いつのまにか大字村コレクションが始まっているんですね。
載ってますね。我が地元豊浦村が、
[42045]でも少し触れているとおり、住居表示で今はなくなりましたが以前は大字豊浦町がありました。
場所としては、
この辺りで、現在の長府金屋町、長府中之町、長府土居の内、長府中浜町、長府南之町、長府惣社町の各町の一部(旧街道沿い)になります。それ以外の松小田、才川を除く長府○○町の全てが大字豊浦村でした。現在残っているのは、住居表示をしなかった最周辺部ということになります。
この区分は市町村制以前のもので、町の中心部と周辺部&農村部といったイメージだと思います。豊浦村が「村」付きなのは、豊浦町との区別のためなんでしょう。
それから、豊浦村の読みなんですが地元では「とよらそん」です。郵便番号簿なんかも「とようらむら」とされていますし、地元でも最近は新住民が増えてますのでそう読まれているのかもしれませんが、小学校や高校は「とよら」ですし、史跡「豊浦宮」も「とよらのみや」ですので、個人的には「とよら」と読んでほしいところです。
山口県については、手元に明治7、8年頃の大小区制時代の地名を整理した資料(当然復刻版です)があるので、それを見てみると、コレクションされている平生村、室積村についても当時既に、「平生町」「平生村」「室積浦」「室積村」が別々に記載されているので、これが大字「村」が残っている理由だと思います。
ちなみに、大字室積浦は
このあたりの海岸線に沿った所になります。
ついでなので、その他に「村」と「町」等がセットになっているところを探してみたところ、次のようになっていました。
錦見町、錦見村 | (岩国市) | 現在は全域で住居表示がされているようです。 |
宇佐村、宇佐郷 | (錦町) | 大字宇佐と大字宇佐郷でした。 |
柳井津町、柳井村 | (柳井市) | 大字柳井津と大字柳井でした。 |
三田尻町、三田尻村 | (防府市) | ほとんどの地域で住居表示がされているようですが、少しだけ大字三田尻村が残っているようです。 |
清末町、清末村 | (下関市) | 清末町の地域は住居表示済みで、その他の部分も単に大字清末になってました。 |
ということで、追加は三田尻村1箇所だけですね。