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[48252]2006年1月11日
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[48229]2006年1月10日
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[47996]2006年1月6日
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[45484]2005年10月7日
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[45288]2005年10月1日
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[45258]2005年9月30日
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[45226]2005年9月29日
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[45220]2005年9月29日
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[45148]2005年9月25日
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[44339]2005年8月20日
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[44301]2005年8月19日
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[44206]2005年8月16日
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[43996]2005年8月9日
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[43919]2005年8月7日
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[43526]2005年7月26日
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[43350]2005年7月23日
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[42849]2005年7月6日
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[42802]2005年7月4日
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[42771]2005年7月3日
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[42662]2005年6月29日
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[42502]2005年6月21日
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[48252] 2006年 1月 11日(水)12:59:22スナフキん さん
駅名七・五調、新たな発見
[47275]でにまんさんがJR大和路線の「五・七・五・七・七」並びを取り上げていらっしゃいますが、昨日の残業帰りで何気なく地下鉄直通列車の停車駅案内を見ていて、ふとこの話題を思い出しました。乗っていた地下鉄の電車が地上に出てからの停車駅が、よくよく見ると「五・七・五・七・七」ほど整ってはいないものの、駅名読みが七・五調となって並んでいたんです。もう何年も利用しているのに灯台下暗し、これは気づきませんでした。

和光市・朝霞(7)
朝霞台(5)
志木・柳瀬川(7)
みずほ台(5)
鶴瀬・ふじみ野(7)
上福岡(字余り6)
新河岸・川越(字余り8)
川越市(5)

字余りが連続するので胸を張れませんが、きれいな並びであることは言えるかもしれませんね。

以上、十番勝負最中の下らない板汚しの話題でした(汗)。
[48229] 2006年 1月 10日(火)13:37:53スナフキん さん
大字のこと
フォローにならないかもしれませんが、地図を作る上でこんな感じなのかな…と思える部分をいくつか。
[48147]ひーさん
区名のあとに「○○町大字△△・・」となっていますが、「○○町」自体が大字だと思うんですが・・。
とのことですが、これは必ずしもそうだと言い切れない面があります。同様の例が名古屋市内に散見されます(北区楠町大字~、港区南陽町大字~、緑区有松町大字~など)から、何か名古屋市独特のルールがあるようにも思えます。最近見た例では、合併が絡みますが「青森市浪岡大字○○」というケースがありました。こういった例を見るとあたかも「大字」の上に相当する「何か」があるようにさえ見えてきて、名古屋市の例が飛び抜けて特殊というわけでもなさそうです。ぱっと見では、全国各地のいわゆる「広域大字」の類(愛知県では一宮市の「一宮市丹陽町」「一宮市千秋町」などがそれにあたります)ともとれます。

もともと大字の概念にはこれといった全国的な統一性があるわけではなく(以前にも挙げた岩手県独特の住所「第○地割」の存在もあります)、あいまいさが顕在していたところへ持ってきて、ここのところの合併に伴って生じた大字改変の取り扱いが各所でまちまちで、ますます混沌としてきているのは事実です。大字という概念を全国的に網羅し、統一した見解で纏め上げようというのは、多分無理だと思います。

ちなみに、住宅地図では「大字」付ですが、道路地図では大半が「大字」無です。
これは地図の用途及び目的の違いによるものですね。住宅地図は1つ1つの建築物が主人公ですから、それらの住所を正確に記していなければ都合の悪い事態もあり得ます。一方、道路地図で大字の有無はハッキリ言ってどうでもよく、大まかに住所・地名が読み取れればよいので、判読不能にならない程度の誇張や省略が行われます(多分、郵便物が「大字」を入れずとも届くために省略される傾向が強いのでしょう)。また、地図が表す縮尺も表記の省略化を大きく左右する要素で、住宅地図は超拡大図が基本であり住所を略さずとも記せる紙面であるのに対して、道路地図では住宅地図ほどに拡大した図はごくまれである割に情報量は多く、どうしても省略が避けて通れないという、地図特有の事情が表記の揺れには見え隠れしています。ですから、どの表記が正しいのかを判断するのも、市販の地図がこれだけ表記の統一ができていないのですから、意外と難しいのです。ちなみに例として挙げられた「歩道橋の表記」ですが、これはユーザの立場にしてみればそんな厳密な表記は要らないのですが、何分道路に建植された構築物は官公署である警察が管轄することが多いので、この絡みできっちり書かれている…漠然とそんな気がします。

うーむ、大した答えになっていない気もしますが…(汗)
[47996] 2006年 1月 6日(金)15:09:04スナフキん さん
仕事始めの、初コーヒーブレイク(?)
すっかり年が明けてしまいました。スロースタートな勤務先は今日が仕事始め。年末に一杯になったスタンプカードでブルーマウンテンのコーヒー豆200gをロハでゲットし、PCデスクの周りはいい香りがプンプンしています。

望み薄のつもりで元旦に向かった福島県いわき市勿来の日の出ポイント、雲が多く水平線からの日の出にはなりませんでしたが、雲の上から初日の出自体は拝むことができました。関東を始め全国的に天気がパッとしなかった元旦だっただけに、喜びもひとしおです \(≧▽≦)/ヤッター! で、いまは勤務先のWindowsマシンのデスクトップ壁紙にこの初日の出を設定してあります。こんなおてんとう様が拝めたのだから大満足です。母校の箱根駅伝での順位なんて、どうでもいいんです(謎)。

その後乗り継いだ特急では眠気に負けてまどろんでいたのですが、起きて気がつくと亘理。太平洋側とは思えないほどの積雪で一面の銀世界に面食らってしまいます。寝起きのせいもあって、まるで夢の中のような気分でした。仙台で放り出されたときの寒さといったら!参りました。仙山線電車が山形から山を越えて雪まみれで到着しています。太平洋側でここまで冬景色になっていたとは…散々メディアが取り上げている今季の記録的な大雪ぶりを、早くも仙台で痛感することになってしまいました。

臨時「こまち」でとんぼ返りした大宮では、百貨店がまだ店開きしていないあおりなのかとんでもない人出でごった返す「エキュート大宮」を、足の踏み場を探しつつ冷やかして、長野新幹線「あさま」へ転身。こちらは逆に軽井沢の雪の少なさに拍子抜けしましたが、上田を過ぎて五里ヶ峯を越えてからの雪の増え方にはオドロキ。上田と長野って、盆地続きに見えるけれど気候はかなり違っているのでしょうね、これほどの積雪差があるとは思いもしませんでした。天気は北関東を経てすっかりよくなり、浅間山はもちろん、姨捨越えに挑む特急「しなの」からは飯縄山も青空に映え、足元に臨む一面の銀世界共々、ここでも夢見心地にさせられます。

各地での町並みの変貌も年始から抜け目なく(?)チェック。長野市内の超一等地(元、そごう跡地?)では再開発事業が進捗し、信越放送の本社が郊外から移ってくるのだとか。松本駅は、合併特例債活用事業なのか線路をはさんでの自由通路築造工事がたけなわでした。年末最後の書き込みにもしたためましたが、合併の大嵐のあるなしにかかわらず、地表の変化は絶えることがありません。こうして、地図屋の仕事も量の増減こそあれども未来永劫続いていくのだなあと実感した次第です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
[47783] 2005年 12月 31日(土)23:08:39スナフキん さん
本年もお世話になりました
ただ今、調整睡眠から目覚めました(汗)。で、食事調整のために今はソーセージとミニトマト、コーヒーにチョコレートをつまんでいます。もちろん紅白歌合戦など関係のない生活で、大晦日にいったい何やってんだか…。

本年も、オフ会を始めいろいろと落書き帳にはお世話になりました。殊に、仕事をする上で合併情報にはどれほど助けられたことか、ここでは書き尽くせないほどに重宝させてもらいました。改めて感謝する次第です。来春をもって、一応合併の大嵐は収束が見込まれています。これで少し仕事が落ち着けばいいなあと思う反面、仕事が減っちゃうなあ、減税もなくなるから生活がくるしゅうなるなあ…とか、来年をちょびっと憂慮したりしています。ともあれ、合併が落ち着いたからと言って落書き帳でのおつき合いが終わってしまうわけではありません。来年もどうぞよろしくお願いいたします。そして、皆さまにとってよい1年でありますように。

さて、時間が来ました。これから一旦出社(?)して時間調整をして、大宮3:40発のお座敷電車「常磐初日の出号」で、望みの薄い初日の出にチャレンジしてきます(前段に書いた調整は、そのためです)。その後、JR東日本の乗り放題企画きっぷを駆使して、仙台~大宮~長野~松本~八王子~笠幡(汗)のグリーン車だらけの豪遊日帰り旅を楽しんできます。で、実家に戻って、たぶん撮りためることになるであろう電車の数々を甥っ子にせがまれてテレビ鑑賞することになろうかと…。また、エネルギーを使う長期休暇になってしまいそうです。
[47523] 2005年 12月 19日(月)13:15:26スナフキん さん
鉄道ネットワークの拡大 in東武
東武が先週末に、来春からのダイヤ改定を発表しました。ご存知の方も多いと思いますが、この目玉は報じられている通り「スペーシア」の都心(ここでは池袋・新宿とします)への乗り入れ!です。けれど、今回の発表ではそれ以外の重要な改定内容も表に出てきました。

あまり鉄ばなしをディープにするのもいかがなものかと思うので、鉄道ネットワークの拡大として着眼すべきポイントを2つに絞って言ってしまいます。沿線の方には不快な表現に見えるかもしれませんが、東武として北関東エリアを事実上切り離しにかかったということが1点。最優等列車を地下鉄へ直通させ、直通列車に既存路線のイニシアチブを握らせるということが1点、これに尽きます。特に後段のポイントは従来の常識を覆すかのような大改編であり、ここまで地下鉄直通列車を持ち上げる例は東京周辺では、全列車直通の東急田園都市線など一部の例外を除いては初めてのケースと思われます。列車種別の大幅な変更も行われ、従来は特別料金を取る種別だった「急行」が一般化されたり、新たな種別が生まれたりと変化の度合いはきわめて大きく、沿線利用者は頭の切り替えが大変そう…。

かねてより東武伊勢崎線は、日比谷線という直通相手を持ちながらも車両規格の都合上優等列車として運転できないジレンマを抱えていました。このことで何度メディアや利用者から突かれ続けたか分からないほどだったわけですが、今回ようやく大型車両の長大編成による優等列車の直通を手中におさめたと言えます。同時に、JRとの接続駅でありながら運転本数の点できわめて冷遇されていた久喜駅が、改良の甲斐あって直通列車を受け入れ、さらに特急も一部停車させることで倍近い本数増の恩恵を受けることになりました。以前は東武動物公園で分かれた日光線・南栗橋の方が本数が多かったため、ここでも立場の逆転が生じています。

これ以外にも来春にはゆりかもめの延伸が予定されているほか、その後には東京メトロ13号線(仮称)の開通も控えています。しかし東京における鉄道の網の目は、このような純然たる路線の新設・延伸がそれほどなくとも、確実に外へ外へと広がり続けていくようです。
[47348] 2005年 12月 13日(火)09:22:21スナフキん さん
ショックなので思わず即レス
[47341]紅葉橋律乃介さん
来春のダイヤ改正で、「利尻」と夜行の「オホーツク」は廃止されるようです。
ぐぁ~! ホントですか。どちらも全区間利用経験があるので、ある意味高千穂の存廃以上にショッキングな情報です。しかも週末、情報量の豊富な鉄仲間との忘年会の席でさえ、そんな話は微塵も出なかったのに。閑散時の需要減をピーク時の需要増で補うことができなくなったということなのか、それとも運行自体に人件費がかかりすぎるのか、はたまた車両がくたびれてきて現業が泣きを入れてきたのか…全部が理由にも思えますが、いずれにしても大変惜しまれます。同区間の夜行バスが恐らく残存するとは言え、鉄道輸送における夜行需要は、長らく安泰だった北海道においても冬の時代を迎えることになるのですね。今はなき快速ミッドナイトなどをフル活用し、北海道フリーきっぷ、その少し前は北海道ワイド周遊券で道内を縦横無尽に走り回ることのできていた時代が、もう懐かしく感じられるほどに…そんなに時が経ったようには思えないのですが、私の思いだけが当時のまま置いてけぼりになっているみたいです。
[47329] 2005年 12月 12日(月)13:15:59スナフキん さん
いろいろレスなど
週末はネットの集まりで忘年会がありました。ただ酒を飲みに都内へ出るのはつまらないので、千葉まで足を伸ばして空中散歩(?)を楽しんできました。一日乗車券を買い求めたら、まだ千葉ロッテマリーンズ日本一記念柄でした、一体いつまで引っ張るんだろう…(苦笑)。その後忘年会前なのに「酒々~」と云ふ地で電車を乗り換え、佐倉市内に生息していた「コアラ」を引退間近の我がデジカメで補足することに成功しました(謎)。この後都内へ戻ろうと駅で待っていたら、なかなか年期の入った車両が各駅停車としてやってきました。ブルーグレーの車体にとってつけたような行先表示を出しています。夕陽に向かって走るこの古兵にうっとりし、船橋の高架化をこの目で確認した後も抜いてく列車に移ることはせず、地下鉄直通列車を捕まえられる青砥まで延々と乗り通してしまいました。こういう、車体全体にしっかりと色を塗った車が活躍できるのは、あとどれほどなのでしょうね…。

さて、いろいろレスです。
[47265]N-Hさん
高架下にある電気街から上の高架を見上げても、高度がずいぶん高い割りに幅が狭く、かえってあまり気になりませんね。
そうですねぇ…。私が例として挙げた2ヶ所は、[47267]でYASUさんも指摘されている通り、狙ったわけではないのですがいずれも上を越す方が複々線で、日陰がド~ンとできてしまうのです。これは近所に住まう身になってみればとんでもない話。いろいろ考えてみると、新大阪も高架を跨いでるわけではないですけど、新幹線の存在感は物凄く大きいですね。

[47278]今川焼さん
近鉄のあおぞら号という修学旅行用の2階建て電車
私も高校の修学旅行では近鉄の団体列車を利用して奈良まで移動しました。この時、特別仕様車の登場を期待していたら、「鉄」的にはもっとびっくりな車が。本来は地下鉄烏丸線に乗り入れるはずの車が京都駅に姿を現したものですからもう、こちらは大興奮。一応近鉄カラーの車なのですがちょっとモダンな顔格好でした。残念ながら系列まではよく分かりませんが、3000なんぼ、だったかと思います。後から、修学旅行担当教諭が旅行会社をスルーして近鉄と直談判し、この時間帯なら車が余っているはずだからよこせと依頼したのだと、本人が豪語していました。この教諭も相当な鉄ヲタでして、まったく困ったものです(苦笑)。
[47259] 2005年 12月 9日(金)10:05:25スナフキん さん
奈良のお話
奈良の件、私は宿泊扱いですが多分6泊しています。うち2泊が高校の修学旅行。中学の時は奈良には行っていますが宿泊は大津でした。残り4泊のうち1泊は幼少の頃に泊まっているはずですが場所は定かでありません。2泊は奈良ユースホステルで、この時に訪れた天理教本部(私も信者ではありませんが)でモーレツなカルチャーショックを受けたのでした。そのインパクトは多分、大仏の訪問時以上のものだったと思います。往路で絡んだ天理教専用団体臨時列車「急行・東京おじば」号の存在、道中車内で紛失しかけた青春18きっぷの捜索にかかるすったもんだと合わせて、強烈な記憶として残っています。私は宗教系大学出身のせいか一時期宗教の本山巡りを(悪趣味と分かっていながら)好んでしていた時期があり、金光教本部も前後して訪れています。

最後の1泊は社員旅行でして、宿泊は奈良市内のビジネスホテルでしたが、案内役に大学教授をつけ、今井環濠集落、山の辺の道と点在する古墳群をレクチャーしてもらいながら巡る、「超」のつく研修旅行でした。今井は、すごいところですよ。近隣の富がすべて今井の集落に集まっていたと言っても過言でなかった時期があったということからしてすごいわけですが、その富を狙う勢力から身を守るための環濠構造、街路の見通しを意図的に悪くする家屋配置など、事実上の「自治集落」と呼べるほど強固な防衛力を誇っていたとも言われています。それが現代に至るまで、一部の環濠は埋められたとは言え景観を残しているというのは特筆すべきことでしょう。確か伝統的建造物美観保存地区にも指定されているはずです。

ちなみに…
[47252]EMMさん
何と言っても「修学旅行列車」が運行されるぐらいでしたし。今あるんだろうか?
存在は今でもしているようです。ただ昔と違って「修学旅行専用車両」を用意できるほど民営化したJRは余裕がないと見え、ごく普通の特急車両など(近場の場合はそれ以下のランクの車になることも…)を用いているのでパッと見はそれだと分かりにくいようですが。私も往復新幹線による修学旅行でしたが、中学の時は0系新幹線で3人がけの向きが固定されており、不平不満を漏らすクラスがあった(席割の都合で逆向きに座らされる人も…)のに対し、高校の時は100系2階建て連結の新幹線で3人がけも回転し、6人で道中「UNO」をやりまくって大盛り上がりしたのを覚えています。しかし、今となってはそれすらも過去のお話ですからねぇ…。車両は替わっても、300系車両を使った新幹線での修学旅行専用列車は今もあるようです。

私の経県値を振り返り始めるとべらぼうに長くなるのでやめておきます。最後にハミダシで。
[47255]matsuさん
現在モノレールが建設されていますが、
つい先日作図をした(汗)ので少しフォローを。これ、日暮里舎人線のことでしょうか。厳密には例えば羽田へ向かうようなモノレールではありませんで、いわゆる新交通システム、東京近郊ではゆりかもめのような乗り物であるようです。このテの乗り物は車両のサイズが小さいので急カーブはお手の物。現にゆりかもめは新橋のすぐ先、汐留の再開発エリア内に入った直後に直角カーブを描いています。
このモノレールの割と大きな橋脚だけで沿線の道路は既に以前より暗くなったように感じます。
荒川を渡る扇大橋前後では、すでに高架構造の首都高速道路中央環状線のさらに上を越えようとしているので物凄い高さになるそうですね。高架の上を高架で越えるというのは、地平から眺めるとどうしても仰々しい構造物になりがちです。新越谷や武蔵浦和の駅を見ていると、すごくその思いを強くします。景観上も好ましいとは言えませんね、仕方のないこととは言え困ったものです。
[47172] 2005年 12月 6日(火)09:29:36スナフキん さん
経県値登録
日曜夜に経県値を登録してみました。これを登録すると、メンバー紹介の更新デートスタンプが自動的に登録日になってしまいました。リンクや居住地・出身地など各項目は一切変更がないのに、あたかもどこか更新したように見えますが…ロジックの都合上、仕方ないのでしょうね>グリグリさま

リストや経県マップを眺めていると、どうあがいても現状ダントツ1位のU-4さんには「◎」のポイントで及ぶはずがなく、経県値の上積みを目指しても現状、自力で可能なのはあと11点、マキシマムは191点なのがビジュアルでハッキリ認識できました。当初、自分が白桃さんにしかられる(笑)と思っていた香川の「▲」は、「降り立った」の文言を少うし拡大解釈すると自分は高松駅で乗り換えのためにホームに立っているので、見方を甘くして得点をアップさせてしまいました(大汗)。

未訪問の沖縄は別にしても、経県マップで赤っぽくなっていない5県にはある共通項があります。駅から行きやすいユースホステルに恵まれていない(号泣)。以前もユースホステルを宿泊から除外してカウントしてみたことがありますが、やはり自分の経県値における宿泊の概念に、ユースホステルが大きく寄与していることを経県マップは教えてくれました。

今後、まず何とかなりそうなのは和歌山と高知。共に突端部を目的地に据えればどこかで宿泊せざるを得なくなる立地なので、あとは目的を探して資金と時間とを調達できれば(苦笑)早晩「○」に昇格は確実です。ところが、山形・香川・佐賀は近接して宿泊至便な地域が点在しており、利便性に甘えるとどうしてもこの3県はこのまま漏れ続けてしまいます。この3ヶ所だけは、経県値アップのためのおでかけをせざるを得ないかもしれません。

自分の経県値と経県マップを眺めての雑感でした。烏川碧碧さんのページの仕掛けはホントによくできているなあと感心しました。経県値という面白ネタを編み出した皆さんの柔軟な発想にも、感謝、感謝。
[46960] 2005年 11月 28日(月)16:35:21スナフキん さん
鉄道橋梁名は、どうして地図に載らないか?
[46891]デスクトップ鉄さん
・地図には、道路橋の名前は書かれているが、鉄道の橋梁名は載っていない。
仕事柄、普段から地図を見て、地図を作るのが当たり前になっているとこういった疑問点が自分の中で沸いてくることはまずなく、新鮮です。

結論から言えば、地図に掲載する必要がないから、の一言に尽きると思います。もう少し掘り下げて言うならば、読者にとっても編集者にとっても、鉄道の橋梁名はそれほど重要でないから、ということもできるでしょう。

地図上では同じ交通線なのに、なぜでしょうか。いろいろ思いを巡らせると、道路と線路の公共性の違いが根底にある気がしてきました。道路は、誰もが行き交うことができます。しかもほとんどの場合、徒歩・自転車・バイク・自家用車・バス・三輪車(汗)など、手段を問いません。一方、線路も誰もが通ることができるのですが、自走することは一切できません。車両を運転してくれる人に頼らないと通うことのできない交通路なのです。また、鉄道は一般的に決められたダイヤで動きますから、いつでも自由に行き交うこともできません。「鉄道は公共の交通機関」であるという認識は広く世間一般の常識になっていますが、地図における交通線という捉え方をした場合、同類項の道路と比較するとその公共性には枠がはめられていて、大きな差があるということができます。

翻って、地図の話に戻ります。誰もが自由に行き交うことのできる道路ですから、当然いろんな要求が出てきます。私は、そんな中の一つに「橋の名前を知りたい」というものも含まれる気がします。橋の実際の姿を思い起こしてみても、道路橋は大概両端部に金属製の橋梁名称プレートが埋め込まれています。幹線道路クラスになるとご丁寧に頭上に大きく看板を掲げるケースさえあります。ところが、鉄道橋はそういった名前を目にすることがありません。たまに、トラス構造の両端に白ペンキで名前が書いてあることはありますが、稀なケースです。それは多分、鉄道橋梁名は管理上は必要であっても、普通に鉄道を利用する乗客にはほとんど関係ないものだからだと思います。ですから、鉄道橋梁の名称は、ぶっきらぼうで面白みのかけらもないようなものが多いですね、「第○・△△川橋梁」とか。それが明示され、見られることをおおよそ意識していないかのような命名です。鉄道と道路の橋梁名、地図上での取り扱いに温度差が生じるのはこの辺に原因があると考えます。

他方、同じ鉄道の構造物でもトンネルは、地図への掲載はどちらかというと頻繁に行われることが多いです。地表に現れない分、むしろ一般人の関心は橋梁以上に薄いはずの隧道名は、いろんな地図を見ても比較的よく載っていると言えると思います。また、その名称も橋梁ほど規格化されてもいないようです。確かに、「線が線を横切る」構造物と「線が面を横切る」構造物で、その命名傾向に差異が生じるのはある意味必然かもしれませんが、地図にちょっと載せてみようか、と思える名称であることは確かです。あるいは、地図で見えていない部分を少しでも明らかにしようという意図が、どこかで編集者に働くのかもしれません。

上記は私がツラツラと思ったことを書いたもので、実際そうではないかもしれないことをご承知おきください。
[46812] 2005年 11月 22日(火)18:41:37スナフキん さん
世界と日本 大図解「新日本地図」の続編?
かつてここでも紹介されて話題を呼んだ「新日本地図」。その続編となる特集「路面電車」が北海道新聞の11月19日付け夕刊の「週刊フムフム」に掲載されていました。例によって見開き全面をフルカラーの贅沢な紙面構成となっていますが、「新日本地図」と決定的に違うのはほぼ札幌・函館両市電の紹介にとどまっていること。データ的にも前回とは比べものにならないほどお役立ち度は薄く、元気な路面電車として広電が別に紹介されているくらい。電車が動く仕組みを大きなイラストで紹介していますが、できればここに全国各地の路面電車概況を入れたりすればもっと面白い紙面になったろうなあと悔やまれます。内容的には道内ネタで完結しており、前回のように地方紙各紙で次々に掲載されるということは考えにくいもので、道新としての単発企画で終わりそうです。でもひょっとしたら、内容を差し替えて中日新聞や西日本新聞、中國新聞が地元の路面電車を特集したり…してくれると面白いんですが、そうならないかなぁ。
[46778] 2005年 11月 20日(日)08:40:06スナフキん さん
いま、鹿児島にいます
かすみさんは東進して甲斐は甲府へいるのだそうですが、私は逆に西進し、昨日飛行機(超割利用)で鹿児島入りしています。昨日は「中央駅」に改称以来初の鹿児島中央駅から観光列車を乗り継いで八代に達しました。終始天気に恵まれ、肥薩線のビューポイントからは桜島の遠景が見える大サービスがつきました。飛行機でも海岸線が見たい放題、久々にフライト中の富士山が拝め、ありがたかったです。地ビールや鹿児島の名産品盛り沢山の駅弁、いも焼酎やさつまあげも食べられて、大満足の旅です。いまは、鹿児島市内でも珍しい温泉つきビジネスホテルからアクセスしています。鹿児島はご存知のように桜島に抱かれた日本でも有数の温泉地帯に立地する都市でもあり、ハッキリ言って「湯釜の上に都市がある」と言っても過言でないほど源泉が集中しており、公衆浴場も大半が温泉。「泉都」の名をほしいままにしているのですが一方で、乱立するホテルのほとんどは温泉を引き湯していません。恵まれた地の利でお客さんをもてなすのは理にかなっていると思うのですが、なかなか温泉となるとメンテが大変なようで、このホテルもネットで調べてみないと見つからなかったかもしれません。

私事になりますが、今回の鹿児島入り最大の目的は1年以上返上したままになっていた「JR線全路線走破」のタイトルを、九州新幹線「つばめ」に乗ることで奪還することでした。残念ながら新幹線乗車時は完全に日没で景色を眺めることはできませんでしたが、まあトンネルだらけの路線なのでこれでもいいでしょう。今日はこれから、逆にJRから切り離されてしまった平行在来線「肥薩おれんじ鉄道」の快速列車で北上、そのままローカル列車を乗り継いで小倉まで向かい町歩きをしたあと、寝台特急で帰京、翌朝は昼から出社します(泣)。鹿児島の朝は、暖かいです。そして、日の出が遅いです。明日、寒い東京に帰るのがちょっぴり嫌です(苦笑)。
[46666] 2005年 11月 15日(火)13:08:32スナフキん さん
カントリーサイン、東北道のこと
そう言えば昨日まで、私も妹の結婚式で郡山・福島まで車による遠征をしていたのでした。ずーっと助手席に居座っていたにもかかわらず、あまり気にはしなかったのですが…「さくら市?どこじゃここは!」という運転中の親父の一声で講釈せざるを得なくなりました(汗)。氏家と言って分かってくれたからよかったですが、氏家も喜連川も分からない人に説明するのは大変ですねぇ。妙な名前だとブツブツ言っていたのを、そんなことを言ったら自分の新しい住所はもっと妙なんだから、我慢してやれとなだめるのに一苦労…。

直前に白河市と合併した大信村、どうだったかなぁ…。そもそも、大信村を東北道が走るのは矢吹インターの直近わずかな距離。しかも合併後は、両者の間には泉崎村が挟まる格好になっており、言ってみれば白河市に出たり入ったりすることになったのでした。確か「白河市」の看板は動いていなかったように感じたのですが、何分地図を見ながら同乗していたのではないので、さすがに職業が地図屋であっても新旧境界線に看板がちゃあんと立っているかをそらんじいて確認する、という離れ業はできませんでした。

今週土曜日には、鹿児島空港シャトルバスで九州道南端部を走ることになっているので、ちょっと気にしてみてみようと思います…。あ、でもほぼ1年が経つ鹿児島市の合併は、なんぼ何でも直しているでしょうね(苦笑)。あ、それよりも関越道の「大井町」がどうなったのか知りたい~。ついでに、関越道から見える「おおい」と書かれた浄水場タンクのその後も確認していません、どうなったのでしょうね?
[46549] 2005年 11月 8日(火)09:40:02スナフキん さん
ふじみ野市長選挙戦が始まりました
日曜にふじみ野市長選挙が告示され、選挙戦が始まり自宅近くはやかましくなりました。幸い、法定選挙運動時間帯と自分の在宅時間帯が抵触するのは朝の数分だけで、わずかな間の騒々しさなので我慢できますが、日中市内にとどまっている人たちは、この狭い地域で候補者4人というやや乱立っぽい選挙戦に閉口しているかもしれません。まる一日騒音に耐えねばならぬ週末も、私は投票当日を含め妹の結婚式で郡山遠征を控えているので、ほぼ避けられそうです。

政治色の強い書き込みなので少々気が引けますが、この市長選挙に限らず合併に伴う新自治体の首長選挙でいつも思うのは、合併前の旧市町村長が複数出馬してきて争うのって、新自治体にとってはどうなのだろうかということです。多かれ少なかれ、旧市町村長は旧自治体における利権および既得権益を背負って出てくることは想像がつきます。それらを一切断ち切って出馬するというのは、常識で考えてもまず無理でしょう。だとすれば、合併に伴って1枚岩になったはずの自治体を、再び選挙戦で地域間対立へと導いてしまうことはないのだろうか、と政治学に疎いスナフキんは考えてしまうのです。一方、事前の話し合いで出る出ないを旧市町村長間で決めるほうがよさそうにも思えますが、そうなると密室政治だ、決定経過が不透明で分かりにくいなどの批判にさらされることになり、こちらも単純に「是」と言い切れないものがあります。

いわゆる合併特例法では、新自治体の首長についての規定がどのようになっているのかよく分からないのですが、文言で「旧自治体の首長は新自治体において首長となることはできないものとする」みたいな表現を盛り込めなかったのかな、そうすれば結構、物事は公平に進むのではないかなと漠然と考えたりもします…あ、それをやったら旧自治体の首長による抵抗が強くなって、今ほど「平成の大合併」は進んでいなかったのかもしれませんね。政治というハタケ違いな分野を、選挙戦を見ながら雑感してしまうスナフキんです。
[46521] 2005年 11月 6日(日)23:17:42スナフキん さん
地域コードの話
[46519]Issieさん
ところで今最も関心があるのは,来年3月に有田町(まち) と 西有田町 とが合併して発足する「有田町(ちょう)」。
現・有田町の番号(41401)を引き継ぐのか,“新しい自治体”とみなして新番号(41403)が与えられるのか。
個人的な憶測ですが、恐らく「引き継ぎ」になるだろうと思います。根拠は、同じようなケースで引き継いだ前例があるからです。と言ってもまだ合併に至っていないのですが、コード自体はすでにリリースされています。青森県南部町がそれで、名川町・福地村と合併することにより従来の「まち」ではなく「ちょう」に読み替え、実質新設合併を示しているとも言えますが、ここでは従来の「なんぶまち」コードがそのまま新町に用いられることとなっています。

ただ、恐らく中央省庁が決めるであろうコード順はともかく合併にかかわる事象って、結構当該県の前例を重視するようなところがあり(殊に、県や市町村側における決定事項ではそういう方向性が顕著になりますね)、100パーセントの自信はありません。正解が判明するのがいつ頃かははっきりしませんが、そう遠くない時期に分かるのではないかと思います。今までLasdecのページを見ていて、それほど告示とコード判明のタイミングが大ずれしたことはないので…。
[46462] 2005年 11月 4日(金)13:44:08スナフキん さん
航空祭と、少しのレス
昨日は、けっこう以前から楽しみにしていた入間航空祭でした。昨年は知り合いのバス運転士の退職記念仕業に付き合ってしまい涙を呑んだイベントで、団地に引っ越してから眺めるのは初めてとなりましたが…天気がひどいものでした(泣)。雨こそ降らずにもったからいいようなもので、終始曇天。航空自衛隊入間基地は、スカッと晴れれば飛行機の離着陸が見えてもおかしくない距離のはずなのに、昨日は地表付近はモーレツにモヤっぽく、離着陸どころか低空飛行されると機影すらほとんど確認できないありさま。視界が片方向にしか開けていないので、飛行ルートも分からぬままに突然爆音が響いて飛行機が頭上を通過という不意打ちを何度も食らいました。ブルーインパルスの飛行はもっと悲惨で、なまじ昼過ぎて日が出たために雲が余計に白光りして煙幕と同色化し、「空のキャンバス」は台無しです。上半分がかろうじて見えただけ、ましでしたが。もちろん低空での曲芸飛行の様子など見えるはずもなく、今年は完全に「ハズレ年」だったようです、普段は晴れの当り日だからということで航空祭を例年この日にしているはずなのですが…。数年前からは騒音への配慮か、F系の戦闘機飛行展示も取りやめになって迫力がなくなっているのも、隠れ飛行機好きには惜しまれるところ。ここのところは週末に天気が崩れることが多く、中には紅葉を愛でるプランをだめにしてしまった方もいるのでは?

さて、少しレス。
[46444]futsunoおじさん
「寡占化」と「集中化」ってのは「衰退化」の始まりのような気がします。
物ごとはたぶん、地図の話や山登りに限らずそうなんだと思います。人間は独占状態になると必ず気が緩みます。何をしても大丈夫なような錯覚に陥ることもあります。そこで、落とし穴だ、「勝ってかぶとの緒を締めよ」って格言のごとく考えられる人は、たぶん大人物なんだろうなあと思うのです。有頂天になると、視野が思い切り狭くなりますからねぇ…自分も気をつけないといけません。

若年人口の減少が痛いです。
これは山登りのお話でしょうか。私も昨年、ハイキング程度のノリで低山へ何度か単独行を試みましたが、あるパーティーから「若いのに感心ねぇ…」なんて声をかけられた時がありました。若いって、あたしゃもう30代に突入したんですが大学生くらいに見えたんでしょうか、そのおばさまたちには(苦笑)。目上の人から若く見られるって言うのは、実に複雑な気持ちですが。

ところで、昨晩自宅裏の十字路で交通人身事故がありました。この交差点は登り坂の終わる地点にあり、十字路の先は急屈曲となるポイントで交差する道路からは右も左も見通しが非常に悪く、引越し当初からここはアブナい場所だな、いつか何かあるんじゃないかと危惧していた部分でしたが、予感が的中してしまった格好です。以前も触れたと思いますがこの十字路、実は市の境界線上にあり、警察署の管轄も異なります。こういう時ってどう処理されるんだろうと思っていたら、救急車は分署の位置がより遠い川越市側からやってきてしまい、上福岡方面に走ってゆきました。その後しばらくして埼玉県警の事故調査車が来ていたようですが、これがどちらの警察(川越?東入間?)から来たのかはずっと眺めていなかったので分かりません。都道府県・市区町村の境界と重なる道路上での事故はどう扱われるのでしょう。よく警察署の前には「本日・今月・今年の管内における事故発生数」とかいう数字が掲示されますが、あの数にも影響するのですよね…。
[46415] 2005年 11月 2日(水)09:42:26スナフキん さん
登山地図のこと
社員旅行から帰ってきました。いろんなことを学び、たくさんの海の幸と山の幸を味わい、すばらしい温泉宿に巡り合えた2泊3日でした。さて山と高原地図、仕事柄ほぼ全巻そろった環境に囲まれているスナフキんから補足を。
[46383]みやこ♂さん
今から30年ほど前には,むしろ後発組で,マイナーな印象だったような印象です。
そうですね、昔は日地出版が相当のシェアを占めていたはずですが、業界におけるデジタル化の波に乗り遅れたことで行き詰まりを見せ、会社ごとゼンリンに吸収されて現在に至っているのは周知の通りです。だからと言ってゼンリンにはデジタルネタが引き継がれたわけでもなく、デジタルに関する小縮尺のノウハウはもともと皆無に等しかったわけですから、今改まってゼンリンとして登山地図を出してメンテし続ける、ということはしていませんけれど(出すだけ出したことはあります)。いっときヤマケイが登山地図を手がけたこともありましたが、その後改訂される様子がないところを見るとこれも花火を一発打ち上げただけで終わってしまいそうです。

もともと登山地図は、市街図や道路図などと比較しても経年変化の量が圧倒的に少なく、毎年改訂するには需要とにらめっこしてもあまりに割に合わないという側面があるため、いきおいある程度の規模を有し資金をつぎ込める会社だけができる分野になりがちで、結果現在のような半ば寡占状態になっています。でも、どの出版社もそれに関して動こうとはしないのですよ、経営が苦しくて(苦笑)。

わたくしが「山と高原地図」に惹かれるのは様々な理由がありますが,その一つには絵柄の美しさ,があげられるでしょうか。むろんヨーロッパ諸国の地図や北海道地図の秀逸さには及ばないとも思います
北海道地図のものは確かに見ごたえがあります。現在は子会社に分割されたジオ発行ということになっていますが、その緻密な表現方法は変わるところがなく感心しています。ただですね、実際山登りをした経験もある私に言わせれば、実用的にはちょっと「凝り過ぎ」な感も否めません。ハッキリ言って山を歩くのに影付けはそれほど重要でなく、むしろ正確な等高線が見えないと意味がない。登山する人はそれなりに地形図を読む訓練もされるはずですから、付帯情報、例えば正確に山小屋や水場の位置が落とせているか、沢や岩の様子がどれほどよく描き込まれているかが登山地図には求められているはずなのですが、その点北海道地図のものは山歩き用と言うよりはむしろ「観賞用」に近いのではと思って見ています。

さすがに「日本アルプス総図」はねぇ・・・迷いますねぇ,実際。何か特典ないのかな?
ないです(汗)。そもそも縮尺的に広範囲をカバーし過ぎていて、とても実用に耐えるとは思えません。1/15万地図で山登りできる人は、ハッキリ言ってすごいです(笑)。当然注記類も相当に編集・整理されているはずで、仮にコレクションのネタにするのであれば明らかに向いていないということができます。強いて特典を挙げよと言われれば、ガイド冊子が同じ体裁でまるまる写真集ぽくなっていること、くらいでしょうか。登山ガイドはこの地図には掲載されていないです。

[46412]EMMさん
山と高原地図は巻数はずっと変わっていないのでしょうか?
2002年→2003年の改訂で、総冊数は大きく整理されましたね。この時に南北に分かれていたアルプス総図が統合されています。この時は特に西日本の各図が相当に統合されたため実質総冊数は減少しています。

「この辺は出ないのかなぁ」と思う場所は何か所かあるのですが、かぽっと開いているエリアは登山用、と言う観点からは需要が低い、と考えて良いのでしょうか。
同業他社の視点からですが、多分図取りは「日本百名山」やそれに準ずる名数山名に大きく左右されているものと思われます。それはやはり知名度の点、需要の点からもうなずける話で、また致し方ないことなのかなと思います。
[46075] 2005年 10月 23日(日)22:26:30スナフキん さん
メガライナー、若干の補足
[46044]YASUさん
関東鉄道運行便は10月いっぱいで廃止だそうです(転属先は不明)。
確認していただいたのですね、何だかお力になれずにすみません。この回答に、私はやっぱりなと思いました。いや、前から知っていたのではないのですが、うすうすそうなるんじゃなかろうかと漠然と思っていたのです。

その理由は、間接的にJRバス関東の方からこんな情報を得ていたためでした。
「メガライナーは全車JRバス関東の所有である」
というものです。関東鉄道のカラーリングで走っている車も、実は内外装共々全く共通の車で、単にJRバスが関東鉄道へリースしているだけだというのです。ですから、今回の減便が明らかになった時点で、ひょっとしたら関東鉄道側がリース契約を破棄し、リース元のJRバスに車を返却する可能性はあるな、と踏んでいたのです。どうもそれが現実のものとなりそうですね。

[45942]みかちゅうさん
わずか1年半で廃車にするとは考えにくいので、鹿島線転用説はある程度の根拠はあります。
確かに、採算ベースで考えると鹿島線への転属はありでしょうが、現在の路線は先にも私が述べた通り潮来ICから真っすぐ鹿嶋市を目指しているのではなく、途中神栖市にある「鹿島セントラルホテル」を経由しています。このホテルへの横付けが、恐らくメガライナー級の大型車体では難しかろうと思われます。仮に何とかここをクリアできたとしても、その後特に住友金属以降の鹿嶋市内部分は対面通行の幅員道路もルート中に含まれています。素人目にもメガライナーでは安全運行が厳しそうなコースです。もし、潮来ICからワールドカップ2002の際に改築された県道を経由し、同時期に架け替えた(旧道も残ってはいるはずですが)新神宮橋を通ればオール片側2車線道路のハズなのでメガライナーの運行は可能でしょうが、逆に現在はこのルート経由の路線設定がないため、新たに別免許を取得する必要があります。メガライナーを活かすためだけに、ここまで面倒な手順を踏むかなぁ…というのが私の考えです。
[45930] 2005年 10月 21日(金)13:40:07【1】スナフキん さん
また少しレス
[45922]YASUさん
つくば高速バスの話題は、直接鹿島の話とは関係ないので思い切りはしょってしまいました。バス路線の改廃って一見地理とは関係ないようにも思われがちですが、総合交通ネットワークとしての鉄道・バス網を論じるのも地理学として成り立つ命題なので私はそれほど問題ないのではと思うクチです。

で、本題ですが現在休日はつくば線は84往復、日中はほぼ東京発毎時00・10・30・40分発、時間当たり4本体制です。改正後は総本数が52往復となります。半減にまでは至りませんが、それでも相当な数の減り方です。日中パターンは毎時00・20・40発の20分間隔に改められます。さらに、南守谷線に至っては路線が完全廃止となります。ネットを詮索しても東海道系の夜行・昼行改正ネタは公式ページに掲載されていますが、常磐系統の話題はおおむね「後退改定」のためか公表されている様子が見えません。上記記述は東京駅に掲示してあったものなので、間違いなくこの内容で改正が実施されると思います。もちろんこれらはTX開業後の利用率大激減によるものですが、駅の掲示には「メガライナー」の注意書きは一切ありませんでした。「一切ない」=存続なのか、=全廃なのかは判断できません。個人的には、転用できない車両ですから何らかの形で引き続き運行されるとは思うのですが…。

[45929]matsuさん
村内に「鮫川」という川が流れているようですがそれからとったのであれば川の由来がよくわからないです。
鮫川村のいわれはご指摘の通り河川名「鮫川」からきていると思われますが、この川の由来について勤務先の地方資料を引っ掻き回して調べてみました。1968年の「明治100年さめがわ」によれば、

「一説に、鮫川の水源地を渡瀬字福原地内にある鮫池であるとし、太古海から鮫が上ってきて鮫池に住んだという伝説により鮫川の名が生まれたという」(抜粋)

とあります。「一説に」と断るくらいなので諸説があるようですが、逆にこの説を公的な文書でもって取り上げていることから、最有力な説なのではないかという推測はできます。

分かることと言えばこの程度ですが、お役に立てたでしょうか。
[45919] 2005年 10月 21日(金)09:23:29スナフキん さん
少しレス
[45822]YASUさん
ここが旅客営業を廃止する直前に乗車したことがある
このことの方がよほどうらやましいです。当時は廃止の情報など雑誌から得る以外に有効な方法がない時代でしたから…。翻って今や、今回の1日限定復活イベントもレールファン上でアナウンスされているくらいですから、ホント便利になったものだと思います。

旅客営業復活なんてことはありえない
ですねぇ(苦笑)。ご存知かもしれませんが、高速バス鹿島線は鹿嶋市内に入る前にまず神栖市に入り、鹿島でないのに鹿島を名乗る「セントラルホテル」を経由してから鹿嶋市内の各停留所へ向かっています。セントラルホテルまでの運転間隔は最短で10分、乗換えを必要とする鉄道アクセスがこれにかなうとはとても思えません。しかも、神栖駅のあった貨物ヤードは事実上グリーンベルトによって市街地から目隠しされています。およそ客扱いを考慮した構造ではなく、旅客列車を頻発させるにはハードルが高すぎますね。ちなみに、来月からTX開通を受けてつくば線が大減便されるため、鹿島線は東京発着の高速バス路線で最大本数・頻度となることがほぼ確定的です。

[45884]みかちゅうさん
あ、私も行ってました。
う~む、あれほどマニアックな場所ですから、落書き帳メンバーは私以外には誰も行かぬだろうと思っていたのですが…。しかも
スナフキんさんあたりがいらっしゃるかなという漠然とした予想
私の行動が読まれているし(苦笑)。

寒い中の豚汁はありがたいものです
天気がさっぱりだった上に、土地柄東からの海風をまともに受ける地方でもあるため、ますます寒さが身にしみました。豚汁やけんちん汁の露店にはチラホラ客が見られましたが、みな考えることは一緒なのでしょう。私も暖かいトルコスープの無料提供は大歓迎だったのです、けどもう少し味がまともならなおよかったのに、なんて(苦笑)。

「今度は鹿島港南まで運転してくださいね」
公式ページによれば、元鹿島港南駅は現在都市計画道路がぶち抜いていて踏切化しているそうです。連れ一同はとっくにそんなことを承知だったらしく、「今度やるときは奥野谷浜だろうっ!」と息巻いていました…。奥野谷浜なんて、レールファンでも知っている人はごく少数だろうに、とんでもない人たちと仲間になってしまったものだと思いました。そもそも、東京へ帰るのに水戸を回ろう、なんて言い出す人たちですから話題にさえついていくのも大変です。
[45820] 2005年 10月 18日(火)13:00:57スナフキん さん
週末のお祭りなど
十番勝負の最中ですが、長い文章を投下します(汗)。流れてしまってもいいような内容なので、まあいいでしょう。

週末日曜日は、夜の下り電車を降りたところで川越祭りだったことにようやく気づきました。普段なら休日夜の上り列車からワラワラ人が降りてくることはまずないのですが、この日は綿アメやフーセンを持った子供がたくさん降りてきて、地元の一番有名な祭りの存在を思い出したのです。

で、地元の秋祭りを忘却していた私は、神栖市へ行っていました(汗)。何でも、鹿島臨海鉄道のうち鹿島臨港線の一部(鹿島サッカースタジアム~神栖)が、大洗鹿島線開業20周年記念でこの1日限り営業運転を復活させるとの情報を聞きつけたためでした。結果的に以前あった駅ホームとはまったく違う方角にある車両検査場内の、洗浄設備をホームとして使っていただけでちょっと当てが外れましたがいい経験をしました。数年前に拡張を終えた鹿島港と、それに伴って廃道となった国道跡地も望めましたし、何よりも頻繁に貨物列車の入れ替えをする活気ある貨物駅を間近で見られたのがいい思い出になりました。場所は違えど臨港鉄道踏切(現在では「跡地」)目前が母の実家である自分の目には、元気な貨物駅はとても頼もしく映るのです。

もっとも、天気が終始パッとせず、雨降りの時間も長かったため展示車両を眺めたり写真を撮ったりするのには不向きな状況でしたし、3便あった往復列車のうち予定していた2便目が切符の手配が間に合わず見切り発車、自分はただそれを目の前で指をくわえて見ているだけ、というトラブルもありましたが…。こういうイベントで積み残しが出たりするとヲタの方々が(自分も人のことは言えませんが)騒ぎ出して乱闘っぽくなることもあるのですが、今回は天気があれだけ悪く、しかも今日1日限りだったにもかかわらず粛々と人員整理されていたのが、むしろ不思議なくらいでした。

積み残されたおかげで、隣接する鹿島サッカースタジアムで同時開催の鹿嶋祭りに出向くこともできました。市制施行10周年・第15回とあって、おやじダンサーズで名の知れたパパイヤ鈴木氏も現れるイベントもあったりして、天気の割にはにぎわっていたようです(生パフォーマンス、すっごく見たかったのですが時間が合いませんでした)…。んっっ?! ぢゃあ始めの1~5回は「鹿嶋」祭りじゃマズかったんではないのかな? など下らない疑問を思ったりもしました。どういうわけかトルコ料理の露店がいくつか出ており、「ドネルケバブ」なる不思議な料理を食べることができましたが…なぜに鹿島にトルコ料理が? 天気が悪いせいかどの露店も売り上げがサッパリのようで、陽気なトルコ人のオジサマはノリノリでトルコスープもサービスでつけてくれましたが、この味がまた何とも形容のしがたいもの。香辛料が強く、ビーンズベースのスープのはずなのにあまりそういう感じがしません。単に鉄ヲタイベントのためだけに遠征したはずの日曜日は、思わぬところでインターナショナルな体験もできた日になりました。期せずして、ここ数ヶ月でバタバタと市が増殖した地域を通り抜けることにもなりましたし(神栖市・鉾田市・かすみがうら市)。そうです、帰りは接続が悪いのを嫌い、わざわざ鹿島から水戸まで逆走・北上し、常磐線の特急を持ち出し増覚悟で利用するルートを同行者全員の一致で決めたのでした。最速ルートではありましたが、最もお金のかかるルートでもあり、週末の終わりという貴重な時間をお金で買ったような気分でした。

ここのところ週末になると天気がよくなくて不満を募らしている方も多いのでしょうね。このまま秋晴れが見られないうちに最低気温が一ケタになって冷えてきて…っていうのは何だか、季節を飛び越してしまったみたいで、イヤですねぇ…。

p.s.[45818]EMMさんのタイトル、私も知っています。神奈川の企業なんだそうですね。
[45596] 2005年 10月 12日(水)09:53:17スナフキん さん
岩内のこと
やはりレスがつきましたか(笑)
[45581]白桃さん
現在の推計人口では倶知安のほうが上位になっております。
やはりですか…。私は最新版(平成16年版)市町村要覧の人口で判断して書き込んだのですが、その差が600程度だったこと、今年実際に岩内を訪ねてみて、凋落傾向に歯止めがかからない現実を目の当たりにしたことから追い抜かれたかも、とは思っていたのです。

岩内の人口激減は気になります。
岩内市街にある、オムライスがおいしいことでちょっと名の通った洋食屋(道新地方版にも掲載されたことがあるようです)を紹介してもらっていろいろ話を聞くことができました(ちょっと宣伝モード)。半そでに短パンという、およそ旅行者とは思えない格好で入店したのですが、雰囲気ですぐオーナーには旅行者と分かられてしまったようです。紹介してもらったユースホステルの名前を告げると、超多忙にもかかわらず愛想良く話をしてくれ、サービスで海洋深層水で作ったコーヒーゼリーまで頂いてしまいました。隣には地元の常連さんもおり、3人で話をしたところ、どうも「フェリーが来なくなったのが大打撃」だそうです。

人口推移との相関関係まで調べていませんが、国鉄岩内線がまず切り離され、フェリールートも岩内を通らなくなることで、交通結節地としての利便性がことごとく失われてしまったのがここ10~20年の岩内がたどった道のりのようです。鉄道業にせよ海運業にせよ、多少性格は異なれどどちらも巨大な装置産業です。その産業自体を動かすのに必要な人手もさることながら、それらを支える関連産業における人口分布もそれなりにあったはずですが、それらすべてが根こそぎなくなったのですから人口がそのまま推移するはずがありません。鉄道を引き継いだバスは鉄道と同じ陸運業ですが、鉄道に比べると従事人口ははるかに少ないものです。一番人手のかかる「保線」なる業務が基本的にありませんし、駅管理業務も鉄道に比べれば微々たるものですね。地元の方がフェリーが失われたことを物凄く悔やんでいた口調が、とても印象に残っています。

などと岩内をずいぶんと落とす発言ですが、やはり市街の大きさは町域人口を如実に反映しているなあと思える広がりがありました。ただ勢いが衰えているのは明白で、たとえ地元の話が聞けなかったとしても、中心商店街の閉店ぶり(全国的な傾向ですが、ここはそれを上回る寂れ方でした)からそれは読み取れただろうと思います。倶知安の人口規模が今後も伸び続けるとは考えにくいですが、逆に岩内の衰退傾向が続くのはほぼ確実で、倶知安と岩内の差は、ここで逆転して以降もしばらくは離れ続けていくのだろうと思われます。

余市は、もともと歴史的にニシン漁に代表されるように海産物集散地としての人口立地があったと推測されますが、それに輪をかけたのは多分、大日本果汁(いわゆる「ニッカウヰスキー」)の立地だったのでしょう。人口動態と直接の関係はありませんが、現在では宇宙飛行士・毛利衛さんの出身地として賑わいを見せており、町自体に勢いが感じられました。

以前も書いたように、後志支庁には他にも「人工微増」が続くといわれるニセコ町の存在や、地名好きさんも挙げておられる、かつては鉄道も延びていてそれなりの地域核的性格を持っていたと推測できる寿都町もあり、なかなか面白いエリアではないかと思います。
[45579] 2005年 10月 11日(火)19:13:30スナフキん さん
私もちょいと口出しを…
[45511]白桃さん
白桃の名町16撰
なかなか面白そうなので、ちょいと口出しを。

北海道からは倶知安町が出ていますね。3つの条件をすべて満たす町を北海道から選び出すとそのほとんどが道南に固まってしまいますが、うち3町が市の乏しい後志支庁管内に分布するのが何とも面白いです。しかも、白桃さんの挙げた倶知安以外の2町は、倶知安の人口を上回っているのですねぇ。後志支庁所在地をさしおいて、さらに人口規模としてはそれを上回る町が存在するのです。どちらも倶知安に負けず劣らず町歩きが面白そうです、余市町と岩内町。前者はなるほどなあと思われるでしょうが、岩内の意外な大きさには自分自身も訪れてみてびっくりした経験があります。

道内から「クッ」とくるものを個人的にピックアップしてみると、道北・道東での健闘が光る美幌町、現人口では抜かれていてもやっぱり日高の中心浦河町あたりでしょうか。人口要件を満たさず残念ではありますが、歴史的観点からもぜひ「次点」をあげたいのは厚岸町、といったところです。

他の都府県をやっていると仕事に差し支えるので、この辺で(汗)。
[45484] 2005年 10月 7日(金)20:49:34スナフキん さん
歌のテーマ地詮索って面白いですね
木綿のハンカチーフネタで。

[45474]いっちゃんさん
今は無き「急行アルプス」の上りが夜行だったら「諏訪・松本説」も有力なのですが、夜行は下りだけだったような気がするし・・・。
気になるので、勤務先で保有する最も古い時刻表で調べてみました。すると、急行「アルプス8号」が南小谷発新宿行として、ちゃあんと走っています。それも1975年3月号、歌が流行していたまさにその頃のダイヤです。けど、とっくに中央本線は電化を果たしていて、この急行列車もグリーン車付の電車表示がされています。夜汽車には違いありませんが、あの歌にツートンカラーの電車急行は…イメージが合致するような、しないような。

歌の情景にあこがれて旅をするっていうのも、なかなか面白いものです。先般行われたオフでは、乗ったことがないという理由以外に、ある歌を思い起こしながらあえて阪神間の移動を阪急電車に委ねました。

「坂道の途中にある この小さな遮断機に駅はない…」
「この坂道登り切れば あなたへとやっと辿り着ける…」
「ここは開かずの踏切 必ず待たされるの…」

日本語としてちょっとおかしな部分もありますが、シンガーソングライターが神戸出身なのを知っていたので、この情景は恐らくは山の手を走る阪急沿線に違いないと勝手に思って、車窓をぼんやり眺めながらもこの歌を頭の中で流してみるのでした。私の乗る特急の直前、「小さな遮断機」をくぐってオバハンが横断して急ブレーキがかかったときにはドキッとさせられましたが(汗)。確か王子公園の手前辺りだったかな…。もっとも、阪急神戸線の電車は「開かずの踏切」になるほど頻発はしていないような気もしますが…。
[45288] 2005年 10月 1日(土)12:59:49スナフキん さん
住所が変わった市民から第一声(?)
明けて10月1日、都民の日です…ではなく、ふじみ野市ができました。先ほどブランチをと行き付けの喫茶店に向かう途中、開庁式目前の「ふじみ野市大井庁舎」前を通りかかりました。垂れ幕と紅白の横断幕が出ていましたが…一般市民からすれば役所の内輪祭りに見えなくもありません(汗)。普通の人が参加しているようには見えませんでした、やっぱりそんなに関心は高くないのでしょうか。私自身もこれに参加しようと思うほどの関心がないのが実情ですけど…。また居住地の名称が変わったので、本日付でメンバー紹介ページも(仕方なく)変更しました。

同時に今日は、国勢調査調査票の回収日。ですが私はこれから、オフの際にお出しした出版物の発行記念会に参加するため都内は青山に出なければならず、調査員とはすれ違いになってしまいます。記入は済ませましたが、明日夕方に回収してもらうことにしています。仕事をした時間という項目があるのですね、意識したわけではないですが普段から残業ばかりなので結構すごい数字になりました。何かこう大きな数字を書いていると、へっへっへ、こんな数字を書いちゃうゾ~みたいな、自虐的な気分になります(大汗)。
[45262] 2005年 9月 30日(金)23:00:58スナフキん さん
あとちょっとで住所が変わる市民から
というわけで、とうとうこの日がやってきました。あと1時間とちょっとで、私の居住地は上福岡市からふじみ野市へと変わります。残業しないで帰宅したら、駅名看板の所在地部分はすでに掛け替えられ、上福岡市がシール貼りされて変更準備が整っていました。早く帰ったとは言っても、このあと市役所のお名残り訪問をしたわけではなく、単に体調不良気味だっただけですが…(汗)。いい加減繰り返しでウンザリでしょうが、やっぱり私はこの新市名に疑念を抱きます。たぶん今後、家はどちらですかと尋ねられても「ふじみ野」と答えることは絶対ないでしょう。東上線の急行停車駅・ふじみ野と混同されるのは間違いないからです。「だけど最寄り駅は上福岡です」って言わなきゃいけない市名なんて、答えるだけ意味ありません、と私は考えているので。

このほか今日午後には、一応手続き上必要なので勤務先に「住所変更届」を提出しました。本来ならこの届けは引越しに伴って提出すべきもので、昨今の大合併による自治体名称の変更およびそれに伴う居住地名の微変更まで考慮に入っておらず、記載事項にチグハグさが目立ちましたが、仕方ありません。

しかし、合併に伴う手続きでしたことはただのこれだけ。様々な登録内容における住所変更など全く手付かずです。中でも郵便局や銀行のキャッシュカード、クレジットカードあたりは変更すべきものなのかの確認すらしていません。もっとも、実害と言えばお知らせの郵便物が旧住所で届いてしまうことくらいしか思い浮かばないのですが、もしすでに合併に伴って諸手続きをされた経験のある方がいらっしゃいましたら、少しでもご教授くだされば嬉しいです。手続き一覧もすでに全戸配布されていますが、前述の3項目辺りが大半の人にかかわるものでありながら「詳細はお問い合わせください」とグレーにされてしまっています。

最後にハミダシ。セ・リーグで阪神が優勝しました。オフの際、普通車ではありましたが阪神電車に一部区間でも乗っておいてよかったなと、少し思いました。それと、その場で使い果たしてしまいましたが星野監督のらくやんカード、今まで残しておいてよかったなとすごく思いました(謎)。
[45258] 2005年 9月 30日(金)16:37:57スナフキん さん
ちょっとびっくりしたこと
今日になって、勤務先にある雑誌「地理」を見ていてギョッとしました。特集のタイトルが「戦争遺跡と地域」ではありませんか! しかもその内容には「地形図に見る旧軍用飛行場の戦後」という論文まで掲載されています。これ、中を読むと事例は異なれど私が第2回オフで披露した企画内容ほとんどそのまんまで、非常にびっくりしています。我が勤務先と「地理」発行元の古今書院との間で仕事のやり取りはあるのですが、私が直接仕事を手がけたことはなく、もちろん「地理」10月号の特集内容までを知るはずもなく、まったくの偶然だったようです。

ちなみに、前述の論文を記されている松山薫先生とは私は何の親交も関係もなく、まったく別の人です。内容は酷似していますが、私が紹介した内容以上にもっと学術的に深く掘り下げて記述されており、頭が下がります。地図屋と言えば聞こえはいいけど、所詮は「さらりひまん」の分際でしかない私には到底真似のできない内容ですね…。私の紹介は、あくまでも「地図にはこんな見方もある」程度のものに過ぎませんでしたが、もう少し興味がある方は10月号の「地理」に目を通してみるといいかもしれません。

以上、だいぶ経ってからのオフのフォローでした。
[45226] 2005年 9月 29日(木)13:21:00スナフキん さん
国勢調査のこと
何だか、書き込み内容がただならぬ状態に…。

確かに、ここのメンバーの皆さんは世間一般の方々以上に国勢調査に関心があるだろうと思いますし、過去の書き込みでも示したように自分もそのうちの一人です。その方法や概念、そして出てくる結果とそこから導き出される様々な指標類…興味は尽きない方もいらっしゃって当然だと思います。中には「調査員」、あるいはそれを束ねることになるであろう自治体職員と思しき方々もいらっしゃるようです。

ただ、ですよ。ここは都道府県落書き帳であって国勢調査よろず相談所や苦情受付所ではありませんよね? もしどうしても分からないことがあるのであれば、仮にこの場に調査員や自治体職員の方がいらっしゃったとしても、当該市町村にまず問い合わせて疑問を晴らすのが先決だと考えますがいかがでしょうか。

仮に何らかの疑問が投げかけられたとして、受ける側としても、法で定められた調査ですから肩に力が入るのは分かりますが何か、もうちょっと目に見えていない相手の方を思った発言が欲しいかなと…。私の勝手な感想ではありますけど。
[45220] 2005年 9月 29日(木)09:16:37スナフキん さん
宣伝に感謝です
[45003]白桃さん
すっかり遅くなってしまいましたが、何だか差し上げた方から宣伝いただきまして、ありがとうございました。少し前から発売予定は分かっていたのですが、執筆者が不特定多数の方が訪れる場で紹介するのもどうかな…と思ったのと、私と違って高学歴な方々や大きな肩書きをお持ちの方々もかなり執筆されているので内容が(私が見ても)難解でして、宣伝するのに気が引けたこと、そして何よりも当初からオフへの景品として、最低でも執筆者割当分より1冊は供出しようと思っていて少しばかりナイショにしておく必要があったことから、黙っていたのでした。

オフで紹介した際に「アマゾンで買えるか」という趣旨の質問を頂戴していましたが、昨日になって調べたところ、「地図からの発想」と検索すると一応商品一覧の検索結果には出てきました。が、品物到着まで4~6週間とあり、随分かかってしまうようです。これなら版元の古今書院に直接注文された方がいいかも(アマゾンを利用することによる特典は得られませんが)。こんなことなら割引注文書をもう少しお配りすべきでしたか…(後悔)。
[45148] 2005年 9月 25日(日)17:07:51スナフキん さん
遅まきながら、つくばエクスプレス雑感
自宅にも24日、国調調査票が届きました。23日に調査員が届けに来たのですが、あいにく私はつくばエクスプレス(以下TX)に乗りに行ってしまって、留守でした。一人暮しで記入するのは初で、面白そうなのでスキャンしようかと思いましたが、コピーやとり込みに関する禁止事項は特にないですね、やっちゃっていいんでしょうか。って言うか、「記入のしかた」に内容はほぼすべて記されているから、そんなことしたって意味ないか…私は国調に浮かれ過ぎているようです(汗)。

完全に遅きに失していますが、TXに乗ってきました。すでに試乗を済ませて感想を記している方もいらっしゃいます。思えば、ちょうど開業1ヶ月が経過したのでした。ブームは落ち着いたろうと踏んでいましたが、実際は何本かの列車がまだ開業記念ヘッドマークを付けたまま走っていますし、連休も手伝って運転席背後のギャラリー数は快速・区間快速を中心に大変なもの。一部の駅ではまだ「開業」の文字入りパスネットを販売していました(当初の記念柄ではないようですが)。開業直前にも訪れていたつくばセンター周辺は、打って変わって人出が増え、随分賑わうようになったという印象を強く持ちました、「TX効果」と見て間違いないでしょう。

私の感想としては、快速・区快の速度は言わずもがな、北千住~守谷間では普通便もかなりキレた走りだなと。地図を眺めて予備知識を得ていたとは言え、この程度の駅間距離にして時速120キロまで出す区間があるとは、予想外の高速ぶりです。しかもTXは完全にコンピュータによる全自動プログラム運転ですから、乗務員によって出したり出さなかったり、といった当たりはずれが一切ありません。ちょっとひねた感想を漏らせば、ドア上の表示器に「ここのドアが開きます」と出るのが新鮮でした。既存路線では確か「このドア」って出すはずですが…。

フツーの人なら気にも止めないし、「鉄ヲタ」でさえこういう感想を持つ人はまれでしょうが、私は「よくこの施工条件でこれだけの構造物を作り上げたな」と思いました。たぶん地図屋の仕事柄そういうふうに感じてしまうのでしょう。中でもただでさえ多いトンネル構造物において、シールド工法による掘削が大半を占めていた現実を見て驚いたのでした。シールド工法とは砕いて言ってしまえば、筒形をしたモグラマシンを竪穴から底へ沈めて横方向へ掘り進んでいく工法で、一般的には山岳トンネルや大深度トンネルを掘削する際に用いるものです。ところが、土被りの浅いはずのつくば駅付近でもこの工法でトンネルが掘られています。お陰で、ホームにいると列車が地下に入ってくるたびに空気鉄砲の原理ですごい風圧がかかり、一瞬にして耳ツンが生じてしまうのですが。

しかし同様に浅い常磐道交差部分もこの工法が使われているのを見て、私はなるほどなと思いました。地図では、常磐道との交差はTXがトンネルで潜ることになっています。このトンネルはさして長いトンネルでもないのですが、かと言ってただ交差するにしては中途半端に長いなとずーっと思っていたのでした。しかしそれは、常磐道に影響しないよう地中を掘り進むシールド工法を採用するため、逆に多少の深さを確保しなければならずにトンネル長を大きくとった結果なのだと知って、納得しました。常磐道は陸上交通の動脈であり、準国策とは言え鉄道トンネルを掘るために常磐道に溝を掘ってトンネルを造るわけにはいかなかったのでしょう。その代わりでしょうか、十分な深さが確保できるわけでもないので、断面が小さく地表への影響も抑えられる単線用シールドを並べた構造にしてありました。つくば駅付近も同様で、こちらは高度な研究機関が集積する土地柄、地表から重機で溝をガッポガッポ掘るのには問題があったのかもしれません。占有面積が広くなるのを承知で採ったこの方法を、金のかけ過ぎととるか、細やかな配慮ととるかは人それぞれでしょうけれど、私はそれなりに感心したのでした。

この複線用トンネルを掘るモグラマシンは、図体がでかいため本来急曲線を掘り抜くのは苦手なはずですが、南千住近くでは日比谷線のトンネル構造物を地中で何としてでも避けるため、S字カーブに急勾配というすごい芸当をさせたようです。これは先頭や末端に居ずとも、編成がうねる様子がある程度見える混雑なら中間の車でもよく分かるはず。同様に、新御徒町前後ではこのドでかい怪物に、90度曲がるカーブを2ヶ所掘り抜かせています。地図を見ると、新御徒町がなければもっと緩いカーブでもよかったのでしょうが、TXとしては千代田線・日比谷線以外にもう1本、地下鉄へのアクセスがどうしても欲しかったのでしょう、大江戸線が通る新御徒町を無視できなかった結果かもしれません。

懸念もあります。沿線開発では次々と「未来予想図」が出てくるのですが、それに伴うはずの鉄道輸送力増強準備が、ほとんど見えません。確かに社会全体が人口減傾向にあるのは事実でしょうけど、沿線開発と一体化して作ったはずの鉄道が、沿線開発による多少の人口集積・利用者増を見抜けていないのなら、失策と言わざるを得ません。現に、今あるホームを伸ばして編成増大に対応するとか、ホームを増やして運転間隔を縮める準備をするとか、途中駅での折返しを設定してホームの少ない秋葉原の負担を軽くするとか、そんな様子は乗ってみて全く感じられませんでした。もっとも、TXが秋葉原~つくばで終結すると決まったわけでもないので、将来構想を含めると現有構造ではこうなるということかもしれませんが、ちょっと心配です。あるいは、北総鉄道やメトロ南北線のように過剰設備になることを懸念した結果なのでしょうか…。

また短区間運賃が割高のため、途中駅でふらっと降りてみるという芸当が一般利用客にはしずらいという現状があります。値下げは難しいでしょうから、今後新たな需要を掘り起こす意味で、運営が軌道に乗って落ち着いてからでもいいから、全線ないしは一部乗降フリー乗車券などの営業的新施策が待たれます。今回も、守谷駅構内に新たにショッピングモールができたことを知ったのですが、個人的にパスネット在庫が6万円以上あるとは言え漠然とした目的で守谷駅改札を抜ける勇気は起きませんでした。

個人的に気にしていたつくば周辺バス路線の推移ですが、長距離・高速バスに関しては別に記述があるので省くとして、一般路線バスはつくばセンターにおいてかなりの路線が系統分断、という大きな傾向が現れました。そのせいなのでしょう、以前にも増してつくばセンターバスターミナル内には多くの車両が滞留するようになりました。加えて、筑波山直行臨時便や新設循環バスなど純増した路線もあるため、鉄道が入ってきて勢いが鈍るかに思われたバスはかえって活気付いたようにさえ見えました。行きは試しに高速バスを利用しましたが、以前は通らなかった「えッ、こんな道路を通るの?」みたいなちょっと頼りなさげな道路を経由するようにルートが改められていました。TX利用のため、別に路線バスによる駅へのアクセスが必要になるエリアにとっては、1本で都心まで運んでくれる高速バスの経由は、時間が多少心もとないとは言え朗報だったことでしょう。高速バスも鉄道の開通をただ指をくわえて見ていたわけではないようです。

ざっと感想を思いつくままに記しましたが、相当な長文になってしまいました。思ったことを簡潔に伝えるのって、難しいです…。
[44899] 2005年 9月 15日(木)09:46:51スナフキん さん
久遠と書いて、「くどお」と読む…
[44896]紅葉橋律乃介さん
ここで皆さんにお聞きしたいのですが、この「要覧」の古い版でも、「くどうぐん」表記なのか否か。古い版を持っている方に調べて頂きたいのです。
我が社の地図帳では索引配列や市町村一覧などへ大きく影響するので、慌てて資料をあさって調べてみました。結論として、お尋ねのもので我が社が保有していた最も古いもの(それでも平成元年という最近のものが限界でした)の表記も「くどう」でした。実は我が社では「くどお」読みを採用しており、何か言い訳を探さないと正当性を主張できないので(汗)、他の資料もありったけ出して調べてみました。

「久遠」は郡名の他に集落名としても存在していますが、いずれの(最新)資料も郡名と集落名の読み表記は一致させています。すると、青表紙の国土行政区画総覧では「くどお」、赤表紙の日本行政区画便覧では「くどう」、市町村役場便覧では「くどう」としていました。これら、きわめて公的要素の強い資料同士、表現が揺れているのですから、
「くどおぐん」と思っていたのは妄想だったのでしょうか…?
とまで考え込まなくても大丈夫だと思います。また、根拠とするには弱いですが、国土地理院の1/20万地勢図「久遠」の読みは「くどお」にしています。最新のWindows XP搭載のIME変換では、「う」だろうが「お」だろうが「久遠」と変換が可能です。

有力資料の揺れが気に入らない(汗)ので、もっと突っ込んで調べてみると、角川の地名事典は「くどお」読みで項目が立っています。さらに、親会社の出す地名事典(バレバレ?)も「くどお」表記でした。我が社の地図帳表記はどうもこれに引っ張られた模様です。近世、「クドウ場所」表記もあったと記されていますが、「クトホ」の表記も見えるとあります。私も国語学に堪能ではありませんが、「ほ」→「う」への直接転訛はないような気がするので、あえて我が社は「くどお」の道を選んだ(汗)のでしょう。
行政機関においては、「くどうぐん」に統一しております。
という見解は確かに重んじるべきかもしれませんが一方で、地図においては1つの見解に凝り固まって表現をする必要もないです(過去に何度か書いたかもしれません)から、我が社では当面は「くどお」を貫くことになるだろうと思います。地図に掲載の地物は一様ではなく、その種類は多岐にわたるため判断基準も様々で、地図上で「正しいものをそのまま正確に記さなければならない」わけではないのです。そもそも、これも再三複数の方が書き込んでいらっしゃいますが、「何をもって正しいとするのか」から議論を始めなければならず、結果として編集元としては、よりどころとなる資料を読者に示して納得いただける表現であればよい、となります。

公的資料の表記ゆれはそれほど珍しいことではないので、思い悩まなくてもいいと思いますよ。
[44754] 2005年 9月 7日(水)16:10:15スナフキん さん
バス停の話と、地図を描くお話
[44609]みかちゅうさん
バス路線の扱い
意外に地図上での扱いは面倒なことがあります。もともと自治体の走らせている(委託されて民間のバス会社が走らせているものも含みます)バス路線はその大半が、地域をくまなく巡ることに重きを置いているため、およそ点と点を最短で結ぶには程遠いルート取りをしていることがよくあります。勢い、細い路地をマイクロに毛の生えたような小型バスがノソノソ走るようなスタイルになりがちなのですが、大通りやショートカットして最短ルートを通ったりすることもあります。しかしこの場合、既存の民間バス会社路線と重なっても、バス停の名称が同じになるとは限らないのが面倒なところ。コミュニティバス(とここでは称します)ではないですが、我が上福岡市には運営するバス会社によって、同じ道路を走っているのにバス停の位置が互い違いになったり、同じ場所なのに別名を名乗ったりしている箇所があります。どちらも全然別な方向に進む上、始発も終点も異なっており、本数も両者合わせて20本弱と、いずれの路線も利便性は高くないので問題はそんなに深刻でないのですが、利用者の立場に立っているとはお世辞にも言えませんね。両者が歩み寄るとか、もう少し解決策はなかったのかと首を傾げたくなります。

で、分県地図でのバス路線に関する解説は、担当者(汗)であるひげねこさんよりされていますし、私は逆にちょいと畑違いになるのでこれ以上の講釈はしません。ただ、上で厄介者扱いをしておきながら、バス停の存在は地図の編集においては結構重要になってくることがあるのも事実です。小字名を敏感に反映しがちであること、施設が失われても名称がそのまましばらく残されることが間々あること、路線を追うことで集落中心が明らかになること、などの効能があり、編集する際の手引きとなってくれることもしばしばです。さすがにドライブ中に小さなバス停を目標物として探すのは骨が折れそうですが、編集地図屋としてはたかがバス停と馬鹿にできない存在です。

話題変わって、地図を描くお話。
[44662]ひげねこさん
情報は集め方を知らないと集まらないことが分かってない会社でした。社長が「ベテランを一人切って、その金で新人を二人雇えば、地図が今の倍作れる」と公言していましたから。
地図作りは、お金がかかるのですよね。人件費もそうですが、なんだかんだ資料だってロハなものばかりではありません。地形図なんか、新刊を毎回揃えていたらたった1年ですごい値段になってしまいます。分県地図にしても、毎年改定ごとに全都道府県分を購入していたら…ひ~! ところが取引先はそんなことを説明したって聞き入れてくれません。文字通りの「価格破壊」を感じる瞬間です。仕事の単価は安く抑えられ、結局編集時間に小さな枠をはめることになり、それ相応の質のものしかリリースできなくなる。クライアントはそれで満足し、次回からはもっと安くなどと注文をつけてきてますます質が低下する…悪循環もいいところです。ですから私は、市販されている極端に安い地図はあまり信用しないことにしています。値段を切り詰められると、地図作りにおいては経営努力してもできることには限界があります。多分、そうやってお金と手間がかかる事業だからこそ、海外では国自らが美しい地図を採算度外視で作ったりしているのかなぁ、何て考えたりもします。日本の地図文化は、例えば文化の成熟度が高いスイスなどと比べても格段に劣っていると感じるのは多分、日本の地図文化は根底に「商業」というベースがあるからなのかな、とか。

[44695]千本桜さん
地図作りは作り手のイメージの具現化なれば、情報に対する関心と、情報を表現するための文字、線、色のセンスも必要。
うッッ…(スナフキんの急所に何かが直撃)。ここは私が経験をもっともっと積まねばならぬところ、未熟者には痛いお言葉でした。

私も似たようなエピソードがあります。取引しているデジタル地図データ管理会社が、以前は採算が取れないためかオペレータに編集をやらせていたのですが、物量が一気に増えて手に負えなくなった結果、うちに回ってきた最新データのカンプリを見てびっくり。交差点の角にプロットされたネームは「花屋」「本屋」「喫茶店」…。こんなもので、クライアントを満足させていたんでしょうか。いくらロハ地図とは言え、この程度のクォリティではあまりにも失礼なので、全部のネームについてもう一度ゼロから調べ直して赤入れし、戻しました。私はまだ「失礼」と感じるだけましなのかもしれませんが、こんな地図ばかりが氾濫するような地図文化は、ごめんです。

[44721]みかちゅうさん
バス路線のほかにもコンビニ・飲食店・ガソリンスタンドなどなど。
幸い、我が社ではここまで細かい地物の記述をする地図はあまり作らないので、その分救われています。昨今ではインターネットの普及および伝送速度の向上により、多くの情報をパソコンで居ながらにして得られることが格段に増えました。そういう意味では、地図作りは多少楽になっていると言えるかもしれません。

コピー機で拡大や縮小して印刷すれば終わり、なんていうほど簡単ではないですからね。見やすくするために転移や省略を行う際が製作者の腕の見せ所でしょう。
あぁ、この場にこの苦労を分かって下さる方がいらっしゃった…ここに出入りしていて、よかったですぅ(号泣)。
[44575] 2005年 8月 31日(水)13:20:42【1】スナフキん さん
川越の和菓子
[44561]かすみさん
おぉ、近所(それも元「庭」…)までいらしていたのですね。遠く尼崎から埼玉の中ほどまで、お疲れさまでした。坂戸にギャラリー…あったかなぁ? 何せ高校は坂戸市にありましたし、自転車通学だったので市内の地理はだいぶ強いつもりでいましたが、実家から離れてもう5年が経過しますし、知識がだんだん淀んでいきます(^_^;

越生の文字を見たときに「もしや、これって返読地名?」と
思ったのですが、公式HPの由来を見ると単にわたしの勘違いだったようです。(恥)
いえいえ、恥ずかしくないです。私などはいまだに「鳥取なんか逆読みだろうっ!」などと考えているくらいなので、そのくらい何てことないです。この付近は意外と難読地名が多いのです。すでに話題として出ていると思いますが、「越辺川」(越生町の山奥が源流です)も河川名としては日本有数の難読ぶりですし、「高麗川」も駅名を知らなければまず読めません。

川越は和菓子文化の栄えた地ですね。川越を本拠地とする和菓子のチェーンが2つほどありますが、いずれも埼玉県各地に出店していてそれなりの収益を上げているようです。郊外にはさつま芋づくし料理を出す店「いも膳」もあったりします。出店当初は本来の「城下町川越」から少し離れていたため知る人ぞ知る存在だったのですが、口コミの広がりやメディアでの取り上げが続いて今や全国的にも知られるように。その脇にあった売店「一の蔵」で、よく地方へのお土産として私は「芋パイ」を買っていました。ただ数量限定製造なので、朝のうちに個数を電話で申し出ておかないと、特に週末などは飛ぶように売れていたように記憶します。芋愛す(=イモアイス^_^;)も季節を選ぶ商品ですが、美味でした。また、川越を代表する和菓子としては「芋せんべい」と「芋納豆」があります。芋せんべいはそれこそ市内を探せばあちこちに中小の製造工場があり、製造直売ならではのヤレモノ投げ売りみたいなサービスもあったりします。市内中心部にはこれまた有名な「菓子屋横丁」がありますが、こちらは芋菓子以外にも駄菓子全般を扱っているので、芋菓子だけを探したい場合はちょっと不利かも。最近はレトロブームで川越を訪れる観光客にも若いカップルが見られるようになった、のだとばかり思っていましたが、どうもそうではないようで、女の子がスイーツ目当てに彼氏に無理を言って来ることもあるのだとか…ホントかな?(^_^;

※その後、言い回しを一部訂正
[44506] 2005年 8月 26日(金)10:07:02スナフキん さん
ためていたレス(長文)
えてして、旅に出て休みを取った後は多忙になるものです。が、今回は帰還を待っていたかのように台風が襲来したため、昨日はそれにかこつけてほぼ定時に帰宅し、シコシコと自宅で久々のホームページデータのメンテをしていました。何とか、合併ラッシュの10月までに1度は…と思っていたのですが、少し肩の荷が下りました。

駒大苫小牧の優勝、優勝当日の夜に浜松駅前で夜行高速バスを待っている間に連れ(この旅の、です)のケータイニュースでその事実を知りました。が、その後の顛末はまったくもって情けないというか、ふがいないというか…。いくら仏教系とはいえ、手を合わせて謝ったっていいことと悪いことがあります。しかも、ことの起こりが優勝決定後だったというのが胡散臭さを助長します、困ったものです。私とまったく関係のない学校とは言えないだけに、余計にやり切れなさを感じます。

分水嶺ネタで。ここは自分の旅行記を書く場ではないので最小限にしますが、今回の西日本汽車旅において、「最も低い太平洋側と日本海側の分水嶺」を通過しました。最寄り駅にはしっかりと案内塔も立っています。しかも脱線事故のあおりなのか、ここを通過した際に乗ってた電車はどういうわけか岡山の電車でした。どうも、運転再開のためになりふり構わずあちこちから車をかき集めているようで、すれ違う車両の色はちっとも揃っていません。福知山線沿線なのですが、皆さんならもう「最も低い太平洋側と日本海側の分水嶺」の場所はお分かりですよね?

改めてYASUさんへ。お互い連れがいる状況だったので、あまり長いことお話はできませんでしたが、充実した時間を過ごすことができました。残念ながら私自身にバスの知識がほとんど備わっていないので、貸切展望車両では「???」でしたが、それでも復路、白熱灯に照らされた車内で揺られていると何とも言えない心地よさを感じます。それにしても、まさか私の連れとYASUさんで共通項があって、あれほど話が合うとは予想だにしませんでした。世間って広いようで、実は狭いものなのですね。ちなみに、翌日は倒木があったとかで大井川鐵道、家山以北が不通だったとのこと。結果的にビール列車は、間一髪での実施だったのでした。

帰った翌日、自宅の住所が10月1日から本当に変更されることが正式に決まりました。前から述べているように、「ふ」と「み」の字は字形的にバランスをとるのが難しく、市の名称も長くなることから今後、郵便物に市の名前は書かないようにしようかと…。私自身この名前には賛同しかねますし、協議会にも何度も落胆させられているのでそれでもよかろうと思うのですが、これってマナー違反に当たるのでしょうか。市町村の名前を記さずに送られる郵便物って、よく考えたらあまり見かけない気がします。

[44427]88さん
恐らく、どこかですれ違っていると思います。21日は城崎温泉(情緒はあっても、湯質はよくないので日帰りはなるべくしたくなかったのですが)から臨時快速「あまるべロマン」なる、元特急「エーデル鳥取」車両を使用した特別列車に乗って餘部に向かいました。で、どうやらここ数年で架け替えに伴って景観が大変わりしそうな周辺を巡って、あちこち撮影してきました。慰霊碑にも、当然手を合わせました。

18きっぷの代行輸送について。日本海回りで秋田へ向かう際、笹川流れで土砂崩壊があって国道もろとも不通を食らい、米坂線へ逃げた経験があります。この時は特急「いなほ」号が村上までの区間運転すらサジナゲしたため、新潟からの普通列車ですでにラッシュ並みの大混雑。2両編成で冷房もない米坂線では、乗客同士で励ましあいながら、うちわや扇子であおぎ合いながらの苦難旅行でした。この年の夏は天候が不順でして、すでにこの段階で奥羽本線の山形・秋田県境(雄勝越え)が不通となっており、当時はまだ新幹線でなかった山形~新庄間においても特急「こまくさ」が全面運休し、代替の臨時快速を運転するという急場しのぎぶり。この、同時刻同所要時間で運転した代替快速は、一般普通列車同様長いすの3両編成電車でしたが、当然種別は快速なので18きっぷでもお咎めなし。新庄から先の鉄道不通区間バス代替では、「特急代替」と称する横堀直行便と各駅に寄る普通便が用意されていましたが、「横堀以北の鉄道はダイヤ通りに走るため、道路状況によっては普通便では間に合わない恐れがある、湯沢・十文字・横手・大曲まで行く客はなるべく直行便を」という案内が行われていました。つまり、所持している券種がどうこうなんて「二の次」なわけです。鉄路が断絶しているときは現場も利用者も混乱しがち。どういった場面においても非常事態には違いなく、弾力的な運用がされることも少なくないですね。その代わり、この旅の復路において東北線上で集中豪雨に遭遇し、乗っていた福島発黒磯行電車が須賀川で運転打ち切りになった時は、矢吹までの区間便でしのいだりせずに潔く郡山まで戻り、新幹線別払いで宇都宮までショートカットした記憶があります。栃木・福島県境は新幹線はトンネルで通過するため、影響を受けなかったのですね。

旅行貯金、連れは平日に休みとなる職業のため、すごい数をこなしています。今旅で4400に達したとか。のみならず、県庁所在地の中央郵便局と空港所在の郵便局を全部制圧したとのこと。私はそのたしなみがないので、そのことがどれほどすごいのかはあまり分からないのですが。

TXの話。今月初めに、ゴタゴタしないうちにとメガライナーに乗りに行ったばかりなので、私の試乗は当分先になりそう。今はまだ開業ラッシュで右も左も分かりませんが、時が経つにつれて本当の実力が見えてくるでしょうから、その頃にまでずらしてもいいかなと。
[44434] 2005年 8月 23日(火)07:42:43スナフキん さん
旅先です
ただ今、小郡の某ビジネスホテルからです。まもなく私の乗る下り列車が発車します。いろいろレスしたいのですが、これからJR九州の電車を厚狭まで迎えに行かねばなりません。取り急ぎ、YASUさんにはお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。これでいっそう、オフ会が楽しみになってきました。基本的に首都圏からアクセス難でなければ、なるべく参加するつもりです。連れ合いが郵便貯金ヲタなので、今日はこれから山陽線を東進し、駅前に近い郵便局を点々と訪ねながら広島空港を目指します。

以上、「新山口」からでした(汗)。
[44339] 2005年 8月 20日(土)08:51:35スナフキん さん
これから大旅行に出かけます
暑いさなか、しかも母校大学の直系付属高校が2年連続の甲子園決勝進出とあって落ち着きませんが、これから久々の西日本への大旅行に出かけます。まず今日は大井川鉄道のビール列車(YASUさんに遭遇する予定です)、その足で夜行バス利用、大阪~脱線現場を経由して城崎・餘部・出雲市と巡って松江宿泊。翌日は、戦時中の飛行機簡易離着陸場だった場所が市内、それも駅のすぐ裏に位置する浜田に立ち寄り、山口では「サビエル」の真偽をこの目で確かめ、湯田温泉に浸かって小郡(新山口)宿泊。さらに翌日は、この秋でなくなると明言された九州からの直通電車に乗り、山陽本線海回り(下松・柳井回り)を延々岩国まで(本来は広島まで)走り通す気動車ロングランにチャレンジ、最後は広島空港からJAL便で羽田帰着というプランニング。連れ合いがいるため宿泊費が比較的抑えられたのと、ほぼ全行程が18きっぷなのとで、距離の割には廉価な旅となる見込みです。今日はちょうど、川根温泉に入浴中あたりに甲子園決勝戦の結果が出そう。夏の連覇は50年ぶり以上なのだそうで、ここまできたら是非、頑張って偉業を成し遂げてもらいたいものです。

さて、自宅を出る時間10分前になりました。この週末も各地で花火大会があるようですね、みなさまよい週末を!
[44301] 2005年 8月 19日(金)09:26:57スナフキん さん
東京~富山の移動
Windowsマシンが95からxpにリプレースされて初の書き込みです。うまくいくかな、ドキドキ…。
[44260]futsunoおじさん
東京~富山方面を走行する人は、どちらを選ぶのか興味のあるところです。
上司に、奥様が富山の人という方がいます。以前は関越道・長岡回りもそれなりに使っていたようですが、最近ではもっぱら上信越道・長野回りが多いそう。やはり、長野回りの片側2車線化進捗により運転疲労が緩和されたのが大きいようです。殊に、八風山トンネルをはさむ区間は長大トンネルと急勾配の続く区間で、運転慣れした人でもしんどさを感じる区間と聞いています。私自身も同区間は何度か運転経験がありますが、磐越道や秋田道の対面通行に比べれば距離が短い分疲労感は少ないものの、それでも相当に交通量はあるので神経を使った覚えがあります。

他にも書き込みがあるように、自動車における対北陸ルートにはまだ選択の余地があるみたいですね。鉄道のそれは、もはや越後湯沢乗換え以外に道がないのとは対照的です(長岡を回るルートは圧倒的に本数が少ないです)。長野回りは長野以遠の速達サービスが安楽死状態に陥っていますし…。もっとも、北陸でも金沢・福井エリアになると東海道回りも選択肢に入ると思いますが、金沢・小松付近へ東京から向かう場合、一般利用者はどういう選択をしているのでしょうねぇ。開き直って、空路という手もあるにはありますが(苦笑)。
[44206] 2005年 8月 16日(火)13:34:41スナフキん さん
かなり恐怖を感じる揺れでした
昼前の大揺れ、さすがに今回はかなり恐怖を感じました。ここのところ頻繁に地震が起きているせいもありますが、何といっても揺動時間が異常に長く、いつもなら収束するはずの時間が経過してもなかなかおさまらないので、慌てました。[44204]でN-Hさんの書かれている
いやなゆれ方
という感想を私も強く持ちました。地震の強さを示す尺度にはマグニチュードと震度がありますが、今回の地震はそのものさしだけでは計れない被害が出ていそうです。現に、震度が4程度だったとされる埼玉県加須市でも木造家屋が一部倒壊しています。揺れの程度がさほどでなくとも、揺動時間が長引けば及ぼす影響が増大することを、テレビの映像からまざまざと見せつけられました。津波注意報は解除されたようですが、引き続き余震の心配は残るほか、何といってもお盆のUターンラッシュと地震による交通機関への影響が重なっており、混乱は避けられそうにありません、こちらも心配です。
[43996] 2005年 8月 9日(火)13:16:47スナフキん さん
約2週間後、つくばはどうなるのだろう?
日曜日、知り合いの元バス運転士さんとつくばへ行ってきました。つくばエクスプレス(以下、TX)が開業してワサワサしないうちにメガライナーに乗っとこうと意見が一致、はるばる出かけたのですが…予定の12:00便は整備の都合で一般車両に振り替え、デカバス目的だった我々は東京八重洲口で1時間持て余すことに(涙)。

首都高のアクセスが一般バスと異なっており、日本橋も渡ってくれるので事情を知らない人にはサービスに思えるかもしれません。三郷線に入るとほどなく、右手に白い帯が横たわっているのが見えてきます。もともと私自身がこの辺りとは縁が遠いので、三郷が近づくまでホンキでこれがTX線路だと信じ切っていましたが、何のことはない、今年度延伸予定の外環道でした。常磐道は自分の運転はもちろんのこと、他人の運転に乗せてもらったこともほとんどなく、しかも眺めは2階先頭部からのスーパービューとあって、新鮮そのものです。利根川を渡る部分は唯一、高速道がTXとバッチリ並ぶ見せ場区間ですが、タイミングよく下りの試運転列車と我がメガライナーが橋の手前で見事併走しました。が、あちらは時速100キロ超での高速走行中と見え、こちらも90キロ程度で走っているはずなのにどんどん置いていかれます。運賃・輸送量もさることながら、その速度差の大きさを痛感した瞬間でした。

つくば界隈では、当然駅の出入口はバスターミナル近くにも口を開けて開業を待っているのですが(シャッターは閉まってますが)、近隣を網羅しているバス路線の統廃合に関わる情報を探すことはできませんでした。多少の整理・統合はあっても、ぴたりとバス路線に並行して走ることになる鉄道ではないだけに、バス会社も様子見状態なのでしょうか。高速系統も、守谷線が半減との情報が流れていますが、それでも裏を返せば半分は生き残ることに。水海道や岩井線はかなりの部分で並行重複するにもかかわらず減便なし。出発地がTXの秋葉原と高速バスの東京八重洲とで微妙な差がある状況では、一概に大粛正とはいかないのでしょうね。まともにがっぷり四つとなるつくば線も、今のところ大波風が立つ話は出ていないようです。他方、つくばを始発とする県北方面線が数系統新設される話も聞こえてきており、つくばとその周辺をめぐる公共交通ネットワークの変貌がどのようになるのか、興味のあるところです。個人的には守谷で接続する関東鉄道の新ダイヤも気になるのですが、なかなか公表してくれません(汗)。

帰りは、直行と名の付く土浦行の、それでもなぜか中型で床が板張りのちぐはぐバス。トンネル途中のバス停に何だかゾクゾクッとします。これで高架道路・土浦ニューウェイを走ってくれれば万々歳だったのですが…かなわず。駅前界隈では「きらら祭り」開催のため交通規制がありましたが、満を持してJRがリリースしてきた最高時速130キロの特別快速には間に合いました。各駅に止まる区間でも駅間が長かったり直線が長かったりすると相当の速さで走ってくれます。車窓の流れは、かつて乗ったことのある「スーパーひたち」そのもの。柏でこれを捨て、東武線「流山おおたかの森」駅が気になって転身。当たり前ですが駅はもうできていました。列車は気持ち減速して通過しています。そうか、TXは全列車が6両編成なのか…駅の長さを見て、そう感じました。野田でも夏祭りが行われ、週末は各地の夏祭りを巡る結果になりました。
[43919] 2005年 8月 7日(日)00:45:28スナフキん さん
自宅近くでも七夕祭り
(日付が変わったので)昨日・今日は、我が自宅近くでも七夕祭りです。この週末は皆さんからも書き込みがあるように、各地で夏祭り盛りのようです。沿線では上福岡のほか朝霞でも夏祭りが行われ、板橋ではこれまた毎年恒例の対岸戸田市との合同(なのかな?)花火大会が行われたようです。今年の七夕は以前にも書いたように、上福岡市としての最後の開催となるお祭りです。門柱に書いてあった「後援 上福岡市」の字をしっかり入れて、写真におさめてきました。明日は、「埼玉県上福岡市」にある上福岡駅と駅の七夕飾りを合わせて撮影できる最後のチャンスなので、これも撮ってこようと思っています(つくばメガライナーのついでに…)。

一方、今年の春に我が団地の一角に竣工した大規模都市公園「西中央公園」が今年は、早くも七夕祭り西口メイン会場として使われました。その関係で団地内の一部道路が車両封鎖されて一息つけるかと思いきや…公園との距離が200m程度の自室では太鼓の音や盆踊りサウンドがまともに響いてきて、持ち帰った仕事が全くはかどりません(大汗)。途中からは仕事をサジナゲし、狭山市入間川での花火大会(30分、2000発と小規模ですが)の観覧に費やしました。今日も湿気が非常に多く、先週の上尾同様我が棟から見えるのですがどうもぼんやり気味で、再開発建物の築造で見えなくなった板橋の花火大会が恨めしかったです…。来週は、ゼッタイ、さいたま市花火!

ところで、上福岡七夕はもともと、地元商店会がお客への感謝を込めて竹飾りをこの時期に作るようになったのがはじまり。なので、七夕飾りを見る楽しみもさることながら、商店街での激安売りや掘り出し物市的イベントも祭りの楽しみのひとつであり、ふつうの七夕祭りとは少うし趣が異なるようです。今日も竹飾りをほとんど見て回りましたが、その途中でキズモノながら198円で洋服を売っていた店があり、目を疑ってしまいました。オバサマ方の品定めの目がすっごい真剣で、正直怖かったっす。竹飾りはかように、基本的には商店や自治会単位で飾りつけをするのが通例。毎回話題となる事象を飾り付けに折り込むところも多く、去年はスペースシャトルの事故を反映させてシャトルがついた飾りつけが目についた一方、今年はスターウォーズ絡みの飾りつけが目につきました。キャラモノの多さは例年並みですが、ふじみ野市が10月1日に誕生するノボリがそこかしこに立っていながら、これをモチーフにした飾り付けは皆無に等しく、あまり地域住民の関心事にはなっていないようです。あるいは来年、ふじみ野市として七夕祭りを開催する時に、ワーッとその話題で持ちきりになるのでしょうか? お祭りと合併と、少し混ぜこぜで考えた1日でした。
[43877] 2005年 8月 5日(金)02:24:33スナフキん さん
ちょいレス
すっごい時間に書き込みします。ただ今、半徹夜仕事中で、相当テンパってます(笑)。もう10数時間、ディスプレーとのにらめっこしっ放しです、目が、目が…。でもいいんです、もうじき目鼻がつきそうなので(そうじゃなかったら書き込んでなんかいません)。かように、地図作りは目を酷使するお仕事です。明日はこの分だと、特に午後は仕事にならないです、多分…。

[43859]うるうさん
思えばもう竿灯(この字では、だめなんだろうか?)の時期だったのですね。多忙で祭り歳時記など頭のどこかから脱落していました。私がまだ小さかった頃には最後の方になって、見物客にもやらせていたと記憶しますが、今はどうなのかな? 私自身も「小若」を持った経験がありますが、子供心にこりゃすごいわと思ったものです。直に持った経験があると、大人が腰を使ってバランスをとる場面などはまさにオドロキ、ハラハラモノです。どっこいしょ~どっこいしょ~…あぁ、ふるさとはいいですねぇ。今年も男鹿日本海花火・新男鹿市誕生記念に行きたかったのですが、さいたま市・岩槻市合併記念花火と日程がほぼ重なってしまい、涙を呑みました。

ちなみに「ババヘラ」って、そのものズバリの看板を出して売っているとこ、私は見たことがありませんねぇ…。大概お目にかかるのは、何の宣伝文句もなしに道ばたで(はたから見ればぶっきらぼうに)売っている、そんな姿ばかりです。でも、あれはやめられませんね。男鹿半島1周道路上で、何度お世話になったことか…。

だめです、状況が状況だけに文脈がめちゃくちゃです。そろそろ仕事に戻ってラストスパートをかけないと。
[43798] 2005年 8月 1日(月)10:20:34スナフキん さん
北海道中心に、レス
[43177]打吹さん
大体小学4年で県内の市町村を覚えるんですよねぇ
そうなんですか…。埼玉県は、いや、私はやらなかったですねぇ。と言うよりも、埼玉県は「できない」と言った方が適切かな。たぶん市の数だけでも小学生ではかなり「お手上げ」の物量なのに、それに町村を加えたら…ひ~(泣)。埼玉の町村では川本・川里・上里・大里・美里の区別が結構おぼつかないです(今でもそうかも)。そんな程度の人間でも、地図屋は務まります。地名がなかなか覚えられないと悩んでいる学生さん、安心してください(?)。

[43761]北の住人さん
細川たかしの出身地は、観光地ともなってます。
先日の訪道の際、話題作りにと「歌う銅像」に寄ってみました(実は、まっかり温泉が月曜定休だったことに対する、半ば腹いせ…)。近くにいた人によれば、歌声は最近になってボリュームダウンしたようです。真狩川の河原いっぱいに響いて、かえって近隣に迷惑だったのでしょうか。私は「銅像の口がパクパク」を期待していた(無理に決まってるか…)ので、手のひらを合わせるとスピーカから流れる歌にちょっと当てが外れました。

有名人は、毛利衛さんです
ここも行きました。たださすがに生家である温泉には行かず、道の駅でお茶を濁しました。それも、記念館には入らずに宇宙食2つを買うだけでとんずらというおいしいところどり。折しも、スペースシャトルの打ち上げ再開が迫っていたこと、裏でフリマをやっていたこともあり大にぎわいでした。

[43779]紅葉橋瑤知朗さん
大泉洋さんは、やはり北海道では有名人なのですね…。知り合いの測量地図屋さんがしきりに主張するので、何じゃその人は、みたいな反応ばかりをしていたのですが…ちょっと失礼だったかな。そう言えばこちらにお土産として買ってきた、サンクスでも当たり前に売られているレトルトの「スープカレー」にも、その彼が写真入りで掲載されていました。製造元が「札幌市」となるとついつい土産として手が出てしまいます。こういうのを「お人好しな観光客」と呼ぶのでしょうか(汗)。

[43785]北の住人さん
小樽市の朝里大橋。
ここも先日、知り合いの測量地図屋さんに同行してもらって通ってきました。当初思い描いていた景観とは異なり、道はきれいにループしていますが、純粋な「ループ橋」とは言えないですね。途中から完全に盛り土区間になっていて、これまた当てを外されてしまいました。名実共に立派なループ橋である「奥出雲おろち」や「河津七滝」、大阪湾岸の長大橋群やご指摘の「白鳥大橋」と同類項とするには、ちと無理のある構造です。ちなみに白鳥大橋はその先、室蘭新道とつなぐ予定があるため、構造が余計にややこしくなっています(ご存じかもしれませんが)。ここもかつて通った経験があるのでよく承知しています。
[43627] 2005年 7月 27日(水)13:26:22スナフキん さん
ロータリーが「○」なら「×」も…
ロータリーの話ついでに。

ロータリーは地上に現れた丸ですが、地上のペケ印はご存じですか。と言っても、そんじょそこいらにあるような道路の交差点ではありませんで、もっと規模の大きなものです。つい先頃合併して千葉県旭市となった場所にそれはあります。現在では工業団地に転用されたためきれいなペケには見えませんが、それでもテストコースと直交する「何か」はネット上の地図でも見て取れ、「×」が浮き上がって見えてくることでしょう。地形図のバックナンバーを繰っていけば一目瞭然。向学のためにあえてここでその場を示すことはしません、探してみてください。

実はこのペケ印、戦争という傷跡を現代の地表に色濃く残しているという意味で、地上に貼られた「バンソーコー」とも言えます。この「×」は、戦闘機の離発着用飛行場の残骸なのです。という観点からすれば、ここのペケ印は氷山の一角。完全な「×」にはなっていなくても、「T」の字型をした同様の施設痕跡は何と、島根県某市のど真ん中にも残っています。飛行場自体は巨大な施設であることは言うまでもないのですが、戦時中のそれは急場しのぎで作った仮設的設備しか有しないものも多かったようで、現代にいろんな形で痕跡が残っているのはその辺りに事情があるようです。中でも私が古い地形図と睨めっこしていて思わず声をあげてしまったのは、現在では大阪の市街地ど真ん中にあった飛行場。関西の方であれば、あるいはその場所や現況などをご存じかもしれませんね。

今年は終戦60年の、いわば節目の年。人の心の中だけではなく、戦争の傷跡は60年が経過した現在の地表にも残ってしまっていることを考えると、昨今の不穏当な世界情勢を憂慮せずにはいられません。
[43526] 2005年 7月 26日(火)09:30:55スナフキん さん
北海道でなくなりそうな道の駅と、人口の増える町の話
先週末になって、上福岡駅では七夕飾りが出現しました。今の規模が昔から脈々と続けられていたのではないにしても、単純に重ねた回数で言えば半世紀もの歴史を紡いできたこの行事も、上福岡市としての開催は今回の51回が最後になります。

今年2度目の訪道から、すでに2週間が経過しました。今回は珍しく小樽からのレンタカー、余市の道の駅で宇宙食2つ(大汗)を土産に買ったり、古平高校旧校舎を再利用した食塩泉掛け流しの良質な温泉を堪能したりして、積丹半島へ針路をとります。

途中、気になっていた「新」豊浜トンネルも通過しました。皆さんはこのトンネルのことを覚えていらっしゃるでしょうか。坑口で岩盤が崩落し、路線バスを直撃して犠牲者の出た、あの事故現場のトンネルです。トンネルは途中から山側に緩いカーブを描いて付け替えられており、崩落現場方向へは完全に埋められたように、走行中は見えました。新トンネルを出たところで予期せぬ交通規制、何と自分の目の前を御輿が横断中。古平町琴平神社例祭の日であり、誕生日にお祭りとはいい気分ですが、その一団に被災したトンネルの反対側出口で出会うとは…複雑な心境です。

この事故を教訓に、各危険地域の補修・改良が進んでいったのは周知の通りで、翌日岩内への途中にも同様にトンネルを内陸側に掘り直して延伸し、別トンネルと連結する大工事が行われている場所がありました。現場は、昨年秋の台風被害により落橋してしまった「大森大橋」を挟む区間で、現在は排気口のフタなどで用いられる格子状の部材でもって橋を仮復旧させている状態でした。これがいつまでも持つはずはなく、「ウエンチクナイ」・「大森」の両端トンネルをつないでいる最中で、その現場事務所となっていたのがこれまた台風で被災した「道の駅オスコイ!かもえない」跡地でした。道の駅の登録解除は過去に何例かあるようですが(以前話題になっていたような…)、災害による閉鎖は史上初ではないかと。しかもここ、道路工事の関係なのか地元の方によれば復旧のめどは全く立たないとのこと。積丹半島の先端近い、地理的には決して恵まれた位置にはないエリアだけに、気がかりです。

この日、YHで連れていってもらったニセコ昆布温泉の鯉川温泉旅館は日本秘湯を守る会の宿。昔からの温泉宿を随所で感じることのできるいい建物でした。露天風呂では霧雨の中、地元の方と話す機会があり、ニセコ町は人口は微増しているとおっしゃっていました。確かに、手元の市町村要覧の国調数値を見ると、周辺の後志管内においてはどの自治体も減少傾向一辺倒なのに、ニセコ町だけがちょっと異なる傾向を示していました。これは、内地からの移住者による人口流動がもたらしているのだと説明されましたが、本当なのでしょうか…。
[43350] 2005年 7月 23日(土)17:01:54スナフキん さん
寝耳に水ならぬ「揺れ」でした
16:35頃、実は私は睡魔に襲われてベッドでまどろんでいました。細かくゆれ始めたなと思ったら10秒経つか、経たないかのうちにふすまやらたんすやら本棚が音を立ててガタガタ揺れました。物の落下はありませんでしたが、その後もラジオの地震情報を聞きながらじっとしていたところ、37分、44分、52分と観葉植物が細かく揺れる体感余震が発生しています。幸いにして電気や水、ガスが止まる事態はありませんでしたが、交通機関はめちゃくちゃのようです。地震情報によれば我が上福岡は震度4の地域に相当するようですが、かなり恐怖を感じる揺れでした。同僚は揺れの激しかった震源近くの草加に住んでいます。建てて間もない一戸建てだったと思いますが、ちょっぴり心配です。
[42849] 2005年 7月 6日(水)10:01:45スナフキん さん
上野市駅は…
[42847]じゃごたろさん
近鉄の「上野市駅」。今は合併して伊賀市になってますね。
私の書いた[31729]をご覧ください。近鉄としては駅名を変更する気はちゃんちゃらないようです。電話では自分の会社名を名乗って問い合わせをし、しかるべき部署に回してもらったのでいい加減な返答ではまずないと思います。その後、紫魔法師さんより「近鉄には高田市駅もある」旨の指摘を受けています。案外近鉄という会社は自治体名称の変化に鈍感(?)なのかもしれません。ほとぼりの冷めたころ、それこそ阪神西大阪線が近鉄難波に延伸・接着して、ありとあらゆるものを変えねばならなくなるころ、エイ、ヤー! と一斉に駅名変更したりするのかも…(苦笑)。
[42802] 2005年 7月 4日(月)13:22:11スナフキん さん
日本のオンスケール鉄道地図レス
[42688]かぱぷうさん
[42699]YASUさん
[42719]星野彼方さん
私の新刊紹介が、何だか「買ってみたら?」の文言に見えてしまったかもしれませんね。[42662]で私が書いた「楽しめる内容」「一見の価値はある」「面白いかも」というクダリは、最大限の皮肉を込めたネガティブな表現のつもりでした。楽しいもの、一見の価値があるものがイコール「いい地図」ではありませんので…。中にはダメ地図を「ダメだダメだ」と楽しんでしまう私のようなひねくれ者もいますから(汗)。

ダメな部分は前述以外にも、例えば増刊号の巻末地図においては文字の重なりが多すぎる、図郭部分での文字追い込みが全く不完全である、ところどころに配置されている写真やコメントの位置が不適切である、文字の体裁や色使いも決して見やすく工夫されているとは言えない、などなど突っつけばいくらでもホコリが出てきます。無料のオマケならこの程度のクォリティでも…という言い分もあるのですが、奥付には地図の制作元名称までしっかり入っているわけで、それなりの責任を持ってほしいような…これ以上述べてしまうと地雷を踏みそうなので、以下訳あっての自主規制とさせてください。

地図のデータベースと言うと今ふうでトレンディーで格好よく、様々な図が生成できて便利な点がある反面、使いこなす側、メンテナンスする側、実作業に当たる側がそのベースに関する知識や特性を幅広く認知していないと、再利用してはみたものの全然おかしな図ができてしまうことがあります。カテゴリ分け一つとっても、高速道路と自動車専用道路、有料道路は分けた方がいいのか、分けるならばどのような基準で線引きをするのか、このあたりの認識をデータベースに向き合う人間が共有する必要があります。今回の増刊号オマケ図で言うなら、そこがしっかりしていないから、例えば米軍三沢基地への引き込み線が私鉄で表現されてしまったり、小坂製錬の末端部分だけが見えていたり、札幌の市電が地下鉄と同じ表現になって何が何だか分からなくなったり、そういうことが起きてしまいます。生成する図をベースから作ろうとする場合、ベースにあるデータをどのような表現にするのがふさわしいかを考える作業をはしょってしまうと、「あ~あ」な図になる傾向が強いですね。ホントは、ベースがあるから地図は早く安く作れるわけではないのです。ベースから作るにあたって新たに必要となる作業が発生するのですが…ほとんどの場合クライアントにそんなことなど分かってもらえません。だから、地図の制作代は安くなり、一定の努力をしても地図屋は儲からないのです(泣)。

返信が、最後は愚痴になってしまいました…スミマセン。

別件ですが、
[42685]まかいのさん
三芳町上富 県道56号のけやき並木

三富開拓地割も良く残っている地域であり、これぞ武蔵野って雰囲気が好きなのですが、こんな所知っている人少ないだろうなぁ。
私、非常によく知っています。自転車で10分ほどで辿り着くので、めちゃくちゃ近所です。hmtさんも当然ご存じでしょう(その後、関連レスがありますね)。主要地方道56号さいたま上福岡所沢線ですが、厳密には途中の上富交差点でケヤキ並木からはそれて所沢方向へ曲がってしまいますが、並木自体はそのまま道路が突き当たる南永井(所沢市境)まで延々と続いています。並木全体が三芳町域に含まれ、樹木の大半が町で保存の対象としている指定樹木のプラカードをぶら下げていますね。通りかかったら見てみるといいでしょう。道中ほどの旧島田家住宅では、資料を見ようと昨年のゴールデンウィークに立ち寄ったところ居着いた猫がじゃれついてきて、管理の方が名産のお茶を出して下さいました。何だかホッとする空間です。
[42771] 2005年 7月 3日(日)00:49:42スナフキん さん
同名回避、その後
[41936]で地名好きさんが挙げてくださった、合併予定の自治体内での同名回避例のうち自分のところにかかわりのある部分が今日になって、合併準備だよりによって処遇が判明しました。先程まで町田くんだりで知り合いと酒を酌み交わしていましたが、行きも帰りもロマンスカーに乗ったことだし、いい加減酔いも覚めていると思うので、ここで書き込んでしまいます。

●上福岡市中央   → ふじみ野市福岡中央
 入間郡大井町中央 → ふじみ野市大井中央

●上福岡市武蔵野     → ふじみ野市福岡武蔵野
 入間郡大井町大字武蔵野 → ふじみ野市大井武蔵野

まあ、処理の方法としてはこれしかないゾ、という感じですがそれにしても、長い住所になってしまいます。関係する人たちは大変そうです…って、自分も「ふじみ野市」って書くのを面倒くさがっているクチですけど。また、両市町に残る「大字」の文字は他でもよく見られるように削除とするそうです。

同名回避とは関係ありませんが、公共施設名称の変更内容も以下の通り決定した模様です。

●上福岡市役所 → ふじみ野市役所
●上福岡市役所 → ふじみ野市役所
 第2庁舎     第2庁舎
●上福岡市役所 → ふじみ野市役所
 第3庁舎     第3庁舎
●上福岡市役所 → ふじみ野市役所
 出張所      出張所
●大井町役場  → ふじみ野市
          大井総合支所
●大井町役場  → ふじみ野市
 第2庁舎     大井総合支所第2庁舎

但し、出張所に関しては合併時にはこのまま推移するとしても、現在上福岡駅前で行われている市街地再開発に伴う複合施設「Coconeかみふくおか」に来春にも移転入居することが確実視されており、もしそうなると名称の変更もひょっとしたら…という気がしなくもありません。また、名称変更がらみではふじみ野市内において、現在は呼称が異なっている「保育園」「保育所」を合併時に一律「保育所」へと、児童福祉法の表記にならって統一するとのことです。

地図屋が仕事柄気にする変更点は、こんなところでしょうか。住居表示の「の」を削除する、なんて調整方針も出ているようですが、直接私がタッチする地図には関係のない話で、私自身にも知識がないのでここでの深入りは避けます、必ずボロが出ますので(大汗)。
[42662] 2005年 6月 29日(水)13:47:39【1】スナフキん さん
夏休みのプランニングと日本地図
雨が多すぎたり少なすぎたりと天候不順な昨今ですが、それでも夏は少しずつ近づいてきています。皆さん今年の夏のプランはお決まりでしょうか。

その、旅のプランニングに欠かせない時刻表ですが、この7月号のうちJTB大型版が、「日本全国のりつぶし地図」なるオマケ付きで発行されています。私は過去にJTB時刻表で臨時列車の掲載モレによる失敗を旅先でしでかした経験上、以降ずっと大時刻表から模様替えして間もなかったJR編集時刻表派だったため、今回の付録の話は全然知らずにJR時刻表をさっさと入手、早まってしまいました。

このオマケ、ほぼデフォルメせずにJR全線全駅の位置が掲載されているシロモノでして、鉄道ファンのみならず地理好き・地図好きにも楽しめる内容ではないかと思います。さすがに混雑地は別拡大図を付してしのいではいるものの、そういう処理をしなかったガチンコプロット部分がなかなか見ものです。一番気の毒なのは富山港線で、富山湾に路線をドボンさせられての引き出し記述…。他にも青梅線や八戸線、仙石線などは拡大図なしで処理するには限界に近く引き出し線のオンパレード、飯田線などは神業に近い字割で駅名が表示されています。当然駅数が膨大なので使用フォントサイズが小さいの何の。もはや見やすさ云々の次元ではなく、如何に多くの文字を突っ込むか…に主眼が置かれた非常に極端な地図とも言え、一見の価値はあるかと。

「ほぼデフォルメせず」なので、日高本線や羽越本線・五能線など海際を走る路線は、露骨に海岸線にのっかってしまっているのが難点。また、デフォルメしないのは海岸線や湖岸線も含めて図全体なので、縮尺の割に全体的に神経質な印象を受けます。八郎潟干拓地の形状が何とも苦しげですし、瀬戸内海には(地図編集者の目から見て)汚れのようにしか見えない極小な島が点在するなど、「単純に元ネタを縮めるだけだとこんな図になる」のお手本みたいになってしまっています。極端にJRに拘った図のため、本来ならもう少し立派な表現にしてもよさそうなJRとの直通路線(例えばIGRいわて銀河鉄道とか、北越急行とか、北近畿タンゴ鉄道など)が弱くなりすぎて、もう一ひねり欲しかったな、とも思わせます。

もっとも、あくまでも「ほぼ」非デフォルメなので、若干の編集を加えているところもあります。見る人が見ればすぐにそれと分かるのでしょうが…。とにかく字が細かすぎて閉口する図ですが、この時刻表の臨時増刊として発行されている「青春18きっぷの旅2005夏」には、この図の別バージョンがやはりオマケでついています。こちらは駅の文字を大きくする代わり、取捨選択が行われています。この編集基準をほじくってみるのもまた面白いかも知れません。増刊号冊子本体には、同じネタを色版・拡大化したとおぼしき図が見開きの図取りをした上でバラ掲載もされています。併せて眺めて比較するといろんなことが見えてきます。

以上、どなたからも出ていなかったので簡単な新刊紹介(?)でした。

*その後、一部の誤字を訂正
[42502] 2005年 6月 21日(火)09:17:42スナフキん さん
「駅」なかま、もろもろ
[42489]hmtさん
まちの駅、実ははるか以前に[13434]で自分から話題を出しておきながら、謎解きをしようという方向には進まずに終わらせてしまっていました。この時は、十和田市内と八戸市内にその存在を確認しており、何らかの関連は感じていたのですが、やっぱり統一した「何か」があったのですね。それにしても、ご紹介のページに十和田市のものが掲載されていません。2年も前の話なので、その後なくなってしまったのかもしれませんね。私の中では2年なんてついこの前じゃあ…と思うのですが、情勢流動の早さはそういう私を置いてけぼりにするみたいです(汗)。

ちなみに、新聞記事のスクラップを見ると、ご指摘の
「道の駅」と誤認混同されるおそれはないのでしょうか?
という点で見れば、「海の駅」などというモノもあるようです。何でも駅を付すような風潮もいかがなものかと思いますが、利用者本位の施設であって欲しいですね。


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