2010年(平成22年)1月4日に愛知県みよし市が誕生し、広島県三次市、徳島県三好市を加えて、約4年ぶりの三種類の同音異字の市町村の復活です。過去には、「あいかわまち」「おぎまち」「みかわまち」「ゆきちょう」など、三種類の例がいくつかありましたが、合併の推進により次々と姿を消してしまいました。市に限ると、宮城県泉市、大阪府和泉市、鹿児島県出水市の「いずみし」以来、2例目になります(泉市は1988年/昭和63年 3月1日、仙台市に編入され泉区に)。以下、同音異字の市町村を全てリストアップします。
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「みかわまち」が、2005年(平成17年)2月1日に石川県美川町が白山市の新設合併で消滅したことにより、三種類の同音異字の自治体は一時的になくなってしまいましたが、同年3月22日に岡山県美咲町が新たに誕生し、すぐに「みさきちょう」が三種類の例として復活しました。ところが、10日後の4月1日に愛媛県三崎町が合併で消滅したため、「みさきちょう」は大阪府岬町と岡山県美咲町の二種類になり、たった10日間だけの三種類の復活でした。話はこれで終わらず、同年10月11日に三重県紀北町が誕生したことにより、愛媛県鬼北町と鹿児島県輝北町を加えて、「きほくちょう」が三種類の例として再び復活しました。ところがこちらも、翌年の2006年(平成18年)1月1日に鹿児島県輝北町が鹿屋市などと新設合併したことにより消滅し、「きほくちょう」は再び二種類になってしまい、「みよしし」の復活まで三種類の例は姿を消したのでした。