都道府県市区町村
落書き帳

トップ > 落書き帳 >

メンバー紹介

>
ekinenpyouさんの記事が50件見つかりました

… スポンサーリンク …


記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[102073]2021年6月7日
ekinenpyou
[101558]2021年4月25日
ekinenpyou
[101551]2021年4月24日
ekinenpyou
[101549]2021年4月23日
ekinenpyou
[101533]2021年4月18日
ekinenpyou
[101521]2021年4月12日
ekinenpyou
[101515]2021年4月11日
ekinenpyou
[101514]2021年4月10日
ekinenpyou
[101511]2021年4月9日
ekinenpyou
[101492]2021年3月30日
ekinenpyou
[101487]2021年3月27日
ekinenpyou
[101486]2021年3月26日
ekinenpyou
[101477]2021年3月21日
ekinenpyou
[101471]2021年3月15日
ekinenpyou
[101466]2021年3月13日
ekinenpyou
[101460]2021年3月10日
ekinenpyou
[101457]2021年3月9日
ekinenpyou
[101455]2021年3月8日
ekinenpyou
[101451]2021年3月6日
ekinenpyou
[101449]2021年3月5日
ekinenpyou
[101436]2021年3月2日
ekinenpyou
[101429]2021年2月27日
ekinenpyou
[101417]2021年2月23日
ekinenpyou
[101402]2021年2月13日
ekinenpyou
[101397]2021年2月10日
ekinenpyou
[101395]2021年2月9日
ekinenpyou
[101388]2021年2月8日
ekinenpyou
[101384]2021年2月7日
ekinenpyou
[101381]2021年2月6日
ekinenpyou
[100918]2020年12月28日
ekinenpyou
[100910]2020年12月27日
ekinenpyou
[100905]2020年12月26日
ekinenpyou
[100902]2020年12月23日
ekinenpyou
[100897]2020年12月21日
ekinenpyou
[100895]2020年12月18日
ekinenpyou
[100891]2020年12月13日
ekinenpyou
[100882]2020年12月8日
ekinenpyou
[100872]2020年12月5日
ekinenpyou
[100870]2020年12月4日
ekinenpyou
[100868]2020年12月3日
ekinenpyou
[100852]2020年11月22日
ekinenpyou
[100847]2020年11月20日
ekinenpyou
[100841]2020年11月16日
ekinenpyou
[100838]2020年11月15日
ekinenpyou
[100836]2020年11月14日
ekinenpyou
[100816]2020年11月9日
ekinenpyou
[100809]2020年11月7日
ekinenpyou
[100806]2020年11月6日
ekinenpyou
[100800]2020年11月5日
ekinenpyou
[100789]2020年11月4日
ekinenpyou

[102073] 2021年 6月 7日(月)19:48:36ekinenpyou さん
「町村名の読みの内側の連続する1文字以上を取ると市名になるもの」【前編】
[101956][101968]グリグリさんで示された「読みの内側の連続する1文字以上を取ると町村名になる市」の一覧について、
プログラムなどでリストアップする場合、想定される組み合わせを全部用意してチェックしているのかと思ったのですが、
[101958][101969]N さんのご指摘により若干の漏れがあることが判明し追加訂正されました。

上記と類似しますが「町村名の読みの内側の連続する1文字以上を取ると市名になる」ものを当方でリストアップしてみましたので
以下に参考として示しておきます。(対象となる町村932・市792で町村の郡名は含めません。明細は出典参照のこと)

【7組】2市
山形県金山町(カ-ネヤ-マ)・福島県金山町(カ-ネヤ-マ)・埼玉県川島町(カ-ワジ-マ)・奈良県上北山村(カ-ミキタヤ-マ)
徳島県神山町(カ-ミヤ-マ)・愛媛県上島町(カ-ミジ-マ)・熊本県嘉島町(カ-シ-マ) → 福岡県嘉麻市(カマ)
東京都御蔵島村(ミ-クラジ-マ)・福島県三島町(ミ-シ-マ)・福井県美浜町(ミ-ハ-マ)・愛知県美浜町(ミ-ハ-マ)
三重県御浜町(ミ-ハ-マ)・和歌山県美浜町(ミ-ハ-マ)・鹿児島県三島村(ミ-シ-マ) → 徳島県美馬市(ミマ)

【6組】5市
北海道赤井川村(ア-カイガ-ワ)・青森県鰺ヶ沢町(ア-ジガサ-ワ)・福島県浅川町(ア-サカ-ワ)・神奈川県愛川町(ア-イカ-ワ)
和歌山県有田川町(ア-リダガ-ワ)・香川県綾川町(ア-ヤガ-ワ) → 徳島県阿波市(アワ)
宮城県七ヶ浜町(シ-チガハ-マ)・宮城県色麻町(シ-カ-マ)・千葉県芝山町(シ-バヤ-マ)・和歌山県白浜町(シ-ラハ-マ)
奈良県下北山村(シ-モキタヤ-マ)・香川県小豆島町(シ-ョウドシ-マ) → 三重県志摩市(シマ)
群馬県高山村(タ-カヤ-マ)・富山県立山町(タ-テヤ-マ)・福井県高浜町(タ-カハ-マ)・山梨県丹波山村(タ-バヤ-マ)
長野県高山村(タ-カヤ-マ)・沖縄県多良間村(タ-ラ-マ) → 東京都多摩市(タマ)
長野県南牧村(ミ-ナミマ-キ)・長野県南相木村(ミ-ナミアイ-キ)・大阪府岬町(ミ-サ-キ)・岡山県美咲町(ミ-サ-キ)
佐賀県みやき町(ミ-ヤ-キ)・福岡県水巻町(ミ-ズマ-キ) → 兵庫県三木市(ミキ)
宮城県美里町(ミ-サ-ト)・秋田県美郷町(ミ-サ-ト)・埼玉県美里町(ミ-サ-ト)・島根県美郷町(ミ-サ-ト)
熊本県美里町(ミ-サ-ト)・宮崎県美郷町(ミ-サ-ト) → 茨城県水戸市(ミト)

【4組】3市
福島県泉崎村(イ-ズミザ-キ)・茨城県茨城町(イ-バラ-キ)・新潟県出雲崎町(イ-ズモザ-キ)・熊本県五木村(イ-ツ-キ)
→ 長崎県壱岐市(イキ)
北海道神恵内村(カ-モエナ-イ)・岩手県軽米町(カ-ルマ-イ)・神奈川県開成町(カ-イセ-イ)・奈良県河合町(カ-ワ-イ)
→ 山梨県甲斐市(カイ)
長野県川上村(カ-ワカ-ミ)・静岡県函南町(カ-ンナ-ミ)・奈良県川上村(カ-ワカ-ミ)・宮崎県川南町(カ-ワミナ-ミ)
→ 高知県香美市(カミ)

【3組】4市
埼玉県小鹿野町(オ-ガ-ノ)・山梨県忍野村(オ-シ-ノ)・岐阜県大野町(オ-オ-ノ) → 兵庫県小野市(オノ)
群馬県長野原町(ナ-ガノハ-ラ)・千葉県長柄町(ナ-ガ-ラ)・和歌山県那智勝浦町(ナ-チカツウ-ラ) → 奈良県奈良市(ナラ)
岩手県洋野町(ヒ-ロ-ノ)・福島県広野町(ヒ-ロ-ノ)・奈良県東吉野村(ヒ-ガシヨシ-ノ) → 東京都日野市(ヒノ)
秋田県三種町(ミ-タ-ネ)・熊本県御船町(ミ-フ-ネ)・鹿児島県南種子町(ミ-ナミタ-ネ) → 山口県美祢市(ミネ)

【2組】10市
広島県安芸太田町(アキ-オオ-タ)・熊本県芦北町(ア-シ-キタ) → 秋田県秋田市(アキタ)
北海道厚真町(ア-ツ-マ)・東京都青ヶ島村(ア-オガシ-マ) → 愛知県あま市(アマ)
長野県飯綱町(イ-イヅ-ナ)・沖縄県伊是名村(イ-ゼ-ナ) → 長野県伊那市(イナ)
北海道上ノ国町(カ-ミノク-ニ)・秋田県上小阿仁村(カ-ミコア-ニ) → 岐阜県可児市(カニ)
岩手県葛巻町(ク-ズマ-キ)・奈良県黒滝村(ク-ロタ-キ) → 埼玉県久喜市(クキ)
沖縄県渡名喜村(ト-ナ-キ)・沖縄県渡嘉敷村(ト-カシ-キ) → 岐阜県土岐市(トキ)
北海道中標津町(ナカ-シベ-ツ)・北海道中頓別町(ナカ-トンベ-ツ) → 大分県中津市(ナカツ)
山形県中山町(ナカ-ヤ-マ)・福島県中島村(ナカ-ジ-マ) → 福岡県中間市(ナカマ)
福島県檜枝岐村(ヒ-ノエマ-タ)・福島県平田村(ヒ-ラ-タ) → 大分県日田市(ヒタ)
北海道南富良野町(ミ-ナミフラ-ノ)・埼玉県皆野町(ミ-ナ-ノ) → 岐阜県美濃市(ミノ)

ここまでは、(3文字となるものもありますが)おおむね先頭と末尾2文字を組み合わせたパターンになっています。
この他、残りが30組あり全て1町村→1市の組み合わせになりますが、長くなるので後日続きを投稿いたします。
(事前にわかる方は一部分でも回答を示していただいて構いません)

【ヒント】市名が2文字の市(9組)・3文字の市(18組)・4文字の市(3組)です、2文字のものはプログラムなどを使わない方でも
恐らく容易に解けると思います。
[101558] 2021年 4月 25日(日)19:08:57ekinenpyou さん
Re:淡路島の所属など
[101544]hmt さん
kenさんの記事 [11989]に記載されたような事情 があったものと推察
いわゆる稲田騒動については徳島市電子図書館にある庚午事変(庚午事変編集委員会 編集)に詳細な記述があります。
(全文がネット閲覧可能)

淡路島の一部に関しては、下記よりも前から 兵庫県管轄であったようです。
第一次兵庫県(慶応4年~明治4年11月)の県域
その通りのようです、徳島県側の資料も確認してみました。
徳島県統計書(平成30年)の1.土地・気象 より
近世も、徳島藩は淡路も領有していた。明治になり、廃藩置県によって、4年に徳島県が置かれたとき、淡路のうち、津名郡を分離した。間もなく名東県と改称したとき、淡路一円も管轄することとなった。
書き方がやや大雑把ですが、M4.7の廃藩置県(徳島藩→県)でいったん津名郡を分離(兵庫県管轄)としたものの
M4.10~11の1次府県統合で名東県になった際、元に戻ったという趣旨の記述になっています。

また、津名郡 - Wikipediaには
「M4.5に38村6浦が兵庫県の管轄となる」とありました、双方の記述が(細かい点では)一致しません。

上記を踏まえ、公文書類で履歴を探りますと(前述のものと)少し時期にズレがありますが以下の通りでした。
法令全書. 明治3年の第677号(M3.10.15沙汰)では
「旧稲田領(淡路国1万4500石)を兵庫県管轄」とあり(法令上は?)この時点で同県管轄になったと考えても良いのかもしれません。

【参考】公文録・明治三年・第百二十二巻・徳島騒擾始末(四)より
稲田九郎兵衛従前家禄十分一下賜北海道移住御達(6コマ)同日徳島藩への沙汰も同趣旨
兵庫県ヨリ稲田九郎兵衛操替米渡方ノ儀上申兵庫県ヨリ管轄高御振替方上申(6コマに稲田九郎兵衛元領地 淡路国の記述)

次に
明治4年11月20日の太政官布告 第609号
ですが、同日布告で津名郡の一部を(新設)兵庫県が当分管轄とあるものの、法令全書. 明治4年の右端
太政官布告第600号(M4.11.15)、同日沙汰には(元兵庫県管轄)津名郡の一部は名東県の管轄になることも記されています。

※法令全書は若干文字が見づらいので名東外四県被置阿波外三国諸県被廃御布告伺(7コマ)も参照のこと

なお、上記には元津山藩(県)管轄→1次府県統合で北条県が当分管轄するとされた
小豆島の一部についても香川県(1次)の管轄になることが記されています。

しかしながら、香川県統計年鑑(令和2年)1 土地・気象では
北条県に属していた小豆島の西部6村の池田、土庄、渕崎、上庄、肥土山、小海は、少し遅れて明治5年1月25日に香川県に編入された。
と記されています。次々と行われる藩・府県の再編に追いつけないという事態が容易に想定されたため、布告では
「移管元で当分管轄」という表記も併用し、実態上の移管までタイムラグが生じることを許容していたのでしょうか、
M5.1.25付の太政官布告や沙汰・大蔵省布達の類は(存在していた可能性もあるのですが)、当方では確認できませんでした。
(小豆郡誌でも西部6村を遅れて編入という記述は無い模様)

【おまけ】書ききれなかった分もあり恐縮ですが、それらは都合上後日の投稿とさせていただきます。
[84575]YT さん
最近の国勢調査に掲載されている過去の都道府県別面積の内、昭和10年~22年の数字は昭和10年全国市町村別面積調によるとありますが、そもそも昭和15年と昭和22年の国勢調査報告書には面積の記載が全くありません。
国公認ではないですが、Japan area and population by Ken, Shi and Gun. 1930-40.という英文資料があります。
(日本地名大辞典や法令全書などを元に作成されたM354-1A, population statisticsの附属物?)

ただし、[74314]hmt さんにもある通り
例えば別府市の面積。
1935年9月4日に 別府市は速見郡石垣村,朝日村,亀川町を編入 していますから、内閣統計局版96コマ記載の面積を合計すると、同年10月1日の面積は101.01km2となるはずです。
ところが、日本地名大辞典の表では22.47km2と、編入前の面積のままです。
国勢調査報告(S10)ではこの問題は生じていませんが、作成プロセスの関係で?同資料は同様の記載が存在しており注意を要します。
※一応欄外には都市年鑑(S16)は101.01km2とも記載があります。
[101551] 2021年 4月 24日(土)09:38:15ekinenpyou さん
五條市役所の位置を変更する条例の一部改正についてなど
[101547]まがみ さん
このような“○○条例を改正する条例”みたいなものは、施行と同時に元の条例に取り込まれて、形の上では消滅します。ですので、“令和2年条例第47号”という条例が単独で存在するわけではありません。
以下はもう少し詳細を知りたい方のための補足など・・・

会議録でのやりとり&経過について
令和2年五條市議会第4回12月定例会会議録/五條市令和2年12月8日会議録(第2号)(8コマ)
令和2年五條市議会第4回12月定例会議決内容
議第59号 五條市役所の位置を変更する条例の一部改正について → 令和2年12月17日原案のとおり可決

上記は市の条例ですが、国の政令の場合も改正する政令を作って都度内容の加除を行います。
一例として[99317]MI さんでも取り上げられている
地方自治法第二百五十二条の二十二第一項の中核市の指定に関する政令(平成七年政令第四百八号)という
中核市の一覧を示した政令について

・中核市が増える場合 → (政令本文に追加する)政令を制定します。
地方自治法第二百五十二条の二十二第一項の中核市の指定に関する政令の一部を改正する政令(令和2年政令第307号)
以下本文より部分抜粋
地方自治法第二百五十二条の二十二第一項の中核市の指定に関する政令(平成七年政令第四百八号)の一部を次のように改正する。「吹田市」を「吹田市 松本市 一宮市」に改める。
附則
この政令は、令和三年四月一日から施行する。

・同上、減る場合 → (政令本文から削除する)政令を制定します。
地方自治法第二百五十二条の十九第一項の指定都市の指定に関する政令の一部を改正する政令(平成23年政令第323号)
以下本文より部分抜粋
附則
(施行期日)
第一条 この政令は、平成二十四年四月一日から施行する。
中略
第四条 地方自治法第二百五十二条の二十二第一項の中核市の指定に関する政令(平成七年政令第四百八号)の一部を次のように改正する。
「姫路市 熊本市」を「姫路市」に改める。

※この場合、熊本市の中核市からの除外と政令指定都市への追加がセットですので、その名称は
「地方自治法第二百五十二条の十九第一項の指定都市の指定に関する政令の一部を改正する政令」になっています。
なお同日に特例市→中核市になった豊中市については別途
「地方自治法第二百五十二条の二十二第一項の中核市の指定に関する政令の一部を改正する政令」(平成23年政令第324号)が
制定されています。

【参考】総務省|新規制定・改正法令・告示 政令(要綱&本文・理由&新旧対照表が確認できます)
[101549] 2021年 4月 23日(金)19:39:45ekinenpyou さん
市町村制施行時の「市区町村名の文字頻度分析」
[101536]サヌカイト さん
先程「川」で調べたところ誤差1でした。あえて治しません。この数え方が大雑把なので
表題の件分析お疲れさまでした、(大筋で合っていると思いますが)以下当方の結果と比較したものを記します。

【上位20位の文字について】
総数が(+1)になったもの、田(1位)1194→1195(以下数省略)・川(2位)・野(3位)・山(5位)・島(8位)※・津(11位)・三(16位)
同上(-1)になったもの、谷(19位)273→272

※当方データでは変遷情報の神奈川県三浦郡豊嶋村を「豊島村」としておりますので実質同数(406)とみて良いと思います。
(成立時のM22県令9号では確かに豊嶋村とありますが、M36告示239号で豊島村→町とあり表記ゆれと解釈)

上記以外の部分は、現状では具体的にどの点が違うのかは当方ではわかりかねます。
(気が向いたら次回の十番勝負の後にでも調べてみてください、なお道府県別の内訳数があれば比較はできます)

【1回しか登場しない文字の数 392文字について】
熊本県宇土郡不知火村の「火」が抜けているようです。変遷情報検索

他、字体の表記ゆれなどについては(比較の元となるデータが違いますし、長くなるので)数点しか書きませんが、
福島県相馬郡大甕村(現在の南相馬市原町区大甕)のようなものは「甍」「甕」としても良さそうですね。(変遷情報も同じ)
また「眞」千葉県君津郡真舟村変遷情報も「表記の揺れ:真舟村」とあるので「真」と同一視しても差し支え無しでしょうか・・・

最後に「齋」岡山県苫田郡上齋原村は「斎」(常用漢字)と同一視しても良いかもしれませんが、
変遷情報もあえて「齋」を採用しています。(平成の大合併で消滅)
【参考】苫田郡西部合併協議会第12回協議会(新町の名称・3コマ)
合併時(新町の)名称候補として「斎野津富町」はOK「奥富齋原町」はNGだったそうで、細かい点で厳しいですね・・・
(9コマにもある通り、常用漢字でない漢字が含まれているものを無効としたとのこと)
[101533] 2021年 4月 18日(日)08:39:29ekinenpyou さん
令和2年国勢調査速報値など
[100771]白桃 さん
神奈川、香川など、2020年国勢調査の速報値が出るまで、推計人口の公表を休止するという県もあります。
上記については本日までに令和2年国勢調査香川県速報令和2年国勢調査結果速報(横浜市独自集計による人口・世帯数)
などが示されています。

[101527]N さん
自筆の署名も新字体になっていますし、「愛知県知事」としては新字体が正なのかもしれません。
ただ、「一宮市長」としては一覧で旧字体になっていますので、県知事になるにあたって字体を変えたのかもしれませんね。
調査の方ありがとうございました。
「愛知県知事」としては新字体でも良さそうですね、細かい点は本人にお伺いしないとわからないかもしれませんが・・・

[78532]hmt さん
所沢市長の「当麻よし子」さんは、所沢市HPにも この名 が使われていますが、本名は「当摩好子」さんのようです。
「当麻よし子」さんは主に市長時代のみ使っていたのでしょうか・・・
令和元年春の叙勲受章者名簿旭日章 小綬章以下(埼玉県)では本名のみ記されていました。
東京都を見てみると、本名が漢字で()内の芸名等はひらがなとか、「崎」「﨑」の違いなどもきちんと区別されているのですが・・・

その他雑件、当別町サイトで記されていた下記について
「石狩当別駅」「石狩太美駅」駅名の変更
 駅名に「石狩」と表記があることで、自治体名を石狩市と誤認している町外の方が多いことから、現駅名より「石狩」の削除を含めた駅名への変更について協議する。
札沼線の駅(当別町内)に関するお知らせ(4.14付・2コマ)で正式決定しました。

【おまけ】[101492]拙稿謎々回答については後日まとめて投稿しますので、初心者向けに簡単な謎々を1つ出しておきます。
以下は各回の国勢調査においてある条件(人口に関するもの)を満たす自治体数の推移を示したものです。

国調年自治体数国調年自治体数国調年自治体数国調年自治体数
T0955S2266S45528H071,524
T14100S2543S50814H121,645
S05143S3082S551,057H171,088
S10119S3561S601,155H22739
S15157S40273H021,322H27738

※S22~45については沖縄県を含めません
具体的にどういった条件を満たすものを計上したかをお答えください、とりあえずノーヒントとします。
【参考】全国の市区町村数の推移(市区町村変遷情報)
[101521] 2021年 4月 12日(月)19:30:49ekinenpyou さん
Re:山形県の歴代市町村長など
[101518]N さん
早速のフォローありがとうございました、仰る通りかと思われます。岸宏一金山町長の就任日ですが、[78500]にまん さんでは
1971(S46).5.?
と大筋で合っていたようなのですが、なぜか1971(S46).4.30と登録されたようです。
【参考】岸 宏一(厚生労働副大臣)

[101490]N さんで(千葉県知事の)就任日が1日ずれているという的確なご指摘があったので、当方からも若年首長のページで1点だけ
平良 幸市さん(沖縄県知事)は1976(S51).6.15就任とありますが
知事ファイル-全国知事会では(10日後の)6.25となっており、沖縄県サイトの記述と一致します。

沖縄県公報(6.18当選人告示)となっており、その後の就任が妥当であろうと思われます。

【おまけ】
元愛知県知事の神田 真秋さんの本名は「眞」が旧字なのでしょうか、知りませんでした。(S26年生まれなら、あり得ると思いますが)
例えば皆様ご存知の有名なこちらの方は別名義とありますので本名ではなさそうです、人名漢字は色々と解釈が難しいですね・・・
人名用漢字の新字旧字「真」と「眞」より
「目」の下の部分がくっついた「眞」は、昭和56年10月1日から平成16年9月26日の間だけ、子供の名づけに使えたということになります。
当方のような素人だと「目」の下の部分があいた「眞」と「目」の下の部分がくっついた「眞」程度の違いなら
包摂字形で良いのでは?とも考えてしまうのですが・・・

※例えば人名漢字では「俱」○・「倶」× となるようですが、地名なら現在通用しているものは「倶知安」「倶利伽羅」などです。
旧字は「俱知安」(左中央上)・「俱利伽羅」(右3段目)

【参考】人名用漢字別表の変遷(「俱」は平成16年9月27日に追加)

拙稿[101515]追記・山形交通三山線に関する写真が掲載されている別サイトをご紹介
津島軽便堂写真館(当時の白岩駅の様子がよくわかります、朝は早いですが下り最終電車は19時だったそうです)
[101515] 2021年 4月 11日(日)10:48:44ekinenpyou さん
Re:クイズの答えなど
以下は長くなるので分割投稿にしました。

[101509]伊豆之国 さん
この問の共通項は…[83002]を見ると一目瞭然。「白」の付く駅がある、「白」の付く現存する町です。
[83002]伊豆之国 さん
このうち惜しいのは白鷹町。お隣の長井市に「白兎」という駅([77114])があるのですが、白鷹町との境界線まで約1km弱。白鷹町にあるお隣の駅「蚕桑(こぐわ)」までは1.4kmです。

山形県における平成の大合併は庄内地域で実施されその他は従来のままでした、
過去に遡りますと現在の寒河江市白岩に白岩駅が存在しており、ここは明治期以降(昭和の大合併まで)西村山郡白岩町の領域でした。

[13511]深海魚[雑魚] さんより
羽前高松ではかつて、山形交通三山線が分岐して、西川町の
間沢まで延びていました。非電化の左沢線から電鉄線が分岐するという構図も当時ならではの現象です。
【参考】山形交通三山線(夏季・冬季の貴重な写真あり、夏は酷暑&冬は豪雪の中電車を走らせるのは大変だった・・・)
白岩駅跡(かつての駅舎を利用?)

白岩について少し補足
大日本地名辞書(左下)
市街名邑及町村二百戸以上戸口表(M21)の第二表(名邑)にも記載があります。M33年に村→町
白岩発電所東北電力管内でも最古参の水力発電所です。

【おまけ】
山形県市町村概要(令和2年刊)
PDF(58コマ)に歴代市町村長の就任日記載あり、このあたりの不明情報を一部補完できるかもしれません・・・
自治体名欄の背景色が緑色は合併ですでに消滅した自治体です(同一市名での新設合併による消滅も含みます)。

真室川町は新設合併を経ています。
[101514] 2021年 4月 10日(土)20:47:31ekinenpyou さん
Re:千葉県夷隅郡旭町など
[101512]MI さん
これは恐らく誤植でありまして、同年4月6日縣報p20正誤で次のように訂正されているのです。(pdfの11コマ)
○正誤 縣令第十八號別冊八ページ土村區域根本内新田ハ根木内新田同四十三ページ新町村旭村ハ旭町(中略)の誤
 ということで「旭町」が正当だったのです。
早速のフォローありがとうございました。
的確な説明です、この件は役場位置との対比でも不自然な点がわかるのですが(正誤が比較的早期に出たため?)
国側(内務省)へも上手く伝わったらしく二十二年末市町村現住人口別冊(M23.10.6告示)でも適切な分類表記となりました。

また、千葉県統計書(M23)でも町数3となっており、一部では正誤情報が反映されております。
※M23.12.31現在なので、大多喜&旭の他、同年に実施された勝浦村→町を含めます。

なお、[68959]MI さんにもありますが新潟県の刈羽郡石地町および中頸城郡大瀁村について

二十二年末市町村現住人口別冊(刈羽郡の村名4番目、上条村の下)→石地町村
同上(中頸城郡の村名9番目)→北大瀁村

新潟県公報でM23.5.2正誤までに2箇所の訂正を示していますが、M23.10.6内務省告示にはまだ反映されていません
(M22.12.31現在の人口を各市区町村から収集しそれを元に作成?)

翌年(M24.7.8告示)二十三年末市町村現住人口別冊(刈羽郡の町名2番目)→石地町
同上(中頸城郡の村名中ほど明治の隣)→大瀁村

適切な対応がなされているように見えますが、M23年中の町村分合改称(右上)に石地町村→石地町と誤解を招く記載が見られます。
この2点は現在県サイト(市町村の変遷一覧表)では以下のような表記となっています。
7.柏崎地域(2コマ)は成立時より石地町であるのに対し、11.上越市(2コマ)はM23.5北大瀁村→大瀁村の改称

地味ですが、正誤情報については(わかる範囲で)何らかの形で把握しておくと良いと思われます。
不可解な例)M22県令甲第22号をベースに作成されたと思われる新潟県中頸城郡是を見ると、正誤情報が反映されておらず
更に「北大瀁村」がM34.11.1の大瀁村成立まで存在したという架空の履歴が示される。

【おまけ】あまり知られていない資料1点紹介
[79130]むっくん さんで解説がなされている新旧対照市町村一覧の著者は(東京)和泉橋警察署で
冒頭で「先立って警察区画書を作成し、非売品として頒布した」という趣旨の記述がありますが
恐らくその資料は全国現行警察区画一覧(M20.10.3版権届)であろうと思われます。
名前からはわかりにくいのですが、内容は警察署管轄毎に多くの町村名が掲載された町村一覧もどき?になっています。
(沖縄・一部島嶼地域除く)

この年代の資料は地方行政区画便覧(M18年末時点)をほぼそのまま写したものが広く知られていますが、
確認したところ地域によって差はあるものの例えば石川県では
羽咋郡羽咋村→町(M20.5.5県令第90号)は反映済み(3行3列)
珠洲郡飯田村→町(M20.9.21県令第145号)は未反映(1行2列)
となっており、(表のデザインは似ていますが)完全な複製ではないことが確認できました。

【注】全国現行警察区画一覧について補足、[78767]千本桜 さんより
仙台区を構成する市制町村制施行前の町村名等の中頃にある
田原長町通, 車町, 柳町通, 北目町通, 新小寺小路, 榴ヶ岡, 長泉寺横
の「新小寺小路」は正しくは「新寺小路」のはずですので、ご確認おねがいします。
地名索引(左ページ5列目最下部)は「新寺小路」ですが、この点は地方行政区画便覧(5行6列)の記載を引き継いでしまったようです。
宮城県(1行2列)参照

※地名索引も「木町通」を「本町通」(左ページ9列目中央部、支倉町の上)とするなど
(国刊行の資料ですらも不可解な箇所がありますので)細かい部分は[79130]むっくん さんにもありますが
「町」or「丁」のような微妙である箇所を判別する資料としては単独では使えないものと考えています。
仰る通りで、位置づけはあくまで参考資料の一つといったところでしょうか・・・
[101511] 2021年 4月 9日(金)20:41:04ekinenpyou さん
宇都宮市徳次郎町(とくじろうまち)についてなど
[46378]みやこ♂ さん
宇都宮市北方の宇都宮インターそばには「徳次郎町」というのがありまして,「とくじろうちょう」とも呼ばれますが,地元では「とクジラ」と呼ばれておりますです。(^o^)
上記については、徳次郎町 本当は「とくじら」? 宇都宮市 読み方変更へ審議(読売新聞オンライン)
などを経て以下の通り対応がなされました。
徳次郎町の名称(読み方)が変更になりました(宇都宮市公式Webサイト)
(R3.3.1以降10日間の)Twitter上での関連投稿

令和2年度 第40次宇都宮市住居表示等審議会(第2回)会議録(1コマ)より
昭和29年の宇都宮市と河内郡富屋村の合併の際に,読み方についての審議した資料等は確認することはできなかったが,表記を「徳次郎町」,読み方を「とくじろうまち」と定め,告示している。
昭和の大合併で徳次郎町の読みを「とくじろうまち」としたので「とくじら」という読みは(1954年以来)
66年ぶりの復活という記述が各所に見られますが、当然ながら「徳次郎」という地名はそれ以前から存在するので、
本稿ではいつ頃から「とくじろう」という読みが出てきたかについて(簡単に調べてみたので)ログに残します。

【参考】第40次宇都宮市住居表示等審議会(第1回)次第
(6コマ)4-(1)-イ 資料に見える地名、(13コマ)徳次郎の名称(由来・読み方等)

まず、国刊行の日本地誌提要(M5-10)(真ん中)・郡区町村一覧(M14)河内郡(右ページ6行6列)
民間刊行の下野国町村名尽(M14)(右端)ではいずれも「徳次郎(トクジラ)」であった点が確認できます。

次に国刊行の地名索引(M18)(真ん中)では読みが「とくじろう」になっている点が確認できます、
民間刊行の帝国地名大辞典(M35-36)河内郡富屋村(右中央)&駅路(右下)・市町村大字読方名彙(T14)(真ん中下の富屋)も同様です。

明治維新前の資料でも「とくじろう」という読みを記したものが存在しているかもしれませんが、
国刊行の(地理)資料としては「地名索引(M18)」あたりが先駆けと言えるのかもしれません、M22の町村制施行による
合併時(もしくはそれ以前)に公称地名「とくじろう」という読みが定められていた可能性もあり得ます。

【おまけ】[101492]拙稿謎々の答を書こうと思いましたが、(次の十番勝負まで少し時間があるので)保留しておきます。
[101459]サヌカイト さんで作成ルールが示された市町村制施行時の「市区町村名の文字頻度分析」ですが、
そもそも市区町村変遷情報が何を根拠として市区町村名の文字を決めているのか?という点について、
大筋は[76874]むっくん さんで示された府令県令など(一部地域を除く)に記載された名称を元に(新旧字体の区別などを無くして)
忠実に従って作られていると思われます。

しかしながら、稀にこれらの記載に拠らず(不採用となり)ボツになったもの(市区町村名)がありますので、そうしたものを(今後)
少しずつ紹介してゆきます、エントリーナンバー1番は定番の?荏原郡 世田(ヶ)谷村あたりにしようと思いましたが
(リンク先は直接の関係はありません)、[11610]まがみ さんで示されたような構想を現在も模索しているかもしれないので
(諸事情により)保留とし、初心者向けとして[63494]グリグリさんで示されたリスト中の「千葉県夷隅郡旭町」にしておきます。

さてこの夷隅郡旭町ですが県令をほぼ忠実に転記した千葉県新旧町村対照ではなんと「旭村」になっております。
この影響か郵便区画町村便覧(M25.4)新旧対照市町村一覧(右上)
更に千葉県が作成した千葉県統計書(M31)夷隅郡(次の47コマ参照)にも「旭村」が拡散しており困ったものです。

この件に関する解説は後日示しますが、恐らくMI さんもご存知のはずなので(仔細を)教えてくれるでしょうか・・・
[101492] 2021年 3月 30日(火)19:15:00ekinenpyou さん
Re:大日本國東山道陸奥州驛路圖や仙台藩の商業統制など
[101489]千本桜 さん
国絵図の図式規定を知りたいと思っていますが
全ての箇所を読む必要はないと思いますが、いくつか(ネット閲覧可能なPDFなどを)挙げると以下の通りです。
(特にカッコ内コマは参考になると思います)

正保国絵図の調進と絵図様式の統一化について(7~9,18~24コマ)
国絵図にみる絵図村の表現とその分布(4コマ~)

元禄年間の国絵図改訂と新国絵図の性格について(9コマ~)で
「国絵図に関する文献としてよく引き合いに出される」と紹介されている「好書故事」もネット閲覧できます。
近藤正斎全集. 第3

これらと、仙台領 国絵図覚書 / 佐藤宏一(東北歴史資料館研究紀要. 3)
図書館向けデジタル化資料送信サービス参加館一覧
あたりを参照するとだいたいのことはわかるような気もしますが、細かいことは調べきれない点もあると思うので
国絵図読解事典
著者の小野寺淳先生が所属する国絵図研究会に聞いてみるなどすると何か知見が得られるかもしれませんね。

【おまけ謎々】郡の変遷(Issie さんのホームページ)などであまり触れられていない、(明治維新以降の)郡に関する?地味な
履歴情報をリストにしてみました。例によって(最上段以外は)「?」で伏せておきます。(答え合わせは後日、事前回答もOKです)

年月日郡名など参考(ヒントなど)
M3.2.27津久井県→同郡難易度初級、過去ログ[65669]hmt さん・相模国津久井県名改称伺
M4.10.10四国のどこか(なぜかあまり知られていない、当時の資料類からの捜索は容易なので難易度中級)
M5.10.19関東のどこか(郡名というより郷村地名の一部だったとも解釈できますので、参考扱い=難易度上級相当)

なお、消滅した郡の一覧 - Wikipediaにある
明治22年(1889年4月1日) 福岡県表糟屋郡・裏糟屋郡(合併して糟屋郡に)

[42562]hmt さんより
黒田長政の時代に、箱崎村を中心とする表粕屋郡と、香椎村を中心とする裏粕屋郡と称するようになったとのこと。
これは(M22.4.1より前に既に)公称の郡名ではないと思われるのですが、事実はどうなのでしょうか???
[101487] 2021年 3月 27日(土)20:17:54ekinenpyou さん
仙台藩の金ヶ瀬について追記など
[101428]千本桜 さんでご紹介いただいた[47401]を参考とし金ヶ瀬を町場としましたが、あらためて
[72228]千本桜 さんを拝読すると(金ヶ瀬には)大河原のように市日記載が見あたらないことから
商業活動許可は出ていない(広義の)町場(に準ずる)領域だったということになるのでしょうか。

ただし[72228]
小規模な町場ですと、その名が明治22年の新町村名に影響を及ぼした可能性は低くなります。影響を及ぼすには、それなりの規模と都市機能の集積が必要になります。
と仰られている通り、規模はそれなりにあったはずで、また
領内の町場は、中期において77、享保19年(1734)に89、幕末に96に増加しており
ともあるので、後に許可が出たかもしれませんが・・・

※例えば(金ヶ瀬より戸数の少ない)槻木は市日記載あり?

【なぜかまだ答えが出ていない?】[101485]伊豆之国 さんの[101468]問A
地域おこし協力隊の方が作成されたPR動画の町が答えということでよろしいですか?
[101486] 2021年 3月 26日(金)19:32:42ekinenpyou さん
Re:正保・天保国絵図は宿駅と村をどのように表記したか、など
[101479] 千本桜 さん
いつもながら丁寧なコメントありがとうございます。
宿駅名と村名の双方を表記すれば良いと思うのですが、各国藩によって村の面積が異なるから全藩統一した表現は難しいのでしょう。
(表記ルール明細は)必要であれば調べてみますが、(天保の頃になると)正保の頃よりも街道・宿駅に関する資料が
出回っていたと思うので、(仙台藩の場合)村内の宿駅有無までは国絵図に網羅せず郷帳記載の村々を表現できていれば
良かったのかもしれません。(ただし地図としての用途もあったので村と名前の異なる宿駅などは別途記載した)
【参考】仙台藩の国絵図(1~2コマ)

次に本題の金ヶ瀬宿について、千本桜 さんのサイト(木戸の位置と本町・新町境)では宿の長さ(東西木戸間距離)を
10町33間(1,150m)と地図から計測されていらっしゃるのですが大日本國東山道陸奥州驛路圖という資料に
金ヶ瀬宿※10丁24間とあり、(計測距離と)極めて近い値になっているようです。(この距離が当時の東西木戸間距離?)

※記載の字は卅(三十)ではなく廿(二十)の異体字と思われますが「三十」の可能性もあります。

こちらのブログに詳細解説がありますが、(増補行程記のように)タッチの異なる写し?と思われる2点が存在しいずれも
ネット閲覧できます。(金ヶ瀬宿が描かれている箇所を示しておきます)
筑波大学附属図書館の日本國東山道陸奥州驛路圖 3・青森県立図書館の大日本国東山道陸奥州駅路図(20コマ)

以上より、安永風土記の11丁12間・皇国地誌(柴田郡地誌)9丁30間とは異なり(地図計測した値に近い距離を示した)
江戸時代の資料も存在するので、東西の木戸が存在していた位置については信憑性が高いと思われます。

また、岩沼市文化財だより(5コマ)「岩沼町」の成立に
「(宿駅の)街道両側を等しい間口の屋敷地(仙台藩の場合は原則として六間間口)に区割り」という旨の記述があり
金ヶ瀬宿(本町)も類似の町割り(屋敷1戸の大きさはおおむね均一)を行ったのかもしれません、これらと安永風土記の
「本町長さ3丁12間(=192間)&家数45軒」という記載を総合することでも
宿内中央に本町・新町境界があったとする俗説(通説)は不可解であるという点が立証できそうですね。

【参考】仙台藩租税要略・宅地

※(宿の)中央に境界があったとするならば、本町の長さは5町16間(=316間)ぐらいになりますから
(45軒ほどの)屋敷1戸ずつを街道片側だけとか、両側の場合よほどまばらに点在させるとかしなければなりません。
(上戸沢の検断屋敷のように大きな屋敷もあったかもしれませんが、ごく少数戸だったはず)

宮城県内には仙台市七北田字町、村田町大字村田字町、大河原町金ヶ瀬字町など、「町」という名の小字が随所にあり、川崎町大字小野字町もその中の一つです。この「町」という小字は、概ね藩政時代の宿場町の区域と重なります。
そのようです、藩政時代の金ヶ瀬宿は町場ですから(小)字名が無い領域も多かったのかもしれません。
新町側は全戸が百姓居住で[101428]千本桜 さんにあるように年貢米?も納めていたようですが、漏れなく全戸が
取り立て対象となっていたわけではないような気もします。(前述の岩沼市文化財だよりに百姓であっても
宿駅業務に携わることで諸税が免除されたという記載があります)

【参考】地子免許 - Wikipedia仙台藩の宿場と旅

【おまけ】
[101419]伊豆之国 さんの【問二】はこの駅が「決定的な違い」としてGroup Aから除外されたので
回答を躊躇した方もいたかもしれません、
例えば「めじろ」という読みが含まれる以下3駅を「異なるもの」として2グループに分類したような感じでしょうか
グループAは目白駅目白山下駅、対してグループBはめじろ台駅

[101485]伊豆之国 さん
正解者追加および(ほぼ答と思われる)ヒントが示されましたので、(残り1枠すぐに埋まると思いますが)当方からも追加を・・・
「平成の大合併」で消滅した、該当していた村 北海道白滝村

R3.1.1面積調(72コマ)より
R2.11.6付で佐賀県多久市 96.96(推定)→96.56&杵島郡江北町 24.49(推定)→24.88と境界確定したものの地味すぎる?
事柄なのか多久市サイトなどへの反映はまだでした。(地元広報誌などにも記載なし?簡単に見た限りですがみあたりません)
[101477] 2021年 3月 21日(日)10:55:15ekinenpyou さん
Re:白色の日記念・クイズなど
[101468][101476]伊豆之国 さん
想定解も、すべて「白」の付く自治体限定です。
(既に正解者もいらっしゃるので)上記条件以外の自治体は対象外になるという前提で【問A】の追加ヒント?を考えてみます。

・該当する市 白河市、該当しない市 大網白里市
・該当しない村 岐阜県東白川村
・「平成の大合併」で消滅した、該当していた町 岐阜県(香川ではない)白鳥町

【おまけ】(省略しても良かったですが一応示しておきます)
拙稿[101455]回答、問題の性格上[101442]グリグリさんの表と似た市になるものも多い?
(都道府県)市名1(都道府県)市名2(都道府県)市名3(=1+2)備考
(福島県)喜多方市(三重県)津市(大阪府)高槻市福島県の市名1(2→1文字へ集約)
(群馬県)太田市(徳島県)美馬市(茨城県)小美玉市群馬県の市名1(2→1文字へ集約)
(千葉県)富里市(神奈川県)逗子市(高知県)土佐清水市千葉県の市名1(2→1文字へ集約)
(石川県)七尾市(石川県)加賀市(新潟県)長岡市石川県の市名1(2→1文字へ集約)
(石川県)野々市市(岐阜県)関市(岩手県)一関市石川県の市名1(2→1文字へ集約)
(長野県)飯田市(熊本県)宇土市(大阪府)大東市長野県の市名1(2→1文字へ集約)
(富山県)砺波市(長崎県)西海市(鳥取県)境港市長崎県の市名2(2→1文字へ集約)
(石川県)加賀市(広島県)三原市(岐阜県)各務原市岐阜県の市名3(2→1文字へ集約)
(茨城県)笠間市(大阪府)八尾市(大阪府)大阪狭山市大阪府の市名3(4→2文字へ集約)
(福岡県)筑紫野市(長崎県)壱岐市(鹿児島県)いちき串木野市鹿児島県の市名3(2→1文字へ集約)
(埼玉県)狭山市(兵庫県)丹波市(兵庫県)丹波篠山市兵庫県の市名3(2→1文字へ集約)

[101460]回答、左側は重複字を集約、(福井県)大野市&(兵庫県)小野市を除く8組
6組(2市)
(宮城県)白石市&(千葉県)白井市・(秋田県)北秋田市&(同左)秋田市・(千葉県)富里市&(埼玉県)三郷市
(大阪府)大阪市&(岡山県)笠岡市・(広島県)大竹市&(佐賀県)武雄市・(愛媛県)松山市&(岡山県)津山市

1組(3市)
(大阪府)貝塚市&(福岡県)飯塚市※&(岐阜県)海津市
※イ(イ)ヅカ→イヅカと集約して解釈します。

1組(4市)
(長崎県)西海市&(福井県)坂井市&(大阪府)堺市&(兵庫県)加西市
[101471] 2021年 3月 15日(月)21:00:26ekinenpyou さん
Re:閖上など
[101467]hmt さん
難読地名の筆頭 は、仙台空港のある 名取市「閖上(ゆりあげ)」です。

[7067]ぎゅんた さん
戦後当用漢字以外の漢字を制限する動きがあり、住居表示の実施に際しても単に当用漢字にないというだけの理由で多くの歴史的地名が消えていきましたが、この閖上の「閖」は、何と、当用漢字でないどころか、ここ名取市閖上を指すためだけに用いられているいわゆる国字(伊達の殿様が創作した漢字だそうです)なのに、ちゃんと住居表示に用いられています。
いわゆるガイドラインから逸脱した字であることは間違いないですね。
(新しく誕生する市町村名ではなかったので許容となったのか、そのあたりは定かでは・・・)

(過去ログと一部重複しますが)【参考】閖上の「閖」の文字
似た字「閑」と間違えられることがあるようです。
例)国会会議録検索システムで「閑上」と検索(ミスタイプがいくつか見つかります)

【おまけ】
子の名に使える漢字の場合、以下のように複雑な経過をたどった字もありました。
「間」と「閒」

[101468]伊豆之国 さん
【問B】の答は既に[101470]駿河の民 さんにありますが、先日の十番勝負でも類似問題を見たような気が・・・
石川県にもこの地形図にあるものと同じ「白」の付く鉄道事業者がありましたね。
[101466] 2021年 3月 13日(土)20:37:16ekinenpyou さん
Re:あれから10年、クイズここはどこでしょう。など
[101464]伊豆之国 さんがほぼ答を書いてしまったので・・・
[101463] 千本桜さん
D県E市のF浦
[101462] グリグリさんでも言及されていますが、レトロ資料?としてこちら(1コマ)を紹介しておきます。

A県B市のC地区
A県G町のH小学校
当該地域は(東日本大震災より)過去にも当然ながら津波が到達していたはずです。
例えばこの図で(仙台以南については)不明瞭ですが、こちらではその仔細が把握できます。

[101464]伊豆之国 さん
この2つの旧村、今も町内にあるJRの駅名に残っています。
駅は双方移転しましたね、こちら(2コマ)の駅舎写真はかなり希少でしょうか?

[101465]未開人 さん
フォローありがとうございます、そのあたりを使っても色々リスト化できますね。
(例・アナグラム読みの自治体【市】)

拙稿[101460]などで出した謎々の正解を別途投稿しておいた方がいいでしょうか?
(恐らく答えがわかっている方も多いので省いても良さそうですが・・・)

【おまけ】
平成の大合併により消滅した自治体のウェブサイトは消えてしまうものも多いですが
([101463] 千本桜さんクイズのE市と同日に誕生した)こちらの市はウェブサイト・例規集とも健在でした。
(ネットアーカイブでは断片的にしか参照できない場合も多いので、いつまで残るかわかりませんがありがたいです)
[101460] 2021年 3月 10日(水)19:24:44ekinenpyou さん
Re:市名組み合わせなど
[101458] N さん
当方のヒント説明がわかりにくかったような気もしますので、お気になさらぬよう・・・(お詫び追加ヒントもかねて)
以下のように、→右側の()内文字を抜きにしたものとして考えていただければと思います。(正解済みの箇所に関するヒントも含む)

・2→1文字へ集約(よみがな全体で同じ文字が2文字があるので1文字にまとめる)
喜多方市 キタカ(タ)→キタカ・南相馬市 ミナ(ミ)ソウマ→ミナソウマ
太田市 オ(オ)タ→オタ・印西市 インザ(イ)→インザ・富里市 トミサ(ト)→トミサ・大網白里市 オ(オ)アミシラサト→オアミシラサト
七尾市 ナ(ナ)オ→ナオ・野々市市 ノ(ノ)イチ→ノイチ
飯田市 イ(イ)ダ→イダ・大町市 オ(オ)マチ→オマチ・飯山市 イ(イ)ヤマ→イヤマ
大垣市 オ(オ)ガキ→オガキ・瑞浪市 ミズナ(ミ)→ミズナ・各務原市 カ(カ)ミガハラ→カミガハラ
相生市 アイオ(イ)→アイオ・宝塚市 タカラヅ(カ)→タカラヅ
丹波篠山市 タンバサ(サ)ヤマ→タンバサヤマ・南あわじ市 ミナ(ミ)アワジ→ミナアワジ
いちき串木野市 イチキクシ(キ)ノ→イチキクシノ・南さつま市 ミナ(ミ)サツマ→ミナサツマ・志布志市 シブ(シ)→シブ

・4→2文字へ集約(よみがな全体で同じ文字が2組&4文字あるので2文字にまとめる)
大阪狭山市 オ(オ)サカ(サ)ヤマ→オサカヤマ

以下、余談
過去ログにあったと思いますが、よみがなの順番を変えると別の市になるものがあります。(構成要素が完全に同一文字)
例えば つがる市(ツガル)と敦賀市(ツルガ)・仙台市(センダイ)と大仙市(ダイセン)のようなもの

拙稿[101455]の問いと同様に、同じ文字を一つにまとめることで条件を満たすようになるものは
例えば (福井県)大野市 オ(オ)ノ→(兵庫県)小野市 オノ が該当します。(構成要素が同一文字種)

※残りは合計8組でうち6組は2市、3市と4市になるものが1組ずつありますが、どこの市でしょうか?
という問題に対する回答もエクセルなどの(表計算ソフト)を使えば簡単に出せますね。
(わかりますか?サヌカイト さん他、表計算ソフトの知識がある方々)

そもそも「同じ文字を集約した場合は元の市名と完全に一致しないので市名を作るとは言えない」とのご意見もあると思いますが、
(市名を素材に使った)頭の体操の一種ということでご容赦ください、回答に関しては後日まとめて投稿します。

[101459] サヌカイト さん
(南大東村・北大東村を除いた)13,917市区町村・末尾「宿、駅、浦、新田も除く」という条件で分析という点承知しました。
市区町村名の文字頻度分析(市区町村雑学)によると
2020年10月1日現在の自治体構成 (最新)
使用文字:775種類/延べ文字数:3949文字
2000年10月1日現在の自治体構成
使用文字:916種類/延べ文字数:7067文字
だそうですが(いずれも都内の特別区部を含む)、これよりははるかに多くなることは明らかですね。
作成については学業?に支障が出ない程度にごゆっくりどうぞ、確か次の十番勝負は5月ですか・・・
(結果については、全国分一括・道府県別いずれも集計してありますのでどちらでもOKです)

※例えば多摩3郡(西多摩郡、南多摩郡、北多摩郡)は神奈川県なので現在のものと都道府県別で比べる場合は要注意
[101457] 2021年 3月 9日(火)20:23:49【1】ekinenpyou さん
市町村制施行時の「市区町村名の文字頻度分析」など
[101424][101452]サヌカイト さん
市町村制施行時(県によって年代は異なるが小笠原などもあくまでも施行時)の「市区町村名の文字頻度分析」を今、一生懸命エクセルで作っています。
以下(念のため)再確認しておきます。

対象の市区町村ですが、トータル45(市区)741(町)13,131(村)=13,917で良いでしょうか?
沖縄県は南大東村・北大東村を除いて考える
(必要であれば道府県別内訳を示しますが、市区町村変遷情報でも確認できますね)

文字としては、類型名としての区や駅は、合計に入れていません。

全国の市区町村数の推移に記載の通りとして(合計に入れないで)良いでしょうか?
宿(日野宿)と駅(府中駅、箱根駅、与瀬駅、吉野駅)については町であり、浦(粟島浦)と新田(蓮潟新田など多数)については村になります。

薩とか蓮とか祁とか見た目に分からないものや表示できないものは多くは一緒になっています。
このあたりをどの程度同一視したかはわかりかねますが結果は同じようなものになると思います、
したがって予想についてはできてからのお楽しみ(内緒)ということで・・・

[101456]N さん
お忙しい中、おつきあいいただきありがとうございます。
兵庫+埼玉=兵庫
お見事、正解です。

ところで、
(石川県)? (石川県)? (新潟県)?
これ、市名2は秋田県ではないですか?
これは(集約しない)片方が秋田県でも成立するのでしょうか、もしかすると漏れかもしれないです・・・
(あるいは元データの読み方表記が誤っている?)

【追記】説明がわかりにくかったかもしれませんので、リスト下から二番目だけ正解を示しておきます。
(富山県)砺波市(トナミ)+(長崎県)西海市(サイカイ→サイカ)=(鳥取県)境港市(サカイミナト)
[101455] 2021年 3月 8日(月)19:46:10ekinenpyou さん
2つの市名を組み合わせて1つの市名を作る、再考
表題の件、既に[101442]グリグリ さんなどで答が示されていますが、以下のように若干ルールを変えて再考してみました。
(対象全国792市、読み方は都道府県コード及び市区町村コードと同じですが、半角カナは全角に変換)

その1・(市名に)同じ文字が複数回登場する場合は、1文字へ集約する。
例)岩見沢市(イワミザワ→イワミザ)

その2・組み合わせの際、互いに同じ文字が使われている場合は対象外とする。
例)札幌市(サッポロ)と旭川市(アサヒカワ)は「サ」が共通しているので組み合わせNG

※ここでいう同じ文字とは全角カナ表記で(いわゆる文字コード上)同一のものとし、
例えば函館市(ハコダテ)と小樽市(オタル)は「ダ」「タ」を別文字として組み合わせOKとします。
(したがって「フ」「ブ」「プ」や「ッ」「ツ」「ヅ」も別文字、792市で使われている合計は70種類です)

なお前述のルールで組み合わせた合成名には同じ文字が複数回登場することは無くなるので
自動的にその1のルールが適用されたものとします。(結果として当該文字のみで構成された市名ならOKとなる)

以上を踏まえ、※[101442]グリグリ さんで掲載済のものを除外した該当リスト(10+1市)を以下に示しておきますが
(例によって)「?」の部分は伏せ謎々としました、(今回もヒントを大盤振る舞いするなど)かなり
初心者向けにレベルダウンしたので、プログラミングなどでの解析を行わない方でも答えられると思います。
(回答は万全を期して調べたつもりですが漏れがあるかもしれません、その場合は追加で正解とします)

(都道府県)市名1(都道府県)市名2(都道府県)市名3(=1+2)備考(ヒントなど)
(福島県)?(三重県)津市(大阪府)?福島県の市名1(2→1文字へ集約)
(群馬県)?(徳島県)美馬市(茨城県)?群馬県の市名1(2→1文字へ集約)
(石川県)?(岐阜県)関市(岩手県)?石川県の市名1(2→1文字へ集約)
(長野県)?(熊本県)宇土市(大阪府)?長野県の市名1(2→1文字へ集約)
(石川県)加賀市(広島県)?(岐阜県)?岐阜県の市名3(2→1文字へ集約)
(茨城県)笠間市(大阪府)?(大阪府)?大阪府の市名3(4→2文字へ集約)
(福岡県)?(長崎県)壱岐市(鹿児島県)?鹿児島県の市名3(2→1文字へ集約)
(千葉県)?(神奈川県)?(高知県)?千葉県の市名1(2→1文字へ集約)
(石川県)?(石川県)?(新潟県)?石川県の市名1(2→1文字へ集約)
(富山県)?(長崎県)?(鳥取県)?長崎県の市名2(2→1文字へ集約)
非常に簡単(従ってノーヒント)

※その2のルールを適用して組み合わせ対象外(NG)としたものは以下です(残りは正解となります)
水戸市+土佐市(富里市)・伊佐市+甲斐市(西海市)・富山市+郡山市(大和郡山市)・日立市+太田市(常陸太田市)
小松市+志摩市(小松島市)・大和市+郡山市(大和郡山市)・ 大阪市+狭山市(大阪狭山市)

[101452]サヌカイト さん
早速の回答ありがとうございます、(当方手持ちリストと比較してみたいので)楽しみにしております。
都合次第ですがMI さんなども見てくれるかも・・・(市区町村変遷情報の正当性チェックもかねるので)
究極の目標は「日本全体で、どの文字が多く地名に使われているか」
中略
できる限り、もとからあった地名で集計したかったための強行手段です。
この場合は恐らく明治合併前の名称(文字頻度)を分析ということでよろしいかと思われますが・・・
[101451] 2021年 3月 6日(土)20:17:23ekinenpyou さん
自治体のローマ字表記など・後編
拙稿[101429]の続きです、まず[8736]深海魚[雑魚] さんの問四「母音を全種類網羅する市町村名は?」の回答として
過去ログでは[8755]般若堂そんぴん さんより
注:「えい」は「EI」,「おう」は「OU」とします.
01 四条畷市(大阪)*長音を含めないと母音は四種類.
02 滝上町(北海道)
という正解が示されました、しかしながら郵便番号データ(ローマ字)では
01「SHIJONAWATE」02「TAKINOE」となりいずれも条件を満たせません、従って(当方謎々の)回答はゼロ個となります。

四條畷市はURL表記も「shijonawate」で対象外としても差し支えなさそうですが、
滝上町のURL表記は「takinoue」(地名集日本も同じ)でやや違和感があります。

なぜ「TAKINOE」と変換されるのか?[89925]hmt さんでの引用再掲
表音のローマ字表記が「ou」「oo」「uu」となるときに、対応する元の漢字が一文字の場合にはそれぞれ「o」「o」「u」に短縮するが、二文字に分かれる場合には短縮しない。
とありますが、郵便番号データ(ローマ字)の説明ローマ字変換仕様では
上記引用における「元の漢字が二文字に分かれる場合短縮しない」旨のルール明記が無いためと推測されます。

※例えば瀬戸内(せとうち)(SETOCHI)市になっている、なお[89925]hmt さんで青梅市について書かれていますが、
滝上町は地名集日本で「滝・上」を「たき・のうえ」ではなく「たきの・うえ」と考えているようです。(多分)

以下お礼など、[101437]伊豆之国 さん、いずれも簡単すぎる問題でしたが拙稿[101436]追加問題の回答ありがとうございました
(JRの方だけ挙げてくださったのですね)残りはモレラ岐阜永犬丸でした。

※リンク先の駅名標でわかりますがモレラ岐阜(商業施設)のローマ字表記とは異なります。

[101419]伊豆之国 さん出題分について
越後国の路線、これは大変な難問ですね。どうも以前に出てきた「甲斐善光寺」([101390] Nさん、他)と似たような「期間限定」のもの?
その通りです。新潟市案内(左端)にある臨時停車場が停車場一覧(T15)に掲載されています。(今でもかりわむらの特産品

[101424]サヌカイト さん
市町村制施行時(県によって年代は異なるが小笠原などもあくまでも施行時)の「市区町村名の文字頻度分析」を今、一生懸命エクセルで作っています。
中略
おそらく3月中旬くらいには完成する
これは市区町村名の文字頻度分析(市区町村雑学)市制町村制施行時の情報(15468件)で調べた結果ということですか?
(例えば市区町村の区とは東京市内の区を対象とせず、札幌区・那覇区のようなものとなる)
[101449] 2021年 3月 5日(金)20:22:42ekinenpyou さん
Re2:奥羽街道の金ヶ瀬宿は複数郡に跨っていた?
[101428]千本桜 さん
素朴な疑問に対し、丁寧に回答していただきありがとうございます。(明増寺は移転していたのですね)
柴田郡誌(M36)などの「金ヶ瀬宿が複数郡に跨っていた」という記述が誤りという点了解しました。

村や宿(町場)を三つに分類してみます。町場を持たない村、村名と同名の町場を持つ村、村名と異名の町場を持つ村の三つです。町場を持たない村は「堤村」「新寺村」のように村名だけの表記で済みます。村名と同名の町場を持つ村については、町場名を採択して「大河原宿」「船迫宿」と表記し、村名の「大河原村」「船迫村」を省略しているようです。問題は村名と異名の町場を持つ村です。「平村」と「金ヶ瀬宿」、「前田村」と「中田宿」のように村名と宿名を併記しているものもあれば、入間野村の槻木宿を「入間野宿」、小堤村の亘理宿を「小堤宿」と表記したりしています。これは、単純に村名と町場名の混用とみるべきか、それとも、厳密な規定に基づいているのか私には解りません。
正保国絵図については仰る通りですね、(柴田郡内のみですが)天保国絵図との違いを以下に示します。
(明治町村制施行時のエリアごと行を分けました、字体表記ゆれと思われるものは同一視)

[大河原] 大河原(宿)、×大谷、小山田、福田
[金ヶ瀬] 平&金ヶ瀬宿、堤、新寺
[沼辺] 沼辺、沼田、関場
[船岡] 船岡、上名生、中名生、下名生
[槻木] 入間野(宿)&×槻木村、入間田、船迫(宿)、四日市場、上川名、富沢、葉坂、成田、海老穴、小成田
[村田] 村田郷(宿)、小泉、足立、薄木
[富岡] 支倉&碁石宿(村)、菅生村宿(菅生村)
[川崎] 前川&川崎宿、今宿村(今宿)&×野上宿&笹谷宿、小野(宿)、川内、本砂金

末尾「村」は原則省略、()内は正保国絵図での異なる表記・×は同絵図に記載なし、
「&」に続くものは村として計上されない(左端の村に属する)と思われるものです。

なお、(天保国絵図と)比較的近い年代の別資料御領分絵図(伊達氏封内図)は
柴田郡(合計35村)という点は恐らく同じですが、(当然ながら)国絵図とは表記が異なります。

※35村内訳は天保郷帳(5コマ)参照
(国絵図の菅生村宿は菅生村で良いと思われますが、郷帳と一致していないので不適切とまでは言い切れません)
【参考】天保陸奥国津軽領絵図の表現内容と郷帳

次に少し話が変わりますが、(享保の新町成立以降)金ヶ瀬宿の所属地名変遷を以下のように推測しました。
年代地名
~明治初期柴田郡平村(刈田郡には跨らず)
明治初期~同郡同村字町※
M22町村制施行同郡金ヶ瀬村大字平字町
以下略

※現在の小字(公称)地名「字町」はM6地租改正の頃に成立?
(小字「字町」の成立過程については調べきれませんでした、江戸時代から既に存在?)

【参考】金ヶ瀬宿古図 (尾形彰さん制作)の0分48秒あたりに見える付箋に
「明治6年(1873)柴田郡金ヶ瀬村大字平字町戸割図」とあり、この時点で既に成立していた模様
(ただし金ヶ瀬村は当時まだ無いので、正確には柴田郡平村?)

藩政村領域の成立基盤と統一性の変化(仙台藩領小野村の事例)6コマより
都市的職業に就く者も居住する「町」集落が形成されていた。
旧小野村の場合、釜房ダムの完成で地形がだいぶ変わったところもありますがこのあたり?
現在の小字地名「字町」は藩政時代集落名として使われたもの(いわゆる通称地名)に由来?

[101430]千本桜 さん
絵や文字のタッチが違うところをみると、武奥増補行程記は誰かが模写したのでしょうか?
そうかもしれません、五海道其外分間見取延絵図のような資料もあるので
拙稿[101417]では断言せず「寛延4年(1751)の道中図「増補行程記」とあるものと同じ?」としました。
【参考】五街道分間延絵図と宿村大概帳の制作
[101436] 2021年 3月 2日(火)18:49:45ekinenpyou さん
Re:クイズなど
[101419]伊豆之国 さん
他のメンバーの方、それ以外でROMしている方も、どうぞ落書き帳上で答を書き込んでください。
即答できるクイズですが【問一】だけヒントを追加サービス

こちらのリストにも該当があった。もっとひねくれると?新潟にある旧国名JR線も同様(これは即答できればかなり鉄マニア?)

[101423]勿来丸 さん
住所表記の整理が進んでいる地域では、「小字」が使われている場所は少なく、実用的な地名ではないとどうしても考えてしまいます。私の住むところも、宅地開発によって元の地名が地図上から消えた場所でした。
いわゆる市街になっている場所でも土地の用途など、条件次第で古い地名が残ることがありますね。
【参考】名古屋の町名一覧より
町名があっても道路・河川・鉄道用地等で残るだけで一般の建造物や住所として使われていない場合もあり、その場合は備考欄に表示しています。

過去ログでは[96453]伊豆之国 さん・[97171]ニジェガロージェッツ さんなども参考になります。

また、同ページより
町名の字については省略しています。詳しい内容については所管の区役所・支所またはこのページの作成担当へお問い合わせください。
住所の表示などに通常用いられない小字の大半は地図サイトで確認困難ですが、稀にリスト化して公表している自治体があります。
【参考】字名一覧(阿蘇市ホームページ)

以下余談、跡地がタワマンとなる予定ですが今でも(消えずに)残っているツイッターのアカウントをこちらに一つ
[101428][101430]千本桜 さん関連は、別途投稿しますので少しお待ちください

【おまけ】[25060] いっちゃん さん
鉄ネタですけど駅名も地名の亜種だと捉えれば、
「甲斐上野(JR東海 身延線)」って立派なaiueo地名ですよね。
他にもあるのかな?
【注】母音が「aiueo」の順番になる現存駅は恐らく甲斐上野「KAIUENO」だけです。(この条件では非常に厳しいので)
同様に母音を全種類網羅する読み仮名5文字の駅リスト(甲斐上野を除く)を参考として以下に示しておきますが
「?」の部分(5駅)は伏せて謎々にしておきます。(後日フォロー予定、わかる方は回答してもOK)

都道府県駅名(よみがな)「ローマ字」・所属
北海道
長野
岐阜
三重伊賀上野(いがうえの)「IGAUENO」・JR西(関西本)&伊賀鉄道
大阪
福岡

【注】ローマ字表記はヘボン式変換君による一括変換とします。
変換ルールが異なることも当然ありますが、その点は考慮していませんのであくまでも参考ということでご了承ください。

高輪ゲートウェイのローマ字表記は「Takanawa Gateway」ですが一括変換では「TAKANAWA GETOEI」
[101429] 2021年 2月 27日(土)19:42:52ekinenpyou さん
自治体のローマ字表記など・前編?
表題の件で小ネタを投稿しておきます、自治体のローマ字表記データが全国分一括して掲載されたものとしては
過去ログで地名集日本が取り上げられていますが、[89922]グリグリさんで
箕面市(Minoo Shi)、山武市(Sanmu Shi)は市の表記とは異なっていました。

とあまりお気に召さない?ようなので、今回は郵便番号データダウンロード 住所の郵便番号(ローマ字)日本郵便も参照してみます。

※当該データで山武市は「SAMMU SHI」で自治体URL表記(sammu)と一致していますが、
箕面市は「MINO SHI」となっております、[27870]YSK[両毛人] さんにもありますが、
「OH」という変換・表記が一般的な表記法とは異なり、設置主体によっても(「みのお」ローマ字変換が)区々なため、
この点は許容範囲ということにしておきます。

なお、[86597]安打ーソン さんより
また、"b"、"m"、"p"の前の「ン」も"m"にするか"n"にするか自治体によって異なるようです。

上記のように、例えば地名集日本ではなぜ山武市が「Sanmu Shi」となったのか?
(理由を)ご存知の方もいらっしゃると思いますがおさらいしておくと

ヘボン式ローマ字 - Wikipediaより
国土地理院は原則として訓令式ローマ字を使用してきたが、2004年11月11日の国土地理院長達34号でヘボン式に改められた。道路標識と同様の修正ヘボン式であり、撥音は常にnと書くが、母音やyの前ではハイフンで区切る。また、長母音は短母音と区別されない
および
日本郵便は国際郵便のローマ字方式について特に規定していないが、郵便番号データファイルでは旧ヘボン式を用いており、撥音はb/m/pの前でmと記し、長母音は短母音と区別しない
日本の地方公共団体ではその名称のローマ字表記にヘボン式を用いていることが大半であるが、長母音など記号類は省略される場合が多い。撥音の扱いについては地方公共団体によって旧ヘボン式を採用するか修正ヘボン式を採用するか方針が分かれており、二本松市(Nihonmatsu)、紋別市(Monbetsu)などで修正ヘボン式が、丹波市(Tamba)、仙北市(Semboku)などでは旧ヘボン式が用いられている。

以上の点から郵便番号データとは異なり地名集日本では(山武市が採用した旧ヘボン式準拠の表記ではなく)
「Sanmu Shi」という表記になったと推測されます。
※したがって、丹波市のほか、京丹波町も「tamba」ではなく「tanba」になっている(恐らく丹波篠山市も同じ)

【以下、恒例の謎々を1問】過去ログでは(平成大合併の最中)2003年に以下のような問題が出されておりました。
[8736]深海魚[雑魚] さん
自治体名をローマ字で表記した場合について、以下の設問に答えよ。ただし、ここで言う 「母音」 とは
「A」 「I」 「U」 「E」 「O」 を指し
中略
問四) 例えば 「山口百恵」 の様に、母音を全種類網羅する市町村名を挙げよ。

(当然過去ログに答えもありますが)前述の郵便番号データ(ローマ字)のローマ字表記を用いた場合には、
上記条件に合致する(母音を全種類網羅する)自治体は何個になるかお答えください。
対象自治体は(郵便番号データ2020年6月現在掲載の)1,741市区町村
町村の郡名(ISHIKARI GUNなど)・市区町村末尾のローマ字(SHI,KU,CHO,SONなど)は含めません・・・
回答フォローは翌週あたりに行えるはず???
[101417] 2021年 2月 23日(火)19:14:26ekinenpyou さん
奥羽街道の金ヶ瀬宿は複数郡に跨っていた?
[101332]千本桜 さんでご紹介いただいた金ヶ瀬宿の「家向き俗説」を(個人的に裏付け調査もしながら)ようやく読破しました。
この俗説は各所で引用されており、(観光などで)現地を訪れた方も(その説で)納得してしまっているようですね。

以下、千本桜 さんのサイトより内容を一部引用しますが、この俗説が生じた経緯として柴田郡誌(M36)(金ヶ瀬村)にある
金ヶ瀬の市街は藩政の頃、おおよそ中央を境に二分して柴田、刈田の両郡に分属し、
東方は柴田郡平村と称し、西方は刈田郡金ヶ瀬驛と称していた。
という記述の他、日本地名大辞典(S13)(金ヶ瀬村)には
「藩政の頃までは西部刈田郡・東部柴田郡に分属し、東は伊達公直属の百姓・西は片倉氏の足軽の居住地だった」

という記述も見られました、これらを(都合よく解釈して)混同してしまった場合
「町の中央で家向きが転換し、西は片倉氏の足軽・東は伊達公直属の百姓居住地」という説に発展しうるのではないかと思われます。

なお、柴田郡誌(M36)には「(明治)維新の際(刈田郡)金ヶ瀬駅を平村に合併し柴田郡に編入」という記述もありますが

大河原町の住所と大字の考察 改訂版(千本桜 さんサイト内の「江戸時代の村とその領域」)・金ヶ瀬宿古図 (尾形彰さん制作)
なども参考にすると柴田郡誌(M36)において「町の中央が郡境になっている」とした点(大正の柴田郡誌で位置を訂正)に加え、
郡境が存在したという記述自体も不適切(誤り?)だったのかもしれません。
(戦後の資料では宿内における郡境有無についてはっきり明記されなくなった?)
刈田郡の飛び地?が柴田郡の宿内に存在し、それが「金ヶ瀬駅」だったという可能性もゼロではありませんが・・・

【参考】(江戸時代の資料類における金ヶ瀬宿の表記、複数郡に跨っていたことをはっきりと示す資料は見つかりませんでした)
柴田郡→日本分国図(仙台領)(正保国絵図摸写図?平村とは別々)・天保国絵図陸奥国仙台(こちらは平村之内)
刈田郡→武奥増補行程記(千本桜 さんサイト内で、寛延4年(1751)の道中図「増補行程記」とあるものと同じ?)

【おまけ】
金ケ瀬8,000歩コースというPDFを見てみると、現在の小学校近郊にある古い建物として光澤山 明増寺(浄土真宗本願寺派)という
お寺があり嘉禄2(1226)年創建とのことで、位置が変わっていなければ(寛永の)金ヶ瀬宿移転前から存在していたことになります。
(寺院関係者の方は)この俗説についてどのような見解を持っているのでしょうか・・・
[101402] 2021年 2月 13日(土)19:54:44ekinenpyou さん
「蘇」と「蘓」【続編】
予定投稿は後日とし、[101400]伊豆之国 さん・[101396]hmt さんの投稿などを踏まえ表題の件についてもう少し調査しました。

江戸時代の辞書(三重大学附属図書館)の(11コマ・漢字辞書)より
漢字辞書は、顧野王撰『玉篇』(543 成)が輸入され盛行したのち、空海編『篆隷万象名義(てんれいばんしょうめいぎ)』(830)が編まれ、以後漢和辞典が作られるようになった。その後『大広益会玉篇』(1013)が輸入され、江戸時代はそれを元にした漢和辞典(展示本11)が用いられた。
より簡易な漢字字書(展示本13)も存在する。清代の『康煕字典』など最新の辞書もいち早く移入され、校訂がつき明治期まで利用された(展示本12)。
ということで、(康煕字典以外の)下記辞書類について確認
大広益会玉篇画像の右上)・※1 新増字林玉篇画像の右下

いずれも「蘇」で特に気になる点はありません

※1 前述PDF(12コマ)より引用
辞書、刊、横本、1 冊、鎌田環斎編、自序寛政9(1797)、無刊記、個人蔵。
寛政頃に編まれた漢字辞書。現代の辞書と同様に漢字の部首、画数で検索できる。漢字の読みも記す。『康煕字典』(展示番号12 参照)の三万三千百七十九字より多い四万三千六十余字を収録し、簡潔ながらより網羅的。寛政10 年版以降幕末まで多数出版された。

次に「阿蘇郡」「安蘇郡」の表記を江戸時代の※2下記資料類で確認

国郡全図で「阿蘇」は目次地図ともに「阿蘇」ですが、「安蘇」は目次は「安蘇」地図は「安蘓」
と、「安蘇郡」では双方混在が見られます。

更に天保郷帳の下野(125コマ)・肥後(140コマ)および天保国絵図の下野肥後
伊能大図彩色図(肥後 熊本 筑後)・地図の「阿蘇山」も「阿蘓山」

いずれも「蘓」で幕末期の(特に幕府主導作成の)資料類に「蘓」の字が(辞書類字体の「蘇」に代わり?)使われているようです、
ということで[101400]伊豆之国 さんご要望の
この「阿蘇」や、栃木県の「(旧)安蘇郡」、千葉市の「蘇我」などでも、果たして過去に「蘓」という字体が使われていた例があるか、知りたいところでもあります。
「蘓」と書かれた例は見つかりました。

※2 資料類の「魚」の部分は異体字表記も見られましたが、同一視しています。

漢字の字体について専門ではありませんが、こういった経緯をたどった字は珍しいのでしょうか???その成立過程については
[101400]伊豆之国 さん
「蘓」という字体はおそらく中国にはなく、「国字」とは少し違いますが、「日本で作られた異体字」である可能性がありそうです。
あたりが正しいのかもしれませんが、ジャッジが困難で確証はありませんね。
(古代の中文に「蘓」という字体が含まれているか探すというのが方法の一つですが・・・)

【おまけ】旧国名のついた貨物駅・信号場を鉄道停車場一覧などからリストアップしておきます(まだあるかもしれませんが)
貨物駅→筑前中山武蔵多摩川美濃大久保紀伊河瀬
信号場→伊予若宮肥前三川および、越後大沢・越後下島・越後山辺【参考】(上越線)
(少ないので、以下参考)末尾の「州」を国名と見なす場合→武州原谷上州岩鼻

相模国分越後関原など、過去に旅客を取り扱ったものは除きました。
相模貨物は「旧国名」+「貨物」駅と考えることもできますが、現在は類似の駅名が各地にあるため枠外としておきました。
[101397] 2021年 2月 10日(水)19:45:49【1】ekinenpyou さん
蘇原と蘓原(補足編)
予告投稿その1です。表題の件、いくつか(蘓原の表記が)確認できた資料などを分類し列挙しておきます。
【A】字体がいわゆる「文字コード」で表記されたもの
蘇原町 - Wikipedia
本来ならば蘇原町の「蘇」の文字は「蘓」と表記されるのが正しいが、常用漢字から外れたため、「蘇」の文字を使用するに至った。

各務原市 例規集より各務原市の町区域の画定及び名称の変更(昭和38年4月30日岐阜県告示第246号)
合併後、旧蘓原町の町名には蘇原を冠する旨の表あり([101383]MI さんにもある通り、原文通りかどうかは不確実)

岐阜県市町村合併等経過一覧表より各務原市 (1コマ)では蘓原村→町、現在は加茂郡白川町(3コマ)となった蘇原村と異なる。

【B】画像ベース(原文は当時の印刷)のもの([101384]拙稿紹介の土地宝典以外)
美濃国稲葉郡志(T4)
村名由来となった古名、曾原郷・蘇原荘とは明らかに別字体、なぜ「蘓」の字を採用するに至ったかについては記載なし

蘇原村北柿沢地内ニ停車場設置ノ件(岐阜県稲葉郡蘇原村長横山多賀治外五十四名呈出)
[101383]MI さんで蘇原停車場設置の鉄道省告示が示されていますが、その設置請願に関する文書のようです。
(「蘓」の字が多用されています。)

臨時国勢調査結果報告(昭和22年)昭和40年国勢調査(付表3市区町村の廃置分合・5コマ)
[101383]MI さんにもある通り、戦後稀に官報で「蘓」の字を使った表記が見られるようになったことと関係?

訂正康煕字典の字体は「蘇」で戦前も「蘓」という字体はほとんど知られておらず、かなり使用機会が低かったものと思われます。
異体字に言及した大漢和辞典などにも記載が無く辛うじて詳解漢和大字典に「また「蘓」に作る?」という記述がある程度でした。

戦前地元では「蘓」の字を使っていたことはよく知られていたが、多くの出版物では「蘇」の字に置き換えられていた。
戦後?何らかの理由で「蘓」の字表記が国側にも伝わり官報や国勢調査報告などにごく一部使われるようになった、
合併消滅時にどちらの字体が正しかったかについては人により見解が異なるということになるのでしょう・・・
以上、(あまり資料価値のない)中途半端な内容になってしまいましたがログには残しておこうと思います。

本文誤記訂正&追記お礼
[101396]hmt さん、コメントありがとうございます。
「蘇」が正字として使われることが多く、変遷情報の記載も「蘇原」に統一された。
おおむね認識通りと思われます、「蘓」という字は実は当方も最近まで知りませんでした。
[101316] 勿来丸さん[101319] hmt さんの投稿について調査していたところ偶然気が付いたということです)
[101395] 2021年 2月 9日(火)21:34:56ekinenpyou さん
旧国名駅・宮城島など
皆様、思いのほか楽しんでいただけているようで何よりです。
[101393]駿河の民 さん・[101394]MI さん(美濃下野は[101389]デスクトップ鉄 さんが先行)については当然正解となります。

[101390]N さん
(追加問題の方)早速の正解です。
駅があった位置的な関係で?Wikipediaでは身延線善光寺駅の方に主要な解説があるようですが、
甲斐善光寺は地方鉄道の富士身延鉄道ではなく国有鉄道(鉄道院)の駅でした。

【参考】T6.3.20官報(鉄道院告示10号・中央上)
こうした仮停車場といわれるものは営業実態が把握しづらいですが(書類上だけ存在したものもあります)
確かに旅客を取り扱ったという証拠として鉄道統計資料(T6年度)を示しておきます。

[101389]デスクトップ鉄 さん
停車場変遷大事典で調べたら、そのとおりでした。1917(T6)年4月5日から6月3日まで甲斐善光寺の大開帳と武田信玄公350年祭にあわせて営業したのですね。甲斐大島より2年早かった。
仰る通りです、詳細な解説ありがとうございます。なお最初に旧国名を冠した駅は「筑前植木」であったと考えて良さそうです。

※非常に邪道なのですがこちらの駅開業はM28.12.28(官報M29.1.22中央上「通運」・地名由来は[38328]hmt さん参照)

[101391]千本桜 さん
旧国名の定義次第ですが、奈良時代に短期間だけ存在した石城国がOKなら、伊予石城駅も該当しますね。
鋭いご指摘です、例えば「明治維新期以降」のように年代を明示するなどした方がよかったですね。
(明確な定義を示さなかったので)追加で正解とさせていただきます。

余談ですが、最初に旧国名を冠したと官報に示された駅は現在のJR常磐線「磐城太田」だと思われます。
官報M31.11.26(左下「通運」停車場改称)
※改称日の根拠がやや曖昧な「筑前植木」を除く

【おまけ】[101358]伊豆之国 さん「番外編」のクイズについて
宮城島(沖縄県うるま市)は、かつて別称「高離島」で地図表記されていた島ですね・参考

「宮城島(みやぎしま)」という苗字は、沖縄の苗字ではありません。本土のある場所に集中して見られる苗字です。その場所とはどこでしょうか?
既に第二ヒントのStreet Viewを準備中かもしれませんが・・・過去ログでも仰っていた通り
晩年はそこに行く鉄道は1日たった1往復となっておりある意味?有名でした。
(中高年層以上のメンバーの方で乗りに行ったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか・・・
次の列車まであまりにも時間が空いたため、片道はバスという方も少なくなかったことでしょう)
[101388] 2021年 2月 8日(月)20:09:46ekinenpyou さん
旧国名駅名など
[101384]拙稿関連小ネタ、こちらも早速のフォローありがとうございます。

[101385]伊豆之国 さん
甲斐大和は比較的最近の改称駅名ですね(会社要覧 2019-2020)2コマ
[101386]まがみ さん
伊賀上野

お二方とも見事正解です、この他山梨県には甲斐上野駅(JR身延線)もありますね。

余力?がありそうなので問題を追加しておきます。(実はこちらが本題???)
内地の鉄道で国名「大和」を最初に冠した駅は「大和新庄」(T4.9.11改称)ですが
「甲斐」を最初に冠した駅をお答えください、大和池尻(右上)のような改称・廃駅など(現在は消滅したもの)も対象とします。

※当時は大阪鉄道所属、現在の近鉄(南大阪線)橿原神宮西口駅

【ヒント】こちらに載っています。くれぐれも「解なし」などとお答えにならぬよう・・・
[101384] 2021年 2月 7日(日)19:15:30ekinenpyou さん
茨城・千葉両県の佐貫と牛久
今年は丑年ということで似た名前同士2駅についての所在地変遷などをまとめてみました。(少々表が見にくい点はご容赦を・・・)

JR常磐線佐貫駅同左牛久駅JR内房線佐貫町駅小湊鉄道上総牛久駅
M22町村制施行時馴柴村牛久村佐貫町明治村
M33.8.14駅開業M29.12.25駅開業
T4.1.15駅開業※1T13.7.15牛久町
T14.3.7駅開業
S29.3.20龍ケ崎市S29.1.1牛久町S30.3.30大佐和町S29.11.15南総町
S46.4.25富津町→9.1富津市S42.10.1市原市
S61.6.1牛久市
R2.3.14龍ケ崎市駅に改称※2

※1 鉄道院告示4号(T4.1.14官報右上)によると所在は(大字)亀田・佐貫とある、
事業者サイト(現状)は亀田ですが付近の地図(マピオン)を見ると佐貫もまばらに点在している。
※2 JR駅のみ(関東鉄道は従来のまま)
JR常磐線佐貫駅駅名改称の取り組み|龍ケ崎市公式ホームページ

【上記外の所在地参考資料】帝国鉄道要鑑(右下)・T14.3.14官報彙報(左下「通運」)
各駅名リンク先は今昔マップ on the web

要約すると、M22町村制施行時には後のJR佐貫駅(茨城)所在地は「村」、対してJR佐貫町駅(千葉)は当時既に「町」
ただし「市」への変更は佐貫駅(茨城)が先行
後のJR牛久駅(茨城)・小湊鉄道上総牛久駅(千葉)の所在地は双方とも「村」だったが、「町」「市」への変更は
JR幹線(常磐線)にある牛久駅(茨城)ではなく、地方私鉄の上総牛久駅(千葉)が先行と少々ややこしくなっています。

当駅は「マザー牧場」最寄りではありません!JR佐貫駅、駅名変更で乗り間違いなくなる?(産経ニュース)
効果のほどは不詳ですが、近くに「牛」が付く駅がある点については・・・

【至極簡単な謎々】
武蔵大和駅のように旧国名が複数連続する鉄道駅をお答えください
※神戸(こうべ・かんべ・ごうど)のように同じ漢字であればOKで読み方は不問とします。

[101383] MI さん早速のフォローありがとうございます、[101381]拙稿関連ついては後日まとめて投稿予定です。
少しネタバレしておくと、参考史料の一つとしてこちらをご紹介・・・
[101381] 2021年 2月 6日(土)09:21:53ekinenpyou さん
Re:小字地名など
本年もよろしくお願いいたします、関連投稿は[101316] 勿来丸さん・[101319]hmt さん

(大字起番の地域など、地図サイトで確認できない)小字地名が残っているか確認する方法の一例として
競売の売却結果-岐阜地方裁判所本庁<開札期日:令和1年7月16日>を見てみると

関市武芸川町八幡(字下池田)・山県市大字東深瀬(字鴻ケ池)
とあり、これらの地域では()内で示した小字地名の記載がある(残っている?)ことがわかります。
いっぽうで各務原市の場合、蘇原東栄町二丁目/鵜沼各務原町二丁目という表記で小字地名の記載はありません。

【参考】
小字 - Wikipedia(小字の廃止)より
都市部では、かつて小字が存在していても、区画整理事業や住居表示の導入によって小字は消滅していることが多い(大字は住居表示実施後の町名に引き継がれることが多い)。

住所・本籍・土地・建物の所在の表し方 横浜市
(住居表示前の住所&本籍には小字地名が無いが、土地では「字 内山」という小字表記が存在→ただし住居表示で消滅)

今昔マップ on the webで各務原市蘇原申子町の近傍を見てみると、
地名の変遷とともに宅地化が進んでおり現在では町名と丁目で区切られた地域になっています。

以上より、各務原市の小字図は全域で小字が残されていた時点のもので現状とは異なる可能性があると推測されます。
(作成過程は不明ですが各務原の地名(平成3年3月発行)の小字地名を記した地図などを参考としたもの???)

※本件に関し、現在でも各務原市に残っている可能性がある小字地名および、資料による小字地名の表記ゆれなどに
ついては少し文章が長くなるので状況に応じて後日追記いたします。

【恒例の?おまけ謎々1点】(簡単なものですが、こちらも後日回答をフォローします)
各務原市 例規集より
○町の廃置分合 昭和38年3月16日自治省告示第24号

地方自治法第7条第1項の規定により、岐阜県稲葉郡那加町、稲羽町、鵜沼町及び蘓原町を廃し、その区域をもって各務原市を置く旨、岐阜県知事から届出があった。

上記の廃置分合は、昭和38年4月1日からその効力を生ずるものとする。
詳細情報(市区町村変遷情報)では
1963(S38).4.1 岐阜県 新設/市制 各務原市 稲葉郡 那加町, 稲羽町, 鵜沼町, 蘇原町
となっていますが、目を凝らしてよーく見ますと、ある字の字体が違うことがおわかりになりますでしょうか?
(この件に関し過去ログをあたりましたがMIさんやむっくんさんなど、詳しい方からのご指摘も無い模様でした)
[100918] 2020年 12月 28日(月)19:16:06ekinenpyou さん
地方公共団体の長の任期
相野田 敏之さんについては[100911]N さんと類似しますが以下の経過をたどったと推察いたします。
S30.3.31 佐伯郡中村(村長)失職(翌日新設合併による任期満了)
4.1 同郡能美町成立(公職選挙法第33条第3項の規定により選挙は設置日から50日以内に行えばよい、この間は職務執行者を置いておく)
4.30 統一地方選挙
5.1 当選人の告示(任期の起算日)・能美町長となる

※多くの方はご存知の通り(地方公共団体の長の)任期4年&任期満了前30日以内に選挙というルールは必須ではない
【参考】群馬県 - 市町村選挙データ集1「任期満了日の変遷に関する調べ」(長)(令和2年1月1日現在)
市町村選挙が統一地方選挙から逸脱した時期と理由(2コマ)

統一地方選挙の度に地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律にもある通り特例法が作られる。
(これらにより通常と異なる選挙期日等のルールが定められることがある)

S30の第3回統一地方選挙の際につくられた特例法は下記参照
地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律(S30.1.24法律第2号)
[100910] 2020年 12月 27日(日)19:29:58ekinenpyou さん
岡山県南広域都市圏など
なぜ実現しなかった!岡山県南百万都市建設計画の頓挫(-岡山の事件簿4-岡山の街角から)より
実は合併の調印式当日に、話は頓挫しました。倉敷市の市長が必要な書類に記入をしないまま、公印を隠して東京へ失踪してしまったのです。勿論、理由は合併反対の為です。
この方のお名前は???回答は過去ログに・・・
[28115]警笛中毒 さん
当時の倉敷市長・高橋勇雄(倉敷レーヨン出身)は合併期日前、公印の市長印を隠して上京し消息不明となり
市長履歴はこちら(8コマ監査役)

上記で示された倉敷歴史ミニ辞典(1月24日(金)「県南百万都市構想」のネットアーカイブ)より
倉敷の名が消えることへの反発や諸々の事情があるのでしょうが、当事者の肉声はあまり伝わってこないようです。

とありますが、地域開発と広域都市圏 岡山県南広域都市圏 (岡山大学学術成果リポジトリ)に当時の実況詳細あり(ごく一部引用)
その5(22コマ)
高橋は37年12月20日の昼過ぎに秘書の中田に「これから上京する,東京に着いたら電話で連絡する。帰るのは27日だ」といい残して市役所を出た,それ以来38年1月7日に登庁するまで所在不明であった。
以下欄外脚注
(54)当時倉敷市の企画室長であった今城松二郎は筆者に「倉敷にいると議決の執行を強要されるので,一緒に上京した。第一ホテルにとまっていると夕刊新聞の記者に見られたので従業員エレベーターで外に出て,日航ホテルに行き私の満鉄時代の知人に頼み偽名で宿泊し私だけ先に倉敷に帰り絶えず連絡をとっていた。」と語った。
その6(2コマ)
当時副知事であった曽我与三郎は生前筆者に「高橋さんが雲がくれしたので助役の保津君に判を押せと激しくつめ寄ったこら、とうとう泣き出したのでどうにもならなかった」と語った。

【おまけ】短い市区町村名・長い市区町村名(市区町村雑学)
過去にも漢字五文字の市がありました。1959年(昭和34年)9月1日に青森県の大湊町と田名部町が合体して大湊田名部市ができました。

上記については前述その4(18コマ)に詳しい経緯が書かれており、
当時の大湊町長が「大湊市」・田名部町長が「下北市」を強く希望したらしく、
町議会の議決がないがしろになるなど泥沼化していたよう・・・この名前は県知事側からの提案だったようです。

[80486]伊豆之国 さん
現市名 新市名(私案) 理由
むつ市 下北市 「むつ」の名に忌まわしい過去を思い起こす人も。この際広く知られた半島名に
[51814]矢作川太郎 さん
何故その代替案が「むつ市」だったのでしょうか。どちらかの旧町名を採用するのはまずいとしても、「下北市」辺りが妥当では無いでしょうか。(自分は今回(平成)の合併で駅名・郡名に因んで「下北市」になると思っていた。)
以上は過去の経緯より使用に抵抗があったのかもしれません・・・
[100905] 2020年 12月 26日(土)08:40:03ekinenpyou さん
香川県人口(1995境域組替)の追加版
拙稿[100902]での投稿予定分です、以下略号(a)は1920年・(b)は1889年人口とします。
([100896]サヌカイト さんの表順番に準拠したが、2015境域・比率は容易に計算できるため省略)

市町村1920年(a)1889年(b)備考
高松
-高松144,869129,622(b)寺井村(774人)を含む
-国分寺7,8167,947
-牟礼6,5516,276
-庵治5,3254,772
-香川8,4408,836(b)東谷村(1,071人)を含む、寺井村(774人)を含まず
-香南5,7966,112
-塩江8,1666,969(b)東谷村(1,071人)を含まず
丸亀
-丸亀47,45948,976
-飯山8,1077,859
-綾歌9,5449,824
坂出44,60934,386
善通寺27,15119,242
観音寺
-観音寺31,50836,024(b)本大村(1,066人)&木郷村(1,306人)を含む
-大野原14,14016,792(b)木郷村(1,306人)を含まず
-豊浜8,60310,820
三豊
-高瀬15,72716,452
-豊中10,45610,838(b)本大村(1,066人)を含まず
-詫間15,05513,475
-仁尾7,0288,081
-三野8,3328,772
-山本7,5669,096
-財田5,3405,561
さぬき
-志度14,79616,852
-長尾9,69310,650
-津田7,7349,079
-寒川5,4626,316
-大川7,5588,256
東かがわ
-大内12,65414,669
-白鳥10,18211,968
-引田9,32511,196
三木21,87623,135
綾川
-綾南12,50913,433
-綾上9,98610,434
宇多津5,9215,371
多度津18,46618,591
琴平10,98913,806(b)五條村(1,097人)を含む
まんのう
-満濃14,29613,429(b)五條村(1,097人)を含まず
-仲南5,5375,568
-琴南5,6805,897
土庄21,29322,758
小豆島
-池田8,5649,590
-内海14,79911,373
直島2,9441,640

出典について、(a)はT9.10.1国調人口(香川県合計677,852人)・(b)はM22.12.31市町村現住人口(香川県)
※(b)合計は670,743人で日本帝国人口静態統計などでの合計(668,548人)と若干相違がありますが、
近似値で支障なしと解釈(いくつか原因は思い当たりますが確証は無いので記さず)

原則として前述人口を(町村別に)1995境域各エリアごとに分類合計したものですが、
別々のエリアに分割された町村人口については(比率按分はあえて行わず)人数が多いと思われる片方へのみ計上しています。
なお(b)は後の大字単位になっているため、(大字単位に分解できない)(a)と異なるエリアに計上したものがあります、
(備考にも記しましたが)詳細は以下の通りです。()内は分割&境界変更時の(直前国調ベース)人口異動数で当然(b)とは異なる。

(1)S31.9.5 香川町の一部(553人) → 一宮村(現在の高松市)・S33.4.1香川町の一部(369人) → 高松市
寺井(北部&中部)が高松市に編入
(2)S31.10.25 塩江町の一部(1,548人) → 香川町 東谷(ほぼ全域?)が香川町に編入
(3)S30.4.10 紀伊村(分割編入) → 観音寺市(1,178人)&大野原町(2,255人) 木郷(全域?)が観音寺市に編入
(4)S31.3.31 満濃町の一部(964人) → 琴平町・S32.10.10 満濃町の一部(477人) → 琴平町
五條(条)(ほぼ全域?)が琴平町に編入

【参考】香川県市町行財政要覧(令和2年3月発行)11.市町村の変遷-168-185香川県公布類纂. 明治21,22年
自治体越えの地名(地名コレクション)(香川県)
[100902] 2020年 12月 23日(水)19:04:18ekinenpyou さん
Re:茶番第15回 2020国勢調査発表を前に
[100896]サヌカイト さん
国勢調査結果がもうすぐ(といってもまだかなり先ですが)発表されますが、比較対象が1995年までだと寂しいので、自分の住んでいる香川県の2015境域と1995境域(市町村名の前に「-」)で組替人口を作ってみました。一応、分割や境界変更等も考慮しましたが、かなり大雑把に、しかも電卓でやったので恐らく間違いだらけとなっていると思われます。
2015・1995年は恐らく問題ないようです、(中高生の方の作品?としては)非常によくできていると思います。

香川県全体の人口ですが1970年(10.1)は907,897人/1950年(10.1)は946,022人になるはずですが
(サヌカイト さん作成の表をもとに)合計すると若干足りず905,206人/928,392人になってしまっているようです。

(2015境域のみで1995境域の内訳は省きますが)以下の通り変更が適切と推察いたします。
1970年は観音寺(64,962→66,653人)&三豊(74,210→75,210人)に変更
1950年は高松(251,977→269,160人)&琴平(16,115→16,087人)&まんのう(30,926→31,401人)に変更

どのように計算すると上の値になるかについては、年明けの十番勝負の後にでも(まだ興味があるようでしたら)
チャレンジしてみてください。

本当は1945年でして2020年ができたら25年ごとになりちょうどよかったのですが、あるはずもないので1950年となり、微妙な間隔となっています。
ご要望のものかどうかはわかりかねますが、1920・1890年の分も(分割や境界変更等による人口異動については
ほとんど考慮せず相当妥協してありますが)一応データが手元にあるので後日当方より投稿します、少々お待ちください。
[100897] 2020年 12月 21日(月)19:32:13ekinenpyou さん
地名の表記ゆれ?など
[100804]白桃 さん
「戸」の由来だけでなく、「四戸」がどこにあったかについても諸説あるようですが
上記については「四戸」はどこにあるの?「戸」地名について(落書き帳アーカイブズ)でも議論されたようですが、
「戸」の由来(岩手県)にも詳しい解説がありました。

前置きが少し長くなりましたが、1件小ネタを投稿しておきます。
大坂→大阪のようにかつては別の字を用いた表記が幅を利かせていた地名を2点ほど示します。

【1】金田一(現在の岩手県二戸市)
国郡全図天保郷帳(陸奥国郷帳下・89コマ左側)・官板実測日本地図(畿内 東海 東山 北陸)
ではいずれも「金田市」でした、なお金田一村 - Wikipediaには以下の記述もあります。
1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、二戸郡金田市村、野々上村、釜沢村、下斗米村(一部)が合併し、金田一村が成立。

地名索引(真ん中下部)は「金田一」とあり、合併前村名は金田一村で支障ないと思われます。
[65241] じゃごたろ さんより
四戸氏は、軍事的に勢力を拡張してきた九戸氏への抑えとして現在の二戸市に移され、それが金田一氏のとなったとも言われています。現在地名として失われた「四戸」ですが、二戸市内に「四戸城跡」があるのもそのためと考えられているわけです。

(明治初期?)四戸(後の金田一)氏と字を揃えた表記が定着していった?
余談ですが、Issie さんのサイト・郡の変遷(東北地方)にもある通り、
二戸郡は明治4年の1次府県統合では青森県でしたが、明治9年に岩手県の管轄になりました。
【参考】宮城県下気仙郡青森県下二戸郡岩手県ヘ管轄伺

【2】宇多津(現在の香川県宇多津町)
国郡全図天保郷帳(讚岐国郷帳・16コマ左側)・官板実測日本地図(山陰 山陽 南海 西海)
ではいずれも「宇足津」でした、宇多津町の歴史より
町名の由来ですが、古代鵜足郡(うたのこおり)の郡津に由来しています。

とある通り、讃岐国名勝図会(鵜足郡42コマ)右側表記は「鵜足津村」ですが、左側は「宇足津全図」とあります。

地名索引(左側中央)は「宇多津」とあるので町村制施行前の村名は宇多津村で支障ないと思われます、大日本地名辞書 上巻 二版(左下)鵜足郡に古訓は「宇多」とあり、(明治初期?)これに倣う形に回帰した表記が定着していった?

【おまけ・ある程度の年齢以上の方には簡単すぎる年内最後の謎々】
明治新政府は慶応4(明治元)年閏4月の政体書公布からほどなくして府藩県の印鑑を作成するよう命じました、復古記(左側参照)
その印影を収めた箇所はこちらで府藩県の印影ははじめおわりの範囲内にあります。例えば[100893]白桃 さん
オグリキャップ、デビューの地
の県印については105コマ(左pp.193)右1列目の上から2番目がその印影と思われますが、
四国の讃岐国にあった「丸亀藩」の藩印はどこにあるでしょうか?
(若い方でもサヌカイト さんとか地元の方ならすぐに答えがわかる???)

年明けまで時間も短いので(回答を解説しなくても良いように)大甘ヒントつき、[100864]hmt さん
立派なヒゲの百円札
より百円券(日本銀行サイト内)を見ると・・・

※府藩県三治制について詳しくはIssie さんのサイトを参照のこと(以下引用)
公式名称でないのであれば,同一の藩に「伊達藩/仙台藩」「毛利藩/長州藩/萩藩」などというようにいくつもの呼称があるのも不思議ではないわけです。
上記の通り「正式な藩名」なるものは恐らく無いのですが、「某藩印と刻すべし」と命じたにもかかわらず、
その通りにしない(少数派ひねくれ?)藩に対し新政府は(作り直しは命じず)大目に見ていた模様です・・・
[100895] 2020年 12月 18日(金)08:34:19ekinenpyou さん
Re:「茂原→睦沢は無かった」など
[100878]白桃 さん
睦沢町には川島という飛地があって、そこは茂原市に隣接していますが、面白いのは茂原市の地区名に川島飛地があるのです。「川島」と「川島飛地」は隣接していないのですからこれまた面白い???
「飛地」の漢字を含む町域名は千葉県に多くあるようで、このうち(現在は茂原市内にある)川島飛地ですが、
茂原市モバラの地名由来では成立年代不詳だが(睦沢町)川島の飛地であった?という旨記載がありました。

これらは多くが非常に狭い領域のようで今昔マップ on the webで確認したものの5万図はいずれの年代でも
地名表記がありませんでした。(地理院地図でもズームレベルを最大の18にしないと表示されない)

以下は推測になりますが・・・
千葉県新旧町村対照 : 附・新旧戸長役場之位置長生郡東郷村(当時は長柄郡)の旧町村名に「川島村飛地」とありこの時に成立?

※(上記の類は大字には分類されないため?)市町村大字読方名彙などには記載がありませんが、
千葉県長生郡統計書. 明治41年の東郷村に「川島飛地」という地名が確認できます。(統計書では大字として便宜カウント?)

[100887]未開人 さん
へき地の学校には興味があります。ちょうど情報提供しようと思っていたのが全国へき地教育研究連盟のへき地学校一覧ですが、情報が古かったり福島県など一部県の情報がなく不完全です。
「へき地学校」の一覧が掲載された資料は文部科学省から出版されているか(レファレンス協同データベース)によると
かつては「へき地学校便覧」という資料があったようですが、現在は刊行されていないようですね。

【参考】本州唯一のへき地5級校を訪ねる旅佐井村立牛滝小中学校 - Wikipedia
Wikipediaの脚注リンク先に青森県例規集のへき地手当等(昭和35年04月26日 人事委員会規則第7-51号)が示されており、
下部の別表というものに一覧が掲載されています。
他県の例規集でも似たような別表があるようですが、千葉県のようにネット上で別表が確認できないものがあり
(数が少ないので省略されている?)そうした場合は問い合わせるなどしないとわからないかもしれません。

【参考】高知県例規集のへき地等学校等を指定する規則(平成16年3月30日教育委員会規則第2号・下部別表)
福島県例規集の市町村立学校職員の給与の支給に関する規則(昭和35年12月8日 人事委員会規則第8号・下部別表)
千葉県例規集のへき地手当等の支給に関する規則(昭和四十六年三月二十六日人事委員会規則第七号)
別表に掲げるへき地学校(市原市及び君津市に所在するものに限る。)
(上記のようにあるが、ネット上で別表が閲覧できない)

※福島県・千葉県は例規集へのURLをうまく示せないため条例Webアーカイブデータベースで代用
[100891] 2020年 12月 13日(日)19:30:35ekinenpyou さん
Re:海と島(41)「沖の島」情報に感謝など
[100886]hmt さん
「沖の島」については他にも色々書けることがあるのですが、内容が非常に長くなりそうなので
※高知県の離島に行こう。宿毛市の「沖の島」がおすすめ!(たびこふれ)・Google マップ(ストリートビュー)

などをご覧いただき、島めぐりをした気分を味わっていただければと思います。

※地元在住の地域おこし協力隊の方が作成したもので大戦中の遺構なども写真に収められており一見の価値ありです。
(作者の方のプロフィールに「新人狩猟者」とあって、時には危険も伴うお仕事も???)

[100874] サヌカイト さん
十島村と三島村役場って鹿児島市にあるけど、不便じゃないのかな
十島村役場 - Wikipediaを見る限りでは、役場移転の案もあるようですが(諸事情より)積極的ではないような気もしますね。

例えば薩摩川内市役所は甑島列島に無いので、(合併で)不便になった?というわけではないということでしょうか・・・

協議会だより(第2号)(3コマ・4「公共施設の基本的な考え方」より)
本庁については、新庁舎建設までの間は合併前の川内市役所とし、従前の関係各町村役場は、各種窓口業務機能だけでない従来の町村役場とほぼ同等の機能を有する総合的な業務を行う支所として、市民サービスの向上を図るよう必要な機能の整備・充実を図ります。

以下余談、甑大橋(藺牟田瀬戸架橋工区)が開通しましたより
令和2年9月6日~7日にかけて接近した台風10号に伴い,下甑島の鹿島でも災害に伴う断水が発生しましたが,開通した甑大橋により上甑島から給水車を輸送することができました。
新しい橋は早速役立っているようです。

本来は[100878]白桃 さん(川島飛地)にもコメントしようと思ったのですが
[100887]未開人 さん(へき地学校一覧)とあわせて後日投稿予定につきしばしお待ちください
[100882] 2020年 12月 8日(火)20:05:55ekinenpyou さん
Re:海と島(40)土佐と伊予とに分断されていた 沖の島、他
表題の島は過去ログにはあまり登場していなかったのでしょうか、(北部の母島は)複数回訪れたことがあるのでコメントします。
[100875]hmt さん
沖の島の愛媛県管轄区域が高知県に移管されたのは、明治9年という記載がありました。
そのように書かれている資料が多いようです。沖の島 (高知県) - Wikipedia
1876年(明治9年)2月25日 - 母島浦・久保浦・小矢野浦・鵜来島の所属県と所属郡が、愛媛県宇和郡から高知県幡多郡に変更される。

とありますが、[100875]冒頭の
明治7年までは 沖の島【現在は全島高知県宿毛市】に県境があった
厳密にはこちらが正しいと思われます、M7.7.7達により(M9より先行すること2年前に)所属県が高知県となり、M9.2.25布告21号で
「高知県管下」の「伊予国宇和郡」沖ノ島外二島を「土佐国幡多郡」に編入しました、太政類典へのリンクなども下記に示します。
愛媛県下沖ノ島外二島高知県ニ属ス高知県下伊予国沖ノ島外二島ヲ土佐国ヘ編入
【参考】府県及北海道境域沿革一覧

現在、孤島・沖の島の陸上では 過疎化が進行しています。
戦後の一時期に最大人口千数百人を数えた弘瀬部落は、2016年時点で 100人を切っているとか。
仰る通りです、本年は宿毛市の沖の島中学校9年ぶり再開へ 地元で1人が進学(高知新聞)
というニュースもありましたが、(へき地学校の条件を満たす)小中学校は(最も高い)5級地に区分されます。

へき地等学校等を指定する規則の一部を改正する規則議案(5コマ・沖の島中学校の再開についてより)
へき地学校とは、交通条件及び自然的、経済的、文化的諸条件に恵まれない山間地、離島その他の地域に所在する小学校及び中学校等をいい、当該学校に勤務する教職員等には、へき手当支給を支給する。

【参考】へき地教育振興法施行規則(昭和三十四年文部省令第二十一号)
廃校・休校 ~山から人が消えてゆく~ 高知県(左フレームの宿毛市)

以下、地元の方から「ここは離島ですが、居ますよ」というお話を伺ったので、それを裏付けるデータ

高知県第二種特定鳥獣(イノシシ)管理計画(H27.5.29の8,9コマ)
宿毛市沖の島でも55頭のイノシシが捕獲されており、県内全域においてイノシシの生息と捕獲が確認できます。
同上(H29.4の7コマ、毎年度50頭程度捕獲されているらしい、メッシュを見ると沖の島北西の鵜来島にも生息している模様)

【参考】沖の島の動物(酒井明 説話集29)
(現在生息しているものは過去に捕獲しきれなかったものの生き残りなのか、近年移動してきたものなのか謎は残ります)

[100878]白桃 さん
「この頃(1995年3月31日頃)茂原から睦沢に編入された区域は無かった。」ということです。
編入された地域が無いのに32人(1990年国調)の人口異動があったというのは本当に不可解ですね。
同感です、本件については恐らく統計図書館の国調関連資料をあたっても解決に至れるかどうか自信がありません・・・
川島飛地については後日コメントする?かもしれません・・・
[100872] 2020年 12月 5日(土)11:08:59ekinenpyou さん
Re:茂原と睦沢の境界変更
[100871]白桃 さん
私の手元にある「附表6市区町村の廃置分合・境界変更・名称変更一覧(平成2年10月2日~平成7年10月1日)」には
1995.3.1睦沢町→茂原市 人口異動 0
1995.3.1茂原市→睦沢町 人口異動 32
となっております。
仰る通りです、[81967]YT さんでも同趣旨の内容ですが、当方も原典コピーを所持&確認しております。

茂原から睦沢に編入された区域もあったのではないでしょうか。
もしそうであれば平成7年面積調(60コマ)
自治省告示第23号,市町の境界変更(長生郡睦沢町の一部を茂原市に編入)

は、「各一部を相互に編入」と記載されているような気もします。
もしくはこの告示以外にH7.3.1付で茂原から睦沢に境界変更が行われたという告示があれば話は変わってきますが、
確認できないので当方では不可解であると解釈しました。
[100870] 2020年 12月 4日(金)19:47:17ekinenpyou さん
Re:「クイズ」というか「なぞなぞ」というか
[100869]白桃 さん
氷川
早速の正解一番乗りです、お付きあいいただきありがとうございました。

「謎々」[100809]が出ていましたが、ヒントも出てはいるのですが、何が不可解なのか良く分かりません。
拙稿[100836]で示した通りH7.3.1の境界変更では睦沢町の一部区域のみが茂原市に編入されていますが、
国調組替人口では茂原市の人口が32人減少・睦沢町で32人増加したとしている点になります。
(千葉県統計年鑑では茂原市15人増加とありこれとも相違、人口異動の方向が反対で睦沢町→茂原市とするのが適切か)

※茂原市83,405人&睦沢町7,988人はH7.10.1現在の市区町村の境域に基づいて組み替えたH2.10.1現在人口
[100868] 2020年 12月 3日(木)19:54:28ekinenpyou さん
熊本県庁の所在地など
関連投稿[99139]さざ波 さん・[99140]グリグリ さん
表題の件、現在の所在地は同市中央区ですが明治期はまだ市外の郡部(飽託郡出水村健軍村の境界付近)で
大正初期に※鉄道駅名にもなった水前寺は公称の大字名ではありませんでした。

※駅開業時の所在地は出水村(字)国府(T3鉄道院告示48より)

従来の県庁は現在地よりも西側に存在、移転時期については熊本県庁の位置に関する条例より法的には
昭和42年3月規則第5号で、同42年3月3日から施行
【参考】熊本市の発足(三井住友トラスト不動産サイト)

余談ですが、明治期まで健軍村の大字はいずれも難読で健軍(たけみや)・神水(くわみず)でした。
後者は現在でも同じ読みですが、前者についてWikipediaでは
大正末期から本来の「たけみや」ではなく音読みの「けんぐん」と読まれることが一般的になっており、合併後の町名の読みは正式に「けんぐん」となった。
とあります、(裏付けもかねて)以下に当時のもので読み(ローマ字含む)が記載された資料をいくつか示します。

「たけみや」としている資料
郡区町村一覧新旧対照市町村一覧
地名索引(健宮とあるが、読み「たけみや」から気を利かせて「軍」を「宮」に変えてしまったところ実はそれが誤りだった?)

「けんぐん」としている資料
市町村大字読方名彙(ただし大字の読みは「たけみや」としている)・熊本県下市町村要覧日本地名大辞典(ローマ字「Kengun」)

(Wikipediaの記述通り)確かに大正期以降の資料で既に「けんぐん」としているものが存在しているようです。
なお、Wikipediaでは昭和11年の合併後正式に読みが変更されたともありますが、
合併まで「たけみや」という読みが正式なものだったかについては議論の余地があるかもしれません。

【おまけ】
今回は至極簡単な謎々です、過去ログから察するに千本桜さん・伊豆之国さんあたりは即正解できそうですが・・・

1・現存している市区町村名(名称から末尾「市区町村」は除く、政令市は市名のみで区名は対象外)
2・かつて国鉄(日本国有鉄道が存在したS24.6.1~62.3.31の間に限る)にあった国鉄の鉄道駅名(現在同一駅名なし)
3・地名の入った歌コレクション(落書き帳アーカイブズ)に記載のある演歌歌手の苗字

以上の3条件を全て満たすものをお答えください、条件2は石川駅(弘前市)など現存していたり
石川町駅(横浜市)など少しでも名前が異なる場合は×とします。(つまり「石川」は条件1&3は○ですが2は×)
条件3の定義がややあいまいなので複数回答があるかもしれませんが恐らく同じものを思いつくはず???
[100852] 2020年 11月 22日(日)19:12:50ekinenpyou さん
Re2:海と島(39) 日本の領海等外縁の根拠となる島 と 低潮線の保全政策
表題の件、別投稿で追加補足しておきます。
[100846] hmt さん
この中で、地名探しに苦労したのが 139鳥屋鼻でしたが、今回の記事中で引用した★直線基線・九州の終点(ラ地点)でした。
上記リンク先には
35°02′28″ 132°15′15″ (鳥屋鼻北端)
とありましたが、地理院地図では「鳥屋鼻」という名称は見あたりませんね、ただし拙稿[100847]で触れたPDFには
「十島」(島根県江津市・鳥屋鼻)とありその近傍とみて支障ないでしょうか。

【参考】地理院地図における低潮線保全区域の表示(総合海洋政策本部)

(こうした地名は)近年の海図には記載されているのかもしれませんが、例えば本洲沿岸水路誌(右下)で
多用されている「鳥山鼻(岩和田角)」も各種地図サイトでは記載が無いようです。

※前述資料は戦前のものですが、例えば海の難所(12コマ右上)にも「鳥山鼻~野島埼間」と記載があることから
(地名・地形の変更は無く)現存していると思われる。

【参考】鞆浦とその周辺の海岸部地名より
ここに言う「地名」は、一般に理解・受容されている地名と、次のような点で、少し異なっている。
1.文字(とくに漢字)で表されることが少なく、地形図・海図等の地図類に記載されることが稀である。
2.生業に密着していて、その数はきわめて多く、しかも、生業従事者の口頭伝承が、地名の存続・変遷に大きく関与している。
3.通用する範囲は小規模にとどまりがちで、使用語・理解語において、個人差が認められる。
前述「鳥屋鼻」「鳥山鼻」などの地名は(近年地図サイトに掲載された)「ソビエト」などの奇妙な島名と同様に
上記の類なのかもしれません・・・

【おまけ】
地名コレクション(海岸系)を見てみると、この類の地名(岬角など)は各種地図サイト間で
比較的掲載内容の共通性が保たれているようなので、前述本洲沿岸水路誌(巻末地名索引あり)の他、
少し年代の古い資料を見ると、あまり地図で見かけないような地名が見つかることがあります。

帝国地名大辞典(岬角)など、単に別名という場合もありますが・・・
[100847] 2020年 11月 20日(金)19:24:46ekinenpyou さん
Re:海と島(39) 日本の領海等外縁の根拠となる島 と 低潮線の保全政策
[100846] hmt さん
かつて奇妙な島名に注目した[86180]ことがある #111「ソビエト」という島も、地理院地図に登場。海面から聳え立つ島?
地理院地図で名称ローマ字は(連想されるものとは微妙に異なる?)「Sobieto」とありました、その類ですと

【こちら】も恐らく過去ログには未登場のような気も・・・

末尾の「ソリ」は平成23年5月に地図・海図に記載する名称を決定した離島(10島)の8番ある島と
同類のネーミングと思われるが実は戦前の地図にもあるかなりの古参です。
【参考】(南東隅の方)

と、投稿予定だった内容を大幅に逸脱していますが、小ネタ故ご容赦ください・・・近日本題を・・・

[100839]スカンデルベクの鷲 さんは既に正解していると思いますが、その他の方向け?
[100838] 拙稿謎々追加最終?ヒント → [100830] 白桃 さんの投稿の中にあります。
[100841] 2020年 11月 16日(月)19:36:03ekinenpyou さん
Re:過去の隣接数など
[100839]スカンデルベクの鷲 さん
早速のフォローありがとうございます。

隣接対象を政令区まで広げて
説明が漏れておりました。元データ(行政区域データ)で政令市は区ごとに境域が作成されていますが、
統合した状態に加工して隣接数をカウントしております、従って政令区は回答の選択肢にはなりません。

パラパラ地図(つかんぼやと)でも10自治体に隣接しているようには描かれていないので
こちらも確認しました、(パラパラ地図には)完全版と簡易版があり後者のみで判断していました。
(前者では仰る通り非隣接であるように描かれているとみて差し支えありません)

とヒントを少し増やしてみましたが、具体的な正解の発表については後日行う予定です。

【おまけ・コレクション担当者ではありませんが】
[100837]勿来丸 さん
大田原市北大和久/那須烏山市南大和久

那須郡 - Wikipediaにもありますが、従来は双方とも単に「大和久村」と称していたようです。
(同一名を区別するために?明治期に改称)

那須郡誌(金田村・中央付近)にも以下の記述があります。
「(大字)北大和久は下江川村(大字)南大和久に対して称す」

コレクションの趣旨は「同一地域を表す地名が、都道府県境、市町村境、区境によって分断された地名」であり、たまたま一致しただけの地名は対象としていません。
恐らく「たまたま一致した(していた)だけの地名」に該当するのでしょうか・・・
福島県の矢吹村にも同じ名前の大字があったようです。
【参考】矢吹町 - Wikipedia
[100838] 2020年 11月 15日(日)10:23:02ekinenpyou さん
市区町村隣接関係一覧(GISソフト使用)など
日本一隣接する自治体が多い市区町村はどこ? ArcGISブログ
雑学的な内容の課題をきっちり計算で求めることができるのも、GIS の魅力のひとつです。

ということで、ちょっとした気分転換もかねてサイト内にある【A】市区町村隣接関係一覧(いつもNAVI準拠)と
【B】国土数値情報 行政区域データ(令和2年1月1日時点)を簡単に比較してみました。(北海道の北方地域6村は除く)

※GISソフトはArcGISではなく、QGISを使用
【参考】
無償・低コストでGISを導入する方法知りたい
Find Neighbor Polygons in a Layer - QGIS Tutorials and Tips
今回は全数を比較しただけで内訳までは未精査、隣接数が同じで内訳不一致というものがごくまれに存在するかもしれません

【A】で隣接としているが【B】では隣接していない(非隣接)としているものは以下の通りでした
(GISソフト仕様上非隣接となる)架橋等隣接(サイト内薄緑色)の全て(15組・詳細略)及び
東京都檜原村&山梨県小菅村・愛知県半田市&高浜市・大阪府河南町&奈良県御所市

その逆【B】で隣接としているが【A】では隣接していない(非隣接)としているものは以下の通り
宮城県蔵王町&山形県山形市・秋田県井川町&大潟村・群馬県中之条町&嬬恋村
山梨県北杜市&長野県原村・南牧村&原村・麻績村&生坂村・大阪府千早赤阪村&奈良県葛城市
福岡県那珂川市&佐賀県上峰町・福岡県岡垣町&鞍手町・佐賀県佐賀市&白石町・鹿児島県姶良市&さつま町

元データ(行政区域データ)の内容に少々(大いに?)疑問があるもの※も含まれておりますが
過去ログに登場しているもの(境界未定のため地図サイトによる見解相違など)もありますので
この程度の違いであれば及第点といえるでしょうか・・・(国土数値情報を利用する上での注意点も判明しました)

佐賀県上峰町など(リンク先下部参照)、他の市区町村との位置関係で隣接行政区域としているが、
行政区域境界の歴史的変遷で確認すると2015-01-01時点以降から北部の境界未定地域の境域が変化している(行政区域データのミス?)

【おまけ謎々】
前述の通り、行政区域データは過去の境域のものもあるのでその時点での隣接数も容易に調べることができます。
そこで、北海道内で10以上の隣接数となる(なっていた)市町村を以下にリストアップしてみます。
市町村隣接数(現状)隣接数(H7)
芦別市1313
札幌市1111
旭川市1111
北見市11-
上川町1112
幌加内町1112
-10

表中の-は10未満、「?」にあてはまる市町村をお答えください

白桃さんが「平成の大合併」なかりせばというコンテンツを作ったようなので今回は1995(H7.10.1時点)隣接数を選んでみました。

ヒント
全国都道府県別・市町村合併新旧一覧図ではいまいちよくわからず、
つかんぼやと(市町村変遷パラパラ地図)などを参考にした方が良いでしょうか・・・
[100836] 2020年 11月 14日(土)20:18:38ekinenpyou さん
平成27年国勢調査における人口異動を伴う境界変更一覧について【続編結び】など
拙稿[100809]謎々について最終ヒントです(ほとんど答えそのままですが・・・[100198]勿来丸さんの投稿に類似)
茂原市例規集から引用
○市町の境界変更

平成7年2月22日自治省告示第23号

市町の境界変更

地方自治法(昭和22年法律第67号)第7条第1項の規定により、千葉県茂原市と長生郡睦沢町との境界を次のとおり変更する旨、千葉県知事から届出があった。

右の境界変更は、平成7年3月1日からその効力を生ずるものとする。

茂原市に編入する区域

長生郡睦沢町大字川島字目黒1960の1から1960の11まで、1961の1から1961の12まで、1962の1から1962の29まで、1963、1964の1、1964の2及びこれらの区域に隣接する道路である国有地の全部

千葉県統計年鑑(平成8年)の市町村廃置分合,境界変更及び名称変更(エクセル:175KB)から引用
この表は大正元年から平成 8年10月 1日までの間の市町村の廃置分合,境界変更,名称変更を市町村別一覧表に揚げたものである。ただし、廃置分合,境界変更で面積及び人口の移動が伴わないもの,又は土地改良によるもの,移動面積が僅少の場合は揚げていない。なお,面積,人口は各回の国勢調査によるものであるが,分割合併,境界変更によるものは地方課の資料による。
(表中の)茂原市の箇所
平 7. 3. 1 長生郡睦沢町の一部を編入 0.0 15

以上で(どの箇所が不可解かという)答えがわかるはずです。

[100834]白桃 さん
熊本県・前編の冒頭では、関係ない石川県の話をしてしまいましたが、石川さゆりさんは熊本出身ですからお許しを。

成程、事前に投稿順序を考えているのでしょうか?あまり詳しくありませんが
こちら(PDF3コマ)左側に懐かしい?記事がありました。
[100816] 2020年 11月 9日(月)18:17:40ekinenpyou さん
Re:大島コレクション 更新しましたなど
[100814]星野彼方 さん
お忙しいところ、地名コレクションへ登録していただきありがとうございます。
読みは地理院地図でも確認できますが、こちら(25&26)の記載と相違ないようです。

【参考】読めない地名も読み上げてくれます ~地名情報を機械判読可能なデータ形式でウェブ提供実験開始~

大変便利でありがたい機能なのですが若干気になる点もあり、
一例として埼玉県小鹿野町両神小森にある2つのバス停と地名の対比を示します。
その1

地理院地図

こちらは特に問題ないのですが・・・

その2

地理院地図

小鹿野町サイト(町営バス)ストリートビューでも調べたが読み方までは記載なし?
バス停と地名の読み方が必ずしも同じではなくても良いのですけれど・・・

[100811]伊豆之国 さん
都県境変更による人口移動は、相模原市民から町田市民になったほうがその逆よりも断然多い

もしかすると拙稿[100809]での謎々の正解が既にわかっていらっしゃいます???
もう少しはっきり書いてしまっても良かったのかもしれませんね
追加ヒントは[100198]勿来丸さんの投稿とでも書いておきましょうか・・・
(これでだいたいの方は答えがわかると思いますが)
[100809] 2020年 11月 7日(土)20:16:45ekinenpyou さん
平成27年国勢調査における人口異動を伴う境界変更一覧について【続編2】
拙稿[100806]の続きです、相模原市と町田市でしばしば発生している境界変更については
過去ログでもしばしば取り上げられていますが、要約したものとして
東京・町田市と神奈川・相模原市で一部地域を交換! なぜ“トレード”するのか聞いてみたも別途参考になるものと思われます。

※以下(相模原市のサイトからは既に削除されているようなので)WARPでのリンクを示しておきます。(PDFも閲覧可)
平成22年12月1日から町田市との行政境界の一部が変わります
平成25年12月1日から町田市との行政境界の一部が変わりました

以上を踏まえ、平成27年国勢調査の第1巻と2巻で内容の異なる2点について補足しておきます。
相模原市(南区)から町田市への異動(23人)がH22.12.1ではなく、H25.12.1になっている

上記に関しては[81933]hmtさんに詳細な解説があり
この人口異動は、もちろん相模原市南区上鶴間本町8丁目から町田市金森に変更された 10棟の住宅 の住人です。

との分析通りで異動日付は第1巻のH22.12.1とするのが妥当と思われます。
(H25.12.1境界変更でも南区からのごくわずかな領域が町田市へ編入されていますが、多数の人口は異動していないと思われる。)

しかしながら
相模原市(中央区)から町田市への異動(合計6人)がH22.12.1(1人)とH25.12.1(5人)の2回に分かれている
上記については大半がH25.12.1の異動であることは推察できますが、全数であるかは不確実であり
結論は出せませんでした。(同一資料だが別々の巻号で内容が異なるというのは珍しい?)

【おまけの謎々1点】
人口異動を伴う境界変更一覧の中に不可解な人口異動が当方の知る限り1件混ざっています。(前述内容は除く)
それはどの箇所でしょうか?理由を添えてお答えください

ヒント・H2.10.2以降の境界変更の中にあり、国勢調査人口にあまり詳しい方でなくても恐らく正解できます。
※サイト記載内容の誤りではなく、国勢調査報告の内容自体が不可解ということになります
(回答は後日投稿予定ですが必要であれば追加ヒントを出します、多分不要と思いますが・・・)
[100806] 2020年 11月 6日(金)20:34:32ekinenpyou さん
平成27年国勢調査における人口異動を伴う境界変更一覧について【続編1】
以下、投稿保留(長期放置してすみません)分から

表題のサイト内コンテンツはこちら
関連投稿は拙稿[99122]の【おまけ】および[99130]YT さん・[82014]グリグリさん参照のこと

「参考5 市区町村の変更情報一覧(平成22年10月2日~平成27年10月1日)」の方は、熊本市の区の設置以外、基本的に人口の異動を伴う境界変更の情報が皆無です。
中略
総務省統計局の方針が変わったのでしょうか?どうみても境界変更の情報が足りていません!

ということでしたが、
平成27年国勢調査報告 第2巻 人口等基本集計結果 その2 都道府県・市区町村編(12分冊)
参考6に当該情報が掲載されていることを確認しました。

※12分冊のいずれにも全国分の境界変更情報掲載(したがって、どれか1分冊だけ見れば良いです)

内容はサイト内コンテンツとほぼ同じでしたが
2011年(平成23年)4月1日の稲沢市と清須市の人口異動は相互に異動していることが判明していますが、正確な異動人口は今のところ不明です

以上の点については
稲沢市 減少94・清須市 増加94&減少10となっていました。(差引は清須市 増加84)

なお、同書には以下の記述(内容は抜粋要約)もありましたが

H22.12.1 東京都町田市 増加1・神奈川県相模原市(中央区) 減少1
H25.12.1 同上 増加5・同上(中央区) 減少5
H25.12.1 同上 増加23・同上(南区) 減少23

[99130]YT さんで示していただいた内容(一部改変)は以下の通りで
平成22.12.1 神奈川県相模原市の一部(9世帯23人)を町田市に編入
平成25.12.1 神奈川県相模原市の一部(4世帯6人)を町田市に編入

上記に倣ったサイト内コンテンツとは少々異なるため※、本件については(少し長くなるので)後日別途補足を追記予定ですが、
取りあえずログに残す目的でここまでの内容を分割投稿しておきます。

※以下の2点
相模原市(南区)から町田市への異動(23人)がH22.12.1ではなく、H25.12.1になっている
相模原市(中央区)から町田市への異動(合計6人)がH22.12.1(1人)とH25.12.1(5人)の2回に分かれている
[100800] 2020年 11月 5日(木)20:51:03ekinenpyou さん
Re:国勢調査 低い回収率 期限を 10/20 まで延長など
引き続き、本題に入る前に小ネタ1件追加

[100463]hmt さん
デジタル通信環境が普及しつつあるとは言え、国勢調査オンライン回答 35.1% という数字を見せられた実感。

(上記の数字と意味が少し異なると思いますが)令和2年国勢調査の概要(9コマ)では
インターネット回答率のチャレンジ目標50%(必達目標は40%)とありました。
数字は暫定ですから、(必達目標にほど遠いというわけでもないので)それなりに健闘はしているのかもしれません・・・

なお、前回は全体の36.9%がオンライン回答だったそうです。
【出典】平成27年国勢調査の実施状況 ~世界最大規模のオンライン調査の実施~(5コマ)

また、同上資料(7,8コマ)では前回調査におけるオンライン回答者のうち
「操作が簡単だった」「次回もインターネットで回答したい」→「いいえ」
と回答した(アンチな?)方【注】は70歳以上の高齢者層ではなく20歳未満の若年層で最も割合が高くなっています。

【注】上記内容について回答義務はなかったと思うので、オンライン回答を行った方の全数ではないと思われる。

【おまけ参考】
国勢調査員が「インターネット回答」を勧める理由 「紙」でもできるけど...実際どう違う? J-CAST ニュース

諸外国のセンサスの状況
(2コマ・例えばアメリカでは2000年のセンサスで、従来の調査方法に加え、
新たに地域等に応じてインターネット等による回答を採用)

直接調査員が出向かないと回答を得られない世帯が一定割合存在するとか、
回答項目数が多いと回答率が低くなる傾向があるという点は恐らく万国共通のようですが・・・
[100789] 2020年 11月 4日(水)18:41:45ekinenpyou さん
第五十五回全国の市十番勝負(問六)関連
前回投稿から少し間が開きましたが、手持ち島名リストと比較したところ以下も該当するようなのでご確認ください。
■大島のある市(大島コレクション)
参考HP:地名コレクション 大島コレクション

日立市いすみ市
【参考】こちら詳細リスト(43&45)

その他は少し長くなるのでまた後日・・・


… スポンサーリンク …


都道府県市区町村
落書き帳

パソコン表示スマホ表示