まず全体的に言えば、初めての10問完答(しかも誤答なし)と、初めての金メダルを獲れたことが何より嬉しかったです。本当は、余り手をつける気はなかったのですが、「ちょっとだけ、ちょっとだけ」と思いながらやっているうちに、気が付けば全問解答するはめになっていました(笑)。早目に想定解終了となった問題がなかったことがラッキーでした。以下は、解答順に問題別の感想です。
問八(読みがA市=B市+C市となる):加茂市
かぱぷうさんが泉大津市を解答される際に、“どうせなら「親分」を…”と書かれていたことのを見て、昨年のオフ会でのクイズ(
[54266]参照)が頭をよぎりました。初めは、2市の足し算という条件はわからず、古賀市の×に一瞬悩みましたが、問題、正答を見直して、すぐに気がつきました。
蛇足ですが、オフ会の場で最初に泉大津市を思いついたのは、たぶんたもっちです(笑)。
問四(都道府県庁所在地と姉妹都市などで提携している):小浜市→金メダル!
今回、十番勝負への取り掛かりが遅かったのですが、その時点でまだ正解が出ていないこと、問題に出身市の宝塚市があることでとても気になりまして、宝塚市で問題になりそうなことって何があるだろうかと考えを巡らせておりました。松江市と姉妹都市ということは知らなかったため、結果的には、元市民といことが有利に働いたわけではありませんが、モチベーションを持続させる効果は抜群だったかもしれません(笑)。共通項にたどり着いた資料はWikipediaでした。細かいきっかけは忘れましたが、姉妹都市が目に付き、「アメリカの都市と姉妹都市」などという可能性を考えたりしました。珠洲市のページに姉妹都市が載っていなかったので、ホームページを見ると、アメリカにはなくて、ブラジルにあることがわかり、南北アメリカまで広げていいのかとも思いましたが、それだときっともっとたくさん該当するだろうということと、郡山市はオランダにしかないことに気づき、この線は違うのかと一旦は諦めかけました。それでも、未練たらしく調べていると、ふと、宝塚市と珠洲市の両方に松江市が載っていることに気がつき(まさか松江市の姉妹都市が48もあるわけないよな(笑)と一瞬考えてしまいましたが)、他の都市も見てみると、県庁所在地という共通点が見えてきました。ただ、念のため、その時点での誤答市を調べてみると、かほく市が微妙でした。Wikipediaには、「姉妹都市・提携都市」の欄に高松市が載っているし、かほく市のサイトのリンク集には「友好都市」ということで載っていました。(今は「交流都市」に変わっているようです。グリグリさんからの問い合わせを受けて変更されたのでかとも思いましたが、
[56341]では高松市に確認されたようで、かほく市には確認されていないのかな。ちなみに、1/12時点でのGoogleのキャッシュには「友好都市」として残っていました、なんてことを書いてしまうのは、とても意地悪ですね(笑)。)そこで、可能性として考えたのは、
[56176]にも書いたとおり、「姉妹」都市限定なのではないかということでした。そうすると、適当に調べた限りでは、想定解がそんなになさそうだとは思いましたが、誤答を恐れる理由もありませんので、チャレンジすることにしました。そこで、近畿から適当に県庁所在地の姉妹都市を探しているうちに、奈良市と小浜市の関係を発見しました。もしやと思って調べてみると、案の定、
東大寺二月堂のお水取りに関係する縁のようでした。たもっち自身、
[42132]でこのことについて投稿したことがあったので、こりゃいいや、と解に選んだのでした。もちろん、「姉妹」都市と明記されていることも大きなポイントでした。
問五(一つの市とのみ隣接する):淡路市
第二ヒントのアナグラムを「相手がひとり」or「ひとりが相手」と考えて地図を見てみたら何となく見えてきました。第一ヒントの意味もわかりました。近場で探したらすぐに淡路島に気が付きました。橋で明石市にも接してるのが気になりましたが、正解になっている鳴門市も同じ条件と気が付き、これで行くことにしました。
問九(「温泉」の入った鉄道駅がある):大田市
想定解が残り少なくなっていたので、先に考えることにしました。第二ヒントのアナグラムから考えようと思ったのですが、全くひらめかず、第一ヒントの南阿蘇村を地図で眺めていたら、南阿蘇鉄道が目に付き、そういえば、今回はまだ鉄道系の問題に出会ってないと思いながら、アナグラムを見たら、「えきめい」が目に付きました。これだと思って南阿蘇村の駅を見てると、「阿蘇下田城ふれあい温泉」駅を発見し、問題、正答を検証したところ、「○○温泉」駅に間違いないと確信。ただ、ここからが問題で、Yahoo!地図で「温泉」を検索すると、ヒットしたところは既に解答済みのものばかり(なぜか、戸狩野沢温泉駅はヒットせず。
[56188]EMMさんが発見された問題に関係あるのでしょうか?)。飛騨市は残っていましたので、「よし、もらった」と思いかけましたが、脳内に神様が下りてきて「ちょっと待て、そこはダメだ」と告げてくれました。危ないところでした(笑)。そこで、Mapfanで調べ直すと、「戸狩野沢温泉」「温泉津」と山形市と伊豆の国市の「温泉」がヒットしました。
[56056]で書いていた「4市」がこれらのことですが、いちばん安全に飯山市で行こうかと思いつつ、なぜか冒険心がうずき、ただ、索道までは冒険できず(笑)、「おんせん」と読まない変り種の「温泉津」を選択しました。この頃から、出来るだけ未答の県から答えることを意識し始めたので、回答したことがある長野県を避けたい気持ちもありました。
(
[56176]に書いたとおり、上記の「4市」は勘違いしていまして、解答時点で、残り「想定」解は「3市」しかありませんでした。もし、正しく「残り3市」と認識していたとしたら、「2つを除くとしたら索道だろうけど、ひとつを除かないといけないとしたら・・・」と考え、唯一読みが違う「温泉津」は避けていたかもしれません・・・。)
伊豆の国市のことについては、星野彼方さんと全く同じところに着目していたようです。ウォッちずでも「おんせん」と出ていましたが、正式な駅名は「長岡温泉」だったのですね。ところで、EMMさんなどが発見されていたという、他の可能性は何だったのかが気になっています。飛騨市同様、廃線関係かと思って、適当に調べてみましたが、それらしい情報に行き当たらなかったもので・・・。
問二(都道府県名の文字が入っている):沖縄市
第一ヒントの隠岐の島町を地図で眺めていたら、なぜか突然ひらめきました。解としてぱっと思いついたのは、近所の京田辺と長岡京でしたが、もちろん京都府は解答経験ありなので、未答県から探そうと思いました。できれば、県名そのままでないところから選びたかったのですが、探すのが面倒になり、とりあえず沖縄県は未答だし、これでいいや、と選びました。
問六(問五の想定解市と隣接する):大洲市
第二ヒントのアナグラムですぐに「相手が隣」というのは読めたんですが、意味がなかなかわからず、やっとこさ問五との関係に気がついたときには思わず笑ってしまいました。できれば、問五で答えた淡路市の相手を答えたかったのですが、深夜特急さんが既に答えられていたので、未答県から、かつ、対応する問五の解がまだ出ていないところを探しました。よくよく見ると、深夜特急さんは問五と問六を同時に解答されていて、してやられた気分でした。
問三(国宝建造物がある):長崎市
今川焼さんのコメントをヒントに正答されている方が多いので、何度も読み返しみましたが、けいはんな線の沿線と言っても、某大学院大学しか目に入らず、その線からは何もわかりませんでした。結局、第三ヒントが出てからの回答でした。唯一の洋風建築物の国宝である大浦天主堂の所在地である長崎市を選んでみました。
問七(日本の歴史公園百選の公園がある):西都市
こちらも、第三ヒントでやっとわかりました。はじめに「歴史公園」で検索しても何が基準かわからなかったのですが、解の数から、もしや「百選」ってのがあるのかな、と思って検索したらビンゴでした。
問一(1月1日に編入を行っている):岡崎市
これと問四だけは、解答時に共通項の確信が持てないまま解答してしまいました。この頃には、誤答なしの完答も視野に入っていただけに、冒険はあまりしたくない気もあったのですが、誤答市から1月1日編入以外のものを消していくと、袋井市ひとつしか残らず、どんな条件かはわからないけど、それで弾かれる可能性は低そうだし、まあ、福知山市、島原市と同じ、2006/1/1に編入があったところならきっと無難だろうと楽観していました。
問十(面積が都道府県の面積の10%以上である):大阪市
これは第三ヒントが出てからもしばらくわかりませんでした。最初「じょういいちわり(上位一割)」と解いてしまい、その前から思いついていた「相対を評価」とも何となく整合していましたので、ここから離れらなくて困りました。やっとこさ「一割以上」に気付いて、面積データをエクセルで処理し、オートフィルタで一割以上の市を抽出して、「780レコード中55個が見つかりました」という表示を見た時のスッキリ感は忘れられません(笑)。大阪府は答えたことがありましたが、実面積が一番小さいというところが気に入ったので、大阪市を選びました。
ちなみに、センター試験は、地理Aが75点、地理Bが76点でした。去年は、数字は覚えてませんが、9割近くとれた覚えがあるので、ちょっとがっくりしましたが、某K塾のサイトにあった、「昨年に比べやや難化」というコメントに慰めてもらいました(笑)。