[102299] 白桃さん
「香川県の出身です。」と言うと、「県庁は松山でしたか?」 と香川県民や高松市民がガックリくるような質問を受けるのです。
金沢は誰でも知っていると思いますが、石川県の知名度は香川県と同等クラスではないでしょうか。
この話を読んで学生時代の事を思い出しました。私は純奈良県産ではありますが、学生時代は金沢で過ごしております。ある時、高校時代の友人が手紙をくれたのですが、その住所は、なんと「金沢県金沢市○○…」でした。(ちなみに、この友人は東京にある我国の最高学府の学生です。)
思い返してみると、この頭脳が数式で動いている友人だけでなく、「金沢はいいところですね。何県でしたっけ?」という会話を何度もした覚えがあります。やはり石川県の都道府県知名度は結構低いのを実感したのを思い出しました。
一方、白桃さんの高松市ですが、これは香川県の知名度というより県庁所在都市としての知名度というか認知度の話なのかなと思います。私が小学校の社会科の勉強の時に、「高松」と「松山」と「松江」が何処が何処かで混んがらがった覚えがあります。まあ、関西在住者としては「群馬県」「栃木県」と「前橋市」「宇都宮市」の組み合わせの方は難易度が高いのですが。
そういうわけで、都道府県の知名度(認知度)のランキングがないかと調べてみましたが、某TV番組の影響ですっかり市民権を得た「魅力度ランキング」はたくさん引っかかりますが、知名度ランキングというのは一般的でないみたいです。
教育学的な観点からの小学生、中学生の都道府県の認知度の調査の考察はありましたが、白地図に都道府県名を記入させるという調査方法のためか、北と南の都道府県が高い、半島や大きな島がある都道府県が高いなど、少し我々大人の感覚とは違うような気がします。一方、台湾人に対する認知度調査ではワースト5が、下から順に「栃木県」「石川県」「島根県」「徳島県」「岩手県」という結果で、意外に感覚と合っています。この結果の解説として、外国人は特定の観光スポットを目的地として旅行をするため、その都道府県を訪れていても認知されていないという事が起こるということで、金沢は知っているのに石川県というと分からないという結果が出たのだと考えられます。ただし、ベスト5は順に「東京」「大阪」「京都」「奈良」「沖縄」と有名観光地のランキングになっているので、この調査で都道府県の知名度を語るのは無理がありそうです。
地理の他に統計に関する知識にも長けた方が沢山おられますが、何か良い指標はないものでしょうか?
おまけ 甲子園の智弁対決は、我が奈良県の智弁は和歌山県の智弁に再度、完敗してしまいました…。残念。