[73370] hmt さん
「全国市町村要覧」が昭和38年(1963)から存在します
大学図書館に初版からあるのでは?と思って漁ってみたものの、一番古いもので昭和43年度版でした。
とりあえずそこから現在のものまでざっと目を通してみたところ、「脇町」のふりがなは平成3年度版までは「わきちょう」であり、平成4年度版以降は16年度版まで「わきまち」となっています。
なお、昭和44・46年度版および50~59年度版については調べてません。
(それとたまたま気付いたのですが、昭和43年度版では福岡県若宮町の読みが「わかみや“ちょう”」になっていました。それ以降の版はずっと「まち」ですが……。)
結局のところ、自治体名称の「読み」とは何だろう?という疑問に行き着いてしまいますね。
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ついでに。
個人的に前々から気になっていた 福岡県須“恵”町 および 大分県 本耶馬“渓”町・耶馬“溪”町 の字体がどういった扱いになっているのか、併せて確認しました。
須恵町は一貫して新字体の「恵」が採用されていますね。
一方、本耶馬渓町・耶馬溪町はかなり揺れがみられます。昭和60年度版までは両者とも新字体なのですが、同61・62年度版で耶馬溪町のみ一度旧字体になり、同63年度版から再び平成12年度版まで新字体に戻っています。同13年度版では両町とも旧字体に、翌年度以降は16年度版まで再び耶馬溪町のみ旧字体となっています。最終的には(両町の意向でもある)こちらのHPの表記
[19208]や中津市編入の際の官報告示
[37098]とも一致しているわけですが、何度も字体の変更が行われた経緯が気になるところです。