[22065]ありがたきさん
「かんのんがすそ」が訛って短くなったもの
ありがたきさん、ありがとうございました。実は私も「かんのんがすそ」に一縷の望みをかけていたのです。なぜ「かながそ」にこだわるのかというと、私が住む町に金ヶ瀬(かながせ)という地名がありまして、その地名は他に類例を見ないと子供の頃に教わりました。類例がないから本当の地名由来は解らず、たぶん「鉄分を含んだ川床の瀬」だろうと言われています。
類例を見ないと言われると、ホントかな?と疑問に思うのが私の癖でして、いろいろ地名を探して小松市観音下(かながそ)にぶつかったのが30年前。似ている!限り無く似ている!。音の響きの共通性を解き明かしたくて、小松市役所に手紙で問い合せたのが20年前。資料が同封された丁寧な回答を戴いたのですが、私が知りたい部分は解明されないまま今日に至っております。
先人が言うように、金ヶ瀬の由来は「鉄分を含んだ川床の瀬」が本当なのかのしれません。それでもなお小松市観音下が気にかかるのは、金ヶ瀬の地名発祥付近にも観音堂があるからなのです。金ヶ瀬とは「観音ヶ裾」または「観音ヶ瀬」ではないのか?などと、ひとり思いあぐねておりました。
なお、類例を見ないと言われていた「金ヶ瀬」ですが、ネット検索したところ、山形県上山市にも有ることが判明しました。