当地金沢市では、6月6日から8日まで
第57回百万石まつりが開催されておりました。。
もうすでに昨日になりますが、7日がメインイベントの百万石行列でした。
例年は混んでるのでテレビで見ていることが多いのですが、今年は機会があり行列に参加していました。生まれてこの方で4回目になります。
どういうところに出ていたかは秘密。あ、でも花笠カセ鳥さんから問い合わせがありそうなので1点だけ書いておくと、甲冑・鎧兜は着けていません。
前に出た時から見るとルート変更(拙稿
[62572]参照)のため歩いた距離は短くなったのですが、あたった役目の関係で頑固に疲れました。1日経った今も微妙にヘロヘロです(筋肉痛が…)。
でも、やっぱり祭りは見るよりも出る方がいいですなぁ。
阿波踊りの「踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損、損」という歌詞はまさにその通りだと思った次第であります。
(百万石まつりに関しては、次出られるチャンスがいつ来るか分かりませんが)
ちなみに、先月には「見る阿呆」もやってきていまして…5月17・18日に、旧美川町・藤冢神社の祭礼「
おかえり祭りを見に行ってきています。
このお祭り、時期が近づくと流れるラジオCM(CMは今でもやってるのか知りませんが)のラッパの音がものすごく印象的だったのと、美川にいる友人から祭りの話を聞かされていたことから一度見に行きたいと思っていました。
ところが、以前は開催日が5月22・23日(だったかな?)だったので平日の年は見に行けるはずもなく、その後開催日が5月第3土・日曜に変更されたものの今度はその日に体が空かず…と言うことでなかなか機会に恵まれ無い。
ようやく今年うまく予定があいたので、思い立ってから十数年目にして初めて見に行くことができました。
前述の「ラッパ」は青年団による御輿の先導隊。これほんとに耳に残るんです。
(音入りの動画が見られるサイトがありました。
こちらです。
祭り全体は結構のんびりしたもので、10組の台車が巡行ルートの方々で盛大なもてなしを受けるため、とにかく前に進まない。
(前述の友人にも会いましたが、やっぱり「のんびりした祭りやろ?」と言ってました。もてなしの様子については
こちらのサイトをご参照ください)
御輿が一番しんがりで、前がつっかえるのですぐ止まっちゃいますが、動いている時は結構激しく、見に行った場合は御輿が一番の見所、と言う感じでした。
で、この祭りを見に行って「やっぱり祭りは参加する方が良いなぁ」と思ったところにチャンスが巡ってきたので百万石まつりに参加した、と言う流れだったりします。
おかえり祭りは昔から続く神社の祭礼、百万石まつりは最初は商工パレードとして始まったもの(ただし、前身のさらに前身は江戸時代にさかのぼるらしい)なので祭りの性格はかなり違うんですけどね。
ところで、おかえり祭りが日程変更した旨書きましたが、その理由は「平日では祭りの参加者の確保が難しくなってきたため」とのこと。
一方、百万石まつりも2回日程が変わっています。
1回目は6月13~15日から6月第2金~日曜への変更で、確か2000年頃だったと思います。
この時の変更の理由は、よく言われるのは「見物客の確保のため」です。
旧来の日程だった頃、14日が平日か土日かで客足がかなり違ったために日程変更した、と言う話で、ネット上で書かれているのはほとんどこちらなんですが、確か日程変更の話が出た時に、「(どっちが主でどっちが従かはともかくとして)もう1つ理由がある」とされていたはずなんです。
以前は、6月14日は前田利家が金沢城に入場した日にちなんだ「金沢市祭の日」とされ、市役所や金沢市立の学校はすべて休みだったんですね。
(ただし、市の職員の方は祭りの運営の仕事が当たるので、多分休みではなかったはず)
ところが、ある時期に何かの法律が変わり、自治体独自の休日は設定できなくなってしまい、そのままでは小中学生や高校生の行列への参加が困難になったため、参加者確保の観点からも日程変更が必要になった、と言う話があったはずなんです。
2回目は昨年で、さらに前倒しされて6月第1金~日曜日になりました。
こちらに関しては「梅雨の入りの時期を避けるため(
参考)」とされています。
祭りやイベントが「○月○日」から「○月第○土日」に変更された例って結構あると思います。
変更に対する是非は当然あるでしょうが、自分も「日程が土曜に変更されたから」百万石まつりに参加できるチャンスができた(日程変更前にもう一回可能性があったが、平日だったため無理だった)口だったりしますし、参加しやすいか否かで考えた時にはやむを得ないのかなぁ、と思ってます。
#上記の「自治体独自の休日が作りにくくなった原因の法律ってのなんだ?」と言うことで調べてみたところ、地方自治法の中の、平成11年12月22日付で改正されている第4条の2の第3項が関係していそうです。
条文を抜粋すると、
前項各号に掲げる日のほか、当該地方公共団体において特別な歴史的、社会的意義を有し、住民がこぞつて記念することが定着している日で、当該地方公共団体の休日とすることについて広く国民の理解を得られるようなものは、第一項の地方公共団体の休日として定めることができる。この場合においては、当該地方公共団体の長は、あらかじめ総務大臣に協議しなければならない。
となっています。
「広く国民の理解を得られるようなものは」ってところが曲者っぽいですね。
各地で「県民の日」などが休日にできなくなった、と言うようなニュースも見たか聞いたかした記憶もあるんですが、「以前はうちの県や市の独自の休日があったが、2000年頃から休日じゃなくなった」という方っていらっしゃるでしょうか?
「県民の日」で記事検索してみると(
結果、2000年以降で「休日です」と言う書き込みが何件かあるので、逆に「法律改正で無くなった自治体独自の休日」の方が少ないのかも?どうなんだろう??