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落書き帳

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[84000]2013年8月25日
伊豆之国
[84042]2013年8月31日
グリグリ

[84000] 2013年 8月 25日(日)18:30:04伊豆之国 さん
第1回 Pair City 七番勝負「問五」について
今回の七番勝負「問五」の共通項は、「市長の苗字が市名」というものでした。これについて、自称「落書き帳の苗字ネタ四天王」の末席に位置する者として、いろいろと補足や指摘したいことがありますので、ここに書き込んでみることにします。
まず「読み」のほうですが、お題の千葉市の熊谷(くまがい)市長がOKなので、同様に「市長と市名」問題である十番勝負の第29回・問八(尼崎市の白井(しらい)市長(現在は退任)がNGとされた)と異なり、「読みは違っても漢字が同じならOK」だとわかります。
問題は「字体」のほうです。「字体の違い」による判断については、先の第29回十番勝負でも実那川蒼さんが[76791]で指摘されていますが、「全国の市長名」リストを見ても、ここに載っている姓名のすべてが「戸籍に登録された本名」ではなく、戸籍上は旧字体や異体字になっているものを、業務上は普段使用している常用漢字や正字を使っている人がかなりいるのではないかと思われるからです。特に戸籍上の姓名を記載する必要がある場合以外は、一般の職場や、学校などでも、例えば名刺や名簿では「渡邊」になっていても普段は「渡辺」と書いている、というような人も大勢います。「苗字の百貨店」(HPが閉鎖または休止していると思われるので、そのキャッシュから)にも、次のような記事が見られます。
Q19 私は戸籍上は「小澤」ですが、電話帳には「小沢」で載せています。こちらは電話帳をもとにしているとのことですが、私のような例も多いのでは?
A 日本の戸籍は戦後の文字改革に合わせて書き換えるということが行われていません。そのため、戸籍上は旧字体、日常生活は新字体と言う使い分けをしている人は多いと思います。戸籍名を本名と考えれば、当サイトとしてもすべての戸籍を調べあげる必要が生じますが、それは不可能なことですし、生きた苗字の実態とはずれてしまいます。これはむしろ、戸籍上の表記が現状を反映していないと考えたほうがいいでしょう。
戸籍上の旧字や異体字は、申し出ることにより新字に訂正することも可能とのことなので、すでに戸籍上も新字に改めている人も少なくないと思われますが、お題や正答にある、南相馬市の桜井市長、静岡市の田辺市長、安芸高田市の浜田市長、帯広市の米沢市長なども、正式にはそれぞれ「櫻井」「田邊(田邉)」「濱田」「米澤」である可能性は高いと思われます。電話帳では、「電電」時代は原則として旧字や異体字は、「島・嶋」「富・冨」など広く使われ世間一般に「別の字」として広く認識されていたものを除いては、常用漢字や正字に直されて登録され、NTTになってから旧字や異体字の使用が認められるようになっても、「渡辺」など、特に旧字が複雑で書きにくい苗字においては、やはりまだ圧倒的に新字で登録(普段の生活でも使用)している人が多いようです([65563])。新聞紙上でも、現在も本人から特に申し出がない限りは常用漢字や正字に直して印刷するのが一般的です。NGの例とされた亀山市の櫻井市長、福岡市の[高島屋のタカ]島市長も、新聞では「桜井」「高島」と書かれることになります。今回のこの問では、字体の新旧の違いなどについては、先ほどの「島・嶋」や、「竜・龍」などのように広く世間に別の字として認識され、自治体名などでも区別されているようなものを除いて「同じ漢字」として扱い、むしろ「読み」のほうを重視して、例えば千葉市の熊谷(くまがい)市長を「該当しないペア」としたほうが、かえって合理的ではなかったか、という気もしてきますが、いかがでしょうか。
[84042] 2013年 8月 31日(土)10:49:40【1】オーナー グリグリ
七番勝負感想記事への回答(その三:問五関連)
さて、問五の市名の市長さん問題については、[84000] 伊豆之国さん、[84003] k_itoさん、[84015] 実那川蒼さんから貴重なご意見や議論を頂きました。

まず、十番勝負の類似問題である第二十九回問八(市名の市長さん)では、読みの違いを該当しない市とし、新旧の字体の違いについては明確にしていませんでしたが、想定としては字体の一致も必要として想定解数を提示していました。実那川蒼さんが[76791]の感想で指摘されていましたが、もし、旧字体の解答をされたいたらどう判定していたか迷っていたと思います。

読みの違いについては、知名度の高い千葉市の熊谷市長を問題に入れたかったこともあり、許容範囲としました。読みよりも字面を優先した訳です。字面については、全国市長会のページで旧字体関連の市長名を確認しました。

伊勢原市高山 松太郎(高は、はしご高)
甲州市田邉 篤
亀山市櫻井 義之
高槻市濱田 剛史
小松島市濱田 保徳
高知市岡崎 誠也(崎は、右上が立の崎)
福岡市高島 宗一郎(高は、はしご高)
雲仙市金澤 秀三郎
鹿屋市嶋田 芳博

この中から、亀山市/桜井市と福岡市/高島市を該当しないペアとして例示しました。

今回、市長会のページの確認だけで満足し、市の公式HP(上記の市長名にリンク)での表記を確認しなかったのは手抜きでした。確認していれば、甲州市長は田辺市長、福岡市長は高島市長(はしご高ではない)の表記になっていることに気付き(高知市長は岡崎市長になっていますがHPで正しくは「大」ではなく「立」であると断っています)、共通項の見直しや該当しないペアの見直しを行ったと思います。

それでも、旧字体も該当すると割り切ることには悩ましい点はあります。

[84000] 伊豆之国さん
今回のこの問では、字体の新旧の違いなどについては、先ほどの「島・嶋」や、「竜・龍」などのように広く世間に別の字として認識され、自治体名などでも区別されているようなものを除いて「同じ漢字」として扱い、むしろ「読み」のほうを重視して、例えば千葉市の熊谷(くまがい)市長を「該当しないペア」としたほうが、かえって合理的ではなかったか、という気もしてきますが、いかがでしょうか。

上記リストの鹿屋市の嶋田市長の存在が悩ましいです。「広く世間に別の字として認識されている」を境界線にできるでしょうか。

[84003] k_itoさん
市長は公人として日常的に公文書を発行しているわけで、その名義は間違いなく(字体も含めて)戸籍名のはずです。ですので、本人や市職員は字体の違いを意識しており、そうそう勝手に字体を改めてはいないと思われます。無論これは推測にすぎませんし、それを確実に確かめる手段がないというのが問題作成上の難点ではありますが。

ご想像の通り、市長会の情報を基にした上記リストと公式HPの表記に違いがあることから、必ずしも市長といえども戸籍名を公文書に記載しているかどうか微妙です(まぁ、公文書はさすがに戸籍名だろうと推測はできますけど)。甲州市の市長名の載った公文書をネットで確認する手段はあるでしょうか(甲州市の住民票を見れば分るんですけどね)。

公文書はともかく、公式HPで新字体を使っているとなると、新旧の違いを判定に持ち込むのは難しかったかと思います。

[84015] 実那川蒼さん
さて、前回の類似問題で私が指摘した旧字体や異体字ですが、私はこれらも正解に含めたほうが意外性もあってよかったと思っています。

そうですね。今回も敢えて新旧の違いは明確にしない出題にした上で、仮に旧字体の可能性のある市長名の解答があった場合には、正答に判定した方がよかったかなと思っています。それでも、鹿屋市/島田市のペアを正答とするのはちょっと抵抗があったかもしれません。そう言う紛らわしい解答は皆さんも極力避けるだろうという期待もあります。

今回は、福岡市/高島市を該当しないペアにしていたため、甲州市/田辺市を解答された場合には、処置に困っていたと思います(正答にしたと思いますが)。


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