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落書き帳

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[97060]2018年12月4日
グリグリ
[97069]2018年12月5日
デスクトップ鉄
[97071]2018年12月5日
MasAka
[97072]2018年12月5日
伊豆之国
[97077]2018年12月7日
ぺとぺと
[97086]2018年12月8日
ekinenpyou
[97115]2018年12月14日
ekinenpyou
[97128]2018年12月16日
k_ito
[97516]2019年2月6日
なると金時
[97517]2019年2月7日
デスクトップ鉄

[97060] 2018年 12月 4日(火)18:58:44オーナー グリグリ
高輪ゲートウェイ
山手線の新駅の駅名だそうです。センスのなさに唖然としますね。何のための公募とか、130位36票の疑問とか、既に批判がネットで渦巻いていますが、JRは公募上位を無視して選定した理由を正しく説明できるのでしょうか。強引な選定の経緯と結果が最近の日本社会の縮図のようです。
[97069] 2018年 12月 5日(水)19:00:20デスクトップ鉄 さん
Re: 高輪ゲートウェイ
[97060] オーナー グリグリさん
山手線の新駅の駅名だそうです。センスのなさに唖然としますね。何のための公募とか、130位36票の疑問とか、既に批判がネットで渦巻いていますが、JRは公募上位を無視して選定した理由を正しく説明できるのでしょうか。
何のための公募という議論はさておき、JR東日本の近年の新駅命名法からはある程度予想できたと思います。高輪という地名とグローバルゲートウェイ品川という再開発エリアのコンセプト名をつなげたもので、越谷レイクタウンの先例があります。
応募数1位の高輪を採用しなかったのは、地下鉄の高輪台や白金高輪との混同を避けるためでしょう。今から思えば、1872年の鉄道開業時に高輪にある駅を品川と命名したことが問題でした。地下鉄に先行して国鉄の高輪駅があれば、新駅は新高輪でもよかった。なお京急品川駅は開業当時八ツ山橋付近にあり、市電と接続するために北進して設置した停留所が高輪(その後廃止、国鉄品川駅に乗り入れ)。
施設名ではないので、行川アイランドやスペースワールドのような事態にはならないでしょう。

第6回全国のJR駅五番勝負は、ここで7日金曜日21時に開始します。ぜひ遊びにおいでください。
[97071] 2018年 12月 5日(水)23:09:45MasAka さん
Re: 高輪ゲートウェイ
[97069]デスクトップ鉄さん
応募数1位の高輪を採用しなかったのは、地下鉄の高輪台や白金高輪との混同を避けるためでしょう。

それも大いにあると思いますが、高輪ゲートウェイ駅の住所は高輪ではなく港南なので(参考)、単なる「高輪」にはできなかったのではないかと私は考えています。住所通りの港南だと高輪よりも知名度は低く、また横浜市営地下鉄ブルーラインの港南中央駅と紛らわしくなるので、やはり知名度のある高輪に何かをくっつけるというスタイルが前提にあったのだと思います。
[97072] 2018年 12月 5日(水)23:47:28【1】伊豆之国 さん
戦国を開いた「北條早雲」の真実 & 南セントレア市
今晩の「ヒストリア」は、戦国時代の扉を開いたと言う「北條早雲」の話でした。出自からして謎の多い早雲、実は生涯一度もそのように名乗った事実はなく、本当の苗字は「伊勢」氏だったとか(→[1703] Issieさん)、亡くなったときの年齢もこれまでの通説よりも2回りも若かった、とか、いろいろと新たな事実が近年わかってきたとか…。鎌倉幕府の執権・北條氏の発祥地「伊豆の国市」を初め、伊豆地方との深い「因縁」も興味深く拝見させていただきました。
最後の場面には、私の故郷・世田谷の年末年始の名物イベント「ボロ市」も出てきました。この「ボロ市」も、小田原北條氏と深いつながりがあったのですね…。今月15日からのそのボロ市、今年も行くことになるでしょう…。

【追記】私の[97049]の記事からちょっとした話題になっている「伊豆(・駿河東部)のDID名称」、暇があったら後ほど反応しようかと思っています…。

[97060] オーナーグリグリさん
[97069] デスクトップ鉄さん
高輪ゲートウェイ
センスのなさに唖然としますね。何のための公募とか、130位36票の疑問とか、既に批判がネットで渦巻いています
「仮称・品川新駅」と呼ばれていたここ、以前は「田町電車区」だったところですね。今でも留置線が何本か残っており、東海道線の電車や、「サンライズ出雲・瀬戸」の車両が休んでいるのを見ることがあります。この田町電車区、国鉄時代の電略は「南チタ」([74478])。「タマチ」を逆読みして略した判じ物のような呼び名、同じような「キラキラネーム」が住民の猛反発を食らって名称どころか合併そのものまでご破算になった「南セントレア市」を思い出して何だか笑い話、と言うよりお粗末な印象を禁じ得ませんね…。路線維持・乗客確保に必死の「地方」のローカル私鉄とか第三セクターならともなく、長くて呼びづらいこんな駅名がいいなんて誰も思わないのでは、と言う意見には同感です。まぁ、ひそかに危惧していた「品川」の付く駅名にならなかった(品川駅自体が住所が品川区でなく、その品川駅よりも更に北にある)だけはましなくらいで、結局は、後ろを省いて「高輪」だけで呼ばれるのではないのでしょうか。今の若い衆にとっては、「たまプラーザ」みたいなのは「ダサい」駅名だとかで、かえって「やまと言葉」のような「雅」な名前がかえって新鮮でカッコいいとか…。
[97077] 2018年 12月 7日(金)00:01:18【1】ぺとぺと さん
観光スポット&高輪ゲートウェイ
[97073]オーナー グリグリさん
[97061]で書いた観光スポット経県値。ふと思いついたのですが、初級、中級、上級の3つに分けると楽しいかもしれません。観光地経県値(初級)、観光地経県値(中級)、観光地経県値(上級)という具合に。
面白いアイデアですね。個人的には、初級は必ずしも5地域への分散にこだわらなくてもよいかなと思います。特に北海道などは短期間で道東、道北、道南、道央を網羅的に観光するのは困難であり、旅行経験の少ない初級者には酷な設定になってしまうのではないでしょうか。初級は修学旅行の行先調査結果データなどがあれば参考になるかと考えましたが、今のところ使えそうな資料が見つかっておりません。(公益財団法人日本修学旅行協会が刊行する「教育旅行年報「データブック」に掲載されていそうな気もしますが、定かではありません。)

話変わって、話題の「高輪ゲートウェイ駅」について。
[97069]デスクトップ鉄さん
何のための公募という議論はさておき、JR東日本の近年の新駅命名法からはある程度予想できたと思います。高輪という地名とグローバルゲートウェイ品川という再開発エリアのコンセプト名をつなげたもので、越谷レイクタウンの先例があります。
まさにおっしゃるとおりですね。今回の新駅と越谷レイクタウン駅との違いを挙げると、再開発の事業主体がJR東日本自身ということでしょうか。
新駅の設置が一連の開発プロジェクトの一パーツと考えれば、戦略的に新駅に開発エリアの名称を付したのも頷けます。六本木ヒルズのようにブランド化できれば、周辺の同ランクのビルに比較して高い賃料が取れそうですし、仮にオリンピック後に景気が冷え込み空室率がアップしたとしても相対的優位を保てそうです。そして駅名はおそらく「ゲートウェイ」という名称の知名度アップに貢献することでしょう。駅名においては「ゲートウェイ」が主で、冒頭の地名については、公募1位でイメージのよさそうな「高輪」を後付けで持ってきたという気がしないでもありません。そのように考えると、公募自体が知名度アップのためのブランド戦略の一環だったという見方もできるかも。さすがに穿ちすぎ、あるいは邪推が過ぎるでしょうか。(←これは書籍やネット上の書き込みや、関係者からの情報提供などに基づくものではなく、すべてぺとぺとの妄想に近い憶測です。すみません。)
蛇足ですがJR東日本は、巨大な鉄道事業者であると共に、巨大な不動産事業者でもあるのですね。平成30年3月期の有価証券報告書のセグメント情報によると、連結ベースの不動産・ホテル事業の外部売上高は3,263億円と大手デベロッパーの東京建物を大きく上回ります。ホテル事業込みとはいえ不動産業者の中で売上高上位10傑に入るほどの規模となっています。

そういえば、東京メトロ日比谷線の新駅の名称もカタカナつきの「虎ノ門ヒルズ」になったみたいですね(東京メトロプレスリリース)。社会人になりたて(上京したて)の頃神谷町界隈で働いておりましたが、あの辺りも随分と様変わりした気がします。

【1】読み返して一部誤解を招きかねない表現があったので、削除しました。
[97086] 2018年 12月 8日(土)10:10:41ekinenpyou さん
Re:改称した自治体の例規集調査など
[97023]グリグリさん
ネットで得難い読み応えのあるリストで(しばらくの間眺めて)楽しめました、作成お疲れ様でした。
投稿後しばらく経ってからの指摘となり恐縮ですが以下、要訂正箇所(1個だけ)などコメントしておきます。

17 1955(S30).4.1 新設/改称 茨城県 稲敷郡 美浦村 新設/改称の記載なし
18 1955(S30).4.14 改称 福岡県 豊前市 改称:条例第10号

上記の市区町村変遷情報 詳細情報(稲敷郡美浦村への改称)の部分ですが
協議会名称・関連情報等に☆条例第10号:宇島市名称変更条例(昭和30年4月14日)へのリンクが
表示されているようです、正しくはこちら(宇島市から豊前市への改称)に表示されるべきかと思われます。

また、別の(個人的に)興味深い事例としては

9 1954(S29).1.1 改称/市制 奈良県 大和郡山市 改称/(市制):条例第30号

上記リンク先にある条例を一部引用すると

大和郡山町条例第30号
地方自治法(昭和22年4月法律第67号)第3条第3項の規定により、本町の名称を、大和郡山市と変更する。


ですが、これは恐らく【1】「大和郡山町を大和郡山市とする」条例で【2】「郡山町を大和郡山町とする」条例も
別途存在していた可能性があると思われます。(総理府の告示は【1】第267号・【2】第266号となり別々)

恐らく法律の解釈としては【1】のような(地方自治法第8条第3項の規定により手続きがなされる)場合でも、
同法第3条第3項の規定によると思われる条例も制定する必要がある(あった?)と推測
(市区町村名に変更が無い町村→市・村→町のような単なる市制・町制も名称変更との解釈?)

[97023]グリグリさんで示していただいたリストは市町村名に変更が伴う改称の例ですが、
単なる市制・町制の際に条例を制定し例規集に示しているものがあるかどうか探してみたところ、
宮城県の自治体で下記2件が見つかりましたので参考としてログに残します。

色麻村の名称を変更する条例(昭和53年3月10日条例第8号、色麻町例規集より)
富谷村の名称を変更する条例(昭和37年12月23日条例第11号、富谷市例規集より、町→市の名称変更条例は記載なし)

なおこうしたケースで条例を例規集に示しているものはあまり見かけないような気もしますので、解釈次第では
条例を制定する必要は無いのかもしれません、従って個別に例規集を確認する必要性は(面倒ですし)無いと考えます。

例規集への条例や告示の記載が自治体によってばらついています
拙稿[96995]でも類似の見解を述べましたが、おっしゃる通りかと思われます。

実態として、[97029]グリグリさん・[97040]にまんさんで言及されている読み替え(改正)条例については
ごく最近でも例規集に載っている(載せてしまった?)ものがあります。
例・那珂川町を那珂川市とすることに伴う関係条例の整理に関する条例

(条例や告示などの)例規集掲載基準は自治体ごと何らか存在するのかもしれませんが、実は明確な基準は無く
(周辺自治体の例規集を参考にするなどして)何となく載せても良さそうだと思ったものを掲載しているだけ
というのが事実なのかもしれませんね。

【以下蛇足】
即座に考え直すべき珍名「高輪ゲートウェイ駅」(JBpress)より引用
「高輪」と「ゲートウェイ」という、全く隔絶した2概念を合体させた名称が、たかだか6万の母集団の中で36通もあったというのは驚きです。


学術機関の専門の?方からも厳しいご意見がありますが、確かに統計(集計)結果は違和感があるかもしれせんね。
もっとも「高輪ゲートウェイ」という固有名(あるいはそれと非常に似通ったもの)が駅名公募前に
(既に誰かが考案していたなどで)ネット検索で表示されていたとかいう場合は
当然「全く隔絶した2概念」にあてはまらず、上記の説についても考え方が変わってきますが・・・

どうでもいいですが、(馬車鉄道などを含めると他にもあるかもしれませんけど)
純粋にカタカナだけの駅名元祖って釧路鉄道(M25開通)のカタカナ表記駅あたりでしょうか?
実は官報(左ページ真ん中上段)の駅名表記は前述資料などと比べると微妙に違っておりまして、
こうしたケースで駅名を一つに絞って確定するのは(専門の方でも見解が異なるので)難しい状況です・・・
[97115] 2018年 12月 14日(金)19:01:26ekinenpyou さん
中郷と函南
村名になったのはいずれも明治の大合併(M22)より後ですが、伊豆之国さんと千本桜さんの間で関連する話題が
盛り上がっているので、いつごろからこの名称(地名?)が使われていたのか、簡単ですが少し調べてみました。

【その1・中郷】
大日本地名辞書 中巻 二版(右下中ほどの「中郷」)
現在(M40頃)は村名で三島駅(恐らく現在の三島田町駅)の南、狩野川に至る諸村を指す(指していた?)とのこと

※辞書読みはナカゴウだが明治大合併での村名はナカザト(右端)
伊豆国那賀郡(後の賀茂郡)にも中郷(左下)があり、区別のため読み変更?
(こちらの村名はナカノゴウM24.6.12告示で中川村へ改称)

三島市立中郷小学校の概要より(所在地は梅名453)
本校は、明治6年、八反畑村に中郷学校として開校しました。明治10年には梅名の現在地に移転し、成徳学校と称しました。昭和29年3月には三島市と合併し、三島市立中郷小学校となりました。


とのこと、田方郡中郷村誌(11コマ中ほど)中郷学校でもM6.5設立の記述確認
※12~13コマではM10.7梅名村に成徳学校を新築し中郷を分校とし、M19.3合併との記述があったので中郷小学校は
M10設立&開校と解釈しても良さそうです、学校幼稚園書籍館博物館一覧表. 明治14年(左端、成徳学校の設立年参照)

【その2・函南】
函南町立函南小学校の学校沿革より(所在地は仁田148)
明治6年6月20日
「第二大学区第一番中学区第八小学校函南学校」として大土肥妙高寺に開校
明治8年12月
現在地に伊豆地方最初の本格的学校校舎新築・落成


とのこと、大土肥妙高寺は現所在地より北の妙高寺付近と推測
学校幼稚園書籍館博物館一覧表. 明治14年(真ん中)函南学校設立年もM6なのでこちらは移転扱いらしい
田方郡函南村誌(36コマ~)でも同趣旨の記述確認(役場も当初学校内敷地にあった模様)

以上、(維新前の資料は詳細未調査ですが)明治の大合併よりも前に中郷・函南という名称が使われていた
具体例を紹介しておきます。(DID名称についてはどのあたりかわかれば便利だと思う程度なので、
個人的にはそれほどこだわりはありません)

[97107]伊豆之国さん
大場駅を含む旧中郷村の地域と、当時の函南村に属していた仁田・間宮などの地域がその当時から連続した集落を形成していたのかどうか


[97109]千本桜さんで
明治27年測量の地形図では、間宮、大場、中島、梅名の集落が繋がっているように見えます。

上記の通り説明されていますが、今昔マップで見ると時系列変化などがわかりやすいです。

※現在は大場・中島・梅名が三島市で間宮が函南町ですが、
大場と間宮は同じ(君沢郡)25学区だった時期があったようです。
(間宮は田方郡でM29郡再編まで学区が郡や村を跨いでいた)
その頃学校は大場村にあった(右中ほど)ようですが、前述函南村誌(39コマ)には
「M41.4中郷村大場尋常小学校にM14.5より通学していた間宮児童の委託解除、同時に函南小学校に収容」とあり、
中郷村誌(16コマ)によると「尋常小学校1村2校から1校に改めた」(大場は中郷に統合?)とありました。

【蛇足】巷で話題のネーミング先行例???
道の駅では「ゲートウェイ」って比較的名称に使われていそうだと思ったのですが、ここだけでしょうか?
※法律上はこちらも立派な鉄道駅ですが・・・
[97128] 2018年 12月 16日(日)08:32:31k_ito さん
名づけは難しい
こんにちは。盛り上がっている話題に二三加わらせてください。


まずは、観光エリアの区切り・命名について。

神奈川県の「鎌倉・茅ヶ崎」エリアについては、私も皆さんご指摘の通り「鎌倉・藤沢」「鎌倉・大磯」のいずれかかな、と思います。茅ヶ崎や平塚はメジャーな地名ではありますが、観光という観点で藤沢や大磯にはかなわないと思います。グリグリさんは
地元の方の捉え方はともかく、湘南のイメージで真っ先に浮かんでくるのがサザンの茅ヶ崎というのはかなりの方が持つ印象ではないでしょうか。
とおっしゃいますが、たぶんそれは彼らのパーソナリティにまで関心を持つ(or持った)、彼らと同世代の方の感覚かな、という気がします。私はだいぶ下の世代で、曲は聴きながらもパーソナリティにはあまり興味がないため、「江ノ島が見えてきた俺の家も近い」「稲村ケ崎は今日も雨」といった藤沢市域・鎌倉市域を含む歌詞に引きずられて、知識として桑田が茅ヶ崎の人だと知っていながらも、あまり茅ヶ崎の人だという意識はしていないです。

愛知県については、「一宮・犬山」エリアが「名古屋市と知多半島以外の尾張部」という非常に雑なエリアで、名古屋を挟んで東西に分かれてしまっていて、エリアとしてのまとまりが感じられません。愛・地球博に行ったからもうこのエリアはクリアで犬山には行かなくていい、では不自然で残念です。豊明・日進・長久手・東郷の旧愛知郡4市町に加えて、東春日井郡は分断されますが尾張旭市・瀬戸市までを合わせた計6市町を名古屋市とくっつけて、「名古屋・瀬戸」エリアにするぐらいがバランスがいいのかな、と思います。
三河部は西三河・東三河という区分けで言えばこれで完璧なのですが、観光資源を共有する奥三河山間部エリアが分断されているのが少し気にはなります。稲武町は西三河で茶臼山高原は東三河、間違ってはいないのですが観光という観点では同一エリアではないかと思うのです。とはいえこれは自治体境界を絶対とする以上はどうしようもありません。


続いて、DIDへの命名について。

千本桜さんと伊豆之国さんの議論を拝見しながら、伊豆之国さんは都会の方だな、と思いました。駅名が周囲の地域を総称する地域名としての力も持つことは、都会ではありふれた現象ですが、田舎へ行けばそんなことはないわけで、それぞれの実情に合わせた命名をすればいいのではないかな。そんな感想を持ちました。

都会の駅名は強いです。タカシマヤタイムズスクエアのことを「渋谷にある」とか「千駄ヶ谷にある」と言ったら多くの人には笑われるでしょう。住所地名は渋谷区千駄ヶ谷でありながら、あそこは紛れもなく「新宿」です。明治大学の学生が、キャンパスから帰るには甲州街道と京王線と井の頭線を越えなければならないエリアに下宿していたとしても「明大前に住んでいる」と言って笑われることはないでしょう。田舎の人から見れば「どこが明大の前だよ」と思いますが、都会では明大前駅を最寄り駅とするエリアこそが明大前だからです。
話がそれますが、「高輪ゲートウェイ駅」について私が感じた違和感は、珍妙なカタカナ駅名であることよりも、第一京浜の西側の傾斜地から高台にかけてこそが字義通りの「高輪」なのに、この駅ができることで線路東側の埋立地までも「高輪」と呼ばれるようになるだろうことです。

このようなことは都会ではありふれた現象ですが、鉄道を日常利用することが少なくなる田舎では、駅名は必ずしも地域を総称しえません。伊豆のことは詳しくないので、愛知県の例を挙げます。
たとえば豊田市南部の若林駅を中心とするDIDは駅名をとるなら「若林」ですが、若林駅が代表するにはおこがましいエリアまで連坦しており、私なら「高岡」と名付けます。現在の住所地名としての高岡町・高岡本町にはかすりもしないDIDですが、三河八橋駅周辺から竹村駅周辺までの広大なエリアを総称しうる地名は、旧碧海郡高岡町をおいてほかにないからです。
このように、地域を総称しうる地名は、駅名とも限らなければ、現存する住所地名とも限りません。碧南市東部の本体からわずかに離れてしまって独立してしまったDID、現存住所地名から名づけるにはかなり苦しいのですが、ここは以前「自治体越えの地名」関連で触れたように西端と呼ばれる地区ですので、そのまま「西端」と名付けたいところです。このようなことを全国規模でやろうとすると大変なことですが、どうせやるならそれが誠実な名づけ方だろうと思います。

私も戯れに愛知県のDIDだけ眺めてみましたが、難しいですね。ニュータウンが独立したDIDになっている事例は特に。中でも、本体は大名古屋DIDに吸収されているのにニュータウンだけ独立している小牧市、そもそもニュータウンにだけDIDがあって本体がない阿久比町、一か所のニュータウンなのにDIDは分離しているみよし市などは、非常にモヤモヤする事例です。既存市街地も簡単ではなくて、ほぼ同格の二都市が連坦する「刈谷・知立」と「国府・御油」は連称しかないのかな、と思いました。碧南市・高浜市も「碧南・高浜」にしようかと迷いましたが、こちらは「衣浦」でいいかな(対岸の半田市まで連坦扱いなら迷わず「衣浦」なのですが)。


長文失礼しました。
[97516] 2019年 2月 6日(水)21:09:56なると金時 さん
高輪ゲートウェイ関連
AERAの記事を読んでたら
https://dot.asahi.com/aera/2019020400050.html?page=1
このデスクトップ鉄さんは、あのデスクトップ鉄さんですよね?
そんなすごい人とは存じませんでした。ビックリ
[97517] 2019年 2月 7日(木)19:24:03デスクトップ鉄 さん
Re: 高輪ゲートウェイ関連
[97516] なると金時 さん
このデスクトップ鉄さんは、あのデスクトップ鉄さんですよね?
見つかってしまいました。はい、あのデスクトップ鉄です。
取材では[97069]に書いたような話をしたのですが、一部しか記事になっていないので、ブログデスクトップ鉄の雑記帳に釈明記事を書きました。

ところで、京急の新4駅名のうち逗子・葉山はひどいと思いませんか。三浦半島の人口減に悩む京急としては、逗子だけでは足りず、葉山のブランド力に頼りたいのかもしれない。しかし市外の自治体名との連称とするのは、逗子市に対して失礼で、高輪ゲートウェイ以上に問題です。しいて葉山の名前を使うなら、(京急)逗子・葉山口でしょうか。

ブログのurlが上記のとおり変更になりました。3月8日に開始する第7回全国のJR駅五番勝負の開催場所もここになりますので、ご注意ください。


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