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キーワード「光市 関市 旭市」のどれかを含む記事が10件見つかりました
※除外キーワード「日光市 和光市 一関市 下関市 尾張旭市」

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[110277] 2024年 3月 31日(日)11:39:24【1】訂正年月日
【1】2024年 3月 31日(日)11:47:15
サヌカイト さん
生まれの市町村の現在人口
 なんの脈絡もなくて恐縮ですが、平成の大合併により生まれの市町村が廃止された方もかなり増えただろうということで、現在も存命の方に限るなら、どのくらいの規模&過去の消滅市町村出身の方までいらっしゃるのか気になりました。ちょっと不謹慎なような気もしますが、お許しください。

※以下、「現在」には2020国勢調査を使用しています。また、即日改称及び法人格は無視して、市町村名のみを考えています。

たとえば消滅した市で考えてみると、赤間関市で生まれてまだご存命の方は、日本最高齢から考えても、残念ながらもういらっしゃらないと思います。一方、その他の市についてはおそらくまだいらっしゃるのではないかと思っています。まず各年齢ごとの現在人口のうち、当時の総人口における割合を出してみます。

(開く)当時の総人口における割合

 1930年~2015年の生まれの年代は割合が0.75%を超えています。2015年以降で、2年以内に消滅した自治体はおそらくなかった(強いて言うなら丹波篠山が当時まだ1年半)と思いますので、そのあたりは2年連結で考えるとして、今度は何人いれば0.75%の人が存在するのか、確率的に調べてみました。

(開く)1人存在するのに必要な人数

 これを見ると、市においては赤間関市の次に古い伏見市(1931廃止)も含めて、古いほうの制限では大丈夫そうに見えます。また日数においても、不安なのは4日間の宇島市(1955改称)くらいですが、こちらも上の表の1.5%・4日を見ると6000人強いればおそらく1人はいらっしゃるので、大丈夫だと思います。
 まとめて考えると、0.75%・半年の267人を下回る自治体はそうはないので、1930以降において1年以上存続した自治体出身の人は2020現在もいらっしゃるということになります(1年存続すれば必ずいずれかの年で半年存続していたことになるため)。それ以前の自治体については、規模にもよりますしなんとも言い難いのですが、1920~ならまだあり得ますし、1910~とかでも大きい自治体ならもしかしたら可能性はあるかもといったところです。

 最後に短命の町[105229]についても見ていきます。町については0.75%・1か月の1570人以下といことは考えづらいので、1か月存続しなかった5町と、1年以内で1930以前の2町を合わせた計7町について考えてみます。

(開く)7町の推定現在人口

これを見るに、人口の少ない村であっても、よほど前に消滅したもしくは日数が短い自治体でなければ1人くらいはいそうに思えます。藤里町については、存命かどうかというより、そもそもその日に生まれた方がいるかどうかが重要そうです。いずれにせよ生まれが上の7町の方はかなりレアだと思うので、ぜひ会ってみたいものです。
[110116] 2024年 2月 29日(木)21:28:47海辺を飛ぶ鳥 さん
うるう
今日はうるう日ですね。「閏」が入る地名を…と思ったら[80353]でk-aceさんが挙げていますね。では、「うるう」の読みを含む地名を挙げてみます。
福島県新地町真弓閏崎(うるうざき)
福島県新地町谷地小屋潤崎(うるうざき)
栃木県野木町潤島(うるうじま)
長野県大町市社閏田(うるうだ)
島根県雲南市潤谷(うるうだに)
山口県山口市閏(うるう)
山口県光市三輪潤田(うるうだ)
山口県田布施町潤田(うるうだ)
福岡県糸島市潤(うるう)

2月29日の変遷情報ってあるのかな?と思って調べてみると無いようです。変遷情報が1件も無い日付を調べてみると、以下の30日となりました。
1.2。1.3。1.6。1.28。2.29。3.4。4.6。4.26。5.2。5.7。5.25。5.30。6.2。6.24。8.4。8.7。8.11。8.12。8.23。9.5。9.6。9.18。9.27。11.9。11.17。11.22。11.29。12.2。12.29。12.30。
[110021] 2024年 2月 10日(土)01:20:33【1】訂正年月日
【1】2024年 2月 10日(土)01:36:48
サヌカイト さん
変遷情報エクセルデータ中間報告(1) 10府県における各市町村を構成する施行時の郡及び自治体の数
[110000]グリグリさん
 リリースおめでとうございます。時間がとれずにすぐには反応できませんでしたが、「縦横比が1に近い市町村」という内容には、[105910]を思い出さずにはいられませんでした。その時は単純に経緯度で比較したので、当然ながら距離で比較すれば縦長の部類になっていますが、今回のデータを見てもやはり有意にまとまって…いるはずもなく。緯度の違いにより経度差と距離は比例しないことを考慮しても、結局は惜しくもなかったのだなと改めて思い返していました。

ーーーーーーーーーー
本題、というか上の内容を書くついでになりますが、いま取り組んでいることの紹介です。

 激動の市町村を調べた際に変遷情報のエクセルデータがあったら、と思っていました。そこで1年ほど前からこんな感じに整備しはじめたのですが、しばらく「生」コレに力を入れていたので、放置してしまっていました。その制作も終わった今、気が向いた県から少しずつ進めてやっと下記の10府県が完成したので、中間報告としてそのデータでできる一例を示そうと表題のデータを書き込んでみます。かなり長くて見づらい上に、なんの意味があるのかと言われるとそれまでですがご容赦ください。

データ内容
〇エクセルデータは都道府県市区町村の変遷情報に完全に準拠しています。
〇ただし、一部の境界変更などは、その範囲をこのサイトの詳細情報以外に拠っている(採用対象外のものを含む)場合があります。
〇下記データは現在及び平成の大合併前(1999/3/31)自治体の境域に含まれる郡及び構成する施行時市町村の数をまとめたものです。
〇端的に言うと、[100095]MIさんのデータに近いものになっていると思います。
〇表の横幅の関係上「市制町村制施行時市町村の数」を「1889」と略しています。
〇「郡数」の郡は市制町村制施行当時のもののみです。
〇県の中では、「1889」降順→「郡数」降順→「市町村名」現在の市町村名での五十音順(エクセル順)です。
〇市町村の中では、所属する自治体の多い順に郡を表示しています。
〇一部しか含まれないものも、すべて1と数えています。
〇複数の郡にまたがらないものは別表にまとめてあります。
〇元のエクセルデータ自体に間違いはほぼないと思いますが、下記データの集計にあたってちょっと危うい場面があったのでもしかすると誤り、重複があるかもしれないことを予めお詫びしておきます。

(開く)青森県

(開く)宮城県

(開く)千葉県

(開く)新潟県

(開く)山梨県

(開く)京都府

(開く)島根県

(開く)徳島県

(開く)長崎県

(開く)宮崎県

作成した10府県は完全に私の気まぐれで選んでいます。今後もなんとなく増やしていきますが、先に欲しい県やデータがあればお申し付けください。いずれは全都道府県をなんらかの形で公開できたらと思っています。

追伸 逆に「生」コレの残っている課題([109399])のほうには全く手が付けられておらず、恐縮しています。なるべく早く解決させたいのですが、なかなか腰が重い…。
[109931] 2024年 1月 28日(日)06:59:40白桃 さん
小林・千歳(隠れ姉妹都市)の「地力人口ポイント」比較(超難問付)
「隠れ姉妹都市」間の「地力人口ポイント」差が二番目に接近しているのが、宮崎県小林市と北海道千歳市です。その詳細は、次の通りです。
国勢調査年小林市名称人口基本P加点保有P千歳市名称人口基本P加点保有P
1920年第1期小林町23,2173.50.03.5第1期千歳村5,3661.00.01.0
1925年小林町25,3923.50.03.5千歳村5,2521.00.01.0
1930年小林町28,3563.50.03.5千歳村5,2751.00.01.0
1935年小林町29,8453.50.03.5千歳村6,5571.00.01.0
1940年小林町30,0414.00.04.0千歳村10,5122.00.02.0
1947年小林町38,9684.00.04.0千歳町14,8162.50.02.5
1950年小林市41,4104.50.04.5千歳町20,0303.50.03.5
1955年小林市44,3304.50.04.5千歳町42,3174.50.04.5
1960年第2期小林市43,8943.50.13.6第2期千歳市44,5223.50.13.6
1965年小林市41,9223.50.13.6千歳市51,2434.00.14.1
1970年小林市38,6743.00.13.1千歳市56,1184.00.14.1
1975年小林市38,3253.00.13.1千歳市61,0314.00.14.1
1980年小林市40,0333.50.13.6千歳市66,7884.00.14.1
1985年小林市40,9763.50.13.6千歳市73,6104.50.14.6
1990年小林市41,0483.50.13.6千歳市78,9464.50.14.6
1995年小林市40,8403.50.13.6千歳市84,8664.50.14.6
2000年小林市40,3463.50.13.6千歳市88,8974.50.14.6
2005年小林市38,9233.00.13.1千歳市91,4374.50.14.6
2010年第3期小林市48,2702.50.12.6第3期千歳市93,6044.00.24.2
2015年小林市46,2212.50.12.6千歳市95,6484.00.24.2
2020年小林市43,6702.50.12.6千歳市97,9504.00.24.2
72.01.373.370.51.672.1
私にとって小林市は、通過したか、しなかったか判然としない市なのです。市名も平凡ですが、力士で言えば錦木のように地味ですが結構、地力があるのです。なにせ千歳より「地力」が上なのですから。もっとも、次回国勢調査で逆転されることが目に見えていますけど…。また、小林は千葉県旭市(地力P:55.2)とも「隠れ姉妹都市」を締結しております。
この他いくつかの「隠れ姉妹都市」の「地力人口ポイント」を明示しますと、
宮城県栗原市(33.8)/愛知県小牧市(79.8)、山梨県大月市(47.8)/岩手県宮古市(74.8)、愛知県瀬戸市(95.8)/埼玉県朝霞市(64.8)、石川県小松市(91.1)/群馬県みどり市(笠懸流れ:31.7・大間々流れ:39.2)、新潟県加茂市(61.3)/栃木県さくら市(44.5)、長野県松本市(114.5)/愛媛県伊予市(47.0)、大阪府和泉市(79.8)/佐賀県多久市(39.8)
となっています。(  )内数字は「地力人口」ポイントです。
さてここで、(白桃市町村人口研究所を知らないと)東大生でも絶対解けない超難問です。
問題
冒頭で小林と千歳の「地力人口ポイント」差が
二番目に接近している
と書きましたが、一番接近している「隠れ姉妹都市」は何所と何所でしょう。
第一ヒント:ポイント差は、70.0…69.3で僅か0.7ポイント
第二ヒント:姉は鹿児島県、妹は茨城県です
(開く)第三ヒント(これを見ればおしめいよ)なんで、なるべく見ないように
なお、「隠れ姉妹都市」関係については、国会図書館に行っても調べることはできません。[49973]千本桜さん、[50215]グリグリさん、他をご参照ください。
[109839] 2024年 1月 13日(土)21:00:03【2】訂正年月日
【1】2024年 1月 14日(日)07:13:17
【2】2024年 1月 16日(火)21:51:28
オーナー グリグリ
第六十六回 世界に平和を! 全国の市十番勝負(共通項発表 と、問題設計について)
今回も多くの皆様にご参加いただき心から感謝いたします。前回皆さんからいただいたヒントの内容やタイミングへのコメントについては、今回はまだ十分活かしきれていませんが、アナグラムヒントについては7文字を第二ヒント、9文字を第四ヒントの順番にしました。また、問題の中に比較的わかりやすい問題(今回は問十と問八)を入れて、初心者が取り組みやすくなるようにしました。なお、新年早々の大災害のため早期終了も視野に入ったことから、ヒントの内容を見直し、アナグラムやSVヒントを少し分かり易い内容へ修正しました。ヒント設計については、前回いただいたコメントを参考に引き続き改善を進めるつもりです。

また、問題検討時に考慮する点として、次の3点を特に意識しています。
 (1) 落書き帳の最近の話題から(落書き帳に日頃から興味を持って欲しいという願い)
 (2) 出題時の季節イベントやニュースなどから
 (3) 地理系ネタ(地名、地形、人口等)、季節イベントネタ、十番勝負ネタをバランスよく
とくにここ最近は(1)を重視しています。今回も、問六以降問十までの後半5問は最近のリリースや話題からの出題でした。問九の公式LINEのない市については、[109415]で敢えて話題にして難易度を下げた問題でした([109443][109457]のフォローも入りました)。あとから、[109355]の十番勝負共通項絡みの書き込みに気付き、ちょっと慌てましたが、(1)重視の視点から出題に踏み切りました。

では、共通項を発表します。次回は4月27日(土)の開催予定です。
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問一:前橋市、白岡市、安城市、福山市、薩摩川内市
(想定解数:44市)
■辰年生まれの市(市の誕生日が辰年の市)
サイト関連ページ:市制施行日・市の誕生日・市名誕生日(市の誕生日順)

未解答市(4市):能代市, 吹田市, 洲本市, 倉敷市

市制施行日(29市)、市名誕生日(42市)では想定解数が少ないため市の誕生日としました。市制施行日または/および市名誕生日が辰年の市は、市の誕生日も辰年です。非該当市を提示しなかったのはそのためです。1892年(前橋市)、1916年(尼崎市,岡崎市,福山市)、1928年(倉敷市)、1940年(22市)、1952年(11市)、1964年(東村山市,国分寺市)、1988年(廿日市市)、2012年(長久手市,白岡市)の44市です。1904年、2000年は該当市なしです。第一ヒントの大宮市は1940年の誕生です。
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問二:五所川原市、入間市、柏市、寝屋川市、芦屋市
該当しない市:立川市、倉吉市、八代市
(想定解数:38市)
■大相撲の関取(十両以上)の出身地の市
参考HP:日本相撲協会 一月場所 番付表

未解答市(0市):想定解終了

この共通項は、第六回問九で幕内力士の出身地を出題しましたが(想定解数20市)、十両も含む関取の範囲とすることで想定解数を増やし、ギリギリ出題可能範囲と判断しました。しかしながら、想定以上の嬉しい参加者数となり想定解終了となってしまいました。想定解終了はできるだけ避けたいところなので、今後はより慎重に設定する必要があると考えております。該当しない3市は、今場所前に幕下に陥落した力士の出身市です。立川市は日翔志(東幕下七枚目)、倉吉市は伯桜鵬(西幕下五枚目)、八代市は貴健斗(東幕下三枚目)です。第一ヒントの江戸川区は翔猿(東前頭四枚目)の出身地です。
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問三:三沢市、小美玉市、さくら市、裾野市、東広島市
該当しない市:田原市、玉名市
(想定解数:51市)
■人口密度が300人台の市
サイト関連ページ:全国の市 人口・面積・人口密度ランキング

未解答市(11市):函館市, 滝川市, 青森市, 弘前市, 藤岡市, 山武市, 越前市, 富士吉田市, 笛吹市, 大竹市, 下関市

300人台としたのは想定解数が程よい数だったこともありますが、日本全体で 333.52人/km2 だからという意味もあります。田原市は 299.57人/km2、玉名市は 408.75人/km2 でどちらも境界市です。第一ヒントの南箕輪村は該当する町村で最も高い人口密度です。
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問四:七尾市、岡山市、倉敷市、鳴門市、出水市
該当しない市:白石市、小山市
(想定解数:59市)
■十番勝負で正答率が75%未満の市
サイト関連ページ:問題市・解答市分析/問題市・正答市・誤答市・正答率 ランキング(第六十五回終了時)

未解答市(20市):奥州市, 角田市, 新庄市, 土浦市, 北茨城市, 鹿嶋市, さくら市, 伊勢崎市, 海老名市, 大垣市, 藤枝市, 栗東市, 養父市, 総社市, 東かがわ市, 東温市, 大牟田市, 鳥栖市, 玉名市, 日置市

通常の問題市・解答市分析ページだと十番勝負の進行と共に想定解がわからなくなるため、正確な解答に行き着けるように、前回までのページをさりげなく追加しておきました。該当しない市の小山市は正答率75%の境界市で、白石市は正答率100%の市として共通項との違いを強調した市です。第一ヒントの鳩ヶ谷市は消滅市の中で比較的解答数が多い75%未満の市です(正答率66.7%)。
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問五:那須烏山市、印西市、妙高市、浜松市、大阪市
(想定解数:99市)
■読みの文字に重複がある市(濁音、拗音、促音は区別)
サイト関連ページ:面白データベース検索結果/読みが重複する自治体【市】

未解答市(58市):岩見沢市, 奥州市, 東松島市, 大崎市, 大館市, 常総市, 常陸太田市, 北茨城市, 常陸大宮市, 東松山市, 大網白里市, 西東京市, 糸魚川市, 胎内市, 高岡市, 野々市市, 大野市, 大月市, 笛吹市, 甲州市, 中央市, 大町市, 飯山市, 大垣市, 瑞浪市, 各務原市, 大津市, 亀岡市, 城陽市, 南丹市, 泉南市, 大阪狭山市, 阪南市, 相生市, 宝塚市, 丹波篠山市, 南あわじ市, 大和郡山市, 大田市, 雲南市, 笠岡市, 小松島市, 観音寺市, 東かがわ市, 松山市, 四国中央市, 北九州市, 大牟田市, 飯塚市, 大川市, 大野城市, 西海市, 雲仙市, 南島原市, 大分市, 豊後大野市, 志布志市, 南九州市

市の読みに関する共通項はこれまでもたびたび出題していますが、これまでにはなかった視点からの出題です。類問に、第二十六回 問三、第四十一回入門コース 問Aがありますが、どちらも同じ読みの連続がキーワードでした。読みの問題でいつも悩むのは、濁音、拗音、促音の扱いです。今回も「し, しょ」のような重複を該当させるかどうかが気になりましたが、幸いにも(?)そのような事例はなく、悩まずに済みました。
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問六:南相馬市、勝浦市、府中市(東京都)、川崎市、知立市
該当しない市:上野原市、芦屋市
(想定解数:96市)
■女性より男性が多い市
サイト関連ページ:市区町村データランキング/女性人口

未解答市(56市):網走市, 千歳市, 北上市, 古河市, 結城市, 下妻市, ひたちなか市, 鹿嶋市, 坂東市, かすみがうら市, 小美玉市, 宇都宮市, 小山市, 真岡市, さくら市, 館林市, 川越市, 川口市, 加須市, 東松山市, 草加市, 戸田市, 八潮市, 三郷市, 木更津市, 東金市, 市原市, 富津市, 袖ケ浦市, 富里市, 稲城市, 羽村市, 秦野市, 綾瀬市, 磐田市, 掛川市, 御殿場市, 袋井市, 裾野市, 湖西市, 菊川市, 豊橋市, 岡崎市, 半田市, 碧南市, 安城市, 西尾市, 小牧市, 東海市, 大府市, 知多市, 田原市, 亀山市, いなべ市, 東広島市, 石垣市

11月に新たにリリースした市区町村データランキングからの出題です。[109295]に書きましたが、女性対男性比の全国マップをみると、男性は東高西低の傾向があるようです。該当しない市の上野原市は女性が僅かに多い(50.01%)境界市です。芦屋市は逆に最も女性比率の高い市(55.30%)になります(9万4千人の人口でほぼ1万人女性が多い)。また、問題市の府中市は女性比率50.00%と男性が僅かに多い境界市になります。
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問七:三笠市、富士吉田市、高山市、飛騨市、尾鷲市
該当しない市:湯沢市、大阪市
(想定解数:63市)
■可住地面積比率が20%未満の市
サイト関連ページ:市区町村データランキング/可住地面積

未解答市(24市):留萌市, むつ市, 久慈市, 遠野市, 釜石市, 北秋田市, 仙北市, 糸魚川市, 魚沼市, 小浜市, 都留市, 山梨市, 本巣市, 下呂市, 高島市, 南丹市, 浜田市, 新見市, 備前市, 萩市, 宿毛市, 土佐清水市, 佐伯市, 延岡市

同じく市区町村データランキングからの出題です。可住率100%も考えたのですが、該当数が38市とやや少なく、かといって99%以上(69市になる)というのも変なので、低い方からの切り口としました。該当しない市の湯沢市は 20.07% の境界市、大阪市は可住率100%で面積最大の市になります。
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問八:奥州市、川口市、松戸市、周南市、大洲市
該当しない市:北見市
(想定解数:91市)
■月名コレクションの新暦地名がある市
サイト関連ページ:地名コレクション/月名

未解答市(52市):釧路市, 芦別市, 五所川原市, 宮古市, 北上市, 一関市, 栗原市, 大崎市, 秋田市, 湯沢市, 鹿角市, 仙北市, 米沢市, 会津若松市, 須賀川市, 田村市, 常総市, 常陸大宮市, 鹿沼市, 下野市, 新潟市, 射水市, 小浜市, 大垣市, 豊川市, 刈谷市, 豊田市, 安城市, 蒲郡市, 田原市, 松阪市, 伊賀市, 京都市, 亀岡市, 八幡市, 堺市, 池田市, 八尾市, 門真市, 西宮市, 宝塚市, 葛城市, 広島市, 呉市, 庄原市, 四万十市, 宗像市, 西海市, 天草市, 臼杵市, 宮崎市, 指宿市

12月28日に新規リリースされた海辺を飛ぶ鳥さんが編集者の月名コレクションからの出題です。海辺を飛ぶ鳥さんに多少有利に働いたかもしれませんが、直前の新規リリースということで予想される方も多くなると考えていました。同じ12月に新規リリースされたサヌカイトさん生コレクションも検討しましたが、想定解数を程よくまとめるのが難しかったです。なお、開始当初は NEWS に新規リリースが掲載されていましたが、後半になって NEWS から消えたことで難易度が上がったかもしれません。
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問九:青森市、秋田市、三鷹市、豊橋市、津市
該当しない市:木更津市
(想定解数:94市)
■公式LINEのない市
サイト関連ページ:都道府県市区町村の公式メディア/LINE(掲載自治体一覧)

未解答市(54市):北見市, 夕張市, 稚内市, 三笠市, 恵庭市, 北斗市, 黒石市, 平川市, 花巻市, 奥州市, 滝沢市, 大崎市, 能代市, 大館市, 鹿角市, 北秋田市, 日立市, 常陸太田市, 北茨城市, 守谷市, 常陸大宮市, 神栖市, つくばみらい市, 小美玉市, 栃木市, 飯能市, 三郷市, 勝浦市, 稲城市, 羽村市, あきる野市, 敦賀市, 小浜市, 富士吉田市, 亀山市, 鳥羽市, 栗東市, 米原市, 明石市, 三木市, 大田市, 新見市, 赤磐市, 美作市, 下松市, 柳井市, 三好市, 土佐清水市, 山鹿市, 菊池市, 阿蘇市, 国東市, 枕崎市, 姶良市

冒頭に記載したとおりです。[109415]で書いた該当しない市の木更津市は、大きなヒントになると考えていましたが....
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問十:気仙沼市、近江八幡市、佐世保市、日南市、石垣市
(想定解数:97市)
■有人島のある市(日本の有人島一覧にある市)
サイト関連ページ:都道府県プロフィール/日本の有人島一覧

未解答市(55市):塩竈市, 酒田市, 鴨川市, 横須賀市, 志摩市, 姫路市, 倉敷市, 玉野市, 備前市, 瀬戸内市, 竹原市, 福山市, 大竹市, 廿日市市, 江田島市, 萩市, 防府市, 下松市, 岩国市, 光市, 長門市, 柳井市, 周南市, 阿南市, 高松市, 坂出市, 観音寺市, 三豊市, 松山市, 今治市, 宇和島市, 八幡浜市, 新居浜市, 大洲市, 須崎市, 宿毛市, 北九州市, 宗像市, 糸島市, 唐津市, 長崎市, 諫早市, 平戸市, 壱岐市, 五島市, 上天草市, 宇城市, 天草市, 佐伯市, 臼杵市, 宮崎市, 延岡市, 串間市, 出水市, 西之表市

YTさんの力作、日本の有人島一覧からの出題で、これは多くの方が予想されているだろうということと、冒頭に書いたように、初心者にも取り組みやすくする狙いの出題でした。編集者のYTさんにも参加していただきました。^^/
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[109700] 2024年 1月 6日(土)23:04:05鳴子こけし さん
第六十六回全国の市十番勝負
問一:茂原市
問三:砺波市
問六:茅野市
問七:関市
問九:魚沼市
[109462] 2023年 12月 31日(日)06:33:28白桃 さん
高遠
その昔、高遠に添乗で行ったとき、ツアータイトルが何だったけな…、「コヒガンザクラ(小彼岸桜)のナントヤラ~~」のような気がするのですが、そんなに高くもない城址公園の桜。そんなに遠くでもないので、日帰り添乗だったか?
ま、それはさて置き、
[109460]千本桜 さん
その物ズバリも何なので遠回しに書きますが、絵島生島でどうですか。
もちろん正解ですが、問題の正式解答としては「伊那市」になります。
共通項は「【本源&前身因子町】と【最古因子町】が異なる市」ですって言ったって、世間には認知されていない白桃の造語なんで、入学試験、期末試験、十番勝負問題には絶対出ないので、あんまり気にしないでください。
不正確ですがもっと分かり易く言うと、「①その市に後から加わった自治体の町制施行日が最も古い市(伊那市のケースは、伊那町より高遠町の町制施行日が早かった)、②町制施行日が同日の場合は、町制施行時の人口が後から加わった自治体の前身町のほうが多かった市」…やっぱり、分かり難いですね。
詳しいことは[102178]にクドクド書いておりますので、そちらを参照ください。
ただ、②([102178]ではB2)について、引用した人口データが官報記載の現住人口になっており、YT さん労作の「日本帝国民籍戸口表基準の明治22年末現住人口」ではありません。
参考のため「日本帝国民籍戸口表基準の現住人口」を以下に記載します。
現自治体本源&前身因子町人口最古因子町人口
佐野市佐野7,140田沼10,661
太田市太田3,726尾島6,192
さいたま市浦和6,470岩槻5,953
久喜市久喜2,326菖蒲4,334
市川市市川4,996行徳7,630
旭市4,115飯岡7,117
鴨川市鴨川6,625天津6,987
五泉市五泉5,639村松6,814
佐渡市1,968相川13,234
安来市安来4,562広瀬4,609
廿日市廿日市2,827厳島2,969
上表で悩ましいのが、さいたま市。
官報では岩槻のほうが多くなっているのですが、上表では逆になっています。維新直後は間違いなく城下町・岩槻が宿場町・浦和の人口を上回っていたのですが、明治19年あたりに来ると逆転しているデータもあり、どうやら「日本帝国民籍戸口表基準の現住人口」のほうが実態に近いかもしれません。いずれにせよ、さいたま市を②から外すかどうか、今はペンディングにしておきます。
[109252] 2023年 11月 11日(土)03:11:34YT さん
2020年・2015年・2010年の有人島別国勢調査人口と小地域区分の改訂
[109229]で予告したように一通り2020年・2015年・2010年の有人別国調人口がまとまったので、今回投稿します。これ以降はしばらく修正確認の必要はなくなるかと思います。

個人的に2003年~2021年度の離島統計年報のバックナンバー全てに目を通しましたが、[109229]で指摘したように、離島統計年報には結構間違いが多いことに気付きました。

そこで今回は、後からの検証が楽なように、すべての島について、令和2年(2020年)国勢調査報告書基準での、小地域区分をまとめました。例えば礼文島の場合、市区町村(小地域区分)欄は「礼文郡礼文町」ですが、これは礼文郡礼文町全体の人口がそのまま島の人口に相当する場合です。一方気仙沼市の大島の場合、市区町村(小地域区分)欄は「気仙沼市#(中山・浅根・廻舘・外畑・田尻・浦の浜・磯草・大初平・外浜・亀山)」となっておいますが、この場合では、気仙沼市の中のこれらの(国勢調査区分での)大字の人口の合計で島の人口が算出できます。千葉県の仁右衛門島の場合は「鴨川市(太海浜の一部(基本単位区0580-00040)」ですが、これは仁右衛門島の人口と鴨川市基本単位区0580-00040の人口が同じで、鴨川市基本単位区0580-00040は(国勢調査区分での)太海浜という大字(または小字)に含まれていることを意味します。さらに同一基本単位区が複数の島に分割されてしまっている場合は、「~の一部」と記述しました。

注意して欲しいことは、同一の基本単位区に複数の島が含まれていても、該当する島以外が無人島である可能性が高い場合、いちいち分割していません。後からこれらの無視した島が有人であることが判明した場合、修正が必要になる可能性は残っています。また基本単位区の境域データのShapeファイルがネット上に公開されているのは2020年(令和2年)分のみで、過去に遡ってその境域が保たれている保障はありません。対馬の赤島・泊島・沖ノ島の2015年人口の問題は、基本単位区の境域に微妙な変更があったことが原因であると言えます([109229]参照)。

また実際に過去に基本単位区の番号が異動している可能性があることを否定できません。例えば愛媛県今治市の比岐島の場合、2020年の境域データにおいては今治市基本単位区0280-00010が比岐島、基本単位区0280-00020が小比岐島です。実際2010年国勢調査においては基本単位区0280-00010に人口3人いますが、2015年においては基本単位区0280-00020に人口3人が計上されています。2020年基準で考えると、2010年に比岐島3人だった人口が、2015年には無人化し、そのかわり小比岐島に突然人口3人が出現したことになります。しかしながら小比岐島の航空写真を見る限り、小比岐島に集落が形成された形跡はなく、どうみてもどこかに誤りがあります。つまり2015年だけ番号が違っているのか、それとも小地域集計作成時に集計する欄を間違えてしまったのか、多分後者だとは思うのですが、はっきりと結論を出すことはできません(表では複数の基本単位区の集合体である大字名「今治村」を用いてごまかしている)。なお基本単位区の番号も普遍ではなく、一部地域では基本単位区番号から過去の人口を計算できないケースもあります。

以下島の順番は概ねritokeiの有人離島一覧に従っていますが、同一の市区町村が並ぶように一部入れ替えました。

(開く)2020年・2015年・2010年の有人島別国勢調査人口

今回、香川郡直島町の牛ヶ首島、西海市の前ノ島が追加されましたが、何れも2020年、2015年の国勢調査では無人化しています。

また沖縄県竹富町の小浜島、嘉弥真島、新城島上地、新城島下地、西表島、由布島の人口を分割・推定するに当たり、これまで沖縄県離島関係資料(R5)の住基人口を用いて按分しましたが、改めて直接竹富町の公式ホームページより9月30日現在の住基人口の情報が得られることに気付き、それにより人口推定をやり直しました。その結果、西表島、由布島の人口が微修正となりました。
[109241] 2023年 11月 7日(火)00:33:35【4】訂正年月日
【1】2023年 11月 7日(火)00:36:08
【2】2023年 11月 7日(火)03:41:36
【3】2023年 11月 7日(火)16:18:07
【4】2023年 11月 7日(火)21:44:55
YT さん
「しまっぷ統合版」の閉鎖問題
[109235] オーナーグリグリさん

追加情報をありがとうございました。いただいた情報を元に更新しましたのでご確認いただければと思います。なお、[109233]の青島はそのまま追加しましたが、鴎島については「■除外した法律指定外離島の項目」への追加が妥当と判断しました。また、出典資料として「ritokei」は削除し、「SHIMADAS (2019年)」を追加しました。

ありがとうございます。

すみませんが、追加で以下の修正をお願いします。

17.宮城県石巻市の金華島:現在地域名は空欄となっておりますが、「牡鹿諸島」に変更をお願いします。
18.宮城県東松島市の宮戸島:現在地域名は「牡鹿諸島」となっておりますが、こちらはむしろ空欄にして下さい。
75.岡山県岡山市東区の犬島:現在市区町村名は「岡山市」となっておりますが、「岡山市東区」に修正をお願いします。
344.宮崎県宮崎市の青島:背景色を「上記以外:SHIMADAS (2019年)などに掲載」に変更をお願いします。

また現在下の2つの島の平成27年国調人口の情報源としてWeb上のnihonshima.netを使っておりますが、どちらもSHIMADAS(2019)に平成27年島別国調人口が掲載されており、引用をSHIMADASに一本化できます。

265.前島:nihonshima.netのWeb情報と→SHIMADAS(2019)の情報(平成27年72人) と
266.鼕泊島:nihonshima.netのWeb情報と→SHIMADAS(2019)の情報(平成27年72人) と

また面積については修正するべきかどうか、まだ議論が必要かも知れませんが、後述するように第六管区海上保安本部がまとめた「しまっぷ統合版」が閉鎖してしまったため、以下の2島は面積(及び人口密度)の変更が必要かも知れません。

119.広島県大竹市の猪子島:面積を0.13 km2から0.12 km2に変更し、面積出典をしまっぷからSHIMADAS(2019)に変更する。
137,山口県周南市の粭島:面積を0.43 km2から0.50 km2に変更し、面積出典をしまっぷから山口県統計年鑑(H19)に変更する。

「しまっぷ統合版」ですが、現在は辛うじてWebArchiveの方でその内容を確認できます。


ところで、SHIMADAS (2019年) は私も以前から所持していますが、面積については注意が必要かもしれません。周南市の粭島の面積が3.33km2と明らかに間違っています。[97639] ekinenpyouさんの資料ページから辿れる説明、島面積の出典は「山口県のしまっぷ」による、H27面積調(1km2以上の島)に掲載なし(山口県統計年鑑H19年刊までは0.5km2だったが、H20年刊以降は3.33km2となっており誤りと推測)から0.43km2が正しいのは間違いありません。粭島の誤りは特異例かもしれませんがSHIMADAS利用の際に注意は必要と思います。

まずSHIMADASを出版しているところは日本離島センターであり、離島統計年報と同じところですので、SHIMADAS自体はむしろ公的な情報源に近いと考えられます。その上で、現時点で国土地理院の令和2年全国都道府県市区町村別面積調、2021離島統計年報以外の文献等を出典として面積を採用している島を有人島一覧の現状のリストから抽出してまとめてみると以下の通りです。

(開く)有人島一覧掲載の島の内、令和2年全国都道府県市区町村別面積調、2021離島統計年報を出典とする面積を採用しなかったもの

千葉県統計年鑑、神奈川県県勢要覧、三重県統計書、岡山県統計年報、熊本県統計年鑑に関しては、私自身昭和30年頃までバックナンバーを確認しましたが、島嶼部の面積の記載がありません。よって現状SHIMADASが最も公的な数字です。

なお、岡山県笠岡市の大飛島の面積に関しては、2021離島統計年報掲載の1.05 km2(平成27年国調時)が、令和2年全国都道府県市区町村別面積調(10月1日時点)に1 km2以上の面積を有する島としては未掲載の時点で微妙に誤りということで、ほかの面積を採用しています。こちらは第六管区海上保安本部がまとめた「しまっぷ統合版」にも掲載がありますが、現状の有人島一覧のリストでは、しまっぷ統合版掲載の面積(0.97 km2)ではなく、SHIMADAS(2019)掲載の面積(0.96 km2)を採用しています。同じ出版元ながら、SHIMADASと離島統計年報の間で数字が異なる事例の一つです。

徳島県海部郡海陽町の竹ヶ島に関しては、SHIMADAS(2019)掲載の面積1.30 km2は、令和2年全国都道府県市区町村別面積調(10月1日時点)に1 km2以上の面積を有する島としては未掲載の時点で誤りです。徳島県統計書の方は平成17年版まで1 km2未満の島の面積を確認でき、こちらを出典とする面積(0.40 km2)を現状の有人島一覧の方では採用しています。

高知県の中ノ島と戸島の面積は、元々2021離島統計の方にも面積が掲載されていましたが(0.23 km2と0.11 km2)、ekinenpyouさんが指摘されているように実際の島の形状に比べて面積の逆転の問題が発生しています。高知県統計書の方は昭和61年版まで1 km2未満の島の面積を確認でき、現状の有人島一覧ではこちらを出典とする面積を採用しています(0.18 km2と0.37 km2)。なおSHIMADAS(2019)掲載の面積と2021離島統計年報掲載の面積は全く同一であり、出版元の日本離島センターによって誤った面積データが共有されていることが示唆されます。

長崎県の島々は、SHIMADAS(2019)掲載の面積も長崎県統計年鑑(H28)掲載の面積もほぼ同じですが(長崎県統計年鑑の方は小数点以下第3位まで数字が示されている)、島の人口を分割する情報の根拠として用いる数値(平成27年国調ベース)が概ね長崎県統計年鑑(H28)に依拠しているので、これは現状のままで良いかも知れません。ただ現状では少数点以下第三位を四捨五入してしまっているので、すべてSHIMADAS(2019)に統一した方が正確かも知れません。

沖縄県の島々は、SHIMADAS(2019)掲載の面積も沖縄県離島関係資料(R5)掲載の面積も全く数字ですが、住基人口の情報の一部が沖縄県離島関係資料(R5)に依拠しているので、これも現状のままで良いかも知れません。なお豊見城市の瀬長島については、沖縄県離島関係資料(R5)にも沖縄県統計年鑑(R4)にもリストアップされていないので、面積のデータはSHIMADAS(2019)の引用となります。その意味では、沖縄県のこれらの面積の出典元を全てSHIMADAS(2019)に統一した方が判り易いかも知れません。

広島県大竹市の猪子島に関しては、平成13年以前の広島県統計年鑑では0.10 km2、平成14年~平成19年の広島県統計年鑑では0.12 km2が掲載されていますが、実のところ前者の引用元は「日本島しょ一覧(改訂版)」((財)日本離島センター)、後者の引用元はSHIMADAS(2019年以前の版)であり、すべて結局のところ離島統計年報を出版している日本離島センターが情報源です。現状の有人島一覧ではしまっぷ統合版を引用して0.13 km2としておりますが、現状しまっぷ統合版のサイトが閉鎖されてしまったので、SHIMADASの0.12 km2に変更した方が良いかも知れません。

最後に山口県統計年鑑ですが、平成19年以前の版では周南市粭島の面積0.5 km2、下関市竹ノ子島の面積0.2 km2と、小数点以下第1位までしか示されておりません。一方平成20年以降は、SHIMADAS(2019年や2019年以前の版)を引用するようになった結果、粭島の面積は3.33 km2、竹ノ子島の面積は0.18 km2と、SHIMADASと同じ数値が掲載され続けております。粭島の面積に関しては、令和2年全国都道府県市区町村別面積調(10月1日時点)に1 km2以上の広さの島としては未掲載の時点で誤りです。しかしながらその場合、粭島の面積としてしまっぷ統合版、山口県統計書(H19)のどちらを採用するべきかという問題が発生します。現状のリストでは、粭島の面積としてサイトが消滅してしまっているしまっぷ統合版を引用して0.43 km2としておりますが、SHIMADASを引用する前の山口県統計書(H19)を出典元とするとなると、0.43 km2→0.50 km2への修正が発生します。

下関市の竹ノ子島についてはしまっぷ統合版の対象外となり、現状ではSHIMADAS(2019)の数値(0.18 km2)を引用しています。

改めて第六管区海上保安本部がまとめた「しまっぷ統合版」掲載の面積情報を、令和2年全国都道府県市区町村別面積調(10月1日時点)、2021離島統計年報、SHIMADAS(2019)と比較してまとめてみました。有人島のほか、1 km2以上の大きさの無人島(離島統計年報の対象外)も含めてまとめています。

(開く)令和2年全国都道府県市区町村別面積調(10月1日時点)・2021離島統計年報・SHIMADAS(2019)・しまっぷ統合版の面積比較

並べてみると分かりますが、しまっぷ掲載の面積は令和2年全国都道府県市区町村別面積調(10月1日時点)掲載の面積とも大分異なるものが多いようです。

※面積は、六管区本部が独自に計算した、あくまでも参考値です。

ということで、おそらく地図などから算出したのでしょうが、いくら桁が多いからと言って全面的にその数値の有効を信用してはいけません。何より第六管区本部がサイトを消してしまったことにより、数字の算出方法に問題があったように見えます。

というわけで、現在の面積のうち、しまっぷ統合版を出典とする2島(粭島、猪ノ子島)の面積と出典を、それぞれ0.50 km2(山口県統計年鑑(H19))、0.12 km2(SHIMADAS(2019))に変更した方が良いのではないかと考えるに至りました。

【訂正】数字の間違いなど色々修正。

【追記】採用する面積の優先順位をまとめると:

1.令和2年全国都道府県市区町村別面積調(10月1日時点)
2.2021離島統計年報【ただし、1.令和2年全国都道府県市区町村別面積調(10月1日時点)に未掲載なのに1 km2以上の面積が掲載されている場合や、面積情報に矛盾が見られる場合は採用しない。】
3.地方統計書【ただしSHIMADASなど、日本離島センターが提供する面積に依拠する場合は採用しない。】
4.SHIMADAS(2019)

3と4の優先順位を交換した場合、2021離島統計年報に漏れている長崎県と沖縄県の島々の面積が一通り「面積出典:SHIMADAS(2019)」となります。

なお岡山県笠岡市の六島(1.02 km2)および大分県佐伯市の深島(1.10 km2)は、令和2年全国都道府県市区町村別面積調(10月1日時点)に未掲載であるにも関わらず、離島統計年報掲載の面積が1km2以上ですが、他の数字が得られていないので、現状では離島統計年報掲載の面積を採用しています。大分県統計年鑑も、平成26年度版まで深島の面積を1.10 km2(離島統計年鑑、SHIMADASと同じ)、平成27年度版以降は1 km2未満除外扱い(全国都道府県市区町村別面積調引用)で面積が掲載されていません。
[109215] 2023年 10月 29日(日)00:48:02【3】訂正年月日
【1】2023年 10月 29日(日)00:56:08
【2】2023年 10月 29日(日)02:13:35
【3】2023年 10月 29日(日)02:56:54
YT さん
令和2年、平成27年の有人島別国勢調査人口
ekinenpyouさんが[97639]で有人離島の情報をまとめられてから、すでに4年半も経っていますが、先日図書館で『2021 離島統計年報 CD-ROM版』を閲覧する機会に恵まれました。本書には、離島振興法などに指定された離島の令和2年の国勢調査人口がまとめられているほか、法律指定外離島についても人口(ただし平成27年国勢調査人口)がまとめられています。なお面積については平成27年10月1日基準のままです。

そこでこれを機に日本の有人島の国勢調査人口、面積をまとめてみようと試みました。

ただし完璧ではありません。

すでにekinenpyouさんが過去に示されたように、離島統計年報から漏れている島が大量にあります。一応ritokeiの有人離島一覧を参考にして、漏れている数字を補いました。さらにekinenpyouさんが[97639]でまとめられたデータと、国勢調査の小地域(基本単位区)の統計地理情報システムを駆使して、なんとか数字を揃えてみました。

細かいところで、こことここは別の島だろ!とか、ここは繋がっていない?とか突っ込みどころは大量にありますが、とりあえず足掛かりとして有人島の令和2年、平成27年における人口をまとめます。面積については、国土地理院の全国都道府県市区町村別面積調により、令和2年10月1日時点の面積データに更新しましたが、情報が得られるのは1km2以上の島のみです。人口密度に関しては、一応令和2年基準で計算しましたが、1km2未満の島については平成27年基準など、とりあえず得られた面積データを使って人口密度を計算しました。

島についているマークは:
マーク無し:『2021 離島統計年報 CD-ROM版』収録の、離島振興法等指定離島
*:『2021 離島統計年報 CD-ROM版』収録の、法律指定外離島
**:『2021 離島統計年報 CD-ROM版』に収録されていないが、「ritokei」などの有人離島リストに掲載されているもの
***:北海道、本州、四国、九州、沖縄島(人口は差分で計算)
【】:推定人口の項目(重複あり)

を意味します。*や**のマークがあるものに関しては、2020年の人口を算出する際に、小地域集計の情報が必要で、計算に用いた大字・町名、あるいは字・丁目などを備考欄に示します。

なお、『2021 離島統計年報 CD-ROM版』収録の法律指定外離島であっても、島根県松江市の田島(大根島に接続)、香川県坂出市の瀬居島、沙弥島(四国本土に接続)、長崎県長崎市の香焼島(九州本土に接続)などはほぼ完全な埋め立てで独立した島ではなくなった地域となってしまっているので、本表から除外します。

幾つか注意点としては
1.国土地理院が規定する「島」は、周囲長0.1km以上の海岸線で囲われた自然島であり、人工島は島とはみなされません。よって関空や、神戸のポートアイランド、東京湾の平和島や令和島やお台場などは本州島の一部とされます。
2.琵琶湖に浮かぶ沖島は、上の基準では島ではありませんが、法令上離島振興法等指定離島となっているのでリストに含まれています。琵琶湖は本州の面積に含まれており、沖島の人口も本州の人口に含めました。
3.高知県須崎市の中ノ島・戸島の人口は、本土分と分離できなかったものの、推定人口を算出しました。これにより、四国の人口は正確には計算できませんが、誤差は±10人程度でしょう。
4.長崎県西海市の竹ノ島・南串島・西彼杵郡時津町の前島・諫早市の鹿島・大分県臼杵市黒島なども国勢調査の基本単位区では本土分と分離できませんでしたが、離島統計年報には国勢調査の基本単位区をさらに分割した数字が掲載されています。ただし竹ノ島、前島、鹿島、黒島は平成27年国調、南串島は平成22年国調ベースの分割された人口の情報が存在します。今回基本単位区に占める人口比から、推定人口を算出しました。これにより、九州の人口は正確には計算できませんが、誤差は±20人程度でしょう。
5.長崎県南松浦郡新上五島町の中通島と桐ノ小島については令和2年の国調ベースの分割人口が離島統計年報に掲載されていたので、そのまま使用しました。
6.以上のほか、いくつかの島で人口比などによって令和2年の推定人口を算出しました。
7.熊本県の大矢野島・野牛島だけは人口を分離するのに必要な根拠となる数字が全く見つからなかったので、推定人口を算出しませんでした。航空写真から家屋の数を見る限り、おそらく野牛島は10人~20人前後でしょうが。野牛島は一度無人化した後、道が繋がることで娯楽施設や店舗が建設され、再度有人化したという感じのようです。

(開く)日本の有人島の人口、面積一覧

人口密度が一番高いのは沖縄県の奥武島の3,217 人/km2ですが、人工島をリストに加えることが可能であれば、人口密度1万人/km2クラスがたくさん出現しそうです。

最後に日本の人口上位30位までの島の一覧です(人口1万人以上)。唯一分割に至っていない大矢野島・野牛島が30位につけました。

順位島名都道府県2020年
人口 (人)
2015年
人口 (人)
2020年
面積 (km2)
2015年
面積 (km2)
2020年
人口密度
(人/km2)
備考
1本州1都2府31県102,577,820102,978,572227,939.72227,942.41450.02琵琶湖の沖島を含む
2九州7県12,346,99812,546,74436,782.3836,782.35335.68南串島・竹ノ島(長崎県西海市)・鹿島(長崎県諫早市)・前島(長崎県西彼杵郡時津町)の人口推定処理の影響あり
3北海道北海道5,214,7955,370,65477,984.4977,984.4166.87
4四国4県3,627,2923,769,01618,297.3718,297.59198.24中ノ島・戸島(高知県須崎市)の人口推定処理の影響あり
5沖縄島沖縄県1,335,7331,301,7831,208.531,206.961,105.25
6淡路島兵庫県126,980134,717592.51592.55214.31
7天草下島熊本県65,93771,523574.95574.94114.68
8奄美大島鹿児島県57,51159,828712.41712.3580.73
9佐渡島新潟県51,49257,255854.81854.7660.24
10宮古島沖縄県47,67645,625158.93158.87299.98
11石垣島沖縄県47,63747,564222.24222.25214.35
12福江島長崎県31,94534,419326.36326.3197.88
13対馬島長崎県28,37431,301695.74696.4440.78
14種子島鹿児島県27,69029,847444.30444.3062.32
15小豆島香川県25,88127,927153.26153.25168.87
16壱岐島長崎県24,67826,750134.63134.63183.30
17天草上島熊本県23,77226,317225.93225.90105.22
18彦島山口県23,60626,38610.5810.582,231.19
19江田島・
能美島
広島県21,92424,33091.3391.32240.05
20徳之島鹿児島県21,80323,497247.85247.8587.97
21向島広島県20,99422,31122.3122.31941.01
22因島広島県20,43521,94735.0435.03583.19
23平戸島長崎県16,24017,698163.44163.4099.36
24中通島長崎県16,11318,113168.39168.3195.69
25倉橋島広島県15,10616,77669.4669.46217.48
26屋代島山口県14,47716,766128.48128.48112.68
27島後島根県13,43314,608241.53241.5555.62
28沖永良部島鹿児島県11,99612,99693.6593.65128.09
29屋久島沖縄県11,76512,913504.29504.2923.33
30大矢野島熊本県11,09011,90530.2030.20365.77野牛島(0.12 km2)の人口を分離せず(人口密度は30.32 km2で算出)

淡路島までは想像できたのですが、幕末に人口10万人を超えていたはずの佐渡島が半減している状況でびっくり。九州の離島が上位を占めています。沖縄県を除きどの地域も人口が減少していますが、本州の人口が1憶人を切るのもそう遠い未来ではなさそうです。

【誤字訂正、順位追加、九州本土は7県、前島(0.309km2)・鼕泊島(0.098km2)・南串島(0.085km2)の面積を小数点以下二桁に修正し人口密度も修正】


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