[65977] Issie さん
同一画数の場合は,初画で横に線を引く「比」の方が,縦に線を引く「日」よりも先に配列されるようです。
この“横線>縦線”という順序は、中国の辞書などで使われている配列なのでしょうか?
私にはそのような知識はなかったために、
[65923]を書いた際には、共同通信の報道に基づいて、1字目の画数順>2字目の画数順>…という配列だと思っていました。しかし、
[65929]むっくんさん による毎日新聞記事によって、どうも純粋の画数順とは違うルールがあるらしいことに気がつきました。
現在は、8日の入場行進を見た結果から帰納して、次のようなルールと考えています。
配列順序は、単純な画数優先ではなく、文字優先である。
第一順位は一文字目の漢字の画数。2画文字「几」で始まる2ヶ国は、文句なしに先頭(ギリシャの次)になる。
同一画数の漢字には、筆順により第二順位がつけられる。
実際、3画文字で始まる11ヶ国は、土(2)>也(1)>馬(8ヶ国)の順に並んでいる。単純な横線>「フ」。
# 馬の簡体字。3画に省略しているのに、象形文字の雰囲気をよく残しており、なかなかの名作。
4画文字の国は、開(簡体字は門構なし)、不、厄(2)、牙、比、瓦、以、日、中(3)、岡、貝、毛(2)、丹、烏(4)、巴(9ヶ国)と並んでいました。
私もこの順番を見て、少し違うところもあるが、概ね Issieさん ご指摘の「横線>縦線」の原則があるらしいことに気づきました。
「中」で始まる3ヶ国は、中華台北・中非(中央アフリカ)・中国香港です。
イスラエル>日本>台湾という順番。
[65929]でこれを知った時には、いぶかしく感じられた順番ですが、 「以色列」の一文字目は簡体字では4画であり、オリンピックの呼び方では「台湾」でなく「Chinese Taipei」であることを考えれば、この3カ国が並ぶこともありだったのですね。
「烏」という字の簡体字は「馬」と似ていますね。日本語では使用頻度が小さい字ですが、烏魯木斉(ウルムチ)など中国国内の地名にも使われています。
「巴」も9ヶ国と多数。「巴巴多斯」バルバドスは 1字目・2字目共に4画なので、純粋画数順なら日本よりも先と予想したのですが
[65923]、現実の行進順は36番目でした。
[65986] Issie さん
わざわざ 匈奴 を連想させる「匈牙利」という表記を採用したあたり,中国指導部の“認識”が現れているのかもしれません。
「匈牙利」という表記は、現代中国指導部が“採用”したものでしょうか? ずっと前からではないの?
むしろ、「美国」・「英国」・「法国」・「徳国」という「感じの良い字」を使っていることに注目しました。
これも、美利堅・英格蘭・法蘭西・徳意志の省略形として 以前から使われてきたものでしょうが、「諳厄利亜」「大不列顛」などという字をあてていた昔の日本
[40148]に比べると、友好的な言葉使いを感じます。
ロシアの(中略)公式表記は「俄国」または「俄羅斯」,つまりモンゴル語経由で入った「オロス=おろしや」
ところが,9画の「俄」にしては少し早い気が…。
保加利亜(ブルガリア)>俄羅斯(ロシア)>叙利亜(シリア)>美国(アメリカ)という順番でした。9画のちょうど中頃 137番目。
179番目(12画176番目の韓国と180番目の朝鮮の間)に、セルビアと分離して初登場のモンテネグロ。
アテネ大会の時の,「セルヴィア・ケ・マヴロヴーニオ」についても「黒い山」という意味の解説がありましたが
[31806]、今回はそのものズバリ「黒山」。
205の国と地域(すべてのNOC)が参加すると伝えられていましたが、現実にはブルネイの姿は見られず、204ヶ国でした。