都道府県市区町村
落書き帳

トップ > 落書き帳 >

メンバー紹介

>
MasAkaさんの記事が50件見つかりました

… スポンサーリンク …


記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[100835]2020年11月14日
MasAka
[100299]2020年9月13日
MasAka
[100295]2020年9月12日
MasAka
[100015]2020年7月23日
MasAka
[99912]2020年6月13日
MasAka
[99792]2020年5月18日
MasAka
[99781]2020年5月17日
MasAka
[99764]2020年5月16日
MasAka
[99697]2020年5月10日
MasAka
[99686]2020年5月10日
MasAka
[97549]2019年2月24日
MasAka
[97539]2019年2月16日
MasAka
[97173]2018年12月30日
MasAka
[97071]2018年12月5日
MasAka
[96381]2018年8月11日
MasAka
[96199]2018年6月9日
MasAka
[92908]2017年6月21日
MasAka
[92696]2017年2月10日
MasAka
[92687]2017年2月6日
MasAka
[92679]2017年2月4日
MasAka
[92621]2017年1月24日
MasAka
[92559]2017年1月18日
MasAka
[92515]2017年1月15日
MasAka
[92503]2017年1月14日
MasAka
[92464]2017年1月13日
MasAka
[92280]2017年1月6日
MasAka
[92042]2016年12月5日
MasAka
[91816]2016年10月23日
MasAka
[91807]2016年10月22日
MasAka
[91476]2016年9月22日
MasAka
[91459]2016年9月21日
MasAka
[91441]2016年9月20日
MasAka
[91437]2016年9月19日
MasAka
[90568]2016年6月8日
MasAka
[90520]2016年5月20日
MasAka
[90505]2016年5月12日
MasAka
[90501]2016年5月11日
MasAka
[90482]2016年5月5日
MasAka
[90402]2016年4月22日
MasAka
[90401]2016年4月22日
MasAka
[90400]2016年4月22日
MasAka
[90386]2016年4月21日
MasAka
[90304]2016年4月13日
MasAka
[90293]2016年4月13日
MasAka
[90249]2016年4月11日
MasAka
[90225]2016年4月10日
MasAka
[90139]2016年3月30日
MasAka
[89340]2015年12月24日
MasAka
[89305]2015年12月19日
MasAka
[89269]2015年12月11日
MasAka

[100835] 2020年 11月 14日(土)14:06:55MasAka さん
Re: 市区町村の役所・役場一覧(移転情報)リリース
約2ヶ月ぶりに覗いてみましたが、ちょうど昨日新しい情報ページが出来たのですね。そういえば川崎市も庁舎を建て替える話が以前あったなぁ……と思って調べてみたら、いつの間にやら今年の5月にすでに着工していました(川崎市:川崎市新本庁舎超高層棟新築工事に着手しました)。もしかしたらその頃の落書き帳に川崎市民かつ庁舎研究家である菊人形さんあたりが話題にしていたのではないかと思って記事検索してみましたが、特に言及はしていなかったみたいです(書き込みしていないだけで情報としてはお持ちだと思いますが)。2023(令和5)年3月完成予定なので、2023年度初には新庁舎での業務開始となるのでしょう。

今年6月に業務を開始した横浜市の新庁舎は当時の勤務先が近くにあったということもあり、建築工事期間中はほぼ毎日進捗状況を見ることができたのですが、川崎市の新庁舎はそれと違って同じ川崎市内でも私のような多摩区民から見れば遠い南の国のような場所にあるので(笑)、それほど進捗を気にすることもなく(そもそも本庁舎に行く用事もないですし)、気づいたら完成していた、ということになっていそうです。

あと、昨年の夏に隠岐島前に行った時、西ノ島町内をサイクリングしていたら新庁舎予定地で土地の造成工事をやっていたことを思い出しました(直近の落書き帳では[100329]菊人形さんの記事にて来年開庁との記述あり)。町のWebサイトによると2階建ての建物躯体は完成の時期ということで、32階建ての横浜市と比べるとやっぱり工事のスピードが速いですね。

ちなみに、移転情報関連記事集に記載がある横浜市の新庁舎、移転情報ページ本文への掲載がないのは移転日が不明確だからなのでしょうか?(条例上は6月1日、公式アナウンスでは6月29日、旧庁舎の閉鎖は5月22日)
[100299] 2020年 9月 13日(日)14:49:31【1】MasAka さん
県境サインコレクション情報
うちの近所にあるものが未収録のようなので情報提供します。
東京都|神奈川県(狛江市|川崎市多摩区、多摩水道橋)

また、コレクションに入れるかどうかは微妙ですが(※【1】)、見ていて個人的に気になったものとして以下を紹介しておきます。

多摩沿線道路の途中にある、東京都稲城市と神奈川県川崎市多摩区の境界にある県境サインですが、稲城市側から川崎市側を見たものと、川崎市側から稲城市側を見たものとで微妙に記載されている情報が異なります。前者は日本語(川崎市多摩区)の下に英文(Kawasaki City Tama Ward)の記載がありますが、後者には英文表記がない代わりに「まちの美化にご協力ください」のメッセージと、市名の上に「いなぎし」と小さく振り仮名が振ってあります。設置にあたって両市の間で内容を統一することは考えなかったのでしょうか。あと、実際の設置者は稲城市であるからか、川崎市側から稲城市に来る人に対しては「まちの美化にご協力ください」とゴミなどを散らかさないようお願いをしているのに対し、逆に稲城市から出ていく人に向かっては特に何も言っていないので、まるで川崎市民が稲城市を汚しにきている存在であるかのように受け取れますね(笑)。

【1】よく考えたらそもそも都県名が書いていないので、微妙でも何でもなく対象外でした。
[100295] 2020年 9月 12日(土)16:32:14MasAka さん
Re: 海岸線到達までに経由する自治体数
[100290]Nさん
東松山市からはどの方向に行っても7市区町村経由です。

東京湾・駿河湾・日本海の3方向どちらに向かっても海まで最低7市区町村を通る必要がある東松山市は新たなる「日本のへそ」候補になり得そうです。東松山市の関係者がこれを見つけて、町おこしにでも使ってくれればコレクションに収録するのですが(特に明記はしていませんが、当サイト「都道府県市区町村」以外で紹介された実績があることを要件としています)、ちょっと地味でピンと来ないでしょうかね……。
[100015] 2020年 7月 23日(木)18:59:17MasAka さん
10万記事達成おめでごうございます
遅ればせながら落書き帳100000記事達成おめでとうございます。

私の落書き帳初書き込みは15年前でした([36527])、2003年頃にこのサイトの存在を知りましたが、2年ほどはROMだったことになります。本格的に参戦するようになったのは初書き込みからさらに2年経った2007年頃からでした。このところあまり顔を出せていませんが、今年に入って地名コレクション(『日本の中央/へそ』コレクション)を1つ完成させたのが最近の数少ない貢献でしょうか。

ところで、今年はいまだに梅雨が明ける気配がなく、今月に入ってから各地で豪雨災害が発生しています(令和2年7月豪雨)。現時点で最後のオフ会会場である杖立温泉ひぜんや(大分県/熊本県)もこの豪雨により被災し、特に温泉施設の復旧に時間がかかるとのことで8月7日まで休業だそうです(公式ブログ「ひぜんや便り」より)。ひぜんやの歴史をひも解くと、1953年にもやはり水害により被災したそうです(九観どっとネット「お宿ヒストリー」)。新型コロナ禍により客足が大幅に落ち込んでいることと思いますが、これまでも水害や火災など幾多の苦難を乗り越えてきたので、今回も負けてほしくないですね。

次のメモリアル記事番号は111111番のゾロ目でしょうか(このペースだと2025年頃達成?)。さらに20万、30万と落書き帳の歴史を紡いでいきたいところです。

余談ですが、都道府県市区町村トップページの一番下に書かれている「今日は悠々日」と「…」の部分には密かに別ページへのリンクが張られているのですね。今頃ようやく気付きました。過去記事では誰も言及していないようですが、もしかして知らなかったのは私だけかニャー?
[99912] 2020年 6月 13日(土)19:02:24【1】MasAka さん
横浜市役所新市庁舎
[99896] グリグリさん
横浜市の新市庁舎の件、初耳でした(最近多くなった「忘れてしまった」かもしれませんが)。

昨年3月までは新市庁舎建設現場の近くに勤務先があったので工事の進捗具合をほぼ毎日チェックしていたのですが、その後転勤したため、以降は移転作業の動向を知る機会もほとんどなくなってしまいました。そんなわけで、新市庁舎オープンの情報もTakashiさん([99892])に先を越されてしまいましたね。
ちなみに、過去に横浜市役所新市庁舎移転が落書き長で話題に上がったのは、[91415]にて桜トンネルさんが書き込んだ2016年の「オフ会に参加できない方のためのクイズ企画」で私が横浜市で解答した際([91437])に
もう少し経てば32に一本化されるはず。
とコメントしたのと、その共通項発表後の[91441]にて『「横浜市市庁舎移転新築工事の基本設計」(概要)』を紹介した時だけのようですので、4年近く前だとおそらく普通は記憶に残っていないでしょう。

ところで、更新された市区町村の役所・役場一覧の地図リンク先を見ると、この書き込み時点ではMapionは市役所記号が新市庁舎の位置に変更されているのに対し、地理院地図はまだ(旧市庁舎の位置のまま)なんですね。地理院地図は正式オープンの6月29日に記載位置を変更するのかも知れません。これは[99892]でTakashiさんが書かれた
先ほどの移転情報のサイトからの広報チラシを見ると6月29日OPENとなっております。とはいえ旧市庁舎の方はもう閉庁しているようですので……
にも関係していると思うのですが、従来の旧市庁舎は非常に手狭であったため、旧市庁舎だけでなく周辺の複数の民間オフィスビルにも多くの部署が入居していたという事情があります。そこで、先に旧市庁舎内にあった部署を優先的に新市庁舎へ移転させ、それ以外の部署は後から引っ越しさせるというスケジュールとし、最終的に全ての市役所機能が新市庁舎に集約されるのが6月29日ということだと思います。ただ、すでに旧市庁舎は閉鎖されているのに、地理院地図だとそこに市役所の記号が残っているのは違和感がありますが、市による新市庁舎の公式オープン日はあくまでも6月29日となっている以上(市役所の位置は条例で定められているため、その改正日が6月29日?)、国土地理院側で勝手に地図を先行して書き換えるわけにもいかないのかも知れません。一方、Mapionは民間のサービスなので、地図利用者の利便性を重視して実態に合わせる形にしたのだと思います。

それにしても、新市庁舎がある場所の3年前の今頃はまだ基礎工事の最中で高層ビルの影も形もなかったのですが、一旦工事が始まると結構あっという間に出来上がるものですね。その頃に撮りためた基礎工事から外壁取り付け作業完了までの写真をつなげてタイムラプス風動画にしたものがありますので、興味がある方はご覧ください。
【動画】横浜市役所新市庁舎建設工事
[99792] 2020年 5月 18日(月)22:32:28MasAka さん
NEWS欄のバグ?
都道府県市区町村トップページの下部や、この落書き長の上部に表示されているNEWSですが、5/16の「地名コレクション」の文字列をクリックすると地名コレクションではなく、白桃市町村人口研究所のページに飛んでしまうようです。これは白桃さんが仕掛けた罠……ではなく、ハイパーリンク生成時のミスでしょうか。ここから地名コレクションに行く人はあまりいないと思うので実害はないと思いますが、ちょっと気になったので。
[99781] 2020年 5月 17日(日)16:12:59MasAka さん
第五十四回十番勝負・感想
前回の参戦が2017年開催の第四十四回ということで、3年ぶりの挑戦となりました。Stay at Homeの時間を利用して「日本の中央/へそコレクション」の公開に向けた最終の編集作業に取り掛かった矢先にたまたま出題を見つけ、しかも問一のお題の市がコレクションのキーワードに絡む「中央市」(共通項は住所表記なのでコレクションとは無関係ですが)。それならついでに参加してみるか、と思うように。あと、何人か懐かしいメンバーの方が復活されて解答していたのも、久々の参加を決意させる後押しになりました。

今回、あまり解答市の選択にはこだわらなかったので個別の問題ごとにあれこれコメントはしませんが、久々の参加とあってケアレスミスをしたのが惜しかったですね(問十)。わりとお仲間が多かったようですけど。また、問一は安易ですが四国中央市にしました。コレクションの番外編としてこの四国中央市など、各地方のへその紹介もあってもいいかな……などと思いながら(たとえば富良野市は北海道のへそとして有名ですね)。まぁ、いちいち調べるのが面倒だったというのが一番大きな理由ですが。

次回、いつになるかはわかりませんが、また暇があれば参加しようと思います。

あと、末筆ながら[99765] 駿河の民さん、日本の中心の中心(チコちゃんポイント)の情報ありがとうございました。さっそくコレクションに追記しました。
[99764] 2020年 5月 16日(土)19:38:42【1】MasAka さん
『日本の中央/へそ』コレクション
[97539]で編集子を申し出た『日本の中央/へそ』コレクション、1年3ヶ月の時を経てようやくリリースしました。当初は数も少ないので何ヶ月もかからない見込みだったのが、その直後に転勤等もあって忙しくなってしまい作業が中断。結局、新型コロナウイルス禍によりStay Homeの時間が多くなったおかげでまとまった時間が取れるようになり、このたびの完成にこぎつけられたようなものです。

追加・修正等の情報は随時お待ちしております。
[99697] 2020年 5月 10日(日)21:54:18MasAka さん
第五十四回十番勝負解答
問十:五所川原市

一発を狙ってみたけど、久々だとこんなもんか…。
[99686] 2020年 5月 10日(日)18:34:39MasAka さん
第五十四回十番勝負解答
約1年ぶりのご無沙汰です。最近になってようやく家にいられる時間が長くなったので、第四十四回以来10回ぶりに参加。

問一:四国中央市
問二:坂東市
問三:京丹後市
問四:逗子市
問五:南相馬市
問六:根室市
問七:八戸市
問八:郡上市
問九:垂水市
問十:奄美市
[97549] 2019年 2月 24日(日)15:38:35MasAka さん
Re: EMMの地名コレクション編集メモ・第206号
[97541]EMMさん
対応ありがとうございます。
中心についてはいろんな定義があるみたいなので、そこら辺は整理と割り切りが必要かも。
その「いろんな定義がある」というのを紹介してみよう、というのが提案の趣旨です。なので、基本的には「その自治体(あるいは観光協会や地元住民による団体等)が主張していること」が掲載基準でしょうかね……。想定コレクション数は30ヶ所程度と比較的少ないはずですので、遅くとも今夏あたりには収集データの検証まで終えて公開したいと考えています。

[97540]スカンデルベクの鷲さん
参考URLのご提示ありがとうございます。「チコちゃん~」でも取り上げられていましたか。これでおそらくコレクションの9割方はカバーできそうです。
[97539] 2019年 2月 16日(土)22:14:22MasAka さん
地名コレクション案(日本の中心/へそ)
ちょっと前の話ですが、去る1月6日にTBSテレビ「噂の!東京マガジン」内の「噂の現場」のコーナーにて「日本の『真ん中』はどこだ?PR大合戦」と題する特集が組まれていました(ちょうど十番勝負中だったせいか、落書き帳でこれに関する書き込みは皆無)。それによると、日本の「中心」や「へそ」を名乗る自治体は全国に30ヶ所もあるそうです(参考:番組ホームページ)。

これを見て思いついたのですが、落書き帳アーカイブズのテーマとして「日本及び各都道府県の「中心」はどこか?」がすでに存在していますが、これは単に関連する書き込み(県や地域の中心の話題なども含む)をつなげただけであり、日本の中央/へそをまとめたリストにはなっていません。そこで、改めて日本の中心/へそを名乗る全自治体を調べて地名コレクション化ができればと考えたのですが、いかがでしょうか。なお、もしコレクション化するというのであれば、言い出しっぺなので私のほうで担当させていただければと思います。
[97173] 2018年 12月 30日(日)23:19:58MasAka さん
斜張橋コレクション追加情報
Nさん編集担当の「斜張橋コレクション」ですが、新たに正式名称と架設年、橋長のデータが判明したものがありましたので情報提供しておきます。

神奈川県の下から2番目にある山北町の「谷峨橋」とされている橋ですが、正しい名称等は以下の通りです。
橋名所在地架設年橋長
嵐橋足柄上郡山北町1974年82.0m
(出典:山北町橋梁位置図山北町橋梁長寿命化修繕計画

橋長については出典元の資料だと有効数字が一の位(メートル単位)までで表示されているため、0.1m単位の誤差があるかも知れません。また、主径間長についてはインターネット上に公表されている資料は見つかりませんでした(1径間なので、橋長よりわずかに短い程度のはずですが)。

実は今日、山北町の大野山まで登山に行ったのですが、その途中でこの橋を渡ることになり、このコレクションの存在を思い出しました。架設から45年近くが経過し、老朽化が進んでいるようで、橋のたもとには「同時に渡れる人数は十人です」との注意書きがありました。昨年度にこの橋の復元設計が発注されているようで(建通新聞記事)、近い将来補修工事が行われるものと思われます。なお、「復元設計」というのは、
既設橋を建設当時の基準で設計しなおして、その結果から図面を復元するもの
(出典:横河技術情報Webサイト
であり、おそらく施工当時の図面が残っていないか不正確、あるいは不鮮明なものしか残っておらず、それゆえ橋長がメートル単位止めだったり、支間長のデータがないのではないかと思います。

それでは皆さん、よいお年を。
[97071] 2018年 12月 5日(水)23:09:45MasAka さん
Re: 高輪ゲートウェイ
[97069]デスクトップ鉄さん
応募数1位の高輪を採用しなかったのは、地下鉄の高輪台や白金高輪との混同を避けるためでしょう。

それも大いにあると思いますが、高輪ゲートウェイ駅の住所は高輪ではなく港南なので(参考)、単なる「高輪」にはできなかったのではないかと私は考えています。住所通りの港南だと高輪よりも知名度は低く、また横浜市営地下鉄ブルーラインの港南中央駅と紛らわしくなるので、やはり知名度のある高輪に何かをくっつけるというスタイルが前提にあったのだと思います。
[96381] 2018年 8月 11日(土)18:08:56MasAka さん
山の日登山
今日は山の日ということで、とりあえず近所の山に行ってみようと思い立ち、今住んでいる川崎市の最高地点を目指してきました。

国土地理院2万5千分1地形図で山名が記載されている川崎市内の山は枡形山(84m)のみですが、市内北西部の多摩区・麻生区には標高100mを超える山名記載のない山がいくつかあります。そんな中、エコプラザ多摩(多摩市のごみ資源化施設)の裏手にある諏訪ヶ岳(三角点標高144.5m)を川崎市最高峰として紹介しているWebサイトが散見されますが、山頂は多摩市にあり、厳密には誤りです(とりあえず山頂は踏んできましたが)。実際の川崎市最高地点はその南西200mにある無名のピークです。しかし、ここには川崎市上下水道局の施設(黒川高区配水池)があり、出入口の門は厳重に塞がれていたため、残念ながら川崎市の最高地点にたどり着くことができませんでした。なお、配水池の北側に面したところに立っている送電線鉄塔脇が一般人の訪問可能な川崎市最高地点ですので(標高約147m、地理院地図5mDEMによる)、そこまで行ってとりあえず川崎市の最高地点訪問としました。

なお、今回の訪問に際し参考にさせていただいたものの1つに、futsunoおじさんが編集担当の地名コレクション、『自治体の最高点』がありますが、川崎市に関して誤りと思われる記載がありましたので以下に記します。

1.川崎市および麻生区の標高が140mになっていますが、地理院地図の5mDEMデータによると149.5mの地点があります(地理院地図)。

2.麻生区の地点種別が「農」になっていますが、ここは川崎市の最高地点と同一ですので「山」が正しいと思われます。

3.多摩区の最高地点の位置が区の西境(よみうりランド南端付近)の110mになっていますが、こちらも地理院地図5mDEMデータによると生田病院の西側にある小峰みかん園内に標高120.5mの地点が存在します(地理院地図)。こちらが多摩区の最高地点と思われます。なお、みかん園は通常は立ち入ることができませんが、秋のみかん狩りの時期だけ有料で中に入れるようです。
[96199] 2018年 6月 9日(土)21:14:00MasAka さん
三江線廃止とは逆に国土地理院の地図のほうが更新が遅い例
このところすっかりROMになってしまい、約1年ぶりの投稿です。ちゃんと生きてます(笑)。あと、他のSNSでつながっている方にとっては今さらな情報ですが、昨年8月に川崎に戻ってきました。

さて、[96190]稚拙さんの投稿を見て思い出しましたが、三江線とは逆に地理院地図(稚拙さんの投稿には「ウォッちず」と書かれていますが、2014年に「地理院地図」に統合されたためこの名称はなくなりました)だけ路線廃止が反映されていない、というものがあります。それは、電気化学工業(現・デンカ)セメント線という貨物専用線。2008年3月までJR北陸本線(現・えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン)青海駅からデンカの青海工場までを結んでいた路線です(なお、デンカ工場内の路線(工場線・原石線)は現役)。2009年3月には完全廃止になったようで、その後線路が剥がされたためGoogleマップYahoo!地図mapionでは線路の記載はありません。しかし、地理院地図だけはいまだに青海駅からデンカ工場まで線路がつながったままの記載になっていますので、今年3月に廃止された三江線とは全く正反対です。

これはおそらく、国土地理院が地形図の電子化(電子国土基本図の整備)を始めたのが2009年度からであり(参考)、これ以降の道路・鉄道等の開通・廃止に関しては迅速に対応している一方で、それ以前の地形図情報はその時点において発行されていた紙の地形図のデータがもとになっていますから、地形図の電子化が始まる直前で廃止されたこの貨物線は地理院地図上では亡霊のように残ってしまったのかも知れません。この貨物線の範囲が含まれている2万5千分1地形図の図郭(糸魚川)の最新版の発行年は2015年ですが、これは調製(電子国土基本図から当該地形図の範囲を切り出し、平成25年以降の図式に基づいて描画したもの)のみなので、この箇所がきちんと修正されたものが出てくるまではしばらく時間がかかる可能性があります。
[92908] 2017年 6月 21日(水)02:05:04MasAka さん
暑い町
[92906]伊豆之国さん
川越市が「実は本当の『日本一暑い町』ではないか」という記事が新聞記事に出ていました

紹介していただいた新聞記事にある「英気象学会誌の電子版」とは、「International Journal of Climatology」のことで、記事の元になった原著はこの論文のようです。アブストラクトだけをかいつまんで読むと、典型的な海風が吹いた場合の気温分布と風向風速分布を解析した結果、川越付近に下降気流が発生してそれが高温をもたらしている……ということらしいです(英語が苦手なので誤訳してるかも知れませんが)。

昔、所沢から川越まで通学していた頃の古い記憶をたどると、1993年は記録的な冷夏の年だったのでそれほど暑い印象はなかったのですが、1994・1995年は9月の始業式の頃は残暑がまだ厳しく、授業中に睡魔が襲って来ても眠れないほどだった気がします(←寝ようが寝まいが結局授業は頭に入っていない)。しかし、これは私が通っていたのは男子校だったというバイアスが多分にかかっているため、余計に暑苦しい記憶だけが残っているのかも知れません(笑)。

主観的意見を述べてもしかたがないのでもう少し真面目に考察すると、川越市域の東半分、荒川右岸と国道254号の間の地域は高低差は小さいながらも東西両側が台地に挟まれた盆地のような地形になっているので、これが気候に影響を与えている可能性はありそうです。

それにしても、川越にアメダスは設置されていないのですね。所沢にはあるのに……。
[92696] 2017年 2月 10日(金)01:20:45MasAka さん
斜張橋コレクションの情報提供
Nさん編集の斜張橋コレクションですが、愛媛県四国中央市にある「霧の森連絡橋」の詳細データが判明したので情報提供します。

正式名称:玉水橋
架設年:1996年
橋長:52.0m
主径間:46.0m
(参考リンク:橋専科のBLOG

今から約2年前に現地を訪れており、当時撮影した写真がたまたま発掘されたのですが、現地にある銘板はなぜか橋名が消され「■■橋」となっていて、よく見ると■■の部分はうっすらとした字で「観音」と読めることがわかりました。一体なぜ、と思いましたが、どうやら供用開始当初は「観音橋」という名称だったのを後から改名したようです。改名された理由について一次ソースは見つかりませんでしたが、「大仏の殿堂」というブログ内にこのような記事がありました。なお、施工業者(東鋼橋梁)のWebサイトにある施工実績を見ると「文化いこいの里橋」となっており、これが建設中の仮称であったようです。

また、この橋はつい1年ほど前に補修工事が行われてリニューアルされた模様です(四国中央市観光協会ブログ)。この観光協会ブログの橋名の書き方を見ると、「赤橋」という通称もあるようですね。橋長わずか50mほどの小さな橋に、仮称、旧名称、現名称、通称とたくさんの名前が付けられているというのは意外な発見でした。
[92687] 2017年 2月 6日(月)02:13:38【2】MasAka さん
第四十四回十番勝負・感想
今回は八戸市中核市移行記念ということで、青森県三八上北地方に居住経験がある者として(落書き帳初書き込み時は青森県在住でしたが、当時はメンバー未登録)、久々に挑戦しようと思い、第四十回以来2年ぶりの参戦でした。一般コースと入門コースに分離した第三十五回以降、一般コースで全問正解したのは今回が初。それ以前の全問正解は第三十二回と、5年以上も前のお話。

さて、今回の十番勝負は[92658]でグリグリさんが書き込んだ
固定観念に邪魔され柔らか思考が不足し想像力が発揮できていないのか
あたりがカギになっているのではないかな、という感じがします。
そういった観点からすると、問九というのはかなり重要な問い掛けを含んだ良問だと思います。

[92685]で白桃さんが
共通項をことばで表す努力を怠らないでください。
とおっしゃっていますが、私は共通項を文章で表現する必要を全く感じていません。出題のバリエーションを広げるには、むしろそういう方向に問題が「進化」していくのは自然な流れでしょう。共通項は常に文章で簡潔に表現できなければならない、というのは出題者にとっても解答者にとっても発想の自由を縛るだけのような気がします。

[92684]Nさん
「直感だけで」大阪府以外の都道府県から解答されていたら、それはまさにグリグリさんのおっしゃる通り「イメージで捉えた」といえるのでしょうけど、解答が貝塚市とあっては「出題の意向に正しく共鳴した」と言えるかは疑問符がつくように感じます。

貝塚市で解答したのはちゃんと理由があって、せっかく昨年から大阪府に引っ越して来たので、(前回の十番勝負は不参加だったこともあり)大阪移住後初参戦となる今回はまず大阪府内の市から解答しようという考えが先にありました。よって、出題市の並びを見てまずは大阪府内3市に着目し、そこからそれに隣接する貝塚市も正答だろうと言える「担保」を八戸市と横浜市の中から探す、というプロセスを踏んでいます。該当する市が隣接同士の場合は地図を見れば共通項に行き着くことができることが多く、今回もまずは地図から攻めることにしました。そこで浮かんできた共通項の予想は「海岸線と県境とそれらに挟まれる三角地帯に接する市」でした(公式発表されている共通項と表現は違いますが、意味するところはほぼ同じになると思います)。三豊市が該当しない市にされている理由はわかっていなかったのですが、そんな事を考えるよりもとりあえず解答を投下してみてダメだったら別の方針を考えようくらいのスタンスでした。

もともと参加ポリシーとして、メダル獲得も領地獲得も考えていませんので(よって今回も開始5日目からのスロースタート)。その辺の割り切りもテクニックだと思います。結果的に第二十九回の銅メダル以来6年ぶり2個目のメダル獲得。私が答えるとはおそらく誰も思わなかったでしょうね。

問九で惜しむらくは該当しない市の例示ミスとその修正対応です。これさえグダグダにならなければ……。該当しない市が訂正された場合の対応については[92469]k-aceさん、[92638]デスクトップ鉄さん、[92684]Nさんなどからも統一ルールが求められているので、明確にしていただけるとありがたいです。

あと、[92644]で伊豆之国さんが
これはむしろ「クイ図」向きではないか
と感想を述べておられますが、クイ図で出題されていれば難易度は多少下がっていたかも知れませんね。なお、Googleマップなら点ではなく「青森県八戸市」のようにエリア表示もできるので、クイ図の新たな出題・解答形式としてこのような問題があってもいいかな、と思います。

なお、この問題は出題の5市が青森県・神奈川県・大阪府と全て経県値5(居住)の府県からだったので、私にとって有利だったかも知れません。

また、問五と問Eについてももう少し。
[92680]グリグリさん
一方、今回の出題の定義範囲でも違和感はなくむしろ一般的には馴染みやすいとも感じます。
「一般的に馴染みやすい」という客観性に欠ける理由だけで(本当に一般的かどうかは統計的に調べてみないとわかりません)、共通項としては何も間違えていないのに出題者の考えた定義に当てはまらないからといって、全て誤答扱いするのはいかがなものかと思います。例えば、「インドが陸地で国境を接する国は何か国あるか?」という問題に対し、これは領土問題があるため正解に複数の解釈(6あるいは7)があるのに、どちらか一方の答えのみしか認めないようなものだと思っています。

今回とは逆の例として、[87780]第三回ペアシティ七番勝負の問一(共通項:新幹線ダイヤの「発駅市/着駅市」のペア)では、本来新幹線路線ではない博多南線が通る福岡市/春日市のペアを正答扱いとして後から想定解数が変更されています。これも上記の該当しない市が訂正された場合の対応と同様に、採点方針の統一が図られていないと感じます。また、極論ではありますが、一般的かどうかというのを根拠にしてしまうと、第三回クイ図・五番勝負の問一(共通項:斜張橋)などのような誤審([89077])が生まれてしまう懸念があります(土木を専門としない一般の人が橋を見て形式を分類し、該当する・しないを正確に判断するのは困難)。

また、最初の話にも戻ってくるのですが、
[92622]白桃さん
個人的意見ですが、MasAkaさんの変化球はストライクだと思います。
[92623]Nさん
和光市解答があるまでは、ヤ行ワ行に「い」「う」「え」があることが完全に頭から抜けてました。(個人的には想定解に入れてもいいんじゃないかと思いますが・・・)

千、万、京がOKなら、分(0.1)、毛(0.001)、糸(0.0001)を含む市も想定解とすべきな気はします。
そもそも、雑学のページに小さい数の単位もあってもよいのでは?と思いました。
といった意見もあるように、他の解答者に(もちろん出題者にも)新しい「気づき」を与えるというのも十番勝負の面白さではないかと思います。こういったところから「柔らか思考」とか「想像力」が生まれてくるものだと私は考えています。十番勝負がこういうテストの採点のようなものになってしまっては面白くないですね(このパプリカの例も、出題者が「これは緑色の野菜を想定していて、むしろそのほうが一般的に馴染みやすい」と言われればそれまでですが)。解答する側としても意欲が削がれてしまいます。

なお、問Eに関して、雑学の数字の入った市町村には、
分、厘、毛など小数点以下を表す文字もあります。
とあるので、そこまで書くのであればそういった文字を含む市町村もきちんと載せて欲しいと思います(省略する理由が全くわからないので)。

さて、いつもなら各問ごとに感想を述べていくのですが、ここまででかなり長文になってしまったので、以下はかいつまんで書きます。

八戸市中核市移行記念なので、青森県の市から複数答えたいということで、問一(同じ読みで始まる隣接する町がある)と問三(学院大学のキャンパスがある)は青森県内の市から選びました。

問一のつがる市に隣接する鶴田町は廻堰大溜池にかかる「鶴の舞橋」が有名で、日本一長い木造三連太鼓橋です。廻堰大溜池の別名は津軽富士見湖と言い、その名の通り津軽富士(岩木山)を眺めることができますが、現地に富士見坂はありません。

問三は最初、「八戸学院大学なんてあったっけ?」と思ったのですが、2013年に八戸大学から改称していたのですね。古い知識のままでは答えられないという問題。個人的には八戸工業大学のほうが身近な存在です(などと書くと何年か先の十番勝負のネタで「○○工業大学」が使われるかも……)。

問七(特定第3種・第3種漁港がある)で答えた舞鶴市ですが、ここには10年前、日本で4番目に短い国道(一般国道177号、L=0.7km)を調査するために訪れています。その国道の起点は大きなコンテナ埠頭などにあるのかと思いきや、意外にもこの問題の共通項に該当する舞鶴漁港(西港エリアにありますが、法的には舞鶴港とは別扱い)なのです。大きな埠頭につながっている日本一短い174号(神戸港)や2番目に短い130号(東京港)、観光地化している3番目に短い198号(門司港)と違って、田舎の漁師町といった風情を醸し出しています。

あと、入門コースの問G、盛岡市で解答したのは盛岡市内に四十四田ダムがあり、今回の十番勝負の開催回(第四十四回)にかけてみた、という意図がありました。なお、この問題の共通項は「新幹線の駅がある市(ミニ新幹線の駅は除く)」とされていますが、該当しない市の例示に挙げられている春日市の博多南線はミニ新幹線ではなくフル規格新幹線の回送線を旅客線化し、法令上在来線扱いとして運行しているものなので、共通項は「新幹線の駅がある市(在来線扱いの区間およびミニ新幹線の駅は除く)」とすべきですね。

今回の十番勝負は今後の出題のトレンドを占うという意味では面白かったと思います。ただ、やはり今回は採点時の対応に難があったかなぁ……、というのが率直な感想です。
[92679] 2017年 2月 4日(土)15:30:50【1】MasAka さん
第四十四回十番勝負・問三の共通項
[92676]実那川蒼さん
「大学院大学を除く」と付け加えているのに対して平仄が合っていないような気もします。

「大学院大学を除く」というのは、私は学部(またはこれに相当する4年制ないし6年制の学士課程)を持たない大学という意味で受け取っていました。おそらく「○○学院短期大学」といった短期大学も共通項から除外されていると思うので、より正確な表現とするなら「大学院大学および短期大学を除く」と書くべきかもしれません。本問において、校名を「○○+学院」と2語として扱うのか、「○○学院」と1語として扱うかは本質的な議論ではない感じがします。

聖学院大学の例が出ましたが、それなら「國學院大學」のような旧字体はセーフなのかどうかという点も気になりますね(ただし、國學大のメインキャンパス所在地は渋谷区で、サブキャンパスは國學大以外にも「○○学院大学」がある横浜市なので想定解への影響は全くありません)。

ところで、[92617]でデスクトップ鉄さんが問い合わせた「福岡女学院看護大学」(古賀市)について、グリグリさんは[92619]で「誤答」とコメントされていますが、系列校に「福岡女学院大学」(福岡市)があり、そちらが共通項に当てはまるのであれば(看護大学もれっきとした4年制大学ということもあり)こちらも正答扱いで良いのではないでしょうか。もっとも、福岡市には他に「西南学院大学」があるため、福岡女学院大学がなくても福岡市は想定解に含まれていますが。

なお、「福岡女学院」の英訳は大学の英語版公式サイトによると「Fukuoka Jo Gakuin」で、「女」+「学院」という2語の扱い。大学ではないですが、中・高一貫の名門女子校である「女子学院」が「Joshigakuin」と1語になっているのとは対照的です。ほかにも「学院」の英訳は、大学の固有名詞としては通常「Gakuin」とすることが多いですが、ルーテル学院大学(Japan Lutheran College and Seminary)や神戸松蔭女子学院大学(Kobe Shoin Women’s University)のように「学院」の部分を訳さない場合もあるようです。
[92621] 2017年 1月 24日(火)01:57:12MasAka さん
第四十四回十番勝負・問五と問Eについて
感想の前に、まずは誤答扱いされた2問について反論を……。

問五:■読みの最初と最後が同じ行の市
MasAkaさんからコメントがあると思いますが、や行とわ行に「いうえ」は含めません。

ということですが、幼児向けの学習塾の教材外国人向けの日本語学習アプリの五十音表において、や行を「やいゆえよ」、わ行を「わいうえを」としているものもあり、五十音表に「これが正式」と定められているものはありません。これまで、解釈にあいまいさが残る共通項についてはその都度の判断で正答扱いとしていた例がありますが、今回はこれに当てはまらないのでしょうか。「想定解数で縛っている」という考えもあるかと思いますが、提示される想定解数はあくまでも共通項を導き出すための参考的な事項であり、決して絶対的なものではないと思っていますので(今回の問九のように出題後に想定解数が変わった例や、あるいは出題時に想定解数を明示しなかった例が過去に多数あり)、共通項の解釈が複数ある場合、どうしても想定解から除外したい場合はあくまでも「該当しない市の例示」で対応すべきであり、出題の不備であると考えます。

なお、[92503]の解答はコトバンクの「日本大百科全書(ニッポニカ)の解説」にある
古くさかのぼっても、ヤ行のイ、ワ行のウなどは、ア行のものと別の音韻として存在したことは確かめられていない。
の記載を根拠に、少なくとも柳井市・和光市などは日本語を歴史的に遡っても共通項に該当する(=や行の「い」、わ行の「う」と解釈しても誤りでない)であろうと判断したものです。一方、たとえば恵庭市については、現代仮名遣いでは「わいうえを」の中に収まるものの、歴史的仮名遣いに当てはめると「恵」はそのままわ行の「ゑ」となるのに対し(「ゑ」は「恵」のくずし字が由来)、「庭」は「には」になってしまうため、この辺はグレーゾーンなのかなという感じはします。

問E:■数字の入る市

根拠としている雑学ページ「数字の入った市区町村」ですが、これは1以上の数字(大数)だけがリストアップされていて、1未満の数字(小数、具体的には分(10^-1)・厘(10^-2)・毛(10^-3)・糸(10^-4)・忽(10^-5)・微(10^-6)……)が抜けています(参考:レファレンス協同データベース等)。

小数の単位は今でも使っているかと言われれば、分や厘は現役の法令でも使われていますし()、それ以下は日常であまり見かけませんが野球の打率表記でまれに使われる場合があります(日常的に使うか使わないかという基準であれば、「京」も日常的には使われませんね)。また、これらは必ず「一」「二」などほかの数字とセットで使われ、単独では数字にならないとおっしゃる方もいると思いますが、それは大数でも万以上の単位では同じことが言えます。要は英語でいう「k」(キロ)や「M」(メガ)などは共通項に含まれるのに、「c」(センチ)や「m」(ミリ)などが含まれないのはおかしいのではないか、ということです。

よって、発表された共通項にも「1より小さい数字は含まない」という条件が書かれていない以上、
分(10^-1):国分寺市、大分市
毛(10^-3):宿毛市
糸(10^-4):糸魚川市、糸島市、糸満市
の6市は想定解に含めるべきだと考えます。

いかがでしょうか。
[92559] 2017年 1月 18日(水)00:41:58MasAka さん
第四十四回十番勝負解答
あれ、問Dはもともとこっちで解答するはずだったのに。同じ「い」で始まるのでうっかりやってしまったようです。

問D:印西市

あと、[92503]問五と[92515]問Eの解答について、五島……じゃなくて誤答扱いにされたので以下に一応再答しておきますが、この2問については共通項発表後に異議申し立て(?)をしようかなと思います。

問五:相生市
問E:三笠市
[92515] 2017年 1月 15日(日)20:41:14MasAka さん
第四十四回十番勝負入門コース解答
続いて入門コースを解答します。

問A:高松市
問B:草加市
問C:常陸大宮市
問D:岩沼市
問E:大分市
問F:八幡平市
問G:盛岡市
問H:春日部市
問J:五島市
問K:弘前市

問Eは一般コースの問五同様、おそらく現時点で想定解に含まれていないと思われるところでチャレンジ。これは明らかに該当すると思っているのですが。そうでないと正答になっている伊万里市や京都市などとのバランスが悪いので。
[92503] 2017年 1月 14日(土)22:16:56MasAka さん
第四十四回十番勝負一般コース解答
問一:つがる市
問二:川崎市
問三:青森市
問四:小浜市
問五:和光市
問六:松本市
問七:舞鶴市
問八:熊本市
問十:たつの市

問五は定義のしかたによって想定解数があと10くらい増える場合があるのではないかという考えのもと、現時点で想定解に含まれていないと思われるところでチャレンジ。まぁ、こういうのは該当しない市として明示したほうが紛れはないと思いますが……。
[92464] 2017年 1月 13日(金)01:32:24MasAka さん
十番勝負で「該当しない市」が訂正された場合の対応
久々に参加した十番勝負、ひとまず1問だけ答えたものの(ほぼ直感だけで答えを投げてみたら何と金獲得)、その後は手をつける時間がないまま時が流れ……。

[92461]k-aceさん
これなら三豊市が該当する市だと判明したと考えるのが極自然で、たいていの人はそう思ったでしょう。結果その通り。酷い茶番を見せられた。

第二十回十番勝負の問九では、該当しない市が当初出題時には「相生市」だったものが、[66240]で「水戸市」に変更され、その時は私が[66520]等にて[92461]のk-aceさんと同様の指摘をしたのですが、これに対するグリグリさんからの回答は[66521]および[66547]のとおりでした。今回もこの方針に従ったものと理解しています。当時の回答内容は論理的に考えて腑に落ちない点もありますが、参加ルール上は確かに何も抵触していません。

一方、第四十三回の問七([90835])では、第二十回および今回と異なる取り扱い(オーナーによる既答扱い)となっているので、該当しない市に誤りがあった場合の取り決めが明確になっていない印象ですね。
[92280] 2017年 1月 6日(金)00:40:25MasAka さん
第四十四回十番勝負一般コース解答
皆様あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

問九:貝塚市
[92042] 2016年 12月 5日(月)02:14:07MasAka さん
自治体越えの地名
本日の留萌本線留萌~増毛間廃線のニュースから増毛町の地図を見て気が付いたのですが、増毛町とそれに隣接する石狩市にまたがる自治体越えの地名があるのを見つけました。コレクション未収録のようですので情報提供しておきます。

雄冬(おふゆ):石狩市浜益区雄冬/増毛郡増毛町雄冬

調べてみると、陸続きなのに1990年代前半まで航路があったほど道路状況が劣悪な陸の孤島だったそうで……。

あと、同コレクション中、北海道の上から2番目の「神楽」の読み仮名が間違っているのと、一番下の「ヌプパシュナイ/ヌッパシュナイ」の読み仮名と区分の欄が逆になっていますので修正をお願いします。
[91816] 2016年 10月 23日(日)01:54:53【1】MasAka さん
第五回クイ図五番勝負・感想
最終日からの参加ということで問二は売り切れ。残り4問の勝負となりました。基本的にヒント頼みでの解答です。

問一(読みが「や」で終わる高速道路のインターチェンジ/出入口):福岡県宮若市(23位)
第二ヒントに従い、Wikipediaで「やインターチェンジ」と検索(Wikipediaのインターチェンジの記事は読み仮名が振られているので「や」をつけて検索)。検索結果を上から見ていき、未解答のものを探していったところ、若宮ICが最初に見つかりました。この若宮IC、10年ほど前に[49773]かぱぷうさんの記事などで話題になった、ちょっとマヌケな出口案内標識があることで有名(?)ですね。あと、[91811]でみかちゅうさんが指摘されている共通項の表現については私も同意見です。「高速道路“等”」などとすべきではないでしょうか。

問三(夜景百選のビューポイント):茨城県つくば市/茨城県石岡市(23位)
これも第二ヒントに従い、「百選」にお題や既解答の場所をキーワードに含めてGoogle検索。夜景100選が難なくヒット。[91808]の共通項発表記事で言及されていますが、第二十三回全国の市十番勝負の問八と同じ共通項ですね。この問題は残りの想定解が十分あるので選択肢は多かったのですが、やはり元つくば市民としてはこの解答しかないかなと。なお、選定対象地点は正しくは「筑波山・表筑波スカイライン」でワンセットであり、さらにつくば市と石岡市の2市にまたがることから、解答にあたりその表現方法を若干迷いました。結局、両市境のところに「表筑波スカイライン」の文字が書かれている場所を狙うことで意図は理解されるだろうと考え、あの場所になりました。

問四(富士見坂):香川県丸亀市(22位)
こちらは第三ヒントから「富士見坂」でGoogle検索。Wikipediaに富士見坂の項目がありましたが、いずれも関東周辺。他の解答を見ても関東周辺に偏っているのでここは変化球を狙いに行きました。そこで、次にマピオンで富士見坂という地名を検索してみると、ここで香川県丸亀市がヒット。「富士見坂団地」という名前の団地があるということがわかりました。確かにここは讃岐富士の近くだからと妙に納得。後は坂(道路)の名称として「富士見坂」を示すものがないかを探したところ、ストリートビューで「綾歌富士見坂」という看板があるのを確認。解答はこの看板が出ている場所を狙いました。私以外の解答は関東甲信越・静岡に集中しましたが、それ以外の地域にも富士見坂はあるのかと思って調べてみると、北海道釧路市に富士見坂桜ヶ岡通を見つけました。富士見という地名もありますが、ここでいう富士は阿寒富士のことでしょうか。

問五(「五差路」の表示名がある交差点):山梨県笛吹市(22位)
最後も第三ヒントに従ってマピオンで「五差路」を検索し、出てきた交差点で既出解と重なっていないものを探す作業でした。ほとんどが既出解で選択肢は限られていましたが、まだ笛吹市の長塚五差路が残っていたことから、「困った時の笛吹市」ということでここを解答(笛吹市は私が戦国市盗り合戦において数少ない領主となっている市)。一昨年行われた第11回オフ会会場だった石和びゅーほてるからは約2.4km、徒歩30分の位置にあります。ちなみに私、ここの交差点は以前通ったことありますね。ストリートビューで交差点の表記を確認した際、見覚えのあるキャッチコピーを掲げているクリーニング屋が映っていたので(笑)。ところで、共通項は交差点に「五差路(五叉路)」と書かれているのが条件ということで、最初はストリートビューを見ると交差点に一応「五叉路」と書いてあるこんな場所を選んでみたらどうなるかとも思ったのですが、さすがにそこまでの冒険はやめました。なお、前記したストリートビューで工事中になっている箇所は現在、その名もズバリ「五叉路」という施設になっています。
[91807] 2016年 10月 22日(土)17:50:50MasAka さん
第五回クイ図五番勝負解答
例によって終了間際での参加です……。

問一:福岡県宮若市
問三:茨城県つくば市/茨城県石岡市
問四:香川県丸亀市
問五:山梨県笛吹市
[91476] 2016年 9月 22日(木)12:03:37【1】MasAka さん
ローマ字
[91470]じゃごたろさん
もう一例あげるとすると「群馬県」があります。これも規則通りなら"gumma"となるのですが、実際は"gunma"となっています。

「規則通り」とおっしゃっていますが、ローマ字のつづり方の内閣訓令・告示(いわゆる訓令式)によれば、そえがきに「はねる音「ン」はすべてnと書く」とあるので、「Gunma」も内閣の定めた規則通りのつづりとなっています。

群馬県がローマ字表記に訓令式に則った「Gunma」を採用していることについては、群馬県の公式サイト内「群馬(ぐんま)のローマ字表記について」に記されています。一次ソースは不明ですが、[34753] たけもとさんの書き込みによると、ヘボン式(Gumma)を採用した場合、病気の名前と同じつづりになってしまうことを避けているという説があるようです。

もともと訓令式は日本語をラテン文字で表すためのガイドラインとして制定されたもので、50音の体系的には整っている方式であることから日本人には理解しやすいのですが、これを英語として発音した場合に日本語との乖離が大きい音もあり(富士を「Huzi」と書くと「ヒュジ」のようになる)、外国人向けに地名などの固有名詞を案内する際はヘボン式のほうが有利です。

翻って、国土地理院による地名のローマ字表記の方法を調べてみると、国土地理院時報にそのまんま「地名のローマ字表記」というタイトルの論文がありました。それによると、ヘボン式を正式に採用したのは2004年11月11日(国土地理院長達第34号)からだそうで、比較的最近まで訓令式が採用されていたようです。なお、ヘボン式の採用が原則となっても、国土地理院が作成する地図及び地名集における地名等のローマ字表記に関する規程及び同細則の解釈及び運用では、第1項の(1)で
はねる音(撥音)「ん」は、全て「n」と書く
とあり、ここだけはヘボン式と異なる扱いをしています。群馬県が公式に「Gunma」を採用している以上、それに合うようにしたのかも知れません。

ところで、「某○○~」の話で思い出しましたが、某鉄道某線や西鉄某線の某駅は昔は某市にあったのですが、10年ほど前の合併によって今は某市の名前がなくなってしまいましたね(←この「某」は伏せる意味ではないです。だって全然伏せてないですから(笑))。
[91459] 2016年 9月 21日(水)01:52:51MasAka さん
ひぜんやは何階建て?(たぶん9階建てでいいような気がします)
[91457]伊豆之国さん、建築の専門家の視点からの解説ありがとうございました。建築基準法では階数の数え方が明確に定められているのですね。そしてそれが階数の数え方の難しさを生み出していることもわかりました。

「階」の数え方では、傾斜地とか崖地に建てられている建物についても厄介です。詳しい説明は省きますが、よく崖地に建っているホテルなどで、「玄関が3階にある」とか「地階にも客室がある」と言った例を見かけることがあり、「基準法上は○階でも、そのホテルでは△階と称している」と言うのもあるようです。

今回の公式オフ会の会場となった「ひぜんや」はまさにこのタイプの建物で、玄関が5階に位置する構造でした(ひぜんや公式サイト「館内案内」の立面図参照)。幸い、建物によって階が異なるということはないのでそれほどの複雑さはありませんでしたが。そういえば、第6回公式オフ会の会場だった岡山・苫田温泉「乃利武」はこの写真にあるように、同じ階の中で階段の上り下りがあった記憶があります(なお、もっと鮮明な図がないかと乃利武の公式サイトを探そうと思ったら、何と2013年に自己破産申請により閉館していたことが判明。嗚呼……)。

なお、ひぜんや公式サイトの立面図には記載がありませんが、館内に掲示されていた全館案内図(写真は撮ってあるので、後でオフ会記録ページに載せてもらえると思います)では9階建ての数竒屋丸の屋上部分のエレベーター機械室に「R1F」(屋上1階)、そのエレベーター機械室の上には「PHRF」(塔屋屋上階)の階数が振られていました。数竒屋丸エレベーター機械室のフロアは数字の1を付けずに単なるRF(屋上階)でも良さそうな気がしますが、PHRFと区別するためなのでしょうか。元から一般客の出入りができない場所なので、ここに階数を振っても宿泊客への案内としては意味をなさない気がしますね。
[91441] 2016年 9月 20日(火)00:56:25MasAka さん
オフ会間隙企画・浦安市の正解は?
[91440]桜トンネルさん

[91435]白桃さんの「浦安市:11」が不正解になっていますが、新庁舎実施設計概要版(その1)では地上11階建てになっています(2-2 建築計画などに記載)。この11階には機械室がありますが、これは階数に含めないという解釈でしょうか。ちなみに、[91436]で私が書いた「もう少し経てば32~」というのも最上階の機械室エリアを含めているので、これを踏まえると31になるのかなと(参考:「横浜市市庁舎移転新築工事の基本設計」(概要))。いずれにせよ、数年後には神戸市から1位を奪うことになりそうですが。

それはさておき、解答にあたって考えたことは、市町村合併の際に役所の中枢機能を各庁舎に部門別に分散させている自治体もあるので(2010年以前のつくば市などが典型例)、本庁直轄組織(支所や現業部門等、出先機関ではない部署)が存在する建物で線引きするのが合理的と解釈しました。ちなみに、アイランドタワー内に市役所の課が入ったのは今回調べて初めて知りました。昨年まではそんなのなかったはず、と当該ページの作成年を見たら2016年になっていたので、やはり今年からのようです。

横浜市の例があることを知っていれば、市長室のある庁舎基準や本庁舎のみなどの条件にしたんですが…。

「市長室のある庁舎基準」だと、高岡市のように本庁舎福岡庁舎の両方に市長室があるといった例があるので、これも正解が一意に定まらなかったり……。
[91437] 2016年 9月 19日(月)20:22:57MasAka さん
Re: オフ会に参加できない方のために
オフ会から帰ってきたので解答してみます。

横浜市:8 (別解17)

横浜市の場合、現時点ではこのように答えるのが妥当な気がします。ただ、もう少し経てば32に一本化されるはず。
[90568] 2016年 6月 8日(水)02:01:13MasAka さん
さわやかな風吹き渡る 狭山ヶ丘の木のみどり
[90541]グリグリさん
私も横浜非公式オフ会メーリングリストに加えてください(いつものアドレスで可です)。確定ではないですが前向きに参加を検討しています。

さて、[90566]伊豆之国さんの記事に出てくる「狭山」。私の生まれた場所が所沢市狭山ヶ丘で、3歳までは西狭山ヶ丘に住んでいました(伊豆之国さんの記事では狭山ヶ丘と東狭山ヶ丘しか挙げられていませんが、ちゃんと「西」もあります)。

この狭山ヶ丘という地名は1967(昭和42)年に誕生した、まだ半世紀にも満たない比較的新しい地名です([62980]拙稿)。西武鉄道池袋線の狭山ヶ丘駅が旧駅名の三ヶ島村駅から改称されたのが1933(昭和8)年ですが、当時の三ヶ島村に「狭山ヶ丘」という地名はありませんでした。駅名改称のきっかけは常磐線の三河島駅と紛らわしいから、という説が有力なのですが、狭山ヶ丘という駅名の由来は公表されている文献がないのでよくわかりません。おそらく、狭山丘陵の近くに(と言っても歩けば小一時間以上かかりますが)位置することから、鉄道会社が洒落て名付けたのではないかと推測します。

また、入間についても触れられていますが、こちらも狭山市に入間野小学校があるのに対して、入間市には狭山小学校があったりするので、おそらく広域的な地名を両市で仲良く(?)分け合っているのでしょう。航空自衛隊入間基地は、敷地自体は両市にまたがっていますが住所としては狭山市ですね(第9回全国の市・十番勝負問一[46756] )。

少なくとも、狭山ヶ丘に関しては駅名由来の地名ですので、自治体越えの地名には当てはまらないと思います。

#ちなみに、タイトルは出身小学校の校歌の歌い出しです。
[90520] 2016年 5月 20日(金)00:08:05MasAka さん
「都道府県の石」ページの誤字
さっそく都道府県プロフィールのページに「県の石」を追加していただきましたが、香川県の岩石「讃岐石」(サヌカイト)のふりがなに誤りを見つけました(×さぬきがん→○さぬきいし)。修正をお願いいたします。なお、讃岐石は「讃岐岩」と呼ばれることもあるので、「さぬきがん」という言葉自体は間違いではありません。

讃岐石と言えば、昨年9月に京都で行われたアジア応用地質学シンポジウムのオープニングセレモニーで、讃岐石の生演奏が披露されていました(写真が小さくて見づらいですが)。美しい音色を奏でるこの石は、海外からのシンポジウム参加者にとっても興味深いものであったようです。
[90505] 2016年 5月 12日(木)02:07:49MasAka さん
県の石
[90502]白桃さん
香川県の化石、コダイアマモは名前こそ「モ」(藻)がついていますが、実は植物化石ではないのでは?と言われている化石です(参考)。それはさておき、阿讃山脈という言い方は初めて知りました。確かに香川県と徳島県の県境をなす山脈なので、こちらのほうが適切な名称かと思いますが。

[90503]hmtさん
[90501]に引用されていた[86292]みのるさんの記事には 別名で紹介されていました。

別名と書かれていますが、千葉石はあくまでも千葉石であって、当該記事でみのるさんが紹介したトベルモリー石とは全く別の鉱物です。トベルモリー石が最初に発見されたのはスコットランドです(参考)。この鉱物も千葉石と同じく、その名称は地名から取られたものです。千葉石はこんな形をしており、その違いは一目瞭然です。なお、単斜トベルモリー石というのはトベルモリー石と鉱物組成は同じで結晶構造が異なるものを指します。

千葉県は地質時代名にも「チバニアン」が採用される可能性があるとのことで、日本の地質学上ますます重要な地域になりそうです。余談ですが、私の学生時代の研究フィールドも千葉県でした。

日本地質学会のサイトにおける配列は、異なる順番になっているのが気になります。

これは日本地質学会の支部組織の成り立ちが関係しているのではないかと思われます。県の石詳細の配列はこの支部組織に掲載されている都道府県の順番とほぼ同じです(なぜか中国・九州だけ異なりますが)。たとえば、東北支部の欄で岩手よりも秋田が先に来ているのも、秋田大学には当時全国唯一であった鉱山学部(現・理工学部)があり、おそらく学問的な力が強かったのでは……などと考えてしまいます。

もう1つ、地質分野に関する学会である日本応用地質学会の支部組織における県の並べ方や地域の分け方も独特で(一般社団法人日本応用地質学会規則の第102条)、北陸支部は新潟1県のみで構成され、一般に北陸地方とされる富山・石川・福井が中部支部のエリアになっていたりします。ちなみに日本応用地質学会は関東甲信地区に支部がないため、これらの都県は学会規則に記されていません。
[90501] 2016年 5月 11日(水)01:44:43MasAka さん
「県の石」発表
過去、落書き帳でも少し話題に上がった([86280] [86281][86292])「県の石」が、5月10日の地質の日に合わせて日本地質学会から発表されました。

「県の石」発表(一般社団法人日本地質学会)

ざっと見た感じ、有名どころとそうでないところの差が大きいような気がします。意外だったのが兵庫県で、石材として全国的に有名な御影石(花崗岩)が選ばれると思いきや玄武洞の玄武岩でした。
[90482] 2016年 5月 5日(木)16:10:11MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負・感想
昨年に引き続き2度目のペアシティ七番勝負参戦となりました。全問解答はその時以来約1年ぶりです(その間の全国の市十番勝負は不参加、クイ図五番勝負は1問のみの解答)。というわけで今回の感想を。

問二(2つの市名をつなぐと駅名になるペア):川西市/池田市(15位)
お題のペアの並びと、皆さんの解答ペースの速さで駅名だろうと。ついこの間の3月に研修で川西池田駅を訪れていたため、そのまま川西市と池田市のペアを解答。なお、「AB駅」という駅名で、A市とB市の所属する県が異なる場合、通常AはA市あるいはその周辺地域にある自治体名や地区名を指し、一方のBは市名ではなく、B市と異なる場所であることを区別するためにAという文字を冠していることから、本来のB市とは全く別の場所にあるというパターンがほとんどですが、この川西池田駅は互いに隣接する兵庫県川西市と大阪府池田市の両方に由来するという珍しいケースではないでしょうか。同一県内なら燕三条や上越妙高など(いずれも新潟県)の例がありますが。

問一(1市のみに隣接する市を含むペア):七尾市/氷見市(4位)
お題とメダル獲得のペアから隣接系であろうと考え、地図と隣接関係一覧を眺めているうちにひらめきました。昨年のオフ会開催地及びその後に訪問した氷見市と七尾市(解答順序は逆)で解答。昨年のオフ会参加者の誰かがもっと早くこのペアで解答されていても良さそうですが、とりあえずいただいておきました。

問七(五十音同一行のあ段とお段で読みが始まる隣接する市のペア):狛江市・川崎市(11位)
これも隣接系というところまではすぐにわかったのですが、その後はしばらく考え込みました。正答ペアを眺めているうちにいずれも同じ子音で始まっていることに気づきましたが、それだけでは33ペアよりも多くなってしまいます。ここで平仮名に直してみて、ようやく共通項がひらめきました。あとは解答市ペアを探すだけですが、自宅(住民票上の住所地)のある川崎市がちょうど「あ段」で始まっていたので「こ」で始まる市がないかと考えたところ、そういえば多摩川の向かいが狛江市だったことを思い出したのでそのペアで解答しました。狛江市は自宅から都内に出る時によく通ります(といっても実質3ヶ月間しか住んでいないので数回程度ですが……)。

問六(小学校各学年で習う漢字だけからなる市のペア):大町市・大村市(18位)
比較的簡単な名前の市が並んでいたのと、最近の落書き帳の話題から共通項にはヒント前に難なくたどり着きました。1月に行われた第四十二回十番勝負問一の類題ですね。ここは安直に小学校1年生で習う漢字から「大町」「大村」をチョイス。

問三(函館市と北斗市の合計人口に近いペア):廿日市市・山口市(23位)
ここから忙しくなってきたのでヒント頼みに。ヒントに従ってまずは人口を合計してみると、これで良さそうなことが判明したので後はペア選び。このペアシティ七番勝負開催前に、私の知り合いが6月から東京から山口に引っ越されるという話を聞いたので、それを記念して(?)山口市を入れたペアで解答。

問四(函館市と北斗市の合計人口密度に近いペア):三沢市・あわら市(19位)
これもヒントから共通項がわかったのですが、想定解数は多いものの、どうやって条件に合うペアを見つけるのかが難問でした。検証している時間もないので、とりあえず函館・北斗の2市を合わせた人口密度に近い市どうしのペアを適当に当てはめてみて、条件に合えばそれを解答するという方針にしました。それでも自分にゆかりのある場所で解答できたらと思っていたところ、七戸町在住時代は列車に乗る時に幾度となく行った三沢市と、今後仕事でよく行くことになると思われるあわら市のペアがちょうど当てはまりました。

問五(隣接する2つの市に隣接する町が5町のペア):狭山市・飯能市(21位)
最後は「北海道新幹線開業記念」の意図に逆行し(?)、ここはわざと南のほうから答えようと思ったのでとりあえず鹿児島や熊本あたりで探していて、最初は八代市・宇城市と答えたのですが、その際に既出解チェックを「八代市・宇城市」のみで検索し、逆の「宇城市・八代市」では検索しなかったために、投稿時点では既出解であることに気づいていませんでした。次なる方針として、共通項は2市合計で5町隣接と言いつつ、1市のみで5町と隣接してもう1市は隣接ゼロという選択をする解答者は少ないと予想した(その時点で三笠市・夕張市を答えた[90333]おがちゃんさんのみ)ので、これに該当するペアを探してみようということで地元埼玉から飯能市・狭山市を解答。実際、[90457]海ダイさんのデータを見ても、隣接数5町&0町のペアで解答したのはこの2件のみでしたね。

さて、[90225]にも書きましたが、先月から転勤により生活スタイルが大きく変わりました。しかし、こういう企画に参加できる時があれば今後もなるべく参加していけたらいいなと思っています。
[90402] 2016年 4月 22日(金)01:59:03MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
終わったと思ったら既出解だったので再答します。

問五:狭山市・飯能市
[90401] 2016年 4月 22日(金)01:56:14MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問五:八代市・宇城市

最後は連投で。
[90400] 2016年 4月 22日(金)01:30:25MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問四:三沢市・あわら市
[90386] 2016年 4月 21日(木)02:02:51MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問三:廿日市市・山口市
[90304] 2016年 4月 13日(水)22:33:57MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問六:大町市・大村市
[90293] 2016年 4月 13日(水)01:09:52MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問七:狛江市・川崎市
[90249] 2016年 4月 11日(月)01:37:17MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問一:七尾市/氷見市
[90225] 2016年 4月 10日(日)00:54:50MasAka さん
第四回ペアシティ七番勝負解答
問二:川西市/池田市

近況ですが、今月から大阪市に転勤&在住になったので、まずは関西地方の市のペアから選んでみました。2000年4月~2002年3月の京都市以来、14年ぶりの関西です(こっそり居住地を書き換えておいたら、いつの間にかメンバー紹介文も変更されてましたね。仕事の早さに脱帽です)。
[90139] 2016年 3月 30日(水)01:39:23MasAka さん
年代層序区分の命名法
[90133]般若堂そんぴんさん
チバニアンという言葉がニュースになっていますね.「千葉時代」を意味するラテン語だそうですが,これ,もしかしたらかなりおかしいのではないか,という気がします.

国際的な年代層序区分の命名法の概略はこちらに載っています(PDF、英語)。該当する箇所には
In English, the adjectival form of the geographic term is used with an ending in “ian” or “an”.
とあり、最後に「ian」か「an」をつけることが規定されています。これにならうと「Chiban」でも良さそうなのですが、「チバン」だと名前が短すぎて語呂が悪いので、さらにianを重ねたのではないでしょうか。命名にあたって地名等の地理的用語を由来とする場合、「ian」か「an」で終わることだけが定められていて、それより前の名前をどうアレンジするかについては厳密な規定がありませんので。なお、調べてみるとラテン語の「anni」という単語は「年」を表すそうなので(ラテン語は全くわからないのであまり突っ込まないでください)、それも意識している可能性が考えられます。

ところで、2015年8月5日付産経新聞の記事などでは「チバシアン」という表記も見られますが、いつの間にか「チバニアン」に統一されていたようです。こうなってしまったのはもしかしたら妖怪のせいなのかも知れません(笑)。
[89340] 2015年 12月 24日(木)23:38:47MasAka さん
3つ以上の自治体にまたがる構造物
集中砲火(?)を浴びた[89328]のグリグリさんのトンネル隣接の提案ですが、「坑口を介した隣接」という形ではなく、もう少し範囲を広げて「3つ以上の自治体にまたがる構造物」という観点で見れば話のタネになるのではないかと思いました。

土木構造物は線状に長いため、海峡線(北海道新幹線)青函トンネルや上越新幹線榛名トンネル・中山トンネルなどをはじめ、長大トンネルを探せば該当するものは多そうです。一方、ビルなどの建築構造物だとほとんどなさそうです。すぐに思いついたのは大阪(伊丹)空港ターミナルビルですが(関空の敷地も3自治体にまたがっていますが、全てにかかっている建物はなし)。

なお、土木構造物はトンネルのほかに橋もありますが、普通の川や海をまたぐ橋はともかく、高架橋の場合はどこからどこまでを1つの橋とみなすかが難しいという問題がありますね。工事の設計図面では明確に「ここからここまでが○○高架橋」と明示され、完成後の構造物にはその名称が書かれた銘板が取り付けられるので現地を確認すれば明らかになるのですが。

[89330]k-aceさん
地下鉄のトンネルの入り口、出口も含まれるわけで、何が何だか意味不明なものになるのは簡単に想像できますが。例:東京メトロ東西線の西葛西駅(江戸川区)~中野駅(中野区)。江戸川区と中野区がトンネル隣接といってるもんですよ。

地下鉄の場合、非開削工法(シールド工法等)の場合は工事用立坑の間どうし(概ね駅間に相当)を1本のトンネルと扱うことがほとんどであり、実際には複数のトンネルの集合体であることから、比喩としてはあまり良くないですね。たとえば、厳密には地下鉄ではありませんが、つくばエクスプレスの秋葉原~南千住間の地下トンネル区間は駅間ごとに台東トンネル、寿トンネル、三ノ輪トンネルの3本のトンネルに分かれています。ただ、管理上の必要性か何なのかはわかりませんが、りんかい線の東臨トンネルのように複数の地下トンネル(台場トンネル(一部)、品川埠頭トンネル、天王洲トンネル、東品川トンネル、東大井トンネル、第1広町トンネル、第2広町トンネル)をまとめて1つのトンネルの名前に変更してしまうケースがあります。まぁ、人が造ったものなので、結局人がどう名付けるかという話になりそうですが。
[89305] 2015年 12月 19日(土)15:35:26【1】MasAka さん
反対語コレクション
反対語コレクションの「男女」に、茨城県つくば市の男女(みなの)川がない!と思ったのですが、よく見ると
■調査範囲
(1) マピオン地図の検索により見つかった住所地名、(2) 地理院地図の検索により見つかった地名
により、いずれの地図にも採録されていない地名だったのですね(地理院地図だと川を示す線の表示はありますが)。平安時代に陽成院(陽成天皇)が「筑波嶺の峰より落つる男女川~」という小倉百人一首に撰ばれている歌を詠んでおり、1000年以上の歴史がある由緒ある川にしては意外でした。

この男女川、ストリートビューにより客観的に現地の存在を確認できますので(最近はこんな登山道まで見られるようになっているとは驚きです)、ストリートビューに写っている看板や銘板等で地名の実在が確認できれば、これもコレクションに掲載するというのはいかがでしょうか。

【1】書込訂正:以下、自分がこの[89305]を書いている間に[89304]で解決したようですが、そのまま残しておきます。

さて、上の文で登山道という言葉を使ったついでですが、議論になっている「登下」に関しては[89302]Nさんの意見と同様で、これは反対語に含めて良いのではないでしょうか。Nさんの挙げた例のほかに、沢登り・沢下りという対の言葉もあります。コレクション収録の決め手として「意味が対向しているか」という趣旨に照らし合わせれば、「上・登・昇」⇔「下・降」は任意の組み合わせ(3×2=6通り)を全て認めて良いと考えます。基本的には「上と下」、「昇と降」がペアになりますが、そこに「登」が例外的に「下」と「降」両方の反対語になるような感じがします。

ちなみに、Nさんは
下りる(おりる)・・・高いところから低いところへ移動する(地点の移動に重点)
降りる(おりる)・・・乗物から出る、地位から退く
と整理していますが、政権から退くことを「下野」(しもつけ……ではありません(笑))と言いますので、地位から退くという意味では「下」も「降」も使っていることになりますね。また、乗物から出るというのも、確かにバスは「降車」(車内に降車ボタンはあるけど下車ボタンとは言わない)、飛行機も「降機」ですが、一方で列車や船の場合は「下車」「下船」が基本的に使われます。言葉は時代とともに変わっていくものですので、和語(訓読み)の発音が同じで意味もほとんど似ている言葉を長く使っているうちに、このような曖昧さが生じているのでしょう。
[89269] 2015年 12月 11日(金)00:40:49MasAka さん
三県境の看板のその後
[89266]グリグリさん
田んぼの真ん中の草に覆われた用水路が交わる地点に地元の人が建てた手作り看板がありましたが、観光資源として活かそうという構想ですね。

この三県境を紹介する看板ですが、一昨年(2013年8月)、この地を再訪した時にはすでになくなっていました(正確には立て札の部分だけが残されていて、説明書きがはがされていました)。これと同様に、道の駅きたかわべの展望台にあった案内板もなくなっていたのです。その時、なぜなくなってしまったのか不思議に思っていたのですが、もしかしたらこの境界問題が絡んでいたのかも知れませんね。


… スポンサーリンク …


都道府県市区町村
落書き帳

パソコン表示スマホ表示