いつもの通り、十番勝負の感想文を書かせていただきます。
例によって、わかった順に。
問五~摘まにゃ日本の茶にならぬ~(金メダル)
最初に共通項がひらめいた問題。市名の誕生が最近そうな市が並んでいる中で、異彩を放っている「鬼太郎」の境港は、4市しかない鳥取県で最も誕生が新しい、想定解が49なのは「同一県内で誕生日が同じ」と言う県があるのでは、と踏んで「市名誕生日が県内最新」だと「山掛け」。駄目元でも、と、十番勝負参戦以来2度目の「金」獲得狙い、見事に大当たり…。これで「
勝間田城」(牧之原市HPより…
[96273])の城主盗り。
問十~明治は遠くなりにけり~(銅メダル)
どこかで「令和」「元号」関連が出てくるのは間違いなさそうと…。古河市→三和町・総和町、さいたま市→浦和市…と「和」の字絡みかも、と思い、根室市の変遷を調べると、「根室町と和田村の新設合併で市制施行」と。宇和島は自身を含む新設合併でリニューアル、和泉市は…と、「『和』がつく市町村と新設合併」では、と。銅メダルの可能性が残っており、新設合併時の町名の中に「東和町」があった、銅メダルで一度「領主」になっていたことがある登米市に。2度目の銅メダルで領主に返り咲き。
問九~つづら折、浄蓮の滝~
「隣接自治体との共通文字」系では、とある程度推測できたが、最初の文字が共通する複数なのか、2文字以上共通する複数の自治体となのか、君津市がNGなのは「後方一致」か「2つだけだか」…といろいろ考えたが。結局、白桃さんが伊東市を取ったことではっきり見えた。お題の富良野市は「富良野トリオ」の3町がいずれもお隣、小平市は「東」トリオと。伊東市は「伊豆」のつく3市町と隣接している。それなら伊豆市は…伊豆の国市・東伊豆町・西伊豆町の伊豆トリオに加え伊東市とも隣接。ここは領主防衛に一票。
問一~昭和●●ススキ~
お題と既出解を調べて、「明治・大正・昭和」のどれかが旧町村にあった、とまず推測したが、長久手市を調べるとそういう村があったことが見つからず行き詰まり。改めて「元号」関係を当たって、k-aceさんの
元号地名コレクションを見ていると、平安時代に「長久」というのがあったのを見つけてようやく氷解。昭和町と拝島村の合併で成立、市内には今も「昭和町」の町名があり、「
昭和通り」があり、国営昭和記念公園、それとは別に昭和公園も、さらに都立昭和高校、市立昭和中学、「
昭和湯」という名の「昭和レトロ」の銭湯も…と、まさに「昭和尽くし」の昭島市を。「入門コース」でも、「ペアシティ」でも「クイ図」でも答えたことがない、「純粋初解答」の市を答えたのは実に久しぶり…。
ところで、別件で過去記事を検索していたら、偶然見つけたのが、その元号地名コレクションの編集者・k-aceさんの
[80398]の記事。この記事では、「明治の市町村制施行以前に存在した元号村名」がカッコつきで示されており、このタイプになっている市(ex.金沢市)はこの問の想定解に入っていないので、このような市を「該当しない市」として明示したほうがよかったかどうか、どうなのでしょうか?
問七~から竹の浮名の下に枯れ果てし 君が心は大和撫子~
割と早く「祝日市制」には気づき、この手の問題では「定番」にしている下田市を今度も、としていたのだが、ここで気になっていたのが、「2度目の市制」の日がいずれも元日だった、先の大連休で訪れていた三重県の2市。どちらも「借金」を抱えていたので、「返済」を目指そうか、としばし迷い、「まだ十分時間はあるから」とボタンを押すのを引き延ばしていたのでした。でも、白桃さん(
[98013])がおっしゃるように「炙り出す」意図は全くないものの、「一発全問解答」を虎視眈々と狙っている、三重県人のNさんの解答権を奪うのはやはり…」と思い、結局、「その日」の夜になってTV番組で「黒船」の話をやっていたので、予定通り今度も下田市にしたのでした。
…結局、ノーヒントで答えられたのはここまで。前回よりペースが落ちました…。
問三~あなたと越えたい天城越え~
人口が減っていそうな市が並んでいたが、答えの出方を見ると違いそうだ。第一ヒントから「ある範囲の市」…まず「面積」からあたっていると、NGの市と合わせてぴったり。その中に伊豆市が見つかり、これで2度目。
問八~和歌の浦に潮満ち来れば片男波~
「文化財関係」だとは推測できたが、まず思いついた「国宝」では想定解が多すぎ、以前に散々苦しめられた第46回・問六で「勘違いしていた」共通項「訪日外国人に喜ばれる名所」では曖昧すぎる。もしかして、最近リスト追加が話題になっていた「日本遺産」では、とも考えたが、結局ヒント待ち。「文化関係」と読めたがまだ決め手にはならずも、やはり「日本遺産」を検索してみると、地域の名称と所在地がずらり。全部はとても数え切れなかったが、「やっぱりそれらしい」ような…。実は2年前に話題にしていたネタだった(
[92817])。このときにリストに追加された地域として記事を書き、そしてその4ヵ月後にその地を実際に見てきた「絶景の宝庫・和歌の浦」(
[93732])。リストを眺めていると、元領主だった「鹽竈神社」(
「和歌の浦」にもありますが…
[93732])があり、取り返すことも考えたが、「また奪い返されそうで、泥仕合になるのは…」と思いとどまり。ご当地の三嶋大社も、「城主」になったばかりの青葉城もあったが、結局は言い出したところであり、「自分でネタにして、しかも現地に行ってきたのだから、ここで自分が責任を取る」と言うことで、その和歌山市にした。
問六~頭を雲の上に出し~
出だしに誤答続きとなり、メダルがそろったところで共通項が見え始めた問題。最初に考えたのが、「他の郡の読みを含む」と言うものだったが、数えてみると想定解を大幅オーバーで「これは違う」と見えた。第一ヒントが出たところでほぼ共通項がつかめたが、どこを取るのかいろいろ考え、「市盗り狙い」とか「未解答市」とか相当迷った。結局、第二ヒントが出て、推測どおり「隣接町村数が県外のほうが多い」と。結局、「市盗り」とはいずれも無関係なものの、静岡県で該当する3市から選ぶこととし、浜松が直前に出たので残る2市から択一となり、「焼きそば」でも名高い富士宮に。
問四~修善寺行くなら決めた、ホテルは●●●~
第一ヒントは「減ると除外」だろうと読めたが、どういう意味なのか、人口とか密度ではなさそうだし、最近世間をにぎわせている「ふるさと納税」絡みかも、とも考えたがよくわからず。第二ヒントで「四に注目」と出ても、人口とか面接などの「ある数字」でもなさそうだと、行き詰まり。結局、第三ヒントのから「合併」だとわかり、お題と既出解をあたって、「4市町村の新設合併」「その後の合併もない」と…。「減ると除外」の意味は、お題の駒ヶ根市が「宮田村が離脱した」からだ、とわかったのでした。伊豆市が4町の新設合併で成立しているので、またまたその伊豆市。これでまさかの三連発!記憶の限りでは同一大会で同一市3回解答は初めて…。
問二~これからもどうぞよろしくね~
第一ヒントは「最近のこと」と解け、最初は「選挙」がらみかとも思ったが外れ、次の第二ヒントもいろいろ考えたがよくわからず、「文章内」からまず思いついたのが、白桃さんの一連の「都会談義」に羅列されている市名では、と思ったが、ようやく第四ヒントまで来て「『令和』になってから、十番勝負出題直前までの記事の中に『○○市』の形で記事中に出ていた市」だと共通項が見えてきた。既出解を見たら…Nさんの鈴鹿市、k_itoさんの津島市は…検索してみたら、この期間内では自分の
[97706]だけしかない!連休の道中記クイズの、答えの中にあったのでした…。問八と同様、自分で書いた記事に責任を持つ、と言うことで、その中から選ぶことにし、本場の超ブランド牛を召し上がった、その松阪市で「越後屋」からの「借金」を返済することに…。
あとで気づいたのだが、このときの道中で一番の目的だった「お伊勢さん」を取れば「領主」になることができたのですね…でも、この伊勢市はNさんとk_itoさんとの壮絶な領主争いが今後も続きそうで、たとえ「にわか領主」になったとしてもすぐ取り返されるのは必至、もしそのとき気づいていたとしてもまず答えることはなかったでしょう。
これでようやく完答となりましたが、出だしこそ17大会ぶりの「金」を含むメダル2個獲得と華々しかったものの、最終着順では4大会続けてきた「一桁順位」を守ることはできず、以前の「定位置」に落ち着くことになってしまいました…。
♭今回の選曲は…
問五:有数のブランド茶の産地にちなんで(
[96180])。今回は2番(?)の歌詞から。
問十:旧登米町は「
宮城の明治村」として知られています。
問九:やっぱり「超ワンパターン」…。
問一:「昭和」尽くしの町、と言うことで「昭和」がつく昭和歌謡、
多摩川の河原もこんなイメージなのかもしれませんが…「負」のイメージがある2文字はカット。
問七:この地で数奇な運命をたどった唐人お吉の生き様に同情した、新渡戸稲造が詠んだ和歌(
[89119])。
問三:問九と同じ。
問八:この地の光景を詠み込んだ萬葉の名歌より(
[92817],
HP)。この「
和歌の浦」の構成文化財に和歌山城も入っている、と言うのを見て驚きました…。一方、相次ぐ旅館の廃業などで「廃墟銀座」と化した(現在ではだいぶ撤去されたようですが、それでもつい最近また「廃業旅館」が増えたようです…
HP)「新和歌浦」が入っていないのは、やっぱりその現状を見せつけられると「これでは無理だ…」と言われても仕方ないのでしょうか。
問六:これは説明の要なし。
問四:「伊東に行くならハトヤ」と並んで、私の少年時代によく耳にした温泉旅館のCMてすが、既にその旅館はだいぶ前に廃業しているようです(
wikiより)。
問二:松阪市にある三重高校のOGという、最近休業宣言をした歌姫"K.N"のヒットナンバーの中にこんなフレーズがあり、何でも結婚式ソングの定番になっているとか…。
…早いもので、私が「落書き帳」にデビューしてから、はや満12年になろうとしています。最近は体の不調が目立つようになり、長文を書き込むこともだいぶ厳しくなってきましたが、まだまだ気力が続く限り、「これからもどうぞよろしくね」、と…。
♯追記・修正
【1】問二の答え選びの後日談、他
【2】勝間田城、他
【3】和歌山の鹽竈神社、他