何回かぶりに感想文を提出してみますが、各問それぞれへの感想ではなく今回は出題に対して思ったことをつらつらと書いて行こうかと。
頭尾のそれぞれ3問、計6問。頭3問だけを見て見事に罠に引っかかりましたが、尾3問と合わせて見ることで“理詰め”で解けるという趣向だったのですね。頭3問を最初に解答した段階では、ダミーの「県内人口1、2、3位」で想定解が被ることは無い為に問八と問九の米子市被りを見て「頭3問と尾3問は形こそ似ているものの関連はしていない」と判断しました。理詰めというのは、一つの問単体で見ても、例えば今回の問五のように問題市が一つもなくても該当しない市や或いは想定解数で共通項が一意に絞れるようなことであって、問題番号がヒントになることはあっても、他の問とセットでなければ絞れないのでは問題として不完全なのではないかと思います。過去に他の問がヒントになるというものは例がありましたが、他の問とセットでないと解けないものは無かったかと。
第十二回問十、いわゆる“暴動問題”も確かにありましたが、これはセット問とはまた違う話でしょうし。
問五は問題だけを見れば良問だと思います。が、問題文の
以下の各問に列挙した市
と合わせて見ると(問一及び問十もそうですが)“列挙”とはなんなのかと考えさせられます。このような出題が今後も続くのであれば文言の修正は必要かと。
問四、解答が出揃ってくる前にぼんやり考えていた共通項は「単独市制後に合併していない」というものでした(松任市も宇治山田市も単独市制です)。解答された市の正誤が判明すると絞り込むことができますが、せめて想定解数の呈示がなければやはりこれも理詰めでは解けないかなあ。「想定解数47は大ヒントになる」のは全くその通りだと思いますが、だからといって十問全ての想定解数を隠すのではなく、前回のように想定解数を示す問題と示さない問題を混在させるのは多いにアリです。それから、この問の共通項は「市制施行日の月と日の数字が同じ」と解釈していました。
[94578]みかちゅうさんも軽く触れていますが、僕の感覚では1月11日と2月22日、11月1日も“ゾロ目”の日で、10月10日は“ゾロ目”ではないのです。
問六は結局Google検索で辿り着きましたが、金メダルとなった久喜市
[94210]の解答と合わせて確信した格好です。問題市五市は横須賀市や尾道市はともかく、『ケロロ軍曹』の西東京市は「そういえば作中“田無タワー”っぽいものが出てきたっけ」くらいの認識で、『僕だけがいない街』に至っては北海道であることは分かるものの苫小牧とは作中一度も言及されていなかったはず、むしろフィクションではあるものの架空の“テレビ石狩”や舞台の昭和63年には存在しなかった“石狩振興局”といった用語でてっきり石狩地方が舞台かと思っていました。やなせたかし氏が四国の出であることはは知っていましたが香美市というのも初耳。僕の解答の武蔵野市
[94288]“好きな所”というのは『そにアニ』もそうですが『SHIROBAKO』の方、それから“アニメ聖地88”では選ばれていませんが同じく武蔵野市が舞台の『甘々と稲妻』も好きな作品の一つです。『そにアニ』の聖地はレギュラー舞台の武蔵野市よりも第7話の舞台となった胎内市の印象の方が強いですかね。この“アニメ聖地88”そのものにもいろいろと物申したいことはあるのですが、本筋から外れるのでここでは割愛。僕が問題市5市を選ぶとするなら「秩父市、上田市、沼津市、境港市、竹原市」あたりかなあ、久喜市を入れるとあまりにあからさますぎるでしょう(と、思うのは“知ってる”人間だからでしょうかね)。
最後に、問題の問七。ノーヒントでは全く見当もつかず(佐渡市がある時点で隣接系は無いと思っていました)、「開始時より想定解16市減少」も市盗り関係に迷走するだけでした。結局、アナグラムを「となりあわないし」と解いて市との隣接がなく、誤答でもいいようにプラス石高の市から室戸市を選択しましたが、第五ヒント「想定解は正答市によって変動します。」を見るまで共通項はわかりませんでした。富谷市を盗られたから言う訳ではありませんが、この問題、問題市に隣接する市は漏れ無く該当しない市に挙げられているので、一番槍はどの市を答えても正答になるのですね。うまく言えませんが、なんだかとても釈然としません。