横浜市と道志村の合併は、越境合併でしかも飛び地になるということもあって現実味が薄いですが、現に政令指定都市と過疎地の合併が検討されている京都市・京北町、広島市・湯来町の場合についても、横浜市・道志村の場合と同様に計算してみました。
まず京都市と京北町ですが、京北町は左京区・北区・右京区のいずれかに編入という方向のようですので、それぞれの区に入った場合の人口・面積・人口密度の変化です。
京都市
(京北町編入前) |
人口 | 面積 | 人口密度 |
1,467,705人 | 610.22平方km | 2,275.03人/平方km |
(京北町編入後) |
人口 | 面積 | 人口密度 |
1,474,391人 | 827.9平方km | 1,780.88人/平方km |
左京区
(京北町編入前) |
人口 | 面積 | 人口密度 |
171,556人 | 246.88平方km | 634.97人/平方km |
(京北町編入後) |
人口 | 面積 | 人口密度 |
178,242人 | 464.56平方km | 383.68人/平方km |
北区
(京北町編入前) |
人口 | 面積 | 人口密度 |
126,127人 | 94.92平方km | 1,227.14人/平方km |
(京北町編入後) |
人口 | 面積 | 人口密度 |
132,813人 | 312.6平方km | 424.87人/平方km |
右京区
(京北町編入前) |
人口 | 面積 | 人口密度 |
195,587人 | 74.27平方km | 2,456.31人/平方km |
(京北町編入後) |
人口 | 面積 | 人口密度 |
202,273人 | 291.95平方km | 693.83人/平方km |
京都市はもともと行政区域に山間部を含んでいるため、政令指定都市の中では人口密度は低めですが、京北町との合併で2,000人/平方kmを切ってしまいますね。
左京区ももともと、私の仲間がいるらしい(笑)山間部の面積割合が多いことから、人口密度が1,000人/平方km未満ということもあるので、それほど大きな変化を感じませんが、北区または右京区に入った場合、特に右京区は「ガックリ」下がってしまいますね。
もっとも地図を見たところでは、右京区と京北町は隣接していても道路がつながっていないので、右京区編入はありえなさそうですが。
私は京北町から京都市中心部への交通体系などを考えると、北区編入がいいと思っていましたが、人口密度だけを考えたら左京区編入のほうがいいのでしょうか。