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落書き帳

上州の「偽(ミニ)富士山」

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[83651]2013年6月30日
伊豆之国
[83652]2013年6月30日
グリグリ
[83655]2013年6月30日
hmt
[83656]2013年7月1日
伊豆之国
[83659]2013年7月2日
いさ
[84083]2013年9月12日
伊豆之国
[98109]2019年7月13日
伊豆之国

[83651] 2013年 6月 30日(日)00:21:15伊豆之国 さん
Fuji Station
「富士山シリーズ」ですが、私もこれに便乗して「富士の付く駅」について調べてみることにします。
こちらによると、「富士」の付く駅は全国に20駅。これに「富士(見)」が由来である「ふじみ野」を加えると下記の計21駅となります。

駅名路線名所在地備考
富士東海道本線静岡県富士市
富士岡御殿場線静岡県御殿場市
富士川東海道本線静岡県富士市
富士急ハイランド富士急山梨県富士河口湖町
富士山富士急山梨県富士吉田市H23.7.1富士吉田より改称
富士根身延線静岡県富士市駅名の由来・旧富士根村は隣の富士宮市
富士宮身延線静岡県富士宮市
富士フイルム前伊豆箱根鉄道大雄山線神奈川県南足柄市
富士松名鉄本線愛知県刈谷市
富士見中央本線長野県富士見町
富士見ヶ丘京王井の頭線東京都杉並区
富士見台西武池袋線東京都練馬区
富士見町湘南モノレール神奈川県鎌倉市
富士見町境線鳥取県米子市
富士山下上毛電鉄群馬県桐生市
岳南富士岡岳南鉄道静岡県富士市
新富士東海道新幹線静岡県富士市
新富士根室本線北海道釧路市
中野富士見町東京メトロ丸の内線(方南町支線)東京都中野区
西富士宮身延線静岡県富士宮市
ふじみ野東武東上線埼玉県富士見市

やはり、「富士」の付く駅が最も多いのは、静岡県の8駅。そのうち富士市が5駅を占めます。山梨県は2駅と案外少なく、いずれも富士急で隣同士の駅です。東京都内にも「富士見」の付く駅が3駅あります。一方、本物の富士山が見えない地域にある境線の「富士見町」は、「伯耆富士」の別名を持つ大山を望むことにちなんだものであり、根室線の「新富士」は、近くにある旧「富士製紙」([79370])の工場(現在は日本製紙釧路工場)に由来しています。同じく「富士見十三州」外の三河国にある名鉄の「富士松」駅からは、前に連なる山々が幾重にも邪魔をして(田代氏の「富士見マップ」([83639]hmt さん)より…愛知県版)、やはり富士山は見えないようです。「富士松」の駅名は旧富士松村([83633])に由来し、更にその「富士松」の地名は、今も駅の近くにある「お富士の松」という松の木から来ているようです。
釧路の新富士駅と同様に企業名由来の「富士フイルム前」駅は、足柄連山が前に立ちはだかっているので、富士山が見えるかどうか微妙な場所にありますが、果たして見えるのでしょうか。「微妙」といえば、上毛電鉄の「富士山下(ふじやました)」駅。駅のすぐ北に富士山の神を祭った浅間神社があり、駅名はこれに由来すると思われますが、「本物」の富士山が見えるかどうか、こちらも微妙な位置にあるようです。この両駅、本当に「富士山が見える」かどうか、証拠写真がほしいものです…。

ところで、ここで「鉄オタク向け・超ウルトラクイズ」。
上記の「富士山下」と「岳南富士岡」の両駅のすぐ近くには、いずれも今では一部の「鉄オタク」にとっては大変貴重なある「音」が聞こえてくる場所があることでも知られています。一体それは何でしょうか? ▲ヒント…[76120],[82839]
[83652] 2013年 6月 30日(日)10:09:36【1】オーナー グリグリ
Electric bell-type railroad crossing
[83651] 伊豆之国さん
「鉄オタク向け・超ウルトラクイズ」。
上記の「富士山下」と「岳南富士岡」の両駅のすぐ近くには、いずれも今では一部の「鉄オタク」にとっては大変貴重なある「音」が聞こえてくる場所があることでも知られています。一体それは何でしょうか?
鉄オタクではありませんが、答えてみましょう。

富士山下駅:これでしょうか?
岳南富士岡駅:これでしょうか?

この両駅、本当に「富士山が見える」かどうか、証拠写真がほしいものです…。
富士フイルム前駅からは一部が見えるようですね。証拠写真がありました。

富士山下駅から見えるかどうかは分りませんが、駅名由来となった富士山(ふじやま)山頂からは見えないこともないようです。こんな記事がありました。ところで、富士山下駅を富士山の麓にある駅と勘違いして訪れる外国人の話題が、今年の5月5日の東京新聞の記事になっていたようです。記事全文は有料データベースでしか参照できないようですが、リンクから見出しと簡単な説明が参照できます。
[83655] 2013年 6月 30日(日)15:45:13【2】hmt さん
「富士」 (4)ふるさとの「○○富士」 と 富士塚
[83651] 伊豆之国 さん
[83652] グリグリ さん
駅名由来となった富士山(ふじやま)山頂からは見えないこともないようです。

上毛電鉄富士山下駅近くの 桐生市相生町の富士山。
地形図で標高を見ると、山麓の駅が 125m で山頂が 160m ですから 30m以上の比高がある丘です。おそらく渡良瀬川が削り残した残丘で、その頂上から本物の富士が見えたことから「ふじやま」と呼ばれたものでしょう。
富士山コレクション に収録されている山の多くは、ふるさとの地名を冠した「○○富士」でが、単に「富士山」を名乗る山もかなり含まれています。そして、その中には本家と区別するためか、「ふじやま」と呼ぶものを多数あります。相生の富士山(未収録)も、そのような「天然の富士」の1つであると思われます。

おらが富士 というサイトに、「日本全国ふるさと富士山一覧」がありました。収録件数352の中には相生の富士山も含まれていましたが、詳細情報なし。
対比はしていませんが 富士山コレクションの収録件数と近い値であり、重複している山が多いと思われます。

ところで、円錐形の山を富士に見立てた「天然の富士」に対して、富士信仰に基づいて流行した「人工の富士」があります。

一般的呼び名は「富士塚」ですが、浅間(せんげん)神社を祀り「浅間塚」とか「浅間山」とかいう名の塚も多くあり、その他の名もあります。我が家の近く、平地の中で数mの高さに盛り上がり、樹木が生い茂った オトウカ山 という塚があります。その由来は不詳ですが、かつて頂上にあったという「藤塚神社」「浅間神社」の石碑を根拠に、富士塚の跡として扱われているようです。

「人工の富士」ですから 大きなものは無理で、高さ60尺荒幡富士 あたりが、最大サイズの富士塚なのでしょう。
人工物ながら、西武園の近くで 比較的その名が知られた山のためか、「おらが富士」「富士コレクション」のいずれにも収録されています。

所沢市の荒幡富士とは 狭山湖を隔てて反対側(西)に位置するのが「駒形富士山」です。
地図では、山名ではなく住所地名として示されています。浅間神社がある場所は 人工の富士塚ではなく、狭山丘陵の一角でしょう。
この地名は、埼玉県入間郡元狭山村分村事件[4049]で 落書き帳に登場しました。
駒形富士山という地名は、越県合併先の東京都瑞穂町の大字になっただけでなく、埼玉県側にも残りました[35774]

話が少し逸れましたが、富士塚の大部分は 高さ数mで、江戸とその近郊に多数作られました。[28247]
富士塚 あなたの町のミニチュア富士山 というサイトには、驚くほど多数の富士塚・浅間神社などが集められていました。塚でないものや、消滅した塚も含まれていますが、その総数は全国で2280に及んでいます。

特に多い県は、埼玉県528・千葉県426・群馬県219・東京都188・栃木県148・静岡県142・茨城県132・長野県122・神奈川県119・山梨県93で、富士見十三州[83639]の 10府県が上位を占めていました。これに続くのは愛知県58・岐阜県51ですが、富士山可視マップに登場した三重県は意外にもゼロ。

富士塚発祥の地である 東京 には、極めて多数の「○○富士」があったことが分ります。
但し備考欄に「消滅」と記されたものも多数あります。

東京いいとこ自転車散歩 にも富士塚コレクションがあり、都内120ヶ所の富士塚一覧表が リンクされていました。

例えば 品川富士 の写真を見ると、富士山の溶岩破片で表面を覆っています。
人工物である富士塚ながらも、荒々しい火山である富士山の雰囲気を造り出す工夫がされています。

18世紀の築造で、現存する都内最古の富士塚である 千駄ヶ谷富士 にも、黒ボク(溶岩)・洞窟・池という富士塚の基本設備が記されていました。

なお、1780年に作られた最古の富士塚である 高田富士は現存せず、近くの 富塚(戸塚)古墳・ 水稲荷神社 に移転したとのことです。
[83656] 2013年 7月 1日(月)23:56:26伊豆之国 さん
Re:Electric bell-type railroad crossing
[83652]オーナー グリグリ さん
富士山下駅:これでしょうか?
岳南富士岡駅:これでしょうか?

野々市市・富士吉田市・名古屋市・京都市・熊本市でもまだこの音が聞こえてくるようです。十和田市ではもう聞こえません…。
[83659] 2013年 7月 2日(火)22:36:33いさ さん
フジヤマの音
[83651]伊豆之国さん

ひと月ほど前にその富士山下前のパン工場に出張で行ってきたので、
工場に人と話をしているときにその音を聞いたところです。
工場の人に言わせると、「うるさいんだけどねえ、貴重なものらしいから・・・」
だそうです。

帰ってきてから調べたら、本当にそんな珍しいものだったとは・・
[84083] 2013年 9月 12日(木)23:56:24【2】伊豆之国 さん
Day Dream Believer~真夏の北関東放浪記~
もうだいぶ遅くなりましたが、先月18日から2泊3日で関東北部への旅に出かけてきました。今日は[84064]で約束した、この旅日記を書くことにします。昨年の九州南部への長旅([81852])のようにクイズ形式にしようかとも思ったのですが、長引く猛暑からきた疲れがいまだ取れないこともあって、今回はいつも通りのスタイルで書き込むことにしました。

今回は気ままな一人旅ということもあり、初日の18日はややゆっくり目に我が家を出て、渋谷から「湘南新宿ライン」で高崎線へ。いきなり「事故により10分ほど遅れ」とアナウンスがあり、少々焦りましたが、第一のポイントとした熊谷駅に無事に到着します。当初のプランでは、まずここで秩父鉄道に乗り換えて行田に向かい、忍城跡~さきたま古墳群と回る予定にしていたのですが、旧妻沼町に昨年国宝となった「妻沼聖天」があることを知り、早速駅前でバス乗り場を探すと、その妻沼を経由して太田に向かうバスが待っているではないか。時刻表を見ると、なんと妻沼までは1時間に3~4本、利根川を越えて太田へ行くバスも1時間に1本はある。熊谷と大泉町・太田を結ぶ軍事路線として突貫工事で敷かれたものの、終戦で中断され、結局利根川を渡れぬまま、1両だけのディーゼル車が1時間に1本あるかないかという状態が続き、昭和58年に寂しくその生涯を終えたあの超ローカル線「東武熊谷線」のイメージが頭にあったので、「あの熊谷線の走っていたルートが、いまやそんなに繁盛していたのか」と大いに驚いたのでした。「妻沼聖天」は本堂に極彩色の装飾が施された彫刻があって、「埼玉の小日光」の異名があり、ボランティアによる丁寧な説明に聞き入りました。そして再びバスで熊谷駅に。「暑さ日本一」の座こそ譲ったものの、やはり暑いことには変わりはなく、この日の最高気温は36℃。デパートの玄関にあった「熱いぜ!熊谷」の立て看板も健在でした。そして秩父鉄道に乗って当初の目的地とした行田市へ。忍城跡にある郷土博物館から、あの「稲荷山の鉄剣」が展示されている「さきたま史跡の博物館」を見ることにしましたが、行田市駅に着いたときには既に午後3時を回り、市街地で道に迷ったこともあって、猛暑の中を早足気味に歩くことになり、「史跡の博物館」にたどり着いたときには入館締め切りの数分前という状況でした。館内をじっくり見た後、夕暮れのさきたま古墳群を散策、稲荷山古墳の頂上にも登ることができ、周りの田園風景を眺めることに。結局、市内循環バスで行田市駅に戻ったときは午後6時を過ぎ、電車の時間が迫っていたためすぐに乗って熊谷駅に。結局この行田市の名物グルメ、埼玉県民「協和」の合言葉にもなっている「甘いほう」のは熊谷駅の売店で何とか買うことができましたが、「甘くないほう」はついにありつけないままになってしまいました。熊谷駅から再び高崎線に乗り、次の籠原駅で降りてネット検索で取ったホテルへ。温泉ではないものの、露天風呂があり、そこから行き交う電車を眺めることができました。
翌日は、高崎経由で桐生に出て、少々歩いて西桐生駅から上毛電鉄に。ちょっとした話題にもなっている、2駅目の「富士山下」駅で下車、駅のすぐ北側の「ミニ富士山」([83652] オーナー グリグリ さん、[83655] hmt さん)へ。往復10分の「弾丸登山」でしたが、やはり猛暑(この日の前橋の最高気温は37℃)の中、密林のような草木が生い茂る山道の往復は少々こたえました。駅前の踏切にある「貴重な音」([83652],[83659] いさ さん)も聞こえましたが、どうも既に昨年から片方が故障して鳴らなくなっているらしく、近江鉄道で起きた事故([62515])の例もあるので、果たしてこの先いつまでこの音が聞けるのでしょうか…。再び上毛電鉄に乗って、赤城駅で降り、「関東の耶馬溪」の異名を持つ「高津戸峡」へ。歩いても行ける距離でしたが、駅前にバスもなく、猛暑ということもあってこの旅では唯一のタクシーを使うことに。やはりこの暑さの中では散策する人もまばら…。それから渡良瀬川を望む場所に建つ、昭和12年に建てられた芝居小屋「ながめ余興場」を見学、そして大間々駅に出てわたらせ渓谷鉄道に乗り、足尾経由で2日目の宿がある奥日光に向かうことになります。車窓に広がる渓谷美に酔いつつ、通洞駅で降りて足尾銅山に。トロッコ電車で坑内に向かうのですが、坑内に入ると一転して寒風が肌を突き刺し、一昨年の会津鉄道で味わったような([79328])ものすごい肌寒さを感じることに。奥日光の涼しさに備えて用意してきた長袖を羽織って、肌寒さをしのぐことになったのでした。足尾銅山からは、日光市営のバスで清滝に出て、そこからいろは坂を登り、まず中禅寺湖で下車して華厳の滝を見た後、湯元温泉にある、11年前にもお世話になった「お一人様大歓迎」の宿で一夜を。夕食後に館内でコンサートがあり、美しい旋律にしばし聞き入りました。
翌日は、やはり定番の「二社一寺」参りとなります。こちらも11年ぶり。しかし、今まであった「共通券」が突然廃止されたとの張り紙が拝観券売り場に掲げられていて、大いに腹立つ乗り。でもここまで来たからには見ぬわけには行きません。最初は「今市」土地勘がつかめなかったものの、歩いてゆくうちに建物の位置の記憶も蘇ってくることに。日光の社寺では大規模な修復工事が始まっていて、その工事の段階で、東照宮の五重塔の1階内部や、輪王寺の本堂を覆う仮設の建屋から覗く修復工事の状況など、普段は見られなかった建物の内部やシーンをいろいろ見ることもできました。この時点で既に雨が降り出していて、やがて本降りとなり、「霧降高原」など見たかったところもあったのですがやむなく諦めて早めに切り上げ、最後にテレビで「有料で渡れる」ことを知った「神橋」を渡って、東武日光駅に戻り、特急で戻ることに。途中、3年前のオフ会でも話題になった「県境錯綜地帯」を通過した辺りでは、既に睡魔が襲っていて、はっきり記憶もないまま、「とうきょうスカイツリー」で下車、上には目もくれず押上駅への通路を抜けて家路へと着いたのでした。

…「クイズ形式ではない」といいつつも、最後にミニクイズ2題。
【問一】 行田市の名物グルメで、「甘い」ものと「甘くない」ものの名前は何でしょうか?
【問二】 文中、タイトル”Day Dream Believer”に最もゆかりのある市はどの市でしょうか? ▲ヒント…犬山市([76354])

♯今回の旅で埼玉県が●(訪問)から○(宿泊)となり、生涯経県値は1点増えて187点に、また「県庁所在地との経県値ギャップ」は、埼玉県の1点が増えて13点/15点(都庁所在地をそれぞれ「23区全体」/「新宿区に限定」とした場合)となりました。また、群馬県で唯一△印だったみどり市([60538])が●となり、群馬県全市が●以上となりました。
[98109] 2019年 7月 13日(土)22:27:42伊豆之国 さん
岡谷から富士山は見えます。
[98099] 白桃さん

遅レスですが…
岡谷から富士山が見えるかい?
答えから申し上げますと、「岡谷から富士山は見えます」が正解です。
昭和52年(1977)初版の「富士山99の謎」(春田俊郎氏著)を見ると、この本の後ろのほうに「中央線から見える富士山はどんな姿か」と言う項目があり、その最後のところに「岡谷で再び富士山が見えるのはご存知だろうか」という一文があって、それ以来気になっていたものでした。諏訪湖とその周辺には、その後も何度か訪れたことがあり、下諏訪町では「天気がよければ富士山も見えます」と言うのを聞いたことがあったのですが、まだ半信半疑でした。その後、いつだったかもうはっきりしなくなっているのですが、中央線の岡谷と下諏訪の間の車窓から富士山がかすかに見えた記憶があって、「やはり諏訪湖畔から富士山が見える」のは本当だとわかったのでした。
「富士山ココ」という、富士山の見える範囲を表した地図サイトで諏訪湖周辺の富士見範囲を見ると、岡谷市の中心市街地からは富士山は見えないのですが、下諏訪町との境界に近い範囲から、その下諏訪町の中心部にかけて、富士山が見える範囲を示す赤色の表示があり、また岡谷市のHPにも、諏訪湖のページを見ると
諏訪湖ハイツ・岡谷湖畔公園からみる諏訪湖は、富士山、八ヶ岳と四季折々様々な魅力にあふれています
と書かれています。このページの写真にははっきり見えないのですが、その「諏訪湖ハイツ」から撮った写真が"Google Earth"に出ており、拡大すると、画面のほぼ中央に、確かに富士山に間違いない山の姿がかすかに写っているのが見えます。
諏訪地方の「富士見エリア」は、対岸の諏訪市の市街地の西側、高島城の周辺から、まさに富士山の方角に向かって次第に狭まりながら続いており、茅野市域に入って途切れますが、その後も断続的に富士見エリアがあり、その名も富士見町に入ってから、中央線沿いに山梨県内の広い富士見エリアに入って行くことがわかります。「富士見十三州」([59419],[83639] hmtさん)に信濃国が入っている、と言うのも、山岳地帯以外でも、この諏訪地域のかなりの範囲に広がっている(他に小諸周辺にも)「富士見エリア」の広さを無視できない、と言うことからなのでしょうか。

ついでに「おまけ」。「上州の偽(ミニ)富士山」から本物の富士山は見えるか、と言う話題が出てきたことがありましたが、
上毛電鉄の「富士山下(ふじやました)」駅。駅のすぐ北に富士山の神を祭った浅間神社があり、駅名はこれに由来すると思われますが、「本物」の富士山が見えるかどうか、こちらも微妙な位置にあるようです
([83651])
上毛電鉄富士山下駅近くの 桐生市相生町の富士山。
地形図で標高を見ると、山麓の駅が 125m で山頂が 160m ですから 30m以上の比高がある丘です。おそらく渡良瀬川が削り残した残丘で、その頂上から本物の富士が見えたことから「ふじやま」と呼ばれたものでしょう
([83655] hmtさん)
「富士山ココ」で見ると、この桐生市富士山下」駅一帯は、この地域で断続している「富士見エリア」の中にはかろうじて入っており、hmtさんのおっしゃるとおり、北側の丘の上にある、地名の由来となった神社からはおそらく見えるとは思いますが、神社のある丘には樹木が鬱蒼と茂っており、駅がある南側の麓には住宅が密集していることもあり、証拠写真が見つかりません…。

…本題とは全然関係ありませんが、ミニ「ペアシティ」風クイズ。

【問A】指宿市/安曇野市
【問B】市川市・恵那市

…一体これは何でしょうか?


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