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落書き帳記事集発音


記事#記事日付
記事タイトル
発言者
[19114]2003年8月18日
難読地名に挑む! ―海外編― Issie
[42380]2005年6月15日
ベルイマンの演出でバーグマンが出演 hmt
[42431]2005年6月17日
スカンディナヴィアのスウェーデンのストックホルム 更級14
[42439]2005年6月17日
スヴェリイェ王国のイエテボリ hmt
[42441]2005年6月17日
G線上のアリア Issie
[42452]2005年6月18日
Hamburgなど 右左府
[42455]2005年6月18日
ザンクト・ペータースブルク Issie



[19114] 2003 年 8 月 18 日 (月) 19:24:01【1】 Issie さん
 難読地名に挑む! ―海外編―
ARC 難読地名に挑む! ―海外編―

うむむ〜…。 野暮なようですが…
これって,採用基準が難しいですねえ。

3.Sioux City:スー・シティ

英語圏の中で突然現れてきたらば大いに戸惑うこともあろうかと思いますが,フランス語表記としてはそれほど突飛なものではないですよね。むしろ,違う読み方をする方がずっと難しそう。
(逆に発音からこの綴りを“復元”するのは難しそうですが,これは綴りまるごと記憶するのでしょうね。私たち日本語使用者が,発音と表記が「1対1」ではなく「多対多」となっている国内の地名をいちいち漢字表記で記憶しているように。)

スウェーデン南部にある大都市の Goeteborg (oe は o ウムラウト)。

これを「イェーテボリ」(に近い発音)と読むのは,英語の標準的慣習からは大いに外れるけれども,スウェーデン語としては至極当然な読み方です。Sioux とは違って,スウェーデン語の中なら,発音からこの綴りを復元することも,ごく容易です。
決して「難読」ではありません。
(実は10世紀ごろの英語の標準的な読み方からは,あまり外れていません。)

さて,どこに基準を置いたらいいでしょう。

[42380] 2005 年 6 月 15 日 (水) 17:21:22 hmt さん
 ベルイマンの演出でバーグマンが出演

[42377] じゃごたろ さん
私の印象に残っているのはテニス・プレイヤーのステファン・エドバーク(Stefan Edberg)ですね。スウェーデン出身で、初めは本国の読み方で「エドベリ」と呼ばれていたのが、いつのまにか英語読みの「エドバーグ」という読み方が増えてきて…

スエーデン出身の女優・イングリッド・バーグマンも、母国時代は「ベルイマン」という名でしたが、ハリウッドにスカウトされてから「バーグマン」になっていますね。
最後の映画作品「秋のソナタ」を演出したのは、スエーデンのイングマール・ベルイマン監督でした。

実は、スエーデン語の「…berg」の発音は非常に難しいらしく、スエーデンの作家「Strindberg」のカタカナ表記には、多くの翻訳家が苦労したようです。出典
因みに、これまで仮名書きされた表記を示すと、ストリンドベルヒ(上田敏)、ストリントベルヒ(楠山正雄)、ストリンドベルク(森鴎外)、ストリンベルヒ(中川龍三)、ストリンベルグ(森脇白夜)などがあり、戦後の『日本近代文学大事典』ではストリンドベルイを採用している。上記の『集英社世界文学大事典』や岩波書店の『世界人名辞典』はストリンドベリを採用しているので、ここではそれに倣った。

有名な “ギョエテとは俺のことかとゲーテ言ひ” の作者は、斎藤緑雨だそうです。(矢崎源九郎「日本の外来語」による)

チャールズ・リンドバーグは、スウェーデン移民の子ですが、はじめからアメリカ人なので「…バーグ」で問題なし。

[42431] 2005 年 6 月 17 日 (金) 00:46:31 更級14 さん
 スカンディナヴィアのスウェーデンのストックホルム

タイトルに深い意味はありません。

[42377] じゃごたろ さん
ステファン・エドバーク(Stefan Edberg)
[42380] hmt さん
スエーデン語の「…berg」
これを聞いて思い出した例を。
Rydberg定数で知られるスウェーデン人のRydbergは、リュードベリ、リドベルグ、どちらの読み方もあります。
スウェーデン人サッカー選手のLjungbergはリュングベリですね。イングランドでプレーしていますが、少なくとも日本では、英語風にリュングバーグと呼ぶことはあまりないようです。


さて、日本語での読み方が現地の発音と、スペルの英語読みとの間で揺れるのは英語圏以外かと思いきや、意外にも、イギリスの地名にもあります。

スペル現地発音に近いと思われる読み方その他、日本で見られる読み方
Fulhamフラムフルハム・フルアム
Norwichノーリッチ・ノリッチノーウィッチ・ノーウィッジ
West Bromwichウェストブロミッチウェストブロムウィッチ・ウェストブロムミッチ

これらの地名の場合には、いずれの読み方もあります。イギリスの地名では「〜ham」のHや、「〜wich」のWがしばしば発音されないことが、読みにくい原因と言えそうです。
一方、イギリスのBirminghamの場合はほとんど、現地の発音どおりバーミンガムですね。バーミングハムという表記はあまり見かけません。これはやはり、都市の知名度の差でしょうか。
なお、同じスペルでも、アメリカのBirminghamはバーミングハム(またはバーミンハム)が多いようです。

気づいたら、イギリスの地名というよりプレミアリーグのチーム名ばかり…。
そろそろサッカー日本代表の試合が始まりますが、テレビ中継では稲本選手の所属チームを何と紹介するでしょうか?

[42439] 2005 年 6 月 17 日 (金) 19:29:48 hmt さん
 スヴェリイェ王国のイエテボリ

[42431] 更級14 さん
Rydberg定数で知られるスウェーデン人のRydbergは、リュードベリ、リドベルグ、どちらの読み方もあります。

この落書き帳の記事に Rydberg定数が出てくるとは思いませんでした。
もし関心のある方がおられたら、化学に現れる色と光(佐藤博保)などをご覧ください。

それはさておき、スウェーデン語の「G」の発音は、やはり要注意です。
地理好きのみなさんですから、西海岸最大の都市でボルボの本社もある「Goteborg」(ウムラウト省略)は、ご存知ですね。
カタカナ表記では、「イエテボリ」、「ヨーテボリ」、「イョーテボリィ」、「エーテボリ」などを見ることができます。

カタカナ表記と言えば、[42380]では「スエーデン」と書いてしまいましたが、これはやはり「スウェーデン」の方が正規の表記でしたね。もう訂正できませんが。
「Konungariket Sverige」に近い発音は、「スヴェリイェ王国」でしょうか。

「イェーテボリ」(に近い発音)
は、既に[19114]Issie さん の記事がありました。失礼。

[42441] 2005 年 6 月 17 日 (金) 21:20:21 Issie さん
 G線上のアリア

[42439] hmt さん
それはさておき、スウェーデン語の「G」の発音は、やはり要注意です。

現代の英語(イングランド語)は,11世紀のノルマン・コンクェスト以来フランス語の影響を思い切り受けて, G もフランス語の習慣に近く i や e などの前で「ジ」と読み,それ以外は「グ」と読むというのが基本的な習慣ですが,古代の,今よりもずっとゲルマン系の性格の強かった頃の英語(アングロ・サクソン語)では,現代のノルマン語同様に G が i や e の前に来るときには「イ」と読む習慣であったようです。
たとえば,「ノルウェー」の形容詞形である Norwegian の綴りと発音に,このあたりの事情が反映していそうですね。

[42436] 星野彼方 さん
新チェコは旧チェコスロバキアの国旗をそのまま使用していたんですねぇ。

もともと「チェコだけの国旗」というものがなかったのでしょうね。

「チェコスロバキア」という“国”自体が,極めて人工的な存在です。
神聖ローマ帝国内の有力領邦としての伝統を持つ「ボヘミア」やそれ以前に国家を形成した経験を持つ「モラビア」に対して,「スロバキア」は永らく“ハンガリーの一部”でした。
チェック(チェコ)人とスロバキア人とはお互いに非常に近い言葉を話してはいますが,それぞれのたどった歴史は違い,ともに1つの国家をつくった経験はありませんでした。少なくとも,スメタナやドボジャーク(ドボルザーク)に象徴されるような「チェコ」および「スロバキア」という民族意識に目覚めてからは。
第1次大戦後の オーストリア・ハンガリー帝国(ハプスブルク帝国) の解体に際して,“西スラブ系南部”の人々を統合して“初めて創設”された国が「チェコスロバキア」です。
この国は1918年の創設当初,現在のポーランドと同じ「白・赤」の横2色旗を国旗としましたが,1920年に旗棹側に“青の三角形”を加えて以降の国旗としました。
チェコとスロバキアは,(少なくとも表面上は)円満裏に“離婚”をして,結果的に「チェコスロバキア」の主要部分は主に「チェコ」が“相続”することと相成りました。
国旗もその1つなのですね。

スロバキアの国旗,というより,「白・青・赤」の“横3色旗”は,同じ配色の旗がロシア帝国の“民間旗”に採用されて以来,オスマン帝国やハプスブルク帝国(オーストリア・ハンガリー)の支配から独立しようとするスラブ系諸民族の旗として,3色の順番を変えつつも広く用いられました。
(ロシアの3色旗は,直接にはピョートル大帝が近代化のお手本としたオランダの国旗がオリジナルである,と言われています。)
現在のスロバキア国旗は,同じ配色の他のスラブ諸国家の国旗と区別するために,スロバキアを象徴するシンボルを配した国章を旗の中央に置いています。

[42452] 2005 年 6 月 18 日 (土) 16:36:09【1】 右左府 さん
 Hamburgなど

[42294] Issie さん
一般的な進度であれば,地理Bでは今頃「ケッペン」を扱う季節なのですね。
素直に捉えれば良かったようです……。てっきり何かを示唆したものだとばっかり。

「工業地帯・工業地域」の考え方、とりあえず理解できたと思います。(その気になっているだけかもしれませんが……。)
ちょっと話題はそれますが、、丁度手元にあった今年度の中学地理のワークブックを開いてみました。福岡県を扱った単元のページには、やはり北九州の産業形態の変化を扱った問題も。(他ページに「北九州工業地域は4大工業地帯の一つ」という表記が。こういうのも有りなんですかね。)
ただ気になったのはその下の方にあった問題。

情報産業が集まる福岡市の地区を次から選びなさい。
〔アジアマンス キャナルシティ シーサイドももち〕

う〜ん……。


発音の話。
レスが連鎖していってますが、私はスウェーデン語もRydberg定数とやらも知らないのでドイツ語のみに(笑)。
ドイツなどには「〜burg」という地名も多いですが、その一つHamburgは「ハンブルグ」「ハンブルク」どちらなのでしょう。独和辞典を引くと、発音記号は[hamburk](簡略表記)――ということは、少なくともドイツ語では「ハンブルク」という事に。
いや、この前「ハンブルグ」という日本語表記を見掛けた際、「最後の音濁らないのでは?〜igと〜ng以外の語末のgは[k]になるはず。でも、[g]で発音しているのも聞いた事があるような……?」と、?が飛び交ったもので。
ロシアのあの都市(Санкт-Пэтэрбург:スペル違ってたらご指摘を)も「〜ブルグ」「〜ブルク」が混在しているようです。ロシア語は最後のгも濁りますよね?

※辞書によると、Hamburgの正式名称は「Freie und Hansestadt Hamburg(自由ハンザ都市ハンブルク)」。初めて知りました。

[42455] 2005 年 6 月 18 日 (土) 18:07:05【1】 Issie さん
 ザンクト・ペータースブルク

[42452] 右左府 さん
Hamburgは「ハンブルグ」「ハンブルク」どちらなのでしょう。

ドイツ語の(標準的な)発音に従えば,濁らずに「〜ブルク」とするのが適当だと思われます。けれども,現実には“揺れ”のある表記の1つですね。
地名によっては外務省や文部(科学)省が「公式」の表記を定めているものもあるし,マスコミがそれぞれに一応の基準を決めていたりするけれども,結局のところどれが「正しい」というものはないだろうと思います。「〜ブルク」でも「〜ブルグ」でも,どちらでもよいのでは。

ロシア語は最後のгも濁りますよね?

濁りません。
標準的なロシア語の発音では,語末の有声音は無声化します。だから,「サンクト・ペテルブルク」。
Санкт-Петербург という綴りです。が,建設当初は -бурхъ と綴ることもあったようです。
(ъ は本来「極端に短い“ウ”」を表わす母音字でした。その後,ロシア語では発音しなくなりましたが,ロシア革命後の文字改革まで表記されていました。改革後,ъ は「硬音記号」として用いられる場合以外は表記されなくなりました。
だから,ペテルブルクも革命前は,Петербургъ そして第1次大戦中は Петрoградъ と表記されました。)
ドイツ語の -burg は,英語では -burgh となるのですが(スコットランドの Edinburgh:エジンバラ は,Edwin の burgh という意味),ペテルブルクの -х という綴りもこれに通ずるものがあるかもしれませんね。
ところで,この地名は言うまでもなくロシア語ではなくてドイツ語の地名なのですが,ドイツ語のルールに従えば Sankt-Petersburg が本当は「正し」く,最初の S も濁って(有声化して)「ザンクト・ペータースブルク(または,〜ペテルスブルク)」となるべきものであり,実際,本来はこちらが「正式」な名前であったように思います。
けれども,現在では Санкт-Петербург (Sankt-Peterburg) というのが正式な名前であって,つまり純粋なドイツ語ではなくなっているのですね。



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