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[115539] 伊豆之国 さん
今から31年前の夏、下北半島～八甲田山を3泊4日で回ったことかありました。
この時、東通村の内陸部にあった「下北半島温泉」というホテルに一泊しています。しかし、だいぶ前から宿泊検索でも見つからず、既に廃業(休業)しているようなのです。
(略)
「下北半島温泉」は、「平成閣」と名乗っているので、平成に入って間もなく開業したと思われ、私が宿泊した時(平成6年)は、まだ建物も新しく、ロビーや客室などの様子はもう覚えていないのですが、大浴場の印象は今もはっきり記憶しており、温度が違う浴槽に分かれていたこと、森に囲まれた石造りの露天風呂があって、爽快な気分だったことを覚えています。

興味を持ちましたので、調べてみました。
本当に情報が見つからなかったですね。
出てきた情報というのは、「旅館業法許可施設」(保健所の許可も含む)、国民年金機構の「持ち主不明の記録のある事業所一覧表」、青森県の「水質汚濁防止法等関連施設・事業場一覧」といった公的情報でした。
これらにより、運営会社は「下北半島開発株式会社」という会社名であり代表者の名前も出てきました。

ここから追ってみると、1989年に許可が出ており、1997年に会社自体が破産しているようです。
この時点で閉鎖したか、他の会社に譲渡し営業を続けたのかもしれませんが情報は出てきません。
さらに10年後の2007年にニュースになっているので、情報を載せておきます。
「青森県むつ市の漁協で５千万円流用、組合長らを告訴へ」

なお代表の方(BBS上では名前を伏せます)は、昨年春に亡くなられています。
東通村との事なので、おそらく同一人物だと思います。
(新聞のお悔やみ情報をまとめたサイトが引っ掛かりました)

インターネットアーカイブからの調査では、2003年夏頃までは予約可能だったらしいです。
「やどとまるドットコム」
個人のまとめサイトのようなものなので、年月は正しくないかもしれませんが、営業終了は20年以上前なのは確実な感じです。

東日本大震災での営業停止ではなく、バブル崩壊による営業停止の方が当たりのような気がします。
部屋数29室で料金10,000円では、到底儲からないです。

ただ気になるのは、google SV/mapでの見え方ですね。
2013年までは入口付近は草刈りの手入れがされているようですし、空中写真を見る限り2021年でも廃墟と呼ぶには綺麗すぎると思います。
道路がくっきりと映っているので、手が入っているのは間違いないです。