[110115] むっくんさん、変遷情報の見直しについて
[110080]、確認とフォローをありがとうございます。
最初に、今回のご指摘を受けて
[110080]に記載した評価用サイトの内容について概ね確認していただけたと判断し、今回の修正分を含め本番サイトに反映しました。今後は、本番サイトで更新作業を進めます。以下、
[110115]でいただいた確認事項への対応です。
[110115] むっくんさん
正しくは[109212]拙稿の
1952(S27).4.28 東京都 小笠原諸島が正式に米国統治下になる 小笠原諸島5村廃止
1952(S27).4.28 鹿児島県 奄美群島が正式に米国統治下になる/奄美群島において従来の市制町村制が正式に適用外となる 大島郡6町14村
1952(S27).4.28 沖縄県 沖縄県が正式に米国統治下になる/従来の市制町村制が正式に適用外となる 3市5町50村
であり、それを説明したつもりでした。
修正しました。
1947(S22).5.3 得撫郡, 新知郡, 占守郡を除く全ての市町村において市制町村制を廃止し地方自治法施行 11市59町209村
480 2010(H22).4.1 支庁設置 根室振興局 根室支庁を改め、新たに根室郡, 花咲郡, 野付郡, 標津郡, 目梨郡, 国後郡, 色丹郡 の区域をもって根室振興局を設置する
として書いても異論は生じないと考えられます。
修正しました。
そして日本国外務省の立場にたつと、領土の境界線が確定していない現状でも、
1945(S20).8. 得撫郡, 新知郡, 占守郡の区域をソ連が占領
1945(S20).8.28-1945(S20).9.5 国後郡 泊村, 留夜別村, 色丹郡 色丹村, 紗那郡 紗那村, 択捉郡 留別村, 蘂取郡 蘂取村, 花咲郡 歯舞村の一部(珸瑶瑁水道にある貝殻島及びそれ以東の諸島部)の区域をソ連(現:ロシア)が占領
1952(S27).4.28 得撫郡, 新知郡, 占守郡の領有権放棄
1952(S27).4.28 支庁変更 根室支庁 得撫郡, 新知郡, 占守郡 の区域を管轄区域外にする
とソ連からの占領区域を時系列順に分けて書けば特に問題もないのではないかと思います。
上記について新しく説明項目を追加しました(緑字)。
前述の未対応の北海道の一級二級町村制のデータを追加する際には、既存データも含め、変遷種別を一級町村制、二級町村制にするつもりなので、さらに2つ追加になります。
それで、特に問題はないのではないかと思います。見やすさを考慮すると、単に二級村が一級村になった1907(M40).4.1の札幌郡豊平村のような事例は別枠とせずに、例えば二級町と二級村が合併して一級町となった石狩郡石狩町
1907(M40).4.1 新設/町制 石狩郡石狩町 石狩郡 石狩町, 花川村
のような事例と同列で並べた方が見やすいのでしょう。
こちらは未対応です。もう少し時間をください。
このうち以前からの基準でも、#30は
30 1906(M39).4.1 郡変更 広尾郡 当縁郡 歴舟村, 大樹村, 当縁村の一部
68 1906(M39).4.1 新設/村制 広尾郡茂寄村 広尾郡 茂寄村, 歴舟村, 大樹村, 当縁村の一部
を併せて
68 1906(M39).4.1 「郡変更/」新設/村制 広尾郡茂寄村 広尾郡 茂寄村, 「当縁郡」 歴舟村, 大樹村, 当縁村の一部
とすれば何の問題もないところであり、#31も
31 1906(M39).4.1 郡変更 十勝郡 当縁郡 当縁村の一部
67 1906(M39).4.1 新設/村制 十勝郡大津村 十勝郡 大津村, 長臼村, 鼈奴村, 十勝村, 当縁村の一部, (十勝国)中川郡 旅来村
は
67 1906(M39).4.1 「郡変更/」新設/村制 十勝郡大津村 十勝郡 大津村, 長臼村, 鼈奴村, 十勝村, 「当縁郡」 当縁村の一部, (十勝国)中川郡 旅来村
とすれば何の問題もないところです。
修正しました。
次に、郡区町村編成法の村が記載されている
20 1899(M32).5.20 支庁変更 岩内支庁虻田郡 倶知安村 虻田郡倶知安村を室蘭支庁から岩内支庁へ
21 1899(M32).5.20 支庁変更 上川支庁空知郡 富良野村 空知郡富良野村を空知支庁から上川支庁へ
32 1906(M39).4.1 支庁変更 上川支庁勇払郡 占冠村 勇払郡占冠村を室蘭支庁から上川支庁へ
#倶知安村は1893(M26).12.16に郡区町村編成法にて虻田村より分立、1906(M39).4.1北海道二級町村制施行
#富良野村は1897(M30).7.1に郡区町村編成法にて新設、1903(M36).7.8に同法で上富良野村と改称、、1906(M39).4.1北海道二級町村制施行
#占冠村は1905(M38).5.31に郡区町村編成法にて辺富内村(1919(T8).4.1北海道二級町村制施行される勇払郡似湾村の一部となる)より分立、1919(T8).4.1北海道二級町村制施行
ですが、以前[83624]拙稿では
色で区別したり、詳細欄で対応するというのが現実的なところでしょうか。
と提案しています。
とりあえず、詳細欄に"#"以降の記述を追記更新しました。
また、
[110080]で書いた、
(1)これまでなかった変遷種別について
市制特例(1889.4.1大阪市,1889.5.1東京市)、町村制(1943.6.1北海道)、指定町村制(1943.6.1北海道)、日本国領土外(1946.2.2東京都/鹿児島県)、日本国領土(1946.2.28鹿児島県,1946.3.22東京都)、地方自治法施行(1947.5.3全都道府県)、と6つの新しい変遷種別を定義しました。このままでとりあえずよいかなと思っています。変遷情報検索の変遷種別には追加するつもりです。
新しく追加した変遷種別について、
変遷種別の説明ページ、
変遷情報検索への追加はまだできていません。というのも、日本国領土外と日本国領土が鹿児島県と東京都について適用していますが、北海道や沖縄県についても鹿児島県や東京都と同じレベルで(詳細情報として)記載すべきではないかと思っています。ご意見をいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
以上ですが、トップページの説明文なども修正を入れています。また、
[110080]で、
そもそも、3項は市制町村制施行時など、最初の市区町村誕生などを一括表示した方が分かり易くなるだろうとの意図からだったと思いますが、だんだん適用範囲を広げてきた結果、現在のように1件の変更データについても括り出すことになっています(北海道、東京都、大阪府など)。結果的に現在の別枠にする基準は、市町村制など法律施行のタイミング、領土外・領土復帰のタイミング、となっています。「法的根拠等に基づく変遷(都道府県別詳細)」にしましょうか。あるいはもっとよい案・・・
の件については、とりあえず「法的根拠等に基づく変遷(都道府県別詳細)」と修正しました。
以上ですが、細かい点も含めご意見等いただければと思います。もちろん急ぎませんので。何卒よろしくお願いいたします。