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落書き帳

石材・鉱物関連地名

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[22208] 2003年 11月 23日(日)14:12:17hmt さん
観音下石
[21543] [22060] [22069] 軒下提灯 さん
「かながそ」が今尾恵介さん([10953] [16664] 他)の「地図で歩く廃線跡」に出ていたのを思い出して、読み直してみました。
残念ながら読み方の由来の記載はありませんでしたが、「ここは人ぞ知る『観音下石』の産地」とありました。日華石とも言い、ベージュ系の柔かい石材のようです。
グリーン系で同じく凝灰岩の大谷石[21691] 、花崗岩の代表である御影石[19520]など、石材の名前には、地名由来がたくさんありますね。
外国の地名も大理石、ノルウェー南部のラルビック地域に由来するラルビク岩(ラルビカイト)などなど。ラルビカイトは、ずっと以前に勤め先が入居していた日比谷三井ビルの外壁に使われています。黒っぽい地色の中に大きな月長石が輝くアルカリ閃長岩です。
石材ではありませんが、陶磁器原料のカオリンも景徳鎮近くの地名由来です。高嶺の他に、高陵、高麗などの漢字表記も見掛けましたが…。
[22223] 2003年 11月 23日(日)23:51:36夜鳴き寿司屋 さん
ストーン ネーム
[22208] hmt さん

 元素でしたらゲルマニウム(元素番号32)、ポロニウム(元素番号84)、アメリシウム(元素番号95)、カリホニウム(元素番号98)など地名にちなんだ名称がありますね。ほとんど欧米の地名ばかりですが。

 日本の地名で思いついたものといえば、石材として使われる大谷石(凝灰岩)は栃木県の大谷から来ていますし、御影石(花崗岩)も神戸の六甲山にある御影が由来といずれも産地の地名から由来しています。

 また土では園芸に使われる鹿沼土(火山灰)も栃木県の鹿沼が主要な産地です。他にも「○○石」と地名由来の名称が付く鉱物も多くあると思いますがこのへんで。
[22233] 2003年 11月 24日(月)01:57:58【1】faith さん
地名由来の鉱物他
[22223] 夜鳴き寿司屋 さん
他にも「○○石」と地名由来の名称が付く鉱物も多くあると思います
広い意味ではサヌカイトもそうですね。
(ご参考)
http://www.city.sakaide.kagawa.jp/local/sanukite.html

[22201] 今川焼 さん
秋田県の工業統計に関する報告、お疲れ様です。
TDKの工場が仁賀保町に集中しているのは、TDKの創業者が仁賀保町出身であることから
これ(創業者の出身地)も初耳です。
上記サイトには
昭和初期の秋田に産業を興すため尽力した、初代TDK社長・齋藤憲三さん。
とありますから、仁賀保に進出したのはそういう理由なんでしょうね。

[22232]般若堂そんぴん さん
(おお,フォー・カード!)
といいつつご自身もそうなっていますね。そして私はフルハウスって当該発言の中で言うのは反則ですか…

※最後の一行を追加
[36612] 2005年 1月 10日(月)08:56:45北の住人 さん
きらら
「地理」1月号の三重県宮川流域に関する災害速報の文中に、「雲母谷(きららだに)」というのを見つけました。図中には、滝谷地区に「雲母」という小字も見えます。

数年前の地図ソフトを使い、「雲母」で検索したところ、「雲母温泉」がヒット。読み方は分かりませんが。
[36615] 2005年 1月 10日(月)11:07:31YSK[両毛人] さん
きら、きらら
[36612]北の住人さん
「雲母温泉」がヒット。読み方は分かりません
新潟県関川村の「雲母温泉」ですね。「きらおんせん」と読むようです。

雲母を「きらら」とか「きら」と読むのはなかなか面白いですね(オーナーも好きそう)。

国土地理院のウオッちずで検索したところ、ご指摘の三重県宮川村雲母のほか、長野県飯田市雲母(きらら)、広島県熊野町の雲母川(きららがわ)が見つかりました。

三重県四日市市と菰野町の境にある雲母蜂(きららみね)もありますが、漢字がなぜか「蜂(はち)」の字で「みね」と読ませております。峰・峯・嶺コレクションに新種として登録したほうがよいでしょうか。
[36617] 2005年 1月 10日(月)11:46:00じゃごたろ さん
re: きら、きらら
おはようございます、じゃごたろです。

[36612] 北の住人 さん
「雲母谷(きららだに)」というのを見つけました。図中には、滝谷地区に「雲母」という小字も見えます。
[36615] 両毛人 さん
長野県飯田市雲母(きらら)、広島県熊野町の雲母川(きららがわ)が見つかりました。

「雲母(うんも)」の和名が「きら」「きらら」ですね。雲母の欠片がキラキラ輝く様を示すのが語源のようです。多分かつては雲母の産地だったんでしょうね。(参考:TDKのHP)

「雲母」で検索したところ、「雲母温泉」がヒット。読み方は分かりませんが。

新潟県関川村の「雲母温泉」ですね。「きらおんせん」と読むようです。

私も調べていたのですが、出かけているうちに先を越されてしまいました(笑)。
[36619] 2005年 1月 10日(月)12:14:18今川焼 さん
雲母坂
[36612] 北の住人 さん
[36615] 両毛人 さん
[36617] じゃごたろ さん
雲母(きら、きらら)
雲母(きらら)のつく地名で有名どころといえば、京都市街から比叡山へ通じる道にある「雲母坂(きららざか)」がありますね。(このあたり)古来延暦寺への勅使も通るなどいろいろ歴史のある道です。
雲母坂、比叡山で検索するといろいろ出てきますが、参考ページ(中ほど)によれば、ここも名前の由来の一つとして、雲母を含む花崗岩砂が多いという説があるようです。
[37257] 2005年 1月 30日(日)20:56:26北の住人 さん
続・鉱物地名について
鉱物というより岩石ですが、黒曜石(大昔に多方面で利用されたガラス質の黒い石)の産地に、「ほしくそ」地名がいくつか残っているというのを新聞で読んだことがあります。「星糞」だったか「星屎」だったか忘れましたが。
砂金や砂鉄の産地には、その地名がついていることが多いと思いますが、すでにどっかのサイトにありそうです。砂白金は、日本では北海道のみということのようです。

ところで、郵便番号簿は住所名ではなく、行政地区名などで載っているような町があるのではと思っています。郵便番号は入っていませんでしたが、古い郵便物に通称名で記入されているのを見たことがあります。地形図も住所じゃなく通称名が載っていることもあるようなので。
[37338] 2005年 2月 1日(火)09:18:22北の住人 さん
続続・鉱物地名について
実際の例として札幌市の地名を調べて見ました。ここでは、鉱物よりも範囲を広くし、地表あるいは地中の資源という観点で集めました。

「金山」「手稲金山(ていねかなやま)」 町名、金鉱山から命名、古くは「きんざん」と通称
「石山」「石山東」 町名、石材から命名、古くは「硬石山」付近を含めた名称か、廃止された駅名は「石切山(いしきりやま)」
「硬石山(かたいしやま)」「砥石山(といしやま)」「砥山(とやま)」 町名・山名、石材から命名、硬石山は通称「こうせきやま」
「白川(しらかわ)」 町名、白濁原因の一説に岩石(砥石)由来がある、通称名・川名の読みは「しらいかわ」
「小金湯(こがねゆ)」 町名、温泉のある場所だが硫黄・砂金等諸説ある

「油沢」「割栗(われぐり、わりぐり)」「湯の沢」 古い通称名、油分・石材・温泉からとの説がある、現状不明
「白井川」「白井岳」 川・山名、白濁した川から命名されたようで鉱脈説がある、上の「白川」とは別物
「温泉山」 通称山名、鉱泉があったからとのことだが詳細不明

「手稲鉱山通」 (鉱山付近道路の通称?)
「元山(本山)」 (豊羽鉱山の所在地通称)
「金古沢」 (由来不明、人名か?)
「炭鉱排水」 (炭鉱会社に関係するが炭坑があるわけではない)
「丘珠町」「北丘珠」 (町名、珠は地下資源ではないが宝石という事で、由来は真珠ではなくアイヌ語のようですが)
[37511] 2005年 2月 5日(土)12:58:58北の住人 さん
新・鉱物地名について
今日も愚図ついた天気で、ブロックで遊びながら本(佐藤光範「奇想天外な地名考古学」)を読んでます。
「愚図ついた天気」は雨模様のような感じですが、外は吹雪です。「荒れた」では晴れ間が無くなり、「雪が降ったり止んだり」では吹雪の強さが表現できず、こんな日にぴったりの言葉が出てきません。南国の方には想像していただけるでしょうか。

この本、半ばまで来てますが、日本の地名全てが「水銀」と「鉄」に由来するかの勢いです。地名の一考察として面白いかと。
惜しむらくは、鉱工業由来の地名ばかりでは生活が成り立たないことで、農業由来の地名を説明する必要もあるということです。まだ中途ですので更に読み進めてみますが。


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