[59044] かすみ さん
青(自由)、白(平等)、赤(博愛)
そう言えば,1960年代後半に放映された初代「パーマン」の主題歌は,
1番:真っ赤なマント,2番:白いロボット,3番:青いマスク
…と,“トリコロール(三色旗)”カラーで始まるのですね。
リアルタイムで聴いていたときには気づかなかったのですが,後からこのことに気づいてずいぶんと感心したものです。
我が家のテレビは白黒だったので,赤も青もないのですけどね。
ベッツィ&クリスの「白い色は恋人の色」(作詞:北山修,作曲:加藤和彦)だと,
花びら-白-恋人
空-青-初恋
夕焼け-赤-思い出
と,やはりトリコロール・カラー。
ほかにも,この3色を取り揃えたものは多かろうと思います。フランス革命に直結するわけではないでしょうが,「3色」というと,色や光の3原色よりも前に,青・白・赤 のトリコロール・カラーの方が,象徴性が高いのかもしれませんね。
もともとは,“パリ市の色”(市の盾形紋章の地色)である 青と赤 に,“フランス王家の色である 白(王家の旗は白地に“ユリの花”の紋章) を加えたものと言われていて,決して反王政的なものではないのですが,やがて 自由・平等・博愛 の3スローガンを表わすものと理解されるようになりました。
…というように,色の象徴性というのは,実は多分に変動のあるものです。
最近のものであればあるほど,特に国旗にはそれぞれ色に何らかの意味づけがなされていますから,それぞれの色が何を象徴するか,比べてみると面白いかもしれません。