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[68366]2009年1月17日
伊豆之国

[68366] 2009年 1月 17日(土)22:37:10伊豆之国 さん
市内に一つだけの駅~「第二十一回十番勝負・問七」徹底検証
[68247][68325]で約束した通り、今回の十番勝負・問七「市内に一つだけの駅」についての考察を行いたいと思います。

問七の共通項「鉄道(ケーブルカー・ロープウェイ等を除く)の駅が1社1駅だけ」に該当する市は、現在全部で36市あるわけですが、「市内に駅が1駅だけ」になった経緯には、「元々1駅だけだった」ものと、「他の線が廃線になったために1駅だけ残った」ものに分けられそうです。他の線の廃線の結果、1駅だけになった市の例には、私が選んだ見附市([68325])や問題の市の藤枝(静岡鉄道駿遠線・昭和45年廃止)を初め、倉吉(旧国鉄倉吉線・昭和60年廃止)、笠岡(井笠鉄道・昭和46年廃止)、土岐(東濃鉄道駄知線・昭和49年廃止‥[68330]k-aceさん)などがあり、最近では小美玉市が2年前の鹿島鉄道の廃線によって市内の駅は常磐線の羽鳥駅だけになり、市制施行後1年にして「1駅だけの市」の仲間入りしています。
尾花沢(山形交通尾花沢線・昭和45年廃止)と大田原(東野鉄道・昭和43年廃止、[67727]いっちゃんさん)は、かつて市の中心部を通り市名と同名の駅もあった、市外の駅を起点とするローカル私鉄が廃線になって、現在は市域の外れにあって市の玄関にもなっていない駅が市内唯一の駅になっているもので、これらの私鉄があった頃には、私鉄の同名駅が時刻表の代表駅になっていたと思われます。
嘉麻(旧国鉄上山田線・昭和63年廃止)、能美(北陸鉄道能美線・昭和55年廃止)は、市の成立前には現在の市域にかつて複数の鉄道駅が存在していましたが、現在は「1駅だけの市」になっている例です。
逆に、以前は市内の駅が一つだけだったのが、「平成の大合併」によって複数になったものには、磐田、深谷、杵築などがあります。杵築市は昭和41年に大分交通国東線が廃線になって以来、日豊線の杵築駅が市内唯一の駅になっていましたが、4年前の合併によって2駅が新たに市内に入り、再び駅が複数になっています。
新線や新駅の開業によって市内の駅が複数になったものもあります。ひたち野うしく駅がなかった頃の牛久市や、愛野駅ができる前の袋井市(昭和42年に駿遠線の西側が廃線になって以来)などは、その当時は市内の駅が一つだけでした。志木([68314]MasAkaさん)、四條畷([68317]makiさん)、ふじみ野は、市名と同名の駅がその市内になくて隣の市にあり、別の駅がその市内唯一の駅になっているものです。
ところで、「市内に駅が一つしかない」市の中で人口が最多なのは、ダントツで平塚市でしょう。[68313]ぺとぺとさんの書き込みにあるように
人口26万にして駅が一つしかない
というのはまさに意外性たっぷりですが、現市域には過去にも馬車鉄道を含めても他の私鉄などが通っていた記録はないようで、昭和7年の市制施行以来、今日まで東海道線の平塚駅が「孤高」を守り続けているというわけです。

さて、次は十番勝負中にいろいろと話題になった「微妙な市」についての検証です。まず伊勢原市。大山ケーブルを除くと、市内にある駅は小田急の伊勢原駅だけ。愛甲石田駅は一部が伊勢原市にかかっていますが、駅の住所は駅長室(駅舎)の場所によって決まるそうで、駅舎がある厚木市の所在ということになります。ケーブルカー・ロープウェイを除外するというのは、過去にも第14回・問九(いわゆる「伊豆の国市問題」)、第17回・問七などがありましたが、私はこの問を考えたとき、最初は「ケーブル」の存在をすっかり失念しており、想定解が終了した後になってやっと気付いています([68216]なると金時さん、
山の中腹にあるあそこが「アレ」だという意識はあまりないです
[68217]ぺとぺとさん、
「お山の方」の系統のものは「今回は対象外でないか?」
[68219]EMMさん)。
次に、「最後に残った微妙な市」([68199]いっちゃんさん)という清瀬市。西武池袋線秋津駅が文字通り大変微妙で、駅の構内は清瀬・東村山両市と埼玉県所沢市の2都県3市にまたがっているという珍しい駅です([68306]桜トンネルさん)が、市販されている「駅名一覧」などによると東村山市所在となっているので、「駅舎の所在地が東村山市」なので「東村山市の駅」ということになるのでしょう。
運び屋Aさんが[68221]で挙げている「T市」とは、日本人さん&とんかち☆さんのお膝元・鶴ヶ島市ではないでしょうか。この市には、市の境界線をまたぐ駅が、鶴ヶ島若葉と、東武東上線に2駅連続しています。駅の住所は、鶴ヶ島が鶴ヶ島市、若葉が坂戸市になっています。鶴ヶ島駅は、地図を拡大してみると川越市に属する分のほうが大きいようですが、駅舎が鶴ヶ島市側にあるのでしょう。時刻表の代表駅も鶴ヶ島駅ですが、ほんのごくわずかの差で「不適当な市代表駅」にならなくて済んでいるわけです。もう一つ、東武越生線の西大家駅も微妙な位置ですが、こちらはどうやら完全に坂戸市内のようです。結局、全域が鶴ヶ島市内にある駅は越生線一本松駅だけであり、もし鶴ヶ島駅の駅舎の位置が川越市側にあったら、鶴ヶ島駅の1割強しか乗降客のなく「駅前も閑散としている(Wikipedia)」一本松駅が市内唯一の駅にして市の代表駅、ということになってしまいます。
あと一つ微妙なのは、かすみがうら市。常磐線神立駅[68333]運び屋Aさん)ですが、構内の一部がかかっているものの、ホームも全部が土浦市で、結局この市は「鉄道が通るが駅がない」ということになっています。
モノレールも除外すると、東大和市も市内に1駅([68335]星野彼方さん)で、しかもこちらも「微妙な市」に入ります。市内にある「普通鉄道」の駅は西武拝島線の東大和市駅だけで、同じく拝島線の隣駅・玉川上水駅は立川市(多摩モノレールの駅は東大和市)側にあり、多摩湖線の武蔵大和駅は、東大和市の前身・大和村(町)に由来すると思われますが、住所はわずかの差で東村山市になります。ずばり市名を名乗る東大和市駅も、駅のすぐ南が小平市で、3駅とも「微妙な駅」になっています。


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