長崎県は各地で市町村合併論議が盛んという印象があります。
法定合併協議会が設置され、合併が実現しそうな組合せとしては、
「対馬地域」 下県郡3町 + 上県郡3町 (対馬市 平成16年3月合併目標)
「壱岐地域」 壱岐郡4町 (○○市または○○町 平成16年3月合併目標)
「上五島地域」 南松浦郡北部5町 (○○町 平成16年8月合併目標)
「下五島地域」 福江市 + 奈留町 + 南松浦郡南部4町 (○○市 平成16年8月合併目標)
があります。
また4月1日の法定合併協議会設置を目指す組合せとしては、
「諫早・北高地域」 諌早市 + 北高来郡4町
があります。
これらの例は「長崎県の市町村合併パターンの基本的な考え方」に結果として沿った形になっています。(諫早・北高地域に県が組み入れた西彼杵郡多良見町を除く)
さて、それでは9月に法定合併協議会設置を目指す長崎市と西彼杵郡の場合はどうでしょうか。
県の示した基本パターンによれば、
「長崎・西彼南部地域」 長崎市、香焼町、伊王島町、高島町、野母崎町、三和町
「西彼中部地域」 長与町、時津町、琴海町
「西彼北部地域」 西彼町、西海町、大島町、崎戸町、大瀬戸町、外海町
となりますし、基本パターン以外として県は、
◎広域市町村圏域を考慮し、政令市の人口要件を充足する合併パターン
長崎市、香焼町、伊王島町、高島町、野母崎町、三和町、長与町、時津町、琴海町、大瀬戸町、外海町
◎広域連合(介護保険の広域化)、ごみ処理共同化など市町村行政の結びつきを重視した合併パターン
長与町、時津町、琴海町、西彼町、西海町、大島町、崎戸町、大瀬戸町、外海町
の二つを提唱しています。
ところが現実には、それまでの任意合併協議会で議論等で以下の3つの組合せで動きそうです。(カッコで括られているところはその組合せからの離脱が見込まれる町)
1.長崎市、香焼町、伊王島町、高島町、野母崎町、三和町、(西彼町)、(西海町)、(大島町)、(崎戸町)、大瀬戸町、外海町
2.多良見町、長与町、時津町、琴海町、西彼町
3.(西彼町)、西海町、大島町、崎戸町、(大瀬戸町)、(外海町)
この組合せで動きそうですとは書きましたが、実際のところはまだ流動的なところもありそうで、今までの繋がり、これからを考えたとき、果たしてどういう組合せで決着するのか、とても興味深いものがあります。
以上長々と失礼しました。
長崎県地図
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