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落書き帳

海上架橋

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[57062]2007年2月27日
グリグリ
[57331]2007年3月18日
グリグリ
[57385]2007年3月22日
hmt
[66488]2008年8月29日
hmt

[57062] 2007年 2月 27日(火)10:24:27【2】オーナー グリグリ
海上架橋
さて、空港歴、経港歴、島達度と流行風邪が止まるところを知らない勢いですが、交通整理は後回しにしてさらに加速してみましょうか。[57022]で書いた「海上架橋」です。Webには一覧表などは見あたりませんねぇ。隅田川の河口付近に架かる橋はどこからが海上なのか分かり難いですが(★)、海岸線の定義ははっきりしているので(Webでは海岸線データを見つけることはできませんでしたが)、海上架橋をリスト化するのはそれほど困難ではないかと思います。地名コレクションのループ橋(道)やロータリー探しのような楽しさがありそうです。例えば房総半島のこんなところやこんなところ。

隅田川河口付近に架かる橋として、永代橋、中央大橋、佃大橋、勝鬨橋、相生橋、春海橋、朝潮大橋、朝潮橋、晴月橋、黎明橋、晴海大橋などがありますが、永代橋、中央大橋、佃大橋、勝鬨橋は隅田川に架かる橋のようです。相生橋と春海橋は晴海運河、朝潮大橋、朝潮橋、晴月橋、黎明橋は朝潮運河に架かる橋、そして、晴海大橋は東京港に架かる橋のようです。さて、東京港は海上だと思いますが、運河はどうなるんでしょうか。おそらく個別に海岸線が定義されているのだと思いますが、このあたり詳しい方のフォロ~を待ちます。

 ■追記:Webで調べると相生橋も隅田川に架かる橋と紹介されていますね。[33296]でhmtさんが話題にされてました。

ということで、海上架橋はグレーなもの(海岸線付近の架橋)もあるでしょうが、それほどコレクションするのは難しくないかも知れませんね。瀬戸内海や長崎県などにはかなりの数がありそうです。また、前述した房総半島の例のように湾口に架かる橋が結構あるようで、無さそうなところでも以外と見つかりそうです。徒歩で渡る橋、例えば伊豆半島の城ヶ崎つり橋のような例や、高速道路が海上にせり出しているような、橋とは言いにくいものなどもありますが、許容範囲を少し拡げてみて注釈付けておけば、後々整理し易くなると思います。

どなたかコレクションの編集者に名乗りを上げませんか。面白そうですよ。

佐賀県さん、島達度を[47183]で話題にされていたのをすっかり忘れていました。失礼しました。島達度ナイスです♪
[57051]ニジェさん、容量問題は現在はほぼないと考えていただいて結構です。時代が変わりました。(笑
[57331] 2007年 3月 18日(日)12:37:23オーナー グリグリ
海上架橋の定義における海岸線
ふぉろ~が遅れて申し訳ありません。

[57151] 2007 年 3 月 4 日 (日) 13:19:05【1】 オーナー グリグリ
海岸線の定義の件を持ち出しましたが、簡単に確認できることに気が付きました。MapionやYahoo!地図などでクリックした位置(中央の位置)の住所が左上に表示されますが、この表示がない場合は海上と思われます。

[57162] 2007 年 3 月 5 日 (月) 00:36:54 今川焼 さん
第十一回十番勝負問四の共通項の参考サイトに1km2以上の湖沼一覧を載せた国土地理院のページがありました。その表の中のめぼしいものを上記のグリグリさんご紹介の方法でマピオン上でチェックしてみたところ、少なくとも阿蘇海と久見浜湾については住所が表示されない、つまりそこは海だという結果が出ました。

今川焼さんのご指摘の通り、Mapion、Yahoo!地図のどちらも阿蘇海と久美浜湾は住所表示がでないですね。しかしながら、どちらも日本の国土であるのは間違いありませんので、地図サイトにデータが設定されていないだけかと思います。十和田湖や琵琶湖などの境界未定部分についても暫定的に住所表示されているので、単に設定が抜けているだけではないかと思います。

ところで、私が海上架橋の海上の範囲を考える上で、「日本の国土面積は海岸線で定義されている」という前提があるのですが、この考えは正しいのでしょうか。それとも「海岸線」という言葉をもっと正確に定義する必要があるのでしょうか。

なお、私は海上架橋における「海上」の定義を日本の国土(面積)に含まれるか含まれないかで判断したいと考えています(架橋設備自体は日本国のものでしょうが)。88さんの一連の書き込み[57190][57208][57224]の「河と海」で議論されている境界線とは微妙に意味合いが違ってくるのではと思います。どうなんでしょうね。

#琵琶湖大橋については特例的に扱いたい気持ちはありますけども...
[57385] 2007年 3月 22日(木)18:15:03【2】hmt さん
隅田川の河口
[57062]グリグリさん
海岸線の定義ははっきりしているので、海上架橋をリスト化するのはそれほど困難ではないかと思います。
さて、東京港は海上だと思いますが、運河はどうなるんでしょうか。

「京浜港」 の一部である東京港は、大部分の区域が海上だと思いますが、もちろん 陸上に設けられた港湾施設 も、多数あります。

このことからも明らかなように、港湾区域内であるか否か([57224]88さん参照)は、「陸」(日本の領土)であるか「海」(領海)であるかを区別することにはならないと思います。

河口付近の「隅田川」の文字は、ウオッちずでは勝鬨橋の上流側ですが、5万分1地形図では浜離宮付近です。
隅田川の水流は、浜離宮に続く竹芝ふ頭と月島ふ頭の間のラッパ形に開いた部分を経て、かなり広い水面に出ます。

河川とは、国土地理院 によると、陸水部(陸地内に存在する水部)のうちで、「平水時において、常時水流のある」ことを条件にしているので、上記ラッパの口が隅田川の河口と思われます。

河川法では、「公共の水流及び水面」(第四条)とされており、水流のない公共水面(湖沼や貯水池)も「河川」に含まれている点が異なります。陸水部であることは明示されていませんが、法律の趣旨からして、海面を含まないことは自明と思われ、河口の判別は、やはり水流の有無ということになります。

そして、[57151] グリグリさん
海岸線の定義の件を持ち出しましたが、簡単に確認できることに気が付きました。MapionやYahoo!地図などでクリックした位置(中央の位置)の住所が左上に表示されますが、この表示がない場合は海上と思われます。

で示された判定法を適用した結果も、竹芝ふ頭・月島ふ頭間のラッパの口 が「(住所のある)陸」と「(住所のない)海」との境界であることを示しています。

この「アルプス社方式」で、晴海と豊洲の間の水面を確認すると、「(住所のある)陸」であることがわかります。
1945年(部修)の地形図では、相生橋より下流、晴海と豊洲との間の春海橋にも「隅田川」の字がありました。([33296]よりも新しい地図)

現在の豊洲6丁目が造成された後の地形図(1969修)では、晴海との間に「隅田川」の字がありませんが、上記した隅田川の派川(現在の名は、晴海運河)の水は、(幅が500mもあるだけにかなり遅くなると思いますが)“常時流れている”筈です。
つまり 客船入港実績日本一の晴海ふ頭 は、川に面していることになります。

そして、最初の「海上架橋」に戻ると、近々開通1周年を迎える 晴海大橋 は、残念ながら(?)失格です。

上記の晴海運河から分かれ、佃水門で制御された水流が、本川との間で海に注ぐ形の朝潮運河も、隅田川の派川と思われます。
佃と言えば、佃島と月島の間の「佃川」。佃大橋工事で埋め立てられてしまいましたが、「川」を名乗っていました。月島を分断している川島川、新月島川は現存。しかし、これらの「川」(地形図には名なし)は、常時流水があるのかな?

豊洲運河から東雲運河、辰巳運河にかけても隅田川の派川か?とも思われるのですが、このあたりになると、常時流水は?
「川」と言えるのかどうかは疑問ですが、「海」ではなく、「陸」の方に属することは確かでしょう。

「PRTR届出の公共用水域(河川、湖沼、海域等)の名称について」という pdf文書 には、東京都の河川名が列挙してあります。この中に東京臨海部の運河の名があれば、「陸」であることが確実だと思ったのですが、見当たりません。
「陸と海」の件からは逸れますが、千葉県の 同様の資料 には、江戸川の支川の中に「利根運河」があります。
この場合は、「運河」は「川」の一種として扱われています。
[66488] 2008年 8月 29日(金)17:22:08hmt さん
境界線について(2) 東京港付近の河川と港湾
海と陸の境界である海岸線。隅田川河口付近についてのグリグリさんの問いかけに対する 地理的な見方でのレス
これに対して、河川や港を管理する自治体の立場からの境界・区域もあるはずとネットを探しました。

パンフレットPort of Tokyo 2008 によると、東京港は荒川河口から多摩川河口に至る範囲で、港湾区域面積(水域)5292ha、臨港地区面積(陸域)1033haとあります。

東京都入港料条例第二条には次のように記されており、「東京港の港湾区域」は港湾局で縦覧可能と思われます。
“入港料は、東京港(法第三十三条第二項において準用する法第九条第一項の規定により公告された東京港港湾区域をいう。)に入港する船舶から徴収する。”
しかしネットでは見つかりません。

東京港便覧 にはかなり詳細な地図が掲載されているのですが、これを見ても港湾区域の陸側の境界線はわかりません。また、海と陸の境界線も示されていません。

東京都建設局の管理する河川についても、全体像 を知ることはできたのですが、臨海部の詳細は不明でした。
ようやく探し出したのが 隅田川流域河川整備計画 というpdf文書。その24/38頁に隅田川の範囲を明示した記載がありました。
要部のみを抜粋。
隅田川 備考:荒川からの分派点・岩渕水門から東京湾まで
 下流端 左岸:中央区勝どき三丁目地先、右岸:中央区築地五丁目地先
隅田川派川
 下流端 左岸:江東区越中島二丁目地先、右岸:中央区佃三丁目地先

これは意外。「河川」を管理する東京都(建設局)の見方によれば、浜離宮と勝どき五丁目の間は隅田川の下流端よりも先の「東京湾」でした。
同様に隅田川派川は豊洲貯木場の手前で終り、その先二手に分かれる晴海運河(上記文書4/38では春海運河)と豊洲運河は「河川」の対象外のようです。

江東内部河川についても整備計画があり、その対象として旧中川、大横川、大島川西支川、大横川南支川、北十間川、横十間川、仙台堀川、平久川、小名木川、竪川、越中島川と、おおよそ越中島-須崎の線よりも北にある河川が挙げられています。
言い換えればそれよりも南、汐浜運河・豊洲運河など「○○運河」いう名の水路は建設局の「河川」ではなく、「海」を扱う港湾局の管轄区域であることになります。

東京都の基準によれば、臨海部の「○○運河」は海ということになります。
これは普通の地理的感覚とはかなり違いますが、この基準ならば、「海上架橋」は大幅に増えます。
グリグリさんが[57062]で挙げた11橋のうち隅田川(本川)の4橋と隅田川派川の相生橋を除けば、春海橋・朝潮運河の4橋・晴海大橋の6橋は海上の橋。
見落としてしまいそうなのが、明治28年に完成した月島の先、昭和になっての新造成部分とを隔てる通称「新月島川」。これは月島川と違って河川に入っていませんから、新島橋と浜前橋も海上架橋。

江東区内の豊洲橋・朝凪橋・東雲橋から辰巳橋を渡り、北に向かえば七枝橋・八枝橋・汐枝橋・汐浜橋。東の方にも新砂橋・砂潮橋・夢の島大橋。湾岸道路にも曙橋・新辰巳橋と枚挙に暇ありません。
有明には、一部は港区台場に属している13号地との間の「海」があり、mapionも海扱いです。この海には何本かの橋が架けられている他、有明ふ頭橋もあります。芝浦との間のレインボーブリッジを筆頭に海上架橋の宝庫地帯。
そして中央防波堤内側と外側を結ぶ中潮橋と中防大橋も、もちろん海上架橋。

東京湾の西側にも京浜運河や埋立地の間の海に架けられた橋が多数。

ついでに、東京臨海部の運河に関する資料を見ました。
東京都港湾局の「運河ルネッサンス推進方針」という pdf資料 の3頁には、対象となりうる運河等水域が図示されています。
これによると、晴海運河を通る隅田川の分流は、相生橋の下流から晴海ふ頭の手前までが対象。

国土交通省のヒアリングに東京都が使った 東京港のめざす環境づくり というpdf資料の4頁にも東京港の運河を示す図がありました。
これによると築地と月島の間の「隅田川」が含まれ、その分流(晴海運河)は春海橋まで。

このように、同じ東京都の資料でも、それぞれ微妙に相違します。


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