619] 2015年 4月 29日(水)22:23:36MasAka さん
第三回ペアシティ七番勝負解答
明日から出張のため解答できる機会がなさそうなので、今のうちにちょっと頑張って追加の解答を投下。

問三:秩父市・大月市
問四:国分寺市・香美市

※「ペア」というくらいなので、わざと2問ずつ解答。全7問なので最後の1問だけ余ってしまいますが……。
[87611] 2015年 4月 29日(水)13:54:05MasAka さん
第三回ペアシティ七番勝負解答
ペアシティ開催第三回目にして初参戦です。

問一:福岡市/春日市
問二:川越市/所沢市
[87479] 2015年 4月 19日(日)02:38:12MasAka さん
北陸新幹線・長野経由の謎
[87469] グリグリさん
今回私の示したルート案もしくはほくほく線ルートが、最初から候補にならなかったのは何故なのかなという点でした。

[87471]にてhmtさんからご紹介していただいた参考サイトにあるとおり、北陸新幹線は基本計画決定の時点ですでに長野経由が明記されています。しかし、その決定までの経緯については公式な資料が出てきません(整備計画決定以降の話は比較的調べがつくのですが)。

ここで、乗りものニュースに出ている新幹線鉄道網計画図を見ながら考えると、新潟県には現在供用中の上越新幹線のほかに、基本計画路線として羽越新幹線(富山市~青森市)が存在しています。ここで、仮に北陸新幹線を越後湯沢回りとした場合、新潟県の上越~中越地方というそれほど大きな需要が見込めなさそうな所に北陸新幹線と羽越新幹線の2つの計画路線がほぼ並行する一方で、長野県の県都である長野市を擁する北信地方が新幹線鉄道網から取り残されてしまいます。したがって、これが長野経由とした一番の理由ではないかと考えられます。また、新潟県出身である大物政治家の我田引鉄ではないかという批判をかわす意味もあったのでしょう。

なお、国鉄時代の新幹線計画では、新幹線建設に合わせて在来線も一緒に改良するというもくろみもありましたので(今は在来線をJRから経営分離することが原則に変わりましたが)、信越本線の改良という位置付けも考えていたのではないかと思います。実際、九州新幹線の熊本駅付近は規格外の半径のカーブを使ってでも在来線に並走させた区間があり、そこの在来線は現在高架化工事が行われている最中です。ただし、当該区間の新幹線計画時はもともと国鉄という同じ組織が新幹線建設と在来線改良をともに担うことが前提だったのに対し、現在は新幹線建設は鉄道・運輸機構、在来線改良はJRと別々の組織が実施することになっています。したがって、新幹線と在来線を長く並走させるようなルートは新幹線と在来線の工事を同時に進めるにあたって互いの組織における調整項目が増えることになるので、今の時代においては在来線も一緒に改良するという計画は必ずしも得策にはならないと思います。

[87477]じゃごたろさん
静岡県内を巡っていると「地名」という地名に遭遇。

昨年秋に私もそこを訪れました。ここに[86413]の記事で紹介した“自称”「日本一短いトンネル」を名乗る地名トンネルがあります(地図)。記事を書いていて自分でも気になったので、実際に行ってみたというわけです。トンネルの上にあるはずの山の部分がなく、コンクリートの構造物だけが残されていてなかなかシュールな光景でした。
[87460] 2015年 4月 10日(金)01:53:35MasAka さん
北陸新幹線ルート
[87457]グリグリさん
北陸新幹線は長野経由が当初から計画の前提だったこともあり、北アルプスを貫通する最短ルートと現在の上越市経由ルートが当初からの検討対象であったと記憶しています。

北陸新幹線北アルプス貫通ルートについては、2010年9月に行われた国土交通省の諮問機関である交通政策審議会の陸上交通分科会鉄道部会中央新幹線小委員会で少々ネタになりました。中央新幹線が通る南アルプスに対し、当初北陸新幹線のルートとして検討されていた北アルプスとの施工条件を比較しようというものです。その資料はこちらのリンク先にあります。これによると北アルプス貫通トンネルの延長は約70km、青函トンネル(53.8km)はおろか、現在世界最長(ただし未供用)のゴッタルドベーストンネル(57.1km)よりもさらに長い規模になると想定され、実現不可能とされました。単に延長が長いだけならさほど問題はないのですが、資料6ページ目にあるようにここは土被り(トンネルから地表面までの高さ)が他に類を見ないほど大きいことから膨大な地圧がかかりトンネルが崩壊するおそれが大きいこと、また本坑の工事を円滑に進めるために取り付ける作業坑の設置も困難であることが断念した主な理由と思われます。

ちなみに北陸新幹線開業でいちローカル線となってしまった北越急行ほくほく線ですが、これも実は北陸新幹線の歴史に密接に絡んでいます。もともと整備新幹線計画が行き詰まった際に「スーパー特急方式」(正式名称:新幹線鉄道規格新線。路盤は新幹線規格で作り、狭軌の線路を敷いて200km/h程度の高速運転と在来線との直通運転を両立させる)という暫定整備案が浮上しました。その際、北陸新幹線については石動~金沢間、糸魚川~魚津間のみをこのスーパー特急方式で整備することとなりました。そして、新幹線(スーパー特急規格)が出来たあかつきには、すでに建設が進んでいたこのほくほく線を有効活用することとし、列車がほくほく線を経由して走れるよう当初非電化で計画されていたところを電化に変更して最高160km/h運転ができるよう追加工事を行ったのです。この時点では長野~上越間の新幹線建設は棚上げだったことになります。しかし、スーパー特急方式で着工された区間はその後の政府・与党申し合わせにより結局全てフル規格へと格上げになり、ほくほく線は一度も「新幹線直通」とはなりませんでした。もしかしたら史上初めて新幹線と直通運転する第3セクター路線になったかも知れないのですが……。

あと、ご提案のありました
この部分、約50km程度ですが、将来建設する計画が出てこないですかね。
のルート、地形的にほとんどトンネル区間になりそうですが、その場合の問題点として温泉地を多く通るため地質が温泉水で劣化している可能性が高く(しかも高熱なので作業環境も劣悪)、トンネル掘削に伴う温泉水の枯渇も心配です。また、十日町市と上越市の境界付近では難工事で有名なほくほく線鍋立山トンネルと同じ地質を通ることから、ここでも技術的にかなりの困難が予想されます。さらに、地すべりの多い地帯ですので、トンネル坑口位置の選定も慎重さが求められます。自分ならこういうルートは引かないですね。……一応なんちゃって専門家としての意見でした。
[87401] 2015年 3月 15日(日)18:59:31MasAka さん
北陸新幹線
昨日、無事に北陸新幹線長野~金沢間が乗客を乗せて走り始めました。4年前の九州新幹線開業の時は大震災の翌日で出発式や開業式典が全て中止になってしまいましたが、今回は何事もなく執り行われたようで良かったです。今回の北陸新幹線開業は関東地方でも大々的に報道されていましたが、やはり東京駅が始発だからでしょうね。もしこれが九州新幹線だったら新大阪からしか直通運転されないので、仮に震災がなかったとしても関東地方では非常に小さい扱いか、あるいは無視されていたかも知れません。

ちなみに、4年前に開業した東北新幹線と九州新幹線には個人的にいろいろな思い入れがあるのですが、この北陸新幹線は特に大きくは絡んでいないので、「やっと出来たんだな」というくらいで特に感慨にふけることもなく、その開業を淡々と見守る程度でした。

とは言え、延長200km以上の新規鉄道路線が一度に開業するというのは最近では異例のことであり(おそらく1982年11月の上越新幹線以来だと思います)、これによって北陸地方の交通体系が大きく変化することとなったのは間違いないでしょう。今後、200km以上の鉄道路線を一度に開業させることになると思われるプロジェクトは中央新幹線(東京都~名古屋市間、2027年度完成予定)と北海道新幹線(新函館北斗~札幌間、2035年度完成を5年程度前倒し予定)くらいしかありません。

ところで、この日は東北新幹線の上野~大宮間開業からちょうど30周年(1985年3月14日開業)だったのですが、公式には何のイベントもなかったようです。それまでは大宮駅発着だった北へと向かう新幹線が初めて東京都内に乗り入れた記念すべき日であったのですが、完全に北陸新幹線と上野東京ラインに食われてしまったようです。

さて、[87387]の北陸新幹線開業記念クイズ、では私は星野彼方さんといっちゃんさんの合わせ技で……。
(町田市、札幌市、朝倉市、鴻巣市、黒松内町、北中城村、いちき串木野市)
あと、こういう表示もよく見かけるのですが、これはさすがに反則でしょうね(笑)。
(大東市、安中市、大竹市、春日井市)
[87379] 2015年 3月 10日(火)21:53:21MasAka さん
同じ住所に4000人
[87378]山野さん
住所が番地も含めて同じ所があるとは。

青ヶ島村とも岐阜市鷺山1769-2ともまた全然別の似て非なる例ですが、大阪市西成区萩之茶屋2-5-23にある釜ヶ崎解放会館には、一時期約4000人もの住民登録がなされていました。かつて、あいりん地区の日雇い労働者達がこの場所を居住地として届け出ることが黙認されていたそうで。しかし、結局2007年以降、居住実態が確認できない場合は市のほうで住民登録を順次削除することになりました。この釜ヶ崎解放会館、せいぜい200m2ほどの敷地面積のようですので、仮にこの建物に4000人が住んでいるとすればここだけ人口密度が2000万人/km2くらいになってしまうというとんでもない事態になります。

ところで岐阜市鷺山1769-2の例ですが、住民たちは村内に住所表記がない青ヶ島村の人々に全員同じ住所でもうまくやっていくノウハウを聞いてみるという事は考えないんでしょうかね。もっとも、青ヶ島村の2倍以上の人口がいるので、簡単に真似ることも難しいんでしょうけど。
[87374] 2015年 3月 8日(日)14:39:19MasAka さん
長崎県の面積
[87373]hmtさん
長崎県については、市町村別に比較したところ、諫早市が +20.56km2、雲仙市が +7.35km2でした。
面積調には増加した面積のある場所についての手掛りはありませんでした。諫早湾干拓事業や雲仙普賢岳噴火の影響が地形図に反映されていなかった分を修正したのか? とも思いましたが、この大きな数字はうまく説明できません。

お察しの通り、諫早湾の干拓で増えた陸地部分を新たに面積にカウントしたとのことです(毎日新聞2015年03月06日付記事)。さすがに八郎潟干拓の220km2には及びませんが、それでも2市合わせて約28km2の増加は東京ドーム600個分、自治体で比較するなら東京都新島村(新島、式根島および周辺島しょ)くらいの面積に匹敵するわけで、干拓事業の巨大さがうかがえます。
[87371] 2015年 3月 7日(土)13:31:00MasAka さん
平成26年全国都道府県市区町村別面積調
年に1回、国土地理院が公表している全国都道府県市区町村別面積調ですが、平成26年分が昨日公表されました(平成26年全国都道府県市区町村別の面積を公表)。

例年よりも若干遅い公表でしたが、上記リンク先によると

平成25年までの全国都道府県市区町村別の面積については、主に2万5千分1地形図に基づく面積を公表していましたが、計測の基礎となる地図を電子国土基本図に切り替えたことで面積の精度が向上しました。

ということだそうで、今回から計測方法を大きく変更したことが影響したのではないかと考えられます。計測方法そのものが変わったことから、範囲に物理的な変更が全くなくても、前年との面積に増減があった自治体が多数出ているようです。
[87334] 2015年 2月 23日(月)23:06:53MasAka さん
若年で当選した首長
[87333]のグリグリさんの現役首長年齢ランキングを見ると、40歳未満の首長23人中、12月生まれが7人もいるのはすごいですね。私も12月生まれでまだ30歳代なので、どこかの市長にでも立候補したら当選するんじゃないか……とは思っていませんが(笑)。それはさておき、これを見てふと思い出したことがあったので、まだ不完全ながらも情報を書き込んでおきます。

というのも、今月初めに私が卒業した大学の専攻の同窓会が開かれたのですが、その時に何名かの卒業生が挨拶のスピーチをする場があり、壇上に立たれた方のうちの1人が北海道中川郡中川町の前町長(任期2003~2011年、中川町Webサイト「まちの歴史」より)であった亀井義昭さんでした。亀井さんの大学入学は1982年ですので、1964年生まれとすれば39歳での当選となります。

調べた結果、このページによれば確かに39歳と書いてありました。しかし残念ながらご本人の生年月日が不明です。Facebookのアカウントもお持ちでしたが、生年月日は非公開でした。それでも上記リンクの記事より39歳での町長当選はほぼ間違いないようです。

同窓会を主催した大学教授によれば来年もまた開くつもりとのことですので、もしご本人にお会いする機会があれば、何か新たな情報を提供できるかも知れません(と言っても、人にいきなり誕生日を聞くというのもなかなか勇気がいりますが……)。
[87210] 2015年 1月 25日(日)20:54:33MasAka さん
第四十回十番勝負・感想
今回の第四十回十番勝負、国内復帰後(笑)としては初の参戦となりました。結果は入門コースで総合17位という成績でした。今回は時間が取れたのが最終日の午後8時ということで、終了までの残り1時間では入門コースのみ解答するのがギリギリだろうと思いましたが、実際に入門コース全ての解答を投下できたのは午後8時59分、締切まで残り1分を切ったタイミングでした。これが最後の採点チャンスであり、もし誤答があった場合でも2度と正解するチャンスはないというギリギリの挑戦でしたが、何とか一発完答を達成しました。

問A(人口ランキングトップ40市):札幌市(21位)
既に提示済みのヒントからランキングページを調べて解答。まだ100万都市が残っていたので札幌市を解答。

問B(面積ランキングトップ40市):富山市(19位)
問A同様です。北陸新幹線開業記念で(?)、富山市を解答。

問C(人口密度ランキングトップ40市):豊中市(21位)
これも問A・B同様です(笑)。昨年9月に訪れた豊中市を解答。

問D(山陽新幹線の通る市):廿日市市(19位)
一般コース問四と同じ共通項ですが、確かにこれは美しい問題だと思いました。解答は今回のテーマである「40」の、2番目に大きな約数である20(廿)がつく廿日市市にしてみました。

問E(「一から十」の数字で始まる市):十和田市(20位)
これがちょうど40市とは意外に思いました(もうちょっと多いかな、と思ったので)。10年前まで住んでいた七戸町に隣接する十和田市を解答。ところで10年前と言うと、この落書き帳に初めて書き込みをしたのがちょうど10年前の2005年1月でした([36527])。というわけで、今月で落書き帳デビュー10周年、時の経つのは早いものです。ただ、初書き込み後もしばらくROMが続き、2度目の書き込みはそれから何と2年以上も経った2007年3月になります。

問F(特例市):つくば市(19位)
これもヒントから……。この十番勝負の開催期間中(1月8日)に訪れたつくば市を解答(なお、昨日もつくばに行ってます)。

問G(「西」または「南」の付く市):湖西市(20位)
最近増えている共通項が「A or B」の問題。これはヒントからデータベース検索で絞り込みました。昨年10月に宿泊した湖西市をチョイス。

問H(読みの三文字目が「し」の市):東かがわ市(20位)
これは前問問Gなどのようにデータベース検索のみでは一覧が出てこないので、まずは読みに「し」がつく市をデータベース検索によって抽出し、検索結果をエクセルに放り込んで3文字目に「し」がつく市をフィルタで絞り込むという方法で想定解市をあぶり出しました。これまで四国の市はあまり解答に使ってないことから、とりあえず東かがわ市で答えてみました。

問J(読みの四文字目が「ま」の市):館山市(20位)
これも問Hと同様の方法を使って想定解を導いています。解答は大学の卒論生時代、野外調査期間中に幾度となく宿泊した思い出のある館山市にしました。

問K(同音異字の市町村がある市(特別区は除く)):大和市(18位)
これは過去の類題ですね。先月のオフ会で通過した大和市を解答。ちなみに横浜市の北部から普通に石和に行こうとするのであれば、大和市はまず通らないはずなのですが。

というわけで、今回は入門コースのみとは言え、ラスト1時間の締切に追われるというスリリングな展開を味わうことができました(これはこれで結構緊張感があります)。最近はゆとりをもって考えている余裕がないので参加率が下がっておりますが、次回以降も参戦できるスキがあれば参加しようと思います。
[87164] 2015年 1月 18日(日)20:59:03MasAka さん
第四十回十番勝負入門コース解答
あけましておめでとうございます(←遅っ)。

というわけで、締切ギリギリ(1分前)で参戦します。

問A:札幌市
問B:富山市
問C:豊中市
問D:廿日市市
問E:十和田市
問F:つくば市
問G:湖西市
問H:東かがわ市
問J:館山市
問K:大和市

さすがに今日の午後8時から取り組み始めた1時間勝負だと入門コースでもキツかったです……。
[86790] 2014年 12月 14日(日)19:55:17MasAka さん
第11回公式オフ会
落書き帳に書くのが遅くなりましたが、今年もオフ会に参加させていただきました。今回も非常に中身の濃い内容で楽しめました。皆様本当にありがとうございました。さて、ここでは感想にかえて、主にオフ会の会場に来るまでと、翌日の解散後の私の行動についてちょっと説明してみましょう。

今回は山梨県開催ということで、現住所である神奈川県の隣接県です。山梨方面に横浜市から公共交通機関で行く場合、普通なら横浜線→中央線というルートを使うのが一般的だと思いますが、ここはあえて「隣の県だったら直接神奈川県から山梨県に行ってみよう」ということを思い立ちました。前述したルートでは東京都を2回通ることになりますので(町田市と八王子市)、これを回避しようというわけです。

実際に移動したルート図がこちらです(mixiに投稿した画像にリンクしているので、mixiにログインしてご覧ください)。GPS電波が受信できない区間があり部分的に歯抜けになっていますが、一旦横浜駅に出てから相鉄で大和駅まで行き、相模大野駅からバスで古淵駅に向かうことで町田市域を避けています。八王子市を迂回する部分は橋本駅からバスを乗り継ぎ、hmtさんの故郷、旧津久井町経由で相模湖駅に向かうこととしました([86778]hmtさんの書き込みも参照)。ここまで横浜市・大和市・相模原市の3市しか通過していないはずですが、神奈川県を脱出するのに4時間くらいかかるという壮大なる時間(と交通費)の浪費でした。そして相模湖からは中央高速バスで会場のある笛吹市(石和)に直行しています。これは通過自治体数を最小にするという目的もありました。鉄道では急勾配緩和のため大きく北に迂回し、山梨市を経由しますが、勾配の制約が鉄道ほどではない高速道路は甲州市から西へまっすぐ笛吹市に入ります。ちなみに、笛吹市は大月市とも接していますが、直接この両市を結ぶ公共交通機関はありませんので、真に通過自治体数を最小化するには徒歩で摺針峠を越える必要があります(なお、試験走行中の山梨リニア実験線は両市境を通過します)。時間の都合上、さすがにここまではやりませんでしたが(笑)。

オフ会では、この夏インドに出張に行った際、オフ会イベントの景品用にと仕入れてきた道路アトラス鉄道アトラスを提供しましたが、これにスナフキんさんが興味を持たれたようで、「毎回古地形図の提供と解説で大変お世話になっているので、ここはスナフキんさんにお渡ししてはどうか」というグリグリさんの提案があり、参加者の満場一致でスナフキんさんの手にそのまま渡ることになりました。ちょっと意外な展開でしたが、渡るべき人の手元に行ってくれて良かったと思います。

そして翌朝の解散後は山梨県内を観光しながらの帰路となりました。まず、宿からHiro_as_Fillerさんの車でくはさんと共に山梨市駅まで送ってもらったところ、先に出発して途中下車の旅を楽しんでいた星野彼方さんに遭遇。星野彼方さんは再び塩山駅で下車、私は勝沼ぶどう郷駅で下車し、ここでくはさんと別れることに。

勝沼ぶどう郷駅で下車した後は大日影トンネル遊歩道を散策しました。トンネル内を歩いているとJOUTOUさんの車で東京に向かっていると思っていたスナフキんさんとすれ違うことに。途中で車を下りて先に探検されていたのですね。さて、私はそのまま遊歩道の終点にある勝沼トンネルワインカーヴ案内所まで行き、そこでUターン。再び勝沼ぶどう郷駅に戻ってきた頃には駅のホームでYASUさんとスナフキんさんが鉄活動中でした(笑)。私はそのまま昼食を食べるためにぶどうの丘まで向かいます。昼食を食べるだけのつもりだったのですが、地下のワインカーヴでついワインの試飲もしてしまいました(笑)。

その後は大月市にある日本三奇橋の1つ、猿橋に向かいます。橋の景観も美しいものですが、ここで訪れるべきスポットはもう1つあり、それは富士山の溶岩流の露頭です。ここは富士山から30kmも離れた場所であり、そこまで溶岩が到達したという証拠は、富士山のかつての噴火の規模がうかがえます。また、猿橋駅の南口には新興住宅団地(パストラルびゅう桂台)がありますが、3年前の2011年にこの団地と駅前を結ぶ高さ100mのエレベーターが完成しましたので、それも乗ってきました。もともとは同じ場所に「シャトル桂台」というモノレール的な無人運転の新交通システムがあったらしいのですが、故障が頻発したため2006年に使用を中止してしまったそうです。現地には橋脚の基礎だけが遺構として残されていました。

今回は比較的近場での開催ということもあり、移動時間に余裕があったことから、今まで通過するだけでなかなか立ち寄ることのなかった場所に行けてなかなか面白かったです。末筆ですが、来年のオフ会にも参加できることを楽しみにしています。
[86720] 2014年 11月 24日(月)01:44:02MasAka さん
キロポスト
[86715]グリグリさん
阿南市から鳴門市への計画路線の距離が、100kmという訳ではないですよね(30km程度かな)。

これは数字の根拠となる資料が見つからないため説明をわざと省いていました。以下は私の推測に過ぎませんが、当初の起点であった高松西IC以西の高松道の距離が100kmに満たないため、単純にキリがいい所で東側区間については100kmを足した表示にしているということだと思います(路線が途中で分断している北関東道の都賀西方JCT以東も同じ理由と考えています)。後述するように、これ以上は高松道としての延伸はありませんので、キロポストの表示は現在の数字で確定とみて良いでしょう。また、今治小松自動車道ではなぜ700kmを足しているのか([86700]Nさんの一覧表より)、こちらはちょっと見当がつきません。

なお、[86718]では星野彼方さんが
どうやらそれは三木JCTからの距離になっています。
と書かれていますが、これについては[86691]でおがちゃんさんが
高松自動車道上り線から鳴門料金所に差し掛かるとき、理論上では高松自動車道の100㎞ポストが存在するはずですが、実際に存在しているのは89㎞ポスト(神戸淡路鳴門自動車道のもの)のようです。
と書かれているとおり、鳴門ICの料金所ではキロポストの数字は連続しません。これは道路関係公団が民営化される以前から管理が別組織(日本道路公団と本州四国連絡橋公団)だったということもあるかと思います。参考までに、三木JCT~鳴門IC間の距離は、正確には100kmに満たず98.6kmとなっています(山陽道三木JCT~神戸西IC間9.6km+神戸淡路鳴門自動車道89.0km)。

ところで、鳴門JCT以南の四国横断自動車道の営業路線名には「徳島自動車道」が予定されていますので、鳴門JCT以南はおそらく別の距離のキロポストが割り当てられることになると予想されます。[86715]でグリグリさんが「利用者目線からの距離」という言葉を使っていらっしゃいますが、神戸・淡路島方面から鳴門海峡を渡ってきた人にとって、鳴門から高松方面に行くのと徳島方面に行くのとでは違う道路だと考えるのが自然だと思いますので。ちなみに、徳島道は今年度内に徳島IC~鳴門JCTが開通しますが、この開通で徳島道は徳島JCTで二股に枝分かれする構造になるため、その部分のキロポスト表示がどうなるかが気になります。

あと、そういえば北陸自動車道のこの辺のように、明らかに上下線で別の場所を通っているような場合、距離はどうやって調整しているんでしょうね。

さて、ここまで道路のキロポストについて語りましたが、鉄道のキロポストでも変わったキロ数を振ってあるものがあります。たとえば私の出身地所沢市を通る西武新宿線。同路線は建設の歴史的経緯から、起点の西武新宿駅では(マイナス)2kmポストから始まり、次の高田馬場駅で0kmになり、ここから数字が普通に増えた後、東村山駅を過ぎると本川越駅(旧駅位置)起点のキロポストに切り替わり、再び数字が減っていって最後は終点の本川越駅で再びゼロ(正確には開業当初と駅位置が変わっているので0.3kmポスト)になるという不思議な増減をします。

また、新幹線のキロポストですが、上越新幹線は大宮起点、北陸(長野)新幹線は高崎起点の数字が振られているのに対し、山陽・九州新幹線は東海道新幹線東京駅起点の数字となっています。これは線路の途中で路線名が変わるだけで分岐がなく、かつ直通運転をする場合に列車の運行管理上都合が良いからだそうです。したがって、東北新幹線と直通運転することが決まっている北海道新幹線も、東北新幹線東京駅起点の数字が使われる予定です(ただし青函トンネル前後の新幹線・在来線共用区間の扱いは未確認)。なお、山形・秋田ミニ新幹線の在来線活用区間は設備的には在来線そのものの扱いなので、キロポストは在来線のままです。
[86711] 2014年 11月 22日(土)15:58:02MasAka さん
高速道路のキロポスト
9月に帰国して以来、今度は国内出張が毎週のように入っており(今週も月曜から金曜までずっと出張でした)、じっくり腰を据えられる時間が全くなく、クイ図五番勝負は今回静観しておりました。外国にいる間のほうが出張先での担当プロジェクト以外の仕事はほとんどしなくて良いし、休日も特にやる事がほとんどないのでまとまった時間は取りやすかったですね。

[86679]グリグリさん
高松自動車道の起点鳴門ICは100kmから始まるのは何故なんでしょうね。

高松自動車道は、1966年に計画延長として約7,600kmが定められた国土開発幹線自動車道路網では、高松市が起点でした(参考:国土交通省資料(高速道路のあり方検討有識者委員会資料))。
※なお、法定路線名としては「四国横断自動車道」です。

高松道は1987年、最初の区間である善通寺以西が開通しますが、この時のキロポストは上記に基づいて高松起点で設置されます。しかし同年、計画延長が14,000kmに増やされた高規格幹線道路網(うち国土開発幹線自動車道路網11,520km)で四国横断道の起点が阿南市へと変更されました。

というわけで、後から路線延伸計画が追加されたためというのがその理由ですが、当時はまだ一部区間のみの開通だったので、改めてキロポストを全て振り直しても良かったんじゃないかと思います。現に、北陸自動車道は全線開通の際に新潟県内区間のキロポストを従来の長岡起点(長岡→上越方面のキロポスト)および練馬起点(長岡→新潟方面のキロポスト)から米原起点の距離に振り直しています。

高速道路のキロポストの振り方は規則性が一見してよくわからないので、バリエーションを研究するのも面白いと思います。たとえば分岐点における処理に関して、[86679]にあるように安代JCTで分岐する東北自動車道と八戸自動車道は、いずれも川口起点の距離が振られています。これは法定路線名としては東北道も八戸道も「東北縦貫自動車道」(東北道は弘前線、八戸道は八戸線)であるから、と一応説明はつきます。しかし、その一方で関越自動車道(法定路線名は関越自動車道新潟線)から分岐する上信越道(法定路線名は関越自動車道上越線)は、法定路線名としては同じ「関越自動車道」を名乗っているにも関わらず、上信越道は練馬起点ではなく分岐点である藤岡起点の距離を記しています。

また、中国自動車道から広島自動車道が分岐する広島北JCTでは中国道の吹田方面から来た場合、直進側が広島道で分岐側は中国道下関方面という構造ですが、ここでは安代JCTとは異なり、距離表示は分岐する中国道側のみが連続し、本線である広島道側はここでゼロにリセットされます。これは中国道と広島道で法定路線名が異なる(中国縦貫自動車道と中国横断自動車道広島浜田線)からと推測されます。その他、特殊な例としては道央自動車道の同じ1つの路線内で別の場所に同じ数字のキロポストがある(距離表示の前に札幌以南と以北で「S」「N」のアルファベットをつけて区別)のと、北関東自動車道の栃木県~茨城県区間の100kmからの起算、今治小松自動車道の700kmからの起算などでしょうか。

さて、今度は分岐ではなく、複数の道路路線が連続する場合です。名神高速道路では、法定路線名は中央自動車道西宮線なので、中央道高井戸起点のキロポスト表示かと思いきや、東名高速道路東京起点のキロポストです。高知自動車道は高松自動車道と一体で四国横断自動車道を構成していますので、川之江JCTからそのまま高松起点の距離を引き継いでいます。しかし、同じく川之江で分岐する松山自動車道、こちらは四国縦貫自動車道の路線になりますが、なぜかこちらも高松起点の距離でキロポストが振られています。

次に高速道路と一般国道のバイパス(自動車専用道)が連続する場合です。自専道が有料区間である国道2号広島岩国道路(山陽自動車道と前後で連続)、国道11号高松東道路(高松自動車道と前後で接続)などは前後で接続する高速道路と連続した距離が振られています。

他方、自専道の無料区間と接続する場合はどうかということになると、山陰自動車道と国道9号松江道路(無料自専道)の接続部では距離表示が連続しています。(参考:無料区間のキロポスト写真有料区間のキロポスト写真)。無料区間のキロポストの形状は一般国道のそれであり、高速道路とは異なる道路であることを明確に示していますが、利用する側の立場から見て、路線としては一体のものであると考えているのでしょう。しかし、同じ無料の自専道で山形自動車道と接続している国道112号月山道路(月山花笠ライン)のキロポストを見ると、国道112号の起点である山形市からの距離表示となっています(山形道の50.9kmポストは山形JCT~寒河江IC間に存在)。月山道路は自専道でありながら案内標識の色が青色だったりするので(他の自専道は高速道路と同じ緑色)、これは特殊な例のかも知れません。

ところで、高速道路のキロポストの主要な位置の距離表示については、高速道路のSA・PAのインフォメーション等で入手できる地図(NEXCO東日本「ハイウェイウォーカー」、NEXCO中日本「サービスエリアガイド」、NEXCO西日本「高速道路ガイドマップ」等)に記載があります(東・中は50km間隔+分岐、西は20km間隔+分岐ごと)。ただし、NEXCO管轄の高速道路のみのようで、新直轄方式など、NEXCO各社の管理でない高速道路・有料道路・自動車専用道路には対応していません。あと、NEXCO東日本管轄のうち、なぜか道東自動車道だけハイウェイウォーカーの地図にキロポスト表示がないのが謎です(手元にあるのは全線開通後の2013年10月版)。自社の高速道路でありながら、ほぼ全線対面通行なので高速道路として認めていない?
[86637] 2014年 11月 8日(土)15:37:48MasAka さん
Re: 首長年齢ランキング
[86636]グリグリさん
青森県むつ市長の宮下宗一郎氏が1979年5月13日生まれなので、今回追加された崎田日南市長に次いで6番目に若い現役首長になるようです(参考:むつ市公式サイト・市長の部屋内のプロフィール)。なお、就任日は今年の6月29日であり、就任時にはすでに35歳に達していますので就任時年齢ランキングに変動はありません。

なお、父は前市長の宮下順一郎氏であり、任期半ばで急逝した父の後を継ぐことを決意して市長になったようです。ちなみにむつ市長は2人続けて任期途中で亡くなっているのが気になるところですね(その前の市長だった杉山粛氏も任期中に逝去)。

#それにしても、もともと全く別の調べ物をしていた時に偶然こういうのが見つかるとは……。
[86579] 2014年 11月 1日(土)17:11:15MasAka さん
橋の分類名称
[86570]グリグリさん
[86562]に書かれたみのるさんの説明に付け加えますと、交差物という視点からの鉄道橋の分類にはもう1つ「線路橋」というのもあります。線路が他の線路の上を越える(線路同士の交差)ものです。すでに出てきたものも含めて表に整理すると以下のようになります。

分類英訳略称説明
橋りょう(橋梁)BridgeB鉄道が河川・水路を越える
高架橋Land BridgeBl交差するものがなく、地面より高い位置を走る鉄道構造物(盛土構造は含めない)
架道橋Vehicle BridgeBv鉄道が道路を超える
線路橋Intersection BridgeBi鉄道が他の鉄道線路を越える(※英訳はうろ覚えなので自信なし)
跨線橋Over BridgeBo鉄道の上にかかっている橋

なお、表のうち上4つ(橋りょう~線路橋)は鉄道が通るための橋(鉄道構造物本体)ですが、最後の跨線橋は鉄道と交差する側の橋を指しますので、これだけ毛色が違います(後の話にも絡んできます)。なお、線路橋は下をくぐる側の線路から見れば跨線橋となりますが、この場合跨線橋という言い方はあまりしませんね。道路で「跨線橋」というと道路構造物本体になりますが、鉄道側から見ると線路の上にあるよそ者という位置付けになることに留意が必要です。また、鉄道における高架橋の英訳はLand Bridgeですが、道路だとViaductという表現を見かけます。そして、道路において鉄道の架道橋に相当するのが跨道橋となります。ほかにも道路と鉄道では橋の名付け方の流儀が異なる点があり、河川を渡る橋では鉄道は「橋梁(橋りょう)」と漢語を使うのに対し、道路は「橋(はし/ばし)」と和語を使います。

余談ですが、鉄道橋においてはよく「○○鉄橋」という言い方をする場合もありますが、これは通称であって、原則として上に示したいずれかの名称(跨線橋を除く)が付されているはずです(例・通称:余部鉄橋→正式名:余部橋りょう)。

高架橋、架道橋、橋りょうがそれぞれ単独で設置されることも当然あると考えて良いのでしょうね。
おっしゃる通りです。1つの橋の両端が盛土・切土(掘割)などの土工区間(狭義の路盤区間)に挟まれていれば単独の橋となります。新しい鉄道路線は原則的に道路と連続的に立体交差させるので単独橋というのは最近あまり見かけませんが、古い鉄道路線ではよくあります。

最初は鉄道を跨いでいた橋が、後から道路もできた場合はどうなるんでしょうか。
分類としては跨線橋兼跨道橋ですね。このような場合、道路では固有名詞を付ける際、単に「○○橋」で済ませてしまうことのほうが多いように思います。たとえば千葉ニュータウン中央駅付近のこの橋橋名板を見ると「こすもす大橋」という名称になっており、跨線橋とも跨道橋とも書いてありません。道路では鉄道ほど橋の名称を細かく使い分けている印象はないです(私は鉄道側の人間であるため、道路橋名の付け方を詳しく知らないのでもしかするときちんとしたルールがあるのかも知れませんが)。

一方、鉄道での同様な例は思い浮かばないのですが、河川と道路を同時に跨いでいる橋の場合は河川を優先させて「○○橋りょう」という名称にしています。今年4月に全線復旧した三陸鉄道北リアス線には河川と主要地方道の両方を同時に跨ぐ橋がありますが、交差する河川名から「コイコロベ沢橋りょう」「ハイペ沢橋りょう」と名付けられています(参考)。

跨線橋という正式名ではなく、道路が鉄道を跨ぐ橋のことを陸橋と呼んでいましたが、これは正式名称ではないと考えて良いのでしょうか。
上のほうで書いたとおり、「跨線橋」は他の鉄道橋とは異なり、鉄道構造物本体(列車が走る場所)ではありません。跨線橋の所属は交差する側(道路側)にあります。したがって、橋を所有する道路管理者がそれに「陸橋」と名付ければそちらが正式名称となります。私の出身地の所沢市内にある西武池袋線小手指駅付近の市道跨線橋の正式名称は「小手指陸橋」です(橋名板)。こういった事例も、道路橋の名前の付け方は鉄道橋ほど細かくないと思っている根拠です。

そういえば、[86562]でみのるさんが書かれたガードの語源、
「がどうきょう」の転訛とみるほうが自然なのではないか?
は非常にユニークな説だと思いました。新宿大ガードなどの交差点名のローマ字表記は「gado」なので、確かに意外とあり得そう?
[86467] 2014年 10月 18日(土)14:17:51MasAka さん
土砂災害危険箇所ランキング
昨日(10月17日)追加された都道府県データランキングの土砂災害危険箇所ですが、その中で使われている「地滑り」という用語は、本来「地辷り」と表記するのが正式です。しかし、「辷」が常用漢字ではないことから、学術用語および法令用語としては原則として平仮名の「地すべり」と表記することになっています(例:「日本地すべり学会」、「地すべり等防止法」)。現に、データ引用元である国土交通省のWebサイトでもそのように表記されています。

「辷」の字の常用漢字への置き換えとして「滑」を使うこともあるので地滑りとしても間違いではありませんが、巨大な土塊が重力の作用によってゆっくりとズルズル動いていく現象を的確に表したものではないことから、厳密さを要求される学問や法律の世界では平仮名を使っているものと思います(「滑」は、バナナの皮を踏んでツルンと転ぶイメージ)。たとえるなら、先月噴火した御嶽山を「嶽」が常用漢字にないからといって「御岳山」と書くと別の山をイメージする人がいるようなものでしょうか。元データが平仮名で表記されている以上、正確な引用という観点から当サイトでも「地すべり」に表記を統一したほうが良いと思いました。

それはさておき、この土砂災害危険箇所ランキングを見ると、この8月に大規模な土砂災害が発生した広島県が突出して多いのですね。ただ、あくまでも箇所数のみをランキングしたものであり、その対象範囲の面積や居住人口等はこのデータだけでは全くわかりません。さらに、土砂災害危険箇所の抽出作業は全て人間の目で行っていることから、精度にはある程度のバラツキがあることも考慮しなければなりません。したがって、このランキングだけをもって広島県が土砂災害に対して最も危険と判断するのは早計です。また、2位の島根県と4位の兵庫県に挟まれた鳥取県が36位と下位に位置しているのは、未抽出の危険箇所があるという可能性も考えられます。ランキングに出ている数字だけが独り歩きして、物事の本質を見誤ることのないようにしたいものですね。
[86430] 2014年 10月 3日(金)01:12:05【2】MasAka さん
東関東道の跨道橋番号
[86429]グリグリさん
連番になっているので、東関道の現在の終点である潮来方面からの通番ではないかと思うのですが、未確認です。

東関東道の跨道橋に付番されている○囲み数字ですが、新空港自動車道新空港出入口付近のこの橋が1番です。その名もズバリ「一号橋」で、地名も何もなく単なる“一号”というある意味清々しいネーミングです。なお、付番されているのは公道の跨道橋のみのようで、この跨道橋から振り返った所にある「Welcome to Japan」と書かれた跨道橋の道は空港の立入制限エリア内の専用道であるためか番号がありません。

京葉道路の跨道橋も同様に付番されており、こちらは東京方から番号が始まっていて蘇我付近まで全線番号がついているのですが、なぜか1番は見つかりませんでした(2番はここ。なお橋名板がストリートビューから見つからず名称は不明です(たぶん他の例から類推すると市川IC橋?))。圏央道とのジャンクションにかかる橋を1番にするつもりなのでしょうか。

ちなみに、千葉県内の高速道路・有料道路で跨道橋に付番されているのは新空港道~東関東道宮野木と京葉道路だけです(他路線ではまず見ないので、もしかすると全国でもこの2区間だけかも知れません。トンネルに付番されている区間はいくつかありますが)。これは、東関東道が成田方面から宮野木まで延伸された時(1982年頃)に、たとえば事故等があった場合、飛行機に乗るため遠くから成田までやって来た人や、日本に慣れていない外国人など、現地の地名を知らないような人が通報するような場合でも橋の番号だけ言えば通報を受けた側が現在地を把握できるようにする、といった意図があって付けられたのかも知れません。しかし、それ以降に開通した道路に番号がないのは、おそらくあまり意味がなかったのでやめたのだと思います。そもそも高速道路は道路脇に0.1kmごとにキロポストが設置されていますので、位置を知らせるならそれを見れば十分なわけですし。もしかしたらもっと別の意味があるのかも知れませんが。

ところで、橋の名前は工事発注時に「○○橋上部工工事」などといった件名で最初にその名前を知ることができます。発注機関の入札情報を見ればいろいろ出てくると思います。たとえばNEXCO東日本の入札公告を検索するとこのような結果になります。ちょうど東関東道の延伸区間でも1つ跨道橋工事が出されていますね(藤沼跨道橋)。しかし、公示文書にあるように工事箇所の地名は鳥栖および下冨田となっていて、橋の名前になっている藤沼という地名は隣接する鹿田地区にある字のようです。2つの地区を結ぶ橋になるので、あえてどちらにも属さない名前を選んだという可能性もありますね。
[86413] 2014年 9月 25日(木)23:24:15MasAka さん
短いトンネル
[86409]ピーくんさん
呉線の川尻トンネルが日本一短いトンネルになるのですね。普段呉線に乗る機会がないのですが全長8.2mと短いので一瞬で終わりそうですね。

次期JR最短トンネルとなる呉線川尻トンネルの場所はここなのですが、南側の幅が広くなっている歩道部の真下にトンネルがあり、その北側の車道部は跨線橋というハイブリッドな構造になっています。元々は幅が広くなっている歩道部のみが道路だったのですが、後に道路が拡幅(付替?)となり、上から見るとトンネルと跨線橋がぴったりくっついてその境目がわからないような構造になりました。

というわけで、トンネルを出てから間髪入れずに橋の下をくぐるため、油断しているとどこまでがトンネルなのかがわからないということになります。この跨線橋の幅は10mくらいあるので、トンネルと合わせると20m近くの間地面の下に潜っていることになるため、一瞬で終わる、という感覚にはならなさそうです。トンネルの構造も、山を掘ったというよりは地面を一旦掘り下げてから上に道路を通すため再び埋め戻したという開削工法で造られた感じですので、これを最短トンネルとするのは邪道ではないかという意見も一部にあるとかないとか(←私の勝手な意見)。ちなみに川尻トンネルの延長は8.7mとする報道もあるようですが、どっちが本当なんでしょうかね。

この川尻トンネルの次に長いのが9.5mの五能線仙北岩トンネルで、次期JR東日本最短を名乗るようですが、こちらのほうが立派な山岳トンネルといった感じです。一時期は山田線の古田トンネルではないかと言われていたのですが、古田トンネルは11m“も”あるので、おそらく言われていた当時は仙北岩トンネルを発見できていなかったのでしょう。

ちょっと反則的な物としては大井川鐡道地名(じな)トンネル。このトンネル、地名駅のすぐ北にあるのですが、もともと木材を運搬する索道から万が一落下物があった場合に備え、列車を防護するために造られた覆道(シェッド)です。現在、索道は撤去されて現存しませんが、トンネル構造物だけ残っています。トンネルは本線と斜交しているので、構造物中心での延長は10mですが、交差する旧索道側との直交方向の長さを測ると7mくらいしかなく、現地は「日本一短い?トンネル」ということで売り出しているようです。

これと同様にトンネル構造物だけ残っているといえば、牟岐線の町内(まちうち)トンネルが有名ですね。鉄道開業後に周辺の土地造成で山が削られ、最終的にトンネル構造物だけが残されてしまったという歴史があります。こちらは延長44mあるということで、ここで紹介するにはちょっと長い(?)トンネルです。

ところで、最初に私は川尻トンネルのことを「次期JR最短トンネル」と書きました。ということは、JR以外で日本一短いトンネルがあるかも知れないということです。それが長良川鉄道の中野トンネルなのですが、一部に延長7mと書いてあるサイトがあるものの、未だ確実なソースを見つけることができていません。長良川鉄道の公式サイトでも全く触れられていないので、日本一短いトンネルの謎は深まるばかりです(笑)。

また、新幹線の最短トンネルについては、Wikipediaには第1大和トンネルが30mで最短と書いてありますが、確か九州新幹線(鹿児島ルート)で開削工法で造った短いトンネルがあったと記憶しているので、そちらとの比較が必要かな、と考えています。また、開削ではなく山岳工法によるトンネルとなると、東北新幹線の松森トンネル(78m)はかなり短い部類だろうと思っていましたが、調べてみると同じく東北の館トンネルも短そうです(参考)。
[86306] 2014年 8月 19日(火)01:58:09MasAka さん
第三十九回十番勝負・感想
インドは8月15日が独立記念日、16・17日が土日でさらに18日がジャンマシュタミという祝日だったため4連休でした。独立記念日は日付固定で振替休日なし、ジャンマシュタミは太陰暦ベースで祝うため毎年日付が変わることから、インドで日本のお盆のように8月に連続して休むことになるのは珍しいと言えます(もっともお盆は祝日ではないため、多くの日本国民が一斉に休暇を取っているだけですが)。

それはさておき、忘れないうちに十番勝負の感想を。このところ参加する余裕がなく、ずっとROM状態でしたが、今回は2度目の長期海外出張中で、最初の渡航時よりも精神的に多少余裕があったことと、時間的にも日本にいる時よりは仕事の量が少ないため、約2年ぶりの参戦が可能となりました。

まずは入門コースから参戦し、その後一般コースで売り切れ間際の一発解答を狙ったのですが、あえなく撃沈しました。問二はまだ想定解が残っていた状況ですが、その後バタバタしているうちに問三が売り切れてしまったので、これ以上挑戦するのはやめました。やはり一般コース参戦にあたり、2年のブランクは長かったようです。

問A・問一 野々市市・つくば市
最初に入門コースから解いたのですが、その時一般コースと想定解数が同じということにはまだ気づかず。ただ、お題の市と解答状況を見て第二十九回の問四と共通項が同じだということはわかったので、これ以降に新たに想定解に加わった野々市市を解答。一般コースは居住経験のあるつくば市がまだ残っていたので迷わずそれをチョイスしました。

問B つくばみらい市
お題の市と金・銀メダルの市の地図の周囲を眺めると平仮名の市が目立つのでたぶんそうなんだろうな、と。解答は、お題の市のつくば市と、第一ヒントの「平」から、つくば…平…つくばエクスプレスみらい平…つくばみらい市が連想されてしまったのでこうなりました。たまたま共通項に合致していたのはラッキーです。

問C 唐津市
第二十二回問一と同じということがひらめいたので、前回解答をためらった唐津市で解答。ちょうど前回の出題では開催当日に鷹島肥前大橋(共通項発表記事[86245]に解説あり)が開通して想定解入りしたという市です(当時、グリグリさんはこれに気付いていなかった[69907])。

問D 西宮市
想定解数が多すぎるので、逆に意外と悩んだ問題でした。わかってしまえば何てことはないのですが。想定解数が多い割には面白そうな隣接市がなかったので、時期的に今後テレビに映る時間が最も長くなるであろう西宮市(甲子園球場所在地)を解答。

問E 魚沼市
共通項は比較的早くわかったので、どの市で答えようか考えましたが、県外かつそれぞれ異なる県にある村と隣接する魚沼市にしました。結果、金メダル獲得。

問F 飯山市
入門コースの中でかなり解答ペースが速く、お題の市と解答市が北に寄っているのでこれも早くわかった問題。「北」つながりで「北」陸新幹線の駅が設置される飯山市を解答。

問G 対馬市
入門コースの中では難しい部類の問題でした。第三十三回問七の類題ではあったのですが……。前回は東側の釧路市で答えたので、今度は西側の市で答えておこうということで対馬市に。

問H 高山市
第一ヒントが出てようやくわかった問題。無難なところで一番広い市を答えておきました。一昨年の第9回公式オフ会の後に立ち寄った市でもあります。

問J 三郷市
[86013]倉田昆布さん、[86026]鳴子こけしさん、[86027]いたがさきさんの「ミヨシ市」3連続コンボ解答が美しいと思いましたので、私の出身地埼玉県で「ミ」から始まる三郷市を解答。ところで、埼玉県人で「みさと」と言うと三郷と美里、どっちを思い浮かべる人が多いんでしょうかね。

問K 南アルプス市
誤答連発で始まっていましたが、これで逆に共通項が明確になったのでわかりやすくなりました。なるべく東か南のつく市で答えたいと思ったので、中央リニア新幹線の着工が近いと言われていることから南アルプス市を解答。

問四 大館市
これはヒントそのままから。第5回公式オフ会の前に立ち寄った市で解答。

問五 小千谷市
足し算するのが面倒だったため、単独で条件を満たす十日町市に隣接する市で解答することに。第二ヒントに「千万は除外」とあったので、除外されてしまった小千谷市をチョイス。

問六 一関市
これは北の方から共通項に合う平成の大合併で複数合併した市を単純に調べていきました。

問七 東近江市
これも問六同様。はて、そういえば東近江市を選んだ理由はなんでしたっけ……?

問八 松本市
共通項はヒントそのままからわかっていましたが、比較できる資料を探すのが面倒だったので思いついた市を決め打ちして調べることに。しかし、簡単に思いつく市は大体すでに解答済。そんな中、そういえば母の出身地である松本市も合併でかなり大きくなったはず、と思って調べてみたらドンピシャでした。

問九 柏崎市
共通項はわかっても残りの想定解を探すのが非常にきつい問題でした。北から順番に探していって辿り着いたのがこの柏崎市。偶然ですが、柏崎市は父の出身地であるため、自分にとっては問八と対になる市の解答となりました。ちなみに残った解は葛城市と新見市だったということで、実は南から探した方が早かったという説が。

問十 蕨市
残り想定解も1桁になったことだし、これはもう人口密度最大のこの市しかないだろうということでこの市を解答。

今回は慣れない海外生活の中、久々の参戦ということで勘が結構鈍っていることを実感しました。次回はやはり日本国内で落ち着いて考えながら解いていきたいと思いますが、日本に帰ったら帰ったで時間がなかなか取れないんですよね……。
[86281] 2014年 8月 14日(木)13:34:17MasAka さん
Re: 県の石!
[86280]まかいのさん
私も地質学をかじった者としてこれは気になる企画ですね。まかいのさんの代わりに日本地質学会の当該ページへのリンクを張っておきます。
「県の石」募集のお知らせ
新潟県糸魚川のヒスイ、山口県秋吉台の石灰岩など、全国的に有名な物がある県は比較的すんなり決まると思いますが、そうでない県は1つに絞るのは結構難しいかもしれません。

埼玉県の岩石は、「岩畳」で決まりかな?
「岩畳」とすると、景観の名前になってしまうような気がするので(景観および人工建造物は対象に含みません、とあります)「三波川帯の結晶片岩」とするのが妥当でしょうか。やや専門的で親しみにくい感じがしますが。

ところで県の石ではなく「国の石」を1つ定めるとすれば、やはり石灰質角礫岩がふさわしいのではないかと思います。国歌にうたわれている「さざれ石」の正式名称がそれなのです。
[86250] 2014年 8月 10日(日)02:21:41MasAka さん
インドの曖昧な国境
出張先からさらに出張で、ただいまインド最大の人口を誇る都市、ムンバイ(ボンベイ)に来ています。グリグリさんが[86223]で姉妹都市について触れていますが、以前も紹介した自治体国際化協会のサイト内にある「各自治体の姉妹都市提携先について」の資料によれば、ムンバイは私が現在住んでいる横浜市と姉妹都市提携をしているようです。なお、姉妹・友好都市提携先はやはりアメリカがダントツで、インドはわずか5自治体(インド側基準、日本側は4自治体)です。それも1965年に締結した横浜・ムンバイ以外は全て今世紀に入ってからで、インドとの交流はまだまだこれからという雰囲気です。インドにはKochi(コチ)なんていう街もあるので、日本と韓国の大田ではないですが、高知あたりが名乗り出ても良さそうです。そういえば以前の十番勝負の問題で姉妹都市に関する出題がありましたが、いつかまた類題が出題されるかも知れませんね。

十番勝負と言えば今回の十番勝負も終わりましたが、やはり問三はちょっと心残りですね。想定解をmapionでチェックしていたのがそもそもの失敗でした。[86241]で曖昧な自治体隣接が紹介されていますが、考えたらインドでもインドが抱える領土問題の舞台であるカシミール地方はインド、中国、パキスタンの3国に分割された状態で実効支配が続いており、通常、国別に色分けされた世界地図だと中国とパキスタンが国境を接してるように描かれていますが、インドの地図ではこのようにカシミール地方全域がインド領として描かれており、むしろインドがアフガニスタンと国境を接することになっていて、非常にグレーゾーンになっています。これと同じパタンということに気付いていれば……。富士吉田市をインドとすれば、富士山頂周辺はカシミール地方ということで(笑)。ちなみに、ここインドではインド政府が認める国境線が引かれていない地図はインドの法律で没収の対象となります。すなわち、カシミール地方全域がインド領になっていない地図は持ち込み禁止です。日本だとそういう法律は聞いたことがないので、周辺国に優しい国なんだなぁ、と思います。
[86222] 2014年 8月 5日(火)02:41:20【2】MasAka さん
都市別・インド進出日系企業数
十番勝負の問三はどうしても29市しか見つけられず、[86212]で大龍エクスプレスさんに弥富市を答えられた時は「しまった!」と思いました。その時、同じくまだ見つかっていなかった問九の答えも探してから一発完答を目指そうと思っていたので。仕方なくそれっぽい市で解答してみたのですが、やっぱりダメでしたか。うーん、あと1つはどこにあるんでしょう。自分の佐賀市かたが悪いのか、なかなか見つからないので閑話休題として、またまたインドの都市ネタです。

在インド日本大使館のWebサイトに「インド進出日系企業リスト」という資料が公表されています。これには各都市別に日系企業の事業所一覧が掲載されています。それによると、日系企業の多い都市ベスト5は
1位チェンナイ329事業所
2位バンガロール282事業所
3位グルガオン274事業所
4位ムンバイ248事業所
5位デリー175事業所
ということで、私が現在滞在中のグルガオンが人口最大のムンバイや首都デリーを抑えて堂々3位にランクイン。なお、グルガオン以外の都市はいずれも人口700万人以上(2011年3月現在[出典]、以下同様)の巨大都市です。一方グルガオンの人口は100万人に満たず、人口当たりの事業所数としては10万人あたり30.4事業所でインド最大となっています。10万人あたり10を超える事業所があるのは、グルガオン以外にはカンチープラム(人口22万人で43事業所)くらいで、いかにグルガオンに日系企業が多いかがおわかりかと思います。

これは十数年ほど前までは未開の土地が多く、デリーより安い値段で広大な土地が手に入ったこと(デリーの不動産価格は高騰を続けている)、空港(インディラ・ガンディー国際空港)から比較的近く、出張時の交通の便に優れている、などの理由から選ばれているのだと思います。これ、日本以外の諸外国にとってもビジネスに有利な条件のはずですが、なぜか日系企業が目立ちますね。

そんなわけで、街の中では結構日本人(おがちゃんさんではありません(笑))を見かけることがあります。昨日のお昼に近所まで食事と買い物に出かけた時も、昼食に入った日本食レストランの先客が日本人でしたし、その後入ったスーパーのレジで自分の前に並んでいたのも日本人でした。

そういえば、去る7月25日に日本経済新聞に掲載された記事によると江戸川区にはインド人村があるそうですが、この記事にならえばグルガオンは日本人村と言えるでしょう。
[86215] 2014年 8月 4日(月)19:09:41MasAka さん
第三十九回十番勝負一般コース解答
せっかくなので一般コースにも挑戦します。

問一:つくば市
問二:所沢市
問三:天草市
問四:大館市
問五:小千谷市
問六:一関市
問七:東近江市
問八:松本市
問九:柏崎市
問十:蕨市
[86081] 2014年 7月 27日(日)18:43:26MasAka さん
第三十九回十番勝負入門コース解答
今日は休日なので残りを一気に片付けます。

問A:野々市市
問D:西宮市
問J:三郷市

最初、問Aの答えを「野々村氏」と書きそうになりました。別に問Dの解答を意識したわけではないのですが……(笑)。
[86072] 2014年 7月 27日(日)03:55:32MasAka さん
第三十九回十番勝負入門コース解答
問G:対馬市

今晩も寝る前に1日1答。(ちなみに現地時間は0時半くらいです)
[86048] 2014年 7月 26日(土)00:53:27MasAka さん
グルガオン市の人口
私が現在滞在中のグルガオン、[85896]のグリグリさんの書き込みでは
人口87万人。
と紹介されていますが、おそらくこれはWikipedia:グルガーオンにある2001年時点の情報ではないでしょうか。グルガオンは近年急速に都市化が進んでおり、ここ数年でかなり人口が増えているはず……、と思って調べてみるとこんなサイトを発見。

これによると、2001年の87万人という数字はグルガオン県(District)全体の人口を指しているようで、2011年には151万人とほぼ倍増に近いくらいの増加率です。さらに2014年の最新の統計によると187万人ということで、山梨県並みの人口だった2001年からちょうど100万人増加し、三重県を抜いてそろそろ岡山県に並ぼうかといったところのようです。

一方、グルガオン市(Municipal Corporation)単独だと2011年の時点で約88万人弱(10年前の県全体の人口とほぼ同じ)。2001年には21万人ですから実に10年間で4倍以上に人口が膨らんだことになります。人口減少期に入った今の日本では考えられないですね。なお、市単独のその後の人口推移について公表された資料は見つかりませんでしたが、この3年間での県全体の増加率を考えればすでに100万人都市になっていても不思議ではありません。

これだけ急激な人口爆発が起こっているのは首都デリーに至近で企業がどんどん進出してきやすいという立地条件もありますが、インドという国はまさに今が成長期であることを実感させられます。
[86046] 2014年 7月 25日(金)23:24:10MasAka さん
第三十九回十番勝負入門コース解答
問H:高山市

とりあえず想定解数の少ないところから。
[86028] 2014年 7月 24日(木)22:19:06MasAka さん
第三十九回十番勝負入門コース解答
問B:つくばみらい市

漢字一文字ヒントから最初に浮かんだのがこの市だったという(謎)。これはさすがにインドの都市で答えるのはどうかなぁ……。
[85998] 2014年 7月 24日(木)03:56:47MasAka さん
インドの黒い綿の土
[85960] hmtさんの書き込みで紹介されている国民学校初等科地理の教科書、最初は軽く読み飛ばしていたのですが、よく見ると
この地方は火山質の黒い土からなつてゐる
(中略)
この土は、水分をよくふくむので、綿はりつぱに育ちます。
という記述を見つけました。

これは玄武岩(火山岩の一種)が風化してできたブラックコットンソイル(現地の固有名詞ではレグール)と呼ばれる土で、文字通り色が黒っぽくて綿花の栽培に適した土です。インド以外にもアフリカ大陸などに分布しています(日本にはありません)。この教科書の記述通り、非常に保水力があるので、農業を行うには非常に良い土です。

しかし、道路や鉄道などの土木構造物を作るという観点では、乾燥状態では非常に硬いのですが、ひとたび水を吸うと体積が膨張してブヨブヨの状態になってしまうので、土木的には最悪の土といえます。これが厚く分布している西インド地方では、雨季になるとデコボコになってしまう道路がかなりあるみたいです。インド高速鉄道1号線はまさにそういう地域に計画されているので、これをどう克服するかが技術的な最大の課題ですね。
[85997] 2014年 7月 24日(木)03:27:24MasAka さん
第三十九回十番勝負入門コース解答
問C:唐津市

確か以前この市がネタになっていましたね。ちなみにインドの地理がまだよくわかっていませんが、おそらくデリーもこれの想定解ではないかと。
[85964] 2014年 7月 23日(水)04:11:24MasAka さん
世界第2位の都市圏人口
引き続きインドの地理ネタですが、先週、こんなニュースが報じられていました。
[統計]デリー、都市別人口番付で世界2位─国連調べ
市域ではなく都市圏という括りですが、デリー首都圏の人口が東京圏に次ぐ2位になったんだそうです。インドで人口最大の都市は前回書いた通りムンバイですが、ムンバイはデリー周辺に比べて大きな衛星都市が少ないため、都市圏人口ではデリーに軍配が上がります。成長著しいインドですから、今後もさらに人口が増加していくでしょうが、それでもまだ東京が今後十数年は1位を保ち続けるというのもすごいことだと思います。ところで、都市圏人口ではデリーを下回るのに、ムンバイで高速鉄道計画が先に進められているのはちょっと不思議な感じがしますね。まぁ、日本でも九州新幹線を終点の鹿児島側から作ったという例があるにはありますが。

[85960] hmtさん
鉄道分野における日本からインドへの技術支援・国際協力というと、高速鉄道計画の他に 貨物鉄道計画もあるようですね。
貨物専用鉄道回廊線(DFC=Dedicated Freight Corridor)はすでに実現に向けて動き出しているプロジェクトです。なお、高速鉄道計画1号線(ムンバイ~アーメダバード)のうち、ムンバイ~バドーダラ間はこのDFCと似たようなルートになる模様です。

ちなみにデリーのほうではムンバイのことを旧称のボンベイと呼ぶ人もいますね(特に年配の方)。インドでは近年になって地名を植民地時代に使われた英語風の表記から現地語に基づいた表記に改めたところがありますが、ボンベイという呼び名はインド人にも結構定着したのかも知れません。
[85963] 2014年 7月 23日(水)03:30:18MasAka さん
第三十九回十番勝負入門コース解答
問E:魚沼市

今回は1日1答を目標に……。
[85936] 2014年 7月 22日(火)00:29:43【1】MasAka さん
インドの地方自治体
せっかくインドに来ているので、インドの地方自治体について調べてみました。インドの地方自治制度については自治体国際化協会という団体が作成した「インドの地方自治」(PDF)という資料に詳しく載っています。

かいつまんで説明すると、インドでは国(中央政府)の下に「州」(state)および「連邦直轄領」(union territory)があり、州の下に「県」(district)、そして県の下には自治体の基本組織となる「都市部自治体」および「農村部自治体」があります。この基本的自治組織にもいくつかのランク分けがあり、さらにその自治組織は「区」を設置しているとのこと。なお、基本的自治組織の権限については州によって違いがあるそうです。また、州と県の中間に「地方」(division)という区分がありますが、これは日本の関東地方や近畿地方のような、あくまでも便宜的なもののようです。また、divisionがない州もあるようです。

というわけで、私が滞在している場所はこれにならうと「ハリヤーナー州(グルガオン地方)グルガオン県グルガオン市○○街区」ということになります。メンバー紹介の居住地表記はこれに合わせて修正しました(ついでに補足ですが、居住地公式サイトのリンク先はグルガオン市ではなくグルガオン県です→※注:その後、グルガオン市の公式サイトを見つけたのでリンク先をグルガオン市に変更しました)。ただし、実際に郵便物等を送るには都市名と州名だけで良いらしく、現地での仕事用に支給された名刺の住所は
Sector-**, Gurgaon, Haryana, India
という表記になっていました(もっとも、市名と県名が同一のため、このGurgaonが県名を指す可能性もあるにはあります)。

なお、ハリヤーナー州の州都はチャンディーガルという街ですが、このチャンディーガルの街そのものはハリヤーナー州には属さず、連邦直轄領となっています。そしてさらにパンジャーブ州の州都でもあるという、なかなか複雑な街のようです。例えるなら東京都の中に埼玉県庁や神奈川県庁が一緒におかれているようなものでしょうか。

[85896] グリグリさん
GoogleMapではグルガーオンと表記されていましたが、グルガオンの方がより近い発音なのかな。


Google翻訳の音声では、英語だとグルガーオン、ヒンディー語だとグルガオンに近い発音に聞こえました(あくまで主観)。外国地名の日本語表記は過去の落書き帳でも何度か話題に上っていますが、もともと日本語ではない固有名詞なので難しいところですね。どちらが正しいというものではないですから。

ただ、Google Mapではインド最大の都市Mumbaiを「ムンバイ」と表記しているのに対し、その隣にある新興都市のNavi Mumbaiは「ナヴィームンバイー」と、同じ地図の中で最後のイを伸ばすのと伸ばさないのとで統一が図られていないのはちょっと不自然な感じがします。

ちなみにグルガオンという地名ですが、ヒンディー語でGurは「糖蜜」、Gaonは「村」を意味します。日本では政令指定都市になれるほどの人口がいるのに村というのも変な感じがありますが、考えたら日本でも田村市とか大村市みたいな例がありますね。
[85932] 2014年 7月 21日(月)23:03:48MasAka さん
第三十九回十番勝負入門コース解答
問F:飯山市

インドの地方自治体についてのネタは稿を改めて。
[85886] 2014年 7月 21日(月)00:14:48MasAka さん
第三十九回十番勝負入門コース解答
問K:南アルプス市

2012年秋に行われた第三十五回以来の十番勝負参戦です。2年近く遠ざかるとさすがに勘も鈍り、入門コースでも悩みますね。そもそも落書き帳自体への書き込みも約半年ぶりです。前回書き込み時と同様に今回もインド長期出張中なのですが、2度目の渡航ということもあり、今回は参戦する余裕っぷりを発揮(?)

ついでなので、合計3ヶ月もインドにいるなら居住地にしちゃってもいいだろうということで(経県の「居住」の判定基準として「3ヶ月程度の長期滞在も含める」がある)、メンバー紹介の居住地をコッソリと変えてます。ただし日本の都道府県ではないため、居住に含めたとしても経県値には何の影響もないのが残念ですが……。
[84897] 2014年 1月 17日(金)03:10:23MasAka さん
華麗なる国から
落書き帳ではごぶさたしております。MasAkaです。現在、長期海外出張中ということで、来月下旬までインドに滞在しています。
言葉もなかなか通じないような慣れない場所で慣れない仕事をしているということもあり、久々に参戦しようと思っていた十番勝負はただただ指をくわえて様子をみるだけになってしまっています。できればボケをかましてインドの都市で解答したいところですが……(笑)。
ちなみに、今いるのはハリヤーナー州グルガオン市というところです。首都デリーの南西にある衛星都市です。位置関係としては東京と横浜みたいな感じでしょうか。最近開発が進んでいるようで、日系企業の進出が増えてきている、という話を耳にしました。
[84473] 2013年 11月 24日(日)23:34:55MasAka さん
オフ会より帰宅
今年はまだ4回しか書き込みがなく(十番勝負等のイベントにも参加できてないし……)、幽霊メンバーになりつつありますが、一応の生存確認として(?)、本年も公式オフ会に参加させていただきました。記念すべき第10回に参加できて大変光栄に思います。

今回は島根県ということで、どうやって行こうか迷ったのですが、参加表明した時点では前後に休みが取れる保証がなかったため、当日1泊のみの強行スケジュールを基本としました(最終的にはそのようにする以外なかったので正解でした)。となると、普通であれば飛行機で米子鬼太郎空港or出雲縁結び空港利用か、新幹線とやくもの乗り継ぎとなりますが、せめて片道くらいはちょっと変わったルートを使いたい、ということで、復路はやくも&新幹線ですが、往路は羽田から1日たった1便しか出ていない萩・石見空港を利用することにしました。

実は萩・石見空港の利用者を対象に、萩・石見空港から浜田駅までのタクシー券とJR乗車券(特急券は対象外)を助成してくれる「浜田市⇔萩・石見空港 快適アクセス事業」というのがあり、途中の浜田まではタダで移動できるというのを知ったので、有効活用させていただきました。通常ですとタクシーは益田駅まで約1500円強、益田~浜田間のJR運賃は740円で、合計およそ2300円程度かかりますので、かなりお得です。これで定期路線を有する中国5県の10空港のうち、未利用の空港は鳥取・岩国錦帯橋・隠岐の残り3つとなりました。

会場には17時半より少し前に到着。松江駅からの出ている松江しんじ湖温泉駅行のバスに乗ったら30分くらいかかってしまいました。明らかに歩いたほうが早かったと思います(過去に松江を訪れた際、実際この区間を歩いたことがあるので)。

[84472]で紹介されている二次会のクイズの第1問(各県庁までの距離)ですが、私は小松原ラガーさんと同率1位の8問正解だったのですが、同点決勝問題で敗れて銀メダル止まりとなってしまいました。一方、これで勢いがついたラガーさんは次の第2問では全問正解の快挙を達成。昨日は完全にラガーさんの日でした。

そして今日はその絶好調なラガーさんの車に便乗し、さらなる運気アップのため(?)、同じくラガーさんの車に同乗することになったhmtさんと3人で出雲大社参拝へ。私、実は先月伊勢神宮にも参拝に行っているので、両方の遷宮の年に参拝に行くという快挙を達成。できれば次回のW遷宮の時も両方行ってみたいですね。なお、出雲大社の遷宮は正確に60年ごとに行われるものではないらしいので、次回も20年ごとに定期的に式年遷宮が行われる伊勢神宮と同年に行われるかはわからないそうです。そもそも、あと60年後に自分が生きているかどうかも怪しそうな感じですが、とりあえず死なないことを前提で考えています(笑)。

先月の伊勢神宮はアホみたいに人が多く、出雲大社もそれと同じくらいの人出を覚悟していましたが、まだ時間帯が早かったおかげで比較的ゆとりを持って参拝することができ、隣にある歴史博物館も見学できました。そして、昼食に出雲そば(割子そば)を食べた後は日御碕方面に向かうラガーさん、hmtさんと別れて一畑電車(乗った車両はご当地キャラのしまねっこがデザインされた“ご縁電車しまねっこ号”でした。車両は「ご縁」ですが、運賃は5円ではなく電鉄出雲市まで480円です)に乗り、出雲市からは特急やくも、岡山からは新幹線のぞみで横浜まで帰って来ました。

ちなみに島根県訪問は今回4度目で、最初が大学の地質学の授業の巡検、次が私用で石見銀山の見学、前回が地質学関係の学会発表会と、これまではいずれも「地質学」が絡んだ訪問だったわけですが、今回は「地質」ではなく、落書き帳オフということで「地理」がメインとなった島根訪問でした。

オフ会の回数もこれで10回の大台に乗りましたが、最近は参加者数も頭打ちになってきている感があるので、次回以降はオフ会未経験という方にもぜひいらしていただきたいですね。というわけで、次回の企画も楽しみにしております。
[83672] 2013年 7月 8日(月)00:41:51MasAka さん
4年前のリベンジ
第六回岡山オフが開催されたのは4年前の2009年のお話。あの時心残りだったのは、個人的な都合の関係で石島(井島)ツアーに参加できなかったこと。そこで今回、ボーイング787型機の運航が再開され、また、たまたま岡山まで往復できるマイルがあったことから、船のチャーター代を出しても宿代、食事代込みで予算2~3万円もあれば行けるだろう、と考えて土曜日に決行してきました。

石島(井島)と言えば、2年前に大規模な山火事があり、山林の87%が焼失したとのことで、その後の島の様子も気になっていました。

現状の島の様子はこの写真のような感じです。部分的に火災を免れたところもありますが、ほとんどの木(松の木が多かったように思います)は炭と化していました。写真手前が段々畑のようになっていますが、災害復旧事業(?)で、新たに植林がされた箇所です。小さな木の苗が山の斜面一面に植えられており、島の緑を取り戻すために尽力された方々の苦労がしのばれます。

なお、県境到達後の下山途中でデジタルカメラを紛失するというアクシデントがあり、せっかく訪れたにも関わらず、残念ながらスマホのカメラで撮ったわずかな写真しか残っていません。幸い、県境の写真(撮影場所:ウォッちずの+マークの地点から石島山156.7mの三角点方向を撮影)はツイッター投稿用にスマホにも収めておきましたが。

ほぼ島全体にわたって人工的な植林がなされたばかりのため、今の段階では現在地をあまり把握せずとも、大体の方向感覚で県境にたどり着くことは可能になっています。ただ、燃えて立ち枯れた木や低い藪などがたまに行く手を阻むことがあるので、暑いからと言って半袖シャツ、軍手ナシで乗り込んだのは若干失敗でした。燃えて炭になった木に触れると手や服が真っ黒になります。

ちなみに、県境到達時にツイートしてから数時間後、それに対してEMMさんから反応がありましたが、その時何を言わんとしているのかは大体予想がついていました。もともと私も訪問ついでに赤い色をした人工物でも見ておこうか、と思っていたのですが(たぶんこれですよね?)、前述した通りデジタルカメラ紛失騒ぎでそっちの方に気を取られてしまい、本土に戻って来て代わりのカメラを買ってようやく落ち着いたところで「あ、そういえば」とようやくその事について思い出したのでした。

石島(井島)は花崗岩の地質であり、一般的には次々と風化して崩壊しやすくなることから表層に根が密に張るまでに時間がかかり、植生が完全に回復するまでにはかなりの年月が必要と思われます。もし、また行く機会があれば、4年前のツアー写真にあるような美しい緑のある景色を見たいものです(そして失くしたカメラ回収……はそうなっている頃にはもう無理でしょう)。
[83092] 2013年 4月 9日(火)00:11:13MasAka さん
バス停+かいと
バス停名ネタで私も話題提供。

茨城県の関東鉄道バスには「筑波大学春日キャンパス・筑波学院大学」というバス停があるのですが(リンク先地図はバス停名が省略されてしまっています)、その名称変更の歴史を見てみると以下のような感じになります。

「図書館情報大学・筑波女子短大」

「図書館情報大学・筑波女子大学」(1996、東京家政学院筑波女子短期大学が4年制化)

「図書館情報専門学群・筑波女子大学」(2002、図書館情報大学が筑波大学と合併)

「図書館情報専門学群・筑波学院大学」(2005、東京家政学院筑波女子大学が共学化)

「筑波大学春日キャンパス・筑波学院大学」(2007、筑波大学が学群再編)

1990年代後半以降、バス停最寄りの学校の名称・組織がちょくちょく変わったため、わずか10年少々の間に4度も名称変更していますが、ただでさえ長い漢字表記の文字数が、14→16→18文字(記号含む)と単調増加していっているところが面白いと思います。

話は変わって、先週某所でつぶやいたのを見た方もいると思いますが、「かいと」コレクションに収録されている「松本市神林梶海渡」。ここ、私の母の実家がある集落です。で、この地名、コレクションでは「かじかいと」の読みを載せていますが、その付近を流れる鎖川にかかっている梶海渡橋の欄干には「かじかいどはし」と書かれていた記憶があるのです。ただし、最後にそこを訪れたのは20年以上も前。もしかしたら記憶違い……?何度も見ていたはずの場所なのに……?

と思っていた所、たまたまGoogleのストリートビューに、その橋が載っていたので見てみました。それがこれなのですが、画像が粗くて微妙です。「ど」になっているようにも見えますが……。なお、参考までに地元住民の発音は松本方言で「かじげぇど」になってしまうため、全く参考になりません(笑)。そういえば、北安曇郡松川村には「海」を方言そのまま「げ」と読ませる地名があるみたいですね(窪海渡)。

もっとも、橋の名前が地名と異なっている可能性も否定できないので、橋の名前としては「かじかいどはし」で、地名としては「かじかいと」ということなのかも知れません。
[82971] 2013年 3月 9日(土)00:47:11MasAka さん
みなとみらいトンネル開通!
[79483]でN-Hさん、[81986]で私が話題に取り上げた横浜臨港道路のみなとみらいトンネルが、今月19日の午後2時頃から供用開始となる旨、横浜市港湾局のウェブサイト上に情報が掲載されていました(3月1日付)。

横浜市港湾局報道発表資料:国際大通り「みなとみらいトンネル」の開通について

N-Hさんが[79483]で紹介したサイト「はまれぽ.com」でもこのトンネルの開通に関する話題が紹介されており(記事へのリンク)、それによると完成は1999年なので、14年ぶりの供用開始となるようです。横浜ワールドポーターズに隣接する円形歩道橋、新港サークルウォークの上から現地を見てきましたが、出入口の整備工事がだいぶ進んでいました。

というわけで、いよいよ今川焼さんの水底トンネルコレクションに掲載される日も近い!?


話は変わって中高一貫の話題が出ていますが、私は同じ所に長く居続けるよりも、3年ほどのサイクルで次々と環境を変えて刺激を与えてやるのが人間の成長にとってベストだと思っていますので、普通に中学と高校は別々に通ったほうが良いと考えています。ちなみに、今仕事をしている部署に配属となってからすでに3年を越えてしまったため、いい加減早く他の部署に異動させて欲しいと願っているところなのですが、残念ながら4月の転勤はないようです……。数年前には経県値がいっちゃんさんに並ぶのも秒読みかと思っていましたが、ここに来て足踏み状態になってしまったのでなかなか追いつきませんね(笑)。
[82866] 2013年 2月 8日(金)01:59:25MasAka さん
飯田市に2つ目のロータリー交差点誕生
ごぶさたしてます(そういえば年明けの十番勝負に参加できなかった……)。地名コレクション(ロータリーコレクション)への情報提供です。

毎日.jpにこんな記事が載っていました。同市吾妻町(鈴加町2丁目、東新町1丁目)にはすでに地名コレクションに掲載済みのロータリー交差点がありますが、そこから300mほど西の場所のようです(ここ?)。

まだできたばかりということもあり、対応している地図サイトは皆無なので、コレクション入りは当分先の話でしょうかね。
[82286] 2012年 12月 3日(月)02:13:50MasAka さん
第9回オフ会の感想など
早いものでオフ会からもう10日くらいが過ぎようとしています。記憶が新鮮なうちに書いておかねば……、というわけで。

23日の往路のルートは、オーソドックスに東海道新幹線で。先月は仕事が多忙だったため(オフ会前日も残業)、当日はゆっくり家を出ようと。ただ、交通費は100円でも200円でも安くしたいということで、のぞみではなくひかりで行きました。オフ会MLをチェックしたところ、どうやら今回初参加のまなちゃんさんと同じ列車だったようです(当然、車内ではわかるわけがなく)。名古屋からは在来線に乗り換えて岐阜駅へ。その後、宿のすぐ近くにある8月にできたばかりの長良川うかいミュージアムを見学。16時半を過ぎたあたりでミュージアムを後にし、オフ会の受付を済ませます。

今回の一次会座席配置くじ引きでは、スナフキんさんと、初参加の菊人形さんの間に入ることに。前回同様、小松原ラガーさんが上座の真ん中(偶数なので完全な中央ではないですが)を引き当てたのは強運だと思いました。

一次会でのクイズ企画は3×3の市名完全クロスワード(改め市名マトリックス)。左上の1文字が出された後にようやくわかりました。Hiro_as_Fillerさんが驚きの速さで正答していた記憶があります。すでにグリグリさん提供の豪華賞品は売り切れだったため、EMMさん提供の国道(酷道)157号名物看板「危険、落ちたら死ぬ!!」のミニチュアをいただきました。

二次会のメイン企画は仲間はずれ当てクイズ。なかなか閃かず、1問か2問くらいしか答えられなかった記憶が……。二次会ではおつまみの差し入れとして、新潟土産の「ばかうけ新潟限定タレカツ味」と、北海道土産の「いも子とこぶ太郎」を持って行きました(自分で消化しきれず余った分だけなので、全員には行き渡らず)。また、クイズの賞品用としては、某研究所の関係者からもらったジオ鉄MAPを提供。ジオ鉄というのは
鉄道を利用し、誰もが気軽に楽しみながら自然や地球環境のことを学ぶことができる活動
深田研Webサイトより引用。……あ、上で研究所名を伏せた意味がない(笑))のことで、鉄道沿線の地質・地形的な見所を紹介したガイドマップみたいなものです。確か、小松原ラガーさんがお持ち帰りいただいたと記憶しています。ちなみに、入れ物にしたオレンジ色の袋は、3年前の岡山オフ会でかぱぷうさん提供の賞品(ニモカ自由帳)が入っていた文具屋の袋の再利用だったりします。研究所の人からもらってそのままの、研究所の名前が入った茶封筒では味気ないと思ったもので……。

翌朝は、JOUTOUさんの車でJR岐阜駅まで送ってもらい、そこから単独行動に。高山本線で高山を目指します。予定より1時間以上も早い時間に岐阜駅に着いてしまいましたが、ちょうど1本前の列車に乗れることがわかったので、その場で乗車変更して特急ひだに乗り込みました。

高山に来た目的は、第一に神奈川ローカルな某テレビ番組のMCの実家である「豆天狗」にて高山ラーメンを食すこと。11時半頃に店に着いたら20人近く行列が出来ていましたが、客の回転は良くて、20分も待たずに店に入れました。昼食の後はレンタカーを借りて、NEXCO中日本管内最長の道路トンネルである飛騨トンネル(10.7km)を通ります。飛騨清見側の坑口にある飛騨河合PAで休憩しましたが、確か気温は3℃とか4℃くらいしかなく、駐車場の脇には除雪された雪が残ってました。

ついでなので白川郷の合掌造り集落も見て行こうと思いましたが、連休だけあって国道156号は大渋滞。高山から白川郷ICまで休憩含めて50分で行けましたが、そこから同じ村内にある駐車場に車を停めるまでが50分かかるという状態。歩くのと全く変わらない速度でした。白川郷では1時間ばかり散歩し、今度は国道156号を南下して御母衣ダム湖の脇を通りながら荘川に向かいます。日は完全に沈み、ダム湖の景色はよくわかりませんでした。荘川の道の駅に併設されている温泉(桜香の湯)に入り、そこで夕食を食べた後は、再び高速道路に乗って、日本の高速道路最高地点(松ノ木峠付近、標高1085m)を通過。この日は高山で1泊しました。

その翌日(25日)は、高山本線を富山に抜け、そこから北陸周りで横浜に帰ってきました。こうするほうが交通費が安上がりなので。富山から越後湯沢までのはくたかの指定席が取れなかったため、自由席に座れずずっと立ちっぱなしかと思いましたが、幸い魚津駅で何人か降りる客がいたので、そこで座ることが出来ました。それにしても、高山を朝9時半に出て自宅に着いたのが夕方6時頃ですから、8時間半くらいかかったわけですね。高山~富山が普通列車の乗り継ぎだったのと、越後湯沢~大宮の新幹線が、1本遅いのしか取れなかったというのもありますが、最終日は移動だけで1日を費やしてしまいました。

というわけで、今回も充実した時間を過ごせたと思います。皆様どうもありがとうございました。
[81986] 2012年 10月 21日(日)20:20:48MasAka さん
横浜臨港道路の水底トンネル
久々に落書き帳を訪れたところ、ハンブルガーさんの訃報の記事が……。直接のやりとりはありませんでしたが、ご冥福をお祈りいたします。ちょうど今月初めには私が学生時代に非常にお世話になっていた1歳上の大学の先輩が亡くなり、「まだ若いのになぜこんなことに……」と思っていた矢先だったので、相次ぐ若い方の訃報に非常に驚きました。

さて、本題ですが、ちょうど1年ほど前に[79483]でN-Hさんが話題にした横浜臨港道路の未開通トンネル、13年間の沈黙の時を経てついに開通に向けて動き出したようです(読売新聞の記事)。これでいよいよ今川焼さんの水底トンネルコレクションに晴れて登載となるのでしょうか?
[81740] 2012年 9月 1日(土)01:44:43MasAka さん
第三十五回十番勝負入門コース解答
何とか最終日に間に合いました(が、一般コースの想定解を拾う気力がないので入門コースで……)。

問A:北名古屋市
問B:松本市
問C:成田市
問D:長岡市
問E:川越市
問F:五島市
問G:ひたちなか市
問H:日田市
問J:堺市
問K:旭川市
[81188] 2012年 7月 26日(木)21:28:37MasAka さん
東西南北のつく地名
久々に落書き帳をのぞいたので、話題に乗り遅れてる感がありますが、私が仕事の参考資料としてよく使っている「建設技術者のための地形図読図入門」(鈴木隆介著・古今書院発行)という本のP.29には以下のような表が掲載されています。

表1.2.4 方位に由来する地名・人名(一部抜粋)
平野と盆地の中央から見た方位中央北方東方南方西方
土地の傾斜方向(低下方向)平坦南向西向北向東向
日本の農山村地域における自然的位置中山北山東山南山西山
・方位に由来する地名と人名の例中川北川東川南川西川
中沢北沢東沢南沢西沢
…………………………(以下略)
地名・人名の頻度最大最小

本文の説明では
日本では平地を囲む山地の斜面や谷の大局的な方位が、日照時間との関係で、農業用地および住宅用地の適否に重要な意味をもっている。
とし、その根拠として挙げているのが上表です。そして、
これらの地名や人名は、多い方から順に中、北、西、東、南の付くものであり、南の付く人名や地名は極めて少ない。これは、明らかに日当たりの良否を反映している。
と結論付けています。

今回メインの議論はこの表とは逆に東西南北が後ろにくる場合で、しかも「川+東西南北」だとなぜか「西」が多いことから、必ずしも全ての東西南北地名がこの本で述べられているパターンに当てはまるわけではなさそうですね。まぁ、これを書いた先生は本のタイトルにあるように地形学が専門であって、地名の専門家ではありませんので……。
[80900] 2012年 5月 26日(土)22:23:19MasAka さん
NEXCOの回答に異議あり
[80899]グリグリさん
このYahoo!地図の有料道路を示す緑色の部分の一番南側、道路幅が少し広くなっているところが料金所ではないかと考えます(どなたか確認できますか)。
Googleマップの航空写真では、料金所ブースの盛土基礎工事をやっているのが確認できましたので、グリグリさんの予想で合っていると思います。Wikipediaによれば料金所はJCTから1.6km地点ということですので、距離的にもここで間違いないでしょう。

それにしてもさすがNEXCO東日本、明確な回答を出してきていますね。とは言え、実はまだ腑に落ちない点があります。

NEXCO東日本からのメールにある、
鶴岡JCTは、ジャンクションでありながら日本海東北自動車道の
有料区間と無料区間の境となる地点であり、料金徴収施設を
設置していることから、インターチェンジ表記(○)としています。
については、同じNEXCO東日本管轄の道央自動車道に黒松内JCTというのがありますが、これもジャンクションでありながら無料の自動車専用道である黒松内新道との接続点であるため、鶴岡JCTのように料金所が設置されています。しかしながら、ここのJCTの表記は他のJCTと同様に(■)記号です。鶴岡の例に習えば(○)とすべきではないかと思います。

もう1点、
また、東関東自動車道・成田ICは新空港自動車道と
接続していますが、一般国道295号にも接続しており
高速道路と一般国道が出入りできるためICとしています。
JCTの定義としては、高速道路と高速道路をランプを介して
相互に接続し一般国道へ出入りできない形状のものをいいます。
についても、同じNEXCO東日本管轄の常磐自動車道・三郷JCTは東京外環自動車道および首都高速道路との接続点になっており、かつ同じランプウェイから一般国道298号の出入りも可能です。しかし実際の名称としては「三郷IC・三郷JCT」と併記した形になっており、三郷IC単独の名称にはなっていません。

「JCTとは何か」という定義の話に深く突っ込むのは落書き帳の趣旨とは逸れてしまうのでここで結論を出すつもりはありませんが、おそらくNEXCOや国土交通省等の内部でもそれほど厳密な定義を作っていないのではないか、というのが私の予想で、グリグリさん宛に送られたメールはあくまで原則論としての定義(すなわち例外もある)を書いてきたのだと思っています。
[80897] 2012年 5月 26日(土)16:37:06MasAka さん
青森はジャンクション
[80885]グリグリさん

青森市にある東北自動車道と青森自動車道の接続点は、NEXCO東日本が公式に「青森JCT」という名称で案内しています。ドラぷらハイウェイウォーカーの地図だけでなく、NEXCO東日本の公式webサイト中にも青森JCTの表記があったり、またNEXCO東日本と道路保有者である(独)高速道路機構とが結んでいる協定の記載事項(PDFファイル)の中にも「青森ジャンクション」の記載があります(49ページ)。

そうなるとWikipediaにある青森ICの記載が間違いかと言えば必ずしもそうとは言い切れません。実は上記PDFファイルにあるIC・JCT間のキロ程三角表は全てのIC・JCTが網羅されていますが、同表のキャプションに青森JCTの記載があるにも関わらず、表の中身にはその記載がありません。また、以前実際に青森JCTを通過したことがあるのですが、このJCTには通常IC・JCTに振られているはずの番号が存在しませんので、公式にJCTと名乗っているものの、どこか怪しげな存在ではあります。この地点で道路名が変わるため、案内の便宜上JCTという名前を与えているものと思われます。

逆に、横手についてはNEXCO東日本では単に「横手IC」としており、JCTという案内は一切行っていませんが、NEXCO東日本の公式サイト内でわずか3件ですが使用例が見られ(いずれも入札公告)、高速道路機構でも業務実績報告書等でそのような記載があったので、公式サイトで使われている以上、一応許容範囲かなと思いました。

すべて無料となると一般道路のJCTがたくさん出てきそうです。

無料で走れる道路同士の立体交差部でJCTと名付けている例はほとんど聞いたことがないですね。通常は全てICと名乗っているはずです(例:姫路西バイパスと太子竜野バイパスの交点部は「太子上太田IC」。ただし横手同様にJCTとも呼ばれる場合があるようで、国土交通省近畿運輸局等のwebサイトでJCTという記載あり)。調べてみた中では、大分県日出町にある大分空港道路の藤原JCTが全方向無料で公式にJCTと名乗っていました。ほかの例は今のところ見当たりません。したがって、まだ全てを調べ尽くしてはいませんが、全方向無料のJCTで市名と同一のものはおそらくないはずで、現時点では想定解に影響は出なかったと思います。ただし、一般有料道路の無料開放や新直轄の高速道路の開通が今後増えれば無料の道路同士のJCTが増える可能性はあります。


そういえば、拙稿[80873]で大竹と書くべきところを大野と書いてましたね。すでに訂正期限を過ぎてしまいましたが……。
[80873] 2012年 5月 19日(土)23:57:28MasAka さん
広島岩国道路
[80872]hmtさん

広島岩国道路の経緯については、広島ホームテレビの「暮らしの疑問!?」というコーナーに「広島岩国道路は山陽道の一部のようだけどなんで「ここから広島岩国道路」という標識が出ているんですか?」というQ&Aが載っており、これを見るのがわかりやすいでしょう。旧・日本道路公団時代における一般有料道路と高速自動車国道の整備手法の違いも説明されています。

広島側が先に開通しており、広島岩国道路の全線開通は、岩国側の開通よりも更に後でした。
工事が進んでいた廿日市-大竹間が「広島岩国道路」として残されたのだろうという予想に反する結果でした。

上記ウェブサイトにある通り、先に廿日市~大竹間の広島岩国道路建設の認可が下りていたところに(昭和48年)、後づけで山陽自動車道の建設が決まった(昭和53年)ということです。先に広島岩国道路のほうを作ることが決まってしまっていますので、山陽自動車道の建設は広島岩国道路と調整したというよりも、元からある広島岩国道路の建設計画に継ぎ足すような形で行われたはずです。すでに認可済の計画を変更するのは事務手続きが煩雑になりますので。

また、仮説を証明するために開通時期について検証されていますが、建設大臣(現・国土交通大臣)からの施行認可or施行命令が出ても、実際の工事の進捗は年度ごとの予算配分や、工事の難易などによって変わってきますので、開通時期は基本的にバラバラになります。したがって、開通時期ではなく認可or命令が出た時期で考察すべきものです(新幹線でも、昨年開業した九州新幹線博多~新八代間の着工が認可される前から北陸新幹線長野~金沢間の工事をしていますが、こちらの開業はまだまだ先の話です)。一般有料道路事業は高速自動車国道事業とは予算の出所が異なるので、広島岩国道路は工事のペースが遅かったのではないかと推測しています。

ところで、高速道路に挟まれた一般有料道路のかつての例として、山形自動車道の笹谷~関沢間というのがあります。この区間、2車線対面通行による開通当初は広島岩国道路同様、一般国道286号バイパス笹谷トンネルという一般有料道路の扱いで、山形道と連続走行ができるにも関わらず別路線だったのですが、同区間を4車線化する際に高速自動車国道としての施行命令が出されたことから、これに伴って一般有料道路から高速自動車国道に「昇格」したという珍しい区間です。

一方、広島岩国道路はいまだに一般有料道路(一般国道2号バイパス)という扱いのままなので、現・広島岩国道路とは別の「山陽自動車道としての廿日市~大野間」の建設計画は、現時点ではまだ生き残っていると言えます。もっとも、同区間の交通量が爆発的に増えることでもない限り、現実にそれが実行に移される日はないと思いますが……。
[80870] 2012年 5月 19日(土)17:26:24【1】MasAka さん
第三十四回十番勝負・感想
今回の十番勝負の開始時間の頃は携帯電話の電波が全く届かない海の上でした。そこからしばらくの間、世界自然遺産となっている南の島を堪能していたので(道中、不慮の足のケガであまり動けませんでしたが)、まともに取り組み始めたのは本土帰還後。まぁ、そうでなくても毎回1~2週間遅れの参加なのでいつも通りのスタートです(笑)。それにしても、今年の連休は家から約30時間近くかかる場所まで行った割には、今年の経県値的には東京都の訪問が宿泊に変わっただけ(プラス1点のみ)なんですよね。ただし、「村」に泊まったという点では6年ぶりという久々の経県でした。

さて、今回は売り切れた問一を除いた全9問を解答。最近は十問完答が厳しくなっているような……。

問二(「県立」大学のキャンパスがある):20位
第一ヒントの解答が提示されるまで(自力でアナグラム解凍できなかった)共通項が見えてこなかった問題。わかってしまえば解を拾うだけなんですけどね。昨年のオフ会が福島県開催ということにちなんで、福島県立医科大学がある福島市を解答。

しかしこの問題、共通項がわかってから「あれ、そういえば似たようなのをどこかで見たことあるな」と思って過去問を見てみましたが出題されておらず、気のせいかと思っていたら、桜トンネルさんが[80855]で書き込んでいるように、前回の傾向と対策([80278])で星野彼方さんが言及されていたのですね。だから金メダルだったのか……と納得。

問三(市名と同じジャンクションがある):23位
お題と上位解答陣の解答を眺めれば、共通項は大体想像つきました。おそらく人生で初めて通過したジャンクション(JCT)であろう、大月JCTのある大月市で。これもどこかで見たことがあるような……と思ったら、これは第二回問四の類題ですね。

なお、[80869]でグリグリさんが
ジャンクションについて、何らかの線引きがあるのかどうか、ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示ください。

という質問を投げかけていますが、法律上はJCTなどの高速道路施設名に厳密な定義はありません。管理・運営を行う高速道路会社等がそれぞれ任意で名称を定めています。したがって、基本は高速道路同士の接続部を指しますが、インターチェンジ(IC)併設の場合は、名古屋や成田などのようにJCTを名乗らない場合もあれば、三郷や大泉などのように名乗る場合もあります。また、分岐はせず路線名だけ変わる部分でも市川(首都高・東関道接続部)のようにJCTという名称をつける場合もあれば、京葉道路・館山道接続部(かつての千葉南IC付近)のように何の名称もない場合もあります。

そういえば首都高速道路上のJCTはかつてはICと名乗っていました。高速自動車国道法に基づく高速道路のICは高速道と一般道を接続する箇所を指すのに対し、首都高の場合は高速道同士の接続箇所でも同じ名称というのは紛らわしいので、JCTに名称変更したという経緯があります。

あと、有料か無料かという線引きも、もし高速道路無料化社会実験期間中にこの問題が出題されたら結構悩ましいことになると思います。また、新直轄制度による高速道路は税金で整備されるために全て無料になりますが、そうなると新直轄制度による高速道路上のJCTは法律上れっきとした高速道路でも本問の解答から除外されるという不都合もあるでしょう。もっとも、出題時に「このように決めました」と言われてしまえばそれに従わざるを得ませんが。

そんなわけで、道路関係は結構イイカゲンな所があるので、共通項を厳密に定義しようとするのはやめたほうが良いかも知れません。そういえば第三十二回の問一でもいろいろありましたっけ(笑)。

問四(他の町村名を含む):23位
お題と解答上位の市名でググってみたら、雑学ページがそのまま引っ掛かかりました。この問題を考えているときに、たまたま見ていたテレビ番組でスカイタワー西東京(田無タワー)が紹介されていたことから、そのまま西東京市を解答。

問五(都道府県で読みの長さが単独1位):23位
やたら方角名のつく市が目立ちましたが、どうやらそれは関係なさそう。で、しばらく膠着状態でしたが、第二ヒントが提示されてようやく糸口がつかめました。残っていた解答の中で読みの長さが一番短かった土佐清水市を解答。

ここからは今回復活した順位問題。順位問題といえば、[80180]でグリグリさんが
[77146]で「非常にややこしいことが起きる可能性がある」と自分で書いていますが、ややこしいことが思い出せません(^^;)。
と書いていますが、[79194]を見ると
連続もしくは順位が近傍で同一市が並ぶようなケースを考えた場合、どちらの順位の解答なのか識別できなくなる恐れや、それによって、次の解答者が混乱することも予想されるため、上記の注意事項11を設定した経緯があります。
とあります。これが理由だと思っていたのですが……?
それはさておき、

問六(熊本市の人口に近い):20位
市の並びから人口絡みというのは何となくわかったものの、差分を取るというところまではなかなか気づきませんでした。かすみさんお膝元の尼崎市で解答。

問七(市制施行日・市の誕生日・市名誕生日のパタンがABA):24位
第一ヒントから、該当の雑学ページ(市制施行日・市の誕生日・市名誕生日)を調べて解答。1954年4月1日誕生グループのラスト、五島市で誤答……ではなく正答。

ちなみにどうでもいいことですが、patternを「パタン」と表記するのは私の卒論の指導教官の書き方と同じですね(このほうがネイティブ発音に近い)。

問八(同じ月日に市制施行した市が他にない):19位
問七と同じ雑学ページを参照して答える問題だとは思いませんでした。第三ヒントが出てようやく問七と同じページに戻ってきた次第。三陸復興を祈念し宮古市で解答……というのは順序問題なので単なる偶然です。皆さんも結構難航されたのか、この問題だけ唯一10位台にランクインしました。

問九(特例市):25位
お題の市と解答上位の市から特例市であることはわかったので、特例市一覧のページで順番(面積)を確認。出身地の所沢市はすでに解答されてしまいましたが、同じ埼玉県の市で解答できた(春日部市)ので満足です。

問十(合併、改称で市名を消滅させた):24位
第一ヒントとお題の市の並びで共通項を把握。私が解答したひたちなか市はお題の市を含め29番目の該当市ということですが、想定解数が84市もあることを考えると、まだ18年前の出来事なのに順番としては結構早い方なのですね。いかに平成の大合併で新しい市名が数多く生まれたか、ということでしょうけど。

というわけで、次回、第三十五回夏の大会でもひっそりと参加させていただきます。
[80829] 2012年 5月 12日(土)21:21:45MasAka さん
第三十四回十番勝負解答
今回も落穂拾いで……。

問二:福島市
問三:大月市
問四:西東京市
問五:土佐清水市
問六:尼崎市
問七:五島市
問八:宮古市
問九:春日部市
問十:ひたちなか市
[80526] 2012年 4月 14日(土)04:04:01MasAka さん
横浜市庁/市役所?横浜市会/市議会?
[80518]Issieさん
ここの初期の頃に話題になったように,一般呼称としては「市役所」と呼ばれている建物やその中にある行政機関を横浜市は勝手に「市庁」と呼んでいるようなものかしら。

過去記事を見てみると[243]でIssieさんご自身が考察されていたのですね(落書き帳アーカイブの一部)。あとは八戸がらみで[73439]でグリグリさんが言及されていて、そこには
横浜市も八戸市と同様に横浜市役所は正式呼称としていないと思われます。
と結論付けられています。

で、自分も気になったので今さらながら改めていろいろ調べてみました。

横浜市例規集を見てみると、市の事務所の位置に関する条例(昭和34年3月14日条例第2号)には
市役所の位置条例(昭和25年10月横浜市条例第38号)の全部を改正する。
とあるので、この条例が制定される前までは「市役所」が正式名称だったものが、条例制定日をもって単なる「市の事務所」に変わったようです。ということは「市庁舎」も「市役所」も正式な名称ではないということになりそうです。しかし、例規集をさらに見ていくと、市役所、区役所及び事業所の開庁時間(平成19年3月30日告示第107号)という告示のタイトルに思いっきり「市役所」という用語が使われていたりします。これだけでなく、横浜市役所庁内応援規程(平成12年7月5日達第17号)という達もあります。

そういえば、横浜市のトップページには「市役所ホームページ」の言葉が使われていますし(本文ではなくタイトルバーの部分)、横浜市広報課の公式ツイッターアカウントに載っているプロフィールも
横浜市役所の公式アカウントです。
と書いてあります。

結論としては、横浜市役所という呼称は、市の事務所の正式名称であることを明確に定義してはいないが、告示や達など市が発出する公式文書に記載があるので、便宜上正式名称に準じる存在である、と言えるでしょう。

ただし、市役所という言葉の定義ですが、「横浜市役所庁内応援規程」の条文の書きぶりを見ると、統括本部及び局、会計室、消防局並びに区役所を全て含めた組織全体を「局区」と第2条で定義し、その局区間相互で人員をやり繰りするための条例であることから、これだけ見ると市の運営組織全体を「市役所」と呼ぶのかな、と思いきや、その一方で「市役所、区役所及び事業所の開庁時間」という告示のタイトルからは、市役所という存在は各区役所や事業所とは別物だ、とも読み取れます。というわけで、市の公式文書の書きぶりに整合性が取れていないので、結局のところ明確な定義がないまま市の公式文書に載ってしまっている用語ということになりそうです。

一方、「市庁」という言葉ですが、たとえば横浜市予算、決算及び金銭会計規則(昭和39年3月31日規則第57号)の中に
第63条 指定金融機関は、市庁、区役所その他会計管理者の指定する箇所に必要な人員を常時又は臨時に派出しなければならない。
という条文が存在しています。これは「箇所」を示しているので、市庁が市の主たる事務所の建物のことを指すのは明確と思われます(他の文書でも同様の使い方がされている)。

さらに、もともとの本題であった「市会」の名称についても、例規集を見ると横浜市議会議員及び横浜市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例(平成5年6月25日条例第36号)と横浜市議会議員及び横浜市長の選挙におけるポスター掲示場の設置に関する条例(昭和56年12月15日条例第57号)の2つだけは「市議会」という用語が使われているのですね。他の条例等は全て「市会」なのですが。同じ市で制定した条例なのに、なぜこの2つだけ「市会」ではなく「市議会」という名称を用いる必要があったのか、ちょっと謎です。
[80173] 2012年 1月 21日(土)16:30:05MasAka さん
第三十三回十番勝負・感想
今回は前回開催時よりも時間はあったはずなのでもうちょっと早めに参戦しても良かったのですが、どうも新年早々はモチベーションがあがらず、今回もやはり遅めの参戦。デパートの新年初売りが終わって売れ残った福袋をのぞきに来たような雰囲気での取り組みでした(←どんな比喩なんだか)。というわけで今回は2問は売り切れで解答できず、残った8問で正解(総合29位)。

問二(都道府県で五十音順で二番目):36位
五十音の最初のほうで始まる市が多かったのと、ヒントから共通項に至りました。残り7市という少ない選択肢の中からの解答でしたが、先月仕事で長崎県に行ったので諫早市を解答。

問三(県庁からもっとも近い市役所のある):30位
解答が県境隣接の市ばかりで、あとはヒントを頼りに地図とにらめっこでした。3年ほど前まで勤務していた鳥栖市が残っていたのでそれを解答。基準となっている福岡県庁が所在する福岡市にも勤務していたので、いい市を解答できたと思います。解答状況を見ると佐賀県内の市を解答して誤答の山が築かれていましたが(佐賀市、鹿島市、伊万里市、神埼市)、なぜか正解の鳥栖市は解答されずに最後のほうまでしぶとく生き残ってました(^_^;;
ちなみに、かぱぷうさんが[80167]
マピオンのキョリ測で羽咋市役所と七尾市役所を比べたら羽咋市市役所の方が近くなってしまった
と書いてますが、私も同じくキョリ測で測ったところ、こちらはちゃんと七尾が2回平均で11.5m(1回目が11m、2回目が12m)短かったです。

問四(同一音で始まる町村に隣接する):32位
すでにヒントを見てしまったので考えるまでもない問題になってしまいましたが、たぶんノーヒントでも共通項にはたどり着いたでしょう(想定解市を拾うのは大変そうですが)。以前住んでいた七戸町は十和田市と東北町に隣接していたのを知っていたので、逆に十和田市と東北町も相互に隣接しているかを地図で確認。というわけで十和田市で解答したのですが、この両市町が隣接している箇所の地図を見て、仕事上で起こったあるショッキングな事件の現場が近かったことまで思い出してしまったのでした(苦笑)。あの時は上から新聞社のヘリが……。

問五(同一都道府県において同じ日に単独市制施行した市がある):30位
これは完全にヒント頼みで(笑)。以前父が勤めていたことのある東久留米市を解答。解答順だけ見ると、直前に花笠カセ鳥さんが[80132]で解答された清瀬市に乗っかったみたいに見えますが……。なお、これは隣接同士の町が同時に単独市制施行した例ですが、おがちゃんさんの[80168]を見ると、隣接自治体同士が同時に単独で市になった例は福岡県の春日市・大野城市・筑紫野市・小郡市の4市が最高記録でしょうか。これによって福岡市から久留米市までが全て市域のみでつながったのですね。あと、現西東京市の旧田無市・保谷市も同時だったいうのも意外な発見でした。

問六(平成23年に市長が交代した):31位
昨年4月の選挙当時話題になった夕張市(最年少市長誕生)が意外と最後の方まで解答されなかったのは([80129]IKさん)、皆さんヒントになるのを避けるためわざと敬遠したのでしょうか?解答は地元所沢がまだ残っていたので、迷うことなく所沢市で。ちなみに現市長の藤本正人氏は先々代市長の齋藤博氏の高校の9年後輩に当たります(自分の高校OB名簿より)。自分の出身高校から所沢市長が出たのはこれで2人目。3人目は私MasAkaが狙います(ウソです)。

問七(面積5km2以上の島がある):30位
最後の第四ヒントがなければ結構(共通項に近いところにいるものの)迷走していたかも知れない問題でした。ここまで自分にゆかりのある市を答えていましたが、共通項に該当する市でもう自分にゆかりのある市は残っていないので、それなら思い切って遠いところを、ということで根室市を解答。北方領土(歯舞群島)は日本固有の領土なんだから当然正解だろうと強気に(?)攻めました。

問八(落書き帳公式オフ会を開催した市に隣接する):28位
意外性をついた良問だと思います。これもたぶんヒントなしでは解答できませんでした。いい加減解答に選ぶ市のネタがなくなってきましたが、「神」奈川在住「埼」玉出身ということで、自身初参加となった第四回オフ会開催地の福岡市に隣接する神埼市を解答。しかし[80158]で白桃さんもおっしゃってますが、金・銀メダルがオフ会に出られてない方の獲得とは……。むーん。

問九(他の市の市名駅がある):31位
問四同様、これもお題の5市だけで解けたかな……。これで無理でも、金メダルの高岡市(福岡駅)が出た時点で気づけたはず。この手の問題は自分の勤務先に関連があるところから解答しようということで、とりあえず関東周辺から調べていったら東葉高速鉄道に村上駅を発見。運良く八千代市は未出だったのでそれを解答しました。

というわけで、次回もまたマイペースで頑張ります。
[80134] 2012年 1月 16日(月)02:28:04MasAka さん
第三十三回十番勝負解答
明けましておめでとうございます……と言っても、もう松の内を過ぎてしまいましたね。

問二:諫早市
問三:鳥栖市
問四:十和田市
問五:東久留米市
問六:所沢市
問七:根室市
問八:神埼市
問九:八千代市

今年もこんな感じでのんびりと参加します。
[79722] 2011年 12月 10日(土)19:29:15MasAka さん
第八回落書き帳オフ会感想
第八回の公式オフ会から早くも1週間が経ちました。前回のオフ会の後も風邪をひいたのですが([76863]参照)、今回もちょっと風邪気味です。といっても今回はオフ会ではなく、その後さらに寒い地方に出張に行ったのが原因でしょう。

今回の会場入りは東武鉄道が出しているゆったり会津・東武フリーパスという企画乗車券(おトクきっぷ)を使うことだけは会場が芦ノ牧温泉に決まった時点で決めていましたが、後は特に何も考えていませんでした。というかいろいろ忙しくて考える余裕がなかったというほうが正しいかも知れません。開催4日前くらいにグリグリさんからメーリングリストを通じて参加者アンケートに回答するよう依頼が出た時点でようやく具体的な行程を検討しはじめ、そこで北千住~鬼怒川温泉間は特急スペーシアを使うことに決定。特急はネットで予約ができ、チケットレスサービスを使えば携帯電話の画面がそのまま特急券代わりになるので当日は特段あわてる必要もありませんでした。

さて、当日は会津鉄道線会津田島駅で気動車に乗り換えた際にN-Hさん、かすみさんと合流。さらに途中、塔のへつり駅で88さんが乗り込んできました。16:09に芦ノ牧温泉駅に到着するはずのメンバーは上記参加者アンケート結果によればこれに白桃さんを含めて5人だったはずですが、白桃さんはおそらく先に行かれたのだろうということで、4人で宿の送迎バスに乗って会場入り。

今回の宿は一昨年の会場、岡山・苫田温泉「乃利武」を彷彿とさせるような広さと複雑さでした。温泉大浴場で体を温めた後、宴会開始時間が近づいてきたので会場に行きましたが、まだ数人しか来ていません。恒例のくじ引きで席順が決まりますが、私より先に来ていた小松原ラガーさんが金屏風をバックにした真ん中の席にたった1人で座っていて、まるで殿様のような雰囲気を漂わせていたのが印象に残っています(笑)。

1次会はfutsunoおじさんによる飯豊山登山道の解説も興味深かったですが(前回、前々回は県境ツアーがありましたが、さすがに今回はここの三県境に行こうという人はいませんでしたね)、スナフキんさんが持ってきた1972年の鉄道時刻表はトークのネタになりそうなものがたくさんあって面白かったです。あと、スナフキんさん提供の鉄道クイズは超南海……いや難解でした。後でオフ会記録のページに問題と解説が公開されると思いますが、鉄道関係の仕事でメシを食ってる私が1問たりともわからなかったくらいなので、その難しさは推して知るべきでしょう(笑)。

2次会最初の企画は白桃さんの小谷千(おやじ)ダジャレクイズ。開始前に予め問題文が書かれた紙が渡されており、その時点でわかったのは問七と問八を除いた8問。これはわからない問題が多いほうが幸せなのかも……、と思いつつ、最後の問十を正解して「『小』を取っても市・町名になる自治体」の解説書をいただきました。次に88さんがミニ十番勝負(2問だけなので二番勝負?)のクイズを出題していましたが、これもスナフキんさんのクイズ同様の難問でまったくわかりませんでした。

2次会も盛り上がってきたところで、グリグリさんによる恒例の○×クイズ。1回目はスナフキんさんが優勝、その次の2回目はhmtさんとN-Hさんの2人で決勝戦となった時点でグリグリさんが用意した問題を全て使い果たすというハプニングが発生。そこで私から「即興で問題を出してもいいですか?」と提案。今回、野岩鉄道経由で芦ノ牧温泉に来たこともあり、野岩鉄道建設当時の工事紹介パンフレット(1983年発行)を持ってきていたので、そこに書かれている内容からクイズを出そうと考えたわけです。それが[79718]でhmtさんが
このあたり、車窓の景色を MasAkaさん持参の野岩鉄道資料【注】と見比べながら進行。
【注】二次会(トンネルの長さ)で使われたもの。オフ会記録ページに掲載していただければ有難い。
と書かれているものです(当該パンフレットは建設現場見学者等に配布した公開可能なものですので、後でオフ会記録ページ用に提供いたします)。この時出した問題が「野岩鉄道で一番長いトンネルの長さは5kmを超える」でした(正解は書き込みの最後に)。解答は○と×に見事に分かれ、無事に決着がつきました。

最後の企画はここはどこの市?~航空写真編。私は袖ケ浦市と宮古島市を当てました。前者はグリグリさんが「この辺がヒント」と写真左下隅にある橋を指したので、東京湾アクアラインのことだとわかりました。後者は海水の色がサンゴで水色っぽくなっていたのと「どこの島でしょう」というヒントでひらめきました。

翌朝、グリグリさんから参加費1500円の返金。皆さんあまり飲み食いしなかったんですね。おつまみ類もだいぶ余ったようで、グリグリさんから未開封のものをいくつか引き取りました。今回は差し入れ等を何も持ってきてなかったので、少々恐縮ではありますが、そのまま余らせておくのももったいないので有り難くいただきました。

2日目の行動ですが、JOUTOUさんの車に乗せてもらい、会津田島駅まで送ってもらいました(考えたら前回のオフ会ではつくば駅から宿まで乗せてもらったような)。会津田島には松茸二段弁当が売られているとおっしゃっていたので、この話に乗っかろうというわけです。もともとは芦ノ牧温泉9:07発の列車に乗って帰るつもりでいたのですが、前日、宿の人の話では運休と言っていたので急遽予定を変更しました。しかし、実際にはダイヤ通りに運行されていたようですね。で、会津田島駅に売られていた松茸弁当は3個。そして希望者は4名。その場で弁当争奪ジャンケン大会が行われましたが、結局言い出しっぺのJOUTOUさんが食べられないという皮肉な結果に終わりました(笑)。

会津田島から先はグリグリさん、JOUTOUさんと別れ、[79718]hmtさんの記事にもありますが、hmtさん、油天神山さん、かすみさんとともに会津鉄道~野岩鉄道を南下しました。上三依塩原温泉口駅を過ぎたあたりで窓の外を見ると、並走する国道からこっちに向かって手を振るグリグリさんとJOUTOUさんの姿が見えました(かすみさんからの情報で、ツイッターに「新藤原行きと並行して走ってます」と書き込みがあったそうです)。そして、特急乗り換えとなる鬼怒川温泉駅への到着はJOUTOUさんの車のほうが早く、なんと駅のホームでお出迎えを受けてしまいました(笑)。鬼怒川温泉駅では油天神山さんはそのまま区間快速に乗車、かすみさんとは別々の席なのでここから単独行動で横浜へと帰宅しました(hmtさんは途中で龍王峡へ)。

というわけで、今回も参加者の皆さんと楽しい時間を過ごせて良かったです。本当にありがとうございました。

(追伸)
○×クイズの解答:×(4250mの葛老山トンネル(川治湯元~湯西川温泉間)が最長なので5km以下)
[79653] 2011年 11月 20日(日)21:09:06MasAka さん
県民の日以外で、自治体単位で休校日になる例
[79651]でhmtさんが話題に挙げた県民の日ですが、埼玉県出身の私は大学生くらいになるまでどの県にも県民の日があって、公立の学校は休みになるものだと思っていました(おとなり東京都でも都民の日が休みでしたし)。

ところで、「県民の日」がない神奈川県ですが、その代替措置として(?)、横浜市の公立学校では横浜開港記念日の6月2日が一斉休校となります(リンク→横浜市こども青少年局)。[68699]にてIssieさんが2010年からこの日の休みを廃止するという話を紹介していましたが、結局生き残っているようですね。また、同様に川崎市も市制記念日(7月1日)が休校日になるというのが[28625]むじながいりさんによって紹介されています。

ちなみに川崎市は川崎市立小学校及び中学校の管理運営に関する規則により各学校の開校記念日も休日ですが、横浜市の横浜市立学校の管理運営に関する規則を見ると開港記念日はあっても開校記念日はないので、横浜市より川崎市の学校のほうが休みが多いということになりそうです。

神奈川県内の他市町村でこういう休日が制定されているところを見つけられていませんが、このように市町村独自の記念日を一斉休校措置にする例は探せばまだほかにもあるのでしょうか。
[79648] 2011年 11月 19日(土)22:27:55MasAka さん
区割り私案(by中島悟さん)の感想
[79636][79637][79638][79641][79642][79645]中島悟さん

選挙区割りの私案、興味深く拝見いたしました。これだけのボリュームですので、大変な作業であったろうと想像します。お疲れ様でした。

以下、自分が居住経験のある県(というか住んだ市(区・町)の周辺のみですが……)の区割り案についての感想を。

青森県(七戸町):人口バランス的には概ね良いと思いますが、七戸町が青森市や下北地方と同じ選挙区というのは現地に住んだことがある者として不自然な感じがします。七戸町と東北町の2町は第3区に入れるほうが納得できます。

岩手県(盛岡市):今回コメントしている居住7県の中では一番きれいな分け方だと思います。

茨城県(つくば市):現第6区でもつくば市と土浦市は同じ選挙区を構成していますが、個人的にはこの2つの市は別の選挙区に分けたほうがいいのではないかと思っています。しかし、それを前提条件にした区割り案を考えようとすると、県南の他選挙区で不自然に感じる所が新たに出てきてしまうのでこれは現状維持しかなさそうです。

埼玉県(所沢市):第8区所沢市が富士見市と一緒というのはイマイチ実感がわきません。埼玉県は基本的に東京から放射状に伸びる道路や鉄道沿いにコミュニティが形成されているので、西武池袋線沿線と東武東上線沿線にまたがる区割りというのは違和感があります。富士見市と三芳町は第4区に入れて、代わりに新座市を第8区にするという案もありますが、現第4区を構成する4市は共同で一部事務組合を設置するなどしているので、こちらも分けづらいところですね。

神奈川県(横浜市青葉区):第8区を構成する緑区と青葉区はこれ以上いじりようがないのでこれも現状維持でしょう。もともと青葉区は緑区から分区した地域ですし(正確には一部に旧港北区もありますが)。

京都府(京都市左京区):左京区は現状でも東山区と山科区で第2区を構成していますが、異論は特にありません。上記の神奈川8区同様、この辺はたぶん変えようがないですね。

福岡県(福岡市東区、筑紫野市):福岡市周辺の区割りは地理的な制約もあるのでこれがベターなのかな……、といった感じです。これも異論はありません(もうちょっと居住経験の長い人から見るとまた違った視点があるのかも知れませんが)。

以上をまとめると、県庁所在地やその近辺の区割りは概ね妥当な感じですが、それ以外の地域の区割りはもう少し議論できる余地があるのかな、と思いました。もっとも、選挙区内で1人だけしか当選しない小選挙区制は民意が反映されにくいので廃止して、大選挙区制にして欲しいというのが私の本音です。


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