土木技術の進歩とともに増加してきた長い橋やトンネル。山間の「点線国(酷)道」も徐々に少なくなるのでしょう。もともと交流がほとんどなかった地域にわざわざ多額の税金を投入してまでトンネルを掘る必要があるのか、という批判ももちろんあるわけですが。
さて、日本にたくさんあるトンネルでいちばん長い「歩行者の通行が可能なトンネル」はいったいどこなのか。というわけで調べてみました。
まず、
雁坂トンネル(埼玉県秩父市~山梨県山梨市・6625m)は自転車や歩行者の通行は禁止。稲生さんはご自身のホームページに
県境の写真を載せるために山梨県道路公社に問い合わせたなんて話もありましたっけ(
[46869])。
で、雁坂トンネルのサイトに「2番目に長いのは寒風山トンネル(愛媛県西条市~高知県本川村・5432m)である」とのことです。写真は
こんなのが見つかりましたが、歩道といっても車道より一段高いだけの模様。歩行者の通行を禁止していないというだけで、歩いて通り抜ける人なんているんでしょうか? 普通に歩いてもたっぷり1時間はかかるわけで、空気の悪いトンネル内を歩きたいとは思いませんね(笑)。
そして3番手は安房トンネル(長野県松本市~岐阜県高山市・4370m)ですが、こちらは高速道路に組み込まれる予定の安房峠道路ということで、自動車専用の模様。旧道がそのまま残るのでそっちを歩け、ということなんでしょう(そもそも歩く人がいるとも思えないが)。
長いトンネルをいろいろと調べても、歩いて通ったというレポートが見られないのが残念。暗闇をレポートしても面白くないし、そもそも車なしでは訪問するのさえすご~く不便な場所ばかりだから仕方ないですね。
歩いて渡れる長い橋ならば、しまなみ海道の来島海峡第三大橋(愛媛県今治市・1570m)でいいのかな。自転車で渡ったことがありますが、橋なのでなかなかの眺めですよ。
#陸上の橋だと…どこなのかなぁ?