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[101531]2021年4月17日
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[102822] 2021年 10月 6日(水)15:41:22白桃 さん
名邑三世代.その74(茨城県・後編)
茨城県の「秀邑」と「卓邑」については、ムダ口をたたかず、サラ~といきます。
【秀邑】(【大・昭の名邑】)
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
一種二級日立日立市日立村25,263日立市56,066
二種三級高萩高萩市松原町7,635高萩町19,449
二種三級平磯(ひたちなか市)平磯町7,036平磯町10,604
二種三級龍ケ崎龍ケ崎市龍ケ崎町6,152龍ケ崎町13,848
二種三級久慈(日立市)久慈町5,685久慈町11,111
二種三級宍戸(笠間市)宍戸町5,336宍戸町11,018
二種三級磯原北茨城市北中郷村10,265磯原町13,696
二種三級波崎(神栖市)東下村7,775波崎町15,030
二種三級岩瀬桜川市西那珂村7,202岩瀬町10,935
二種三級岩間(笠間市)岩間村5,610岩間町10,098
三種三級多賀(日立市)河原子町2,822多賀町36,913
参考として
名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
真壁(桜川市)真壁町7,048真壁町9,785
取手取手市取手町3,888取手町10,780
勝田ひたちなか市中野村3,362勝田町24,033
南中郷(北茨城市)南中郷村8,976南中郷村11,493
注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
一種一級ひたちなか(9)ひたちなか市勝田市43,286ひたちなか市151,673
一種二級岩井(5)坂東市岩井町33,366岩井市43,421
一種二級取手(9)取手市取手町22,582取手市82,527
一種二級つくば(5※)つくば市谷田部町20,570つくば市165,978
一種二級鹿嶋(4)鹿嶋市鹿島町16,132鹿嶋市62,287
一種二級牛久(5)牛久市牛久町16,131牛久市73,258
二種二級大子(0)大子町大子町40,178大子町23,982
二種二級茨城(0)茨城町茨城町30,845茨城町35,296
二種二級八郷(0)(石岡市)八郷30,670八郷町30,551
二種二級那珂(0)那珂市那珂町30,556那珂町45,983
二種二級阿見(4)阿見町阿見町22,326阿見町46,922
二種二級守谷(3)守谷市守谷町11,449守谷町50,362
二種二級総和(2)(古河市)総和村20,703総和町48,007
二種二級三和(0)(古河市)三和村19,269三和町39,718
二種二級神栖(4)神栖市神栖村16,326神栖町48,575
二種三級鉾田(0)鉾田市鉾田町28,657鉾田町28,225
二種三級大宮(0)常陸大宮市大宮町24,594大宮町27,126
二種三級境(6)境町境町22,587境町27,171
二種三級真壁(0)(桜川市)真壁町21,959真壁町20,039
二種三級石下(0)(常総市)石下町19,304石下町24,230
二種三級江戸崎(0)稲敷市江戸崎町13,017江戸崎町20,456
二種三級藤代(5)(取手市)藤代町12,606藤代町33,466
※つくばのDID5回のうち2回は、つくば市成立前に桜村が記録したものです。
続いて、「準卓邑」と(参考)です。
準卓邑
名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
東海(4)東海村東海村13,978東海村34,333
美野里(0)小美玉市美野里町14,680美野里町25,040
八千代(0)八千代町八千代村24,438八千代町24,352
伊奈(0)つくばみらい市伊奈村12,010伊奈町25,569
千代田(4)かすみがうら市千代田村11,620千代田町26,660
(参考)
名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
麻生(0)行方市麻生町20,182麻生町16,587
小川(0)(小美玉市)小川町15,762小川町19,501
利根(4)利根町利根町9,279利根町19,033
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[102813] 2021年 10月 5日(火)09:01:19白桃 さん
名邑三世代.その73(茨城県・中編)
茨城県の「準名邑」は以下の6つです。
名称現自治体-----1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
北條(つくば市)北條村第一表2,675北條町3,744
真壁※(桜川市)真壁町第一表2,366真壁町7,081
平磯(ひたちなか市)平磯第二表5,839平磯町7,856
龍ヶ崎龍ヶ崎市龍ヶ崎第二表4,255龍ヶ崎町5,807
境町第二表3,497境町4,294
大津(北茨城市)大津第二表3,271大津町3,961
真壁※…「戸口表」の人口では、「準名邑」のレベルまでいってないが、明治12年の「共武政表」では3,035人となっており、「準名邑」に加えました。真壁は陣屋町にして、典型的な在郷町としてとり上げられています。

以下、「準名邑」にも届かないところを参考としてとりあげました。
○は「生まれながらの町」で、[102803]前編に記した「名邑」の12と「準名邑」の6を合わせると40になります。「生まれながらの町」の中には、1908年(明治31年)にもなって3,000人に届いてないところが目立ちます。
名称現自治体-----1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
平潟○(北茨城市)平潟村第一表1,880平潟町2,031
鹿島○鹿嶋市宮中村第一表1,803鹿島町2,479
守谷○守谷市守谷町第一表1,725守谷町2,087
鉾田○鉾田市鉾田村第一表1,426鉾田町2,225
筑波○(つくば市)筑波町第一表1,246筑波町3,285
高浜○(石岡市)高浜村第一表1,149高浜町3,276
大子大子町大子村第一表1,040大子町4,276
常磐(水戸市)常磐村第一表4,106常磐村3,361
布川○利根町布川第二表2,994布川町2,962
谷田部○つくば市谷田部第二表2,675谷田部町4,715
取手○取手市取手第二表2,416取手町3,978
江戸崎○稲敷市江戸崎第二表2,398江戸崎町2,956
玉造○(行方市)玉造第二表2,218玉造町2,626
岩井坂東市岩井第二表2,206岩井町3,961
麻生○行方市麻生第二表2,154麻生町3,907
大貫(大洗町)大貫第二表1,969大貫町2,813
豊浦○(日立市)川尻第二表1,720豊浦町3,946
柿岡○(石岡市)柿岡第二表1,709柿岡町3,277
大宮○常陸大宮市大宮第二表1,647大宮町2,607
真鍋○(土浦市)真鍋第二表1,633真鍋町3,254
小川○(小美玉市)小川第二表1,539小川町3,996
石下(常総市)本石下第二表1,169石下町※4,347
宍戸○(笠間市)平町第二表965宍戸町※5,023
松原○高萩市高萩第二表725松原町4,267
相馬○(取手市)藤代第二表595相馬町2,273
東下(神栖市)東下第二表5,103東下村6,698
高鈴(日立市)助川第二表1,667高鈴村3,639
石塚城里町石塚第二表914石塚村3,027
牛久牛久市牛久第二表859牛久村2,459
久慈(日立市)久慈村第三表2,615久慈町4,206
河原子○(日立市)河原子村第三表1,928河原子町2,907
日立日立市宮田村第三表1,143日立村2,692
関本○(筑西市)記載なし関本町4,225
石下町※…「戸口表」第二表に記載の新石下も含まれています。
宍戸町※…「戸口表」第二表に記載の太田町も含まれています。宍戸は後の友部です。
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[102803] 2021年 10月 4日(月)10:04:53白桃 さん
名邑三世代.その72(茨城県・前編)
茨城県と言えば…、水戸黄門、なっとう、稀勢の里、ここ一番にメチャクチャ弱い高安、木内監督、豊田泰光(西鉄ライオンズ)、スカンデルベクの鷲さん、県庁が水戸の街中からエライ遠い場所にある、等々いろいろ思い浮かべるものがありますが、あまり人気の無い、はっきり言って隣の栃木県と人気の無さを張り合っている県です。私は、茨城(き)と栃木(ぎ)のナマリの区別がつきませんが、結城は茨城で、下館から行く真岡がなぜか栃木であることは知っています。そう言えば、高校一年生の初めての地理の授業で、白地図に47都道府県名を漢字で書き入れる、というテストがあって、茨木県、栃城県って書いたヤツがいました。(因みに、このテストの正解者は白桃ただ一人であった、ということは母校の名誉のためマル秘にしておきましょう。 )
人気はありませんが、茨城県は北海道に次いで「農業産出額」 が高く、メロン、くり、れんこん等、収穫量日本一の野菜・果物も多いのです。立派な「農業県」でありますが、鹿島臨海工業地帯なんかもあっていろんな顔を持っています。思い起こせば40年前、白桃まかり間違えば茨城県民(牛久市民か取手市民)になっていたかもしれません。つまり、県南は完全に東京の通勤圏でありますが、袋田の滝や筑波山、ひたち海浜公園のネモフィラを見に行くと小旅行した気分になります。
以上ゴチャゴチャ書きましたが、私にとって茨城県は、「生まれながらの町」がやたらと多い県なんです。その数40は、新潟、千葉に次いで3番目(埼玉と同数)なのです。「在郷町」の多さを物語っているのかもしれませんが、「町の安売り」をした感はぬぐえません。
【明治の名邑】
「市街」の水戸は北関東唯一の「生まれながらの市」であり関東最大の石高を誇る城下町ですが、この時代の人口規模でみると、宇都宮、高崎、前橋に「劣るとも勝らない」のです。これは、水戸藩の形式上の石高(表高)より実際の石高(内高)が常に下回っていたということに関係あるのでしょうか?
「名邑」は筆頭の土浦に続いて湊(後の那珂湊)が入ります。その後は石岡(常府)、古河、結城、太田、稲荷の笠間、下館、水海道と実にシブ~いラインナップです。よりシブい?下妻の上位にくる潮来には「橋幸夫歌手生活引退記念」に「名邑代表」になってもらいましょう。渋すぎるので、19世紀枠として磯浜(「戸口表」では第二表)を加えました。この味付けに、オオワライする者はいないでしょう。人口的には他の「名邑」とまったく遜色なく、どうして第一表でなかったのか不思議です。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
市街水戸水戸市水戸19,010水戸市38,435
名邑土浦土浦市土浦町10,295土浦町12,215
名邑(ひたちなか市)湊村9,893湊町13,367
名邑石岡石岡市石岡町8,937石岡町13,780
名邑古河古河市古河町8,647古河町13,381
名邑結城結城市結城町7,999結城町12,080
名邑太田常陸太田市太田町5,474太田町8,676
名邑笠間笠間市笠間村4,991笠間町6,972
名邑下館筑西市下館町4,691下館町7,233
名邑水海道常総市水海道駅4,655水海道町5,460
名邑潮来潮来市潮来村4,330潮来町5,403
名邑下妻下妻市下妻町3,921下妻町5,397
拾玖世紀枠磯浜大洗町磯浜8,496磯浜町13,856

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[102788] 2021年 10月 3日(日)05:20:27【2】白桃 さん
第五十八回十番勝負始末記
[102786]Nさんの感想文を読んで、その素晴らしい思考回路に驚嘆。でも、あのような早業は自分には到底無理だと落胆。
今回の始末記は、イースゥーチィ(一・四・七)のサンメンチャン(三面張)でいきます。

問七:室蘭市、山形市、魚津市、鹿島市、宮崎市
該当しない市:青森市
副題リンク:閑谷学校
(想定解数:56市)
■都道府県で市制施行日が一番古い市
久しぶりの金メダル。実は、これとホボ同じ問題(共通項、想定解数は当然同じ、お題の魚津、鹿島もいっしょ)を作成していたのです。(経緯は[102303]デスクトップ鉄さん)他に作成していた問題の中には58回十番勝負に似通ったものが出題されるのがあるかも、とは思っていましたが、まさか、コレが出るとは…とにかく♪ビックリ・仰天・有頂天、ルイジアナ・ママでした。
ですから「金」獲得は当然と言えば当然なのですが、領地獲得市を探していたため解答するのに時間がかかり、危うく(私の問題を見て知っていた)勿来丸さんに金を奪われるところでした。勿来丸さんは金を逸したことを残念がっていますが、「原作者」を差し置いて「金」なぞ南砺おこがましいことでしょうか(笑)。

問四:五所川原市、いわき市、袋井市、岡山市、沖縄市
該当しない市:川崎市、松阪市
副題リンク:今帰仁村
(想定解数:51市)
■合併により新たに海岸線をゲットした市(ルーツの市から)
以前、この落書き帳で「平成の合併」によって海に面するようになった、という話題がありましたね。それはともかく、他の何人かの方も仰っていますが、解けると爽やかな心地になる問題でした。副題SVは、進んでいくと海原に出た、という意味でしょうか?

問一:留萌市、横浜市、御殿場市、尼崎市、和歌山市
該当しない市:さいたま市
副題リンク:堀川通り
(想定解数:54市)
■同じ読みで始まる市の中で人口最多の市
思い起こすと今までの十番勝負において、問一にひっかかったり、つまずいたケースが多かったような気がします。何度か言っていますが、「十番勝負はヒントが出た瞬間に別のゲームになる」というのが私の考えですので、極力ヒント前に答えられるようにしたいのですが、それがなかなか難しいのです。今回は9問まではヒントなし(副題リンクもヒントそのものになっているが・・・)で答えることができたので、自分では「なんか好調だな」と感じていました。だけど、この問一にはマイッタさん、成田さん。
あのSVはいったい何だったのか。京都の通りの名を歌った「数え唄」みたいなものがありますが、ソレかな???
とにかく、「Go To キャンペーン」のポスターが貼られていたので、「民泊」特区かな?、いやいや、堀川は京都市電が通っていたので、廃線か?「涙の廃線投手」問題は十番勝負では絶対出ないと思いつつも、尾花沢で解答。あえなく誤答。
でも、「お」から始まる市で人口最少は尾花沢なんですよ。実に惜しかった('◇'))。因みに「ひ」から始まる市で人口最少は東かがわ市ではありません。

さて、「副題リンク」のことですが、この場合のサブ・タイトルってどういう意味なんですかね。「コロナで変化する社会」と何か関係があるのでしょうか?正直言って、今回は「副題リンク」に翻弄トイトイでした。私にとっては邪魔者以外のなにものでもなかったです。これによってNさんらの完答スピードがより速まったのは事実でしょうが、最初からヒントをだすのと同じことで、私は反対です。ヒントづくりに勤しむのはいいのですが、本末転倒にならないようお願いします。

なにはともあれ、今回も楽しくもあり、苦しくもあった十番勝負でした。ご苦労頂いたグリグリさんに御礼申し上げます。
[102779] 2021年 10月 2日(土)06:55:45白桃 さん
「変動」と「推移」
今回の十番勝負の第八ヒント
問十:人口変動千人未満
となっているのを見て、「そう言えば我が研究所?では『人口変動』という言葉をあまり使わないな。」と感じました。
じゃ、この場合、何というか…「人口増減」かな?
もちろん「人口変動」というのもよく使われますし、決して間違っているわけではありません。ただ、「変動」で終わる言葉を見ると「地殻変動」「気候変動」「社会変動」といった地球規模や全国規模で変化し、その変化をはっきり数字で表しにくいモノが多いように思います。また、「景気変動」「為替変動」「物価変動」「株価変動」といった(経済、お金に絡む)変化するのが当たりまえだのクラッカーに使われています。
将棋といえば「棒銀」でしか指さない人文社会系の私ですが、人口がらみでは「人口推移」とか「人口変遷」という使い方が多いです。

朝からワケの分らない書き込み失礼いたしました。
[102558] 2021年 9月 25日(土)05:53:03白桃 さん
十番勝負
問一:善通寺市

もう、グリグリさんって大嫌い!!!!!(笑)
血糖値があがります。
[102482] 2021年 9月 22日(水)23:09:56白桃 さん
土岐市×について
[102479]N さん
あるトコロを見ると一見該当に見えますが、あるトコロを見ると非該当なんですよね。
私も書きながら、「”あるトコロ”はああしているから、こうなっているのですよ。」という説明をオーナーからお伺いしていたのを思い出したのですが、ついつい、書き込み終了ボタンを押してしまいました。
それにしても、ぺとぺとさんは不運でしたね。それに加えて、[102481]が二重投稿になっているし。

それはそうと、Nさん五連覇おめでとうございます。もう六連覇でも七連覇でもご自由にやってください。(心の中では、どうせなら土岐市の毒饅頭はNさんのおクチに入れば良かったのに・・・なんてことは決して思っていません。)

問一考えなくっちゃ!!!
[102478] 2021年 9月 22日(水)21:54:13白桃 さん
ぺとぺとさんの「土岐市」について
オーナーグリグリさん
関係ない者がクレームをつけるのもおかしいのですが、ぺとぺとさんの「問八:土岐市」は正解なのでは。
[102447] 2021年 9月 21日(火)17:43:15白桃 さん
十番勝負
問一:尾花沢市
イマ・イチどころかイマ・ヨンぐらい自信ありませんが・・・
[102446] 2021年 9月 21日(火)08:14:29白桃 さん
十番勝負
問三:鹿児島市
迷走してしまった・・・。
[102436] 2021年 9月 20日(月)18:23:00白桃 さん
事務連絡?
オーナーグリグリさん
[102434]BEAN さんの問二に対する解答が、問三で正答になっています。???
[102426] 2021年 9月 20日(月)08:15:31白桃 さん
十番勝負
問四:倉敷市
自分の考えがあってたらのハナシですが、これは気持ちの良い問題ですね。
[102425] 2021年 9月 20日(月)06:45:10白桃 さん
十番勝負
問五:真庭市
[102424] 2021年 9月 19日(日)22:59:38白桃 さん
十番勝負
問二:南九州市

数えたら一個足りないけど、多分、見落としでしょう。
[102406] 2021年 9月 19日(日)09:01:05白桃 さん
十番勝負
問六:安中市
先頭集団はもうゴールしたか???
[102404] 2021年 9月 19日(日)08:14:53白桃 さん
十番勝負
問九:志布志市
[102402] 2021年 9月 19日(日)07:26:31白桃 さん
十番勝負
問八:那珂川市
かぱぷうさん、お早うございます。
それにしても、気が付くのが遅すぎます。
[102390] 2021年 9月 18日(土)23:31:59白桃 さん
十番勝負
問十:東御市
[102375] 2021年 9月 18日(土)22:29:24白桃 さん
ちょっとブレイク
あ~驚いた。
こんなことってあるんだ!!!
[102373] 2021年 9月 18日(土)22:24:01白桃 さん
十番勝負
問七:宇部市
[102341] 2021年 9月 18日(土)11:03:41白桃 さん
国勢調査人口上位4町今昔ものがたり
先生との進路相談を受けてないのか、台風14号クンの進路はメチャクチャですね。今夜始まる十番勝負における白桃の迷走ぶりを暗示しているのでしょうか?
さて、100年前(正確には、101年前)の第一回国勢調査の話になりますが、人口順位(町のみ)4位までの町の人口を合算してみました。なぜ、4位までにしたかと言うと、都道府県対抗リレーあるいは駅伝でもさせようと思ったからです。適当なバトン、たすき類が見つからず、また、沖縄県には糸満しか町がないので、リレーはあきらめ、単純に4町の合計人口比べに変更しました。
上位8都道府県(大会で言えば、8位入賞)は下の通りです。
道府県Total人口一位二位三位四位
1位東京府224,541渋谷西巣鴨南千住日暮里
2位大阪府179,958豊崎今宮鷺洲鶴橋
3位北海道132,441夕張野付牛網走岩見沢
4位福岡県119,588戸畑飯塚添田後藤寺
5位栃木県109,108足利足尾栃木鹿沼
6位愛知県102,139愛知一宮瀬戸呼続
7位神奈川県86,208小田原保土ケ谷川崎浦賀
8位山口県81.623山口防府徳山小野田
私には栃木県の5位が印象的でした。因みに2020年国勢調査(速報値)では、1位が愛知、2位が福岡、3位が埼玉となっており、大阪府は16位。東京都は38位にまで順位を落としています。なお、1920年第一回の最下位(46位)は山梨県(谷村、市川大門、上野原、鰍沢)で、2020年(第21回)は島根県が最下位(3町しかない大分県が欠場しているので46位)となっています。
Total人口の大会記録は、1930年に東京府チーム(荏原、西巣鴨、渋谷、滝野川)が作った450,564で、この記録は未来永劫、絶対破られないでしょう。
1920年において上位4位に入っているところの殆んどは、後に自ら市になったり、他市に吸収されたりしていますが、以下の16は今もなお町として存続しています。
1920年町名順位人口2020年町名順位人口
青森県野辺地210,240野辺地912,389
岩手県大槌39,254大槌911,013
秋田県小坂314,681小坂74,780
山形県谷地411,000河北317,649
山梨県市川大門26,047市川三郷314,710
山梨県鰍沢44,708富士川※414,225
長野県下諏訪315,608下諏訪319,171
静岡県小山417,563小山518,585
奈良県下市49,475下市155,042
和歌山県湯浅49,470湯浅811,117
鳥取県若桜36,236若桜132,868
徳島県牟岐47,774牟岐143,747
香川県多度津47,444多度津322,459
高知県伊野37,644いの121,394
福岡県添田328,569添田248,805
鹿児島県宮之城314,699さつま120,272
名前も変えず、上位に留まっている下諏訪、多度津は、”いとあはれ”であるが、大きく順位を下げた下市、若桜、牟岐、添田あたりは非常にあわれである。
※富士川の「前身因子町」は増穂であって、鰍沢ではありません。
[102327] 2021年 9月 10日(金)07:15:50【1】白桃 さん
地理の真髄は地誌にあり
小学校一年のとき、彼女(家は酒屋さん)から誕生日プレゼントで貰ったのが「地図帳」で、大学二年のときに地域調査に行った先が「智頭町」。大学で地理を学び、卒業後も学び足りなくて?専攻科(「なにもせんこうか」とも言われる)で一年間地理を探求???、旅行会社に入社(インチキ・クイズキャンペーンに応募してきたハガキを市区町村別に仕分けするのが誰よりも早く、そのことで入社以来はじめて「人間、何か取り柄があるものだ!」と上司に褒められた?)、旅行業協会(出向→移籍)では「四国は国であるから観光客から入国税を取れば良い。」と発言する会長サマの御供で各地の観光資源・地域伝統芸能を視察、そして2002年からは仕事そっちのけで「都道府県市区町村・落書き帳」という本格的?地理?に没頭している私。ですから、「地理」と関わっている時間は相当長い(少なくともお酒を飲んでいる時間よりは)と思います。
ですが、「地理」を「地理学」だと思ったことは一度もありません。
書いているうちに「学」という字にイライラしてきました。
[102325]千本桜さんがそうなるのも当然でしょう。私は、いわゆる「語学」というものは学問では無いのだから、学校教育で学ぶもの、学ばせるものではなく、「ソロバン塾」や「パソコン教室」同様、専門学校などでやれば良いと考えております。(この考えには誰も賛同してくれません('◇')ゞ)。一方、「地理学」は学問として成り立っていない、成り立つものではないのですが、「地理」は学校教育のみならず、一生気軽に学び続けた方が良いモノだと考えています。
では、私の高邁な?思想はこれぐらいにして、
スカンデルベクの鷲さんからご紹介のあった立正大学のHPでは「観光地理学」について
観光地理学は地理学のなかでは比較的新しい研究分野で、地域における観光関連産業の発達、観光地化にともなう生活や文化の変容、観光活動が地域に与える影響などについて研究します。究極的には観光地の地域性を明らかにすることが目的です。近年では、地域活性化の一手段として観光が脚光を浴びていますが、観光地理学では地域資源を活用した地域振興についても考えていきます。
とありますが、これによると、私の卒業論文「蒜山原の観光開発と地域の変容」はまさに「観光地理学」の範疇ですね。しかし、私自身、これを「観光地理(学)」と思ったことは一度もなく、下手な「蒜山地誌」だと今でも思っています。
「観光地理学」は確かに比較的新しい分野には違いないのですが、私の学生時代(50年前)から「温泉地の成立過程」に触れた書物・論文があり、このようなものを系統地理学のなかで「観光地理学」とされていました。近年、「観光学部」「環境ツーリズム学部」等と観光分野に焦点をあてた大学の学部・学科が急増していますが、このような所では、ホスピタリティ関係のカリキュラム以外に「観光地理」が教えられています。その殆どは、各観光地の説明程度に留まっているのではないでしょうか。
一方、上記(立正大学HP)で「地誌学」について
自然と人文の諸事象の相互関係を総合的に考察し、地域的性格を究明する学問です。
地誌とは何か。日本各地について記述した風土誌、あるいは特定の地域の地形や気候、名所旧跡、物産など、自然・人文の諸事象を記述した百科事典的なものというイメージがあります。しかし、学問としての地誌学は、特定地域における自然(地形・気候・水文など)と人文(都市・経済・歴史・交通など)の諸事象の相互関係を総合的に考察し、地域的性格を究明することにあります。この点で、自然や人文のテーマごとに地域を分析する系統地理学とは異なります。ただし、地誌学と系統地理学は補完関係にあります。
とありますが、これは伝統的(悪く言えば保守的)な説明です。私は地誌とは「人間集団が社会経済的活動を展開する場(地域)の性格を考察し地域像を記述する」ものだと考えています。「自然と人文の諸事象の相互関係を総合的に考察」と言うのが諸悪の根源であります。自然環境、例えば、その地域の地形・気候などは「銭湯の壁のペンキ絵」「舞台の書き割り」に過ぎないとは言いませんが、地誌においては、あくまでも人間集団を主体に置かなければならないと考えます。極論すれば、地誌は「地域における人間集団の生態」を記述するものではないでしょうか。
系統地理学の中には、経済地理学(「産業地理学」と言ったほうが適切?)、歴史地理学、交通地理学、文化地理学、集落地理学、人口地理学、政治地理学、疾病地理学…等々ありますが、どれもこれも、地理「学者」の業績は薄く、それぞれの分野の学者の成果にはとてもかなわないと思います。ましてや、地形学、気候学、水文学という「自然地理学」の分野は、地質学、地球物理学、気象学に太刀打ちできるはずも無く、「今は名のみ」残っているのではないでしょうか。
「地理の真髄は地誌にあり」とタイトルに書きましたが、系統地理学では何にもできないので、残っているのは「地誌」だけ、そういう意味ではありません。「地理」の原点は「地誌」であり、その有効性は「地誌」にしか認められないと思うからです。ただ、「地誌こそ地理の命」と言った地理学者が何人かいましたが、私の勉強不足のためでしょうが、残念ながら本格的な「地誌」にお目にかかったことはありません。現在は情報技術の進歩によって、「地誌を読む」事は殆ど無くなりましたが、死ぬまでに、地域に刻まれた歴史を踏まえた読み応えのある「地誌」にお目にかかりたいものです。
最後に、千本桜さんの質問にお答えします。
添乗員にとって、行く先々の地誌の知識が必要かどうかです。
添乗員のメインの仕事は旅程管理ですが、かつて、私も「旅程管理試験」に関わっていて、「観光地理」的というか「地誌」的問題は、試験に出題されていました。例えば、
白石市の名物は次のうちどれか
A.あーめん  B.いけめん C.うーめん
に毛が生えた程度の問題です。
パッケージツアーの場合はガイドがついていますので、添乗員は必ずしも地誌の知識は必要ありません。と言っても、国内旅行の場合なんか、バスガイドの地誌的説明には、20年前の人口が飛び出してきますので、添乗員は寝ててはいけません。そして、旅程管理上、計画通りにツアーを進行するため、A→Bまでの所要時間とか、イベント(祇園祭など)見学にかかる時間なんかは十分承知していないと時として困ったことになります。(旅程を計画した者が必ずしも「地誌」に円熟している者ではないからです。)

以上、長々と述べましたが、あくまでも白桃の「個人的所感」です。
※途中誤って記事終了ボタンを押してしまいました。
[102322] 2021年 9月 8日(水)07:42:21白桃 さん
名邑三世代.その71(石川県・後編)
現在はどうか知りませんが、「旅行業務取扱管理者」(私が関わっていた頃は「旅行業務取扱主任者」)の試験に、著名な観光地・温泉地が何県にあるか、という問題がやたら多く出されていたのですが、旅行会社の人間はともかく、旅行者は足利が栃木であろうが群馬であろうが、津和野が島根だろうが山口だろうが、そんなことは、あんまり気にしていないと思うのです。ましてや、温泉につかりながら、山中温泉のこの宿は何という市にあるのだろう、と考えている人はマズ、いないと思います。そんな事を考えていたら、お風呂から戻らないのを心配した添乗員によって発見されます。(もちろん、死体となって)
私も、温泉の大浴場でそんなことを考えることは全くありません。たとえ、ソコが杖立温泉であったとしても。というのは、温泉地に泊っても温泉に入らないことがあるし、入ったとしても、ウルトラマン同様5分以内に出なければいけないからです。
では、ソロソロ行かなくっちゃんは北海道。
[102299]の続きになります。
石川県の「準名邑」は以下の三つです。
準名邑現自治体-----1886年戸口表人口---1908年人口
宇出津能登町宇出津第二表4,401宇出津町5,877
津幡津幡町津幡第二表3,146津幡町3,540
羽咋羽咋市羽咋第二表3,137羽咋町3,950
参考としては以下の通りです。
(参考)現自治体-----1886年戸口表人口---1908年人口
安宅(小松市)安宅第二表2,081安宅町2,126
飯田(珠洲市)飯田第二表1,847飯田町2,498
高浜(志賀町)大念寺新第二表1,743高浜町2,378
穴水穴水町穴水第二表1,573穴水町6,660
高松(かほく市)高松第二表3,623高松村7,192
山中(加賀市)山中第二表2,393山中村3,617
小木(能登町)小木第二表1,679小木村5,412
富来(志賀町)富来第二表1,669富来村2,402
山代(加賀市)山代第二表1,622山代村2,373
木郎(能登町)松波第二表1,464木郎村7,040
田鶴浜(七尾市)田鶴浜第二表1,329田鶴浜村1,286
志雄(宝達志水町)子浦第二表1,290志雄村1,562
寺井野(能美市)寺井第二表1,230寺井野村5,818
櫛比(輪島市)門前第二表461櫛比村3,737
野々市野々市市野々市村第三表2,002野々市村2,051
上記うち、「準名邑」の宇出津、津幡、羽咋と、(参考)に記した安宅、飯田、高浜は”生まれながらの町”です。
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

「秀邑」の前にブレイク…小木ですが、その変遷がややこしいので注目しています。
1921年:小木町→1955年3月宇出津町などと合併し能都町に→1955年10月に小木地区が松波町に組み込まれる→1958年松波町が内浦町に改称→2005年能都町・柳田村と新設合併により能登町に
小木には悪いですけど、なんか、主体性なくウロウロしていた感ありです。
さて、大浴場から出てきたところで、この有名な温泉は何市にあるのかジックリ考えてみましょう。(笑)
一番単純温泉は
粟津温泉・・・粟津村→1940年小松町、安宅町ほかと合併して小松市に
次に
山代温泉・・・山代村→1913年山代町→1958年大聖寺町ほかと合併して加賀市に
山中温泉・・・山中村→1913年山中町→2005年加賀市と新設合併で加賀市に
少しややこしいのが、
片山津温泉・・・1942年作見村・塩津村が合併し片山津町に(温泉は両村にまたがっていた)→1958年大聖寺町ほかと合併して加賀市に
そして
和倉温泉・・・1889年端村→1934年田鶴浜村ほかと合併して和倉町に→1939年和倉地区が七尾町ほかと合併して七尾市に
※1934年の合併の際に端村の一部にすぎなかった和倉が、中心だと思われる田鶴浜を差し置いて、なぜ町名となったのか不思議です。なお、和倉地区が抜けた後の和倉町は田鶴浜町となりますが、これは単なる「改称」としてはいけないと考えます。

【秀邑】(【大・昭の名邑】)
ですが、残念ながら「秀邑」も「準秀邑」もありません。
わずかに参考として
名称現自治体---920年 (人口)---1950年(人口)
七塚(かほく市)七塚村6,692七塚町9,990
注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
石川県の「卓邑」は、この期に市となった珠洲、羽咋と二種二級の津幡(実質的には卓邑トップ)、四種の山中、野々市、内灘、根上(明徳に五連続敬遠された方や不適切発言の多い元首相の出身地)、能都の八つです。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
一種三級珠洲(3)珠洲市珠洲市35,827珠洲市19,852
一種三級羽咋(9)羽咋市羽咋市29,556羽咋市25,541
二種二級津幡(5)津幡町津幡町21,836津幡町34,304
四種山中(8)(加賀市)山中町13,650山中町10,195
四種野々市(6)野々市市野々市町8,758野々市町45,581
四種内灘(6)内灘町内灘村7,290内灘町26,560
四種根上(5)能美市根上町10,470根上町15,426
四種能都(5)能登町能都町19,348能都町11,433

参考名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
高松(2)(かほく市)高松町10,639高松町10,826
現在のかほく市においては、高松も七塚も「秀邑」「卓邑」ともに逸しています。なお、かほく市の「前身因子町」は宇ノ気です。
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[102316] 2021年 9月 2日(木)05:12:30白桃 さん
♪湊町十八番地?
[102312]ピーくん さん
[102314]ぺとぺと さん
「ナゾナゾ」にお付き合い頂きありがとうございます。
私の想定解は、ぺとぺとさんがお考えになっていた通り、(A)が「港」で、(B)が「湊」です。
合併して「市」や新しい「町」になるときに、元の自治体名にくっつけたり、元の自治体名からとりはずした事例
能代港町→能代市
境町→境港町
もっとも、「湊」は小湊、湊、というのが多く、「湊」をくっつけることはあっても、「湊」をとりはずすことは難しいです。
国語的には「港」も「湊」も殆ど同じように用いられていますが、「湊」のほうが古めかしいばかりではなく、「港」はもともと、「船が進む水路」を表すのに対し、「湊」は「船が集まる場所」の意であるそうです。(※ただ、違うというか、殆ど真反対な説明をしているものもあり、「個人の感想」に留めて置きましょう。)(笑)
以下は参考のために接尾に「湊」「港」が付く「町」を挙げました。
町名現在の自治体町(名)になった年「町」時代の最高人口(調査年)
青森県(八戸市)1924年12,587(1925年)
小湊青森県平内町1928年9,790(1950年)
大湊青森県(むつ市)1928年14,861(1955年)
茨城県(ひたちなか市)1889年14,723(1935年)
那珂湊茨城県(ひたちなか市)1939年20,274(1950年)
千葉県(富津市)1889年5,197(1947年)
小湊千葉県(鴨川市)1928年4,237(1950年)
天津小湊千葉県(鴨川市)1955年12,591(1955年)
新潟県佐渡市1889年2,131(1898年)
新湊富山県射水市1889年24,330(1940年)
大湊三重県(伊勢市)1889年2,662(1940年)
2,768(1918年)
大阪府(堺市)1915年6,442(1918年)
兵庫県(南あわじ市)1927年3,195(1950年)
神湊福岡県(宗像市)1906年2,571(1950年)
長崎県島原市1889年6,355(1920年)
7,167(1913年)
土崎港秋田県(秋田市)1889年18,047(1940年)
能代港秋田県能代市1889年25,756(1935年)
船川港秋田県男鹿市1894年16,865(1950年)
境港鳥取県境港市1954年33,256(1955年)
※上表の最高人口(調査年)について
1901年に夷町と合併して両津町となった新潟県の「湊町」は、1898年「日本帝国人口統計」です。
1920年4月1日に堺市に編入された大阪府の「湊町」は1918年「日本帝国人口静態統計」です。
三重県の「大湊町」と長崎県の「湊町」は、国勢調査開始以前に最高人口を記録した可能性があり、「日本帝国人口静態統計」の現住人口を併記しました。
※現在の自治体の市部が( )となっているのは、当該市の「前身町」ではないことを示しています。
・茨城県「湊町」が改称した「那珂湊町」は、「那珂湊市」の前身町ではありますが、「ひたちなか市」の前身町ではありません。ただし、「湊町」は「ひたちなか市」の「本源因子町」かつ「最古因子町」となります。ややこしい白桃ルール、ドーモすみません。
・その白桃ルールに従いますと、「島原市」の「前身因子町」・「本源因子町」・「最古因子町」(「三冠因子町」)は、「島原町」ではなく「湊町」になります。

以下は、ピーくんさんへのメッセージです。
早くから、私のことを心配していただいたこと大変恐縮しております。下馬評ではそんなに評価が高くなかったにもかかわらず、ベスト4になった西条農業、お見事でした。私の母校もクジ運よくベスト4に残りましたが、予定通り準決勝で敗退。西条農業の場合は、広島新庄相手に本当に惜しかったですね。つい最近のことですが、かつて西条農業で教えていた友人(校長か教頭だったかも?)に、祇園北のことも教えてもらいました。ただ、綾瀬はるかの名はでなかったですね。(笑)
[102309] 2021年 9月 1日(水)07:58:19【1】白桃 さん
朝からナゾナゾなどどうでしょう?
合併して「市」や新しい「町」になるときに、元の自治体名にくっつけたり、元の自治体名からとりはずした事例がある漢字一字(A)があります。いっぽう、(A)と「訓読み」では同じ読み方の漢字一字(B)は、私の知る限り、合併して「市」や新しい「町」になっても元の自治体名からとりはずした事例はありません。(三本松町→大内町、三本木市→十和田市のように、名称自体がまるっきり変わるケースは除外します。)
さて、(A)と(B)はどういう漢字でしょう???
ヒント:
ヘンな話ですけど(A)と(B)は同じヘンです。This is 3 WATER HEN.
[102299] 2021年 8月 30日(月)08:34:12白桃 さん
名邑三世代.その70(石川県・前編)
何回か経験したことなんですが・・・
「香川県の出身です。」と言うと、「県庁は松山でしたか?」 と香川県民や高松市民がガックリくるような質問を受けるのです。では、その香川県民百万人(昔はイタんだよ)のウチの百人に「金沢は何県の県庁所在地か」と尋ねてみたら、どうでしょう。多分、正確に答えられるのは10人いるかいないか、だと思います。「北陸県」という珍答もあるカポネ。ま、それぐらい金沢は誰でも知っていると思いますが、石川県の知名度は香川県と同等クラスではないでしょうか。そして、「金沢があって、ちょっと先の方へ行くと加賀屋のある温泉地がある。」ってなるぐらい能登は忘れ去られています。ま、「♪能登はいらんかいね」と坂本冬美によって売りにだされているのも致し方ないでしょう。
与太話はさて置き、石川県は当落書き帳にとって「最重要県」でありますから、前・後編なしの一編で終わらすことは出来ません。よってムダ話を続けます。('◇')ゞ
47~48年ぐらい前の話です。西洋史研究室にいた者が彼女とこっそり飛騨高山への旅行を計画していたのですが、彼女の親にバレて行けなくなってしまい「もう宿のキャンセル出来ないんで、白桃、かわりにオレの名前で行ってくれないか?」と頼まれました。「エッ、一人でか?!」となにか違和感を感じつつも承諾したのですが、案の定、高山の宿では「お一人ですか?」とヘンな目でみられました。で、せっかくだからその帰りに寄ってみよう、ということで訪れたのが私の金沢初参上です。なぜか兼六園を見物してまして、歩き回っているうちに”つっかけ”の鼻緒が切れてしまい、真夏の暑い最中、ハダシで金沢の街をウロウロしてました。で、どういうわけか、スリッパを求めに金沢大学の地理学教室に向かったのです。偶然、そこには大学の先輩で助手?をやっている先生がいて、私以上にラフな恰好(ステテコ???)のソノ先生と、いろいろ地理学方法論のハナシで盛り上がり…いやいや、そういうことは全くなく、しばし世間話をしてたような記憶が残っています。その先生は、ずっと後に岡山に教授として戻ってくるのですが、五年ほど前に岡山で再会しました。アレ、金沢の話がいつの間にか岡山のはなしに…になってはいけません。
ではアラタメまして。金沢はわが国では数少ない「都市観光に耐えうる」美しい都会だと思います。私は、上に書いた学生時代も含めて少なくとも5回は訪れているのですが、そのたびに新しい感動を覚えます。と、お世辞はこのあたりに本題に入りましょう。
【明治の名邑】
簡単に言えば、石川県は【特選市街】金沢と8つの【名邑】ということになります。
札幌、仙台や福岡が「別格市街」にとどまっているのに対して金沢は堂々の「特選市街」。ま、加賀百万石の威力はたいしたものです。名邑筆頭は「市街」になりそこねた小松。これに輪島、七尾と能登勢が続きますが、その後はすべて加賀の街。大聖寺はその名からして門前町と間違えられそうですが、城下町、宿場町として栄えていました。「城下町」と言っても「一国一城令」によって「城」を構えることは無く、陣屋があるのみ。幕末には10万石になったから、「日本最大の陣屋町」と言った方が格好いいかも。次の「名邑」の名称は「上金石」としていますが、これは、上金石町が金石町となるのが1920年(大正9年)なので仕方ありません。なお、「戸口表」時の「金石」が1889年の町村制施行時に「上金石町」と「下金石町」に分離し、「大野町」はその「下金石町」が改称したものです。美川、松任、鶴来と現在の白山市にある街が三つ入りますが、名邑代表は、当時は松任を凌いだらしい美川にしときましょう。余談ですが、アノ看板(「美川県一」)はもう無くなっていますね。鶴来は松本清張の「ゼロの焦点」に登場します。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
特選市街金沢金沢市金沢97,653金沢市110,994
名邑小松小松市小松11,721小松町14,505
名邑輪島輪島市輪島9,840輪島町11,376
名邑七尾七尾市七尾8,965七尾町11,382
名邑大聖寺加賀市大聖寺8,944大聖寺町8,920
名邑上金石(金沢市)金石9,110上金石町7,282
大野(金沢市)(金石)大野町2,222
名邑美川(白山市)美川5,524美川町5,753
名邑松任白山市松任5,154松任町6,873
名邑鶴来(白山市)鶴来3,590鶴来町4,488
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

「準名邑」からは後編に・・・
[102280] 2021年 8月 27日(金)15:20:44【1】白桃 さん
ヤーレン・ソーメン・ウーメンと白石
[102273]千本桜 さん
クイズ ここはどこでしょう
は、別解が無いか、台湾までにも思いをはせたのですが、やはり、全世界中を探しても白石以外は該当しませんネ。(笑)
[102279]千本桜 さん
白石うーめんは短いのはわかりますが、私は味音痴で「三輪そうめん」と「白石うーめん」の味の違いが、よくわからないのです。白石うーめんを食べたことのある白桃さんに解説をお願いしたのですが、いかがでしょうか。
初めて千本桜を見に行ったとき、車で送って頂いた白石蔵王駅で買った記憶があるのですが、私も味音痴でして、「三輪そうめん」との味の違いどころか、「うーめん」の味自体も殆ど記憶にありません。※「一ノ蔵」と「浦霞」の味の違いは分かります…('◇')ゞ
それに、香川県育ちの私は三大素麺の筆頭?「三輪そうめん」を食べたことが無いかもしれません。「揖保乃糸」でおなじみの「播州素麺」、地元の「小豆島素麺」、それから(島原の乱後、荒廃した島原半島に移民した小豆島の人たちによって広まったといわれる?)「島原素麺」は良く食べますが、どれも美味しいです。もっとも、私のお気に入りは隣県徳島は半田の「半田素麺」です。スダチをかけるとなお美味しい。

ところで、白石は千本桜さんが仰る通り、こじんまりした上品な「城下町」ですが、他の城下町とは大きく異なる点があります。それは、「一国一城令」が出された後も明治維新まで存続することによって城下が整備されたということと、その領主(正確には「領主」と言えないかも)は伊達の「家臣」である片倉家であったことです。このことは、徳川幕府の伊達家に対する特別な扱いを意味するとともに、陪臣でありながらも片倉家の唯一無二とも言える存在感を示しているのではないでしょうか。
徳川幕府は「一国一条令」後もいくつかの大大名に対して例外処置を行っていますが、特に伊達家に対しては、「白石城」ばかりではなく、伊達領内に実質上は城砦に等しい「要害」を残すことを黙認しているのです。(「要害」より規模が小さいものに「所」があります)
参考として以下に、仙台藩の21の要害とその所在地及び、明治19年調「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」における現住人口を記しておきます。「城下町」とは言えないまでも、「要害」の所在地は後に地域の中心地となったところが多いです。
---明治19年名称戸口表記載現住人口町村制施行後の変遷
白石城白石第一表5,251白石町→白石市
要害
岩谷堂岩谷堂第一表3,341岩谷堂町→江刺町→江刺市→(奥州市)
人首人首村第三表2,911米里村→(江刺町)
上口内福岡村第三表2,346福岡村→(北上市)
金ヶ崎西根村第三表4,172金ヶ崎村→金ヶ崎町
水沢水沢第一表5,408水沢町→水沢市→奥州市
高清水高清水第二表2,269高清水村→高清水町→(栗原市)
宮沢記載なし宮沢村→(古川市)
佐沼佐沼第一表5,820佐沼町→迫町→登米市
岩出山岩出山第一表4,017岩出山町→(大崎市)
登米登米第一表5,408登米町→(登米市)
涌谷涌谷第一表7,793涌谷町
不動堂不動堂村第三表1,321不動堂村→不動堂町→小牛田町→美里町
岩沼岩沼第一表5,040岩沼町→岩沼市
船岡舟岡第二表1,784船岡村→船岡町→柴田町
川崎前川村第三表1,394川崎村→川崎町
角田角田第一表4,197角田町→角田町
金山金山第二表1,782金山村→金山町→(丸森町)
平沢記載なし円田村→蔵王町
亘理亘理第二表3,447亘理町
坂元坂元村第三表2,674坂元村→(山元町)
新地谷地小屋村第三表1,466新地村→新地町
【訂正1】片桐家→片倉家(だいぶ前の大河ドラマ「独眼竜政宗」では西郷輝彦が片倉小十郎役を演じていました。因みに、政宗(渡辺謙の正室・愛姫はナントカ教会合同カントカで世間を騒がせた桜田淳子ちゃん…もう60歳すぎてます。でした。)
【訂正2】「要害」を残すことを認めていました。→「要害」を残すことを黙認しているのです。
[102269] 2021年 8月 24日(火)04:55:02白桃 さん
名邑三世代.その69(秋田県・後編)
[102255]にて、
秋田県については、オフ会で湯瀬温泉に一泊する前、鷹巣、大館を歩いたぐらい、あとは角館を観光しただけなので、白桃にとってはもう殆ど知らない土地なのであります。
と書きましたが、白桃にとって秋田(県)はまったく縁もゆかりもないわけではありません。まず、義理の姉(兄嫁)は能代出身です。それから、学生時代四畳半の下宿の壁には、後にナントカ協会の合同カントカで世間を騒がせた秋田出身のアイドルのポスターを貼っていました。そして、リハビリでお世話になった女性インストラクターは、(別にこちらから聞いたわけでは無いのですが)秋田大学を卒業したとか仰ってました。この方は多分、医学部保健学科だと思うのですが、秋田大学と言えばかつて鉱山学部がありました・・・とムリヤリ、鉱山の話にもってきました。
そうなんです。秋田県の市町村人口の推移を語るとき、鉱山を忘れてはならないのです。
以下は、「準名邑」にもなれない秋田県の街々です。
現自治体---1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
岩崎(湯沢市)岩崎第一表1,215岩崎町2,370
矢島(由利本荘市)矢嶋第一表1,184矢島町6,253
毛馬内(鹿角市)毛馬内第二表2,680毛馬内町4,909
扇田(大館市)扇田第二表2,662扇田町4,029
象潟にかほ市塩越第二表2,409象潟町3,578
十二所(大館市)十二處第二表2,312十二所町4,258
檜山(能代市)檜山第二表1,764檜山町3,142
鷹巣北秋田市鷹巣第二表1,500鷹巣町2,501
大森(横手市)大森第二表1,500大森町2,481
西馬音内羽後町西馬音内第二表1,392西馬音内町4,161
牛島(秋田市)牛島第二表1,206牛島町2,094
院内(湯沢市)院内銀山町第三表3,039院内町11,185
神宮寺(大仙市)神宮寺村第三表2,792神宮寺町3,546
刈和野(大仙市)刈和野村第三表2,031刈和野町2,269
阿仁合(北秋田市)小沢鉱山第三表2,021阿仁合町9,206
船越(男鹿市)船越村第三表2,007船越町2,677
金沢(横手市)金沢村第三表1,729金沢町6,265
平沢(にかほ市)平沢村第三表1,669平沢町3,570
稲庭(湯沢市)稲庭村第三表1,617稲庭町2,313
米内沢(北秋田市)米内沢村第三表1,443米内沢町4,241
北浦(男鹿市)北浦村第三表1,286北浦町7,061
金浦(にかほ市)金浦村第三表1,271金浦町3,194
沼舘(横手市)沼舘村第三表1,175沼舘町4,511
天王潟上市典農村第三表3,558天王村5,788
鹿渡(三種町)鹿渡村第三表3,184鹿渡村6,010
八森八峰町八森村第三表3,127八森村7,924
尾去沢(鹿角市)尾去沢鉱山第三表2,836尾去沢村4,444
大湯(鹿角市)大湯村第三表2,146大湯村5,104
小坂小坂町小坂村第三表1,939小坂村14,975
花岡(大館市)花岡村第三表1,485花岡村2,069
船川港男鹿市記載なし船川港町5,128
横堀(湯沢市)記載なし横堀町2,294
二ツ井(能代市)記載なし二ツ井町1,803
上の表で1908年(明治41年)の人口をみますと、鉱山のあった院内(銀山)、小坂、阿仁合は驚くほどの数字を示しています。鉱山のあるマチの人口統計は、(労働を強いられた)外国人労働者が多いことや短期間にヒトが入れ替わるなどの理由であまり正確でないかもしれませんが、とにかく人口が急増、激減するのが鉱山の街の人口推移の特徴と言えるでしょう。
上記の表で、岩崎、矢島、毛馬内、十二所、檜山は「生まれながら町」ですが、ちょっとソレにしては…と言う感じです。♪秋田名物八森ハタハタ~で有名な八森にも複数の鉱山が存在しており、それなりに賑わっていたようですが、八森が町制施行となるのはズウーと後のことです。話は逸れますが、西馬音内の盆踊りはナカナカのものです。
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【秀邑】(【大・昭の名邑】)
秋田県の「秀邑」は以下の五つです。小坂は勿論、尾去沢、花岡も「鉱山の街」として有名です。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
二種三級小坂小坂町小坂町14,681小坂町13,109
二種三級矢島(由利本荘市)矢島町6,867矢島町10,139
二種三級船川港男鹿市船川港町6,739船川港町16,865
二種三級尾去沢(鹿角市)尾去沢村5,690尾去沢町10,322
二種三級花岡(大館市)花岡村5,668花岡町10,523
以下は参考です。増田も𠮷乃鉱山によって繁栄しました。
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
六郷(美郷町)六郷町6,986六郷町9,374
増田(横手市)増田町6,726増田町9,666
天王潟上市天王村6,558天王村11,385
注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
秋田県の「卓邑」は、後に市となる三つの【前身因子町】です。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
二種三級鷹巣(9)北秋田市鷹巣町27,240鷹巣町21,818
二種三級天王(0)潟上市天王町11,847天王町21,687
四種象潟(9)にかほ市象潟町14,966象潟町13,288
象潟や 雨に西施が ねぶの花(芭蕉)
「北秋田」 大館の酒 ねぶたいな(白桃駄句)
(参考)
名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
羽後(0)羽後町羽後町27,716羽後町19,485
平鹿(0)(横手市)平鹿町20,850平鹿町14,941
五城目(0)五城目町五城目町20,025五城目町12,372
比内(2)(大館市)比内町18,350比内町12,095
さーびす問題:メンナイチドリとヒナイジドリ、食べられるのはどっち???
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[102265] 2021年 8月 23日(月)16:09:03白桃 さん
Re:はりぼて準名邑
[102260]千本桜 さん
準名邑に選ばれた宮城県丸森は、農山村集落を多く含んでいるため、面積が広くて人口も多い。しかし、町場の規模は、同じ凖名邑の亘理・中新田などに比して小規模である。それに対し、凖名邑に選出されなかった宮城県吉岡は、周辺集落を少ししか含まず、面積が狭く人口数も多くない。しかし、町場の規模は丸森より大きい。そのような訳で、私は丸森を「はりぼて凖名邑」または「上げ底凖名邑」・「粉飾凖名邑」と呼び、吉岡を「実質凖名邑」と呼びたいのですが、いかがでしょうか。
いつもお世話になっております。仰っていることは良く理解できますし、ご提案のようなことを考えたこともないわけでは無いのです。ただ、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(以下、「戸口表」)を全面的に信頼しているわけではありませんが、「戸口表」以上に町場の規模を正確に伝える資料・データが見当たらない(正直、今から探す気が無い。)ので、もう一歩前に踏み出すことを躊躇しているのです。
「名邑」(「明治の名邑」)の定義は[99245]にても公表しておりますが、「準名邑」については、ぼやかしています。ただ、非公開文書(笑)には、以下の要件を備えたところと書かれています。
1.「明治期」に「町」となる。(ただし、他地域と比較して、当該地域・当該都邑が特に配慮すべき状況下にある場合などは、昭和初期までに町制施行している場合でも可とする、ことがある。)
2.「戸口表」第一表に記載され、その現住人口が2,500人以上、もしくは、「戸口表」第二表に記載され、その現住人口が3,000人以上となっている。(お酒がはいって気分がよいと、アバウト2,500人となる。)

以下に示した仙南地方に焦点を合わせると、白桃の内規ではご案内の通り丸森と亘理が「準名邑」になるのですが、どちらも町村制が施行された直後の明治22年末の内務省告示による現住人口(もちろん、町場の人口ではない)と「戸口表」現住人口(町場の人口であるはず)が大差がないことから、仰る通り丸森や亘理の「戸口表」現住人口は町場の人口ではないのでは、と言う気持ちが強まっています。(◎は第一表、○は第二表、△は第三表、に記載されたところです。)
明治22年内務省告示-----明治19年戸口表---明治12年共武政表---明治8年共武政表
白石町6,886白石◎5,251白石4,508白石驛3,313
七ヶ宿村2,512
小原村2,283小原村△2,070
越河村2,612
齋川村1,900齋川村△1,736
大平村1,689
大鷹澤村2,147
白川村2,305
福岡村3,891
宮村2,972宮村○2,716
圓田村4,130
大河原町4,297大河原○2,489大河原驛2,030大河原驛1,447
村田村4,639村田○1,758村田驛1,631村田村1,200
槻木村6,540入間野村△1,290
金ヶ瀬村2,366平村△1,492金ケ瀬驛1,411金ケ瀬驛1,063
船岡村3,269舟岡○1,784舩岡村1,181
沼邊村2,597
富岡村2,457
川崎村3,845前川村△1,394
角田町6,044角田◎4197角田3,829角田本郷3,105
丸森村4,852丸森○4,404丸森4,070
金山村2,062金山○1,782
筆甫村1,089
大内村3,144大内村△1,415
小齋村1,761小齋村△1,575
枝野村2,168
藤尾村3,417藤田村△1,530
尾山村△1,213
櫻村2,233佐倉村△1,550
東根村2,045
北郷村3,044
西根村3,265
舘矢間村3,390舘山村△1,169
大張村1,595
耕野村1,464
亘理町3,614亘理○3,447小堤2,847亘理驛1,712
坂元村3,357坂元村△2,674
山下村5,028山寺村△1,687
吉田村2,674吉田村△1,488
逢隈村5,650
荒濱村3,135荒濱○2,692高須賀2,301荒濱港1,555
[102255] 2021年 8月 21日(土)12:11:14白桃 さん
名邑三世代.その68(秋田県・前編)
「もう勉強はアキタ・ケン」と言いますが、飽きるほど勉強をしたことがない白桃です。でも、地図や人口統計は一日中眺めていても飽きることがありません。
秋田県については、オフ会で湯瀬温泉に一泊する前、鷹巣、大館を歩いたぐらい、あとは角館を観光しただけなので、白桃にとってはもう殆ど知らない土地なのであります。そこで、”行稼ぎ”にムダ話です。日本文理と敦賀気比の対戦を見てたオバさんが、「新潟と福井、となり同士なんだ。」と言ったので、「隣じゃないよ。」と教育的指導をしました。すると、「間に富山があるか?」と石川県民が聞いたら怒りそうなセリフ。ま、「都道府県をまたがない移動は良いのよ。」と大きな勘違いをしているヒトなので仕方ありません。
【明治の名邑】
秋田以外に能代港が「市街」になります。そして、惜しくも「市街」を逸したもう一つの「港」・土崎港が名邑筆頭で、大舘、本庄、湯沢、大曲と「戦後生まれの市」が続きます。角館が「名邑」に入るのは当然として、「戸口表」ではナント横手は「第二表」掲載となっているのです。これはイクラナンでもオカシイ。その代わりと言って良いのかどうか、「第一表」に横手前郷が名を連ねているのです。イクラちゃんもおかしい。当然、オフ会でお世話になった鹿角の本源因子町である花輪ととともに横手を、強権発動を行使して「拾玖世紀枠」として「名邑」に追加しました。名邑代表は地味ながら岩城氏の城下町・亀田にお願いしましょう。
亀田に着いたのは、十時近かった。駅は寂しかった。だが、その前の町並みは家の構造がしっかりしていた。古い家ばかりである。想像していたより、ずっと奥ゆかしい町だった。
と、松本清張が「砂の器」で書いていますが、当時は駅前にも家並みがあったのでしょうか???
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)---1908年(人口)
市街秋田秋田市秋田29,225秋田市36,294
市街能代港能代市能代10,737能代港町17,826
名邑土崎港(秋田市)土崎9,274土崎港町15,176
名邑大舘大館市大舘7,165大舘町9,685
名邑本荘由利本荘市本庄7,080本荘町10,617
名邑湯沢湯沢市湯沢6,567湯沢町8,983
名邑大曲大仙市大曲5,131大曲町8,218
名邑角館仙北市角館3,839角館町5,886
名邑亀田(由利本荘市)亀田3,028亀田町4,450
拾玖世紀枠横手横手市横手8,111横手町14,329
(横手市)横手前郷2,375(横手町)
拾玖世紀枠花輪鹿角市花輪5,780花輪町7,749
続いて「準名邑」
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
六郷(美郷町)六郷第二表4,388六郷町7,580
浅舞(横手市)浅舞第二表4,166浅舞町6,841
新屋(秋田市)百三段新屋第二表4,022新屋町4,556
増田(横手市)増田第二表3,884増田町6,517
五城目五城目町五十目第二表3,874五城目町5,301
角間川(大仙市)角間川第二表3,371角間川町4,008
その他、(参考)として忘れてはならない所が多いのですが、後編にまわします。
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[102249] 2021年 8月 18日(水)13:42:03白桃 さん
大三沢町
[102101]白桃
他の自治体の一部と一緒になって「市」になったのが、多分、以下の三例しかないと思います。
市名変更年月日変更種別変更対象自治体名/変更内容
習志野市1954.08.01境界変更/改称/市制千葉郡 津田沼町, 千葉市の一部
西尾市1953.12.15境界変更/市制幡豆郡 西尾町, 平坂町の一部
尼崎市1916.04.01新設/市制川辺郡 尼ヶ崎町, 立花村の一部
[102145]白桃
今もって「自治体の一部」が絡む廃置分合・境界変更の扱い、というか、それがどう扱われてきたのか良く分かりません。
等、尼崎市の成立が特殊例なのか?と疑問を投げかけていましたが、そう言えば、市制ではありませんが、1948年(昭和23年)2月11日に、三沢村、六戸村の一部、下田村の一部、浦野舘村の一部でもって大三沢町が成立しています。
詳しくは調べてないのですが、このときの官報公示は
青森県上北郡三沢村を廃し同郡大三沢町を置く
となっているようです。また、当落書き帳では「新設/町制」となっていますが、私には「三沢村が3つの村と境界変更を行い、町制施行」と思えるのですが、どうなんでしょう。「三沢村が廃されて」なので、廃置分合(合体)になるのでしょうか。
コロナと雨に呪われた今夏の高校野球のようにすっきりしません。
[102244] 2021年 8月 15日(日)19:13:14白桃 さん
「白」の読み方・「条」と「條」
「しろもも」か「はくとう」かではありません。
「しろ」かしら、「しら」かしら、という話です。

白石・白鳥
苗字では「シライシ」「シラトリ」さんがいますが、白石区、白石市、白石町(佐賀県)は「シロイシ」で、岐阜県にあった白鳥町、香川県にあった白鳥町は「シロトリ」で自治体名では「シロ」が優勢です。

白子・白根
千葉県の白子町は「シラコ」ですが、三重県にあった白子町(現:鈴鹿市)は「シロコ」です。また、白根市(現:新潟市)は「シロネ」ですが、山梨県にあった白根町(現:南アルプス市)は「シラネ」でやぎろしい。
※「やぎろしい 」は讃岐や播磨の方言で、「むさ苦しい」という意味なのでしょうが、白桃は「グチャグチャしてて、面倒だ」という感覚で使用していました。

自治体の表記でいつも悩むのが、「条」と「條」です。 「三条市」を「三條市」で答えたり、「五條市」を「五条市」で答えたりすると、十番勝負では誤答になりますから、氣をつけましょう。

とにかく、日本語はムズイというかウザイというか・・・
[102241] 2021年 8月 13日(金)13:11:43白桃 さん
「高校野球拳庁」所在地(甲子園出場回数と人口)
「夏の甲子園」が開幕しましたが、雨のため開会式は一日遅れて、今日も2日連続で順延しています。

市町村域にある高校(注1)の春の選抜・夏の全国選手権大会に出場した回数を調べ、その「のべ回数」によって都道府県ごとに順位をつけてみました。
順位の付け方:
のべ出場回数が同じ→出場高校数が多いほうを優先
出場高校数が同じ→春(選抜大会)の出場回数が多いほうを優先
春の出場回数が同じ→出場が新しいほうを優先
注1:甲子園に出場したときは他所にあった高校の場合でも、現在の所在地でカウント。また、閉校となり後身となる高校もない場合は閉校時の所在地でカウント。
多賀城※・・・仙台育英硬式野球部は多賀城キャンパスにあるので、仙台市ではなく多賀城市でカウント
注2:人口は2020年国勢調査速報値の千人の位を四捨五入
★は「町」
金メダル(回数)(万人)-----銀メダル(回数)(万人)---銅メダル(回数)(万人)
札幌86198旭川3233函館2325
八戸3422青森2328弘前1717
盛岡3629花巻179一関1411
仙台54110多賀城※426気仙沼36
秋田8131能代75由利本荘57
山形4625酒田1310鶴岡1212
伊達226福島1428郡山1333
土浦3414水戸2227取手1610
宇都宮5952佐野1112足利1014
桐生4811前橋3533高崎3337
さいたま40132加須1211熊谷919
銚子226千葉2098木更津2014
特別区129974国分寺5013町田4743
横浜109378相模原2373川崎16154
新潟3679長岡2027新発田79
高岡2917富山2841射水79
金沢8046小松711輪島42
福井5626敦賀396小浜103
甲府5319甲斐78市川三郷★51
松本6124長野2437上田1715
岐阜7740瑞浪124大垣1216
静岡8169浜松2779島田1210
名古屋188233岡崎738大府79
松阪3116四日市2231伊勢1512
大津3235彦根2611近江八幡158
京都162146宇治918長岡京88
大阪81275富田林3811熊取★324
神戸103153西宮6649姫路2653
天理536五條343大和郡山128
和歌山12736海南215有田173
鳥取3919米子3315倉吉135
松江3020浜田175出雲1517
岡山7473倉敷3947玉野56
広島1171201521三原109
下関3826宇部2516岩国1813
徳島4425鳴門375三好172
高松6542丸亀1911善通寺183
松山6251今治3115西条1410
高知8233須崎412四万十23
北九州8294福岡39161柳川166
佐賀5023唐津1012鳥栖57
長崎4441諫早2113佐世保1324
熊本9174八代1112山鹿75
大分3448別府1912津久見182
宮崎2440延岡2012日南185
鹿児島9459いちき串木野103日置15
那覇4132糸満146豊見城76
上表の通り、八戸、伊達、土浦、桐生、銚子、高岡、松本、松阪、天理、下関、北九州の11市は「県庁所在市」を押さえ、「野球拳庁所在市」となっています。また、三重県の津市、奈良県の奈良市、山口県の山口市は県庁所在地でありながらメダルを逸しています。(津市:5位、奈良市:6位、山口市:7位、オマケで東広島市と東かがわ市は7位です。)

「人口」(p)に比べて「出場回数」(n)が多いところ:
上表で「出場回数」10回以上でn≧3pとなっているのは、
多賀城(仙台育英)、伊達(聖光学園ほか)、桐生(桐生ほか)、銚子(銚子商ほか)、国分寺(早実)、敦賀(敦賀・敦賀気比)、小浜(若狭)、瑞浪(中京)、富田林(PL学園ほか)、熊取(大体大浪商)、天理(天理)、五條(智辯学園)、和歌山(智辯和歌山ほか)、海南(海南)、有田(箕島)、浜田(浜田ほか)、鳴門(鳴門ほか)、三好(池田)、善通寺(♪尽誠はワン・ツゥ・パンチ)、須崎(明徳)、津久見(津久見)、日南(日南学園ほか)、いちき串木野(神村学園)ですが、
メダル獲得市町以外でも
(回数)(万人)---回数内訳
山口県柳井市153柳井(11),柳井商工(3),柳井学園(1)
島根県江津市142石見智翠館(12),江津工(2)
福島県石川町121学法石川(12)
和歌山県新宮市103新宮(10)
宮崎県高鍋町102高鍋(10)
岩手県二戸市103福岡(10)
となっています。”かつて”を含め「常連校」が目につきます。
[102236] 2021年 8月 9日(月)03:02:09白桃 さん
名邑三世代.その67(青森県・後編)
青森県は一編で終わらせるつもりでしたが、このシリーズ、一年半近く惰性的に続けているうちに、(参考)として取り上げたいところが段々多くなって、原稿が長くなってきました。ですから逆に、初めのほうで書いたワ行やヤ行の県に対しては、一編で終わらせたことを申し訳なく思っています。
さて、地図や地理に疎い人でも、県の形を見れば県名が口に出てくる青森県の続きです。
【大・昭の名邑】=【秀邑】
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
二種三級三本木十和田市三本木町7,861三本木町20,352
二種三級五戸五戸町五戸町6,497五戸町11,157
二種三級大畑(むつ市)大畑村6,570大畑町12,448
二種三級大鰐 大鰐町大鰐村5,875大鰐町11,315
二種三級大湊(むつ市)大湊村5,735大湊町14,424
三本木はもちろん、五戸、大畑、大鰐、大湊。ま、順当なところでしょう。
余談ですが、大鰐は白桃にとって青森県唯一の宿泊経験地です。

準秀邑名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
大三沢三沢市三沢村7,015大三沢町24,790
大三沢(三沢)は町制施行が遅いばかりに、白桃ルールによって「秀邑」を逸しました。

参考名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
川内(むつ市)川内町10,236川内町9,391
小湊平内町中平内村5,370小湊町9,790
東通東通村東通村7,387東通村10,761
天間林(七戸町)天間林村6,644天間林村13,829
十和田(十和田市)法奥沢村6,141十和田村10,034
浦野舘(東北町)浦野舘村5,993浦野舘村10,464
甲地 東北町甲地村5,840甲地村11,564
六ヶ所六ヶ所村六ヶ所村5,802六ヶ所村10,702
川内は、大正初期には銅山によって栄え、1920年国勢調査では田名部や大湊の人口を上回っていました。
注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

~よりみち:♪「みちのく風雪みちくさ旅」~
その昔、白桃は超有名な歌手が事実上の代表を務める音楽事務所に出入りをして(別に歌手になりたいわけでは無かった)いました。その歌手、~仮にキタサン(喜多さん?)としときましょう~は、数多くのGIレースを勝った馬を持っていましたが、なぜだか、私はいつもその馬の馬券を買っていません。それで、文句を言いたいわけではありませんが、キタサンが紅白歌合戦のトリで歌った曲の歌詞に文句をつけたいのです。2番の終わりが「小樽、函館、苫小牧」で、3番の終わりが「留萌、滝川、稚内」となっており、これも気になるところがあるのですが、問題は1番の終わり。「津軽、八戸、大湊」。これは千本桜さんも仰っているのですが、ここの「津軽」はつがる市のことではなく、「津軽地方」の意で広域名称です。そして八戸という都市名がきて、シメが旧町名の大湊。みもじ、よもじ、ごもじ、にしたいのはわかりますが、ものずごくアンバランス。私は、こう提案します。現在のむつ市で小回りにするなら、「田名部・川内・大湊」。もっと広くして、下北半島周遊コースにすれば、「大間・大畑・大湊」→これがイイなおすけ。

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
寄り道したので早く帰りましょう。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
一種二級三沢(9)三沢市三沢市36,570三沢市42,495
二種三級平賀(4)平川市平賀町25,574平賀町22,861
二種三級浪岡(2)(青森市)浪岡町24,233浪岡町20,873

準卓邑名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
木造つがる市木造町29,105木造町19,988
木造は、本来なら(参考)程度にとどめておくべきなのですが、あまりにも可哀想なので「準卓邑」にしました。

参考名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
板柳(3)板柳町板柳町21,860板柳町16,840
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[102235] 2021年 8月 8日(日)23:35:03白桃 さん
名邑三世代.その66(青森県・前編)
♪「津軽海峡冬景色」のせいか、白桃の青森県に対するイメージは暗くサビシイと言う感じがどこかにあるのですが、都市に関しては、人口下降一直線とはいえ、まだまだ捨てがたいものがあります。
【明治の名邑】
「市街」は「生まれながらの市」弘前、明治期に市制施行の青森に加え、八戸が入っています。県庁となった青森の人口は1908年には弘前を約1万人上回っています。「名邑」は、黒石を筆頭に七戸、鯵ヶ沢、野辺地、三戸、五所川原、田名部と続くのですが、着目したいのは1886年時の名称です。これは、1988年(明治21年)に作成された「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」をそのまま。転載しているのですが、黒石・鯵ヶ沢・三戸がそのままになっているのに対し、七戸・野辺地・五所川原・田名部は「村」が付いているのです。これは単なる偶然や気まぐれ?ではないと思っています。というのは、翌年1989年に施行された町村制において、青森と八戸に加え、黒石・鯵ヶ沢・三戸が「町」となり、七戸・野辺地・五所川原・田名部は「村」のままであったのです。白桃は、鯵ヶ沢と野辺地を同格にしておりますが、当時は格差があったのでしょうか。気になっているからというわけではないのですが、名邑代表はへのへの野辺地にしております。('◇')ゞ
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)---1908年(人口)
市街弘前弘前市弘前28,170弘前市37,487
市街青森青森市青森14,920青森市47,206
市街八戸八戸市八戸10,520八戸町16,109
名邑黒石黒石市黒石6,197黒石町7,423
名邑七戸七戸町七戸村4,997七戸町7,029
名邑鯵ヶ沢鯵ヶ沢町鯵ヶ沢4,806鯵ヶ沢町5,038
名邑野辺地野辺地町 野辺地村4,506野辺地町8,486
名邑三戸三戸町三戸3,590三戸町4,934
名邑五所川原五所川原市五所川原村3,290五所川原町5,346
名邑田名部むつ市田名部村3,216田名部町6,987
続いて「準名邑」
名称現自治体-----1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
木造つがる市木造村第一表2,651木造町3,831
五戸五戸町五戸村第一表4,846五戸村6,328
川内(むつ市)川内村第一表3,236川内村5,067
藤崎藤崎町藤崎村第一表3,021藤崎村4,504
以下は(参考)です。
三本木村※は、1910年に三本木町となっています。
名称現自治体-----1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
三本木十和田市三本木村第一表2,101三本木村※6,567
(八戸市)濱通村湊第一表2,622湊村7,868
大畑(むつ市)大畑村第一表2,412大畑村4,328
深浦深浦町深浦村第一表2,377深浦村3,741
金木(五所川原市)金木村第一表2,359金木村4,939
油川(青森市)油川村第一表2,296油川村3,709
小中野(八戸市)小中野村第一表2,064小中野村3,741
板柳板柳町板屋ノ木村第一表2,042板柳村4,825
鶴田鶴田町鶴田村第一表1,996鶴田村5,007
十三(五所川原市)十三村第一表1,444十三村1,489
浪岡(青森市)浪岡村第一表1,139浪岡村2,506
尾上(平川市)尾上村第一表899尾上村3,165
大鰐大鰐町大鰐第二表722大鰐村4,015
柏木町(平川市)柏木町第二表716柏木町村3,977
甲地東北町甲地村第三表3,774甲地村5,287
大湊(むつ市)大湊村第三表1,393大湊村5,240
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[102232] 2021年 8月 7日(土)07:23:29白桃 さん
東京都特別区部&市部の人口推移
[102230]ぺとぺと さん
昭和50年から55年にかけての東京都の人口減少要因としては、上記に加えて所謂ドーナツ化現象による影響が大きいのではないかと推測されます。この間、特別区は減少しているのに対し、特別区以外の市部は逆に増加しています。周辺の神奈川、千葉、埼玉も増加です。
仰る通り東京都の人口減少の要因には、都心から近郊への人口流出によって起きる「ドーナツ化」(「ドーナッツ化」とは言わないですね(笑))が挙げられますね。もちろん、特別区部から都下の市町村だけに人口が流れても東京都全体の人口は減少しないので、本来は周辺県への人口流出を考察しないといけないのですが、東京都の市部の動向をみてお茶を濁すことにしました。('◇')ゞ
ドーナツ化を表現するには地図を描かないといけないのですが、不幸にも私にはそういう技術を持ち合わせてないので、大変苦労して作ったのが下の表です。
表の説明:
1955年国勢調査以降、5年間毎の人口推移をみたもので、○は5年前から増加していることを表しています。●は減少です。◎は国勢調査間(13回)の中で最も人口増加率が高かったことを示しています。
表の並びですが、多摩市以降は1975年~1980年の人口増加率順になっています。
例として特別区部をみますと、人口が一番多かったのは2020年。人口増加率が最高だったのは1955年~1960年。最低は1975年~1980年で、その増加率は-3.41%。参考として、2015年~2020年の増加率は5.09%となっています。
(注)人口増加率に用いた人口について
2010年までは、2010年の境域に組み替えた人口(YTさんに作成していただいたもの)。2015年はナマの国勢調査人口。2020年は「速報値」人口です。
人口最高年増加率最低年6065707580増加率8590950005101520増加率
特別区部20201980-3.415.09
多摩1995200045.490.37
羽村2010202027.15-2.67
八王子2010201520.030.36
町田2015202015.71-0.19
青梅2005202014.90-2.76
日野2020199514.662.14
武蔵村山2015200012.50-0.51
東大和2015202012.13-1.42
あきる野2015202010.25-1.96
稲城202020159.636.32
市部202020158.031.98
昭島202020006.532.25
東村山201020155.961.32
東久留米201519955.69-1.20
府中202020205.331.02
福生199520204.64-3.34
立川202020153.296.12
国分寺202020153.235.39
調布202019952.635.96
清瀬202019952.211.86
狛江202020101.135.68
小金井20201980-0.254.00
三鷹20201990-0.264.61
西東京20201980-0.473.69
国立20202015-0.544.77
小平20201980-1.014.72
武蔵野20201995-1.863.71
見にくくて恐縮ですが、特別区部の人口減少は前回1964年の東京オリンピック、♪あの日ローマで眺めた月が今日は都の夜を照らす~…終了後から見られますので、東京のド-ナツ化はこの頃から始まったと言って差し支えないでしょう。減少率がピークを迎えたのは奇しくも1975年~1980年です。注目すべきは、この期に武蔵野など特別区に近い6市が減少を記録していることです。そして、この期に増加率上位にきているのは、多摩、羽村、八王子など特別区部から遠い所ばかりです。因みに、1969年に「新宿の女」でデビューした宇多田ヒカルのお母さんは、1979年に引退し、八王子でも、船橋でも、川崎でもなく米国に移りましたから、ドーナッツは作りませんでした。
特別区部の人口減少が一転、増加しだすのは20世紀終末で、逆ドーナツ(逆チキータではない)化現象となるわけです。これは言うまでもなく地価の変動が大きく作用しており、不便な割には地価が高くなった郊外都市を離れ、都心への回帰が始まったからでしょう。そういえば、徳島から出てきて「どうしても23区内に住みたい!」と言いながら田無あたりをウロウロしていたあの方、どうしたのだろう???
「速報値」によりますと、羽村、青梅、武蔵村山、東大和、あきる野、東久留米、福生、そしてあの町田までもが減少を示し、稲城、調布、狛江などの特別区に近いところが堅実に増加し、特別区部までも5%を超える増加率となっています。個人的には、首都圏における「核都市」の一つである立川の人口増加率が6%を超え、また、武蔵野が15万人を突破したことに注目しています。
[102228] 2021年 8月 4日(水)18:21:17白桃 さん
Re:人口変遷/大正から令和
[102227]グリグリさん
昭和45年から昭和55年の10年間はすべての都道府県で人口が増加していることです。第二次ベビーブームの時期によるものと思いますが、大正9年から昭和5年を除けば、全都道府県で増加はこの10年間だけです。
当研究所は都道府県の人口推移にはあまり関心を示さないのですが、少し気になったので書き込みます。上記は決して間違ってはいないのですが、少し乱暴でテストの解答で言うなれば、模範解答とは言えないですね。
そもそも、都道府県の人口推移を10年単位でみたことが乱暴さに繋がったので、グリグリさんの「自責点」ではありませんが、まず、確認しないといけないことは第二次ベビーブームは1970年代前半ということです。
昭和45年(1970年)~昭和50年(1975年)にはベビーブームにもかかわらず、秋田、山形、島根、佐賀、鹿児島の5県で人口を減少させています。やはり、まだ高度経済成長期の「向都離村」の余韻があったのだと考えられます。
ところが、昭和50年(1975年)~昭和55年(1980年)の5年間では46道府県全てにおいて人口を増加させているのですね。逆に減少させたのは東京都だけ。つまり、明らかな「Uターン現象」がみられたのです。これによって、「昭和45年から昭和55年の10年間はすべての都道府県で人口が増加」という結果となったのです。早く言えば、東京が貰い過ぎたお金をほんの少しだけ46道府県に返した、と言えるのではないでしょうか。
「Uターン」はなぜ起きたか、これを説くのは難しいのですが、田中角栄「日本列島改造論」が少なからず影響を与えているものと考えられます。
なお、私は「ジ」が頭に付く、政党、球団、旅行会社は好みではありませんが、田中角栄の「日本列島改造論」については、もう少し評価を与えても良いのでは、と言う気がしています。もっとも、反体制?の教授から勧められた列島改造に深く関係する某特殊法人に入らなくて良かったと、つくづく思っています。
あまり、参考にもならないと思いますが、こういう論文が地理学評論に掲載されています。
[102213] 2021年 7月 30日(金)02:44:11白桃 さん
名邑三世代.その65(愛知県・後編)
中途半端に、愛知県の「準秀邑」から始めます。
「準秀邑」
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
東浦東浦町東浦村8,848東浦町16,173
富田(名古屋市)富田村8,084富田町11,201
尾張旭市旭村7,122旭町12,040
今伊勢(一宮市)今伊勢村5,968今伊勢町11,295
以下は参考です。
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
萩原(一宮市)萩原町6,618萩原町9,625
豊浜南知多町豊浜町6,295豊浜町9,129
河和美浜町河和町5,079河和町9,347
吉田(西尾市)吉田村7,157吉田町9,398
明治安城市ほか明治村10,951明治村15,325
高岡(豊田市)高岡村9,398高岡村16,555
横須賀(西尾市)横須賀村9,089横須賀村11,500
六ツ美(岡崎市)六ツ美村8,845六ツ美村11,092
依佐美刈谷市ほか依佐美村8,482依佐美村12,452
扶桑扶桑町扶桑村8,347扶桑村10,549
阿久比阿久比町阿久比村7,776阿久比村12,061
幸田幸田町幸田村7,740幸田村13,319
日進日進市日進村7,518日進村10,880
上郷(豊田市)上郷村7,059上郷村10,950
富士松(刈谷市)富士松村6,859富士松村10,956
豊明豊明市豊明村6,403豊明村11,646
猿投(豊田市)猿投村5,940猿投村10,784
天白(名古屋市)天白村5,249天白村12,699
注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(昭・平の名邑)
愛知県の「卓邑」は、この期に市となった尾張旭、豊明、日進に加え、「疑惑の5万人」東浦、現在人口増加進行形の幸田、金魚の弥富、上野介も仁吉もゆかりの吉良、名前は美しいが昔の名前は何だっけ?の美浜、ちょっと前の朝ドラの名前と間違いそうな阿久比、愛妻の新妻?佐屋(古妻は佐織)、昔は桑畑もあり養蚕が行われていたらしい扶桑。さらにDIDで卓邑入りしたところでは、お城と会議が有名な清洲、三冠因子町の師勝を差し置いて北名古屋市の代表市庁舎を置く西春、代表市庁舎が西春にあっても死活問題でもなさそうな師勝、 瑞祥町名の大治、何といってもイチローの豊山、蜂須賀小六に「♪まちぶせ」されてた石川ひとみの出身・美和、七宝焼きの七宝、そして、田舎だから?と大学が撤退した三好の合計19です。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
一種二級尾張旭(7)尾張旭市旭町18,577尾張旭市75,066
一種二級豊明(7)豊明市豊明町15,366豊明市66,495
一種二級日進(2)日進市日進町11,187日進市70,188
二種二級東浦(7)東浦町東浦町20,425東浦町45,168
二種二級幸田(2)幸田町幸田町 16,467幸田町 33,408
二種二級弥富(7)弥富市弥富町 15,784弥富町 36,575
二種三級吉良(0)(西尾市)吉良町 19,386吉良町 21,656
二種三級美浜(4)美浜町美浜町19,327美浜町26,083
二種三級阿久比(0)阿久比町阿久比町12,918阿久比町24,028
二種三級佐屋(2)愛西市佐屋町 12,026佐屋町 29,802
二種三級扶桑(6)扶桑町扶桑町 11,344扶桑町 31,728
四種清洲(7)清須市清洲町10,153清洲町19,122
四種西春(7)(北名古屋市)西春村8,765西春町33,391
四種師勝(7)北名古屋市師勝村7,839師勝町 42,337
四種大治(7)大治町大治村6,455大治町 27,073
四種豊山(7)豊山町豊山村4,612豊山町13,001
四種美和(6)(あま市)美和町7,374美和町23,969
四種七宝(6)(あま市)七宝村 6,433七宝町22,436
四種三好(5)みよし市三好町9,161三好町47,684
続いて、「準卓邑」
準卓邑名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
長久手(4)長久手市長久手村6,639長久手町43,306
東郷(4)東郷町東郷村6,200東郷町 36,878
大口(3)大口町大口村10,163大口町20,633
オマケの参考
参考名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
鳳来(0)(新城市)鳳来町21,420鳳来町14,355
南知多(0)南知多町豊浜町8,958南知多町23,250
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「卓邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
注3:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[102205] 2021年 7月 27日(火)22:41:52【1】白桃 さん
名邑三世代.その64(愛知県・中編)
少し間があきましたが、愛知県の【秀邑】から再開します。
【秀邑】(【大・昭の名邑】)
愛知県の「秀邑」の数は37と北海道に次いで多く、その中身も充実しており、少なくとも層の厚さでは福岡県をも凌いでいるのでは。
この期に市となった豊川、刈谷、碧南、春日井のうち豊川と碧南は市制施行時に三町が関与した「多核」市であり、特に碧南については、「本源因子町」の大浜が「明治の名邑(19世紀枠)」になっているので、秀邑名も「碧南市」としたほうが良いかもしれない。春日井の人口増は合併が大きく関わっているが、刈谷は純粋な人口増であります。
秀邑の二種について現行の市ごとにまとめると分かりやすい?。
安城(安城市)、古知野・布袋(江南市)、蒲郡・三谷・形原(蒲郡市)、稲沢・祖父江(稲沢市)、起・木曽川(一宮市)、一色・平坂・幡豆(西尾市)、田原・福江(田原市)、小牧(小牧市)、矢作・岩津(岡崎市)、高浜(高浜市)、二川(豊橋市)、守山(名古屋市)、大府(大府市)、岩倉(岩倉市)、横須賀・上野(東海市)、新川(清須市)、佐織(愛西市)、八幡(知多市)、甚目寺(あま市)、御津・小坂井(豊川市)、高蔵寺(春日井市)。現在では市に成っているか、市に含まれているところが多い中で、唯一、町を継続しているのが、騎手ではない武豊です。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
一種二級豊川豊川市豊川町8,981豊川市55,178
一種三級刈谷刈谷市刈谷町8,648刈谷市30,868
一種三級碧南碧南市新川町8,177碧南市42,724
一種三級春日井春日井市勝川町7,954春日井市48,167
二種二級安城安城市安城町18,520安城町35,188
二種二級古知野江南市古知野町13,326古知野町21,137
二種二級蒲郡蒲郡市蒲郡町11,715蒲郡町26,080
二種二級稲沢稲沢市稲沢町11,706稲沢町22,857
二種二級(一宮市)起町10,766起町25,517
二種二級一色(西尾市)一色村14,994一色町22,164
二種三級田原田原市田原町12,467田原町17,836
二種三級祖父江(稲沢市)祖父江町12,019祖父江町15,701
二種三級小牧小牧市小牧町11,864小牧町18,392
二種三級福江(田原市)福江町11,108福江町15,802
二種三級矢作(岡崎市)矢作町11,055矢作町15,970
二種三級高浜高浜市高浜町10,831高浜町19,120
二種三級二川(豊橋市)二川町10,830二川町14,860
二種三級木曽川(一宮市)木曽川町9,688木曽川町16,852
二種三級守山(名古屋市)守山町9,060守山町33,951
二種三級大府大府市大府町8,774大府町20,427
二種三級岩倉岩倉市岩倉町8,534岩倉町13,029
二種三級横須賀(東海市)横須賀町8,420横須賀町14,614
二種三級布袋(江南市)布袋町7,801布袋町10,397
二種三級新川(清須市)新川町5,871新川町14,235
二種三級三谷(蒲郡市)三谷町5,240三谷町12,615
二種三級武豊武豊町武豊町5,101武豊町11,479
二種三級佐織(愛西市)佐織村9,229佐織町11,626
二種三級八幡知多市八幡村8,931八幡町14,802
二種三級平坂(西尾市)平坂村8,607平坂町14,108
二種三級岩津(岡崎市)岩津村8,118岩津町13,280
二種三級幡豆(西尾市)幡豆村7,881幡豆町12,331
二種三級甚目寺あま市甚目寺村7,357甚目寺町10,402
二種三級上野東海市上野村7,311上野町15,274
二種三級御津(豊川市)御津村6,968御津町10,750
二種三級形原(蒲郡市)形原村6,040形原町10,807
二種三級高蔵寺(春日井市)高蔵寺村5,896高蔵寺町10,929
二種三級小坂井(豊川市)小坂井村5,574小坂井町11,261
注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

祝:ソフトボール優勝!!!
[102194] 2021年 7月 24日(土)01:17:25白桃 さん
「生まれながらの町」が複数存在する市の因子町状況(静岡~大分)
昨日、うやむやのうちにオリンピックが開幕しましたが、「私の夏」はハッキリと終わりました。

[102184][102191]3台口バスツアー3号車です。
※因子町のあとの印について
☆・・・本源・前身・最古の「三冠」因子町
◎・・・本源・最古の因子町
@・・・本源・前身の因子町
○・・・本源因子町
◇・・・前身因子町
●・・・最古因子町(傍系因子町)
△・・・直系因子町
無印・・傍系因子町
なお、現住人口は「1889年内務省告示現住人口」です。

市名---因子町現住人口---因子町現住人口---因子町現住人口
浜松浜松☆13,630気賀5,804二俣3,509
舞阪2,047金指1,034
静岡蒲原6,405由比6,364清水△5,798
江尻5,144興津4,914入江△3,133
沼津沼津☆10,2304,249
磐田見付◎6,657中泉◇3,376
藤枝藤枝☆7,957岡部4,674
島田島田☆9,422金谷6,186
湖西新居●5,871白須賀○3,889
牧之原相良☆8,287川崎△7,774
名古屋熱田18,310鳴海6,415枇杷島2,402
清水1,334
半田亀崎◎6,051半田◇5,247
清須西枇杷島◎4,813清洲◇2,105
久居△3,3863,199
鈴鹿白子☆5,161神戸△3,552
伊勢宇治山田☆27,122神社2,604大湊2,302
亀山亀山☆6,7094,301
京都伏見17,197柳原5,0232,456
大阪東平野12,281平野郷7,647玉造7,318
西浜6304安立2,403天保612
岸和田岸和田☆4,701岸和田浜△4,109
神戸御影3,608湯山1,909
姫路網干7,451飾磨△5,250
豊岡豊岡☆6,247出石5,331
洲本洲本☆8,319由良7,305
淡路岩屋◎5,551志筑◇4,758
橿原今井◎3,326八木△3,197
米子米子☆13,373淀江3,421
出雲平田◎6,112今市◇5,413杵築4,521
安来広瀬●4,635安来@4,576
津山津山☆11,627津山東3,667
福山福山☆15,1089,308
尾道尾道☆18,134瀬戸田2,671
廿日市厳島●2,976廿日市@2845
竹原竹原☆7,378忠海△6,747
松山三津浜7,211道後湯之1,419
宇和島宇和島☆11,742吉田3,992
大洲大洲☆3,466長浜2,994
福岡箱崎3,824西新3,013
久留米田主丸3,288御井2,465
大牟田大牟田☆9,612三池6,223
八女福島☆4,657黒木2,229
みやま上瀬高☆2,953下瀬高△2,552
豊前八屋☆4,196宇島3,489
島原湊☆6,979島原△5,098
熊本川尻4,820隈庄4,126小島3,878
高橋2,188植木1,639
八代八代☆9,9684,637
玉名高瀬☆3,877大浜△1,767
宇城小川◎3,610松橋◇2,427
山鹿山鹿☆6,736来民3,454
大分大分☆10,804佐賀関7,323西大分△5,333
鶴崎△4,836
日田隈☆5,029豆田△4,335
若干の補足:
浜松市の金指…井伊谷村に編入され引佐町に。「町」が「村」に編入されるという唯一の例
静岡市の江尻…東海道江尻宿。江尻町より辻が分立し辻村→辻町。
静岡市の入江…江尻町と辻町を編入
静岡市の清水…入江町ほかと合体し清水市に。後、興津町を編入。清水、入江、江尻、興津は旧清水市系の因子町。
湖西市…………◇(前身因子町)は鷲津
橿原市…………◇は畝傍ですが、橿原市の中心は鳥居前町・畝傍でも寺内町・今井でもなく八木でしょう。カルメン・マキも♪山羊にひかれて、って歌ってる。
大牟田市の大牟田…「生まれながらの町」でありながら、白桃選【明治の名邑】には入っていない。
大分市の大分・西大分…1907.04.01に合体し大分町に。
[102191] 2021年 7月 20日(火)02:24:15白桃 さん
「生まれながらの町」が複数存在する市の因子町状況(千葉~岐阜)
[102184]の続きです。
※因子町のあとの印について
☆・・・本源・前身・最古の「三冠」因子町
◎・・・本源・最古の因子町
@・・・本源・前身の因子町
○・・・本源因子町
◇・・・前身因子町
●・・・最古因子町(傍系因子町)
△・・・直系因子町
無印・・傍系因子町
なお、人口は「1889年内務省告示現住人口」となっています。

市名---因子町現住人口---因子町現住人口---因子町現住人口
千葉千葉☆21,599土気本郷2,811
松戸松戸☆5,158小金2,651
市川行徳●7,639市川@3,697八幡△2,449
佐倉佐倉☆7,443臼井△3,688
野田野田☆6,207関宿4,399
我孫子我孫子☆3,714布佐△2,998
成田成田☆5,459滑河2,149
茂原茂原☆6,146帆丘3,532
香取佐原☆11,495小見川5,315
銚子本銚子☆15,587銚子△7,730
飯岡●7,129旭@4,121
館山北条☆4,989館山△4,040
富津佐貫◎4,186湊△3,230
鴨川天津●6,991鴨川@6,632
横浜神奈川15,882保土ヶ谷4,668戸塚3,371
横須賀横須賀☆17,171浦賀13,546
藤沢藤沢大坂☆5,345藤沢大富△1,759
伊勢原伊勢原☆2,881大山△1,941
新潟沼垂8,774新津6,451白根5,593
亀田5,249小須戸3,489
長岡長岡☆9,829長岡本△6,861与板6,179
寺泊5,406橡尾4,322草生津△3,090
千手△2,762新△2,136
上越高田☆20,122直江津△9,530名立1,981
柏崎柏崎☆8,595石地2,512宮川1,693
椎谷1,076
燕☆4,198地蔵堂3,466
村上村上☆8,032岩船△3,165村上本△2,610
瀬波△1,695
佐渡相川●13,213小木4,236川原田2,210
五十里2,095湊@1,968夷△1,814
1,255
五泉村松●6,845五泉@5,648
糸魚川糸魚川☆5,706能生3,720
見附見附☆6,5093,387
富山東岩瀬7,217八尾7,128東水橋5,148
四方5,020新庄3,661西水橋2,564
上瀧1,949
高岡伏木6,305戸出4,108中田2,640
福岡1,725
射水新湊☆17,068小杉4,057大門2,070
南砺井波◎5,631城端△4,781福光◇4,410
福野△2,909
黒部生地◎5,684三日市◇3,104
小矢部石動☆8,539津沢△2,623
金沢上金石7,188下金石2,299
白山松任☆5,630美川5,580鶴来3,786
小松小松☆12,683安宅△2,276
坂井三国◎10,432丸岡◇3,753
長野長野☆26,345松代7,471
千曲屋代☆3,552稲荷山△2,671
岐阜東加納3,283西加納1,205
恵那岩村●2,942明知1,339
海津今尾◎3,018高須△2,610
飛騨船津◎5,564古川◇5,261
若干の補足:
松戸市の小金…柏町などと合併して東葛市となるが、ひと月半後には旧町域の大半が「境界変更」によって松戸市に編入
市川市の行徳…行徳からだと市川中心部(市川・本八幡)へ出るよりは、浦安/新浦安に出る方がはやい
館山市の北条…JR館山駅の所在は北条である
富津市の佐貫…大貫町との合併で大佐和町となる。大佐和町の◇(前身因子町)は大貫である。なお、富津市の◇は富津町。ややこしや
佐渡市の新……1901年に真野村ほかとの合併によって、真野村となる。その後、約50年間は「村」であったという珍しい経歴
南砺市の福光…五万人に満たない小都市でありながら、「生まれながらの町」が四つ。贅沢というかタコ足というか。◎井波は門前町の雰囲気が色濃く残る木彫の町。△城端も門前町であるが、井波よりは軽く明るい。やはり南砺の中心は◇福光ですね。洗練された小都会は一見の価値あり。宿泊した△福野では、寿司を買って箸を貰わなかった大失敗。
海津市の高須…白桃選【明治の名邑】でありながら、今尾に本源・最古を譲る。因みに海津市の◇は城山町(後の南濃町)
飛騨市の船津…いわずと知れた後の神岡。・・・ほんの一瞬だけですが、何を血迷ったか東大の地理に進もうと「チャート式地理」という参考書を買って勉強していたのですが、その参考書の編者だか著者のひとりだか、である尾留川正平さんが船津生まれだと言うのを今日初めて知りました。なお、東大の地理、実は理学部にあるということを、高3の夏休みに初めて知り受験を諦めました。冗談は東大には通じても京大には通じませんので…あとは(略)。また、平易なことを重々しく書く特技を持つ米澤穂信氏も神岡にゆかりがあるようですね。
ついで:
[102190]ピーくん さん
三本松高校ベスト8進出おめでとうございます。
その日、ライブを見て勝敗は知っていても、翌朝の新聞を見てしまうって、高校野球ファンあるあるでしょうか?(笑)
甲子園のベスト8ですから、香川のベスト8になってもアンマリ…と言いたいところですが、今夏はクジ運が非常に良いようです。実力以上の結果です。それと、驚いたのはレギュラーのうち二人は大阪の子、5~6人が高松近辺の子らしい。大阪からやってきた生徒が卒業しても東かがわ市に残ってくれれば良いのですが、そうもいかないでしょうね…
[102188] 2021年 7月 18日(日)14:20:03【1】白桃 さん
Re:1898(明治31)年11月21日
[102187]MI さん
[99302]に記したとおり、1898(明治31)年11月21日正当です。
早速教えて頂き有難うございます。[99302]は見逃していたかもしれません。失礼いたしました。
なお、これによって[102178]白桃の記事を次の通り訂正させていただきます。
タイプS:本源因子町=前身因子町=最古因子町・・・609市
タイプA:本源因子町=最古因子町(≠前身因子町)・・・97市
結局、川之江が四国中央市の「三冠因子町」になったのですが、四国中央市の「本源因子市」は伊予三島市になります。
(川之江と三島(伊予三島)は「町」になった日も、「市」になった日も同じですが、町になった際の人口は川之江が多く、市になった際の人口は伊予三島が多い、ということです。)
[102186] 2021年 7月 18日(日)10:06:57白桃 さん
川之江が「町」になった日はいつなのか?
以前にこの話題が出ていたのであれば申し訳ないのですが、
川之江(愛媛県四国中央市)が「町」になった日について、変遷情報では1898年11月21日になっていますが、私の記録?では1898年12月21日になっています。念のため愛媛県の資料を見たのですが、やはり、1898年12月21日となっています。
地球上の人類の99.9999999999%にとって、一か月の開きはどうでも良いことだと思いますが、四国中央市、特に旧川之江市関係者と旧伊予三島市関係者、そして白桃にとっては、かなり重大なことなんです。というのは、三島(伊予三島)が町となったのは1898年11月21日でまず間違いないことから、川之江の町制施行年月日(この時期については、「町制施行」というのは不適切かも)次第で四国中央市の「本源因子町」「最古因子町」が変わってくるからです。余談ですが、川之江から三島に郡役所が移った際、川之江では大騒動が起こったとか。
上記に関して、確固たる情報をお持ちの方は是非、お教えいただきますようお願い申し上げます。
[102184] 2021年 7月 17日(土)04:12:59白桃 さん
「生まれながらの町」が複数存在する市の因子町状況(岩手~埼玉)
町村制(明治21年法律第1号)施行と同時に「町」を名乗ったところの数は、白桃の「明治の名邑」の数よりは多いけれど、当然ながら「因子町」数よりはグッと少ないのです。かと言って、「生まれながらの町」が立派だとか、尊敬に値する、とは言い切れません。なにせ、県によって数のバラツキが激しい。「なっとう県」は40もあるのに、「うどん県」は5つしかありません。「ほうとう県」や「イモじょうちゅう県」に至ってはゼロなんですから。
「生まれながらの町」の評価?はさておき、境域にこんな町が複数存在する市が139ありました。下は、岩手県から埼玉県までの該当市を列挙したものです。
※因子町のあとの印について
☆・・・本源・前身・最古の「三冠」因子町
◎・・・本源・最古の因子町
@・・・本源・前身の因子町
○・・・本源因子町
◇・・・前身因子町
●・・・最古因子町(傍系因子町)
△・・・直系因子町
無印・・傍系因子町
なお、人口は「1889年内務省告示現住人口」となっています。
市名因子町人口---因子町人口---因子町人口
奥州水沢☆7,570岩谷堂△5,867前沢5,152
花巻里川口☆4,619花巻2,507大迫1,918
宮古宮古☆5,152鰍ヶ崎△3,697
石巻石巻☆16,944渡波4,001
大崎古川☆7,862岩出山4,242
登米登米◎7,085佐沼◇3,708
栗原若柳◎6,463岩ケ崎△2,900
由利本荘本荘☆9,099矢島5,359亀田4,896
大館大館☆7,273十二所3,734
能代能代港☆11,427檜山2,764
湯沢湯沢☆7,186岩崎1,516
鹿角花輪☆5,992毛馬内△4,017
酒田酒田☆20,973松嶺2,792
いわき平☆7,414小名浜△4,421四倉2,589
福島福島☆16,965飯坂3,408
伊達梁川◎5,169保原◇4,376
つくば谷田部☆4,037筑波2,972北條2,831
日立豊浦2,487河原子2,057
ひたちなか湊◎11,241平磯5,828
土浦土浦☆10,610真鍋△2,578
取手取手☆3,192相馬2,223
筑西下館☆6,074関本3,517
石岡石岡☆10,498高浜2,850柿岡2,806
笠間笠間☆6,846宍戸3,988
北茨城大津◎3,572平潟△1,796
行方麻生☆3,172玉造△2,238
栃木栃木☆19,073藤岡3,120
佐野田沼●10,677佐野@7,142犬伏△5,496
葛生4,896堀米△2,446
日光足尾●11,869日光○6,606今市◇5,125
真岡真岡☆5,449久下田4,155
大田原大田原☆4,788佐久山2,860黒羽4,410
川西3,092
さくら喜連川◎5,587氏家◇4,491
高崎高崎☆23,993吉井4,891倉賀野3,531
2,704金古2,337
前橋前橋☆27,512総社2,957
太田尾島●6,201太田@3,693薮塚本3,399
木崎2,748
伊勢崎伊勢崎☆5,4252,365
渋川渋川☆3,676伊香保1,198
藤岡藤岡☆6,466鬼石2,466
安中安中☆7,132原市△4,046松井田3,050
坂本2,361板鼻△2,305
富岡富岡☆7,336一ノ宮3,485妙義2,148
さいたま岩槻●5,958浦和@5,843与野△4,166
大宮△2,996
川口川口☆3,745鳩ヶ谷2,481
越谷越ヶ谷☆3,284大沢△2,170
上尾上尾☆2,491原市△1,753
久喜菖蒲●4,342栗橋2,677久喜@2,332
加須加須☆3,263騎西2,203
本庄本庄☆6,732児玉3,534
日光市について
日光市の「本源因子市」は旧)日光市、「前身因子市」は旧)今市市ですが、いずれの旧市も「直系因子市」なので、ふたつの旧市の「直系因子町」は合体によって成立した日光市の「直系因子町」となるという決まりにしています。よって、日光市の「本源因子町」は日光町と今市町に絞られます。両町はともに「生まれながらの町」ですが、1889年の人口が多い日光町に軍配があがります。一方、「前身因子町」は前身因子市である今市市の前身、今市町に決まり、「最古因子町」は1889年の人口が最多の傍系、足尾になるという筋書きです。因みに、日光市と同様に、本源・前身・最古の三役(因子町)がそれぞれ違う市が可児、湖西、美祢ですが、三つの因子町すべてが「生まれながらの町」というのは日光市だけです。

オマケ:一昨日、フレッシュ・オールスターを観戦。最後の最後になって漸く「さんぼんまつ」の名前が三度アナウンスされました。
アナ「代打の三好は香川県出身です。」
白桃「エッ、そこまでで終わりなの???!!!」
解説者(佐伯さん)「サンボンマツ高校ですよね。」
解説者が尽誠学園(善通寺市)OBの佐伯さんで良かった。佐伯さんありがとう。
[102182] 2021年 7月 15日(木)00:37:13【1】白桃 さん
Re:ちょっとしたクイズ
[102181]なると金時 さん
Q 豊後高田(ぶんごたかだ)のように、濁音で始まって濁音で終わる市を答えよ
てのがあって面白かったのでご紹介します。
意外に少ないんですよね。
答えは[75448]
[102178] 2021年 7月 14日(水)07:58:21白桃 さん
本源因子町VS最古因子町(誇大妄想入り)
なにやら、♪無法松の一生(度胸千両入り)みたいなタイトルになりましたが、[102175]の続編です。

「本源因子町」を中心に置いて、現在ある792市を分類しますと、以下のようになります。
タイプO:本源因子町なし・・・53市
タイプS:本源因子町=前身因子町=最古因子町・・・608市
タイプA:本源因子町=最古因子町(≠前身因子町)・・・98市
タイプB:本源因子町=前身因子町(≠最古因子町)・・・29市
タイプW:本源因子町≠前身因子町、本源因子町≠最古因子町、前身因子町≠最古因子町・・・4市
因みに、本源因子町≠前身因子町、本源因子町≠最古因子町、前身因子町=最古因子町、というタイプは地球上には存在致しません。
今朝は、タイプBを見ていくわけですが、その前に
[102175]で書いた
注1(町制施行時における人口)・注2(市制施行時における人口)については、稿を改めて述べます。
について釈明的言及をいたします。
本源因子町や最古因子町を決める際、町制年月日が同じであれば(町制施行時の人口)を比べることになりますが、正確に表現すると、「町制年月日の前に行われた人口調査の結果で判断」しております。その人口調査とは、国勢調査に加えて以下の通りになっております。
「1889年内務省告示現住人口」「1898年日本帝国人口統計」「1903・1908・1913・1918年の日本帝国人口静態統計」
「1950年琉球列島軍政本部による人口調査」「1955・1960・1965・1970年の琉球政府が行った『国勢調査』」
ただし、「生まれながらの町」の「町制施行時の人口」については、「1889年内務省告示現住人口」によります。また、町制年月日と「町制年月日の前に行われた人口調査」日時の間に廃置分合が行われた場合は、町制施行時の境域に組み替えた人口を見ました。
なお、前身因子町を決定する際の(市制施行時における人口)も同様ですが、1950年1月1日に市制施行した日南市の場合、1947年国勢調査人口が油津町、飫肥町ともに11,558人ということで、日南市の前身因子町数だけは2となっています。

さて、前段が長くなりましたが、ここからタイプBの話になります。
タイプBを二つに分けます。
B1は本源因子町より町制施行が早い因子町が存在する、神栖市をはじめとする18市です。
妄想・・・
岩村「大井課長、この度転勤してコチラに配属されました岩村です。」
大井「あっ、これはこれは『ええな高校』の先輩、岩村さんではありませんか。そんな改まったような挨拶はよしてください。これから、よろしくお願いしますね。」
と、二人は表面的には穏やかに挨拶を交わしたが…
岩村の心の中では、(大井のヤツ、オレや明知を差し置いて課長に出世しやがって!アタマに来る。どうせ長島あたりとつるんでウマく上にとりいったに違いない。アイツの下だけには付きたくなかったのにナ)
一方、課長の大井は…(フン、一年先輩というだけで、イバリやがって。先祖がお殿様だか何だか知らないけど、何もできないし、面倒なヒトが配属されて困ったナ)
市名本源因子市本源因子町町制年月日---最古因子町町制年月日
神栖神栖神栖1970.01.01波崎1928.01.01
あきる野秋川秋多1955.04.01五日市1889.04.01
伊那伊那伊那1897.10.15高遠1889.04.01
那珂那珂菅谷1942.09.08瓜連1934.06.10
甲州塩山塩山1928.11.10勝沼1896.03.02
いちき串木野串木野串木野1935.04.01市来1930.04.01
指宿指宿指宿1933.05.01山川1930.01.01
小松島小松島小松島1908.11.01立江1908.07.20
玉野玉野日比1906.04.01八浜1901.02.06
山陽小野田小野田小野田1920.04.03厚狭1918.10.01
嘉麻山田熊田1924.09.01大隈1892.01.18
北杜北杜長坂1955.01.20小淵沢1954.03.31
相模原相模原上溝1926.01.01小原1889.04.01
日立日立日立1924.08.26豊浦1889.04.01
恵那恵那大井1890.12.27岩村1889.07.01
庄原庄原庄原1898.10.01東城1898.02.10
豊田挙母挙母1892.01.29足助1890.12.17
和庄1892.08.02御手洗1889.04.01

タイプB2は、本源因子町と町制年月日が同じで、町制施行時の人口が本源因子町より多かった町が存在する11市です。
妄想・・・
浦和「ヨォオ、岩槻じゃないか。久しぶりだね。元気にしてた?」
岩槻「浦和クンも元気そうだね。こんどまた、一緒のクラスになったね。」
と、一見、仲の良さそうな二人だが・・・
浦和の心の中は…(岩槻のヤツ、あんまり変わってないな。相変わらず、家ン中でお人形遊びやってんのかナ?まったく付き合いにくいヤツだ。)
一方、岩槻は…(小学校の時は自分の方が勉強も良く出来ていたのに、浦和クン、今は立派になって自分とは大違いだ。同じクラスになったけど、イジメられたりしないかな。大宮クンに相談しようかな・・・)
市名本源因子市本源因子町(人口)---最古因子町(人口)
五泉五泉五泉5,648村松6,845
安来安来安来4,576広瀬4,635
太田太田太田3,693尾島6,201
久喜久喜久喜2,332菖蒲4,342
廿日市廿日市廿日市2,845厳島2,976
4,121飯岡7,129
市川市川市川3,697行徳7,639
鴨川鴨川鴨川6,632天津6,991
佐野佐野佐野7,142田沼10,677
佐渡両津1,968相川13,213
さいたま浦和浦和5,843岩槻5,958
注:上記の町はすべて「生まれながらの町」であり、(人口)は「1889年内務省告示現住人口」

おことわり:「妄想」はもちろん冗談ですが、恵那市とさいたま市の関係者を不愉快な気持ちにさせたならお詫びいたします。
[102175] 2021年 7月 13日(火)09:03:48【1】白桃 さん
「本源因子町」「前身因子町」「最古因子町」
[102160]白桃
白桃はこれまで勝手に「造語」を作ってきました。その中でも、ややこしいのが、市の「本源因子町」「最古因子町」「初代前身町」です。詳しい?説明は[99882]にありますが、この3つが異なる市が四つあります。その一つは
因みに「初代前身町」・「本源因子町」・「最古因子町」三つが異なるのが、湖西市です。
初代前身町=鷲津、本源因子町=白須賀、最古因子町=新居
ですが、あとの三つを探してみねぇかにっこう?
※なお、本日をもちまして、「初代前身町」を「前身因子町」に名称変更します。
答えが出ているのも同然ですが、残りの三市は美祢市、可児市、日光市です。

これに関連して、改めて以下を説明させていただきます。
・・・・・・
「因子町」とは(※「因子市」も「因子町」に準拠)
現行の市を構成する旧町で、
(1)町村制施行と同時に誕生した町(の名称)
……(例)長野県岩村田町
(2)一つの村が単独で、あるいは複数の村の合併により町制施行となった町(の名称)
……(例)香川県三本松町(三本松村が単独町制施行)・香川県大内(おおうち)町(丹生村と誉水村が合併)
(注:三本松町と大内(おおうち)町が合併して成立した大内(おおち)町は因子町ではない。)
(3)村が町を編入合併して成立した町(の名称)
……(例)静岡県引佐町

「直系」と「傍系」
○「市と市」あるいは「町と町」が新設合併した場合は、いずれの旧市(旧町)も直系
……倉敷市の場合:旧)倉敷市、児島市、玉島市は直系
……東かがわ市の場合:旧)大内(おおち)町、白鳥町、引田町は直系(直系の因子町は、三本松町、大内(おおうち)町、白鳥本町、引田町の四つ)
○編入合併の場合は、編入した旧市(旧町)が「直系」で、編入された旧市(旧町)は「傍系」となる。
……岡山市の場合:岡山市は直系で、旧)西大寺市は傍系
……神栖市の場合:旧)神栖町は直系で、旧)波崎町は傍系
○「市」と「町」の合併においては、「新設」「編入」の如何を問わず、旧市が「直系」で、旧町が「傍系」となる。
……北杜市の場合:北杜市は直系で、旧)小淵沢町は傍系
……嘉麻市の場合:旧)山田市は直系で、旧)稲築町は傍系

「本源因子町」とは
◎直系の「因子町」のうち、最も早く「町」となったところ。町制施行が同年月日の場合は、町制施行時における人口(注1)が最も多い因子町。(ただし、「本源因子市」が所謂「生まれながらの市」である場合や、「村」から「町」を飛び越して単独市制施行となった場合は「本源因子町」はない。)
……真庭市の場合:直系の因子町である勝山、久世、落合、呰部、湯原の5町のうち、町制施行が早いのは1896年2月26日の勝山と久世であるが、町制施行時における人口(注1)が多いのは久世。よって真庭市の「本源因子町」は久世町となる。

「前身因子町」とは
◎既存の市を含まない合併によって市制を施行したとき、これに関わった中で、市制施行時における人口(注2)が最も多い直系の町を「前身町」とし、その前身町の因子町のこと。
……佐久市の場合:1961年4月1日市制施行の佐久市の直系の町は、野沢、中込、浅間の3つ。市制施行時における人口(注2)が最も多い浅間町が「前身町」となり、その浅間町の因子町である岩村田町が佐久市の「前身因子町」となる。
……日南市の場合:油津町と飫肥町(これについては稿を改めます。)

「最古因子町」とは
◎現行の市を構成する因子町で、直系、傍系にかかわらず最も早く「町」となったところ。町制施行が同年月日の場合は、町制施行時における人口(注1)が最も多い因子町。(ただし、最も早く町制施行をしても、その年月日が市域内における本源因子市の市制施行年月日より遅い場合は「最古因子町」とはならない。)
……豊田市の場合:「本源因子町」である挙母町の町制年月日は1892年1月29日、「傍系因子町」の足助町の町制年月日は1890年12月17日。よって豊田市の「最古因子町」は足助町となる。
……宇部市の場合:宇部市の市制施行は1921年11月1日。宇部市における唯一の因子町である船木町(楠町の前身)の町制年月日は1917年9月1日。よって宇部市の「最古因子町」は船木町となる。
……佐世保市の場合:佐世保市の市制施行は1902年4月1日。市域内で最も早く町制施行の早岐町の市制施行は1923年4月1日なので、早岐は「最古因子町」とはならず、佐世保市の「最古因子町」は無いことになる。
・・・・・・
注1(町制施行時における人口)・注2(市制施行時における人口)については、稿を改めて述べます。
[102166] 2021年 7月 8日(木)16:43:35白桃 さん
尼崎の場合はやはり特殊例なのか?
[102161]むっくん さん
私も実質としては境界変更だとは思いますが、尼ヶ崎町の廃止を伴う以上、新設/市制とせざるを得ないと思います。
むっくんさんから、こういうご意見が出てくるのではないか、と半分惧れて、半分期待しておりました。(笑)
参考にならないかもしれませんが、大正九年三月内閣統計局刊行の 郡市町村廃置分合表. 自大正3年1月1日至大正7年12月31日には、「単独市制」の八王子や岡崎などとともに尼崎が記載されています。「市制施行」自体が「廃置分合」にあたるのかどうかは別にしても、この表には、【𦾔郡市】として「川邉郡尼崎町」が、【新郡市】として「尼崎市」が、あるだけで、立花村云々は全く出てきませんが、ただ理屈を通すために「境界変更/市制」にしてはいけないように思えてきます。しかしながら、私が当初から引っかかっているのが、立花村が存続していることです。
「廃置分合」のうちの「合体」が
2つ以上の地方公共団体を廃し、その区域をもって1つの地方公共団体を置くこと
という定義が、明治期から変更されていないとすれば、立花村が存続している以上、これは単なる「合体」とも言えない、のではないでしょうか。あるいは、一つの地方公共団体と別の地方公共団体の「一部」の「合体」というのが当時は「有り」だったのでしょうか?
そういう事例を他に見出せない限り、尼崎の市制施行は、特殊な【新設(合体)/市制】であったとして、あきらめざるを得ないのではないでしょうか。
[102160] 2021年 7月 7日(水)16:31:03【1】白桃 さん
ワクチンを打ってくれなかった白桃
[102158]白桃
今から、ワクチン接種にいってまいります。
大谷クンの試合観戦を我慢してまで、節酒、いや接種会場に行ったものの、「コロナに罹って重症化した方は、治ってから6か月待った方が良いでしょう。」と恩納の先生に言われました。そんなことは初耳です。人工呼吸の処置をしてくれた病院や四週間に一度通っている浦安にある佐倉発祥の準天童大学病院でも確認していたのですが、そんなことは誰も教えてくれなかった。
コロナに関して詳しいことは誰も判らない現状なので、ま、しょうがないか。
とはいえ、まったく予定が狂ってしまったので、臨時の人口関連クイズを
例題:次のうち、五年間(2015年国勢調査確定人口~2020年国勢調査速報値)で、人口が増加したムラはどこでしょう。
A.天童(山形県) B.佐倉(千葉県) C.浦安(千葉県) D.恩納(沖縄県)

上の答えは、甲斐なしが三好正解入道。南砺なれば、恩納はムラではなく、ソンですから。

では、まともな問題を。
白桃はこれまで勝手に「造語」を作ってきました。その中でも、ややこしいのが、市の「本源因子町」「最古因子町」「初代前身町」です。詳しい?説明は[99882]にありますが、この3つが異なる市が四つあります。その一つは
因みに「初代前身町」・「本源因子町」・「最古因子町」三つが異なるのが、湖西市です。
初代前身町=鷲津、本源因子町=白須賀、最古因子町=新居
ですが、あとの三つを探してみねぇかにっこう?

※なお、本日をもちまして、「初代前身町」を「前身因子町」に名称変更します。
※行を追加
[102158] 2021年 7月 7日(水)10:07:20白桃 さん
「御坊」抜き
[102157]千本桜 さん
なるほど、そういうことでしたか。
御坊は、2015年国勢調査時点で人口2万以上3万未満であった67市の中では、減少率5.294%と低い方から数えて9番目と「健闘」しています。2万5千人未満になると、豊後高田(3.111%)に次ぐ順位です。豊後高田も御坊も、「昭和の大合併」期に成立した「零細中年市の期待の星」といったところでしょうか。とは言っても、減少率0.937%の大河原町の足元にも及びません。もっとも、比較するのが無謀でしたね。

今から、ワクチン接種にいってまいります。
[102155] 2021年 7月 6日(火)12:14:31白桃 さん
Re:変遷情報の表記について
[102154]グリグリさん
「一部」の表記について不適切とのご意見ですが、ということは、境界変更の変遷情報493件に使われている全ての「一部」表記が不適切ということでしょうか。そうであれば変遷情報そのものの仕様に対するご意見になります。
いえいえ、そういうことではありません。私が不適切と言っているのは、「国衙村の一部と市殿村の一部と姫路市が境界変更」の際の「一部」ではなく、「国衙村の一部と市殿村の一部が合体して城南村」という際の「一部」です。一連の廃置分合・境界変更は同日に行われているわけですが、分かりやすくするために、姫路市との境界変更の翌日に城南村が出来たと考えると、境界変更があっても国衙村も市殿村も法人格自体は変更なしなので、当然
変更種別郡名等自治体名変更対象自治体名/変更内容
新設飾磨郡城南村国衙村,市殿村
となるわけですから。
国衙村の場合は境界変更の対象が大字未満(近世村の一部)であることから表示対象外としているものです。
この点は了解いたしました。
[102145]での「不適切」の意は以上の通りで、変遷情報そのものの仕様に文句を付ける気はありませんが、「境界変更」に関わる表示として「一部」というのはやはり日本語としておかしいというか不要だと思います。「A市とB市が境界変更」というとき、「A市とB市の一部が境界変更」という必要はないですね。もっとも、「境界変更」と言っても、その殆どはAがBの一部を組み入れる(事実上の編入)ことですから、やむをえないかもしれませんね
・・・。
[102149] 2021年 7月 4日(日)22:30:37白桃 さん
アカボシゴマダラ
[102146]グリグリさん
人口データ更新
速報値が公表された夜に作業をし纏めたデータを、即、お送りしようと思っていたのですが、その必要もなかったようですね。(笑)

さて、今日は人口、高校野球、お酒の次に好きな蝶々の話題です。
幼少期、蝶を追いかけていた白桃は、今でも飛んでいる蝶を見つけると、「ア、アサギマダラだ。」とかなんとか、蝶の名前は簡単に口に出るのですが、標題に書いた「アカボシゴマダラ」は名前が出ないと言うか、なんだろう?この蝶は???、と言う感じでした。
初めて見たのは十年ぐらい前、秩父の方に芝桜を見に横瀬駅から野原を歩いているときでした。アゲハチョウでもないし、ゴマダラチョウの仲間でもないようだし…。ヒラヒラと、かと言って、優雅と言えるほどではない飛び方、なに、この蝶???。三本松みたいなイナカでもコンな蝶はイナカった。ところが、最近になってシバシバ、バシバシ、家のまわりでも沢山飛んでいるのです。
その名前を知ったのは、今は蝶の生態調査を悠々自適にしているという、かつての地理学教室の仲は間?サンからの情報でした。どうやら、元々は内地(-_-;)にはいなくて、外来種というか、一説には蒐集家かか誰かが放蝶したのをきっかけに増殖していったらしいとのこと。知らないハズです。
ハナシが飛びますが、今は知らない市名などはありませんが、イットキ「あれ、こんな市、いつ出来たんな?」って思ったり、「アレ、この市がこんなに人口が多いの?」という感覚がズレていた時期がありました。そのイットキとは、皮肉なことに一生懸命?「地理学」の勉強をしていた四年間プラス一年間のことでした。
[102145] 2021年 7月 4日(日)19:38:09白桃 さん
Re:尼崎市の市制施行と変遷情報の表示順序について
言い出しっぺの私なんですが、今もって「自治体の一部」が絡む廃置分合・境界変更の扱い、というか、それがどう扱われてきたのか良く分かりません。なので、まったく個人的見解、解釈を申し上げたいと考えます。
1.尼崎市の市制施行時の変遷情報について
「新設/市制」を「境界変更/市制」に修正するのが妥当だと考えます。
私の理屈と一致するので同意いたします。ただ、当時の状況を鑑みるに、実際は
「尼ヶ崎町と立花村が合体・市制施行し、旧立花村の一部が(新)立花村として分立」
あるいは、
「立花村が分割、その一部が尼崎市に編入され、残りの一部が(新)立花村となる」
と言う感覚で処理されたのではないかと考えます。

2.姫路市の境界変更の変遷情報について
これについては、次のいずれかの表示順序でないと理屈に合わないと考えます。
A:
変更種別郡名等自治体名変更対象自治体名/変更内容
境界変更姫路市姫路市姫路市,国衙村の一部,市殿村の一部
新設飾磨郡城南村国衙村,市殿村
B:
変更種別郡名等自治体名変更対象自治体名/変更内容
新設飾磨郡城南村国衙村,市殿村
境界変更姫路市姫路市姫路市,城南村の一部
ま、経緯からすれば、Aの方でしょうか。
姫路の境界変更を先行させても、以下の表示は理屈に合わないと思います。
変更種別郡名等自治体名変更対象自治体名/変更内容
境界変更姫路市姫路市姫路市,国衙村の一部,市殿村の一部
新設飾磨郡城南村国衙村の一部,市殿村の一部
♪知らぬ同士が小皿叩いてチャンチキオケサ~はありますが、一部同士が小皿叩いて合体なんてありえるのでしょうか。第一、国衙村も市殿村も姫路との境界変更はありましたが、法人格自体は変わってないので、「一部」という 表示は不適切だと思います。
[102137] 2021年 7月 1日(木)08:07:16白桃 さん
再び廃置分合と境界変更
[102114]右左府 さん
尼崎市の市制施行について、「尼ヶ崎町を廃し尼崎市を置く」という“廃置”については決して特殊例ではなかったのではと思われます。
市制町村制時代の他の市制施行事例について幾つかあたってみましたが、町→市 の単独市制の場合においても同様に「○○町を廃し○○市を置く」という告示がなされているようです。
レスいただいているにもかかわらず、反応(返事)が遅れて申し訳ありません。私が、尼崎の場合が特殊例なのか?と言ったのは、ちょっと意味が違うのです。市制・町制施行をしたかしないかにかかわらず、一つの自治体Aと、別の自治体Bの一部がくっつくときに、Bの残部が存続している場合、これは「境界変更」であって、同日に、Bの残部が自治体Cと一緒になる、つまり、Bが消滅するときは、
【AプラスBの一部】、【CプラスBの一部】は「廃置分合(合体か編入)」になる、と私は理解しているのです。この理解が間違っているとしたらお話にならないのですが、殆どの事例がそうなっているので間違いないと思うのです。が、アレ、と思ったのが「変遷情報」に記載された以下の事例です。
変更年月日変更種別郡名等自治体名変更対象自治体名/変更内容
1912(M45).4.1新設飾磨郡城南村飾磨郡 国衙村, 市殿村の一部
境界変更姫路市姫路市飾磨郡 市殿村の一部
そもそも、上の変遷情報は正確ではない、つまり、国衙村も一部が市殿村の一部と一緒になって城南村となり、国衙村の残部は同日に姫路市に組み込まれているのです。それはさておき、城南村は「新設」つまり「合体」で問題ないのですが、姫路市の変更種別が「境界変更」になっている点です。1912年4月1日の時点で市殿村(国衙村も)が消滅しているのですから、ここは、「境界変更」ではなく「編入」つまり「廃置分合」にならないとオカシイのではないかと言うのが私の見解なのです。
こういう形式論にこだわっているのもどうかと思いますが、尼崎の場合は、「新設/市制」とするのではなく、「境界変更/市制」となるのでは、というのが私のこだわりです。

話は変わりますが、2015年国調時点~2020年国調時点で町田市と相模原市との間で「境界変更」が行われていました。両市の間で度々行われる「境界変更」は、異動人口が発生するので組替作業を行う方にとってはさぞかし煩わしいと思うのですが、2020年国調以降も「境界変更」が行われたようです。参考
以上に関連して、[102126]の相模原市の「前回国調からの増加数」を4,522人から4,523人に変更いたします。

今からリハビリですが、サボッて、大谷クンが打って投げるのを見ていたい。
[102134] 2021年 6月 28日(月)18:06:11白桃 さん
連合チーム
四万十市、宿毛市と土佐清水市が合併!?・・・というのはウソですが、今夏の全国高校野球高知県大会に、幡多農(四万十市)、宿毛高(宿毛市)、清水高(土佐清水市)が連合を組んで参加するのです。これだけでも驚きなんですが、この連合には高知丸の内高(高知市)、室戸高(室戸市)が加わるのです。因みに、宿毛高と室戸高は甲子園出場の経験があります。
人口減少が深刻、とりわけ高校の生徒数が激減しているご時勢なので、このような措置も致し方ないのかもしれませんが、[97581]で書きこんだように白桃は複雑な気持ちになります。
高校野球の連合チームで話題になったのが、今年のセンバツの21世紀枠をかけて三島南と最後まで争った「富山北部・水橋」ですが、この連合は、今夏も続くようです。この連合は両校とも富山市に在るので、それほどでもないのですが、高知の五校連合は、練習とか、サインの打ち合わせ、とか、とか、いったいどうするのでしょう。そして、マズありえないとは思うのですが、万が一、高知高校や明徳義塾を破って甲子園に出場したら、ユニフォームや校歌はどうするのでしょう???

蛇足:あったら強そうな連合チーム(隣接していない同府県の二市)
大阪桐蔭(大東市)と履正社(豊中市)の連合
天理(天理市)と智弁学園(五條市)の連合
東海大相模(相模原市)と横浜高(横浜市)の連合
以上は、実現してもまったく応援する気持ちにはなれません。('◇')ゞが、これなら、許そうか・・・鳥取西と米子東

隣接しているが、二県にまたがると・・・三本松高と鳴門高の連合が最強???
[102126] 2021年 6月 26日(土)12:16:22白桃 さん
「速報値」概観(2)
(2)推計人口と速報値の差
今回の速報値はどちらかというと、いやどちらかと言わなくても、2020年10月1日現在推計人口を上回っている市町村が多くなっています。都道府県単位でみても、速報値の人口が推計人口を下回っているのは、岩手、徳島、大分の三県だけです。因みに、前回の国勢調査では推計人口を下回っていたのが11の府県でした。
推計人口の性格上、5年も経つと推計人口と速報値・確定値との乖離が大きくなるのは仕方がないことなのですが、「それにしても、こんだけ差があるとは。」と思う市があります。下は、速報値と2020年10月1日現在推計人口との差が大きいところの30傑です。
当然のことながら、大都市、それも学生が多そうなところが目立ちます。今回の速報値を信用すると、明石市は30万人突破になります。ちょっと驚いているのが高浜市で、推計人口では前回国勢調査から2,562人増えていることになっているのに、これでは、減少したことになります。さすがに、「ホンマかいな?」と言いたくなります。
速報値が多い---速報値が少ない
東京77,024千葉市-6,465
横浜市21,906柏市-6,254
福岡市10,728越谷市-4,840
神戸市10,384四日市市-4,464
尼崎市8,453いわき市-4,042
京都市7,034草加市-3,423
静岡市6,316新潟市-3,172
南相馬市6,042町田市-3,024
立川市5,918朝霞市-2,772
さいたま市5,838つくば市-2,743
高崎市5,421高浜市-2,734
名古屋市5,268郡山市-2,486
松戸市5,208福島市-2,377
仙台市5,204清須市-2,356
高槻市5,138長久手市-2,249
北九州市5,075相馬市-2,088
長野市5,025徳島市-2,054
岡山市4,808秦野市-1,664
松山市4,214西宮市-1,603
土浦市4,127大分市-1,548
宮崎市4,109横須賀市-1,457
茨木市4,086あま市-1,444
明石市4,073盛岡市-1,427
秋田市3,854戸田市-1,283
大阪市3,747熱海市-1,276
旭川市3,520東久留米市-1,264
うるま市3,451釜石市-1,241
伊賀市3,032日進市-1,185
八王子市3,001二本松市-1,155
長崎市2,992つくばみらい市-1,137
◎オマケの参考:大都市の速報値人口順位
速報値の人口前回国調からの増加数
特別区9,744,534471,794
横浜市3,778,31853,474
大阪市2,754,74263,557
名古屋市2,333,40637,768
札幌市1,975,06522,709
福岡市1,613,36174,680
川崎市1,539,08163,868
神戸市1,527,022-10,250
京都市1,464,890-10,293
さいたま市1,324,59160,612
広島市1,201,2817,247
仙台市1,097,19615,037
千葉市975,2103,328
北九州市939,622-21,664
堺市826,447-12,863
浜松市791,155-6,825
新潟市789,715-20,442
熊本市738,744-2,078
相模原市725,3024,522
岡山市725,1085,634
※推計人口では、新潟市が浜松市の上位にあります。
[102121] 2021年 6月 26日(土)08:44:42白桃 さん
「速報値」概観(1)
2020年(令和2年)国勢調査の「速報値」(こんなに遅いので本当は「遅報値」と呼びたいが、そこはジッと我慢。早く出ていたとしても入院中だった(-_-;))を見ての印象は、「テストの成績を心配していたら、そんなに悪くなかったので、ホッと一安心」あるいは「テストの出来が良かったので期待していたら、そこまで良くは無かった」という感じ。厳しい結果を覚悟していたところがそれほど減少していなかったり、急増しているところの増加数が案外だったり…。ま、所詮「速報値」。詳しいことは11月まで楽しみに置いとくとして、少し概観だけみることにします。
(1)東日本大震災被災地関係市町村の状況
市町村2010年2015年2015年/2010年2020年速報2020年/2010年
宮古市59,43056,6760.9550,4010.85
大船渡市40,73738,0580.9334,7390.85
釜石市39,57436,8020.9332,0960.81
陸前高田市23,30019,7580.8518,2710.78
山田町18,61715,8260.8514,3320.77
大槌町15,27611,7590.7711,0130.72
石巻市160,826147,2140.92140,2370.87
気仙沼市73,48964,9880.8863,2760.86
東松島市42,90339,5030.9239,1210.91
山元町16,70412,3150.7412,0510.72
南三陸町17,42912,3700.7112,2300.70
女川町10,0516,3340.636,4320.64
いわき市342,249350,2371.02333,2020.97
南相馬市70,87857,7970.8259,0530.83
相馬市37,81738,5561.0234,8840.92
広野町5,4184,3190.805,4081.00
川内村2,8202,0210.722,0460.73
楢葉町7,7009750.133,7000.48
飯舘村6,209410.011,3190.21
葛尾村1,531180.014210.27
浪江町20,90500.001,8960.09
富岡町16,00100.002,1300.13
大熊町11,51500.008470.07
双葉町6,93200.0000.00
福島原発事故による避難地域等からの避難者の多くを受け入れていた、いわき市や相馬市はこの五年間で減少に転じています。避難指示解除によって帰還した人があったのも一因でしょう。それにしても、双葉町は2020年10月の段階で人口ゼロなんですね。
[102116] 2021年 6月 23日(水)12:47:17白桃 さん
続:1950年(昭和25年)国勢調査人口一万五千人
[102115]の続きです。
1950年国勢調査の直後、1950年10月15日に岐阜県の関町が市に成りました。以後、今日まで新しく588市が誕生しました。(この588には、既存の市を含む合併によって生まれた市や、名称変更によって生じた市の数は含んでいません。)この588市を誕生時期によって次の4つのグループに分けてみました。
〇第一グループ:1950.10.15に誕生した関~1953.06.01に誕生した気仙沼 38市
1953年10月1日に施行される「町村合併促進法」前に生まれた市です。(下に掲載)
〇第二グループ:1953.10.01に誕生した倉吉~1961.04.01に誕生した佐久 272市
「町村合併促進法」施行から、「新市町村建設促進法」の一部が失効する1961年6月29日までに生まれた、いわば、「昭和の大合併期」生まれの市です。
〇第三グループ:1962.07.01に誕生した宜野湾~1997.10.01に誕生した古賀 132市
要するに「昭和の大合併期」と「平成の大合併期」の間に誕生した市です。
〇第四グループ:1999.04.01に誕生した篠山(現;丹波篠山)~ 2018.10.01に誕生した那珂川 146市
「平成の大合併期」以降に誕生した市です。
第一グループ
1950年前身町名1950年同人口1950年組替人口---1955年市名1955年人口増加率
芦別58,54759,537芦別68,09114.37
三鷹54,82054,820三鷹69,46626.72
所沢42,55952,188所沢56,2497.78
新津37,37050,506新津52,4033.76
安城35,18848,462安城52,8208.99
挙母31,99631,996挙母34,0106.29
阿久根31,76641,344阿久根41,180-0.40
焼津30,60364,984焼津67,2293.45
(新湊)注30,31048,794新湊48,713-0.17
寝屋川30,07730,077寝屋川34,21113.74
玉島29,16048,804玉島48,9340.27
赤穂28,31341,005赤穂40,544-1.12
27,38040,79540,9680.42
横手26,98840,976横手42,7364.30
小松島26,23330,815小松島32,0133.89
富島26,12235,977日向39,2259.03
中津23,45135,887中津川37,2433.78
大館23,44452,547大館55,7906.17
佐原23,28052,037佐原51,727-0.60
氷見23,23070,149氷見68,611-2.19
津久見23,11634,169津久見36,7687.61
益田22,05954,127益田57,8836.94
気仙沼21,31349,772気仙沼53,7157.92
下吉田19,72136,023富士吉田39,1168.59
笠岡18,89771,782笠岡69,926-2.59
古川17,66853,120古川54,7603.09
小浜16,66838,554小浜38,058-1.29
魚津15,54845,572魚津46,8432.79
茂原15,41133,409茂原34,1892.33
青梅15,30153,166青梅55,2183.86
宇治15,08138,231宇治40,0614.79
西脇15,06634,288西脇39,14514.17
西大寺14,65345,967西大寺44,020-4.24
龍野13,94735,387龍野35,009-1.07
土生13,48841,960因島41,164-1.90
井原13,20039,334井原39,5730.61
柳河8,78646,230柳川47,7803.35
大船渡8,00830,946大船渡33,7158.95
注:新湊は1950年国調時に高岡市に含まれています。
上の38市のうち、1950年国調人口上位の芦別から玉島までの11が完全な単独市制を行っていますが、それはさて置き、注目されることは38のうち、1950年国調時に1万5千以上であった前身町の数が32あることです。[102115]にて、
1950年国調時に15,000人いた町村というのは結構スゴイことだけは間違いないのです。その数は相模原町を筆頭にして合計361あります。そのうちの205は、芦別や三鷹のように後に市となっています(A・パターン)。
と書きました。(361という数には新湊を含んでいます。)つまり、1950年国調時を過ぎて市制施行した588市のうち205市が1950年国調時に15,000人以上であったということです。このことを冒頭で書いたグループ別に整理し直しますと以下のようになります。
グループ市の数---1950年国調時前身町村1万5千人以上数---1950国調時前身町村平均人口
第一383224,441
第二27214116,881
第三1321910,891
第四146138,674
58820513,987
比較的早くに市に成った第一グループの平均人口が多い、ということは当然かもしれませんので上の表が大きな意味を持っているとは言いませんが、第二グループ以下とは歴然とした差があること、そして、588市のうち1950国調時に前身町村の人口が15,000人に達していなかった市が過半数であることに注目したいのです。
なにやら、ワケのわからない説明に成りましたが、このあたりで失礼いたします。
[102115] 2021年 6月 23日(水)02:06:47白桃 さん
1950年(昭和25年)国勢調査人口一万五千人
コロナに罹ってお世話になった三つの病院で同じことを訊かれました。「ご趣味は何ですか?、退院したら何をしたいですか?」と。もちろん、病院側は白桃の趣味なんぞを知りたいワケではなく、楽しい事だけを考え、希望をもって頑張ってください、という意味からなんでしょうが、流石に「地理全般、特に国勢調査人口統計が好物です。退院したら、お酒を飲みながら…」ナンテことは恥ずかしくて、いや、面倒くさくて言えなかったです。
国勢調査の中でも一番のお気に入りは第7回(1950年)です。1950年と言えば、まだ白桃が白桃から生まれる?前ですが、小さい頃眺めていた統計年鑑に記載されていた各市の人口に一番近かったのが、1950年の国勢調査人口だったからかな?、そして、「昭和の合併」前の水膨れしていない都市人口であるからでしょうね。
さて、1950年国勢調査時点での市で、三万人を超えていなかったところは、名瀬、相生、首里、石垣、石川の5つです。一方、町村でありながら、三万人を超えていたところが35(高岡市に含まれていたが、3万超であった新湊を除く)です。(下にその一部を記載)
1950年町名1950年人口-----変遷
相模原68,898→相模原市
芦別58,547→芦別市
三鷹54,820→三鷹市
三笠54,476→三笠市
赤平50,371→赤平市
稲築44,514→山田市ほかと合体(嘉麻市)
宮田43,284→宮若市
所沢42,559→所沢市
歌志内40,954→歌志内市
谷山40,098→谷山市→鹿児島市と合体(鹿児島市)
穂波(村)39,771→穂波町→飯塚市ほかと合体(飯塚市)
頴娃39,483→川辺町ほかと合体(南九州市)
川崎37,638→川崎町
市だけの話に戻しますが、辛うじて3万人を超えていた富田林(人口30,399)の市だけの人口順位は248位で、2015年の市の人口順位248位の河内長野の人口は106,987人。現在は70年前より自治体の全体数も大きく減少していますから早計には言えませんが、70年前の3万人は今の10万人に匹敵、ならば、今の5万人は70年前で言うと、15,000人に匹敵!?。ものすごく強引に15,000人の話に持ってきました。('◇')ゞ
とにかく、1950年国調時に15,000人いた町村というのは結構スゴイことだけは間違いないのです。その数は相模原町を筆頭にして合計361あります。そのうちの205は、芦別や三鷹のように後に市となっています(A・パターン)。このAパターンの中には、谷山のように市制施行した後で消滅したところを含んでいます。
次に361のうちの71が川崎(福岡県)や読谷、今帰仁のように今もって「町」あるいは「村」に留まっています。(B・パターン)
残りの85は、豊平のように札幌市に編入されたり、稲築、穂波、頴娃のように他と合体して「市」あるいは「町」となったものの、その新市(町)の前身町(村)とは成れずに消え去っていったところです。(C・パターン)
BとCには、かつて石炭で栄えた北海道や九州の炭鉱街や鹿児島・宮崎の「麓」が目立ちます。
A・パターンについて少し視点を変えて見てみることにしますが、もう明日になりましたので、稿を改めます。
[102109] 2021年 6月 18日(金)08:29:41白桃 さん
尼崎の場合は特殊例なのか?
[102105]MI さん
白桃 さんからご指摘の3市について、それぞれ典拠をあたってみました。
MI さんには、[96973]でお世話になった、いえいえ、そんな簡単な言葉では片づけられない御恩を受けており、新発田の方には足を向けて寝ておりません。今回もワザワザお調べいただき、感謝申し上げます。
「兵庫縣川邊郡尼ヶ崎町ヲ廢シ其ノ區域ト同郡立花村ノ内大字(中略)ノ區域トヲ以テ尼崎市ヲ置ク」
ということで、尼崎に関しては「新設」であることがお分かりいただけるものと思います。
いまだによく解らないのは、廃置分合のうちの「合体(新設合併)」が市町村の一部の区域だけで成されるのかどうかと言う点です。確かに、尼ヶ崎町という法人は「消滅」し、尼崎市という法人が新たに「発生」しているのですが、合体の片割れである立花村は存続しているのですから・・・。
習志野、西尾の場合は事実上の「編入」でありながら、「境界変更」という手続きを踏んでいることから、尼崎の事例も事実上の「合体」であるにしろ、なぜ「境界変更」という手続きを踏まなかったか、その点なんです。尼崎市が成立したのは百年以上も前の話で、その頃は廃置分合・境界変更という観念?がなかったのかどうか、そういうことも知りたいですね。
[102106] 2021年 6月 17日(木)02:40:04白桃 さん
名邑三世代.その63(愛知県・前編)
[102063]でお伝えしたように、出席番号順?に愛知県から再開します。

【明治の名邑】
愛知県の「明治の名邑」は、「戸口表」に従うと「特選市街」の名古屋、「市街」の岡崎と豊橋、「市街」に成り損ねた名邑筆頭の一宮、中世より栄えてきた津島、尾張藩付家老成瀬家の城下であった犬山、三河の城下町・西尾、成岩・亀崎・半田の半田三人衆?、
豊田の前身・拳母、なぜだか蟹江、新城、知立、そして何やら怪しげな西枇杷島の15になります。えっ!愛知の「名邑」はたったの15!。アノ街、コノ街はなぜ入っていない???。愛知県から厳しいクレームが付いた…ワケではありませんが、客観的に見ても「戸口表」は愛知県に厳しすぎます。そこで白桃は、19世紀枠として東海道53次の40番目宿・鳴海、招き猫の常滑、碧海の主邑・大浜、そして陶都・瀬戸を追加いたしました。そして忘れてはならないのは、幻の「市街」熱田です。忘れそうになりましたが、名邑代表はヒマそうにしている「東かがわ市より都会な町」大会準優勝の蟹江にお願いしましょう。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
特選市街名古屋名古屋市名古屋131,492名古屋市378,231
熱田16,390(名古屋市)
市街岡崎岡崎市岡崎12,742岡崎町24,824
市街豊橋豊橋市豊橋10,904豊橋市43,980
名邑一宮一宮市一ノ宮9,548一宮町18,166
名邑成岩(半田市)成岩8,739成岩町8,813
名邑津島津島市津島8,317津島町13,056
名邑犬山犬山市稲置6,682犬山町10,205
名邑亀崎(半田市)亀碕6,012亀崎町14,190
名邑蟹江蟹江町蟹江本町5,919蟹江町11,275
名邑西尾西尾市西尾5,433西尾町14,149
名邑半田半田市半田5,100半田町8,292
名邑新城新城市新城3,820新城5,012
名邑挙母豊田市挙母3,698挙母町10,446
名邑知立知立市知立3,187知立町8,697
名邑西枇杷島(清須市)枇杷島※5,750西枇杷島町5,633
拾玖世紀枠鳴海(名古屋市)鳴海6,278鳴海町7,556
拾玖世紀枠常滑常滑市常滑6,078常滑町7,362
拾玖世紀枠大浜(碧南市)大浜5,441大浜6,102
拾玖世紀枠瀬戸瀬戸市瀬戸5,076瀬戸町 14,112
枇杷島※・・・戸口表第一表ある枇杷島ですが、西枇杷島町だけではなく、枇杷島町を含んでいると考えています。

続いて「準名邑」
準名邑現自治体-----1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
小牧小牧市小牧第一表2,989小牧町10,631
田原田原市田原第一表2,673田原町11,819
刈谷刈谷市刈谷第一表2,462刈谷町8,035
一色(西尾市)一色第一表3,165一色村※16,008
内海(南知多町)内海第二表4,615内海町5,944
武豊武豊町武豊第二表3,623武豊町4,335
岩倉岩倉市岩倉第二表3,197岩倉町8,749
三谷(蒲郡市)三谷第二表3,067三谷町4,378
刈谷は「準名邑内規」に38人足りないのですが、大目に見ることにしました。
一色村※・・・1892年~1906年は「町」でした。
さらに続きます。
(参考)現自治体---1886年戸口表(人口)--1908年(人口)備考
横須賀(東海市)横須賀第一表1,805横須賀町8,516
足助(豊田市)足助第一表1,651足助町2,531挙母より町制施行古い
知多大野(常滑市)大野第二表2,294大野町2,460
福岡(岡崎市)福岡第二表2,047福岡町3,556
清洲清須市清洲第二表2,036清洲町4,101
矢作(岡崎市)矢作第二表1,694矢作町10,648日吉丸が蜂須賀小六に出会ったのはこのあたり?
赤坂(豊川市)赤坂第二表1,545赤坂町1,616夏の月
御油(豊川市)御油第二表1,527御油町1,896御油より出でて赤坂や
豊川豊川市豊川第二表1,265豊川町7,894
有松(名古屋市)有松第二表1,253有松町2,194
福江(田原市)第二表1,150福江町10,990
八名大野(新城市)大野第二表1,012大野町1,544
海老(新城市)海老第二表925海老町2,936
碧海新川碧南市北大浜村第三表4,780新川町7,416
豊浜南知多町豊浜村第三表3,786豊浜町6,415
大高(名古屋市)大高村第三表3,405大高町3,993
高浜高浜市高浜村第三表3,343高浜町8,683
(一宮市)奥村第三表3,179奥町5,600
呼続(名古屋市)千竈村第三表2,951呼続町※10,803※呼続(よびつぎ)町は瑞穂村と合併
布袋(江南市)小折村第三表2,938布袋町7,616
祖父江(稲沢市)下祖父江村第三表2,682祖父江町14,764
安城安城市安城村第三表2,634安城町15,057
千種(名古屋市)千種村第三表2,462千種町10,209
木曽川(一宮市)黒田村第三表2,454黒田町※8,3931910年木曽川町に改称
岡田(知多市)岡田村第三表1,967岡田町2,133
蒲郡蒲郡市蒲郡村第三表1,921蒲郡町10,011
下地(豊橋市)下地村第三表1,787下地町6,163
牛久保(豊川市)牛久保村第三表1,770牛久保町5,195信玄軍師、山本勘助の墓
稲沢稲沢市稲葉村第三表1,700稲沢町12,562
(一宮市)起村第三表1,594起町11,439
知多西浦(常滑市)樽水村第三表1,518枳豆志村※5,017※難読「きずし」は1911年西浦町に
河和美浜町河和村第三表1,488河和町5,260
師崎(南知多町)師崎村第三表1,415師崎町4,682
愛知(名古屋市)米野村第三表1,272愛知町14,666
清水(名古屋市)清水町第三表1,246清水町1,786
弥富弥富市鯏浦村第三表1,230弥富町4,137
古知野江南市古知野村第三表1,159古知野町11,536
二川(豊橋市)二川村第三表1,127二川町8,423
萩原(一宮市)萩原村第三表1,111萩原町7,876
国府(豊川市)国府村第三表1,080国府町4,157
勝川春日井市勝川村第三表1,076勝川町※8,266※春日井村と合併
新川(清須市)土器野新田第三表1,072新川町 5,302
(清須市)須ヶ口村第三表1,063(新川町)※※新川町の前に桃栄町に
枇杷島(名古屋市)枇杷島村第三表1,016枇杷島町3,129
平坂(西尾市)平坂村第三表1,886平坂村※8,793※1893-1906平坂町
幡豆横須賀(西尾市)上横須賀村第三表1,127横須賀村※10,065※1892-1906横須賀町
大府大府市大府村第三表1,399大府村8,373
守山(名古屋市)記載なし守山町8,976
浅井(一宮市)記載なし浅井町5,055
田口設楽町記載なし田口町3,053
広幡(岡崎市)記載なし広幡町2,429
下之一色(名古屋市)記載なし?下之一色村6,817
愛知県は、1906年(明治39年)に大規模な廃置分合(「明治の合併」パートII?)が行われており、その関係で、一色、平坂、横須賀は「町」から「村」に降格?しています。
それにしても、横須賀、大野、新川、西浦…県下で同名の町が喧嘩する。

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します
[102101] 2021年 6月 16日(水)17:29:09白桃 さん
津田沼町・西尾町と尼ヶ崎町
「合体」「編入」などの「廃置分合」と「境界変更」の違いは以下のようなことだと分かっているつもりなのですが、どうもしっくりきません。
廃置分合:市町村の新設または廃止を伴うもののこと。(地方公共団体の法人格の発生、消滅を伴った市町村の区域の変更)
境界変更:地方公共団体の法人格の異動を伴わない区域の変更のこと

他の自治体の一部と一緒になって「市」になったのが、多分、以下の三例しかないと思います。
市名変更年月日変更種別変更対象自治体名/変更内容
習志野市1954.08.01境界変更/改称/市制千葉郡 津田沼町, 千葉市の一部
西尾市1953.12.15境界変更/市制幡豆郡 西尾町, 平坂町の一部
尼崎市1916.04.01新設/市制川辺郡 尼ヶ崎町, 立花村の一部
津田沼町は千葉市との境界変更、西尾町は平坂町との境界変更によって「市」となりました。一部といっても、千葉市から津田沼に異動した人口は6,544人(1950年国勢調査時点)、平坂から西尾に異動した人口は5,316人(同時点)なのです。この数は、当時としては人口が多めの「村」、少なめの「町」を「編入」したのと規模的に匹敵します。「編入」にならない訳は、この時点で千葉市と平坂町が存続しているからです。もし、たら、レバ、平坂町の残部が1953年12月15日に碧南市と一緒になっていれば、西尾市は他の自治体の一部を編入し市制施行した唯一の「市」、習志野市は境界変更によって市制施行した唯一の「市」になっていたワケですが・・・
妄想はこれぐらいにしますが、尼崎の「新設」の理由がよくわかりません。立花村もまだ存続しているのですから、ここは、
尼ヶ崎町と立花村の境界変更→尼ヶ崎町が尼崎町に改称→市制施行
とならないとおかしいのではないでしょうか???
[102096] 2021年 6月 14日(月)00:29:19白桃 さん
佐世保駅と竪堀駅
[102082]白桃のつたない書き込みに、ekinenpyou さんから大変ありがたいご指摘をいただきましたので、御礼かたがた追加説明というか釈明をさせていただきます。
[102084]
ただし当時の所在は東彼杵郡佐世保村ではなく隣の日宇村とされておりました。
これは、目からウロコでした。ま、良く調べもしないで書き込んだ私が悪いのですが、品川駅が品川区にないように、よくある話かもしれません。これに関連して[102092]にて、MI さんより「日宇村から佐世保市への境界変更」の書き込みがあり、興味深く読ませていただきました。
[102094]
竪堀駅(現在は富士市)の開業はT15.3.8で当時の所在は富士郡加島村になります。
これも仰る通りなのですが、ウィキペディアによりますと、T15.3.8は「竪堀停留場」ができた年月日ということで、駅に「昇格」した1927年(昭和2年)11月5日にした次第です。いずれにしろ、そのときの自治体名称は富士町ではなく加島村だったのですが、国勢調査が行われた1930年は改称町制施行していましたので、なんだかな~とは思いながら富士町としてしまいました。でも、やはり、駅名誕生時は加島村だったのでそうすべき・・・と反省していたところ、ふとウィキを見ておりますと、1938年に国鉄が買い上げ、そのとき名称が「たてほり」から「たてぼり」になったとあるではありませんか。[102082]は、読みの3番目が「ぼ」となる駅を集めたものですから、駅名誕生時の日付と、国勢調査年及び人口を変更することにしました。今後ともよろしくお願いいたします。

[102082]については今から訂正できませんので、手元の原稿を以下の通り訂正いたしました。
駅名読み現在2015年国調人口---駅名誕生日駅名誕生時人口国勢調査年
佐世保させぼ佐世保市255,4391898.01.20日宇村4,6111898年※
竪堀たてぼり富士市248,3991938.10.01富士町15,9931940年
[102090] 2021年 6月 12日(土)09:30:35白桃 さん
1954年4月1日に生まれた市
1954年(昭和29年)4月1日、木曜日、はたしてその日、白桃ちゃんは三本松港に船を見に行ったのでしょうか?[13446]
とにかく、この日は市の大売り出しの日でした。以下の通り、なんと46の市が誕生したのです。
今日はこの46市に注目してみました。
表の説明をいたします。
1950年町名・・・市制施行に関わった旧町の中で1950年国勢調査で最も多かったところを【前身町】としております。その町名です。なお、砺波市の前身は礪波町ですが、1950年国調時には存在してなかったので、礪波町を構成する唯一の旧町である出町が「前身町」となります。また、宝塚市については、1950年国調時に「町」は存在せず、人口では良元村が小浜村を上回っておりますが、後に宝塚町になった小浜村を「前身町」扱いにしております。
二列目・・・前身町の街の白桃独自の評価です。「名」は【明治の名邑】で「秀」は【秀邑】。なお、花巻の「名邑」名称は花巻川口となります。
(三列目)50年人口・・・「前身町」の1950年国勢調査人口
組替人口・・・1955年国調時の境域に組み替えた1950年国調人口です。
1955年市名・・・1955年国調時の市名
(七列目)55年人口・・・各市の1955年国勢調査人口
実質増加率・・・(「55年人口」−「組替人口」)÷「組替人口」×100
1950年町名50年同人口組替人口-----1955年市名55年人口実質増加率
花巻22,38858,079花巻61,7286.28
黒沢尻16,01440,149北上42,0884.83
水沢18,92441,432水沢43,6375.32
白石17,79241,133白石41,8171.66
沼田20,62342,056沼田42,8731.94
館林23,10855,510館林56,4071.62
渋川20,76337,998渋川39,2093.19
藤岡14,46844,264藤岡43,475-1.78
富岡17,56341,988富岡41,476-1.22
東金13,14134,495東金31,922-7.46
府中30,30845,342府中(東京)58,93729.98
桜井22,72132,329黒部31,216-3.44
6,86836,805砺波36,377-1.16
須坂24,61638,081須坂37,511-1.50
小諸17,03937,701小諸36,952-1.99
伊那23,27346,211伊那45,783-0.93
美濃11,16933,397美濃31,188-6.61
瑞浪7,90835,465瑞浪36,2332.17
竹ヶ鼻11,50538,235羽島38,6721.14
大井8,76131,268恵那31,6211.13
古井8,24931,068美濃加茂31,1440.24
蒲郡26,08047,023蒲郡51,90010.37
犬山19,70835,145犬山35,9102.18
常滑14,04540,524常滑43,0676.28
長野16,60330,681河内長野32,1414.76
小浜(村)※15,09048,405宝塚55,08413.80
丹波市19,04647,068天理53,13112.88
御坊16,07431,382御坊31,6830.96
安来10,00331,134安来31,7842.09
江津12,23635,450江津35,059-1.10
福島10,26240,651八女42,2203.86
羽犬塚13,98342,189筑後42,161-0.07
大川18,60146,345大川49,9917.87
甘木11,69247,674甘木47,9830.65
山田36,37936,379山田35,752-1.72
鳥栖16,56739,781鳥栖41,6014.58
伊万里22,11682,319伊万里81,625-0.84
武雄14,90941,456武雄41,6730.52
鹿島10,98939,013鹿島39,3920.97
福江15,70132,396福江33,2202.54
玉名14,00646,486玉名47,6692.54
山鹿12,96537,483山鹿38,0571.53
本渡16,59340,719本渡41,5562.06
出水22,21247,663出水47,545-0.25
指宿27,84737,685指宿35,981-4.52
大口17,77242,542大口41,899-1.51

以下は三部門(「前身町の人口」・「市人口」・「実質増加率」)のトップ10です。
前身町-----市人口-----実質増加率
前身町名1950年人口市名1955年人口市名増加率(%)
山田36,379伊万里81,625府中(東京)29.98
府中(東京)30,308花巻61,728宝塚13.80
指宿27,847府中(東京)58,937天理12.88
蒲郡26,080館林56,407蒲郡10.37
須坂24,616宝塚55,084大川7.87
伊那23,273天理53,131花巻6.28
館林23,108蒲郡51,900常滑6.28
桜井22,721大川49,991水沢5.32
花巻22,388甘木47,983北上4.83
出水22,212玉名47,669河内長野4.76
46市の中で唯一の単独市制市である山田(現:嘉麻市)ですが、人口は市に成る前がピークでした。
三部門のすべてに顔を出す府中、蒲郡、花巻はこの「同窓会」?の幹事といったところか?
花巻、水沢、北上の岩手県勢の実質増加率が高いのは意外でした。
[102082] 2021年 6月 10日(木)15:57:57白桃 さん
読みのアタマから三番目が「ぼ」のJR駅がある市町
[102078]N さん
スピンオフクイズ
こんな、上りいっぽうの(下らない)クイズ?にお付き合いいただき有難うございます。
[102076]白桃は、
読みのアタマから三番目が「ぼ」となるJR駅がある、もう一つの有名な市と、その市の超有名な駅を問うものでしたが、
答えは
「東かがわ市・三本松駅」
でした。易しすぎましたね。(笑)
町村を含めると想定解数15になり、埼玉県のとある町に負けるので、その有名な市はグループ内順位トップ10から陥落してしまいますね(苦笑
きっと、白桃が当落書き帳に提供させていただいた「2020年10月1日現在推計人口」を根拠に仰っているのだと思いますが、2020年国勢調査の確定人口が出るまでは軽率なことは言えません。東かがわ市が3万人を割り込んだなんて、そんなのはデマです。信用したらアキマセン。('◇')ゞ
冗談はともかく、読みのアタマから三番目が「ぼ」のJR駅がある市町を2015年国勢調査確定人口順に並べたのが以下の表です。
駅名読み現在2015年国調人口---駅名誕生日駅名誕生時人口調査年
苗穂なえぼ札幌市1,952,3561910.05.16札幌区96,9241913年※
仙北町せんぼくちょう盛岡市297,6311915.01.05本宮村2,8661918年※
佐世保させぼ佐世保市255,4391898.01.20佐世保村37,4851898年※
竪堀たてぼり富士市248,3991927.11.05富士町10,1551930年
三本松口さんぼんまつぐち米子市149,3131987.11.01米子市131,4531990年
赤星あかぼし四国中央市87,4131960.03.01土居町18,4111960年
千本せんぼんたつの市77,4191934.03.24東栗栖村2,6341935年
横堀よこぼり湯沢市46,6131905.07.05小野村3,0191908年
日登ひのぼり雲南市39,0321932.12.18日登村3,8751935年
三本松さんぼんまつ東かがわ市31,0311928.04.15三本松町3,4571930年
神保原じんぼばら埼玉県上里町30,5651897.11.15神保原村2,1551898年※
大歩危おおぼけ三好市26,8361950.10.01西祖谷山村6,5421950年
打保うつぼ飛騨市24,6961933.11.12坂下村2,0191935年
国母こくぼ山梨県昭和町19,5051928.03.30西条村2,7001930年
尾登おのぼり福島県西会津町6,5821955.10.01西会津町19,5571955年
国勢調査人口順に並べても何の意味も持たないので、該当駅の駅名が誕生した当時の自治体名と直後の人口調査に記された人口を追加しております。(※は「日本帝国人口静態統計」による現住人口で、それ以外は国勢調査人口です。)
高徳線の三本松駅は、出来てからまだ百年も経っていないのですね。今は、JTBが勝手に決めた「市の代表駅」となっている讃岐白鳥に押されがち?とはいえ、東かがわ市の実質的な代表駅で「みどりの窓口」もあります。でも駅長さんが居ない・・・昔は居たのに・・・。(因みに、高松駅・徳島駅を除くと高徳線の駅で駅長が居るのは志度だけらしい。板西(バンザイ)駅から板野(イタノ)駅になった途端にそれまで駅長がイタノにイナクなったとか→これはウソ)
佐世保駅が出来たときは、佐世保は「村」だったのですね。三本松は早くから「町」に成っていたのに鉄道が通ってなかった。だから、元東大総長の南原繁は相生(讃岐相生)から大川中学(三本松高校の前身)までテクテク歩いて通っていたとか。それとも三本松に寄宿していた???
東北本線の「仙北町駅」ですが、開業時の所在地が不明でした。というのは、駅名となる「仙北町(村)」が明治の市制・町村制時に、一部が盛岡市に一部が本宮村に分割されたからです。仙北町駅の開業に関しては、実家が本宮村にあった鉄道院総裁の原敬(第19代総理大臣)が大いに?関わった、という記事を目にしたので、「原敬記念館」に問い合わせたところ、「当時の本宮村に出来た」という返事をいただきました。大変勉強になりました。
[102076] 2021年 6月 8日(火)03:01:26【1】白桃 さん
デスクトップ鉄さんの「JR駅五番勝負」からスピンオフ
標記「勝負」は、昨晩無事終了しましたが、駿河の民さんが圧勝したのに対して、白桃は惨敗でした。
口惜しかったので、ショバを変え、土俵外の乱闘?に持ち込みたいと思います。
スピンオフといっても、デスクトップ鉄さんが出された問題から閃いた(と言っても横道の方へ)だけで、デスクトップ鉄さんの高邁な世界観というか鉄道観?はまったく引き継いでおりませんので、落書き帳での出題に関してご本人の了解をとっておりません。

では、問題です。
問三(いきなり問三となりますが、これは大いなる隠しヒント)
以下に記した十一の市にあるJRの駅の一つには重大かつ重要な共通する事柄が隠されています。実は、もう一市のある駅にも共通する事柄が隠匿されています。その有名な市名と、超有名な駅名をお答えください。

札幌市、盛岡市、湯沢市、飛騨市、富士市、たつの市、米子市、雲南市、三好市、四国中央市、佐世保市

ヒント1:登別市、豊川市(牛久保駅)、姫路市(網干駅)、御坊市ではありません。
ヒント2:米子市にある紛らわしい駅とは、なんの地縁関係も血縁関係もありません。
ヒント3:その市の人口は、このグループでトップ10に入っています。早く言えば、うしろから、三本、いや三番目ですが・・・。
[102068] 2021年 6月 6日(日)00:31:03白桃 さん
【卓邑並み】
どなたもお望みではない('◇')ゞでしょうが、【明治の名邑並み】【秀邑並み】の次は【卓邑並み】です。

【卓邑並み】の定義
1960年(昭和35年)国勢調査時点において存在し、2000年(平成12年)国勢調査時点には消滅している市町(村)で、以下のいずれかの条件に適合するところ。(ただし、「明治の名邑」、「秀邑」を除く)
1.消滅時点までに市制施行している
2.後に記す「特則」を適用する都府県を除いては、
消滅時点までに町制施行している町であって、最後に迎えた国勢調査においては2万人を超え、1960年国勢調査においては1万人を超えている。なお、1960年国調から消滅時点の間に廃置分合している場合は、1960年国勢調査においてその前身自治体が1万人を超えていること。
3.最後に迎えた国勢調査において5万人を超えている町村

「茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県、奈良県及び福岡県の特則」
条件2を以下のようにする。
2. 消滅時点までに町制施行している町であって、最後に迎えた国勢調査においては3万人を超え、1960年国勢調査においては1万5千人を超えていること。なお、1960年国調から消滅時点の間に廃置分合している場合は、1960年国勢調査においてその前身自治体が1万5千人を超えていること。ただし、1955年10月1日時点で町制施行している場合は、最後に迎えた国勢調査において2万人を超え、1960年国勢調査において1万人を超えていれば可とする。

「定義」に則り以下の13の街が「卓邑並み」に決まりました。
当然ながら「秀邑並み」に比して新興の街が多いのです。名称に関して、河内→河内市、宮城→宮城町としたのは、旧国名や県名と紛らわしいからです。枚岡→枚岡市としたのは、枚岡市の「前身町」を枚岡街ではなく、縄手町としているからです。筑波→筑波北条は筑波町の前身である北条町の名を付けました。奇しくも五日市が二つありましたので、旧国名を冠しました。
宮城町の四ヶ月後に仙台に編入された泉ですが、泉中央駅周辺は仙台の副都心だけあって、立派な大都会の景観を呈しています。もう、かなり前になりますが、足助から移動して猿投に着いたとき、「街歩き」をしてみようという気には…あんまりなれなかった…。
名称現自治体---1960年(人口)---消滅前名称消滅年最終人口※
河内市東大阪市河内市55,132河内市1967年91,853
枚岡市東大阪市枚岡市50,115枚岡市1967年79,524
仙台市泉町13,652泉市1988年124,216
亀田函館市亀田村18,613亀田町〇1973年50,623
篠ノ井長野市篠ノ井市29,329篠ノ井市1966年29,340
安芸五日市広島市五日市町23,629五日市町1985年87,325
祇園広島市祇園町15,878祇園町1972年39,922
筑波北条つくば市筑波町23,817筑波町1988年22,860
猿投豊田市猿投町21,610猿投町1967年22,561
可部広島市可部町17,628可部町1972年26,892
武蔵五日市あきる野市五日市町14,853五日市町1995年21,553
手稲札幌市手稲町11,158手稲町1967年26,309
宮城町仙台市宮城村15,991宮城町1987年27,694
〇亀田町:1970年国勢調査時点では町であったが、1971年に市制施行
※最終人口とは最後に迎えた国調の人口ですが、当然ながら消滅年より前に行われた国調となります。
[102065] 2021年 6月 4日(金)18:54:25白桃 さん
【秀邑並み】
【明治の名邑並み】は数が少なく楽?だったのですが、【秀邑並み】はそう簡単にはいきません。

【秀邑並み】の定義
1920年(大正9年)国勢調査国勢調査時点において存在し、1950年(昭和25年)国勢調査時点には消滅している町村で、以下のいずれかの条件に適合するところ。(ただし、「明治の名邑」を除く)
1.1920年国調以降少なくとも四回の国調時点において存在し、1940年10月1日までに町制施行している町であって、最後に迎えた国勢調査においては1万人(宮崎県においては2万人)を超え、1920年国勢調査においては5千人(宮崎県においては1万人)を超えている。なお、1920年国調から消滅時点の間に廃置分合している場合は、1920年国勢調査においてその前身自治体が5千人(宮崎県においては1万人)を超えていること。
2.1920年国調以降少なくとも四回の国調時点において存在し、最後に迎えた国勢調査において3万人を超えている町村
3.1920年国調以降二回以上の国調時点において存在し、最後に迎えた国勢調査において10万人を超えている町
4.1920年国調以降二回以上の国調時点において存在し、最後に迎えた国勢調査及び1920年国勢調査の両回とも5万人を超えている町
条件1.条件2.に「1920年国調以降少なくとも四回の国調時点において存在し」という邪悪?な文言を付け加えるという苦肉の策によって、以下の71のマチが除外されます。(- の後は現在の市区名 )
豊崎-大阪-今宮-大阪-日暮里-荒川-淀橋-新宿-亀戸-江東-王子-北-大井-品川-大崎-品川
吾嬬-墨田鷺洲-大阪千駄ヶ谷-渋谷鶴橋-大阪中本-大阪愛知-名古屋中野-中野三河島-荒川
代々幡-渋谷巣鴨-豊島大久保-新宿高田-豊島大島-江東呼続-名古屋中津-大阪千種-名古屋
田浦-横須賀入新井-大田戸塚-新宿堅粕-福岡岩淵-北羽田-大田目黒-目黒鶴見-横浜
世田谷-世田谷寺島- 墨田彦島-下関隅田-墨田深草-京都田島-川崎砂-江東山科-京都
尾久-荒川杉並-杉並住吉-福岡玉出-大阪鯰江-大阪三川-大牟田大里-北九州伝法-大阪
千代-福岡小松川-江戸川三篠-広島板櫃-北九州潮田-横浜国分-久留米千船-大阪西中島-大阪
神津-大阪湊-八戸駒沢-世田谷野方-中野落合-新宿蒲田-大田本田-葛飾池上-大田
西新井-足立長崎-豊島松江-江戸川今津-西宮奥戸-葛飾練馬-練馬西灘-神戸
まるで辻褄合わせのような定義ですが、条件1によって後藤寺はじめ22の街が、条件2によって小田と大庄が、条件3によって渋谷、西巣鴨、滝野川、荏原が、条件4によって南千住、の合計29が「秀邑並み」に決定しました。
後藤寺は田川市の「前身町争い」で伊田の後塵を浴び、中舞鶴は東舞鶴市の「前身町争い」で新舞鶴に後れをとり…と勝手に決めつけていますが…ともかく救われて良かったです。
現在は北九州市となっている企救と曾根は旧小倉市に、折尾は旧八幡市に編入されています。
尼崎市と合併した2村のうち、小田は人口の上では旧尼崎市と遜色なく、編入ではなく新設合併であったのも頷けます。
大牟田に編入された駛馬ですが、何度聞いても読み方が覚えられませんが「はやめ」なんです。
大都市とは呼べないところと一緒になって消滅した街も結構見受けられますが、高千帆、栗原なんかはシブいところです。
私が最も馴染み深いのは宇野なんですが、富田、中関、春木も白桃好みです。
名称現自治体1920年(人口)---消滅前名称消滅年最終人口※
後藤寺田川市後藤寺町28,319後藤寺町1943年30,640
駛馬大牟田市駛馬村16,585駛馬町1941年21,870
中舞鶴舞鶴市中舞鶴町19,518中舞鶴町1938年11,688
企救北九州市企救町16,176企救町1937年18,843
加茂名徳島市加茂名町9,949加茂名町1937年12,997
浜寺堺市浜寺町8,511浜寺町1942年18,823
宇野玉野市宇野町8,223宇野町1940年10,468
折尾北九州市折尾町7,803折尾町1944年13,026
富田四日市市富田町7,056富田町1941年10,749
魚崎神戸市魚崎町5,023魚崎町1950年12,198
足柄小田原市足柄村11,945足柄町1940年※16,807
相浦佐世保市山口村11,133相浦町1938年14,606
中関防府市中関村10,361中関町1936年11,207
曾根北九州市曾根村9,580曾根町1942年12,335
垂水神戸市垂水村9,378垂水町1941年23,140
富洲原四日市市富洲原村8,906富洲原町1941年14,616
助川日立市高鈴村8,401助川町1939年22,494
春木岸和田市北掃部村8,136春木町1942年19,350
高千帆山陽小野田市高千帆村7,540高千帆町1940年※15,101
上飯田飯田市上飯田村7,478上飯田町1937年11,407
栗原尾道市栗原村7,195栗原町1937年10,316
小宮八王子市小宮村6,336小宮町1941年12,907
小田尼崎市小田村20,262小田村1936年54,484
大庄尼崎市大庄村5,666大庄村1942年43,971
渋谷渋谷区渋谷町80,799渋谷町1932年102,056
西巣鴨豊島区西巣鴨町51,478西巣鴨町1932年115,654
南千住荒川区南千住町50,713南千住町1932年56,010
滝野川北区滝野川町40,689滝野川町1932年100,746
荏原品川区平塚村8,522荏原町1932年132,108
※最終人口とは最後に迎えた国調の人口ですが、当然ながら消滅年より前に行われた国調となります。ただし、足柄と高千帆は1940年国調人口です。
[102063] 2021年 6月 4日(金)11:13:44白桃 さん
【明治の名邑並み】
今、継続中の「名邑三世代」シリーズ、「名邑三世代」の表現はあんまり適切ではなかったと反省しておりますが、ともかく、鹿児島県まで終了し、今度はいよいよ香川県となる・・・を変更し、出席番号トップの愛知県から始めます。変更の理由は、ただ単に香川県を一番最後に持っていきたいがため('◇')ゞです。残り1府11県については全てデータ原稿も準備しているのですが、ちょっと一休みします。
さて、本日は【明治の名邑並み】についてです。【秀邑】【卓邑】にも言えることですが、吟味対象期間の途中で自治体として消滅すると、残念ながらどんな「名邑」であっても「明治の名邑」「秀邑」「卓邑」にはなれません。そこで、そういった不遇?な名邑に光をあてようと、以下のようなことを画策いたしました。
まずは、「明治の名邑」と同等クラスに置きたい【明治の名邑並み】です。

白桃選「明治の名邑並み」とは、明治期に成立し消滅した「町」であって、以下の3つの条件すべてをクリアする。
1.「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の第一表(市街及ヒ市街ノ体裁ヲナシタル名邑)に記載されている都邑を含む
2.1の「戸口表」に記載された1個の都邑・町村の現住人員が三千人以上
である
3.明治期に町制または市制施行

推測していたのですが、以下の三つしかありません。
神奈川と熱田は【市街】と同等としても良いでしょう。少し判断に迷ったのが、1912年(明治45年)に岸和田町ほかと合併して消滅した岸和田浜です。1908年の人口も6,000人と「明治の名邑並み」と遜色はないのですが、「戸口表」が岸和田と合わさって記載されており、ここはとりあえず見送ることにしました。
名称現自治体戸口表名称戸口表人口---最終町名(消滅年)(人口)統計年
神奈川横浜市神奈川駅11,345神奈川町(1901年)18,8621898年
熱田名古屋市熱田16,390熱田町(1907年)26,0341903年
西浜大阪市西浜5,332西浜町(1897年)6,3041889年
※統計年の人口
1889年:内務省告示による現住人口
1898年:「日本帝国人口統計」による現住人口
1903年:「日本帝国人口静態統計」による現住人口
[102038] 2021年 5月 27日(木)23:28:01白桃 さん
Re:出題者Hの健診クイズ回答
[102037] うっかりじゅうべえ さん
おそらく、ノーマークであろう私が答えさせていただきます。
回答:大月市
お付き合いありがとうございます。もちろん、正解です。
うっかりじゅうべえさん…正直、ノーマークでした。(笑)

共通項は、
「選抜高校野球大会に『21世紀枠』として選出された高校が所在する市」です。
正解の大月市は2007年に都留高校(都留市ではありません)が選出され今治西と対戦しています。
因みに、人口最大は神戸市(2016年:長田高校)です。
この21世紀枠によって、2001年から2021年までに合計58校が選出されたわけですが、群馬、埼玉、神奈川、富山、福井、長野、三重、京都、大阪、奈良、鳥取、岡山、広島、福岡の2府13県では選出されておりません。選ばれていない所がこんなにあるとは意外でした。
一方、いわき市と和歌山市からは2校が選出されております。
※昨年は大会が中止となりましたが、帯広農(帯広市)、磐城(いわき市)、平田(出雲市)の21世紀枠組も「出場」したということで、「出場回数」にカウントされています。
第3ヒントで閃きました。これが、本家の時にくればよいのですけど・・・。
ヒント3で閃いたというのは、なかなかのものだと思います。いつの日か、本番でも???( ´∀` )
蛇足になりますが、区町村からは、宜野座(沖縄県宜野座村)、鵡川(北海道むかわ町)、隠岐(島根県隠岐の島町)、利府(宮城県利府町)、女満別(北海道大空町)、遠軽(北海道遠軽町)、小山台(品川区)、小豆島【現:小豆島中央】(香川県小豆島町)、不来方(岩手県矢巾町)、東播磨(兵庫県稲美町)が選出されています。
蛇足の蛇足:
ヒント5で挙げた市は
東海市、相模原市→東海大相模
別府市、豊明市→明豊
今年の決勝戦を戦った高校を想起していただこうというネライでした。
[102036] 2021年 5月 27日(木)00:20:54白桃 さん
出題者Hの健診クイズ
問題:
十番勝負なら「提示した市にはある共通する特徴があります。」となりますが、ここは十番勝負ではないので一市たりとも提示はしませんが、基本的精神?は十番勝負と同じです。では共通する特徴を持つ市の中で「人口が最も少ないのは何市」かをお答えください。(人口は「2020年国勢調査確定値」でということにしときましょう。まず、間違いないと思いますので。)
と言っても、共通項がわからない限り答えるのは無理な話だと思いますので、出題者から共通項に関して上杉献身的?なヒントを出します。

共通項に関する
ヒント1:共通する特徴を持つ市の数はズバリ46です。・・・これで解る人はいないでしょう。
ヒント2:一都二府十三県には共通する特徴を持つ市はありません。・・・ここで解る方がいるかも
ヒント3:区町村に関して言えば、共通する特徴を持つのは、品川区、8つの「町」、ひとつの「村」、合計10となります。
ここからわかりやすいヒントです。

(ヒント3までで解った方は、以下は見ないでネ)

ヒント4:十番勝負で言うなら、深夜特急さん、ピーくんさん、伊豆之国さんあたりがメダル候補になります。
ヒント5:共通する特徴を持たない市として、東海市、相模原市、別府市、豊明市、東かがわ市を挙げときます。・・・大ヒントです。
さらに、サービスアナグラム
ヒント6:球児一斉に湧く(キュウジイッセイニワク)
とどめの
ヒント7:白桃が、市町村人口に次いで関心を持っている事柄に大いに関係します。

蛇足ヒント:東かがわ市の高校が出場したのは、この枠ではなく、♪「希望」という名の・・・「希望枠」です。
[102027] 2021年 5月 23日(日)22:51:49白桃 さん
市名だか四股名だか・・・
水郷・潮来の水が無くなったら、朝来になる…かどうかはさておき、若乃花と柏戸/大鵬の間にアサシオ・タロウという横綱がおりました。アサシオのアサは朝来の「朝」、アサシオのシオは潮来の「潮」(いっとき、サンズイに朝方ではなく夕方の「夕」で「朝汐」だったかも)です。今から思えば、ややこしい四股名だったなあ・・・。この朝潮、生まれは兵庫県らしい(もちろん、朝来ではない。)のですが、出身地は奄美大島だ・・・と今日まで思いこんでいたのですが、徳之島だとか。眉毛と胸毛が濃く、強い時は強いけど、弱い時はメチャメチャ弱かった。今から思えば、不思議な横綱だったなあ・・・。モンゴル勢がいない、昔々のハナシでした。
[102001] 2021年 5月 19日(水)22:57:15白桃 さん
名邑三世代.その62(鹿児島県・後編)
【秀邑】(【大・昭の名邑】)
鹿児島県の【秀邑】は、この期に市となった、名瀬、串木野、川内と、出水、谷山、西之表、知覧、末吉、川辺、東市来、高山、米ノ津、宮之城、大口に加え、1950年国調時に3万人を超えていた頴娃の合計15を数えます。「明治の合併」が進んだ鹿児島県に対しては「秀邑」の資格要件を厳しくしているのですが、大島郡の名瀬は別として、麓集落のなかった米ノ津が「秀邑」となったのは注目に値します。[101993]で見たように、加治木から三笠までの町制施行は一町を除き「単独町制」となっています。その一町というのが隈之城、平佐、東水引の3村の合併によって成立した川内町です。この川内町には、旧村それぞれに麓集落(隈之城、平佐、水引)があったのですが、この3つの麓の中では平佐が大きかったようです。白桃ルールで川内町の【前身村】を隈之城村にしていますが、現在の薩摩川内市を見ても、平佐地区と隈之城(向田)が拮抗しているようですね。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
一種二級名瀬奄美市名瀬村25,816名瀬市28,970
一種二級串木野いちき串木野市串木野村22,497串木野市33,884
一種二級川内薩摩川内市隈之城村12,611川内市42,048
二種二級出水出水市出水町13,103出水町22,212
二種二級谷山(鹿児島市)谷山村25,986谷山町40,098
二種二級西之表西之表市北種子村18,154西之表町30,123
二種二級知覧(南九州市)知覧村17,414知覧町24,464
二種二級末吉曽於市末吉村17,184末吉町29,072
二種二級川辺南九州市川辺村16,315川辺町22,066
二種二級東市来(日置市)東市来村13,885東市来町20,304
二種二級高山肝付町高山村13,572高山町22,390
二種二級米ノ津(出水市)中出水村12,832米ノ津町20,280
二種三級宮之城さつま町宮之城町14,699宮之城町17,969
二種三級大口伊佐市大口町10,366大口町17,772
三種二級頴娃(南九州市)頴娃村27,092頴娃町39,483
続いて「準秀邑」
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
伊作(日置市)伊作村14,934伊作町18,868
隼人(霧島市)西国分村12,634隼人町19,705
大崎大崎町大崎村11,573大崎町18,867
蒲生(姶良市)蒲生村11,363蒲生町15,887
牧園(霧島市)牧園村11,337牧園町15,017
財部(曽於市)財部村11,321財部町18,631
万世(南さつま市)東加世田村11,104万世町13,251
串良(鹿屋市)西串良村10,551串良町18,390
伊集院日置市中伊集院村10,338伊集院町15,644
大根占錦江町大根占村10,326大根占町14,721
古仁屋瀬戸内町東方村10,211古仁屋町 11,987
山川(指宿市)山川村9,514山川町16,192
栗野湧水町栗野村9,334栗野町14,566
福山(霧島市)福山村9,110福山町12,125
横川(霧島市)横川村8,540横川町11,680
菱刈(伊佐市)菱刈村8,326菱刈町12,470
東串良東串良町東串良村8,059東串良町11,971
高尾野(出水市)高尾野村7,573高尾野町12,506
内之浦(肝付町)内之浦村7,395内之浦町11,423
国分霧島市国分村7,379国分町10,641
市来(いちき串木野市)西市来村7,205市来町10,474
岩川(曽於市)岩川村6,973岩川町11,626
参考として
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
笠沙(南さつま市)西加世田村14,990笠沙町19,930
知名知名町知名村14,615知名町15,049
喜界喜界町喜界村13,451喜界町10,999
亀津徳之島町亀津村12,911亀津町12,435
和泊和泊町和泊村12,422和泊町13,259
中種子中種子町中種子村11,072中種子町17,587
根占南大隅町小根占村9,140根占町13,430
樋脇(薩摩川内市)樋脇村8,887樋脇町13,852
佐多(南大隅町)佐多村8,730佐多町11,494
帖佐姶良市帖佐村8,637帖佐町12,980
入来(薩摩川内市)入来村7,814入来町12,135
吾平(鹿屋市)姶良村6,644吾平町10,825
注:(人口)は国勢調査人口

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
鹿児島県は「秀邑」の資格要件を厳しくしたので、「秀邑」には成れないまでも、【卓邑】なら・・・そうは問屋が卸さないのです。鹿児島県の「卓邑」は、この期に市制施行した国分と隼人、姶良、伊集院と四種の瀬戸内の5つしかありません。伊集院はやっと勝ち抜け?できましたが、憐れなのは、「準名邑」で「準秀邑」の山川です。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
一種一級国分(6)霧島市国分市34,256国分市53,966
二種二級隼人(6)(霧島市)隼人町26,657隼人町36,846
二種二級姶良(5)姶良市姶良町24,057姶良町42,969
二種三級伊集院(0)日置市伊集院町17,790伊集院町23,961
四種瀬戸内(8)瀬戸内町瀬戸内町23,798瀬戸内町11,649
(参考)名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
大隅(0)(曽於市)大隅町24,130大隅町13,581
大崎(0)大崎町大崎町23,922大崎町16,018
徳之島(4)徳之島町徳之島町 19,804徳之島町 13,127
山川(3)(指宿市)山川町18,186山川町10,835
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[101997] 2021年 5月 19日(水)18:53:35白桃 さん
Re:市町村名についての質問があります
[101996]あきごん さん
「私的な団体名を名前につけた市町村」 天理市と豊田市以外で、どなたかご存知の方がおられましたら教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。
現在、浅口市となった旧:金光町は天理教と同時期に勃興した金光教の本部があったことから名づけられました。

ついで:
[101991]白桃
押し詰まった年の瀬、しかも大晦日に「村」から「町」になったところが一つだけあるのです。今は市となっているソコはドコかお分かりになりますか?
答えは[101993]にあります。
[101993] 2021年 5月 19日(水)13:10:20【1】白桃 さん
名邑三世代.その61(鹿児島県・中間補足)
鹿児島県の主邑を語る場合、麓(集落)に触れないわけにはいきません。
麓(集落)については何度か取り上げてきましたが、改めて説明させていただこう…いやいや面倒なので、ここは平凡社「世界大百科事典」第2版の力を借りましょう。
近世薩摩藩領域内に分布する在郷武士団の居住集落で,軍事的・行政的機能を有する。府下あるいは府本とも書く。藩内では鹿児島城下に居住する城下士のほかに,領域内の100余から110前後の各地に外城(とじよう)を置き,外城衆中(しゆうじゆう)と呼ぶ郷士を配置して藩領の防衛を担当させ,支配層として定着させた。麓集落は藩領内の地方行政の中心であったので,例えば都城(みやこのじよう),国分,加治木,出水(いずみ)などの大きなものは小藩の城下町にも相当する程度の規模を有した。
下は、「町村合併促進法(1953年10月1日施行)」以前に鹿児島県に成立した「町」について、成立順に並べたものです。これをみると、大島郡(奄美大島以南)を除くと殆どの街が麓に関係していることが分かります。
※麓集落欄
◎:旧)村の中心部に麓があった。
○:旧)村域内に麓があった。
町制年月日町名町制前村名麓集落戸口表現在
1912.06.01加治木加治木第一表(姶良市)
1912.12.31鹿屋鹿屋第一表鹿屋市
1913.07.01志布志東志布志第一表志布志市
1917.04.01出水上出水第一表出水市
1918.04.01大口大口第一表伊佐市
1919.07.01宮之城宮之城第一表さつま町
1922.04.01伊集院中伊集院第一表日置市
1922.10.01名瀬名瀬第二表奄美市
1922.10.01末吉末吉第三表曽於市
1922.12.01伊作伊作第一表(日置市)
1923.07.01枕崎東南方第一表枕崎市
1923.07.01米ノ津中出水第三表(出水市)
1923.10.13川辺川辺第二表南九州市
1924.01.01加世田加世田第一表南さつま市
1924.04.01岩川岩川第三表(曽於市)
1924.09.01谷山谷山第一表(鹿児島市)
1924.12.01垂水垂水第一表垂水市
1925.01.01阿久根阿久根第一表阿久根市
1925.01.01万世東加世田第三表(南さつま市)
1926.04.01財部財部第三表(曽於市)
1926.04.01国分国分第一表霧島市
1926.04.01西之表北種子記載なし西之表市
1928.11.01蒲生蒲生第三表(姶良市)
1929.05.20川内隈之城第一表薩摩川内市
平佐第三表(薩摩川内市)
東水引第三表(薩摩川内市)
1929.10.10隼人西国分第一表(霧島市)
1929.11.01福山福山第一表(霧島市)
1930.01.01山川山川第一表(指宿市)
1930.04.01市来西市来第一表(いちき串木野市)
1932.01.01高尾野高尾野第三表(出水市)
1932.04.01知覧知覧第二表(南九州市)
1932.04.01高山高山第一表肝付町
1932.04.01栗野栗野第三表湧水町
1932.05.15串良西串良第二表(鹿屋市)
1932.10.01東串良東串良第一表東串良町
1932.10.01内之浦内之浦第一表(肝付町)
1933.05.01指宿指宿第一表指宿市
1933.08.01大根占大根占第二表錦江町
1935.04.01串木野串木野第一表いちき串木野市
1936.01.01大崎大崎第二表大崎町
1936.04.01古仁屋東方第三表瀬戸内町
1937.04.01東市来東市来第三表(日置市)
1940.04.01牧園牧園記載なし(霧島市)
1940.04.01横川横川第三表(霧島市)
1940.04.29菱刈菱刈第三表(伊佐市)
1940.11.10樋脇樋脇第三表(薩摩川内市)
1940.11.10山野山野第三表(伊佐市)
1940.11.10笠沙笠沙第三表(南さつま市)
1940.11.10中種子中種子第三表中種子町
1941.01.01根占小根占第三表南大隅町
1941.05.05和泊和泊第三表和泊町
1941.10.01喜界喜界第三表喜界町
1942.01.01亀津亀津第三表徳之島町
1942.04.01帖佐帖佐第三表姶良市
1946.09.01知名知名第三表知名町
1947.09.01佐多佐多第二表(南大隅町)
1947.10.15吾平姶良第二表(鹿屋市)
1948.10.01入来入来第三表(薩摩川内市)
1950.08.01頴娃頴娃第三表(南九州市)
1952.12.01東郷上東郷第三表(薩摩川内市)
1953.02.11吉松吉松記載なし(湧水町)
1953.05.03日当山日当山第三表(霧島市)
1953.05.03三笠三笠第三表(阿久根市)
[101991] 2021年 5月 18日(火)11:57:25白桃 さん
大晦日に「町」に
1月1日に市制施行をしたり、「村」から「町」になったところは枚挙にいとまがないのですが、大晦日の市制施行はありません。どうせ市になるのなら一日待って、おめでたい?元日にというのが常識的な線だと思うのですが、押し詰まった年の瀬、しかも大晦日に「村」から「町」になったところが一つだけあるのです。今は市となっているソコはドコかお分かりになりますか?
[101988] 2021年 5月 17日(月)13:11:14白桃 さん
名邑三世代.その60(鹿児島県・前編)
このシリーズ、ある意味で最も難解な鹿児島県にやってきました。鹿児島市は別として、加治木以外の鹿児島県の主な街が明治期になぜ町制施行とならなかった「謎」について、この落書き帳において何度か触れてきたものの、依然として「謎」は謎のままです。
【明治の名邑】
冒頭で述べたことと関係しますが、鹿児島以外は通常の【明治の名邑】の条件に適合するところはありません。そこで、東南方(枕崎)、指宿、鹿屋、垂水、東志布志(志布志)、加世田、阿久根、加治木の8つの街を19世紀枠として「名邑」に認定しました。鹿篭(かご)・東南方(ひがしみなかた)とコロコロ名前が変化した名邑筆頭の枕崎ですが、カツオをあてに焼酎を飲みすぎたのか、町村制施行以降今日まで廃置分合を行っていないという、天然記念物的街であります。さて、名邑代表をどこにするか非常に迷っています。人口要件では、「準名邑」にもならない加治木ですが、明治期において県下唯一の「町」であった加治木にしときましょう。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
別格市街鹿児島鹿児島市鹿児島45,097鹿児島市63,640
拾玖世紀東南方枕崎市鹿籠7,096東南方村24,034
拾玖世紀指宿指宿市揖宿5,465指宿村18,688
拾玖世紀鹿屋鹿屋市鹿屋3,710鹿屋村13,422
拾玖世紀垂水垂水市垂水3,653垂水村17,515
拾玖世紀東志布志志布志市志布志3,387東志布志村12,916
拾玖世紀加世田南さつま市加世田3,248加世田村※16,234
拾玖世紀阿久根阿久根市阿久根3,066阿久根村18,178
拾玖世紀加治木(姶良市)加治木2,454加治木村※13,742
加世田村※・・・戸口表第一表にある武田村(1,016人)他を含む
加治木村※・・・1912年(明治45年)6月1日に加治木町となる。本当にギリギリ・・・

続いて「準名邑」
鹿児島県の「準名邑」は高山、山川、伊作の3つです。
名称現自治体---1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
高山肝付町高山第一表2,904高山村10,898
山川(指宿市)山川第一表2,829山川村8,911
伊作(日置市)伊作第一表2,788伊作村15,305

以下は(参考)です。後に「市」や「町」になるところを優先してリストアップしており、「明治の合併」が大規模に行われた鹿児島県においては下表に掲げたところ以外にも、かなり人口を擁した邑があります。
名称現自治体---1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
上出水出水市出水第一表2,461上出水村13,068
宮之城さつま町宮之城第一表2,417宮之城村11,761
谷山(鹿児島市)谿山第一表2,329谷山村28,350
内之浦(肝付町)内之浦第一表1,733内之浦村5,861
重富(姶良市)重富第一表1,477重富村5,185
西市来(いちき串木野市)市來第一表1,187西市来村8,000
大口伊佐市大口第一表1,140大口村7,470
隈之城薩摩川内市向田第一表1,096隈之城村9,670
国分霧島市國分第一表1,084国分村8,647
西国分(霧島市)濱ノ市第一表1,049西国分村11,588
東串良東串良町柏原第一表949東串良村6,738
福山(霧島市)福山第一表775福山村9,776
中伊集院日置市伊集院第一表714中伊集院村10,436
串木野いちき串木野市串木野第一表470串木野村22,677
名瀬奄美市名瀬第二表2,860名瀬村16,510
大崎大崎町大崎第二表1,686大崎村9,268
大根占錦江町大根占第二表1,484大根占村8,243
川辺南九州市平山第二表293川辺村17,459
西串良(鹿屋市)串良第二表215西串良村8,321
知覧(南九州市)知覧第二表96知覧村※17,559
中出水(出水市)下知識村第三表3,740中出水村12,199
財部(曽於市)北俣村第三表2,725財部村9,366
岩川(曽於市)五十町村第三表2,665岩川村6,111
蒲生(姶良市)上久徳村第三表2,607蒲生村9,942
頴娃(南九州市)郡村第三表2,389頴娃村25,457
帖佐姶良市東餅田村第三表2,369帖佐村8,427
東市来(日置市)長里村第三表2,031東市来村13,838
東加世田(南さつま市)益山村第三表1,859東加世田村13,412
末吉曽於市二之方村第三表1,828末吉村14,218
栗野湧水町木場村第三表1,801栗野村7,328
横川(霧島市)中之村第三表1,604横川村7,821
高尾野(出水市)柴引村第三表1,444高尾野村6,931
北種子西之表市現和村※第三表1,333北種子村14,636
菱刈(伊佐市)前目村第三表1,320菱刈村5,873
東方瀬戸内町東方阿木名村第三表921東方村8,564
牧園(霧島市)記載なし牧園村7,292
知覧村※・・・戸口表第三表にある郡村(2,835人)他を含む。
現和村※・・・太平洋側方面にあり、西之表の現在の中心市街地とは異なる。

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します
[101984] 2021年 5月 16日(日)18:56:40白桃 さん
第57回十番勝負を終えて(後半戦)
[101979]の続きです。
ここからは、ヒントが出てから答えた問題です。
問六:都道府県の人口重心がある市
5月6日、南九州市を解答、若島津のおかみさん、高田みづえの出身地である南九州領主に返りざく。もちろん、高松市でも良かったのですが、人口重心が意外なところにある鹿児島県を選びました。
しかし、(私にとって)ど真ん中に入って来た打ちごろの問題ではなかったとはいえ、人口がらみの問題をヒント前に解けなかったことは悔しいです。

問八:男性人口が女性人口より多い市(2015年国勢調査人口)
伊勢崎市で誤答後、5月7日、群馬県の総領主に復帰するために太田市で 解答
問六以上に、この問題をヒント前に解けなかったのは残念至極。加えて、手元にあった「データでみる県勢2021」を見ただけで、国調データを確認しなかった無精さを大反省してます。なお、「データでみる県勢2021」では、「2020年1月1日現在の住民基本台帳に基づく人口で伊勢崎は男が女より千三百四人多い」となっていました。

問七:国道57号,157号,257号,357号,457号が通る市
5月8日、宇土市で解答、石高を積み重ねる
人口がらみの問六、問八をヒント前に解けないのに、苦手な「道路関係」を解けるわけがありません。というか、お題の市の並びが気持ち悪くて、ちょっとチョッカイだせませんでした 。既出解が特定地域に固まっていたので漸く…。今回で一番「やられた!!! 」と思った問題でした。

問四:読みの内側の連続する1文字以上を取ると町村名になる市
5月9日、熱海市で解答、どうにか完答。
この問題は、[99303]白桃
東かがわ市の人口を増やす方策:「が」をひとつ抜けば良い!!!
と書き込んでいるように、東かがわ→東川、東庄→土庄となるのは解っていただけに、惜しいことをしたと感じた問題でした。もっとも、一文字ヒントの「町」で頭がラビリンスになったことも否定できません。

今回は、スローな展開に恵まれてなんとか完答3位抜けができましたが、最後の問四は、採点後のヨーイ・ドンを嫌って早めにギャンブルに打って出たのが功を奏しただけで、決して満足するものではありません。

コロナによって駐輪場のパートも辞めた今の生甲斐は、落書き帳と十番勝負だけになりました。グリグリさん、そして皆様、今後とも宜しくお願い申し上げます。

ついで:「市盗り」の改革案についてですが、税を課すとか、休眠者の領土没収とか、新参者の優遇とかではなく、誰もが公平に享受でき、しかも、下剋上を推進?する方策として以下の案を提示します。
〇回数に因んで、例えば五十八回では問五と問八、六十回では問六と問十の正答に対し、通常の三倍のボーナス石高を与える
ただし、誤答はマイナス2点とする。
どうでしょうか。( ´∀` )
[101979] 2021年 5月 16日(日)13:42:22白桃 さん
第57回十番勝負を終えて(前半戦)
まずは何より、第1回から続けていた十番勝負参加記録を無事更新できたことを嬉しく思っています。

では、解答(正答)順に
問二:4月に市長選挙があった市(無投票を含む)
5月2日、佐野市で解答、佐野を上積み
十番勝負開始時にざっと十個の問題をながめてみましたが、閃くものは全くありません。これはヤバイ、先が思いやられる…。翌朝になって漸く、私の苦手な「選挙問題」ではないかと思いあたりました。そういえば、入院中に浦安市長選挙の不在者投票を院内でしました。あれは3月でしたね。

問一:地方気象台がある市(航空地方気象台は除く)
5月2日、念願の高松市で解答、高松市をレコンキスタ開始(私は真言宗ですが、くはさんが異教徒であるかないかは関係ありません)
これは、各県の中心都市や銚子なんかが出ていたので、もっと早く気づいても良かったですね。

問十:読みの母音が「あ音」と「う音」だけの市(両音を含む)
5月3日、高松市で解答、地固め。
入院中、人口はもちろん何のデータもない中、出来ることと言えば「あ音」だけの市を探すことぐらい。そんな白桃の事情をご存じだったオーナーが、きっと私のために作っていただいた問題だったかも???(笑)。
ところで、[101961]Nさん
自分は羽生、日向inで、山武、白山、雲南outだと思ってました。
私も全く同じでした。でも、考えてみれば、羽生、日向がOKであれば、周南も微妙になりますし、やっぱり、ハニュウ、ヒュウガ、シュウナンはカナで書くと、ニ、ヒ、シが入りますので駄目なんでしょうね。

問五:隣接するどの市区町村よりも面積が広い市
5月4日、高松市で解答、レコンキスタ終結。
ここは、五島、熊野の非該当市からアタリをつけていったかと思います。で、高山、名古屋、西之表でなるほど…。

問三:都道府県で最高点が最も低い市
5月5日、根室市で解答、北方領土ではないが、そこに近い領地を回復
「地名コレ」の検索に何度も五市を入れたのですが、何を入れても出てくる「自治体最高点」しか 出てこない。そりゃあ、そうだわ。

問九:市制施行もしくは新設合併後、町だけを編入した市
5月5日、松江市で解答、鳴子こけしさんに奪われた松江を奪還
比較的得意分野のこの問題にここまで手こずるようでは…、ヒント前にやっと六問を解けました。

・・・後半戦につづく
[101837] 2021年 5月 9日(日)12:17:25白桃 さん
Re: 勘違いしていました。
[101833]ピーくん さん
大失敗について私は誤答の問八のことかと思っていましたら勘違いでした。[101770]恥ずかしい書き込みをしてしまいました。
私の大失敗と言うのは、ピーくんさんが当初思っていた通り、問八のことです。伊勢崎を失ったばかりでなく、いっときは群馬の総領主から滑り落ちたのです。
今回、どういうわけか大谷昇平チャンがホームランを打つたびに一問ずつ解けました。が、やはり、彼が10号打つ前には10問完答!とはいかなかったです。明日10日までにはナントカ完答したいです。
[101832] 2021年 5月 9日(日)07:42:00白桃 さん
十番勝負
問四:熱海市

このまま、問四を考え続けると悶死しそうなのです。
まったく自信がありませんので、外れてもイタくないところで・・・
グリグリさん、鑑定よろしくお願いいたします。
[101808] 2021年 5月 8日(土)18:36:45白桃 さん
祝:四連覇&初二抜け
Nさん、四連覇おめでとうございます。
深夜特急さん、今まで完答3着はありましたが2着は初ですよね。ま、1着は超人類ですので、事実上のトップですよ。(笑)

問四は、たぶんアレではないかと思っているのですが、今のところは線引きが良く分かっていません。
[101793] 2021年 5月 8日(土)10:48:12白桃 さん
十番勝負
問七:宇土市

やっとアノ意味がわかりました。
[101789] 2021年 5月 8日(土)09:02:17白桃 さん
獺の祭り見て来よ瀬田の奥(芭蕉)
獺(かわうそ)の祭り、というものはどんなものかは知りませんが、美酒「獺祭」の味は良く知っています。
「獺祭」は白桃とかぱぷうさんの係争?の地、岩国で造られています。岩国は、街の成り立ち、独特な歴史の吉川家、白ヘビーローテーション、佐々木巌流がその傍でつばめを斬ったという柳、結構面白い街です。そう、野洲・夜須とはお譲りできません。
錦帯橋に落書きしたのは、キンタイちキョウすけ、さん???
[101788] 2021年 5月 8日(土)08:37:16白桃 さん
岩国の件でしょうか?
[101786]かぱぷう さん
市盗り合戦、昨日採点分の問五がデータ反映されてないようです。ご確認願います。
もし、岩国の件でしたら、「あ、やられた。」と一瞬思った白桃でしたが、「市盗り」の領主決定のルールは以下のようになっています。
(2) 石高が同じ場合は、正答数から誤答数を引いた数が多い解答者
 (問題市や既存正答市の解答による誤答は除く)(金メダル1より、正答5を優先)
(3) それでも決まらない場合は、その領国を最後に正答した解答者
白桃とかぱぷうさんの獲得石高は同じ7ですが、正答数で僅かに私の方が上回っているのです。
因みに、この鬼?のようなルール(2)は、清洲?会議にて、この白桃が提案したのです。あ~提案しといて 良かった。・・・
[101754] 2021年 5月 7日(金)18:00:59白桃 さん
十番勝負
問八:太田市
[101720] 2021年 5月 6日(木)21:19:36白桃 さん
大失敗
取り返しのつかない失敗をしてしまった。
古今亭慎重にいかないと・・・
[101718] 2021年 5月 6日(木)20:36:29白桃 さん
十番勝負
問六:南九州市
[101702] 2021年 5月 6日(木)19:01:11白桃 さん
十番勝負
問八:伊勢崎市
[101667] 2021年 5月 5日(水)11:04:51白桃 さん
十番勝負
問九:松江市
[101665] 2021年 5月 5日(水)08:13:41白桃 さん
十番勝負
問三:根室市

♪一日一歩 三日で三歩
今から散歩(リハビリ)です。
[101655] 2021年 5月 4日(火)13:03:09白桃 さん
十番勝負
問五:高松市

おがちゃんさんが浜松に集中するなら、私はここに集中するしかない。でも大砲と水鉄砲の違いはある???
[101644] 2021年 5月 3日(月)21:26:24白桃 さん
十番勝負
問十:高松市

微妙に数が・・・
病院生活を思い出します。謎
[101613] 2021年 5月 2日(日)15:42:35白桃 さん
十番勝負
問一:高松市

神様、仏様、稲尾様、くは様
[101608] 2021年 5月 2日(日)07:14:12白桃 さん
第五十七回全国の市・十番勝負
問二:佐野市
[101566] 2021年 5月 1日(土)14:32:41白桃 さん
地名が二つ入った芭蕉の三句
今日はメーデーですが、近年はそれほど脚光を浴びていないようですね。入社当時、原宿から表参道あたりを「密」になって「飛沫」を飛ばしながら行進したのを覚えております。もっとも、この【労働者の祭典】を深く認識していなかった白桃なんかは、途中離脱し「雀のお宿」?へ逸走していったのですが・・・
[101565]ぺとぺと さん
鉄道のまち山北
山北の情報有難うございます。
十番勝負、お手柔らかにお願いいたします。
今日から【落書き帳ゲームの祭典】が始まりますね。こちらこそ、お手柔らかにお願いいたします。今夜はお酒は控えま・・・(笑)

さて、手元には、「入院中には変な地理雑学ゲームはやめて、これでも読んで」と息子が買ってきてくれた「覚えておきたい芭蕉の名句200」という文庫本があります。
言うまでもありませんが、芭蕉の句には地名が入るものも数多いのですが、この本にある200句の中には、地名が二つ入るのが三句ありました。
〇夏の月 御油より出でて 赤坂や
この句は夏の夜の短さを詠んだ句として有名ですね。赤坂をTBSのあるところだと思っていた新橋生まれの妻のように、東海道でもっとも宿駅間の距離が短いのが御油と赤坂の間である、というのを知らない人にはこの句の意味が解り難いかもしれません。
御油も赤坂も今は豊川市となっていますが、両宿は同規模だったようで、明治19年調査の「戸口表」でも御油が1,527人、赤坂が1,545人となっています(ともに、第二表に掲載)。

〇花の雲 鐘は上野か 浅草か
「~鐘は上野か浅草か~」は、あまりにも有名ですが、恥ずかしながら芭蕉の句であることを知りませんでした。
上野は寛永寺の、浅草は浅草寺の鐘?果たしてどっちだったのか?

〇かたつぶり 角ふりわけよ 須磨明石
この句は知りませんでした。源氏物語に
明石の浦はただ這ひ渡るほどなれば
というのがあるようで、本の解説によれば、カタツムリが這って渡れるほど接近した須磨と明石を、ここまでが須磨で、ここからが明石だと角で振り分け示して欲しい、と言うことらしいのです。須磨の浦も明石の浦も、ともに風光明媚な所として知られていたのでしょうが、そう鳴門大橋、その間にある垂水の立場はどうなるのか、と余計な心配をしてしまいます。同じ神戸市でも須磨区の殆んどが摂津であったのに対し垂水は播磨ですから、垂水も明石の浦に包含されたのでしょうか???そう言えば、垂水区から出ている橋は「明石海峡大橋」でしたね。
[101563] 2021年 4月 28日(水)01:02:01【1】白桃 さん
わた市 合併しないので(その3.市制施行以降合併していない単独市制市)
下は、単独市制をして以降、「人口異動を伴わない境界変更」以外の廃置分合を行っていないところのリストです。[100916]に掲げた市との相違は、最終廃置分合年月日が市制施行日の5年以上前となっていることです。ただし、市制施行日前5年以内の最終廃置分合であっても、前身町の人口が減少しているところ(東久留米、赤平、網走)、あるいは境界変更によってごく僅かな人口増を示したに過ぎないところ(武蔵村山)は、横須賀市から分立した逗子とともに「真っ当」な単独市制市としてリストに加えています。また、市制・町村制施行以降、まったく廃置分合を行っていないところについては稿を改めます。
表の説明:市名欄の後欄に○があるのは、最終廃置分合によって前身町村の人口が減少したところ。◎は横須賀から分立した逗子。
市名市制年月日最終廃置分合年月日--最終廃置分合詳細平成の合併ばなし
羽村1991.11.011980.04.01羽村町が福生市と境界変更青梅市ほかと
鶴ヶ島1991.09.011975.05.01鶴ヶ島町が川越市(一部)を編入(境界変更)坂戸市ほかと
阪南1991.10.011972.10.20南海/東鳥取2町→阪南町「南泉州市」
袖ケ浦1991.04.011971.11.03袖ケ浦/平川2町→袖ケ浦町木更津市ほかと
東久留米1970.10.011969.09.03久留米町(一部)が小平市へ(境界変更)なし
武蔵村山1970.11.031968.11.01村山町が立川市(一部)を編入(境界変更)なし
四條畷1970.07.011961.06.25四條畷町が田原村を編入大東市と
藤井寺1966.11.011959.04.20藤井寺/道明寺2町→藤井寺道明寺町なし
日野1963.11.031958.02.01日野町・七生村→日野町なし
裾野1971.01.011957.09.01裾野町が富岡/須山2村を編入御殿場市ほかと
生駒1971.11.011957.03.31生駒町が北倭村を編入なし
守山1970.07.011957.03.01守山町が中洲村(一部)を編入野洲町ほかと
三郷1972.05.031956.09.30東和/彦成/早稲田3村→三郷村なし
日高1991.10.011956.09.30日高町が高萩村を編入なし
伊勢原1971.03.011956.09.30伊勢原町が岡崎村(一部)を編入なし
門真1963.08.011956.09.30門真町が大和田/四宮/二島3村を編入「守口門真市」
泉南1970.07.011956.09.30信達/樽井2町・新家/西信達/鳴滝/雄信達4村→泉南町「南泉州市」
野々市2011.11.111956.09.30野々市町が郷村(一部)を編入金沢市と
岩出2006.04.011956.09.30岩出町.・山崎/根来/上岩出3村・小倉村(一部)→岩出町なし
国立1967.01.011956.08.01国立町が国分寺町(一部)を編入なし
香芝1991.10.011956.04.01二上/下田/五位堂/志都美4村→香芝町なし
那珂川2018.10.011956.04.01岩戸/安徳/南畑3村なし
我孫子1970.07.011955.04.29我孫子/布佐2町・湖北村→我孫子町船橋市ほかと
朝霞1967.03.151955.04.01朝霞町・内間木村→朝霞町新座市ほかと
幸手1986.10.011955.04.01幸手町が八代村・豊岡村(一部)を編入「幸手市」※
南足柄1972.04.011955.04.01南足柄町・岡本/福沢2村・北足柄村(一部)→南足柄町小田原市と
知多1970.09.011955.04.01八幡/岡田/旭3町→知多町東海市ほかと
交野1971.11.031955.04.01交野町・星田村→交野町枚方市ほかと
古賀1997.10.011955.04.01古賀町・青柳/小野2村→古賀町なし
下田1971.01.011955.03.31下田町・稲生沢/稲梓/浜崎/朝日/白浜5村→下田町「下田市」※
四街道1981.04.011955.03.10千代田町・旭村(一部)→四街道町千葉市に編入
新座1970.11.011955.03.01大和田町・片山村→新座町朝霞市ほかと
吉川1996.04.011955.03.01吉川町・旭/三輪野江2村→吉川町「吉川市」※
太宰府1982.04.011955.03.01太宰府町・水城村→太宰府町なし
守谷2002.02.021955.03.01守谷町・高野/大野/大井沢3村→守谷町なし
牛久1986.06.011955.02.10牛久町が奥野村を編入なし
滝沢2014.01.011955.02.01滝沢村(一部)を盛岡市へなし
大網白里2013.01.011954.12.01白里/大網2町・増穂村→大網白里町なし
白井2001.04.011954.12.01白井村が永治村(一部)を編入「北総市」
八街1992.04.011954.11.01八街町・川上村→八街町なし
八幡1977.11.011954.10.01八幡町が都々城/有智郷2村を編入宇治市ほかと
栗東2001.10.011954.10.01治田/葉山/金勝/大宝4村→栗東町草津市ほかと
白岡2012.10.011954.09.01日勝/篠津2村・大山村(一部)→白岡町「白岡蓮田市」
坂戸1976.09.011954.07.01坂戸町・三芳野/勝呂/入西/大家4村→坂戸町鶴ヶ島市ほかと
赤平1954.07.011954.07.01赤平町が芦別市と境界変更滝川市ほかと
蓮田1972.10.011954.05.03蓮田町・黒浜/平野2村→蓮田町「白岡蓮田市」
高石1966.11.011953.04.01高石町が取石村を編入堺市と
座間1971.11.011951.04.17座間町が海老名町(一部)を編入なし
城陽1972.05.031951.04.01寺田/久津川/富野荘/青谷4村→城陽町宇治市ほかと
京田辺1997.04.011951.04.01田辺町が大住/草内/三山木/普賢寺4村を編入宇治市ほかと
逗子1954.04.151950.07.01横須賀市(一部)→逗子町なし
長岡京1972.10.011949.10.01新神足/海印寺/乙訓3村合併→長岡町向日市ほかと
稲城1971.11.011949.09.01稲城村が多磨村(一部)を編入なし
歌志内1958.07.011949.01.01歌志内町(一部)→上砂川町砂川市ほかと
三沢1958.09.011948.02.11三沢村・六戸/下田/浦野舘3村(一部)→大三沢町なし
網走1947.02.111947.02.11網走町→網走市・東藻琴村なし
恵庭1970.11.011943.10.01恵庭村(一部)を広島村へ千歳市ほかと
北広島1996.09.011943.10.01広島村が恵庭村(一部)を編入南幌町ほかと
和光1970.10.311943.04.01白子村・新倉村→大和町新座市ほかと
北本1971.11.031943.02.11石戸村・中丸村→北本宿村なし
富里2002.04.011932.07.01富里村(一部)を成田町へ成田市に編入
泉大津1942.04.011931.08.20大津町・上条/穴師2村→大津町和泉市ほかと
尾張旭1970.12.011925.08.26旭村(一部)を瀬戸町へなし
東大和1970.10.011919.11.01清水/高木/奈良橋/蔵敷/芋窪/狭山6村→大和村なし
留萌1947.10.011919.07.01留萌町(一部)→小平蘂村増毛町ほかと
みよし2010.01.041906.07.01三好/ 明越/莇生3村→三好村日進市ほかと
豊明1972.08.011906.05.10沓掛/豊明2村→豊明村日進市ほかと
日進1994.10.011906.05.10香久山/白山/岩崎3村→日進村豊明市ほかと
長久手2012.01.041906.05.10長湫/上郷/岩作3村→長久手村なし
大府1970.09.011906.05.01大府村・5村・1村(一部)→大府村東海市ほかと
高浜1970.12.011906.05.01高浜町・高取/吉浜2村→高浜町安城市ほかと
岩倉1971.12.011906.05.01岩倉町・豊秋/島野/2村・幼村(一部)→岩倉町江南市ほかと
「幸手市」※…五霞町と、「下田市」※…河津/南伊豆/松崎3町と、「吉川市」※…松伏町と
[101543] 2021年 4月 21日(水)15:28:12白桃 さん
名邑三世代.その59(神奈川県・後編)
落書き帳に復帰したら、まず行いたかったのは本シリーズの再開です。関心を持っていただいている方は殆どいないと思いますが、「遺作」にはしたくありません。('◇')ゞ

【秀邑】(【大・昭の名邑】)
神奈川県の【秀邑】は、この期に市となった平塚、茅ケ崎に加え、逗子、葉山、二宮、山北、座間の二種五邑と全国的にも珍しい三種の相模原、合計八つです。個人的には、山北が意外です。
秀邑/種別名称現自治体1920年(人口)1950年(人口)
一種二級平塚平塚市平塚町12,960平塚市52,381
一種二級茅ヶ崎茅ヶ崎市茅ヶ崎町18,259茅ヶ崎市47,013
二種三級逗子逗子市逗子町9,152逗子町35,908
二種三級葉山葉山町葉山村7,558葉山町15,484
二種三級二宮二宮町吾妻村7,055二宮町12,679
二種三級山北山北町川村6,510山北町10,879
二種三級座間座間市座間村5,647座間町11,804
三種三級相模原相模原市溝村3,909相模原町68,898

準秀邑名称現自治体1920年(人口)1950年(人口)
大野(平塚市)大野村5,861大野町10,894
寒川寒川町寒川村5,364寒川町11,166
海老名海老名市海老名村5,099海老名町10,181

(参考)名称現自治体1920年(人口)1950年(人口)
厚木厚木市厚木町4,602厚木町10,989
大和大和市大和村4,527大和町17,586
湯河原湯河原町土肥村3,461湯河原町10,054
注:(人口)は国勢調査人口

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
神奈川県の【卓邑】は、厚木、大和、伊勢原、海老名、南足柄、綾瀬(以上は一種)、湯河原、津久井、愛川、寒川(以上は二種)、松田、真鶴、城山(以上は四種)の十三です。♪箱根の町は天下の険外・・・でした。
卓邑/種別名称現自治体1960年(人口)2000年(人口)
一種一級厚木(9)厚木市厚木市46,239厚木市217,369
一種一級大和(9)大和市大和市40,975大和市212,761
一種二級伊勢原(9)伊勢原市伊勢原市26,984伊勢原市99,544
一種二級海老名(7)海老名市海老名町17,938海老名市117,519
一種二級南足柄(7)南足柄町南足柄町19,663南足柄市44,156
一種三級綾瀬(7)綾瀬市綾瀬町8,304綾瀬市81,019
二種三級湯河原(9)湯河原町湯河原町19,743湯河原町27,721
二種三級津久井(3)(相模原市)津久井町13,978津久井町30,345
二種三級愛川(5)愛川町愛川町13,741愛川町42,760
二種三級寒川(7)寒川町寒川町11,564寒川町46,369
四種松田(9)松田町松田町10,389松田町12,987
四種真鶴(9)真鶴町真鶴町9,141真鶴町9,075
四種城山(5)(相模原市)城山町5,280城山町23,036

(参考)名称現自治体1960年(人口)2000年(人口)
箱根町(0)箱根町箱根町20,972箱根町15,829
大井(3)大井町大井町6,459大井町16,582
開成(4)開成町開成町4,781開成町13,396
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[101538] 2021年 4月 20日(火)15:16:45白桃 さん
今更ながら「第五十六回十番勝負奮闘記」
[101535]未開人 さん
前回の十番勝負の感想はまだ締め切られていないので書いていただければ僕も読みたいです。
私の感想などは、読んでもあまり参考にならないとは思うのですが、せっかく仰って頂いているので・・・
ですが、その前に
[101420]の問題1(2)は全問正解でした。僕の方でも解説記事を上げたいのですが、白桃さんが出していただいても構いません。
入院中は沢山の問題をいただき、ありがとうございました。解説記事については、やはり出題者にお願いしたいと思います。
[101536]サヌカイト さん
白桃さんは3か月分の過去記事を今まさに読み終わったころくらいではないかと思いますが、僕の[101424]は解いていただけたでしょうか?
退院した15日に三か月分の過去記事を読ませていただきましたが、[101424]については予想をしただけでした。結果を見ると、現行の市区町村に使用されている文字の頻度順位とは若干異なっていますね。

では、改めまして「第五十六回十番勝負奮闘記」を
と言っても、三か月以上の前のことで記憶も薄れてきています。印象に残っているというか、悔いが残ったのは問六:
千畳敷コレクションにある市
皆さんがドンドン答えていかれた問六ですが、私は手こずりました。あれこれ考えた挙句、これは「地名コレ」を見なければと思いあたったのですが、少し前まで「地名コレ」の上部にあったはずの検索ボックスが見あたりません。解答後に気が付いたのですが、いつからか、下の方に移動していたのですね。 問六に気をとられて残りの問題を見てもいませんでしたので、この事にもう少し早く気づいていれば、ひょっとしてヒント前の完答が出来ていたかもしれません。もちろん、超人類のアノお方にはかないっこありませんが…
それと、お題の駒ヶ根市で千畳敷に気付かないアタリは今の私の実力でしょう。
今回の十問はどれも、極めて難解というものはないが、物凄く簡単なものもなく、「地味ながら渋めの十問」と言っても差し支えないと思いますが、私にとって一番簡単だったのは最後に答えた問十でした。[101162]
最後の直線の障害(問十)を見て、フラフラっと外ラチの方へ逸走宍粟になりました。お題のアノ1市で、絶対そんなことはないと、ムチを入れ直したので大事には至りませんでしたが、自分が問題を作るとすれば、外ラチ沿いの問題になっていたでしょう。
(たぶん、見落としでしょうが、自転車の整理もソコソコに問十の解数を数えたら63でした。)
と書いておりますが、妄想を膨らませているうちにデスクトップ鉄さんにメダルをさらわれてしまいました。その妄想とは、お題の瑞穂市→みずほ銀行、非該当の佐倉市→さくら銀行、神戸市→太陽神戸銀行・・・でした。さすがに「笛吹銀行」はありませんでした。因みに見落としていた一市は松浦市でした。
問十の共通項は
同一名の町村が過去も含め他の都道府県にのみ存在する市(完全一致・読みは問わない)
でしたが、痛恨の極みは、メダルを逸したことではなく、高松か松江かどっちで答えるか大いに迷った末に松江で答えたことです。後は、くはさんの前にどなたかが「高松市」で答えてくれないか祈っていたのですが、その祈りもむなしく・・・

今の実力から言えば、完答順位2位は上出来だった気がしますが、それよりなにより、十番勝負開催期間中に新型コロナに感染し、陽性の結果を知り、発熱→入院したことを思うと、第五十六回は一生忘れられない十番勝負となりました。
なお、グリグリさんには感謝申し上げるとともに、次回十番勝負におきましては、病み上がりの白桃に多少のテゴコロをさしのべていただきたくお願い申し上げます。( ´∀` )
[101531] 2021年 4月 17日(土)11:12:18白桃 さん
第三次産業就業者割合
[101530]hmt さん
白桃さん生還祝・クイズに挑戦
お付き合い有難うございます。
修正頂いた箇所はもちろん正解なのですが、
この地の夜の風情と言うか哀愁を歌ってそこそこのヒットを飛ばしたのは、赤木圭一郎である。【熱海ブルース】
ここが、白桃の思惑と違っていました。私の念頭にあったのは【赤木圭一郎】ではなく、箱崎晋一郎(朗)が歌った【熱海の夜】でした。
私は【熱海ブルース】を知らなかったのですが、この曲は熱海のPR曲として1939年に【由利あけみ】という歌手がヒットさせたようですね。戦後、松尾和子やフランク永井らも歌ったようですが、私の記憶にはありませんでした。歌詞を見ると、【熱海の夜】より熱海の情景が詳細に叙述されており、さすが、熱海の元祖ご当地ソングだと感じました。

以上は、ま、どうでも良いことでありまして、ここからが本題です。
第三次産業就業者割合が8割以上の市町村の数は75です。(特別区部を含めると76)
これをグループ分けすると、以下の通りです。(※自治体の並びは比率の高い順)
A.大都市近郊・・・36
武蔵野市、浦安市、小金井市、多摩市、三鷹市、調布市、逗子市、西東京市、狛江市、国分寺市、国立市、葉山町、芦屋市、
和光市、春日市、太宰府市、箕面市、市川市、習志野市、鎌倉市、小平市、篠栗町、船橋市、府中市、東村山市、千葉市、
大野城市、我孫子市、筑紫野市、清瀬市、松戸市、町田市、立川市、酒々井町、北広島市、西宮市
B.沖縄・・・12
座間味村、那覇市、浦添市、宜野湾市、北谷町、豊見城市、与那原町、沖縄市、北中城村、嘉手納町、西原町、南風原町
因みに、都道府県単位で80%を超えているのは、東京都と沖縄県です。
C.観光等に特化・・・11
草津町、熱海市、別府市、高野町、伊東市、湯沢町、軽井沢町、占冠村、下田市、東伊豆町、那智勝浦町
D.東京から遠隔地にある地域中心・・・7
鹿児島市、盛岡市、青森市、奄美市、秋田市、新宮市、高知市
E.中枢都市・・・4
福岡市、札幌市、特別区部、仙台市
F.その他・・・6
檜枝岐村、田尻町、横須賀市、小樽市、成田市、葛尾村

地域の実態や特性を把握するためには、就業者を第一次、第二次、第三次産業と3つに分類する方法だけでは不充分であることは承知しておりますが、上を見ていると、あゝやっぱりそうか、なるほど、と感じる点が多いです。
私が特に気になっているのがCグループです。観光に特化している自治体、特に温泉地は斜陽化の一方となっていますが、これにコロナが影響を与えるのは必至です。2025年国勢調査では悲惨な結果となるのでは、と心配しております。


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