今年 2018年は、「明治」という言葉が登場した 1868年から 150年になります。
政府は、明日 10月23日に 憲政記念館で 記念式典を開催します。
明治150年記念の銀貨も既に発行されているようです。裏面は、明治初期の20円金貨の紋様。
額面千円ですが、財務省の販売価格は 9000円とのこと。
日経2018/5/25
50年前・明治百年の時の大蔵省は、こんな「商売」をしなかったように思うのですが…
それはさておき、「一世一元制度」と共に「明治」という新元号を定めた 明治改元の詔書が
第726号として行政官から布告されたのは、九月八日でした。
10月23日は、この旧暦【天保暦】日付を、グレゴリオ暦【明治6年採用の太陽暦】に換算
[21976][49122]した日付なのです。
上からは 明治だ などというけれど、「治明」【おさまるめい】と下からは読む
新しい政治体制を引き継いでいる政府としては、150年の成果を誇らしげに宣伝したいところですが、この狂歌
[75516]に示されているように、庶民からは 横暴な田舎侍(おはぎ・おいも)への反発があったようです。
戊辰戦争で負けた側にとっては、「明治150年」というよりも「戊辰(ぼしん)150年」なのかもしれません。
でも、干支(えと)は 60年周期なので、150年は2周期半。今年は「戊辰」でなく「戊戌(ぼじゅつ)」です。
既に
[75457]で書いたことですが、改元の遡及効果について。
慶応四年を改め明治元年と為す
明治改元までは、このように 年初に遡って歴史に記録する のが正式でした。
しかし、当時使っていた日付を そのまま使う現在方式の方が解り易く、落書き帳の記載には、便宜上、新方式の表記を多用しています。ご了承ください。
明治150年というニュースに接し、取り留めのない記事を書いてしまいました。
私としては、「都道府県市区町村」というサイトなので、約150年前の「府県」を再認識する機会と捉えています。
150年前というと、まさに「府県」が誕生しつつある時代でした。
詳しくは、hmtマガジン
「府県」の誕生から廃藩置県までをご覧ください。