[81899]グリグリさん
人口増減ランキング、せっかくなので興味本位で見てみました。
増加の著しいところ、減少の著しいところのいずれも自治体合併が少ないというのも注目です。
前者はベッドタウンで宅地開発が盛んなところ、工場誘致で定住者が増えたところが多く挙がっているようです。数百人単位の人口増が増加率に反映しやすいという点で、都市近郊の面積の小さい町村が挙がりやすいのは当然のところ。こういったところは比較的財政も確保できるので、自治体合併に走る必要性もあまりなかったのでしょう。
都心3区も高層マンションの開発などで人口集中が進んでいますが、中央区の人口が1.7倍とは驚きます。月島や晴海あたりにマンションは確かに増えたけれど、そこまで増えたのか・・・。
あと、都市部は国勢調査から漏れている住民(単身世帯などで居住者をつかまえられない)も多そうなので、実数はもっと増えているのかもしれません。
一方で、後者は山間部や離島の町村が多く上がっています。合併すると役場・役所まで遠くなるというのを嫌って合併しなかったというところもあるでしょうが、財政面などで合併話がうまくいかなったようにもうかがえます。
国勢調査の町丁目別人口を利用して「旧自治体単位の増減比較」をすれば、広域合併に走ったけれど人口流出は止まらず中心部に集中するだけだった、というようなことが見えるかもしれません。一覧を作成するのはものすごく大変そうですけど。