鉄分の濃い書き込み、お許しください。
[76959]k-aceさんが指摘されている18きっぷの件ですが、私は今回の特例措置に関して別な見方をしています。利用期間は12月10日~31日なのですが、問題となるのが発売期間。12月1日から発売となっており、よ~く考えると12月1日~3日のわずか3日間JR東北本線だったこの区間で、「みどりの窓口」のある三沢・野辺地・小湊・浅虫温泉の各駅では、(実際現地でどう扱っていたかは分からないものの)理論上は18きっぷ、売ることができていたはずです。それを、三セク移管の4日を境に数日前まで売っていた企画きっぷが使えない、という事態は混乱の元なので特例措置を設けた、と理解していました。現に、特例措置には同じ青い森の路線にもかかわらず目時~八戸や、それと事実上直通して一本化しているIGRいわて銀河鉄道が内包されていません。新たに移管された区間のみが特例化されているのは、そういう事情ではないかと。
他の方も指摘されていますが、孤立化を防ぐ目的での特例設定であれば、やはり18きっぷ単独では孤立して訪れられない八戸線も救済すべきであり(八戸で接している新幹線は、18きっぷ無効ですから)、想像するに例年なら次の発売時期である春にはこの特例、私はなくなってしまうのではないかと思っています…まぁ、しっくりこないというか、残念な気もしますけどね。
また乗り入れに関してですが、実は(本数僅少であまり日の目を見ないものの)津軽線も事実上孤立化しているんです。青森界隈は以前から営業上盛岡支社のテリトリであって、稼動する車も八戸管理分が圧倒的でした。青い森鉄道が挟まることで、三厩まで走っている気動車のネグラをどうするのか気にしていたんですが、結局伝統的に面倒を見てきた八戸の手を離れることはなく、朝晩1往復ずつですが、八戸~青森間架線下を走り抜ける気動車が存続しています(一部、津軽線蟹田と直通)。車庫の行き帰りを兼ねているのですが…あまり能率がいいとは言えず、これもそのうち五能線とセットで秋田で面倒を見るように改められるかもしれません。多分、気動車を走らせる分何らかの金銭的調整が行われているのでしょうし…。
こうしてみると今回の開通区間、鉄道ネットワークというキーワードでだけ着眼してもいろんな要素が含まれていて興味深いです。