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落書き帳

六麓荘

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[55449]2006年12月5日
小松原ラガー
[55451]2006年12月6日
ぺとぺと
[55453]2006年12月6日
ワカメ
[55458]2006年12月6日
小松原ラガー
[55460]2006年12月6日
佐賀県
[55461]2006年12月7日
ぺとぺと
[55464]2006年12月7日
佐賀県
[55641]2006年12月22日
小松原ラガー
[56861]2007年2月14日
小松原ラガー
[58331]2007年5月5日
ぺとぺと

[55449] 2006年 12月 5日(火)23:02:37【1】小松原ラガー さん
豪邸は豪邸なりに悩みが・・・でも、私は無縁・・・ちょっと悲しい・・・
小松原ラガーです。

芦屋市は、六麓荘町で敷地400平方メートル以上の一戸建てしか建築できないようにする条例改正案を議会に提案したとのことです。六麓荘と言えば関西屈指の、というか、全国でも屈指の高級住宅地で、確かに豪邸が建ち並ぶ地区であり、敷地の端から端まで普通の大人が野球ボールを遠投しても届くか届かないかわからないくらいの家が多くあります。20年ほど前ですか、「豪邸の社長令嬢誘拐事件」なんてのも起きています。

で、この六麓荘地区、元々開発当初から町内会の協定で
・建物は一戸建てのみの個人宅に限定
・新築・増改築には町内会の承認が必要
・敷地は400平方メートル以上
・町内での営業行為は一切禁止
など、確かに下界とは異なる「しばり」があった模様ですが、最近は相続税が払えず物納したり、資金調達のために土地を売ったりとかで、約250世帯あるうちの50件の土地がこの15年間に分割された模様です。(中には競売にかけられたものもあるとか。)

極めつけは3年ほど前に7400平方メートルの土地が一度に売り出されて老人ホームを建てる計画が持ち上がったとき。(ちょっとまってよ。一軒の家が7400平方メートル?なんじゃそりゃ?)住民たちの反対で老人ホーム建設は中止となり、甲子園球場の約半分の大きさのこの土地は一戸建て用地として分割売却されたものの、その後、住民たちは「まちづくり協議会」を結成し、市に条例作りを働きかけてきたとか。

市の提案は地区ごとの建ぺい率を定めた「建築物の制限に関する条例」の改正案で、
・対象は六麓荘町全体(約38ヘクタール)
・400メートル以上の敷地への一戸建てしか新築を認めない
・建物の高さは10メートル以下
と、概ね町内会の協定を踏襲したものとなっている模様です。

ということですが、この動きはどうなんだろう?六麓荘だからこそ、ここまで市も動くのか。では六麓荘のすぐ南の岩園町では何をやっても(どんな家を建てても)よいのか。(岩園町もそれなりの大きさの家が多い地区です。六麓荘から比べればかなり小さいですが・・・)とか、ちょっと考えてしまいます。実際に六麓荘から市の境を越えた西宮市の苦楽園地区では、相続の関係で700坪程度の土地が売却され、周辺住民の猛反対にもかかわらず、3階建て程度の低層集合住宅(マンション)が建った、というケースもあります。六麓荘の(というか六麓荘も隣の苦楽園も更に隣の柏堂や剣谷も)景観を守ってほしいという思いはあるのですが、「なぜ六麓荘だけ?」という思いも正直あり、複雑な思いです。

因みに関東では、世田谷区が玉川田園調布地区で都市計画法に基づく地区計画で敷地を160平方メートル以上と130平方メートル以上の2種類に制限しており、同じ世田谷区の成城では自治会が「成城憲章」を定めて250平方メートルを標準的な土地とし、相続税対策で土地を分割する際には1件の広さを125平方メートル以上とするように定めているそうです。

他にこのような「広さの下限値」を設けている自治体はあるのでしょうか?

#400平方メートルといえば約120坪ですか。確かに六麓荘ではそんな「ちっちゃな」家はよく探さないと見つからないかも?

【1】タイトルを修正
[55451] 2006年 12月 6日(水)00:06:49ぺとぺと さん
六麓荘だけではないのかも
[55449]小松原ラガーさん

芦屋市は、六麓荘町で敷地400平方メートル以上の一戸建てしか建築できないようにする条例改正案を議会に提案したとのことです。
私も朝の番組でその話題が取り上げられているのを拝見しました。一介のサラリーマンとは無縁の世界の話ではありますが、生まれてから1年だけ芦屋市民(借家です)だったこともありますので反応します。

芦屋市のこのページを見る限り、このような制限は六麓荘地区だけではなく、さらに北側の「奥池南地区」にも設定されているようです。同地区の住宅地の大半は、敷地面積の最低限度500平方メートル以上、建蔽率20%(平屋建は30%)、容積率40%と六麓荘地区より厳しい基準が設けられています。(ただし、建築物については一戸建住宅以外に自治会館や派出所、郵便局など公共建築物も認められています。)

行政としても、市税確保のためには大金持ちが住みたくなる住環境づくり(=六麓荘ブランドの維持)も重要と考えているのではないでしょうか。おそらくこの地域からの税収は相当なものだと思われます。

他にこのような「広さの下限値」を設けている自治体はあるのでしょうか?
芦屋市とは広さの面で比較になりませんが、私の弟が先日一戸建を新築した狛江市でも、第一種低層住居専用地域について、敷地面積の最低限度を100平方メートル以上と定めています。(平成18年6月23日告示
[55453] 2006年 12月 6日(水)01:48:44ワカメ さん
芦屋の敷地条例
今日は寒かったです。奈良で最低気温がマイナスになるのは今冬初めてじゃないでしょうか?

[55449]小松原ラガーさん

芦屋市は、六麓荘町で敷地400平方メートル以上の一戸建てしか建築できないようにする条例改正案を議会に提案したとのことです。

僕もこの提案を昨日のテレビで知りました。
芦屋の高級住宅の景観を残そうという取り組みらしいですが、市が動くとは本腰なんでしょうか?

芦屋と言うと、誰もが認めるセレブの町。その憧れの起源は万葉集にも遡るそうで、瀬戸内海に面した景勝地であり交通の盛んな場所であったことから、古来都人の憧れの地で歌にも詠まれたそうです。

もしこの芦屋ブランドを維持していくのであれば、六麓荘の地区だけにとどまらず、その周辺地域、いや芦屋全体を高級住宅都市として建設していくべきであると思います。
[55458] 2006年 12月 6日(水)20:51:01小松原ラガー さん
奥池の人たち・・・
小松原ラガーです。

[55451] ぺとぺと さん
芦屋市のこのページを見る限り、このような制限は六麓荘地区だけではなく、さらに北側の「奥池南地区」にも設定されているようです。

なるほど、同じ芦屋でも色々と制限がある模様ですね。しかし、500平方メートルとは・・・

あと、狛江市の情報有難うございました。他にもないか、自分でも探してみます。

で、奥池で思い出したのですが、この図に示すように芦有道路の料金所の北側の有料区間に街区への入り口があるのですが、奥池町、奥池南町の人たちって、[15787]でTNさんも述べておられますが、
有芦道路通行料が必要。芦屋~奥池 普通自動車1ヶ月定期 4,800円
と、ちゃんと料金を払って生活されているのですね。記事検索でTNさんの記事を見つけるまで「どうなんだろう?」と思っておりました。

しかし、1台で1ヶ月4800円ですか・・・新聞代より高い・・・
[55460] 2006年 12月 6日(水)22:54:08佐賀県 さん
四角い環状線、佐賀市役所、六麓荘など
[55430] 2006 年 12 月 3 日 (日) 10:21:03 たもっち さん
京都には、京都市道181号京都環状線というのがありますが、やはり四角いです。まあ、京都の街なかなので当たり前と言えば当たり前かもしれませんが。
さっそくの情報提供ありがとうございました。
京都ですか。地図をみてもどこが環状線なのか、分かりにくいですね。
市街地が碁盤の目だから環状線も四角…。なるほど。
佐賀市の街も京都に比べればかなりいびつですが、他の都市に比べると碁盤の目に近いのではないでしょうか。
佐賀市は市街地が広くないこともあってか、地図でも四角い環状線がよく目立ちます。
ちなみにこの環状線、国道34号線や208号線などの複数の路線によって成り立っており、まだごく一部、片側1車線の区間が残っています。
その部分がちょうどショッピングセンター「モラージュ」の付近なので、週末のこのあたりは渋滞気味です。

[55450] 2006 年 12 月 5 日 (火) 23:34:27 中島悟 さん
確かに移転していますが、最近のことではなく、昭和30年代まで遡ります。
それまではお濠のすぐ北にありましたが、新築に伴って移ってきています。
フォロー、どうもありがとうございます。
私はこちらのようなサイトに出入りしているわりには、佐賀県内のことでさえ過去のことには知識がなく、上記の内容についても、「そういえば、そんな話を聞いたことがあったような気がする」といった程度です。恥ずかしながら。
体調を崩されているそうですが、どうかご自愛ください。

[55459] 2006 年 12 月 6 日 (水) 21:38:40 マッキー さん
なお、ベーロケさんは佐賀にも旅されるそうですが、実は父の生まれが佐賀県鹿島市能古見でして、次はこちらも探索してみようと考えています。
能古見ですか~。いいところですよね~。
ぜひぜひ、おいでください!
あ、私から言うのもなんですが、「『ペ』ーロケ」さんが正しいです。

それから六麓荘関係の話について。
敷地面積の最低限度について制限を設ける手段としては、建築協定(建築基準法)、地区計画(都市計画法)、景観協定(景観法)などがあると思いますが、六麓荘の場合は建築協定も地区計画もあるようですね。
建築協定はともかく、地区計画があるのにわざわざ条例での規制まで導入するのはなぜだろう…と疑問に思ってしまいました。
ちなみに、制度ができたばかりの景観協定は全国にも例は数少ない(あるのかな?)と思いますが、建築協定や地区計画は全国各地にたくさんあり、その中で敷地面積の最低限度を規制することは一般的だと思います。
ではなぜ六麓荘だけニュースになったのか?それはやはりそこが六麓荘だからでしょう。
そして、規制の内容を見ると…厳しい!他の地区で見られる規制からすると、かなり厳しいのではないでしょうか?地区計画の基準なんか実に細かい。
さすがといった感じです。
六麓荘での規制の条例化のニュースを見た人の中には、六麓荘が特別な地区だから芦屋市の方から特別に規制をかけようとしていると思われた方もいらっしゃったようですが、既に人が住んでいる地域でこのような規制をかけようとする場合、よほどのことがない限り行政側から動くことはなく、何かのトラブルをきっかけとして住民側から行政に働きかけるケースが多いのではないでしょうか。(今回の六麓荘のケースもそうですよね?)
そもそも建築協定や景観協定は住民側がルールを作って、それを行政側に認可してもらう制度で、地区計画も住民側からの提案ができたのではなかったかな?
ただ、新たに開発された地域(すなわち、まだ住民がいない地域)においては、事前に開発者が建築協定(一人協定)を結んでおいたり、行政側が地区計画を都市計画決定しておくこともよくみられるようです。
[55461] 2006年 12月 7日(木)00:31:03ぺとぺと さん
六麓荘フォロー
[55460] 佐賀県さん

建築協定(建築基準法)、地区計画(都市計画法)等に関する詳しい解説ありがとうございます。
拙稿[55451]は、条例と地区計画を混同した書き込みになっており、下調べが足りなかったと反省しております。
佐賀県さんが疑問に思われた
建築協定はともかく、地区計画があるのにわざわざ条例での規制まで導入するのはなぜだろう…と疑問に思ってしまいました。
については私も疑問に感じましたので、頭の中を整理するため建築基準法と都市計画法の条文にあたってみました。
その結果以下のことがわかりました。

○都市計画法においては、地区計画区域内における建築物の建築について、市町村長への届出は必要としているが、許可は必要としていない。(都市計画法58条の2第1項)
○一方、建築基準法第68条の2第1項に基づく条例として定めた場合、地区計画区域内における建築物の建築については、建築確認の審査対象となる。(建築基準法第6条第1項)

つまり、条例として定めることにより、単なる届出だけではなく建築確認が必要となり、より実効性を期待できるということなのだと思います。
なお、罰則規定については都市計画法にも定め(届出違反に対し20万円以下の罰金)がありますので、条例化による罰則強化の意味合いはなさそうです。(都市計画法93条1項1号)
[55464] 2006年 12月 7日(木)20:35:19佐賀県 さん
re:六麓荘フォロー
[55461] 2006 年 12 月 7 日 (木) 00:31:03 ぺとぺと さん
つまり、条例として定めることにより、単なる届出だけではなく建築確認が必要となり、より実効性を期待できるということなのだと思います。
調べていただいてどうもありがとうございました。
地区計画はあっても、建築確認が必要な状態にはなっていなかったわけですね。
それならナットク。
[55641] 2006年 12月 22日(金)23:33:06小松原ラガー さん
プレイバック・・・
小松原ラガーです。

[55449] で述べた芦屋市六麓荘地区の建築制限の条例化ですが、芦屋市は条例を可決した模様です。これで六麓荘地区では新築は400平方メートル以上の一戸建て、かつ高さ10メートル以下しか建てられなくなります。(これを見る限り来年の2月1日からということですが。)

それと大阪市で16年ぶり(延伸は除く?)の地下鉄の新線である8号線(今里筋線)ですが、こんな記事で叩かれています。確かに梅田も難波も通らないことや、既存の駅が多く新たに恩恵を受ける地元商店街も少ないために地下鉄建設だけでなく、市が街づくりまでやらないと苦しいといわれればそれまでですが・・・
(私も近々に乗車しようとは思いますが、沿線住民でないものにとっては確かに中途半端そうな路線に思えますね。)
[56861] 2007年 2月 14日(水)22:49:26小松原ラガー さん
芦屋市域全体
小松原ラガーです。

[55641] 小松原ラガー の前半で芦屋市の六麓荘地区の建築制限の条例化の話をしましたが、なんと今度は市域全体を景観法に基づく「景観地区」に指定する方針を決めた模様です。(神戸新聞
これによると、2007年度中の子弟を目指す模様ですが、これが決まると市長が認定しなければ建築物着工できないなどの強制力があるようですが、市内全域とは・・・
芦屋にも(どことは明記しませんが)そこまでしなくても、と思えるような町並みのところもあると思うのですが、逆に指定によりそういうところまでそれこそ「ハイソ」な町並みに変えようとでもいうのでしょうか。ちょっと行方に興味が出てきました。

#それとも「市域全体」というのは必ずしも「芦屋市全域」とは一緒ではないということでしょうか・・・
[58331] 2007年 5月 5日(土)12:25:10ぺとぺと さん
「町名の○○園」コレについて+他1点
[58321]油天神山さん
大変遅くなりましたが、「町名の○○園」コレクションのリリースおめでとうございます。
「町名の○○苑」とあわせ、楽しく拝見させていただきました。
ところで、コレクションの説明
これらは大正期に勃興した、いわゆる「阪神間モダニズム」を担った人々が、新たに開発した住宅地を庭園になぞらえて、あるいは住宅地と同時に開発した遊園地も含む総称として、命名したのが始まりのようです。
を拝読し、「○○園(苑)」と似たような由来を持つ地名として「○○荘」が思い浮かびました。
その代表格は以前条例改正が話題になった([55449]小松原ラガーさん参照)芦屋市六麓荘町や、尼崎市武庫之荘(※)でしょう。それ以外にも、西宮市門戸荘尼崎市稲葉荘箕面市百楽荘など、阪神間を中心とする関西地区に多数存在するところも「○○園」と共通するものを感じます。
(※)武庫之荘は地名よりも駅名が先のようですが([38279] [48937]かすみさん参照)、駅名命名の心は[38279]に、「阪急電鉄創始者の故小林一三氏が荘園を連想させる「荘」の文字により、まちのブランドというものを強く意識したのである。」とあります。

上記はあくまでも話題提供ということで、決してコレクション化を勧めているわけではありません(^^)
自分自身「四季コレクション」の編集をすっかり怠っており、大変申し訳なく思っております。2月の人事異動以降、急激に慌しくなりなかなか時間が取れないのですが、夏以降集中的に対応できればと思っております。


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