集中砲火(?)を浴びた
[89328]のグリグリさんのトンネル隣接の提案ですが、「坑口を介した隣接」という形ではなく、もう少し範囲を広げて「3つ以上の自治体にまたがる構造物」という観点で見れば話のタネになるのではないかと思いました。
土木構造物は線状に長いため、海峡線(北海道新幹線)青函トンネルや上越新幹線榛名トンネル・中山トンネルなどをはじめ、長大トンネルを探せば該当するものは多そうです。一方、ビルなどの建築構造物だとほとんどなさそうです。すぐに思いついたのは
大阪(伊丹)空港ターミナルビルですが(関空の敷地も3自治体にまたがっていますが、全てにかかっている建物はなし)。
なお、土木構造物はトンネルのほかに橋もありますが、普通の川や海をまたぐ橋はともかく、高架橋の場合はどこからどこまでを1つの橋とみなすかが難しいという問題がありますね。工事の設計図面では明確に「ここからここまでが○○高架橋」と明示され、完成後の構造物にはその名称が書かれた銘板が取り付けられるので現地を確認すれば明らかになるのですが。
[89330]k-aceさん
地下鉄のトンネルの入り口、出口も含まれるわけで、何が何だか意味不明なものになるのは簡単に想像できますが。例:東京メトロ東西線の西葛西駅(江戸川区)~中野駅(中野区)。江戸川区と中野区がトンネル隣接といってるもんですよ。
地下鉄の場合、非開削工法(シールド工法等)の場合は工事用立坑の間どうし(概ね駅間に相当)を1本のトンネルと扱うことがほとんどであり、実際には複数のトンネルの集合体であることから、比喩としてはあまり良くないですね。たとえば、厳密には地下鉄ではありませんが、つくばエクスプレスの秋葉原~南千住間の地下トンネル区間は駅間ごとに台東トンネル、寿トンネル、三ノ輪トンネルの3本のトンネルに分かれています。ただ、管理上の必要性か何なのかはわかりませんが、りんかい線の東臨トンネルのように複数の地下トンネル(台場トンネル(一部)、品川埠頭トンネル、天王洲トンネル、東品川トンネル、東大井トンネル、第1広町トンネル、第2広町トンネル)をまとめて1つのトンネルの名前に変更してしまうケースがあります。まぁ、人が造ったものなので、結局人がどう名付けるかという話になりそうですが。