[89099],
[89102] N さん
[89101] いろずー さん
「落書き帳の苗字ネタ四天王の一角」を自称していた私でしたが、お二方に完全に出し抜かれましたので…。とりあえず少しだけレスを。
[89099] N さん
千葉 千葉(86) 千葉って苗字多いんですね
「千葉」さんは、東北地方、特に岩手・宮城両県に非常に集中している苗字で、この両県ではベスト10に入るメジャーな苗字です
[74027]。ルーツの県である千葉県を含め、東北からの移住者が多いと見られる首都圏でも100位前後に入っていますが、東海・甲信越以西では200位内に入る県は一つもありません。三重県人のN さんが驚かれるのは無理もないと思います。
新潟 村上(35) 村上の一強
「村上」さんの分布については、
[68949]で書き込んでいますが、全国で最も「村上さん率」が高い地域が、「村上水軍」が活躍した愛媛・広島両県の間に浮かぶ芸予諸島と、それを挟んだ両県の東部沿岸地方。大規模合併が行われたため、特徴が見えにくくなっているのですが、旧市町村別で見ると、瀬戸内海の島にあった町村には、人口の1割以上が「村上さん」というのもいくつかありました(
こちら)。一方、村上市がある新潟県には非常に少なく、「村上」さんがベスト200に入らない5県の中に入っており、「村上さん率」は沖縄を除くとなんと全国最下位!でした。
[89101] いろずー さん
「菊地」姓は96位なので地派と池派はほぼ五分五分
「きくち」さんー「菊池」と「菊地」の分布とその違いについては、
[71948] で詳しく書き込んでいます。どちらも東北から北関東に多く見られる苗字ですが、県ごとにどちらのほうが多いか、はっきり違いがあるのが面白いところです。「菊池」氏の発祥地である熊本県には案外少なく、なぜこの苗字が東北に広まったことについては、謎が多いようです。一方、「きくち」さんが少ない西日本にあって、愛媛県だけは八幡浜市を中心に「菊池」さんが多く見られるのは、宇和島藩主だった伊達氏と何かの関係があるのでしょうか(
[71955] 小松原ラガー さん)。
[89102] N さん
小豆島さん(25457)が居るのに驚きました
「小豆島」という苗字は、全国に150人ほどという稀少な苗字ですが、小豆島がある香川県にはなく、遠く離れた岩手県に全国の約半数が集中し、更に県内ではそのほとんどが大槌町に固まっています。読み方は「しょうずしま」と「あずしま」があるようで、「小豆嶋」と書く人もいるようです。讃岐の小豆島とは無関係であるような気がします。
♯「苗字と市名」の話はこれくらいにして、ここからは本題の「クイ図五番勝負」の感想文を。
「クイ図」には私もやはり「とっつきにくい」と「苦手意識」があるのは、白桃 さん(
[89096])がおっしゃっていることと共通かもしれません。今回もまたまたスロースタートとなってしまいました。
では、今回も解答順に。
問三~から竹の浮名の下に枯れ果てし 君が心は大和撫子~
開始から三日目になって、ようやく最初にわかったのがこれ。お題と答えの出方から、「どこかで見たことがある!」。十番勝負・第28回の問一、「渚百選」。町村でもOKということで、先の「秋休み」の道中で、近くまで(同じ町内の反対側の島)来ていながら結局たどり着けなかった(
[88822])、唐人お吉が生まれ育った(
[79575])「明治の名邑」(
[81533] hmt さん)の、幼いお吉がいつも見ていたであろう浜辺。…その昔、十番勝負のときの誰かさんと同様、かの「幻の市」を書きそうに…。
第一ヒント、惜しくもJ2に逆戻りしてしまったクラブのお膝元にある
こちらのほうがよさそうですが…。
名(迷)キャラクターが出迎えてくれます…。
問一~地名に残る井田是政~
「橋」関係であることはすぐわかっていたが、お題と出てきた答えの場所をStreet Viewで見ていると、どうやら橋のタイプに共通点があるようだ。いろいろと調べているうちに「斜張橋」という形式であることがわかった。Wikiから調べたり、Street Viewで東京近郊からいくつか候補らしきものも見つかったが、この橋のタイプを調べるために資料としたのは、やはり「日本橋梁建設協会」のHP。他に建設会社の施工実績などにもいくつか当たった。「橋梁建設…」のHPから、タイプ別の写真を集めた
こちらのページを見ると、見覚えがある橋がある。実は多磨霊園への墓参のときの「裏技」ルートとしてよく使っていて(
こちら)、渡ったことがよくある多摩川の橋。一口に「斜張橋」といっても「柱」の形状や本数などいろいろバリエーションがあること、「もどき」もあったこと(
[89094] MasAka さん、他)とは知らなかった。
問四~まきおきし菩提の種は後の世の 頼みなりけり田子の浦びと~
郵便局関係とはすぐわかるが、郵便番号などいくつか当たったが共通項が掴めず。第一ヒントには大笑いした。「たから」「くじ」と読める。「宝くじを売っている郵便局」。郵政のHPで検索すると、「超・ご当地」(もっとも最近まで隣の村でしたが)に見つかって、白桃 さん(
[89096])同様、大はしゃぎした。「田舎の郵便局」がやたらに目立っていた(
[89096])のはやはり「訳」があったのだった。
問五~Fortune Cookie~
こちらは「お寺」関係だが、「文化財」関係だとも思ったが外れ。こちらも第一ヒントから「薬師如来」。NGのものは「ご本尊ではない」とわかり、「ご本尊が薬師如来」であるお寺だと。ここのところ「目」の衰えが目立ち始めたこともあり(
[88312])、「遠州三山」の一で「目のお薬師さん」として親しまれ、私も17年前にお参りしたことがある「
油山寺」を。十番勝負での「静岡県全市正答」の野望達成(
[88030])に向け、十番勝負で未解答の市を答えることで、格好の「予行エンシュウ」になったのでした…。
問二~鯛や平目の舞い踊り~
最後に残ったのがこれ。「船」関係であることだけははっきりわかるが、共通項がさっぱり。第二ヒントまできてようやく「どこにも寄らない」→遊覧船か、と気づく。安全そうなところから、思い出深い場所でもある安房小湊の「鯛の浦」に。…「超・ご当地」の
これ(
[83026])は、隣の隣の町にある「お猿の楽園」に上陸するコースがあるから、お題の紀伊勝浦(「(本物の)鯨に会える町」にも寄る)と同じなのでNGなのだろう。
♭今回の選曲は次の通り。
問三:お吉の生き様に同情した新渡戸稲造が詠んだ和歌(下田市・
宝福寺HPより)。
問一:
武蔵府中郷土かるたの「ち」の札。
問四:「伊豆の横道(よこどう)」と呼ばれる伊豆半島南部33観音巡りの霊場・第9番で、親父の実家の菩提寺でもある、西伊豆町田子にある「
正法院」のご詠歌。
問五:この選曲の意味がわからない人は、
[76154]と
こちらにヒントが隠されています…。
問二:この近辺の海にはヒラメはいるのでしょうか?
♯明日からの氷見オフ会には行けない身ですが、今日デパ地下でセールで売っていた魚に「氷見産」のヒラマサが…。迷わず買って、夕飯の酒の肴に…。