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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[92042]2016年12月5日
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[90401]2016年4月22日
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[90400]2016年4月22日
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[89162]2015年11月25日
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[89114]2015年11月21日
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[89105]2015年11月19日
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[89094]2015年11月16日
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[89076]2015年11月12日
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[88926]2015年10月24日
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[88876]2015年10月10日
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[88033]2015年7月6日
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[87868]2015年5月29日
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[87852]2015年5月23日
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[87787]2015年5月17日
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[87751]2015年5月13日
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[87746]2015年5月12日
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[87662]2015年5月3日
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[87647]2015年5月2日
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[87619]2015年4月29日
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[87611]2015年4月29日
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[87479]2015年4月19日
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[87460]2015年4月10日
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[87401]2015年3月15日
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[87379]2015年3月10日
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[87374]2015年3月8日
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[92042] 2016年 12月 5日(月)02:14:07MasAka さん
自治体越えの地名
本日の留萌本線留萌~増毛間廃線のニュースから増毛町の地図を見て気が付いたのですが、増毛町とそれに隣接する石狩市にまたがる自治体越えの地名があるのを見つけました。コレクション未収録のようですので情報提供しておきます。

雄冬(おふゆ):石狩市浜益区雄冬/増毛郡増毛町雄冬

調べてみると、陸続きなのに1990年代前半まで航路があったほど道路状況が劣悪な陸の孤島だったそうで……。

あと、同コレクション中、北海道の上から2番目の「神楽」の読み仮名が間違っているのと、一番下の「ヌプパシュナイ/ヌッパシュナイ」の読み仮名と区分の欄が逆になっていますので修正をお願いします。
[91816] 2016年 10月 23日(日)01:54:53【1】MasAka さん
第五回クイ図五番勝負・感想
最終日からの参加ということで問二は売り切れ。残り4問の勝負となりました。基本的にヒント頼みでの解答です。

問一(読みが「や」で終わる高速道路のインターチェンジ/出入口):福岡県宮若市(23位)
第二ヒントに従い、Wikipediaで「やインターチェンジ」と検索(Wikipediaのインターチェンジの記事は読み仮名が振られているので「や」をつけて検索)。検索結果を上から見ていき、未解答のものを探していったところ、若宮ICが最初に見つかりました。この若宮IC、10年ほど前に[49773]かぱぷうさんの記事などで話題になった、ちょっとマヌケな出口案内標識があることで有名(?)ですね。あと、[91811]でみかちゅうさんが指摘されている共通項の表現については私も同意見です。「高速道路“等”」などとすべきではないでしょうか。

問三(夜景百選のビューポイント):茨城県つくば市/茨城県石岡市(23位)
これも第二ヒントに従い、「百選」にお題や既解答の場所をキーワードに含めてGoogle検索。夜景100選が難なくヒット。[91808]の共通項発表記事で言及されていますが、第二十三回全国の市十番勝負の問八と同じ共通項ですね。この問題は残りの想定解が十分あるので選択肢は多かったのですが、やはり元つくば市民としてはこの解答しかないかなと。なお、選定対象地点は正しくは「筑波山・表筑波スカイライン」でワンセットであり、さらにつくば市と石岡市の2市にまたがることから、解答にあたりその表現方法を若干迷いました。結局、両市境のところに「表筑波スカイライン」の文字が書かれている場所を狙うことで意図は理解されるだろうと考え、あの場所になりました。

問四(富士見坂):香川県丸亀市(22位)
こちらは第三ヒントから「富士見坂」でGoogle検索。Wikipediaに富士見坂の項目がありましたが、いずれも関東周辺。他の解答を見ても関東周辺に偏っているのでここは変化球を狙いに行きました。そこで、次にマピオンで富士見坂という地名を検索してみると、ここで香川県丸亀市がヒット。「富士見坂団地」という名前の団地があるということがわかりました。確かにここは讃岐富士の近くだからと妙に納得。後は坂(道路)の名称として「富士見坂」を示すものがないかを探したところ、ストリートビューで「綾歌富士見坂」という看板があるのを確認。解答はこの看板が出ている場所を狙いました。私以外の解答は関東甲信越・静岡に集中しましたが、それ以外の地域にも富士見坂はあるのかと思って調べてみると、北海道釧路市に富士見坂桜ヶ岡通を見つけました。富士見という地名もありますが、ここでいう富士は阿寒富士のことでしょうか。

問五(「五差路」の表示名がある交差点):山梨県笛吹市(22位)
最後も第三ヒントに従ってマピオンで「五差路」を検索し、出てきた交差点で既出解と重なっていないものを探す作業でした。ほとんどが既出解で選択肢は限られていましたが、まだ笛吹市の長塚五差路が残っていたことから、「困った時の笛吹市」ということでここを解答(笛吹市は私が戦国市盗り合戦において数少ない領主となっている市)。一昨年行われた第11回オフ会会場だった石和びゅーほてるからは約2.4km、徒歩30分の位置にあります。ちなみに私、ここの交差点は以前通ったことありますね。ストリートビューで交差点の表記を確認した際、見覚えのあるキャッチコピーを掲げているクリーニング屋が映っていたので(笑)。ところで、共通項は交差点に「五差路(五叉路)」と書かれているのが条件ということで、最初はストリートビューを見ると交差点に一応「五叉路」と書いてあるこんな場所を選んでみたらどうなるかとも思ったのですが、さすがにそこまでの冒険はやめました。なお、前記したストリートビューで工事中になっている箇所は現在、その名もズバリ「五叉路」という施設になっています。
[91807] 2016年 10月 22日(土)17:50:50MasAka さん
第五回クイ図五番勝負解答
例によって終了間際での参加です……。

問一:福岡県宮若市
問三:茨城県つくば市/茨城県石岡市
問四:香川県丸亀市
問五:山梨県笛吹市
[91476] 2016年 9月 22日(木)12:03:37【1】MasAka さん
ローマ字
[91470]じゃごたろさん
もう一例あげるとすると「群馬県」があります。これも規則通りなら"gumma"となるのですが、実際は"gunma"となっています。

「規則通り」とおっしゃっていますが、ローマ字のつづり方の内閣訓令・告示(いわゆる訓令式)によれば、そえがきに「はねる音「ン」はすべてnと書く」とあるので、「Gunma」も内閣の定めた規則通りのつづりとなっています。

群馬県がローマ字表記に訓令式に則った「Gunma」を採用していることについては、群馬県の公式サイト内「群馬(ぐんま)のローマ字表記について」に記されています。一次ソースは不明ですが、[34753] たけもとさんの書き込みによると、ヘボン式(Gumma)を採用した場合、病気の名前と同じつづりになってしまうことを避けているという説があるようです。

もともと訓令式は日本語をラテン文字で表すためのガイドラインとして制定されたもので、50音の体系的には整っている方式であることから日本人には理解しやすいのですが、これを英語として発音した場合に日本語との乖離が大きい音もあり(富士を「Huzi」と書くと「ヒュジ」のようになる)、外国人向けに地名などの固有名詞を案内する際はヘボン式のほうが有利です。

翻って、国土地理院による地名のローマ字表記の方法を調べてみると、国土地理院時報にそのまんま「地名のローマ字表記」というタイトルの論文がありました。それによると、ヘボン式を正式に採用したのは2004年11月11日(国土地理院長達第34号)からだそうで、比較的最近まで訓令式が採用されていたようです。なお、ヘボン式の採用が原則となっても、国土地理院が作成する地図及び地名集における地名等のローマ字表記に関する規程及び同細則の解釈及び運用では、第1項の(1)で
はねる音(撥音)「ん」は、全て「n」と書く
とあり、ここだけはヘボン式と異なる扱いをしています。群馬県が公式に「Gunma」を採用している以上、それに合うようにしたのかも知れません。

ところで、「某○○~」の話で思い出しましたが、某鉄道某線や西鉄某線の某駅は昔は某市にあったのですが、10年ほど前の合併によって今は某市の名前がなくなってしまいましたね(←この「某」は伏せる意味ではないです。だって全然伏せてないですから(笑))。
[91459] 2016年 9月 21日(水)01:52:51MasAka さん
ひぜんやは何階建て?(たぶん9階建てでいいような気がします)
[91457]伊豆之国さん、建築の専門家の視点からの解説ありがとうございました。建築基準法では階数の数え方が明確に定められているのですね。そしてそれが階数の数え方の難しさを生み出していることもわかりました。

「階」の数え方では、傾斜地とか崖地に建てられている建物についても厄介です。詳しい説明は省きますが、よく崖地に建っているホテルなどで、「玄関が3階にある」とか「地階にも客室がある」と言った例を見かけることがあり、「基準法上は○階でも、そのホテルでは△階と称している」と言うのもあるようです。

今回の公式オフ会の会場となった「ひぜんや」はまさにこのタイプの建物で、玄関が5階に位置する構造でした(ひぜんや公式サイト「館内案内」の立面図参照)。幸い、建物によって階が異なるということはないのでそれほどの複雑さはありませんでしたが。そういえば、第6回公式オフ会の会場だった岡山・苫田温泉「乃利武」はこの写真にあるように、同じ階の中で階段の上り下りがあった記憶があります(なお、もっと鮮明な図がないかと乃利武の公式サイトを探そうと思ったら、何と2013年に自己破産申請により閉館していたことが判明。嗚呼……)。

なお、ひぜんや公式サイトの立面図には記載がありませんが、館内に掲示されていた全館案内図(写真は撮ってあるので、後でオフ会記録ページに載せてもらえると思います)では9階建ての数竒屋丸の屋上部分のエレベーター機械室に「R1F」(屋上1階)、そのエレベーター機械室の上には「PHRF」(塔屋屋上階)の階数が振られていました。数竒屋丸エレベーター機械室のフロアは数字の1を付けずに単なるRF(屋上階)でも良さそうな気がしますが、PHRFと区別するためなのでしょうか。元から一般客の出入りができない場所なので、ここに階数を振っても宿泊客への案内としては意味をなさない気がしますね。
[91441] 2016年 9月 20日(火)00:56:25MasAka さん
オフ会間隙企画・浦安市の正解は?
[91440]桜トンネルさん

[91435]白桃さんの「浦安市:11」が不正解になっていますが、新庁舎実施設計概要版(その1)では地上11階建てになっています(2-2 建築計画などに記載)。この11階には機械室がありますが、これは階数に含めないという解釈でしょうか。ちなみに、[91436]で私が書いた「もう少し経てば32~」というのも最上階の機械室エリアを含めているので、これを踏まえると31になるのかなと(参考:「横浜市市庁舎移転新築工事の基本設計」(概要))。いずれにせよ、数年後には神戸市から1位を奪うことになりそうですが。

それはさておき、解答にあたって考えたことは、市町村合併の際に役所の中枢機能を各庁舎に部門別に分散させている自治体もあるので(2010年以前のつくば市などが典型例)、本庁直轄組織(支所や現業部門等、出先機関ではない部署)が存在する建物で線引きするのが合理的と解釈しました。ちなみに、アイランドタワー内に市役所の課が入ったのは今回調べて初めて知りました。昨年まではそんなのなかったはず、と当該ページの作成年を見たら2016年になっていたので、やはり今年からのようです。

横浜市の例があることを知っていれば、市長室のある庁舎基準や本庁舎のみなどの条件にしたんですが…。

「市長室のある庁舎基準」だと、高岡市のように本庁舎福岡庁舎の両方に市長室があるといった例があるので、これも正解が一意に定まらなかったり……。
[91437] 2016年 9月 19日(月)20:22:57MasAka さん
Re: オフ会に参加できない方のために
オフ会から帰ってきたので解答してみます。

横浜市:8 (別解17)

横浜市の場合、現時点ではこのように答えるのが妥当な気がします。ただ、もう少し経てば32に一本化されるはず。
[90568] 2016年 6月 8日(水)02:01:13MasAka さん
さわやかな風吹き渡る 狭山ヶ丘の木のみどり
[90541]グリグリさん
私も横浜非公式オフ会メーリングリストに加えてください(いつものアドレスで可です)。確定ではないですが前向きに参加を検討しています。

さて、[90566]伊豆之国さんの記事に出てくる「狭山」。私の生まれた場所が所沢市狭山ヶ丘で、3歳までは西狭山ヶ丘に住んでいました(伊豆之国さんの記事では狭山ヶ丘と東狭山ヶ丘しか挙げられていませんが、ちゃんと「西」もあります)。

この狭山ヶ丘という地名は1967(昭和42)年に誕生した、まだ半世紀にも満たない比較的新しい地名です([62980]拙稿)。西武鉄道池袋線の狭山ヶ丘駅が旧駅名の三ヶ島村駅から改称されたのが1933(昭和8)年ですが、当時の三ヶ島村に「狭山ヶ丘」という地名はありませんでした。駅名改称のきっかけは常磐線の三河島駅と紛らわしいから、という説が有力なのですが、狭山ヶ丘という駅名の由来は公表されている文献がないのでよくわかりません。おそらく、狭山丘陵の近くに(と言っても歩けば小一時間以上かかりますが)位置することから、鉄道会社が洒落て名付けたのではないかと推測します。

また、入間についても触れられていますが、こちらも狭山市に入間野小学校があるのに対して、入間市には狭山小学校があったりするので、おそらく広域的な地名を両市で仲良く(?)分け合っているのでしょう。航空自衛隊入間基地は、敷地自体は両市にまたがっていますが住所としては狭山市ですね(第9回全国の市・十番勝負問一[46756] )。

少なくとも、狭山ヶ丘に関しては駅名由来の地名ですので、自治体越えの地名には当てはまらないと思います。

#ちなみに、タイトルは出身小学校の校歌の歌い出しです。
[90520] 2016年 5月 20日(金)00:08:05MasAka さん
「都道府県の石」ページの誤字
さっそく都道府県プロフィールのページに「県の石」を追加していただきましたが、香川県の岩石「讃岐石」(サヌカイト)のふりがなに誤りを見つけました(×さぬきがん→○さぬきいし)。修正をお願いいたします。なお、讃岐石は「讃岐岩」と呼ばれることもあるので、「さぬきがん」という言葉自体は間違いではありません。

讃岐石と言えば、昨年9月に京都で行われたアジア応用地質学シンポジウムのオープニングセレモニーで、讃岐石の生演奏が披露されていました(写真が小さくて見づらいですが)。美しい音色を奏でるこの石は、海外からのシンポジウム参加者にとっても興味深いものであったようです。
[90505] 2016年 5月 12日(木)02:07:49MasAka さん
県の石
[90502]白桃さん
香川県の化石、コダイアマモは名前こそ「モ」(藻)がついていますが、実は植物化石ではないのでは?と言われている化石です(参考)。それはさておき、阿讃山脈という言い方は初めて知りました。確かに香川県と徳島県の県境をなす山脈なので、こちらのほうが適切な名称かと思いますが。

[90503]hmtさん
[90501]に引用されていた[86292]みのるさんの記事には 別名で紹介されていました。

別名と書かれていますが、千葉石はあくまでも千葉石であって、当該記事でみのるさんが紹介したトベルモリー石とは全く別の鉱物です。トベルモリー石が最初に発見されたのはスコットランドです(参考)。この鉱物も千葉石と同じく、その名称は地名から取られたものです。千葉石はこんな形をしており、その違いは一目瞭然です。なお、単斜トベルモリー石というのはトベルモリー石と鉱物組成は同じで結晶構造が異なるものを指します。

千葉県は地質時代名にも「チバニアン」が採用される可能性があるとのことで、日本の地質学上ますます重要な地域になりそうです。余談ですが、私の学生時代の研究フィールドも千葉県でした。

日本地質学会のサイトにおける配列は、異なる順番になっているのが気になります。

これは日本地質学会の支部組織の成り立ちが関係しているのではないかと思われます。県の石詳細の配列はこの支部組織に掲載されている都道府県の順番とほぼ同じです(なぜか中国・九州だけ異なりますが)。たとえば、東北支部の欄で岩手よりも秋田が先に来ているのも、秋田大学には当時全国唯一であった鉱山学部(現・理工学部)があり、おそらく学問的な力が強かったのでは……などと考えてしまいます。

もう1つ、地質分野に関する学会である日本応用地質学会の支部組織における県の並べ方や地域の分け方も独特で(一般社団法人日本応用地質学会規則の第102条)、北陸支部は新潟1県のみで構成され、一般に北陸地方とされる富山・石川・福井が中部支部のエリアになっていたりします。ちなみに日本応用地質学会は関東甲信地区に支部がないため、これらの都県は学会規則に記されていません。
[90501] 2016年 5月 11日(水)01:44:43MasAka さん
「県の石」発表
過去、落書き帳でも少し話題に上がった([86280] [86281][86292])「県の石」が、5月10日の地質の日に合わせて日本地質学会から発表されました。

「県の石」発表(一般社団法人日本地質学会)

ざっと見た感じ、有名どころとそうでないところの差が大きいような気がします。意外だったのが兵庫県で、石材として全国的に有名な御影石(花崗岩)が選ばれると思いきや玄武洞の玄武岩でした。
[90482] 2016年 5月 5日(木)16:10:11MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負・感想
昨年に引き続き2度目のペアシティ七番勝負参戦となりました。全問解答はその時以来約1年ぶりです(その間の全国の市十番勝負は不参加、クイ図五番勝負は1問のみの解答)。というわけで今回の感想を。

問二(2つの市名をつなぐと駅名になるペア):川西市/池田市(15位)
お題のペアの並びと、皆さんの解答ペースの速さで駅名だろうと。ついこの間の3月に研修で川西池田駅を訪れていたため、そのまま川西市と池田市のペアを解答。なお、「AB駅」という駅名で、A市とB市の所属する県が異なる場合、通常AはA市あるいはその周辺地域にある自治体名や地区名を指し、一方のBは市名ではなく、B市と異なる場所であることを区別するためにAという文字を冠していることから、本来のB市とは全く別の場所にあるというパターンがほとんどですが、この川西池田駅は互いに隣接する兵庫県川西市と大阪府池田市の両方に由来するという珍しいケースではないでしょうか。同一県内なら燕三条や上越妙高など(いずれも新潟県)の例がありますが。

問一(1市のみに隣接する市を含むペア):七尾市/氷見市(4位)
お題とメダル獲得のペアから隣接系であろうと考え、地図と隣接関係一覧を眺めているうちにひらめきました。昨年のオフ会開催地及びその後に訪問した氷見市と七尾市(解答順序は逆)で解答。昨年のオフ会参加者の誰かがもっと早くこのペアで解答されていても良さそうですが、とりあえずいただいておきました。

問七(五十音同一行のあ段とお段で読みが始まる隣接する市のペア):狛江市・川崎市(11位)
これも隣接系というところまではすぐにわかったのですが、その後はしばらく考え込みました。正答ペアを眺めているうちにいずれも同じ子音で始まっていることに気づきましたが、それだけでは33ペアよりも多くなってしまいます。ここで平仮名に直してみて、ようやく共通項がひらめきました。あとは解答市ペアを探すだけですが、自宅(住民票上の住所地)のある川崎市がちょうど「あ段」で始まっていたので「こ」で始まる市がないかと考えたところ、そういえば多摩川の向かいが狛江市だったことを思い出したのでそのペアで解答しました。狛江市は自宅から都内に出る時によく通ります(といっても実質3ヶ月間しか住んでいないので数回程度ですが……)。

問六(小学校各学年で習う漢字だけからなる市のペア):大町市・大村市(18位)
比較的簡単な名前の市が並んでいたのと、最近の落書き帳の話題から共通項にはヒント前に難なくたどり着きました。1月に行われた第四十二回十番勝負問一の類題ですね。ここは安直に小学校1年生で習う漢字から「大町」「大村」をチョイス。

問三(函館市と北斗市の合計人口に近いペア):廿日市市・山口市(23位)
ここから忙しくなってきたのでヒント頼みに。ヒントに従ってまずは人口を合計してみると、これで良さそうなことが判明したので後はペア選び。このペアシティ七番勝負開催前に、私の知り合いが6月から東京から山口に引っ越されるという話を聞いたので、それを記念して(?)山口市を入れたペアで解答。

問四(函館市と北斗市の合計人口密度に近いペア):三沢市・あわら市(19位)
これもヒントから共通項がわかったのですが、想定解数は多いものの、どうやって条件に合うペアを見つけるのかが難問でした。検証している時間もないので、とりあえず函館・北斗の2市を合わせた人口密度に近い市どうしのペアを適当に当てはめてみて、条件に合えばそれを解答するという方針にしました。それでも自分にゆかりのある場所で解答できたらと思っていたところ、七戸町在住時代は列車に乗る時に幾度となく行った三沢市と、今後仕事でよく行くことになると思われるあわら市のペアがちょうど当てはまりました。

問五(隣接する2つの市に隣接する町が5町のペア):狭山市・飯能市(21位)
最後は「北海道新幹線開業記念」の意図に逆行し(?)、ここはわざと南のほうから答えようと思ったのでとりあえず鹿児島や熊本あたりで探していて、最初は八代市・宇城市と答えたのですが、その際に既出解チェックを「八代市・宇城市」のみで検索し、逆の「宇城市・八代市」では検索しなかったために、投稿時点では既出解であることに気づいていませんでした。次なる方針として、共通項は2市合計で5町隣接と言いつつ、1市のみで5町と隣接してもう1市は隣接ゼロという選択をする解答者は少ないと予想した(その時点で三笠市・夕張市を答えた[90333]おがちゃんさんのみ)ので、これに該当するペアを探してみようということで地元埼玉から飯能市・狭山市を解答。実際、[90457]海ダイさんのデータを見ても、隣接数5町&0町のペアで解答したのはこの2件のみでしたね。

さて、[90225]にも書きましたが、先月から転勤により生活スタイルが大きく変わりました。しかし、こういう企画に参加できる時があれば今後もなるべく参加していけたらいいなと思っています。
[90402] 2016年 4月 22日(金)01:59:03MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
終わったと思ったら既出解だったので再答します。

問五:狭山市・飯能市
[90401] 2016年 4月 22日(金)01:56:14MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問五:八代市・宇城市

最後は連投で。
[90400] 2016年 4月 22日(金)01:30:25MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問四:三沢市・あわら市
[90386] 2016年 4月 21日(木)02:02:51MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問三:廿日市市・山口市
[90304] 2016年 4月 13日(水)22:33:57MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問六:大町市・大村市
[90293] 2016年 4月 13日(水)01:09:52MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問七:狛江市・川崎市
[90249] 2016年 4月 11日(月)01:37:17MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問一:七尾市/氷見市
[90225] 2016年 4月 10日(日)00:54:50MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問二:川西市/池田市

近況ですが、今月から大阪市に転勤&在住になったので、まずは関西地方の市のペアから選んでみました。2000年4月~2002年3月の京都市以来、14年ぶりの関西です(こっそり居住地を書き換えておいたら、いつの間にかメンバー紹介文も変更されてましたね。仕事の早さに脱帽です)。
[90139] 2016年 3月 30日(水)01:39:23MasAka さん
年代層序区分の命名法
[90133]般若堂そんぴんさん
チバニアンという言葉がニュースになっていますね.「千葉時代」を意味するラテン語だそうですが,これ,もしかしたらかなりおかしいのではないか,という気がします.

国際的な年代層序区分の命名法の概略はこちらに載っています(PDF、英語)。該当する箇所には
In English, the adjectival form of the geographic term is used with an ending in “ian” or “an”.
とあり、最後に「ian」か「an」をつけることが規定されています。これにならうと「Chiban」でも良さそうなのですが、「チバン」だと名前が短すぎて語呂が悪いので、さらにianを重ねたのではないでしょうか。命名にあたって地名等の地理的用語を由来とする場合、「ian」か「an」で終わることだけが定められていて、それより前の名前をどうアレンジするかについては厳密な規定がありませんので。なお、調べてみるとラテン語の「anni」という単語は「年」を表すそうなので(ラテン語は全くわからないのであまり突っ込まないでください)、それも意識している可能性が考えられます。

ところで、2015年8月5日付産経新聞の記事などでは「チバシアン」という表記も見られますが、いつの間にか「チバニアン」に統一されていたようです。こうなってしまったのはもしかしたら妖怪のせいなのかも知れません(笑)。
[89340] 2015年 12月 24日(木)23:38:47MasAka さん
3つ以上の自治体にまたがる構造物
集中砲火(?)を浴びた[89328]のグリグリさんのトンネル隣接の提案ですが、「坑口を介した隣接」という形ではなく、もう少し範囲を広げて「3つ以上の自治体にまたがる構造物」という観点で見れば話のタネになるのではないかと思いました。

土木構造物は線状に長いため、海峡線(北海道新幹線)青函トンネルや上越新幹線榛名トンネル・中山トンネルなどをはじめ、長大トンネルを探せば該当するものは多そうです。一方、ビルなどの建築構造物だとほとんどなさそうです。すぐに思いついたのは大阪(伊丹)空港ターミナルビルですが(関空の敷地も3自治体にまたがっていますが、全てにかかっている建物はなし)。

なお、土木構造物はトンネルのほかに橋もありますが、普通の川や海をまたぐ橋はともかく、高架橋の場合はどこからどこまでを1つの橋とみなすかが難しいという問題がありますね。工事の設計図面では明確に「ここからここまでが○○高架橋」と明示され、完成後の構造物にはその名称が書かれた銘板が取り付けられるので現地を確認すれば明らかになるのですが。

[89330]k-aceさん
地下鉄のトンネルの入り口、出口も含まれるわけで、何が何だか意味不明なものになるのは簡単に想像できますが。例:東京メトロ東西線の西葛西駅(江戸川区)~中野駅(中野区)。江戸川区と中野区がトンネル隣接といってるもんですよ。

地下鉄の場合、非開削工法(シールド工法等)の場合は工事用立坑の間どうし(概ね駅間に相当)を1本のトンネルと扱うことがほとんどであり、実際には複数のトンネルの集合体であることから、比喩としてはあまり良くないですね。たとえば、厳密には地下鉄ではありませんが、つくばエクスプレスの秋葉原~南千住間の地下トンネル区間は駅間ごとに台東トンネル、寿トンネル、三ノ輪トンネルの3本のトンネルに分かれています。ただ、管理上の必要性か何なのかはわかりませんが、りんかい線の東臨トンネルのように複数の地下トンネル(台場トンネル(一部)、品川埠頭トンネル、天王洲トンネル、東品川トンネル、東大井トンネル、第1広町トンネル、第2広町トンネル)をまとめて1つのトンネルの名前に変更してしまうケースがあります。まぁ、人が造ったものなので、結局人がどう名付けるかという話になりそうですが。
[89305] 2015年 12月 19日(土)15:35:26【1】MasAka さん
反対語コレクション
反対語コレクションの「男女」に、茨城県つくば市の男女(みなの)川がない!と思ったのですが、よく見ると
■調査範囲
(1) マピオン地図の検索により見つかった住所地名、(2) 地理院地図の検索により見つかった地名
により、いずれの地図にも採録されていない地名だったのですね(地理院地図だと川を示す線の表示はありますが)。平安時代に陽成院(陽成天皇)が「筑波嶺の峰より落つる男女川~」という小倉百人一首に撰ばれている歌を詠んでおり、1000年以上の歴史がある由緒ある川にしては意外でした。

この男女川、ストリートビューにより客観的に現地の存在を確認できますので(最近はこんな登山道まで見られるようになっているとは驚きです)、ストリートビューに写っている看板や銘板等で地名の実在が確認できれば、これもコレクションに掲載するというのはいかがでしょうか。

【1】書込訂正:以下、自分がこの[89305]を書いている間に[89304]で解決したようですが、そのまま残しておきます。

さて、上の文で登山道という言葉を使ったついでですが、議論になっている「登下」に関しては[89302]Nさんの意見と同様で、これは反対語に含めて良いのではないでしょうか。Nさんの挙げた例のほかに、沢登り・沢下りという対の言葉もあります。コレクション収録の決め手として「意味が対向しているか」という趣旨に照らし合わせれば、「上・登・昇」⇔「下・降」は任意の組み合わせ(3×2=6通り)を全て認めて良いと考えます。基本的には「上と下」、「昇と降」がペアになりますが、そこに「登」が例外的に「下」と「降」両方の反対語になるような感じがします。

ちなみに、Nさんは
下りる(おりる)・・・高いところから低いところへ移動する(地点の移動に重点)
降りる(おりる)・・・乗物から出る、地位から退く
と整理していますが、政権から退くことを「下野」(しもつけ……ではありません(笑))と言いますので、地位から退くという意味では「下」も「降」も使っていることになりますね。また、乗物から出るというのも、確かにバスは「降車」(車内に降車ボタンはあるけど下車ボタンとは言わない)、飛行機も「降機」ですが、一方で列車や船の場合は「下車」「下船」が基本的に使われます。言葉は時代とともに変わっていくものですので、和語(訓読み)の発音が同じで意味もほとんど似ている言葉を長く使っているうちに、このような曖昧さが生じているのでしょう。
[89269] 2015年 12月 11日(金)00:40:49MasAka さん
三県境の看板のその後
[89266]グリグリさん
田んぼの真ん中の草に覆われた用水路が交わる地点に地元の人が建てた手作り看板がありましたが、観光資源として活かそうという構想ですね。

この三県境を紹介する看板ですが、一昨年(2013年8月)、この地を再訪した時にはすでになくなっていました(正確には立て札の部分だけが残されていて、説明書きがはがされていました)。これと同様に、道の駅きたかわべの展望台にあった案内板もなくなっていたのです。その時、なぜなくなってしまったのか不思議に思っていたのですが、もしかしたらこの境界問題が絡んでいたのかも知れませんね。
[89216] 2015年 11月 28日(土)23:01:39MasAka さん
レスもろもろ
[89203]白桃さん
新高岡駅は新幹線の駅舎から外に出たところに城端線の駅舎があったこと。
[89209]デスクトップ鉄さん
ほかには、新花巻と三河安城がそうですね。在来線どうしでは、浜川崎も。かつては石巻、尼崎(尼崎港支線との乗継)も改札外だった。
[89211]Nさん
在来線だと折尾もそうですよね。
[89215]伊豆之国 さん
かつては「宇美」駅も仲間でした([75180] )…。

北陸新幹線の佐久平駅と飯山駅、九州新幹線の新鳥栖駅、筑後船小屋駅と新八代駅なども在来線とは駅舎が別……というか改札口が異なりますね(=直接の乗り換え改札がない)。整備新幹線では在来線と直角に近い角度で交わる場合、在来線部分の管理が引き続きJRのままであっても改札口を別にするケースが多いです。例外は新青森駅くらいでしょうか。

このような同一駅での改札外乗り換え、東京メトロの駅だと結構ありそうな気がします。

[89210]Nさん
さっそくの項目追加ありがとうございました。仕事の速さに脱帽します。

なお、所在のわからない橋とされている神流町の万場斜張橋(ことのぎ橋)ですが、調査した限りは神流町内にこいこい橋(こいのぼり橋)以外の斜張橋は見当たりませんでした。日本橋梁建設協会の耐候性鋼橋梁実績データベースを見ると、神流町付近には位置が不明確な橋梁として2橋が表示されますが、発注者・施工者・鋼重が同一で、橋長もほぼ同じであることからデータが重複していることが考えられます。記載されている年度が異なるのは、おそらく竣工(構造物本体の完成)した年度と供用(交通を一般に開放)した年度の差ではないでしょうか。100m級の橋なら少々粗い画像でも存在がわかるはずなので、私は日本橋梁建設協会のデータに誤りがあると推測します。ちなみに「ことのぎ」は手書きの「こいのぼり」を見誤った可能性も……。

[89213]グリグリさん
大境バス停のビュー(下り・上り)では、バス待合所はあるのですがバス停標識はなく、待合所にもバス停名表示がありません。

これは現地を確認済ですが、大境バス停の標柱は待合所の中にあります。下りはストリートビューから見づらいのですが、この位置から紅白のポールの上にうっすらと半分だけ見えています(ボカシがかかっているのでよーく見てください)。上りはこの位置からだとその存在がはっきりとわかります。
[89207] 2015年 11月 27日(金)23:53:14MasAka さん
Re: 九殿浜バス停
[89204] グリグリさん

かつての加越能バス公式サイトの時刻表では氷見市街地を過ぎると「阿尾の浦温泉」、「泊」、「岩井戸温泉」、「九殿浜」、「女良小学校」(現・中田口)、「脇」しかバス停留所の記載がないですね(参考:インターネットアーカイブの時刻表)。主要バス停のみの記載であることから、それらの間に位置するバス停の状況については不明です。

なお、こちらの個人ブログに2012年1月時点の路線図の写真が載っています。ただし字が細か過ぎて読めませんが、バス停名の文字数だけで判断してもその時点では大境バス停と九殿浜バス停は別になっていることがわかります(写真中、九殿浜バス停にあたるはずのバス停名の文字数が多く見えるのはたぶん副停留所名であるひみのはな前を併記していると推測)。

ひみのはなができる前は、現在の大境バス停は九殿浜バス停であったのを、ひみのはなができてそちらを九殿浜バス停にして、元の九殿浜バス停を大境バス停に変更したのかもしれません。

ひみのはながオープンしたのは2006年だそうですので(参考)、それ以前はもしかしたらそうなっていた可能性はあると思います。しかし、インターネットアーカイブでその前後の時刻表の変化を調べてみても、その証拠となるような時刻・所要時間変更はありませんでした。両バス停間は約750mあるので、もし移設があったとすれば1分程度の時刻変更が考えられますから、少なくともインターネットアーカイブに時刻表が残っている2002年に遡っても大境バス停と九殿浜バス停は現在と同様の位置関係にあったと思われます。

なお、私は「地図作成者のミスでは?」と思っています。おそらく九殿浜バス停は従来からひみのはなの前身である国民年金健康保養センター時代からそのアクセス停留所として存在し、宿に来る観光客への便宜を図るためにそちらは案内所等で配布する時刻表に載せており、一方、大境バス停は地元住民がメインに使うものなので、そちらは停留所の標柱に貼ってあるものを見ろ、とバス会社が考えていたのかも知れません。これを現地調査をしていない地図屋が主要バス停しか載っていない資料をもとにバス停の位置を地図に載せるにあたり、時刻表に載せるくらいだから集落に近い方が主要なバス停だろうと勘違いし、大境を九殿浜にしてしまった……というストーリーを考えてみたのですが。

まぁ、バス会社に問い合わせればおそらく一発で答えがわかるのでしょうけど、こうやっていろいろと妄想するのが楽しいわけで(笑)。
[89199] 2015年 11月 27日(金)00:37:48MasAka さん
斜張橋の進化形
徳島市内で吉野川を渡河する県道に、2012年4月に開通した「阿波しらさぎ大橋」(東環状大橋)という橋があります。この橋はケーブルイグレット橋という世界初(現時点で唯一)の構造をもった橋です。

最大の特徴は、桁の部分より上は斜張橋としての性質をもち、それより下はケーブルトラスト橋(斜張橋を上下ひっくり返したような見た目の橋。名前のとおり構造的にはトラス橋に近い)としての性質をもつというハイブリッドな構造の橋です。ケーブルイグレット橋の解説に「斜張橋」という言葉が使われていることから、基本的な設計思想としては斜張橋に近いですが、適用範囲としては道路橋における斜張橋とエクストラドーズド橋の中間を狙ったものではないかと思います。鉄道橋だとエクストラドーズド橋の採用例が増えてきていますが、道路橋の場合、長大スパン(支間長)となる橋で何らかの理由で主塔高さを抑えなければならない場合に、エクストラドーズド橋よりも有利なのかも知れません(橋梁工学の専門家でないのでよくわかりませんが……)。

なお、もしこの橋が第四回クイ図五番勝負問一の解答として出てきたら正誤判定がどうなるのか微妙なところですが、設計思想は斜張橋から派生しているので正答扱いでいいのではないでしょうか、というのが個人的意見です。

ところで、新幹線の橋梁で斜張橋が採用されているのは北陸新幹線の第二千曲川橋梁(上田ハープ橋)しかありません。新幹線鉄道橋の場合、高速走行時の安全性を確保するため軌道の変位量の制限が厳しいのですが、建設当初から走行する列車の荷重によって橋桁がたわむ懸念があったということです(列車の荷重は自動車の荷重よりはるかに大きい)。実際、軌道のメンテナンスは大変なようです(参考)。そんなわけで、長大スパン化が可能でより桁のたわみを抑えられるエクストラドーズド橋の鉄道橋への設計手法が確立された後は採用されなくなってしまいました。斜張橋の形は美しいので地域のランドマーク的な存在になりますが、鉄道に限ってはオペレーション側にとってのデメリットが多く、おそらく新幹線で今後採用される可能性はきわめて低いと思われます。
[89194] 2015年 11月 26日(木)23:07:30【1】MasAka さん
第12回公式オフ会に参加して
今年もオフ会に参加させていただきました。会場入りする前と解散後の話も含めて今回のオフ会について記しておきます。

昨年の開催地(山梨県笛吹市)は自宅からかなり近い場所だったということもあり、移動時間に余裕があったことからかなりひねくれたルート([86790] 参照)で行きましたが、今年は富山県氷見市と遠くなったため、おとなしく北陸新幹線を利用します。新高岡駅で下車し、わくライナーという路線バスで氷見へと向かいました。

ひみ番屋街(道の駅)でバスを降り、ちょっとだけ市内散策。道の駅のすぐ目の前には比見乃江大橋(斜張橋)が架かっています。市内散策後、九殿浜を経由する脇方面行の路線バスに乗ろうと氷見中央バス停に行ったら、ちょうど白桃さんに遭遇しました。ちなみにこのバス停、地元出身の漫画家、藤子不二雄(A)先生の作品である「笑ゥせぇるすまん」の主人公、喪黒福造の像があります。

さて、乗ったバスの先客であったスナフキんさんによると、今回のオフ会会場となっている宿がある九殿浜の手前に位置する大境という集落に、大境洞窟住居跡という国指定の史跡があり、1つ前のバス停で降りてそこを調査するということをおっしゃっていました。「洞窟」と聞けばつい職業病が出てしまうもので(笑)、時間にまだ余裕もあったことから調査に同行することに。新第三紀中新世の堆積岩(シルト質岩)に出来た空洞に人が住んでいたということのようです。

その後は海岸沿いの遊歩道経由で宿へ。果樹園には柑橘類が実っており、スナフキんさんがそこで作業していた方に「これ何ですか?」と聞いたところ「伊予柑」という答えが返ってきました。富山県でも伊予柑がなるのか、と感心。また、途中にはなぜか鉄道関係の標識がたくさん置かれている畑があり、これにスナフキんさんが食いついてました(笑)。きっと畑のオーナーがその筋の人なのかも知れません。こうして現地調査は終了し、16時10分過ぎに宿に到着しました。宴会前の良い運動になったと思います。そして宿泊部屋に入った後、宴会開始までまだ余裕があったので、先に温泉に入浴。温泉成分表によると海岸沿いの温泉によくあるナトリウム-塩化物泉とありましたが、飲泉場で実際にお湯を飲んでもそれほど塩味はしませんでした。

18時から一次会。席決めは今回もくじ引きでしたが、自分が引いた席は入口から一番遠い奥側の席(グリグリさんの真正面)で、参加者数が異なるのでくじの番号は違うものの、昨年と同じ位置でした。しかもその左隣がHiro_as_Fillerさんで、これも昨年と一緒。ちなみに、かすみさんも昨年と同様入口に一番近い席(自分とは対角線上)で、やはり同じ位置関係になっており、自分の向かい側にいる方々の写真を撮っていて「昨年とあまり構図が変わらないなー」などと思ってしまいました。なお、今年は奥側の席の後ろに金屏風がありましたが、かつて2年続けてそこの席に当たったことがある小松原ラガーさんは残念ながら(?)今回は金屏風の前にならず(笑)。

一次会恒例の近況報告では、私事ですがこの場で入籍報告を。オフ会で結婚を公にしたのはこれで3人目だそうで。なお、オフ会の開催日は11月22日で「いい夫婦の日」であり、新婚(しかも3連休)で嫁さんを放ってこんな所に来ていて大丈夫なのかと思われそうですが、結婚が決まったのはオフ会の日程と場所が確定した後ということで(つまりは超スピード婚でした)、これだけは前から約束している予定だから行かせて欲しい、と頼んでおいたのです。

続いて二次会。デスクトップ鉄さんプレゼンツの「全国のJR駅四番勝負」([89158])、すでにアルコールが回っていたというのもあり、その場で答えるには非常に難易度の高い問題でしたが(共通項はわかっても駅名が出てこない)、何とか1問だけ銀メダルをゲット。また、グリグリさんによる写真・地図から地名等を当てるクイズも、解答権(くじ引きによる)が一番最後になってしまったということもあり、知っている場所は先に解答権を持っている方々にあらかた答えられてしまいました。辛うじて何とか1問、今落書き帳でホットな話題になっている(?)橋の問題を答えられただけでした。なお、航空写真から地名を当てる問題のうち、空港が写っているものが2つあったのですが、その2箇所の空港とも今年使ったばかりなのに、なぜか解答が思い浮かびませんでした。

翌朝はチェックアウト後に氷見沖クルージングに参加しました。オフ会開催前の段階の天気予報では微妙な感じの天候が予想されていましたが、当日は朝日も拝めるなど、いい方向に予報が外れてくれて良かったです。前日の出発直後、オフ会参加者用メーリングリストに宛てて
(ここはかすみさんの晴れ女パワーに期待しています(笑))
と書いておいたのですが、まさに期待通りでした。とは言え、若干風が強いようで実際には「氷見沖」のクルージングとはならず、ルートが変更されて港内だけを巡る短縮バージョンに。それでもカモメやトンビと戯れるなど、船の上で楽しく過ごせました。

クルージング終了後、大多数の人は車に分乗してそれぞれ(帰宅も含め)別の目的地へ、私を含むそのまま氷見に残ったメンバー数名はプレミアム宿泊券に付属していた余った分の周遊券を活用し、乗船場の目の前にあったひみ漁業交流館・魚々座(ととざ)を30分ほど見学してから各自三々五々に散っていきました。

完全に散り散りになった後、私は前日も乗った「わくライナー」に再び乗車して和倉温泉に立ち寄り。そういえばバス乗車中、携帯のエリアメールが鳴ったので何事かと思ったのですが、志賀原発の防災訓練だったようです。総湯で一っ風呂浴び、温泉街で昼食を食べた後、歩いて和倉温泉駅に向かう途中にイソライト珪藻土記念館を見つけたので、列車の時刻まで30分以上あったことから、入館無料ということもあり見学することに。前日の洞窟もそうですが、ついつい職業病が(笑)。

そして和倉温泉駅からのと鉄道で穴水まで行き、そこから路線バスに乗り換え、最後は道の駅(?)から飛行機に乗って横浜に帰ってきました。なお、飛行機に乗れる道の駅はもう1ヶ所、北秋田市にあるようです。

というわけで、今回も充実したオフ会だったと思います。グリグリさんを始め、参加者のみなさんありがとうございました。これで通算9回参加したことになり、次回参加できれば10回目の大台に乗ります。前述したように自由気ままな独身ではなくなったことから「いつでも参加OK!」という体制ではなくなりましたが、ディープな話題で盛り上がれる貴重な機会ですので、今後もできるだけ参加したいと考えております。

【1】[89201]千本桜さんの指摘により修正。というかオフ会二次会でのクイズの高知空港の件(確か星野彼方さんが誤答)もあったので、投稿前に確認して直したつもりだったのに。
[89162] 2015年 11月 25日(水)22:52:55MasAka さん
橋の写真
Nさん宛ての事務連絡です。

斜張橋コレクションで、いくつか橋の写真へのリンクを張られていますが、「土木ウォッチング」というサイトにも橋の写真がいくつか載っていますので、お使いになられてはいかがでしょうか(サイトの利用規約に「リンクは自由に行っていただいてかまいません。」とありますので、リンクは問題ないです)。

あと、コレクションで詳細不明とされている青森斜張橋は、おそらくここではないかと思います(SEEE協会のデータと橋長がほぼ一致)。

余談ですが、個人的には橋長(橋全体の長さ)だけでなく最大支間長(橋台and/or橋脚間の長さのうち最大のもの。主径間ともいう)のデータも併記されているとよりいいかな、と思いました。最大支間長が長いほど技術的に設計施工が難しい橋であり、橋の規模を知る指標の1つになります。

以上、ご参考までに。
[89114] 2015年 11月 21日(土)01:36:16MasAka さん
斜張橋の情報に関するNさんへのレス
[89104]の問一想定解一覧で所在地不明となっていた橋、私のほうでもいろいろと調べていたのですが、もうすでに全て特定完了しちゃいましたね。落書き帳メンバーの情報収集力には脱帽します。

[89112]Nさん
私は橋の専門家ではないので判断できませんが、迎春花橋が桃花台にあることは間違いなさそうなので、いただいた情報を迎春花橋として[89104]に反映しました。

まつもとしろくまさんが[89111]で情報提供した橋ですが、迎春花橋で間違いないでしょう。橋梁年鑑データベースの迎春花橋のデータと比較すると橋長と支間割(橋台・橋脚の設置間隔)がほぼ一致しています(Googleマップの距離測定による)。また、最大支間長(支間割の長さのうち最長のもの、主径間ともいう)が30m弱と短い上に(車両が通る斜張橋の場合はもっと長い支間長になるのが普通)、総鋼重量が115tとかなり軽いことから、おそらく歩行者専用の橋であることが考えられるためです。

ちなみに、自分もこの橋を探していて、ググったところ迎春花は黄梅(梅とつくが実際はジャスミンの仲間)とも言うらしいので(実際には迎春花橋の迎春花とはコブシの意でしたが)、もしかしたら黄梅に関係ある場所にあるかも知れないと思って検索して出て来たものの1つがこれでした。しかし、近くにあった大城小学校前交差点の歩道橋が普通の桁橋だったので、この辺ではないとあきらめてました。実はそこからわずか1kmくらいしか離れていない場所にあったとは。何となく金沢サブセンター歩道橋の場所探しに通じるものがあります(笑)。

その金沢サブセンター歩道橋と言えばNさんが[89108]
横浜の歩道橋の名前が「サブセンター歩道橋」なのがいまだに腑に落ちません(苦笑
とおっしゃっていますが、たぶん団地の中でその中心となる地区(センター)以外に、衛星的な位置付けのショッピングセンターを設置した区画を「サブセンター」と呼んでいたのではないかと考えています。当該地区(金沢シーサイドタウン)の場合、金沢センターシーサイドが文字通り「センター」としてあり、その北と南にそれぞれある並木マートビアレヨコハマがいずれも「サブセンター」という扱いになっているのではないでしょうか(あくまで推測の域を出ませんが)。ちなみに、横浜で今でもサブセンターを名乗っている施設として、野庭サブセンターなるものがあります。

また、[89109]
トゥインクルと呼ばれる伊勢湾岸道の橋ですが、これらはエクストラドーズド橋ですよね?
ですが、確かに他の資料をあたるとエクストラドーズド橋ですね(実際の形状を見てもそうですし)。橋梁年鑑データベースはおそらく発注機関から情報をもらって入力していると思いますが、情報提供担当者(必ずしも橋の専門家ではない)が分類を間違えたんでしょうかね。
[89105] 2015年 11月 19日(木)00:31:09MasAka さん
Nさんによる問一の想定解(斜張橋リスト)の補足情報
[89104]Nさん
以下の2つも橋梁年鑑データベースにありましたが、当該地点のストリートビューを見る限り、斜張橋とは思えないものでした。おそらく架け替えられたのだと思います。

斜張橋は比較的新しい形式の橋なので、そうすぐに架け替えられることはないはずです。というわけで、正しい場所を探し出しました。Googleマップへのリンクを張っておきます。

No所在地橋の名前
325神奈川県横浜市金沢サブセンター歩道橋
326長野県松川町まつかわ大橋
[89094] 2015年 11月 16日(月)00:35:43MasAka さん
斜張橋(クイ図・五番勝負問一について)
クイ図・五番勝負、この所いろいろと多忙のため、結局問一しか答えられなかったMasAkaです。その共通項は「斜張橋」ということでしたが、[89076]で解答した時に物言いをつけました。すなわち、「斜張橋」の定義に従っていない解答が正答とみなされていたことについてです。

採点のやり直しにより銀メダルはく奪となった今川焼さんの解答[88949]京都府亀岡市)は、保津橋を指し示していますが、この橋の形式は斜張橋ではなく「エクストラドーズド橋」と呼ばれるものです。私は橋の設計については専門家ではありませんが、仕事で取り扱うこともあるものなので、私が知りうる範囲で説明したいと思います。

斜張橋もエクストラドーズド橋も、主塔の部分からケーブルが斜めに伸びているので、一見同じような橋に見えますが、両者の設計の考え方は大きく異なります。古典的な橋の形式は大別すると瀬戸大橋などに見られる「吊り橋」(主塔の上に渡したケーブルで下の桁を吊るタイプの橋)と、多くの橋で採用されている「桁橋」(橋桁そのものが全ての荷重に耐えるタイプの橋)に分けられます。

このうち、斜張橋はケーブルで桁を支える、いわゆる「吊り橋」の思想がもとになってできた橋です。一方のエクストラドーズド橋は基本的に桁本体のみで橋の構造を保っていますが、これだと桁の中央部が重力でたわんで(下に下がって)しまうため、桁の中にPCケーブル(強い引っ張りの力に耐え得る特殊な鋼材でできたケーブル)を入れ、それをピンと横方向(実際には多少斜め上方向になっていますが)に引っ張ることでたわみを抑える仕組み(要するに桁の補助をする)なので、これは「桁橋」の思想に近い橋となっています。よって、設計上は異なる形式の橋とみなされます。

両者の見分け方ですが、斜張橋の場合は「主塔が高い」「斜めのケーブルの間隔が広く、桁に対してほぼ等間隔に近い配置」「桁の厚さが比較的薄い」などといった特徴があり、対するエクストラドーズド橋の場合は「主塔が低い」「斜めのケーブルの間隔が狭く、水平に近い角度で配置」「桁の厚さが斜張橋に比べると相対的に厚い」などといった特徴があります。

また、鳴子こけしさんの解答[89063]群馬県東吾妻町)は、第二吾妻川橋りょうを指し示していますが、これは「斜版橋」と呼ばれるものです(2文字目は何となく「板」のような気もしますが正式名称としては「版」だそうです)。これは斜張橋ないしエクストラドーズド橋のケーブルの部分をコンクリートの板で覆ったタイプで、グリグリさんはこれを[89077]で「肺魚」と表現しましたが、これはコンクリート板を剥がし、「解剖」して判断すべきものです。つまり、コンクリート板の中に入っているケーブルの配置によって、斜張橋タイプとエクストラドーズド橋タイプの2つがあるわけです。

そこで、第二吾妻川橋りょうについて調べてみると、工事を行った鹿島建設のWebサイトに建設中の写真が掲載されていました。これを見る限りはエクストラドーズド橋の特徴を有しているように見えます。また、プレストレスト・コンクリート建設業協会の斜版橋に関する資料(PDF)には「特徴はエクストラドーズド橋とほぼ同じ」「斜張橋とけた橋の中間的構造特性」という記載と、その施工例に第二吾妻川橋りょうが含まれていることから、これはエクストラドーズド橋タイプの斜版橋と判断しました。参考までに、斜版橋のさらに進化した形として「フィンバック橋」と呼ばれるものがあります。これは斜版橋の主塔がさらに低くなり、桁と一体化して魚の背びれ(Fin Back)のようなとんがった出っ張りがある橋で、北陸新幹線の姫川橋りょうなどに採用例があります([89076][89077]ではエクストラドーズド橋を「鯨」にたとえていましたが、実はこっちが「魚」に近かったんですね(笑))。

一方、斜張橋としての構造を持つ斜版橋と呼べるものは、私が[89076]で解答した岩手県岩泉町の小本川橋りょうなどが挙げられます。もっとも、現在このタイプの橋は斜版橋と呼ばれることはなく、基本的には斜張橋そのものとされています(よって、「斜版橋」と言えばエクストラドーズド橋の仲間)。余談ですが、斜張橋を世界で初めて鉄道橋に適用したのはこの小本川橋りょうと言われています(参考)。それまでは設計荷重の小さい道路橋にだけ採用されていたそうです。

なお、橋を検索するには日本橋梁建設協会の橋梁年鑑データベースがおそらく国内で最も充実していると思います。ただし、エクストラドーズド橋など新しい構造の橋がなぜか検索できないなど、まだまだ不十分な点はあります。試しに橋梁形式を「斜張橋」にして検索してみたところ、221件がヒットしました。おそらくデータベース未登録の橋もあると思いますので、本問の想定解数は「少なくとも221以上」ということになりそうです。
[89076] 2015年 11月 12日(木)01:04:28MasAka さん
第四回クイ図・五番勝負解答
クイ図初参戦。

問一:岩手県岩泉町

物言いですが、この問題、これを取り扱っている者から言わせてもらうと、第二ヒントの解答が「同形式である」とあり、お題の場所がそのヒント通りいずれも同形式に統一されていることを踏まえれば、今川焼さんが[88949]で答えて銀メダルを獲得された京都府亀岡市と、グリグリさんが「想定外」([89066])とおっしゃった鳴子こけしさんの[89063]での群馬県東吾妻町はいずれも誤答です。たとえるなら、「鯨は魚の仲間である」と言っているようなものです。これらをそのまま正答扱いとするのであれば、少なくとも第二ヒントは撤回すべきでしょう。
[88926] 2015年 10月 24日(土)16:51:58MasAka さん
トクだ値の補足
私もオフ会に向け、往復の交通手段を確保しました。往路は北陸新幹線はくたか号で、そして復路は飛行機、しかも能登空港(のと里山空港)発の便です。一昨年の松江オフの時は往路であえて萩・石見空港行きの便を利用しましたが、今回もマイナー地方空港利用です。なお、富山空港の夕方発の便は残り30席を切っている模様ですので(残席表示が「△」)、空路で帰られる方も早めに予約したほうが良いかも知れません(私が利用する能登便はまだ余裕があります)。

[88925]スナフキんさん
ただ、JRも考えたもので、使い勝手のよい列車にトクだ値設定はしてないんですよね。先述の2階建て8+8=16両編成の「とき」にも設定がなく、続行の各駅鈍足便「たにがわ」にあるという…客の足元、しっかり見てます(汗

これだけだと誤解を生みそうな文章なので補足しますが、「トクだ値」は基本的に全ての列車に設定されています。しかし、上越新幹線の場合はその設定対象区間が(Max)とき号では浦佐駅以北、(Max)たにがわ号では越後湯沢駅以南と明確に分かれているということですね。長距離利用者への配慮ということだと思います。

なお、「トクだ値」の内方乗車(きっぷ券面に記載されている乗車駅より先(下車駅方面)にある途中の駅から乗車すること)は可能です。従って、「お先にトクだ値」(30%または35%割引)の浦佐駅発のきっぷを買い、越後湯沢駅から乗車するという手があります(普通の「トクだ値」(10%または15%割引)では割引率が小さいため損です)。ただし、当然ながらこれができるのは浦佐駅に停車する列車のみに対象が限られますので、その点は注意しないとなりません。
[88876] 2015年 10月 10日(土)00:14:34MasAka さん
改札口の数の数え方
前回の十番勝負に参加できなかったのでかなり久々に投稿するMasAkaです。

[88871]むっくんさん、[88872]いろずーさん
結論から言うと三越前駅の改札口の数は5ヶ所です(三越前駅構内図)。

いろずーさんはここで議論されている「連絡改札口」の意味を取り違えています。ここでは「A社の路線からB社の路線に乗り換えるといった異なる会社間での乗り換えの時に、改札口の外に出ないで直接A社の改札内エリアからB社の改札内エリアに入れる改札口」のことです(たとえばJR高田馬場駅の西武新宿線のりかえ口(構内図))。いろずーさんが言われている連絡改札というのは、同じ会社の路線を乗り継ぐ際、ホームが離れているなどして改札口を一旦出なければならない場合、引き続き同じ会社の路線を乗ったとみなせるように設定された改札機のことなので、全く別物です。

ところで、複数の会社で改札口を共用している場合はどうやってカウントすれば良いのでしょうか?たとえば北千住駅の場合、つくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道)を除いた3社の改札は、
JR東日本管理(構内図、改札口名には便宜的にJRを付する):2ヶ所(JR北改札口、JR南改札口)
東京メトロ管理(構内図、改札口名はJR構内図による):4ヶ所(千住警察署方面改札、西口駅前広場方面改札、駅ビル(ルミネ)方面改札、千住ミルディス方面改札)
東武管理(構内図):3ヶ所(東武スカイツリーライン北改札口、東武スカイツリーライン中央改札口、東武スカイツリーライン南改札口)
の計9ヶ所あるのですが、この9ヶ所の改札口は改札内エリアで相互に行き来が可能であり、JRの改札口としては2ヶ所だけれども、実際の旅客は9ヶ所の改札口が利用できます。この場合、改札口の数は2ヶ所と数えるべきか、9ヶ所と数えるべきかは意見が分かれるところでしょう。

しかし、会社ごとにカウントする方式だと、たとえば寄居駅(構内図)の場合はJR・東武・秩父鉄道の3社が乗り入れているのに改札口が1ヶ所しかなく(ただし東武東上線との連絡通路にあるIC専用簡易改札機を除く)、出改札業務は秩父鉄道1社がまとめて管理しています。そうなると、JRと東武の改札はゼロという不自然なことになってしまうことから、複数の会社の路線が乗り入れている駅では改札内でつながっていれば全てをまとめてカウントするのが妥当かな、と思います(北千住駅の場合はJRも東京メトロも東武も全て9ヶ所、寄居駅の場合JRも東武も秩父鉄道も全て1ヶ所と数える)。また、複数の異なる駅名の駅が改札内でつながっている場合(東京メトロの赤坂見附駅と永田町駅(構内図)など)は、合わせて1つの駅とみなしてカウントすべきだと思います。

もう1つ、京王線と小田急線の新宿駅も悩ましい点があります。JRから見て西側にあるこの両線、新宿駅東口方面へのアクセスの利便性を確保するため、それぞれ連絡改札口を通じてJR中央東口改札から入出場できる特例があります(京王新宿駅構内図小田急新宿駅構内図)。そして、他のJR改札(無印の「東口」など)からの入出場はできません。京王線・小田急線にとってJR連絡改札口は単なるJR線への乗り換えだけではなく、改札外エリアに出るための中間改札の意味も合わせ持っているわけです(新幹線のりかえ改札口を経て、在来線改札口から出場するのと同じようなもの)。この場合、京王線あるいは小田急線の改札口の数にJR中央東口をそれぞれの路線の改札口の数に含めるか否かという問題があります。これも上記に従い、改札内でつながっているとみなして、これもカウントすべきであろうと考えます(ただし、もちろんJRとの連絡改札口はカウントしない)。

あと、JR原宿駅の臨時口(年末年始の初詣期間中のみ営業する明治神宮側の臨時ホームにある改札口)のような改札口の扱いもどうするかといったところですが(構内図には描かれていない)、年に数日だけとはいえ、営業実績のある臨時改札口はカウントして良いかなと。

……などと勝手に考えてしまったのですが、こういうのは一定の基準を設けておかないと混乱の元になりそうなので、問題提起の意味で書き込んでみました。
[88033] 2015年 7月 6日(月)23:21:51MasAka さん
函館の夜景
[88032]白桃さん
ただいま函館です。
函館競馬は負けたけど夜景は美しかったです。

私は昨日の午前中まで函館におりましたので、ちょうど入れ違いだったのですね。

函館はこれまで何度も訪れていますが、夜の函館山にはまだ登ったことがなく、一昨日土曜日の晩に初めて函館の夜景を見ることができました。先月放送されたNHK「ブラタモリ」において「函館の夜景はなぜ美しいのか?」を検証していましたが、この番組を見てしまったおかげで「ぜひ一度は夜景を見ておかないと」と思い、当日行われていた飲み会の二次会の誘いを振り切って函館山行きの最終バスに飛び乗ったというわけです。

ちなみに、函館山から望む函館の夜景の中に「ハート」が見えるという話を聞いたので、一体どんな風な物が見えるのかと思って調べてみたら「なーんだそんな事か」と拍子抜けしてしまいました(笑)。
[87868] 2015年 5月 29日(金)16:02:54MasAka さん
インドのアスファルト舗装道路
[87861]山野さん
ニューデリーでは「アスファルト」が溶解しているとか。(気温が50度近くに達している模様)
道路が溶けるってどんな暑さなんでしょうか?

昨年の夏に日本でいう猛暑日を連日のように現地で経験していた私ですが(1ヶ月以上の間、ほぼ毎日最高気温38~39℃くらいでした)、さすがに40℃超という日はなかったですね。

気温が45℃くらいになると、路面温度はそれより少なくともプラス10~20℃くらいにはなっていそうです。アスファルトは、通常およそ50℃を超えると軟化してしまいますので、軟化点を超える温度になっていることは間違いないでしょう。インドのような夏に猛暑となる場所では軟化点の高い製品を使うべきですが、実際にはあまり品質のよい材料が使われていないようで、夏場に軟化してしまったと思われる、轍が出来ている道路をあちこちで見かけました。

ちなみに、アスファルト舗装材というのはアスファルト(瀝青)と骨材(砂利)の合材ですが、インドの舗装道路に使われているアスファルト舗装材はどうも骨材の量が少ないように見えました。つまりアスファルト分が多く、熱でドロドロになりやすいと言えます。
[87852] 2015年 5月 23日(土)02:49:35MasAka さん
多摩川の渡し&新幹線
[87794]hmtさん
数年前の落書き帳[66785]で 稲田堤の渡し船に言及したところ、JOUTOU さんからレポート[66847][66888]を頂いています。
それは現地スタッフからの 聞き取り調査でしたが、貸しボート屋が臨時営業していた渡し船は、当時から10年ほど前【現在から十数年前】に廃止されたとのことでした。
(中略)
これを総合すると、20世紀末年頃に廃止されたようであり、Wikipediaには、この廃止情報が反映されていないのではないでしょうか?

情報ありがとうございました。なんと、現存していなかったんですね……。ただし、廃止時期については21世紀に入ってからのようです。ある個人のサイトにこの渡し舟の乗船記が掲載されていましたが、その中に「21世紀に突入しても」という文言があり、ページの更新日が2001年9月29日、本文の記載から乗船日は5月の連休から40日後という所から推測すると、少なくとも2001年6月の時点では営業していたと考えられます。なお、1989年10月撮影の空中写真では鉄橋の下流の右岸側、小屋の正面に船着き場らしきものが見えていますが、2001年12月撮影の空中写真ではそのような物は見えないので、2001年の下半期あたりに廃止になったと考えられます。

ちなみに、廃止理由は2001年3月に策定された多摩川水系河川整備計画による河川改修工事のようです。同サイトの資料にある「河川整備の現状と課題」(PDF)4ページにある図-1-2-1によると、ちょうどこの京王閣競輪場の前後(河口から27kmあたり)が現況流下能力に対し戦後最大規模の洪水流量が上回る狭隘な区間(ピンク色に着色)であったことから、計画初期の段階からこの箇所では工事が始められていたようです。

余談ですが、同じくWikipediaに掲載されている東急ゴルフ場の渡しについても、東急ゴルフパークたまがわの公式サイトによると今年の4月1日から東京側からの利用が不可となったこと、またそれに先立つ3月22日に東京側クラブハウスを閉鎖した旨の告知がされていることから、こちらも2ヶ月ほど前に廃止になったと考えられます。

[87819]グリグリさん
JRが新幹線と営業として一般的に言っているのは、山形新幹線、秋田新幹線を含む範囲とするのが自然

これはJRが(罰則規定がないのをいいことに)法律を無視し、在来線区間を勝手に「新幹線」と呼んでいるだけなんですけどね。鉄道業界においては監督官庁よりもJRのほうが強いことの表れの1つでしょう(中央リニア新幹線着工も国がJRに押し切られた感じですし)。新幹線は本来「線路構造物」・「システム」・「車両」がセットになったものを指すことから、車両だけを指して新幹線と呼ぶのは、Webページのことだけを指してインターネットと呼ぶのと同じようなものです。

「車両だけ新幹線」が想定解に含まれるなら、逆に成田空港付近の線路(成田市土屋付近~成田空港駅間)はもともと「成田新幹線」として建設されたので、それなら成田市/横須賀市という「路盤だけ新幹線」な解もアリなのではないかとか、もしフリーゲージトレインが実用化されていたとして、それでつばさ171号のように在来線区間のみを走る列車が設定された場合は(当然この場合は狭軌のまま)それも想定解に入るのかとか、いろいろ考え始めると夜も眠れません(ウソ)。
[87787] 2015年 5月 17日(日)01:21:34MasAka さん
第三回ペアシティ七番勝負・感想
今回初参加となりました。十番勝負の解答ポリシーは「残り想定解が少なくなった問題を掃除する」ですが、こちらの解答ポリシーはペアシティだけに「2問ずつ答える」で(ただし、たぶん今回限り)。

問一(新幹線ダイヤの「発駅市/着駅市」):福岡市/春日市(19位)
福岡市/春日市は新幹線車両を使った在来線扱いの博多南線の運行ダイヤです。逆方向の春日市/福岡市を含めて想定ペアには入れていませんでしたが、敢えて解答する方がいれば正答として対応する予定でした。
これはお題の市に山形市/新庄市が入っている時点で当然福岡市/春日市は正答だと判断しました。そもそも山形発新庄行つばさ171号は、新幹線区間を全く通らないことから単なる在来線(奥羽本線)の特急であり、同列車の特急料金は在来線の料金が適用されています。というわけで、新幹線車両を使った在来線扱いの区間である博多南線も当然含まれると思ったわけです。しかし、あくまでも新幹線は「主たる区間を列車が二百キロメートル毎時以上の高速度で走行できる幹線鉄道」(全国新幹線鉄道整備法第二条)であり、ミニ新幹線は新幹線の仲間ではないというのが法律上の考え方です。一方、スーパー特急は新幹線という名前がついていませんが、設計最高速度は200km/hなので、これは新幹線の仲間になります(ただし現実に営業線になった例はありません)。というわけで、「ミニ新幹線含む」という線引きそのものにあまり納得しておりません。逆に、在来線区間でも見た目が新幹線ならOKというのであれば、宇和島市/四万十市(JR四国予土線で0系新幹線電車を模した鉄道ホビートレインの運行区間)も想定解に含めて良いのでは?実際に「日本一遅い新幹線」として紹介しているニュース記事もありますし。

問二(隣接する市で人口差が1万人以下):川越市/所沢市(13位)
いずれも隣接市であり、ペアとなっている市を見ると何となく規模が似ているなぁ、と思いました。というわけで、ここは高校の通学先であった川越市と、私の出身地である所沢市のペアで解答。一時期所沢市は川越市の人口を超えた時期がありましたが、再び逆転されてしまったのが残念です。調べてみると2009年10月頃に抜き返されたようなので、これはきっとNHK朝の連続テレビ小説「つばさ」(2009.3~2009.9放送)効果で川越人気が高まったのではないかと勝手に思っています(そんなわけない?)。

問三(村のみでつながる):秩父市・大月市(15位)
問二のように隣接してはいないものの、微妙に位置が近い市同士がペアになっていることから、ペアとなっている市に共通する何かが隣接しているのではないかと地図を眺めて共通項がひらめきました。なお、解答はオレンジ色の着物の人と水色の着物の人が登場する、日曜夕方のテレビ番組とは特に関係ないと思います(笑)。

問四(市の鳥が同じ):国分寺市・香美市(6位)
唯一の1桁順位での正答。お題や既解答でペアになっている市の規模や位置同士がかなりバラバラなので、とりあえず市のシンボルあたりから調べ始めてみたらまさにドンピシャでした。昨年、インド滞在時に良く飲んでいたビールの銘柄が「キングフィッシャー」(カワセミの英語名)だったので、カワセミを市の鳥にしている市を選ぼうと思いました。この解答翌々日に四国出張があり、その中で訪れる香美市が該当していたのでそれを解答。ペアのもう片方は、半年前に制定されたばかりの(参考)、私が年に1度は訪れる機会のある国分寺市を。
ところで、
最後の方はカワセミが人気でした。
とのことですが、これはたまたま解答が集中したのか、もともとカワセミを指定している市が多いのか、興味のあるところですね。

問五(読みの最初と最後が反対):白石市・志布志市(24位)
第一アナグラムヒントを解凍するより先に、ペアの市を見ていて何となくしりとりっぽい感じがしたので共通項がひらめきました。ここでは同じ音をできるだけ多く重ねてみようと「し」で始まり「し」で終わるペアを解答に選びました。「市」を含めると「し」が6つ。口に出して読むと変なリズム感があります。

問六(面積合計1,000km2):糸魚川市・勝山市(16位)
第一ヒントが出てやっとひらめいた問題でした。これは想定解数が多いことから、今回の七番勝負が「北陸新幹線金沢開業記念」ということで、1問は北陸新幹線沿線の都市を入れて解答しようといろいろ探した結果、北陸新幹線糸魚川駅がある糸魚川市のペアとなる市が勝山市であることが判明。両市とも北陸地方にあり、かつ日本の地質学的に重要な都市であることから(糸魚川…ひすい・フォッサマグナ西縁、勝山…恐竜化石)、個人的には美しいペアで解答できたと自己満足。

問七(定期船で行ける):羽島市・一宮市(24位)
港のある市ばかりが目立つので、おそらく船関係の共通項であろうとあたりを付けました。最初は自分が乗ったことのある航路で答えようと思い、その時点で未解答として唯一残っていたのが宿毛市・佐伯市(宿毛フェリー)。しかし、解答状況を見てみると、それまでの皆さんの解答が全て海上航路ということに気づきました。お題のペアにはわざわざ琵琶湖の「彦根市・長浜市」もあることから、何も解答を海に限定することはありません。そこで、変化球解答として、川の渡し舟で該当するものはないかと探して出てきたのが愛知県営西中野渡船(中野の渡し)でした。渡し舟のうち、2市を結ぶ定期航路としてはこれが唯一のようです。多摩川の両岸、川崎市と調布市を結ぶ通称・競輪場の渡しは不定期航路(競輪開催日のみ運航)なので、これは該当しないペアですね。

さて、次回は7月に十番勝負が行われるということで、参加できる余裕があるかどうかはまだわかりませんが、とりあえず楽しみにしております。
[87751] 2015年 5月 13日(水)22:34:16MasAka さん
東京都を通過する西武池袋線についての補足
[87750]デスクトップ鉄さん
東久留米・所沢間を通して乗車すれば、上り下りにかかわらず4回東京都を通過します。

ここでの議論は経県値から派生したものですので、単に東京都の区域を通過するということではなく、経県値的に東京都が「通過」(1点)とカウントされるための条件としての話だと私は認識していました。よって、東京都を通過扱いとするには乗降する駅がいずれも東京都外になければならないという考えであり、東久留米は東京都内にある駅のため、東京都を通過する路線(区間)には当たらない、と思っていました。

[87746]で星野彼方さんの[87745]記事へのレスとして述べたのは以上の考え方に基づいたものであり、西武池袋線単独でそれが可能なのは所沢駅→秋津駅のみ(秋津駅ホームで所沢市内の位置に止まる上り電車の車両に乗車し、秋津駅では必ず北口(所沢市側)から出場)となります。それ以外では秋津駅構内で必ず東京都内を歩くことになるので東京都「接地」になる、というわけです。おそらく星野彼方さんが「反則気味」と表現したのはこのことではないかと思っているのですが、いかがでしょうか。
[87746] 2015年 5月 12日(火)21:52:59MasAka さん
東京都を通過する列車
[87742]デスクトップ鉄さん
私もリストの漏れを見つけました。
JR武蔵野線の東所沢~新座間(東京都清瀬市)と、京王相模原線の京王稲田堤~若葉台間(東京都稲城市)です。

[87745]星野彼方さん
西武池袋線はちょっと反則気味ですが。
これ、可能なのが上り線(池袋方面)のみで、しかも乗る車両を選ばないと失敗しそうです(笑)。
[87662] 2015年 5月 3日(日)02:15:20MasAka さん
第三回ペアシティ七番勝負解答
明日(正確には今日)から出かけるので最後のお片付け。

問七:羽島市・一宮市

こんな所にあるとは意外だった。
[87647] 2015年 5月 2日(土)15:10:41MasAka さん
第三回ペアシティ七番勝負解答
問五:白石市・志布志市
問六:糸魚川市・勝山市
[87619] 2015年 4月 29日(水)22:23:36MasAka さん
第三回ペアシティ七番勝負解答
明日から出張のため解答できる機会がなさそうなので、今のうちにちょっと頑張って追加の解答を投下。

問三:秩父市・大月市
問四:国分寺市・香美市

※「ペア」というくらいなので、わざと2問ずつ解答。全7問なので最後の1問だけ余ってしまいますが……。
[87611] 2015年 4月 29日(水)13:54:05MasAka さん
第三回ペアシティ七番勝負解答
ペアシティ開催第三回目にして初参戦です。

問一:福岡市/春日市
問二:川越市/所沢市
[87479] 2015年 4月 19日(日)02:38:12MasAka さん
北陸新幹線・長野経由の謎
[87469] グリグリさん
今回私の示したルート案もしくはほくほく線ルートが、最初から候補にならなかったのは何故なのかなという点でした。

[87471]にてhmtさんからご紹介していただいた参考サイトにあるとおり、北陸新幹線は基本計画決定の時点ですでに長野経由が明記されています。しかし、その決定までの経緯については公式な資料が出てきません(整備計画決定以降の話は比較的調べがつくのですが)。

ここで、乗りものニュースに出ている新幹線鉄道網計画図を見ながら考えると、新潟県には現在供用中の上越新幹線のほかに、基本計画路線として羽越新幹線(富山市~青森市)が存在しています。ここで、仮に北陸新幹線を越後湯沢回りとした場合、新潟県の上越~中越地方というそれほど大きな需要が見込めなさそうな所に北陸新幹線と羽越新幹線の2つの計画路線がほぼ並行する一方で、長野県の県都である長野市を擁する北信地方が新幹線鉄道網から取り残されてしまいます。したがって、これが長野経由とした一番の理由ではないかと考えられます。また、新潟県出身である大物政治家の我田引鉄ではないかという批判をかわす意味もあったのでしょう。

なお、国鉄時代の新幹線計画では、新幹線建設に合わせて在来線も一緒に改良するというもくろみもありましたので(今は在来線をJRから経営分離することが原則に変わりましたが)、信越本線の改良という位置付けも考えていたのではないかと思います。実際、九州新幹線の熊本駅付近は規格外の半径のカーブを使ってでも在来線に並走させた区間があり、そこの在来線は現在高架化工事が行われている最中です。ただし、当該区間の新幹線計画時はもともと国鉄という同じ組織が新幹線建設と在来線改良をともに担うことが前提だったのに対し、現在は新幹線建設は鉄道・運輸機構、在来線改良はJRと別々の組織が実施することになっています。したがって、新幹線と在来線を長く並走させるようなルートは新幹線と在来線の工事を同時に進めるにあたって互いの組織における調整項目が増えることになるので、今の時代においては在来線も一緒に改良するという計画は必ずしも得策にはならないと思います。

[87477]じゃごたろさん
静岡県内を巡っていると「地名」という地名に遭遇。

昨年秋に私もそこを訪れました。ここに[86413]の記事で紹介した“自称”「日本一短いトンネル」を名乗る地名トンネルがあります(地図)。記事を書いていて自分でも気になったので、実際に行ってみたというわけです。トンネルの上にあるはずの山の部分がなく、コンクリートの構造物だけが残されていてなかなかシュールな光景でした。
[87460] 2015年 4月 10日(金)01:53:35MasAka さん
北陸新幹線ルート
[87457]グリグリさん
北陸新幹線は長野経由が当初から計画の前提だったこともあり、北アルプスを貫通する最短ルートと現在の上越市経由ルートが当初からの検討対象であったと記憶しています。

北陸新幹線北アルプス貫通ルートについては、2010年9月に行われた国土交通省の諮問機関である交通政策審議会の陸上交通分科会鉄道部会中央新幹線小委員会で少々ネタになりました。中央新幹線が通る南アルプスに対し、当初北陸新幹線のルートとして検討されていた北アルプスとの施工条件を比較しようというものです。その資料はこちらのリンク先にあります。これによると北アルプス貫通トンネルの延長は約70km、青函トンネル(53.8km)はおろか、現在世界最長(ただし未供用)のゴッタルドベーストンネル(57.1km)よりもさらに長い規模になると想定され、実現不可能とされました。単に延長が長いだけならさほど問題はないのですが、資料6ページ目にあるようにここは土被り(トンネルから地表面までの高さ)が他に類を見ないほど大きいことから膨大な地圧がかかりトンネルが崩壊するおそれが大きいこと、また本坑の工事を円滑に進めるために取り付ける作業坑の設置も困難であることが断念した主な理由と思われます。

ちなみに北陸新幹線開業でいちローカル線となってしまった北越急行ほくほく線ですが、これも実は北陸新幹線の歴史に密接に絡んでいます。もともと整備新幹線計画が行き詰まった際に「スーパー特急方式」(正式名称:新幹線鉄道規格新線。路盤は新幹線規格で作り、狭軌の線路を敷いて200km/h程度の高速運転と在来線との直通運転を両立させる)という暫定整備案が浮上しました。その際、北陸新幹線については石動~金沢間、糸魚川~魚津間のみをこのスーパー特急方式で整備することとなりました。そして、新幹線(スーパー特急規格)が出来たあかつきには、すでに建設が進んでいたこのほくほく線を有効活用することとし、列車がほくほく線を経由して走れるよう当初非電化で計画されていたところを電化に変更して最高160km/h運転ができるよう追加工事を行ったのです。この時点では長野~上越間の新幹線建設は棚上げだったことになります。しかし、スーパー特急方式で着工された区間はその後の政府・与党申し合わせにより結局全てフル規格へと格上げになり、ほくほく線は一度も「新幹線直通」とはなりませんでした。もしかしたら史上初めて新幹線と直通運転する第3セクター路線になったかも知れないのですが……。

あと、ご提案のありました
この部分、約50km程度ですが、将来建設する計画が出てこないですかね。
のルート、地形的にほとんどトンネル区間になりそうですが、その場合の問題点として温泉地を多く通るため地質が温泉水で劣化している可能性が高く(しかも高熱なので作業環境も劣悪)、トンネル掘削に伴う温泉水の枯渇も心配です。また、十日町市と上越市の境界付近では難工事で有名なほくほく線鍋立山トンネルと同じ地質を通ることから、ここでも技術的にかなりの困難が予想されます。さらに、地すべりの多い地帯ですので、トンネル坑口位置の選定も慎重さが求められます。自分ならこういうルートは引かないですね。……一応なんちゃって専門家としての意見でした。
[87401] 2015年 3月 15日(日)18:59:31MasAka さん
北陸新幹線
昨日、無事に北陸新幹線長野~金沢間が乗客を乗せて走り始めました。4年前の九州新幹線開業の時は大震災の翌日で出発式や開業式典が全て中止になってしまいましたが、今回は何事もなく執り行われたようで良かったです。今回の北陸新幹線開業は関東地方でも大々的に報道されていましたが、やはり東京駅が始発だからでしょうね。もしこれが九州新幹線だったら新大阪からしか直通運転されないので、仮に震災がなかったとしても関東地方では非常に小さい扱いか、あるいは無視されていたかも知れません。

ちなみに、4年前に開業した東北新幹線と九州新幹線には個人的にいろいろな思い入れがあるのですが、この北陸新幹線は特に大きくは絡んでいないので、「やっと出来たんだな」というくらいで特に感慨にふけることもなく、その開業を淡々と見守る程度でした。

とは言え、延長200km以上の新規鉄道路線が一度に開業するというのは最近では異例のことであり(おそらく1982年11月の上越新幹線以来だと思います)、これによって北陸地方の交通体系が大きく変化することとなったのは間違いないでしょう。今後、200km以上の鉄道路線を一度に開業させることになると思われるプロジェクトは中央新幹線(東京都~名古屋市間、2027年度完成予定)と北海道新幹線(新函館北斗~札幌間、2035年度完成を5年程度前倒し予定)くらいしかありません。

ところで、この日は東北新幹線の上野~大宮間開業からちょうど30周年(1985年3月14日開業)だったのですが、公式には何のイベントもなかったようです。それまでは大宮駅発着だった北へと向かう新幹線が初めて東京都内に乗り入れた記念すべき日であったのですが、完全に北陸新幹線と上野東京ラインに食われてしまったようです。

さて、[87387]の北陸新幹線開業記念クイズ、では私は星野彼方さんといっちゃんさんの合わせ技で……。
(町田市、札幌市、朝倉市、鴻巣市、黒松内町、北中城村、いちき串木野市)
あと、こういう表示もよく見かけるのですが、これはさすがに反則でしょうね(笑)。
(大東市、安中市、大竹市、春日井市)
[87379] 2015年 3月 10日(火)21:53:21MasAka さん
同じ住所に4000人
[87378]山野さん
住所が番地も含めて同じ所があるとは。

青ヶ島村とも岐阜市鷺山1769-2ともまた全然別の似て非なる例ですが、大阪市西成区萩之茶屋2-5-23にある釜ヶ崎解放会館には、一時期約4000人もの住民登録がなされていました。かつて、あいりん地区の日雇い労働者達がこの場所を居住地として届け出ることが黙認されていたそうで。しかし、結局2007年以降、居住実態が確認できない場合は市のほうで住民登録を順次削除することになりました。この釜ヶ崎解放会館、せいぜい200m2ほどの敷地面積のようですので、仮にこの建物に4000人が住んでいるとすればここだけ人口密度が2000万人/km2くらいになってしまうというとんでもない事態になります。

ところで岐阜市鷺山1769-2の例ですが、住民たちは村内に住所表記がない青ヶ島村の人々に全員同じ住所でもうまくやっていくノウハウを聞いてみるという事は考えないんでしょうかね。もっとも、青ヶ島村の2倍以上の人口がいるので、簡単に真似ることも難しいんでしょうけど。
[87374] 2015年 3月 8日(日)14:39:19MasAka さん
長崎県の面積
[87373]hmtさん
長崎県については、市町村別に比較したところ、諫早市が +20.56km2、雲仙市が +7.35km2でした。
面積調には増加した面積のある場所についての手掛りはありませんでした。諫早湾干拓事業や雲仙普賢岳噴火の影響が地形図に反映されていなかった分を修正したのか? とも思いましたが、この大きな数字はうまく説明できません。

お察しの通り、諫早湾の干拓で増えた陸地部分を新たに面積にカウントしたとのことです(毎日新聞2015年03月06日付記事)。さすがに八郎潟干拓の220km2には及びませんが、それでも2市合わせて約28km2の増加は東京ドーム600個分、自治体で比較するなら東京都新島村(新島、式根島および周辺島しょ)くらいの面積に匹敵するわけで、干拓事業の巨大さがうかがえます。


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