久々にのぞいてみたらご指名があったようなので……。
[65672]JOUTOUさん
5月以降、土休日の試合は3万人前後入るようになり(本日は29,719人)、初の試みである県営大宮球場での主催ゲームでも満員御礼を記録するなど、『地域密着』戦略はまずまずの成果を出してますね(個人的には「埼玉西武」という呼び名はまだ違和感を覚えますけど)。まぁ、昨年の入場者数がひどすぎた、という見方もできますが。今後、土休日の主催試合が少ないのがやや気になりますが、シーズン通しての入場者数大幅増の期待はできると思います。
ところでプロ野球と言えば、今日の日本ハム対オリックス戦が開催された釧路市民球場は日本最東端のプロ野球公式戦開催球場です(JOUTOUさんへのレスだけ書くと地理ネタからほど遠くなってしまうのでちゃんと地理ネタに持って行きます)。私は地方球場でのプロ野球観戦も好きで、4年前には日本最北端のプロ野球公式戦開催球場であるスタルヒン球場(旭川市花咲スポーツ公園硬式野球場)まで試合を見に行ったこともあります。
一方、プロ野球公式戦開催地の最南端・最西端ですが、沖縄は春季キャンプのメッカだけど公式戦は開かれたことがない……と思っていたところ、今から33年前の1975年5月に那覇・奥武山野球場(現在改修工事中)で開催されたというのをこの記事を投稿する際に調べてみて初めてわかりました。私が生まれてからは1度も沖縄でプロ野球が行われたことがないということですね。
ちなみに今年のプロ野球公式戦(一軍戦)で本拠地球場以外で開催される都市をまとめると(神戸(スカイマーク)はオリックスの正式なフランチャイズではなくなりましたが試合数が多いので除外します)以下のようになります。ひょっとしたら雨天中止になった試合もあるかも知れませんが、あくまでも当初に発表されている公式戦日程表を基準にしています。
北海道地方 | 函館×2、旭川×2、釧路、帯広 | 4都市 | 6試合 |
東北地方 | 盛岡、秋田、山形、福島×3、いわき | 5都市 | 7試合 |
関東地方 | ひたちなか、宇都宮、前橋、さいたま、平塚、相模原 | 6都市 | 6試合 |
中部地方 | 富山×3、金沢×3、福井、長野×4、岐阜、浜松、豊橋 | 7都市 | 14試合 |
中国地方 | 倉敷、呉、福山 | 3都市 | 3試合 |
四国地方 | 松山×3 | 1都市 | 3試合 |
九州地方 | 北九州×3、熊本、大分、宮崎 | 4都市 | 6試合 |
これを見て気付いたこと。
・開催都市の人口は最大…さいたま市(約119万人)、最少…ひたちなか市(約16万人)でいずれもひらがな市名。
・近畿地方での地方球場開催が1試合もない。
・球団の本拠地ではない政令指定都市のうち、川崎、新潟、静岡、京都、堺では試合が行われない。なお、川崎はロッテの旧本拠地。また、堺以外の4市はサッカーJ1の本拠地。
・同様に、関東地方の県庁所在地で試合がないのは水戸だけ(茨城県はひたちなかで開催)。
・北陸3県での試合の多さが目立つ(富山、金沢、福井を合わせて7試合)。
・中国地方の広島県以外の開催地は岡山県倉敷市のみで、山陰地方では試合なし(同じ日本海側でも北陸と差がある)。
・四国は松山が唯一の開催地。
プロ野球チームがない地方の人にとってはこういう地方球場での開催を心待ちにしているファンも多数いると思いますが、一応ほぼ全国で試合が行われているものの、その分布を細かく見ると四国が松山だけしか行われないなど、結構偏ってますね。全国的に見ると中部地方以東で多く開催され、近畿地方以西ではあまり行われない傾向があるように見えます。日本ハムの北海道移転・楽天の参入などの影響もあるのでしょうか。
※訂正履歴:【1】誤字の訂正及び説明の補足