都道府県市区町村
落書き帳

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[38323] 2005年 3月 5日(土)20:08:40白桃 さん
神奈川県宿泊のつもりが静岡県だった
[38276]白桃
ひさしぶりに休みをとって家族4人で湯河原温泉に行ってきます。
今、湯河原から帰って来ました。で、私も昨晩泊った旅館は、てっきり神奈川県足柄下郡湯河原町なんだと思ってたのですが、なんと、静岡県熱海市だったのです。なぜそれが判ったかというと、今日午前中に訪れた足湯「独歩湯」(それは小さな谷川をはさんで、宿泊した旅館からほんの5分ぐらい)で、管理しているおじさんに「○○館にもどるのなら、そこの川を渡って歩いて行くのが近道。そこの川が県境なんですよ。」と説明されたから。さらに、おじさん曰く「このあたり、南湯河原温泉というか、泉地区は合併問題でも、湯河原&熱海の越県合併を望んでいます。」湯河原といえば、真鶴との合併話が破談になったところ。もちろん、湯河原と熱海の合併話もチョロチョロしていたのは存じていたのですが、やはり現地に行ってみてよくわかりました。
#それにしても、人口統計整理も書き込みも出来ない昨晩ほど「長い夜」はなかったです。世帯主のそんな不謹慎な思いを知らない家族は一応満足したようでしたが。(懺悔)
[79754] 2011年 12月 21日(水)16:13:35hmt さん
県境の変更 (8)実現しなかった県境変更 熱海市泉地区
88さん[79523][79666]による「県の境界にわたる境界変更告示リスト」(合計42件)と、下関市の 参考資料 に記された「越境合併一覧」(11件)とを主な材料にして、戦前の事例などにも言及しながら 「県境変更」 について記してきました。

今回は少し材料を変えて、昭和大合併の 1955年に行なわれた越県合併騒動について記しておきます。
その舞台は熱海市泉地区で、名前の示すように温泉地ですが、「熱海温泉」ではなく「湯河原温泉」なのです。

[38323] 白桃 さん
今、湯河原から帰って来ました。で、私も昨晩泊った旅館は、てっきり神奈川県足柄下郡湯河原町なんだと思ってたのですが、なんと、静岡県熱海市だったのです。

千歳川の谷沿いに続く温泉街。実態としては両岸が一体になった湯河原温泉ですが、行政的には県境の千歳川右岸(南西側)は静岡県であり、「伊豆湯河原温泉」という名もあるようです。

この県境ができたのは、直接には足柄県[24127]が解体されて、相模国が神奈川県・伊豆国が静岡県へと分れた明治9年(1876)のことです。
しかし、そのまた原因を探れば、次の疑問になります。

相模国と伊豆国の国境は、何故熱海との間にある岩戸山【注】でなく、山麓の集落の間を流れる さほど大きくもない千歳川なのか?
【注】
湯河原と熱海の間にある岩戸山は、箱根外輪山の一つです。熱海さんぽの峠 に、山頂から「泉越」(放電峠)などの峠に通じる尾根を示した図があります。この尾根の下を貫く「泉越トンネル」2457mは、丹那トンネルに次ぐ東海道本線第2位の長さの山岳トンネルです。熱海側山麓には伊豆山神社があります。

伊豆と相模の国境を決めたのは、結局のところ伊豆山権現の勢力だったと思われます。秀吉の小田原攻めに敗れたため、泉地区が一時的に相模国になったこともあるようですが(保善院朱印状)、結局は元禄の境界争いで千歳川以南(泉地区)を確保。

天保国絵図 伊豆国を見ても、千歳川に「此川中央国境」と記されています。そして、伊豆国内に「和泉」など4集落が描かれていますが、何故か「相模国宮上村之内」という文字を冠しています。地理上は千歳川を境界とする伊豆国の側にあるが、村の実体は相模国宮上村の一部として機能していたという両属的な性格だったのでしょうか。

明治になって足柄県が分割された時は、この千歳川に存在した国境が、新しい県境位置になった筈です。

熱海市泉地区の県境騒動 の記載は次のようです。
泉は、明治11年に制定された「郡区町村編制法」に基づき、神奈川県足柄下郡宮上村飛地字泉を静岡県賀茂郡泉村とし、明治22年に熱海、伊豆山などと合併し、熱海村となっている。
しかし、明治13年の『郡区町村一覧』 を見ても、静岡県伊豆国賀茂郡には「泉村」の記載がありません。
もちろん28コマ(神奈川県足柄下郡)にも記載なし。
尾根の北側の神社領「泉」は、おそらく尾根南側を占める「伊豆山村」の一部になったと推察します。

昔の話が長くなりましたが、静岡県熱海市の泉は、神奈川県の湯河原と県境で分れたまま戦後を迎えます。

昭和28年(1953)に 町村合併促進法 が公布・施行。同年末翌年末 の改正で、「都道府県の境界にわたる市町村の境界変更」に関する規定が設けられました。

実質的に「お上主導」の特別法や 河川改修に伴う県境手直しに限られていた県境変更。
ところが、今度の法律は 時限立法とは言え「住民主導」の「越県合併」に道を開いたものではないか。
熱海市の本体と「山」で隔てられた泉地区では、この機会に分離し、実質的に同じ町である湯河原町との合併を推進したいという動きが出ました。

前記 「熱海市泉地区の県境騒動」 によると、推進派は 住民の8割の署名を集めたそうです。
反対派は これに驚いて、熱海市と静岡県とに働きかけ、強力な反対運動を展開。
両者の争いは調停に持ち込まれました。
その結果、調停案 が出され、1955年10月20日に 言わば 水入り とも言える形で小休止。
そして、6年後の最終的な内閣総理大臣裁定では、「現状どおり」。
結果的には、当初は劣勢だった反対派が挽回して、県境変更は実現せずに終りました。
[79764] 2011年 12月 24日(土)15:00:47伊豆之国 さん
「久」しぶりに「伊豆」の話題ですが‥
[79754]hmtさん
熱海市泉地区
伊豆湯河原温泉
私から見ると、むしろ湯河原町のほうが丸ごと静岡県にあるほうが自然な感覚だとずっと思っていたのですが(実際にそう思う人も多そうな気がしますし、「"静岡県湯河原町"で手紙が届く」ということも見た記憶があります)‥。観光ガイドブックなどでも、湯河原は同じ足柄下郡の「箱根」よりも「伊豆」とセットにしているほうが一般的ではないかと思われますが‥。ちなみに、JTBの地域別の「旅館案内」などのパンフレットを見ると、熱海市に属する「伊豆湯河原温泉」を含めて一括して「湯河原温泉」として神奈川県の部に入れており、欄外に「旅館によっては静岡県にあるものもあります」と注記があったように記憶しています(同様の注記は「十和田湖」などにもありました)。
泉越トンネル
湯河原駅を発車して熱海に向かう列車が、県境の川を渡ってすぐに入るのがこの「泉越トンネル」。私の少年時代、伊豆急下田行きの急行(準急?)列車に乗っていると、湯河原駅を出るとすぐに「まもなく長いトンネルに入ります。このトンネル内は大変風が強いので必ず窓を閉めてください」といつもアナウンスがあったことを覚えています。親父の実家を初め、伊豆方面には夏休みに行くことが多かったのですが、当時の「湘南電車」の「二等車」には冷房などはなく、いつも窓を開けっ放しで走っていて、そしてその窓から入ってくる風の涼しさに心地よさを覚えていたのですが、湯河原駅を出る度に聞くこのアナウンス、そしてトンネルを抜け、再び乗客たちが一斉に窓を開けると、左手に広がる伊豆の海。「いよいよ伊豆に来たんだ」という感慨があったものでした。
後になって、この「泉越トンネル」でいつも強風が吹く、というのは、このトンネルが「単線トンネルの並列」になっているという構造が影響しているらしい、ということを知ったのでした‥。単線の長いトンネルの中での強風、といえば、私がオフ会参加メンバーに先駆けて行った会津への旅([79328])で
吹きさらしのトロッコ車両に座り、吹き抜ける風の涼しさに暑さを忘れたのですが、長いトンネルの中に入ると嵐のようなものすごい強風が肌を刺し、涼しさどころかもう「寒い!」と震えるくらいなのには参りました
と書いたのですが、「泉越トンネル」の中も窓を開けたらこんな感じで、荷物も吹っ飛ばされるといった光景が見られたのでしょう。
♯会津鉄道のトロッコ列車は、オフ会が開催された期間は冬期運休中だったようでした。
「湘南電車とトンネル」といえば、根府川と真鶴の間(この辺り)にかつて「海の見えるトンネル」があったのを覚えています。「赤沢トンネル」といい、海側に眼鏡のような穴がいくつも並んで開けられていて、そこから相模湾が見えたのでしたが、土砂崩れの危険が大きいことから昭和46年頃に山側に現在の「真鶴トンネル」が造られ、旧線は廃線となっています。現在でも、廃墟となったトンネルや旧線の跡は断片的に残っているようです(航空写真)。

[79763]Issieさん
京浜急行の「特急」と「快特」
京急の「特急」の余りの停車駅の多さから、私は以前から「快速特急」だけが「"本当の"特急」で、「特急」は「急行」に、「急行」は「準急」に格下げしたほうがよいのではないか、とずっと思っていました。そして「(ただの)特急」を「鈍行特急」とか「遅い特急」というように呼んでいました‥。
橋下前知事・新市長の「大阪都」構想
今朝のTVで、京阪電車で宇治から京都市内への途中下車旅をやっていて、私は地図を広げながら追っていったのですが、祇園界隈まで来たところでこの辺りの地図を見ると、ふとニヤリ!

♯「オフ会間隙一番勝負」([79712])、「今市」意味がわからぬままです‥。


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